このページのまとめ
- 面接では表情や話し方、企業研究をどの程度できているかなどが見られている
- 一次面接から最終面接まで面接官が見るポイントは異なるため、それぞれの対策が必要
- 面接でよく聞かれる質問への回答を準備し、模擬面接などの対策をすることが重要
「面接でうまく答えられるか不安…」「どのような準備をすればよいか分からない」などと悩む方は多いでしょう。
この記事では、面接官が見ている9つのポイントや、面接当日を自信を持って迎えるためにできることをまとめています。
選考を突破するためには、面接官の目線で評価されるポイントを理解し、自分を採用するメリットを端的に伝えることが重要です。この記事を読めば、面接の通過率を上げて内定獲得に近づけるでしょう。
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- 面接官が見ている9つのポイント
- 1.応募書類の書き方やまとめ方
- 2.第一印象
- 3.話し方や言葉遣い
- 4.表情
- 5.社会人としてのマナー
- 6.企業研究をどの程度できているか
- 7.質問の意図を汲み取って回答できるか
- 8.強みを自社で活かせそうか
- 9.自社で長期間活躍してくれそうか
- 選考段階別!新卒採用で面接官が見ているポイント
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
- 面接官の対応で合否を見極めるポイント
- 面接官が見ているポイントについてのキャリアアドバイザーのアドバイス
- 採用担当者の目線で考えれば面接の突破口は見えてくる
- 企業ごとに面接を通過させる基準を設定している
- 企業が新卒の学生に期待する資質や能力
- 新卒の採用面接でよくある質問30選を項目別で紹介
- アイスブレイクでなされる質問
- 自分に対する質問
- 会社に対する質問
- その他に対する質問
- 逆質問の準備は万全に
- 面接の印象をアップさせる3つのコツ
- 1.口角を上げる
- 2.目線を逸らさない
- 3.面接官の言葉にうなずく
- 面接の通過率を上げるためにできること
- 企業研究を入念に行う
- 想定される質問の回答例をまとめる
- 模擬面接で実践形式の対策をする
- オンライン面接で気をつけたいポイント
- 面接官が見ているポイントを気にしてしまうあなたへ
面接官が見ている9つのポイント
新規採用者に対する面接では、応募書類がきちんと書けているかはもちろん、マナーが身についているか、自社で長期にわたって活躍してくれるかなどが見られています。ここでは、面接官が見ているポイントを9つ紹介しているので、それぞれを踏まえて適切な対策を施しましょう。
1.応募書類の書き方やまとめ方
エントリーシートや履歴書などの応募書類について、読み手を意識して丁寧に書かれているかを見られている場合があります。応募書類をパソコンで作成するケースも増えていますが、手書きで提出を求められた場合、読みやすい文字サイズで丁寧に書かれていると、仕事も丁寧に取り組んでくれそうな印象を抱かれやすいです。
一方、短時間で殴り書きをしたような応募書類は、雑な印象が出てしまうのは無理もありません。また、誤字脱字が多く、空白が目立つような応募書類では熱意のアピールにもつながらないでしょう。
応募書類の体裁だけを見ても、就職への熱意や本気度を評価される可能性があります。丁寧な印象を与えられるよう、応募書類の書き方やまとめ方には注意しましょう。
2.第一印象
面接官は、学生が面接室に入った際の第一印象も重視しています。応募者の雰囲気はエントリーシートや履歴書からは判別できず、初見の感覚で自社とマッチしそうか見られていると考えておきましょう。
一度抱いた印象をあとから払拭するのは難しいので、堂々とした態度や振る舞いを意識し、口角を上げて明るい笑顔を絶やさないようにするのがポイントです。
3.話し方や言葉遣い
面接中は、話し方や言葉遣いも見られています。
・聞き取りやすい声の大きさとスピードである
・結論ファーストで理解しやすい回答ができている
・面接官の目を見て話せる
・正しく敬語を使える
面接では緊張して話すスピードが速くなりがちなので、意識的にゆったりと話すと余裕があるように見られるのでおすすめです。逆に、自信がない回答は声が小さくなってしまうため、面接中は声のボリュームを一定にして話し続けることも意識するとよいでしょう。
話し方や言葉遣いは、面接官に与える印象を左右する要素になります。模擬面接を中心とした実践的な対策をして、場慣れをしておきましょう。
4.表情
