集団面接突破のコツ6選!注意点と質問例・評価ポイント・入退室マナーも

このページのまとめ

  • 集団面接突破のコツは、周りと意見が被っても自分の考えに自信を持って回答すること
  • 集団面接では全員に同じ質問がされるとは限らず、挙手制で回答を求められることもある
  • 集団面接を通じて、企業は考えを端的にまとめる力や傾聴力などがあるかを評価している

集団面接突破のコツ6選!注意点と質問例・評価ポイント・入退室マナーものイメージ

「集団面接を突破するコツを知りたい」「集団面接では何に注意すればよい?」など、集団面接に対して誰もが悩むものです。

この記事では、集団面接を突破するための6つのコツと注意点、質問例、企業の評価ポイント、入退室のマナーを紹介しています。

集団面接を突破するには、周りに流されず、自分らしいエピソードを交えて端的に回答することが重要です。この記事を読めば、集団面接を突破して内定獲得に一歩近づけるでしょう。

集団面接のコツとポイントを相談したい

   
目 次

集団面接とは?個人面接との違いを解説

集団面接とは、複数の就活生を同時に面接する形式の選考過程で、グループ面接とも呼ばれています。集団面接と対をなすのが個人面接で、集団面接は選考過程のなかでも初期段階に用いられることが多いです。

一度の集団面接で5名ほどの学生を選考し、横並びでイスに着席して、面接官からの質問に順番に答えていきます。面接官は一人の場合もあれば、複数人が担当するケースもあります。

面接の流れ自体は個人面接と概ね同じですが、集団面接ならではのマナーや質問パターンなどがあるため、コツを押さえて適切な対策が必要です。

一人あたりの時間は限られる

集団面接は一度に5名ほどの学生に対して質問するため、一人あたりの回答できる時間は限られます。仮に、面接時間が40分で学生が5名だった場合、単純計算で一人8分しか回答できる時間はありません。入退室や面接官とやり取りする時間を除くと、実質的には5分程度しか発言する時間がない計算です。

そのため、集団面接では面接官から質問される数に限りがあります。また、個人面接とは異なり、回答に対して深掘りされるケースは稀といえるでしょう。そして、ほかの学生にも同様に質問するため、時間をかけずに簡潔な回答が求められます。

ほかの学生と比較される可能性が高い

集団面接では自分以外の応募者も同時に選考を受けることになるため、直接的に比較される可能性は高いと思っておいたほうがよいでしょう。

そもそも、企業ごとに採用基準を設けており、基準をクリアすれば次の選考に呼ばれるのが一般的な流れです。しかし、集団面接では言葉遣いやマナー、面接中の立ち居振る舞いなどをもとに、応募者間で相対評価できてしまう点は覚えておきましょう。

複数の就活生を同時に面接しているという特殊性を理解して、個人面接以上に周りとの差別化や言動を意識することが大切です。

面接対策が不安な人は、「面接がうまくいかない原因5つ|事前対策や面接中に意識するべきポイントも!」も参考にしてみてください。

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集団面接を突破するための6つのコツ

集団面接を突破するには、回答の簡潔さや聞く姿勢を常に持ち、面接官の全ての質問に自分だったらどのように回答するか考えておくのがおすすめです。ここでは、集団面接をクリアするコツを6つ紹介するので、取り入れられそうな対策は実践していきましょう。

1.回答は常に簡潔さを意識する

集団面接でなされた質問に対しては、1分を目安に簡潔さを意識して回答するのがおすすめです。前述したように、集団面接ではほかにも学生がいるので、自分だけが長々と話してしまうと「周囲まで気を配れない」「協調性がない」といったマイナスな評価を受けかねません。

面接官の質問の意図を的確に汲んだうえで、ポイントを絞って回答しましょう。

2.ほかの学生の話も傾聴する

集団面接においては、自分が話す時間よりもほかの学生が回答する時間のほうが長いため、傾聴する姿勢が鍵を握ります。面接官は回答している学生だけを見ているわけではありません。

自分の回答が終わると気が緩んでしまい、姿勢や表情が崩れたりほかの学生の回答を聞いていなかったりすることもあるでしょう。しかし、集団面接では「今の意見に対してあなたはどのように思いましたか?」などと質問されることもあるようです。

