このページのまとめ
- 就活面接での逆質問とは、就活生から企業に対して質問する機会のこと
- 就活面接の逆質問では、聞きたい内容を聞くだけではなくアピールもできる
- 就活面接で逆質問をする場合、調べればわかる内容は聞かないようにする
「面接の逆質問って何を聞けばいいの?」「逆質問の例を知りたい」などと悩む就活生もいるでしょう。逆質問は企業についての理解を深めるだけではなく、アピールにも使える機会です。面接で慌てないためにも、事前に質問を用意しておきましょう。
この記事では、面接で逆質問をする場合の例50選や、質問を考えるためのコツを解説しています。最後まで読めば、逆質問をアピールするチャンスに変えられるはずです。
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- 面接で企業が逆質問(何か質問はありますか)を聞く6つの理由
- 1.志望度を測るため
- 2.自社の魅力をより深く知ってもらうため
- 3.コミュニケーション能力を判断するため
- 4.質問力や準備力を知るため
- 5.応募者が自社とマッチしているかを確認するため
- 6.入社後の姿をイメージするため
- 新卒の面接で使える逆質問例50選
- 求める人物像に関する逆質問
- 社風や企業風土に関する逆質問
- 企業の将来や経営に関する逆質問
- 必要なスキルやキャリアプランに関する逆質問
- 業務内容や1日のスケジュールに関する逆質問
- 面接官の意見を聞く逆質問
- 新卒の面接で避けたい逆質問のNG例30選
- 条件や待遇に関する質問
- ネガティブに捉えられる質問
- 企業研究ができていないと思われる質問
- 面接で逆質問をする場合のポイント
- 入社後の姿がイメージできるような質問を選ぶ
- 逆質問を使ってアピールを意識する
- 面接段階や面接官によって質問を変える
- 逆質問の終わり方はお礼を伝えて締める
- 逆質問はいくつか用意しておく
- 選考段階別の面接における逆質問の考え方
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
- 面接で逆質問するときの注意点
- 「特にありません」は避ける
- プライベートに関することを聞かない
- 「はい」「いいえ」で答えられる質問はしない
- 面接官が答えにくいことを聞かない
- すでに説明されていることを聞かない
- 面接の逆質問の終わり方
- 回答に対するお礼を伝える
- 回答を得て感じたことを伝える
- 「ほかに質問はありませんか」への回答方法
- 面接での逆質問を自分のアピールにつなげたいあなたへ
面接で企業が逆質問(何か質問はありますか)を聞く6つの理由
企業が逆質問を行うのは、就活生の志望度を確認したり、自社の社風と合っているかを確認したりするためです。ここでは、逆質問が行われる6つの理由を紹介します。
1.志望度を測るため
企業が逆質問するのは、就活生の志望度をチェックするためです。企業は、多くの応募者のなかから、できるだけ志望度が高い人を採用したいと考えています。逆質問の内容によって、応募者がどれほど意欲的に企業について知りたがっているかを把握する狙いがあるでしょう。
そのため、逆質問を聞かれたときに「特に質問はありません」と伝えてしまうと、「自社に対する興味がない=志望度が低い」と判断されてしまうので注意が必要です。
2.自社の魅力をより深く知ってもらうため
自社の魅力をより深く知ってもらおうと、逆質問の機会を設ける企業も少なくありません。逆質問は、就活生が実際に抱えている疑問であり、その回答によってはさらに自社をアピールできるためです。
また、就活生の疑問や不安を解消し、自社の魅力を伝えることで、自社への志望度を高めたいといった狙いもあります。逆質問の機会を自社のアピールにつなげるためにも、多くの企業が就活生からの質問を積極的に受け付けているといえるでしょう。
3.コミュニケーション能力を判断するため
面接官は、逆質問を通じて、就活生のコミュニケーション能力を判断しています。実際に、自己紹介や自己PRと違って、逆質問では就活生が自発的に発言しなければなりません。
逆質問においては、面接官とのやり取りや説明会での話などから「自分がどのように思ったのか」といった自分なりの視点も必要です。
そして、自分なりに考えて生まれた疑問を「どのように面接官に質問するか」「質問の回答をどのように受け取るか」という部分で、コミュニケーション能力をチェックされているといえます。