面接官は、応募者の表情も見ています。自分が話す最中は意識しやすいですが、面接官が話しているときは真顔になりがちなので注意が必要です。
ほかにも、集団面接やグループディスカッションなどでほかの就活生が話している際に、表情がこわばったり真顔になったりすることもあります。
常に表情を意識する必要はありませんが、できる限りリラックスして、普段の柔らかい表情が自然と出るように心掛けましょう。
5.社会人としてのマナー
面接官は、応募者に社会人としての基本的なマナーが備わっているかも見ています。以下のような項目は、面接において必須といえるマナーです。
・入室時に3回ノックする
・着席する前に一言挨拶をして一礼する
・面接の終了時にはお辞儀をしてから退室する
全てのマナーを完璧に守れていないと面接を通過できないわけではありませんが、就職への本気度を測る意味では、細かな立ち居振る舞いをそつなくこなせるかも見られています。
また、面接会場には10分前を目安に到着できるように行動し、遅刻をしないようにしましょう。時間を守れないのは社会人としてマイナス評価をされる可能性が高いため、時間に余裕をもつようにしてください。
6.企業研究をどの程度できているか
面接では、応募者の入社意欲を測るために、企業研究がどの程度できているかを判断材料にしています。なぜなら、入社意欲の乏しい学生を採用してしまうと、就職後のミスマッチや早期離職が起きる確率が高まってしまうからです。
企業研究が入念に行えている場合、志望動機や自己PRなどは、その企業だからこそいえる具体的な内容にまとめられます。また、企業の業務内容や事業について理解できていると、入社後のビジョンや抱負にも具体性が出るものです。
しかし、企業研究は時間がかかるため、入社意欲がそれほど高くない場合はおろそかになることもあるでしょう。企業理解が甘いと自己PRも差し障りのない内容になってしまい、面接官へのアピールは難しくなります。
就職への本気度をアピールするためにも、企業研究に力を入れてきたことが伝わるような志望動機や自己PRを準備しましょう。
7.質問の意図を汲み取って回答できるか
面接官は、応募者が質問に対して意図を汲み取って適切に回答できるか、会話のキャッチボールをしっかりできるかどうかも見ています。仕事では社内外を問わずさまざまな立場の人とやりとりをするため、円滑なコミュニケーション能力が欠かせません。
上司への適切な報告はもちろん、クライアントとの商談や折衝においては、相手の立場を踏まえてどのように話すべきか、伝え方も含めて考える必要があります。
面接においても、質問の意図を踏まえて適切に回答できれば、「就職後もスムーズにコミュニケーションがとれそうだ」と評価されるでしょう。
面接では質問への答えがすぐに出てこない場合もあります。「面接で緊張しないコツとは?答えに詰まったときの対処法も解説」で質問への回答法を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
8.強みを自社で活かせそうか
面接官は、応募者の強みや長所が自社で活かせそうかも評価しています。採用計画を立てるにあたって、どの部署にどのような人材が必要であるか議論がなされたうえで、自社に必要とする人材であるか判断するために面接をしています。
面接では、自己PRやガクチカなどで自分の強みをアピールしますが、自分目線ではなく、採用担当者の目線が重要です。企業があまり重視していない強みをアピールすると、魅力的に映らない可能性は上がってしまうでしょう。
「自社にマッチする人材を獲得したい」という企業の意図を踏まえて、自分の強みの見せ方を企業に合わせていくことが大切です。
9.自社で長期間活躍してくれそうか
面接官は、入社してから長きにわたって活躍してくれるかを慎重に判断しています。強みを活かせるかどうかに関連して、新規採用においては、将来の伸び代を踏まえた成長性も見られていることを覚えておきましょう。
採用には人的・時間的なコストがかかっているため、採用してすぐにミスマッチが起きるのは避けたいものです。そのため、面接官は応募者の言動や価値観・考え方などを総合的に判断して、長期的に活躍するイメージを抱けるか見ています。
仮に、面接でどれほど手応えがあっても、企業との価値観や社風とマッチしなければ、不採用になることもあるでしょう。就職活動は企業と応募者がマッチングする機会なので、自分を採用するメリットを魅力的に伝える努力を重ねることが大切です。
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選考段階別!新卒採用で面接官が見ているポイント