面接官からどのようなタイミングで話を振られても瞬時に対応できるよう、面接中は常に姿勢を正して、ほかの学生が話す内容をしっかりと聞いておきましょう。

3.面接官の全ての質問に回答する意識を持つ

集団面接を受けている最中の意識として、面接官の質問に対して自分であればどのように回答するか考えておくことをおすすめします。なぜなら、集団面接では一緒に面接を受けていても質問内容が異なったり、回答順がランダムになったりすることがあるからです。

先述したように、ほかの学生の発言に対してどのように思ったかを問われることもあるため、面接官の発言は全て注意深く聞いておく必要があります。また、質問に対するほかの学生の回答も自分ごととして聞いておかないと、的外れな意見を回答してしまう可能性もあるでしょう。

集団面接を受ける際のマインドとして、「面接官の質問に対して全て回答する」という意識があると、落ち着いて面接を受けられるはずです。

4.周りの回答に流されない

集団面接でありがちなのが、先に回答した人の内容に流されてしまうことです。

・前の人に続いて長々と回答してしまう
・先に回答した人の内容を聞き、自分の回答がブレてしまう
・質問の意図を汲み取っていない回答に倣い、自分も同じように回答してしまう

集団面接では、先に回答した人の発言内容やほかの就活生の学歴や経歴を聞くなどして、自分の意見をありのままに伝えられないことが往々にしてあります。しかし、「自分は自分、他人は他人」という意識が重要で、質問に対して的確に答えることが大切です。

ほかの学生の回答に流されることなく、自分のブレない考えを端的に伝えましょう。

5.エピソードや理由で差別化する

集団面接では、質問への回答が前の人と同じになってしまうことも多々あります。仮に同じ内容だったとしても、結論に至る経緯や価値観などは異なるため、結論以外で差別化を図りましょう。

面接官としても、就活生ごとに異なる回答を求めているわけではありません。自社のビジョンに共感できそうな人を探すために、一人ひとりがどのような価値観を持っているか知りたいと考えています。

質問への回答が被った場合も動揺せず、エピソードや理由などで自分らしさを盛り込んでアピールしましょう。

6.積極性をアピールする

集団面接では回答の順番を指定されて回答するだけでなく、挙手制で質問を投げかけることもあります。このような場合は積極性をアピールできる絶好のチャンスなので、率先して手を挙げて先に回答しましょう。

企業としても熱意のある人材を求めており、挙手制の質問に対して意欲的に回答する姿は、高評価につながるはずです。

ただし、「我先に」という姿勢が強過ぎると協調性に関してマイナスな評価になりかねないため、周囲に配慮する姿勢も忘れないようにしましょう。

集団面接の対策は「集団面接の対策はどうする?気を付けたいマナーや入退室の流れを解説」でも詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

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企業が集団面接を行う理由

集団面接の場合、一度に5名ほどの学生を面接できるため、採用活動を効率よく進められるメリットがあります。しかし、一人あたりにかけられる時間はわずかで、考え方や価値観を深く知るのは難しい側面もあるでしょう。

そのため、集団面接で「もっと詳しく話を聞きたいな」という人材をピックアップし、二次面接以降を個人面接にして、自社とマッチする人材をじっくり見極める傾向にあるようです。

集団面接は、いわば足切りとして利用される側面があります。選考を突破するには魅力的な自己アピールが求められますが、悪目立ちしないように振る舞うことも重要といえるでしょう。

面接対策に関しては、「面接でうまく答えられなかったら?失敗を乗り越える対処法・予防策も解説」も参考にしてください。

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集団面接を受ける際の注意点

集団面接は個人面接と異なり、質問のされ方や面接中の立ち居振る舞いに関して注意すべき点がいくつかあります。

・全員に同じ質問がされるとは限らない
・質問に回答する順番も毎回同じとは限らない
・回答の順番を指定しない挙手制もある
・予期せぬ質問をされる場合もある

集団面接では、学生同士の不公平感をなくすために、最初の回答者にはゼミ活動について尋ね、次の回答者には学外の活動を尋ねるなど、質問内容を変化させる場合があります。同様に、一つ目の質問は左の人から順番に回答していたところ、次の質問では右から順番に指名されるケースもあるようです。