逆質問では、質問して回答するという会話の流れをスムーズにできるかだけでなく、話をよく理解していると面接官に伝えられるような相槌やリアクションができるとよいでしょう。
4.質問力や準備力を知るため
企業は逆質問を通して、就活生の質問力や準備力もチェックしています。
仕事をするうえでは、わからないことがあればすぐに質問して疑問を解消することが大切です。そのため、企業は就活生が、聞きたいことを聞き出すための適切な質問ができるかどうかを確認しています。
また、逆質問を聞くことで、就活生が面接の準備をどれほどしてきたかもわかるでしょう。企業がこうした質問力や準備力を見ていると理解したうえで、事前に対策してください。
5.応募者が自社とマッチしているかを確認するため
企業が逆質問するのは、就活生と自社とのマッチングを確認するためでもあります。逆質問の内容によっては、就活生の価値観や重視しているポイントなど、その人の性質を知る手がかりにもなるでしょう。
応募先の企業文化やビジョンからあまりにもかけ離れた質問をすると、「自社の社風に合わない」と判断されてしまうかもしれません。こうしたケースを避けるためにも、業界・企業研究をもとに応募先企業の社風を事前に理解したうえで、逆質問を用意することが大切です。
6.入社後の姿をイメージするため
企業にとっては、逆質問を通して、就活生の入社後の姿をイメージする狙いがあります。積極的に質問する姿は、入社後も意欲的に学ぶ姿を連想させるでしょう。
逆に、質問がなかったり漠然とした聞き方しかできなかったりする場合は、自分の考えを持っていない印象を与えかねません。企業は逆質問から、入社後の右も左もわからない状況を自分なりにどう乗り越えていくかをイメージしているといえます。
逆質問を考えるためには、企業研究を行い、質問内容を考えておくのがポイントです。企業研究の方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しているので参考にしてください。
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新卒の面接で使える逆質問例50選
ここでは、就活で使える逆質問の例を紹介します。自分の興味・関心や志望先の企業に合った質問があれば参考にして、面接前に準備しておいてください。
求める人物像に関する逆質問
・採用ページに求める人物像として△△の記載がありますが、具体的にどのような能力を意味しますか
・求める人物像について、どうしてそのような能力が必要ですか
・私には△△という強みがあるのですが、今回募集している△△職ではどのような強みを持った人材が求められていますか
・御社において第一線で活躍されている方の共通点があれば教えてください
社風や企業風土に関する逆質問
・御社では働き方改革として△△を進めていますが、△△を導入して最も大きく変わったのはどのようなところですか
・御社は若くて活気のある社員の方が多い印象ですが、業務外で社員同士の交流はありますか
・御社の企業理念である△△に強く共感したため、実際に取り組んでいる活動などがあれば教えてください
・社員同士の仲がとてもよいとお聞きしましたが、休日やプライベートでも社員同士で集まる機会がありますか
企業の将来や経営に関する逆質問
・△△職は△△事業に関わることが多いと思うのですが、△△事業の今後の方向性を教えてください
・先日、△△新聞で御社が取り扱っている△△の市場規模は縮小傾向にあると報じられていましたが、今後の△△についてはどのようにお考えですか
・私の△△といった経歴を踏まえると、御社の△△という理念に沿って成長していくためには、どのようなことを身につけていけばよいですか
・私は現在△△について勉強中なのですが、仕事の頑張り次第で△△に挑戦できますか
・御社の△△事業に興味があるのですが、この事業を始めようと思ったきっかけなどをお聞かせ願えますか
・御社が今後力を入れていきたい事業はありますか
・現在、御社の中で課題となっていることはありますか
必要なスキルやキャリアプランに関する逆質問
・先ほど「入社前には△△の知識を身につけておくとよい」というお話がありましたが、入社した方が実際にしていたおすすめの勉強法や、参考になる書籍があれば教えてください
・先ほどのご回答では、新入社員研修で△△について学ぶということでしたが、仕事をするうえで△△の資格を持っていると、どのようなメリットが得られますか