面接は一次・二次・最終などと複数回用意されているのが通常で、担当する面接官のポジションは徐々に上がっていきます。そのため、選考段階によっても応募者を見る目線や評価するポイントが異なるものです。
ここでは、選考段階別で面接官が見ているポイントを紹介するので、これから控えている面接に合わせて、どのような点に注意すべきか把握しておきましょう。
一次面接
一次面接の面接官は若手社員が担当するケースが多く、現場で働く目線から職場に馴染めそうな人材か、一緒に働く社員として適切であるかどうかなどを見られています。
応募者の人柄を中心に見ることが多く、面接官自身の経験も浅いため、第一印象やマナーといった基本的な項目を基準として合否に反映させるケースもあるようです。
一次面接で企業が評価する項目は、「一次面接の頻出質問7選!企業の評価項目と回答例・落ちる人の特徴を解説」でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
二次面接
二次面接の面接官は、担当部署や採用予定の部署の責任者といった中堅社員が担当することが多いです。管理職としての経験も踏まえ、応募者の能力や強みが自社の仕事に活かせるか、業務内容を理解して活躍できる人材であるかなどを見る傾向にあります。
一次面接は集団面接になることが多い一方、二次面接は個別面接になるケースが大半で、話を聞ける時間も長く設定されます。そのため、質問への回答をさらに掘り下げて、再度質問されることもあるでしょう。
入念に企業研究をして具体的な回答を用意できると、深掘りされる質問にも自信を持って答えられるはずです。
最終面接
最終面接は、社長や役員が面接官を担当するケースがほとんどです。
改めて志望動機や自己PRを尋ねられることもあれば、自社で働くことを前提に、どれほど貢献できる人材であるかや、自社にとって有益な人材であるかをチェックされる場合もあります。
最終面接で不合格になることもあるため、今までの面接で回答してきた内容を踏まえて、一貫性のある受け答えを意識しましょう。
最終面接に向けた準備については「最終面接の質問で新卒に求められること|回答例や逆質問の対策を解説」をご覧ください。
面接官の対応で合否を見極めるポイント
面接を受けると、確かな手応えを抱くこともあれば、不合格の可能性が高いと感じることもあります。面接官の対応によって合否をある程度予測できるため、以下の兆候があるかどうかで今後に備えておくことも大切です。
合格の可能性が高いやり取り | 不合格の可能性が高いやり取り |
---|---|
・面接時間が想定よりも長い ・会社の詳しい情報を話してもらえる ・話を聞いてくれる感覚が強い ・次回の日程について聞かれる |
・面接がすぐに終わる ・業務の本質的な内容に触れない ・面接官の反応がイマイチ ・アピールした内容が否定される |
上記はあくまで一例ですが、面接官の様子も含めて冷静に判断できるようになると、就活の準備や対策も効率よく進められるようになるでしょう。
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面接官が見ているポイントについてのキャリアアドバイザーのアドバイス
その面接を担当している社員の役職に合わせて、強調するアピールポイントを変えることが好印象に繋がります。
面接回数は企業によって異なる場合もありますが、「1次面接」「2次~最終面接前」「最終面接」の3フェーズでアピールポイントを分けるのが効果的。
1次面接は基本的に人事担当者が面接官となり、「社風に合いそうかどうか」「次の面接担当者に合わせるレベルに値するか」を判断することが多いです。そのため、「愛嬌」「自PR」など自分自身のことを知ってもらうアピールが効果的です。
2次~最終面接前は現場の部長などが出てきます。その場合、「今現場で活躍している社員と同じ素質があるか」が見られるので、大変なことがあっても諦めずに努力した経験など、活躍できるという点をアピールすることが効果的です。
最終面接では社長や取締役が出てくるため、「志望度」をメインとしたアピールが効果的。面接フェーズによって面接官の立場も変わるので、求められているものを意識して好印象の与え方を変えていきましょう。
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採用担当者の目線で考えれば面接の突破口は見えてくる
就職活動においては、自己分析を通じた自己理解と、業界・企業研究を踏まえた企業理解の2つが欠かせません。そのうえで、面接では自分が伝えたい内容ではなく、面接官の立場に立って伝えるべき内容を見極めることが大切です。