同じ質問では後から回答する人のほうが時間がある分、余裕を持って答えやすくなります。そこで、質問内容や順番を変えるだけでなく、挙手制やほかの学生の回答を踏まえた意見を求めるケースもあるため、常に集中して面接に臨む必要があるのです。

集団面接では、複数の応募者がいるからこそできる質問の仕方もあるので、臨機応変に対応できるような対策が欠かせません。

選考になかなか進めなくて悩んでいる人は、「1次面接で落ち続けるのはなぜ? 選考通過できない就活生の特徴」も参考にしながら、適切な対策を施しましょう。

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面接官が集団面接で評価しているポイント

集団面接では、学生に論理的思考力があるかや考えを端的にまとめる力があるかなどを見ています。ここでは、面接官が集団面接で評価しているポイントを解説するので、企業側の意図を踏まえた魅力的な自己PRにつなげましょう。

論理的思考力

集団面接では60秒程度の短い時間で質問に回答する必要があるため、内容の分かりやすさがより重視されます。そのため、論理的思考力を発揮して自分の意見を述べられると、高評価を受けやすいでしょう。

集団面接の回答に限らず、応募書類の記載や個人面接の回答では、結論ファーストで要点を先に伝えることが重要です。PREP法と呼ばれる論理的な伝え方の手法があるので、ぜひマスターしておきましょう。

PREP法については「【就活お悩み相談室 #5】面接で印象を良くする方法がわからない」の記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。

考えを端的にまとめる力

集団面接では、考えを端的にまとめる力も評価されやすいです。短い時間で自分の意見を分かりやすく伝える必要があるため、質問の意図を汲み取って考えを要約できる力をアピールできると、面接官の印象にも残りやすいでしょう。

また、集団面接では回答が似通ってしまうこともあるため、端的にまとめつつ、エピソードに厚みを出して個性を出せるとほかの学生との差別化にもつながります。

傾聴力

集団面接は自分が話すよりほかの学生が話す時間のほうが長いため、発言内容をしっかりと聞いているかどうかも評価対象になります。就職して仕事をする際も、クライアントからニーズを聞き出す際には傾聴力が欠かせません。

そもそも、円滑なコミュニケーションを成立させるには、人の話を聞く姿勢も重要です。集団面接では話す機会よりも聞く機会のほうが長く、社会人としての基礎的なスキルである傾聴力があるかどうかも見られています。

積極性

集団面接はほかの学生がいる状況で自分を魅力的にアピールする必要があることから、積極性も見られています。特に、逆質問や挙手制の質問回答は、熱意をアピールできる絶好の機会である一方、人前に出て自分の意見を発表するのが苦手な人にとってはネックになるでしょう。

複数の学生や面接官がいる状況で、臆することなく発言できるメンタルの強さも含めて、積極的に行動できる人は高評価を受けやすいといえます。

基本的なマナー

集団面接では、基本的なマナーも評価されているため気をつけてください。部屋に入室したところから、姿勢や言葉遣い、表情、ほかの学生が話しているときの態度を中心にチェックされています。

焦ると普段の言葉遣いや態度が出てしまうため、日頃から丁寧な話し方をしたり、敬語を意識したりするとよいでしょう。

また、持ち時間を無視して長々と話してしまうのもマナー違反とみなされる可能性が高いです。上述した論理的思考力や要約する力をつけて、ほかの学生を意識したまとめ方に注意しましょう。

面接でよくある質問と回答例は「面接でよくある質問とは?企業の目的や回答例を解説!」に詳しくまとめてあるので、自分なりの回答パターンづくりの参考にしてみてください。

集団面接のコツとポイントを相談したい

 

集団面接の流れ

集団面接は以下の流れで行われるのが一般的で、個人面接と大きな違いはありません。

・受付
・待機
・入室
・面接
・退室

ただし、一度に複数の学生が面接室に入退室するため、案内される順番に合わせて適切な対応を求められます。前の人に倣って同じ振る舞いをしてマナーに反するのは避けたいところなので、集団面接ならではのマナーはしっかりと理解しておくことが大切です。