・御社でキャリアアップしていくためにはどのような素養が必要ですか
・少しでも早く、多くの知識を身に着け活躍したいと考えているのですが、入社後はどのくらいの研修を経て実務に携われますか
・将来的にリーダーとして活躍したいと考えているのですが、御社で活躍できるリーダーにはどのようなスキルが求められますか
・将来的に主任やチーフなどの責任があるポジションを目指したいと考えていますが、御社はどのような評価方法を採用していますか
・御社の海外事業に興味があるのですが、どのような成果を挙げると、その事業に参加できますか
・仕事ぶりが認められれば、御社の△△職にチャレンジすることは可能ですか
・御社で規模の大きな仕事を任されるようになるには、どのような分野の知識を深めたほうがよいですか
・△△職で掲げている目標などはありますか
・△△職には△△という目標があるとお聞きしましたが、具体的にどのようなことに注力して目標達成を目指しているのでしょうか
・△△職の場合、異動はありますか
・△△職の場合、転勤はどのくらいの頻度でありますか
・「新入社員は将来的に△△のような活躍ができる人材になってほしい」というイメージはありますか
業務内容や1日のスケジュールに関する逆質問
・実際の業務の中で「これが特に大変だった」というエピソードがあれば教えてください
・私は△△の資格を持っているのですが、実際の業務に活かすことは可能ですか
・実際の業務の中で、特に嬉しかったことやつらかったことなどはありますか
・△△職の仕事の流れを1日のスケジュールとあわせて教えてください
・御社の繁忙期はいつでしょうか
・応募した△△職の部門構成について教えてください
・△△職は、どのように活躍して会社に貢献できますか
・実際の業務は何人くらいのチームで行いますか
・△△社と取引があるとお聞きしましたが、お客さまとはどのような姿勢で接していますか
・御社で働くにあたって、新入社員のうちに注力すべき部分はどこですか
面接官の意見を聞く逆質問
・△△さま(面接官)が入社後に感じたギャップなどは何かありますか
・△△さま(面接官)が実際に仕事で感動したエピソードなどは何かありますか
・△△さま(面接官)は△△部の部長とのことですが、どのような性格やスキルを持った部下が入社したら嬉しいですか
・△△さま(面接官)が働いていて「ここが自社の強みだ」と感じる部分はどこですか
・△△さま(面接官)が感じている御社と競合他社の1番の違いは何ですか
面接で使える質問については、「就活の面接で聞かれる質問集40選!答え方のポイントや回答例も解説」の記事でも紹介しているので、あわせて参考にしてください。
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新卒の面接で避けたい逆質問のNG例30選
新卒採用の面接では、避けた方がよい逆質問もあります。内容別に避けたい逆質問を30例紹介するので、質問内容を考える際の参考にしてください。
条件や待遇に関する質問
条件や待遇についての質問は、避けることをおすすめします。「仕事よりも待遇を気にしている」「条件がよい企業であればどこでもいい」などと思われてしまうからです。
逆質問を行う際は、以下のような質問は避けるようにしてください。
・有休消化はどのくらいされていますか?
・福利厚生はどのような形ですか?
・年間の休日は何日ですか?
・有給休暇はいつから使えますか?
・平均年収はどのくらいですか?
・ボーナスはどのくらいですか?
・休日出勤はありますか?
・各種手当はありますか?
・△△職の実際の残業はどれくらいですか
特に、給料は気になる部分ではありますが、逆質問では聞かないようにしましょう。また、給料などの条件は募集内容に提示されているケースも多いので、逆質問することで「求人の詳細を確認していない」といった印象を与えてしまう可能性も。
就活で給料について触れる際の注意点などは、「志望動機で給料に触れるのはNG?伝え方のコツや例文を解説」の記事も参考にしてください。
ネガティブに捉えられる質問
質問内容がネガティブに聞こえるものもやめておきましょう。志望意欲や入社への熱意が伝わるような、ポジティブな質問が大切です。
たとえば、以下のような質問はマイナスの印象を与えやすいので気をつけてください。
・社員の交流はありますか?できれば参加したくありません
・△△の業務は大変ですか?