面接官が見ているポイントは「自社で求める人物像とマッチしそうかどうか」に集約されます。たとえば、応募する企業が、何事にも前向きにチャレンジできる行動力を求めていると分かれば、積極性やチャレンジ精神が伝わるエピソードを伝えるべきです。
企業によって求める人物像が異なる以上、各企業で同じ強みをアピールしても高評価は獲得できないでしょう。面接官の立場に立って自分が面接で話そうとしている内容を客観的に捉えて、採用するメリットがありそうか考えてみてください。
企業ごとに面接を通過させる基準を設定している
選考段階で面接の評価項目が分かれているだけでなく、そもそも企業ごとで面接の通過基準は異なるものです。
応募者の合否は、それぞれが備える資質はもちろん、面接での受け答えの状況や面接官が抱いた印象などをもとに総合的に判断されます。面接官が合格・不合格を判断する際に重視するポイントをまとめました。
合格を決める際に重視するポイント | 不合格を決める際に重視するポイント |
---|---|
・回答内容が具体的で説得力もある ・会話のキャッチボールがそつなくできる ・入社後のキャリア形成にも具体性がある ・企業が求める人物像を理解している |
・回答内容が抽象的で説得力に欠ける ・質問の意図に正しく答えられない ・入社への熱意や意欲を感じられない ・求める人物像を満たしていない |
具体的な基準は企業によって異なりますが、上記の内容はどのような会社にも共通します。面接官が応募者を評価する基準を踏まえて、面接への準備を着実に進めていきましょう。
企業が新卒の学生に期待する資質や能力
日本経済団体連合会の「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)」によると、大卒者に特に期待する資質として高かったのは「主体性、チームワーク・リーダーシップ・協調性、実行力」でした。また、特に期待する能力は「課題設定・解決能力、論理的思考力、創造力」が求められていることが分かります。
引用:日本経済団体連合会「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)」
上記の結果も参考にしながら、企業が求める人物像を満たす人材であることをアピールしましょう。
面接でよく聞かれる質問は「【プロ監修】新卒採用の面接で聞かれる40の質問と対策ポイント【質問シートあり】」で詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
参照元
一般社団法人日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果
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新卒の採用面接でよくある質問30選を項目別で紹介
採用面接においては、自己紹介や自己PR、志望動機など、必ず聞かれる質問がいくつかあります。これらの質問に対する回答は事前にある程度準備しておくことで、面接当日の不安を少しでも和らげられるでしょう。
ここでは、新卒の採用面接でよくある質問を項目別にまとめたので、どのような回答ができるかイメージしながら読み進めてみてください。
アイスブレイクでなされる質問
面接ではいきなり本題に入らず、アイスブレイクとして、緊張をほぐすための比較的フランクな内容の質問がなされることが多いです。具体的には、以下のような質問がなされるでしょう。
・本日は電車に乗って来ましたか?(交通手段について触れる質問)
・弊社までの道のりは迷いませんでしたか?
・趣味は△△のようですが、いつ頃から取り組まれているのですか?
・学業やゼミは忙しいですか?
面接に入る前の雑談のような形で比較的答えやすい内容を質問されるため、肩肘張らず、素直に答えれば問題ありません。
アイスブレイクを挟むことで、面接の際に応募者の本音を聞き出しやすくする狙いがあります。アイスブレイクを経て、面接官から改めて今回の趣旨などを説明されたら、気持ちを切り替えて面接に臨みましょう。
自分に対する質問
面接がスタートすると、自己紹介をはじめとした自分に対する質問が多くなされます。
・自己紹介をしてください
・自己PRを1分でお願いできますか
・長所と短所を教えてください
・友人からはどのような人だといわれますか?
・今まで一番辛かったことや挫折したことは何ですか?
・学生時代に打ち込んだことを教えてください
・チームで協力して何かを目指した経験はありますか?
・ゼミではどのような活動をしていますか?
・5年後や10年後はどのようになっていたいですか?