入室する際のマナー

集団面接において、入室する際の先頭、2番目以降、最後尾によって振る舞いは異なります。

先頭の入室マナー

最初に部屋に入る人がドアをノックするため、3回ノックした後、室内から「お入りください」「どうぞ」などの返答があったらドアを開けましょう。

ドアを開けたら「失礼します」と挨拶して、30度ほどの角度でお辞儀をして入室します。なお、開けたドアは、次に入室する学生がお辞儀を済ませるまで持っておくとスムーズです。

2番目以降の入室マナー

2番目以降に入室する場合は、既にドアが開いた状態になります。その際、ドアの手前で立ち止まって「失礼します」と挨拶しましょう。

挨拶を済ませたらお辞儀をして入室する流れです。なお、最後尾以外の場合、入室したらイスの横、または前に立って待ちましょう。最後尾の人が入室して揃った段階で、面接官から「お掛けください」などと指示があったら着席します。

最後尾の入室マナー

入室するまでの流れは概ね2番目以降と同様ですが、入室してドアを静かに閉めたうえで、「失礼します」と挨拶してお辞儀をしたほうがスムーズです。

ドアを閉める際は、面接官に背中を向けないように気をつけましょう。

退室する際のマナー

退室する際は、面接の終わりを告げられたタイミングで着席したまま「ありがとうございました」と伝えてお辞儀をします。お礼の言葉とお辞儀のタイミングは、応募者全員で合わせるようにしましょう。

退室時は入室と逆の順番になり、退室順によってマナーが異なります。

先頭の退室マナー

先頭の人は、ドアの手前で面接官に向き直り、「失礼します」と挨拶をしてお辞儀をします。挨拶をしたらドアを開けて退室しましょう。

開けたドアはそのままにして押さえておくと、次に退室する学生が挨拶しやすく、スムーズに退室できます。

2番目の以降の退室マナー

前の人が退室したのを確認したうえで、ドアの手前で面接官に向き直り、同様に挨拶とお辞儀をしましょう。

最後尾の退室マナー

最後尾の人も、挨拶とお辞儀をするまでは同じ流れです。退室したあとは、ドアを両手で押さえながら大きな音を立てないようにして注意しつつ、静かにドアを閉めましょう。

自分が話していない間のマナー

集団面接が始まって自分が話していない最中は、傾聴している姿勢が伝わるようにするのがポイントです。話者のほうを見れる場合は視線を向けても構いません。ほかの学生を見るのが難しい場合は、意識的にうなずくのもおすすめです。

話を聞いていない様子は面接官から見られてしまうため、退室するまでは常に評価の対象であると心掛けましょう。

オンライン集団面接のマナー

企業によっては、オンラインで集団面接を実施する場合があります。オンラインの集団面接では、以下の点は特に気をつけましょう。

・発言の終わりに「以上です」などと伝えて、会話の切れ目を分かりやすくする
・発言する際を除いて、マイクはミュートにしておく
・画面越しで伝わるように、ややオーバーな表情、動きを心掛ける
・明るく静かな撮影環境を確保する

オンラインで複数が会話する場合、音声が被ったり音が干渉したりするため、会話の終わりを意識するのがポイントです。同様に、自分が発言するときだけマイクをオンにして、発言が終わったらミュートにして、余計な音を拾わないように配慮しましょう。

対面の集団面接よりも表情や動きは大きめを意識することで、画面越しでも傾聴している様子が伝わりやすくなります。

オンライン面接のマナーは「Web面接ってどうやるの?就活生が知っておくべきマナーや注意点」でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

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集団面接での質問例

集団面接では、自己紹介や志望動機を中心とした一般的な質問がなされる傾向です。ここでは、集団面接での質問例をまとめているので、どのような回答をすべきかあらかじめ考えておきましょう。

自己紹介をしてください

集団面接の最初の質問としてなされるのが自己紹介です。一般的には、氏名、大学名、専攻内容、時間の長さに応じて強みや長所を簡潔に伝えます。

もし、面接官から盛り込んでほしい内容を指定された場合は、そのとおりに回答しましょう。

集団面接における自己紹介は、「集団面接の自己紹介、気をつけるべきポイントは?」の記事でも詳しく解説しているのであわせて参考にしてみてください。

自己PRをしてください

自己紹介とセットで、または個別で問われるのが自己PRです。集団面接の場合、ありきたりな内容では印象に残りにくいため、キャッチフレーズをつけるなどして伝え方にこだわりましょう。