・リーダーにはなりたくないのですが可能性はありますか?
・業界トップの△△より劣っている理由はどこですか?
・業績が伸び悩んでいる理由は何ですか?
・離職率が高いのはなぜですか?
・研修は厳しいですか?
・仕事は大変ですか?
・仕事にノルマはありますか?
特に、「△△はしたくない」「△△は嫌」のような内容は、ネガティブにうつります。マイナスの印象を与えないかを考えて、逆質問の内容を選びましょう。
企業研究ができていないと思われる質問
企業研究を行い、調べればわかる質問をするのもNGです。「企業に対する興味がない」「企業研究ができておらず、入社への熱意が低い」などと思われてしまいます。
たとえば、以下のような質問は企業研究ができていないと思われるので気をつけてください。
・御社の社風を教えてください
・御社の創業はいつですか?
・御社の主力事業は何ですか?
・御社の主力商品は何ですか?
・海外展開はどこの国に行っていますか?
・競合他社はどこですか?
・今力を入れている事業は何ですか?
・入社したらどのような仕事を任されますか?
・入社後は△△のスキルが身につきますか?
企業の強みや事業などは、企業のWebサイトや会社説明会で確認できる内容です。自分で調べられるものを質問していては、研究ができていないと思われてしまうでしょう。逆質問で聞く前に、自分で企業について調べておくのも大切です。
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面接で逆質問をする場合のポイント
逆質問はただ質問するだけではなく、入社後の姿がイメージできるような、アピールにつながる質問を行うのが大切です。ここでは、面接で逆質問を行う場合に大切な5つのポイントを解説します。
入社後の姿がイメージできるような質問を選ぶ
逆質問では、入社後の姿がイメージできるような質問にするのがポイントです。自分が働く姿を想像したうえで、質問を考えてみましょう。
たとえば、「マーケティング職を志望しているのですが、どのような能力が必要ですか」と伝えれば、あなたがマーケティング職で活躍するために、どのような能力が必要かイメージしてもらえます。「業務で必要な能力は何ですか」よりも具体的であり、イメージがわきやすいでしょう。
逆質問を使ってアピールを意識する
逆質問を使って、自分の強みやスキルのアピールもできるようにしましょう。入社への意欲も、アピールできるので工夫してみてください。
たとえば、業務に使える資格を持っている場合、「△△の資格がありますが、御社の業務のどのような場面で活かせそうですか?」と質問できます。すると、資格を所持しているアピールとともに、自分が業務で活躍するイメージも持たせられるでしょう。
逆質問は聞きたい内容を聞くだけではなく、アピールにも使える場面です。志望企業にあう強みやスキル、経験などがあれば、さりげなく質問に混ぜてみましょう。
面接段階や面接官によって質問を変える
面接段階や面接官によって、質問内容は変えられるように準備してください。面接官に応じて聞くべき内容は違うので、逆質問もいくつか準備しておくのが大切です。
たとえば、人事や現場の担当者は、従業員個人の業務や現場について詳しい方々です。業務内容や現場の雰囲気などの質問をすると、答えてもらいやすいでしょう。
一方で、代表や役員などの立場は、会社全体を見ている方々です。現場のことを聞くより、会社の方針や今後の事業展開など、会社全体についての質問のほうが答えてもらいやすくなります。
聞きたい内容を聞くのではなく、面接官によって質問を変えられると、より効果的な逆質問になるでしょう。
逆質問の終わり方はお礼を伝えて締める
逆質問を終わる際は、お礼を伝えるようにしましょう。これ以上質問がない場合、無理に考える必要はありません。
たとえば、「ご説明いただいた内容で御社への理解を深められました。ありがとうございます。」のように伝えれば、逆質問を終えられます。「以上で質問はありません」よりも丁寧に伝えられるのでおすすめです。
逆質問はいくつか用意しておく
逆質問は1つだけではなく、いくつか用意しておきましょう。1つだけしか用意していないと、面接の最中に説明を受け、疑問が解消できてしまう可能性があります。