・モチベーションを維持する方法はありますか?
・あなたを採用するメリットは何だと思いますか?
応募者の性格や特徴、強みなどが、各企業で定めている採用基準や求める人物像を満たしているか、上記のような質問を通じて判断されます。
面接官の質問の意図を汲み取り、何を答える必要があるか見極めましょう。
会社に対する質問
自分に対する質問だけでなく、会社に対する質問も数多くなされます。
・志望動機を教えてください
・なぜ他社ではなく弊社を志望しているのか教えてください
・入社後にやりたいことは何ですか?
・どのようなキャリアプランを描いていますか?
・弊社に入社して、どのように貢献していきたいですか?
・希望部署に配属されなかった場合はどうしますか?
・弊社の印象を教えてもらえますか?
志望動機は、毎回の面接で聞かれると思っておいたほうがよいでしょう。あわせて、入社後にやりたいことや将来設計なども聞かれやすい質問です。
他社との違いを明確にできるよう、企業研究はしっかりと行いましょう。
その他に対する質問
面接では、上記には分類できないような質問がなされることもあります。
・ほかに受けている企業や選考状況を教えてもらえますか
・企業選びの軸やポイントを教えてください
・業界や業種を選んだ理由を教えてください
・あなたにとって仕事とは何ですか
・最近気になったニュースを教えてください
・全国転勤や海外転勤はできますか
・休日出勤に抵抗はないですか?
・季節によって残業の有無や長さは異なりますが問題ないですか?
選考状況や企業・業界選びの基準を確認するのは、志望先にブレがないか見定める狙いがあります。
ほかにも、就職後にネガティブになり得る側面も理解できているか確認するための質問がなされることもあるでしょう。
逆質問の準備は万全に
面接の最後にあるのが、「なにか質問はありませんか?」などの逆質問です。面接官としては、応募者の熱意や企業理解の程度などを測るために質問しているので、特にありませんなどと回答するのは避けましょう。
・御社で△△職として活躍するためにはどのようなスキルが必要ですか
・求める人物像について、どうしてそのような能力が必要ですか
・御社において第一線で活躍されている方の共通点があれば教えてください
上記のように、自分をアピールしたり、入社後をイメージさせる質問をすると好印象につながります。「就活の逆質問例50選!一次面接から最終面接における考え方や注意点も解説」も参考にして、逆質問は複数用意しておきましょう。
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面接の印象をアップさせる3つのコツ
面接での印象をアップさせるには、口角を上げたり面接官の目を見て会話のキャッチボールをしたりすることが大切です。ここでは、すぐに取り入れられる面接での印象アップのコツを3つ紹介するので、ぜひ実践してみてください。
1.口角を上げる
面接中は、意識的に口角を上げましょう。面接では緊張や不安などから顔がこわばってしまいがちで、表情が固くなると面接官からの評価も下がる可能性があります。
口角が上がっているだけで明るい印象を与えられるので、鏡の前などで練習をしておきましょう。
2.目線を逸らさない
面接の最中は、話をしている面接官のほうを見て、目線を逸らさないようにすることも重要です。
目線を合わせられないと、挙動不審に見えたり自信がなさそうに見えたりします。自己アピールする際も、目線があちこちに泳ぐよりも、面接官の目を見て話すほうが熱意は伝わりやすいです。
ただ、面接官の目を見るのが難しい場合は、面接官のネクタイの結び目あたりを見るようにしても構いません。目線が動かないようにすることだけでも意識して、自信のなさが表れないように気をつけましょう。
3.面接官の言葉にうなずく
面接中に話を聞く際の姿勢に関して、面接官の言葉に対してうなずくようにするのもおすすめです。面接は会話のキャッチボールをする機会であり、「話を聞いています」という視覚的なアピールをするためにも、面接官の言葉にはうなずきを入れましょう。
話をする立場に立つと分かりますが、聞き手が無反応なままで話し続けるのは苦労するものです。話し手としても、聞き手のうなずきがあれば問題なく意思疎通できていることを確認できます。
面接官と目線を合わせることにあわせて、話を聞く際の姿勢を意識するだけでも、印象アップにつながるでしょう。
面接に不安がある人は、「面接でうまく話せないのはなぜ?よくある原因と対策のポイント10選を解説」も参考に、対策を練っておくことをおすすめします。
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面接の通過率を上げるためにできること