たとえば、「コミュニケーション能力の高さが強みです」よりも、「初対面の人や年齢を問わず、どんな人とも1分で打ち解けられるコミュニケーション能力の高さが強みです」のほうが印象に残るはずです。

60秒前後で答える必要があるため、300文字を目安に自己PRを事前に考えておくとよいでしょう。

自分の長所、短所について聞かせてください

自己PRを聞かない代わりに、長所や短所を質問する場合もあります。それぞれを30秒ほどで回答する必要があるため、伝えたい内容はできる限りシンプルにまとめておきましょう。

なお、短所を回答する際は、裏を返せば長所となるような答え方をするのがおすすめです。たとえば、短所として「少し頑固なところ」があれば、長所は「こうと決めたら諦めずにやり通す性格」とすることで、一貫性のある内容にまとまります。

志望動機は何ですか?

集団面接では、志望動機もほぼ必ず聞かれる質問です。ほかの学生と結論部分の理由は似てしまうかもしれませんが、自分の経験を踏まえて、志望するに至った経緯を具体的に伝えましょう。

エピソードだけでなく、入社後のキャリアやどのように活躍していきたいかについてもオリジナリティを出せるため、差別化を意識して志望動機を伝えるのがポイントです。

学生時代に力を入れたことは何ですか?

学生時代に力を入れてきたこと(ガクチカ)も、集団面接で質問されることが多いです。

・部活動やサークル活動
・インターンシップ
・ボランティア
・ゼミ

ガクチカに関しては、継続的に取り組んできたことを伝えましょう。どのような目的や課題感があり、どのような行動を起こして結果的に何を得られたのかは、具体性をもってアピールできる内容です。

継続して取り組んできた経験は、責任感のある人物であることをアピールするチャンスにもなるため、自己分析を通じて過去の経験を棚卸ししましょう。

挫折や失敗した経験について教えてください

場合によっては、挫折や失敗した経験を質問されることもあるようです。この質問は、失敗や困難に直面した際、どのように向き合って問題を解決したのかを知りたいという意図があります。

挫折や失敗から何を学んで次に活かしたのか、その経験を入社後にも活かせるのか判断することで、自社への適性を見ているのです。

就職してから慣れないうちは失敗や挫折を繰り返すことも多いため、経験をバネにして成長していける人材であるか見極めたい狙いがあります。

何か質問はありますか?

集団面接では、いわゆる「逆質問」と呼ばれる、学生からの質問を求めるケースもあります。企業としては、自社への興味関心の度合いや熱意を図る意図があるため、積極的に質問できるとアピールにつながるでしょう。

ただし、企業の採用サイトなどを見れば分かるような質問をすると、むしろ企業研究が足りていないと思われる可能性があるため注意が必要です。

逆質問は個人面接の際にも取り入れられることが多いため、面接が決まった段階で複数の質問を用意しておくことをおすすめします。

逆質問が思いつかない人は「就活の逆質問例50選!一次面接から最終面接における考え方や注意点も解説」を参考にしてください。

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集団面接前日までに準備しておきたいこと

面接当日を迎えるにあたって、以下の準備をあらかじめしておけると安心できるはずです。

・よくある質問への回答集を作成する
・入退室のマナーをおさらいする
・企業の採用サイトで基本情報を見直す

初めて集団面接を受ける場合は特に緊張しますが、流れ自体は個人面接とほぼ同じなので、そこまで構える必要はないでしょう。

面接への不安が消えない人は、就活エージェントや大学のキャリアセンターなどを利用して、模擬面接を受けるのがおすすめです。実践形式で面接対策をしておくことで、本番のシミュレーションができるのはもちろん、アドバイスをもらうことで自信を持って当日を迎えられます。

面接の受付もチェックされている?受付での対応マナーを解説」も参考にして、受付時のマナーもおさらいしておきましょう。

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「集団面接でしっかり話せるか不安…」「準備が足りていない気がする」など、就活には悩みがつきものです。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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