また、集団面接の場合、ほかの就活生が質問した内容と被る場合もあるでしょう。被っても大丈夫なように、少なくとも2、3個は質問を用意しておくことをおすすめします。集団面接に参加する場合は、「集団面接突破のコツ6選!マナーやアピールポイントも合わせて解説」の記事を読んでおきましょう。
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選考段階別の面接における逆質問の考え方
逆質問の内容は、選考段階に応じて変えていくのがポイントです。面接ごとに面接官が変わるので、相手の役職や立場に応じた質問内容であればさらに評価が高まります。
ここでは、選考段階別に、逆質問の内容を考えるポイントを解説するので参考にしてください。
一次面接
一次面接の面接官は、基本的なマナーやコミュニケーション能力、入社意欲などを見ています。そのため、業界・企業研究をしたうえで、より具体的な情報を得るための質問をするとよいでしょう。
一次面接では、次のような質問がおすすめです。
・社内の雰囲気について
・求める人物像について
一次面接の面接官は、採用担当者や現場の従業員などが参加するケースが一般的。業務内容や社風など、現場についての質問をメインにするのがおすすめです。
一次面接での対策については、「一次面接の頻出質問7選!企業の評価項目と回答例・落ちる人の特徴を解説」の記事で詳しく解説しているので、アピールの参考にしてください。
二次面接
二次面接の面接官は、「業務に必要なスキルがあるか」「入社後に努力して成長できそうか」などのポテンシャルを確認しています。二次面接の逆質問では、入社後のイメージを持たせられそうな質問をするのがおすすめです。
・具体的なキャリアパスはどのようなものか
・入社前に身につけておくべき知識やスキルはあるか
一次面接で基礎的な能力は見られているので、二次面接では入社への意欲や熱意をアピールするのがポイント。「入社した場合、こんな感じで活躍できそうだな」というイメージを面接官に持たせられるかどうかが大切です。
最終面接
最終面接は、企業にとって内定を出すかどうか最終的に判断するための場です。入社意欲や熱意をあらためて伝えるためにも、企業の将来や方針について質問し、面接官に「長い目を持って働く意志がある」などと思ってもらう必要があります。
具体的には、以下のような質問をするとよいでしょう。
・これから力を入れていこうとしている分野は何か
・仕事をするうえで大切にしていることは何か
最終面接になると面接官は役員や代表レベルになります。そのため、企業方針や今後の事業展開など、会社全体の方向性についての回答をもらいやすいでしょう。
企業の将来的な方向性に関する質問をすると、自分の将来と企業の将来を照らし合わせることができて、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。
最終面接での逆質問については、「最終面接で社長にする逆質問の例文27選!考え方のポイントと避けたい内容」も参考にしてください。
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面接で逆質問するときの注意点
面接での逆質問は、何を聞いてもよいわけではありません。調べたらわかることや、待遇面のことなど避けたほうがよい内容もあります。
ここでは、逆質問を行う際に注意したいポイントを7つ紹介するので参考にしてください。
「特にありません」は避ける
逆質問で「特にありません」は評価を下げてしまうのでやめましょう。何も質問がないと「自社に対する興味が薄そう」といった印象を面接官に与えてしまうからです。
面接が始まってから質問内容を考えようとしても、そこまで余裕がなく思いつかない場合もあります。逆質問が行われることを想定して、あらかじめ質問を用意しておきましょう。
プライベートに関することを聞かない
面接の逆質問で、面接官のプライベートについて聞くのはNGです。たとえば、通勤時間を知りたいために、「△△さんはどこに住んでいますか?」などと聞いてはいけません。通勤時間を知りたいなら、「通勤時間はどのくらいの方が多いでしょうか」「どのエリアから通う方が多いでしょうか」のように、聞くと安心です。
面接官自身のことを質問する際は、「入社してからのキャリアについて教えてください」「仕事に取り組むうえで大切にしていることは何ですか」など、実際に企業で働いている社員目線の意見を伺う内容にしましょう。