面接の通過率を上げるには、企業研究を念入りに行ったり、よくある質問への回答例をあらかじめまとめたりするとよいでしょう。ここでは、面接対策として特に重視したいポイントをまとめたので、内定獲得に近づきたい人はぜひ参考にしてください。
企業研究を入念に行う
面接の通過率を上げたい場合は、企業研究に時間をかけて、「その企業に就職したい」という熱意をアピールできる志望動機を作成することが重要です。面接官は、競合他社ではなく自社を選んだ理由や、さまざまな業界から自社が所属する業界を選んだ理由などを通じて、応募者の本気度を見ています。
企業が求める人物像を満たす人材であることをアピールするには、企業の方針や業務内容などの理解が欠かせません。企業が自分を採用するメリットを具体的に説明するためにも、競合他社を含めた企業研究が重要です。
会社の未来を託せるような人材だと思ってもらえるよう。企業研究は念入りに行いましょう。
想定される質問の回答例をまとめる
面接で想定される質問に対しては、あらかじめ回答パターンやひな型をまとめておくことも大切です。コミュニケーション能力に自信がある人でも、目上の人から仕事に関して質問されると緊張してしまい、思うような回答はできないでしょう。
先述したように、面接では聞かれる質問がある程度決まっているため、どのような回答ができるか前もって準備できます。ただし、回答を丸暗記するとスムーズに受け答えできなくなる可能性もあるため、どのような内容を伝えるか簡単にまとめる程度にしておきましょう。
面接の合否は事前準備で決まるといっても過言ではないため、回答パターンはノートなどにまとめておくのがおすすめです。
面接でよくある質問は「面接対策に役立つ20の質問集!答え方のポイントを紹介」にも詳しくまとめているので、あわせて参考にしてください。
模擬面接で実践形式の対策をする
面接の通過率を上げたいなら、模擬面接を行って実践形式の対策を必ずしておきましょう。想定される質問の回答を用意しておいても、本番では思うように回答できないことも多いです。
面接は場慣れが必要な側面が否めないため、就活エージェントや大学のキャリアセンターなどを活用して、面接対策を行いましょう。就活エージェントであれば、採用担当目線のアドバイスも受けられるため、効率よく対策を施せます。
面接を受ける前には必ず実践形式で対策をしておき、感覚を掴んだうえで本番に臨みましょう。
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オンライン面接で気をつけたいポイント
会場に赴いて面接を受けるだけでなく、オンラインで面接を受ける人も増えています。オンライン面接を受ける際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
・カメラの画角は証明写真のように胸から上の範囲で収まっているか
・十分な明るさは確保できているか
・背景に生活感が出ていないか
カメラの位置によっては見下ろす角度になりかねないため、目線の高さと合わせるようにするのがポイントです。また、カメラ越しからも明るい印象が伝わるよう、室内の照明はできる限り明るく保ちましょう。
背景は白またはグレーなどにして、生活感のあるアイテムが映り込まないようにしてください。面接中は、画面に映る自分の姿や面接官を見てしまいがちですが、カメラを見て目線を合わせるようにしましょう。
面接対策については「就活の面接対策で必要なことは?よく聞かれる質問と対策法も解説」でも紹介しているので、あわせて参考にしてください。
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面接官が見ているポイントを気にしてしまうあなたへ
「面接でしっかり受け答えできるか不安…」「準備が足りているか分からなくて面接を受けるのが怖い」などと感じる人は多いです。
就活は初めての経験で、面接の準備が合っているのか、どのようなポイントが見られているのか気にしてしまう場合もあるでしょう。今のままで本当に大丈夫か不安な人は、キャリアチケットの利用がおすすめです。
就活エージェントのキャリアチケットでは、新卒の就職を成功させるために、面接対策はもちろん、就職活動のあらゆるアドバイスを実施しています。
書類選考や就活マナーのアドバイスなど、内定獲得に近づくサポートをしているので、「面接対策をどうしたらよいかわからない」などと悩む場合は、ぜひキャリアチケットまでご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。