「はい」「いいえ」で答えられる質問はしない
逆質問の内容は、「はい」「いいえ」で答えられる質問を避けるようにしてください。「はい」「いいえ」で答えられる質問をすると、会話が続かなくなってしまうからです。
たとえば、「仕事にやりがいはありますか」のような質問は、「はい」で答えられる質問です。やりがいについて聞きたい場合は、「仕事のどのような部分にやりがいを感じますか」のように、「はい」「いいえ」では答えられない質問がよいでしょう。
面接で大切なのは、単なる受け答えではなく、面接官と会話することです。質問に対して、面接官がある程度説明しながら回答してくれると、その回答に対して深掘りする質問を続けて会話しやすくなります。
面接官が答えにくいことを聞かない
面接官が答えにくいことや、答えられないことは質問しないようにしましょう。相手の役職なども考えて、質問をするのがポイントです。
たとえば、東京で勤務している面接官に、「大阪支店の様子を教えてください」と聞いてもわからない場合があります。また、「会社で嫌なことは何ですか」のように、答えに悩む質問もやめておきましょう。
すでに説明されていることを聞かない
面接や説明会で話した内容について質問するのもNGです。話を聞いていないと思われてしまいます。もし、話があった内容について詳しく知りたい場合は、「さきほどお話しいただいた△△について詳しく教えてください」のように、話は聞いていたことを伝えましょう。
就活でのNG質問については、「就活のNG質問って?質問例やマナーをご紹介します!」の記事でも紹介しています。NG質問は評価を下げてしまうので、話さない方がよい内容を事前に確認しておきましょう。
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面接の逆質問の終わり方
面接時の逆質問では、どのように質問を終えるかも悩みやすいポイントです。いくつか質問したあとに、どのように終えればよいかを紹介するので参考にしてください。
回答に対するお礼を伝える
逆質問で聞きたいことをすべて質問できたら、回答に対するお礼を述べましょう。「すべてお聞き出来ました。ありがとうございます。」のように伝えます。
逆質問の回数は特に決まっておらず、就活生が聞きたい数だけ質問を受け付ける企業も多くあります。聞きたい内容をすべて聞けたのであれば、逆質問を終えても問題ありません。
回答を得て感じたことを伝える
回答へのお礼とともに、感想や理解できたことも一緒に伝えておきましょう。「△△について、深く学ぶことができました。ありがとうございます。」のように伝えます。
感想などを伝えることで、面接官の話をしっかり聞いていたことをアピールできるのがポイントです。
「ほかに質問はありませんか」への回答方法
逆質問では、質問を終えると「ほかに質問はありませんか」と聞かれます。逆質問を終えたいときには、以下のように伝えるとよいでしょう。
就活生:お伺いしたい内容はすべてお聞きできたため、これ以上はございません。御社の1日の流れについて深く教えていただけたので、より働くイメージを具体的にできました。ありがとうございます。
印象のよい逆質問の答え方については、「レバレジーズ採用担当者が語る、逆質問の意図」の記事もぜひ参考にしてください。
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面接での逆質問を自分のアピールにつなげたいあなたへ
就活の逆質問で「どのような質問をすべきか」と悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。企業にとって、逆質問は就活生の志望度やコミュニケーション能力の有無などを判断するためのものです。
また、就活生にとっては、志望先の企業をより深く知る貴重な機会でもあります。就活の逆質問で「どうしたら自分のアピールにつなげられるか」「周りと差別化するにはどうすればよいか」と悩んでいる場合は、就活エージェントへの相談もおすすめです。
就職エージェントであるキャリアチケットでは、自己分析や業界・企業研究から面接対策まで一貫したサポートをしています。逆質問の機会をしっかりと活かして就活を進めたい学生は、ぜひ気軽に相談してみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。