【就活お悩み相談室 #5】面接で印象を良くする方法がわからない

こんにちは。キャリアチケットのキャリアアドバイザー・樋口です。「面接を通過しない」と面接の方法で悩みを抱えている学生は本当に多いです。今回取り上げるのも「面接で印象を良くする方法がわからない」というお悩み。

第3回でも面接対策についてお話しましたが、面接では企業は様々な観点で学生をチェックしています。今回は、その中でも「印象」に着目し、面接官にいい印象をもってもらうためにどうすれば良いか解説していきたいと思います。

 

キャリアアドバイザー

樋口 美和子(ひぐち・みわこ)

大学在学中にインターンシップの斡旋団体に所属。卒業後にレバレジーズ株式会社へ入社。入社後はキャリアチケットの立ち上げメンバーとしてキャリアカウンセリングを担当。一人ひとりの気持ちに寄り添い本人の価値観に合った学生のキャリア支援をしています。

 

すべての選考フェーズで印象は大事な要素

新卒採用において企業は本当に多くの学生の中から採用したい学生を選びます。選考の過程において筆記試験など数値化できる指標を用いることもありますが、多くの企業にとって「絶対的な基準」があるわけではなく、「あいまいな基準」、つまり印象値による評価が大きな割合を占めています。企業によっても、また同じ企業でも面接官によって評価の仕方は変わるため一概にはいえませんが、印象評価は5割程度を占めると私は考えています。

印象といっても、見た目の印象や話し方、話の伝え方などさまざまな要素があります。例えば、声のトーンや大きさ、表情、姿勢といった見た目の部分。表情が硬かったり、声が小さいと暗い人だと評価されてしまいます。

「面接で表情がどうしても硬くなってしまいます」という相談を受けることがありますが、普段から表情豊かに話せない人が面接のときだけ急に笑顔で話すことは難しいでしょう。質問に対してあいづちを打ったり、話の合間にふと笑顔を見せるだけでも明るい印象に変わるので、できることから始めていきましょう。また、自分で面接練習をするときは、録画して見直したり、別の誰かにチェックしてもらい、どういう印象を受けたか聞いてみてください。

職種によって印象評価の基準も変わってきます。例えば営業職の場合は、声のトーンや明るさ、ハキハキした喋り方かどうか、聞き取りやすい声かどうかをチェックされることが多いですが、エンジニアの場合は営業職ほど細かく印象をチェックされることは少ないです。営業職や販売職など、人と接する仕事であれば、印象は重視される傾向にあります。

伝え方は対策しやすい

表情や声の大きさなどは意識することは大切ですが、これまでの習慣もありますので、短時間で劇的に変わるものではありません。そのため、私が学生の面接対策をするときは、話の「伝え方」を改善することを重点的に行っています。

面接前は学生と話の内容を詰めるために、面接で何を話すか聞くことから始めるのですが、話が整理されていないと感じることが多くあります。そのため、まず話の内容を整理し、話すときは「結論から話す」ことと、「一文は短く話す」ことをアドバイスしています。

普段の会話ではあまり意識しないかもしれませんが、「結論から話す」「一文は短く話す」ことは面接やプレゼンの場で話をわかりやすく伝える効果的なテクニックです。

結論から話す方法は「PREP法」と呼ばれており、PREPとはPoint(結論)、Reason(理由)、Example(事例、具体例)、Point(結論を繰り返す)の頭文字を取った言葉です。

①結論②理由③具体例④結論の繰り返しの順に話を組み立てると、相手に上手く伝えることができるので、面接ではPREP法を意識すると良いでしょう。
 

PREP法を使った“ガクチカ”の書き方

以前私が面接対策を担当した学生は、「学生時代に頑張ったエピソード」をPREP法に則って次のように話を整理しました。
 
<Before>
私はテニスサークルの副代表だったのですが、副代表になった当初、1年生の練習の参加率が50%と著しく低下していました。練習に参加しないメンバーから理由を聞いてみると、先輩同士がコートで練習していると気を使って十分に練習できないことが不満につながっていることがわかりました。1年生も含めて全員が練習に打ち込める環境を作ることが必要だと考えた私は、1~4年生を混ぜたチームを編成し、定期的にペアの組み直しを行うようにしました。メンバーが各コートを平等に使えるようになったことで、全員が同じ量の練習ができるようになりました。
また、サークルのイベントも年2回開催しました。これによりサークル全体の雰囲気がよくなり、1年生の練習の参加率も80%まで上がりました。
 
<After>
P:テニスサークルの副代表としてメンバーが活動に集中できる環境づくりに力を入れました。

R:私が副代表になった当初、1年生の練習の参加率が50%と著しく低下していました。練習に参加しないメンバーから理由を聞いてみると、「先輩同士がコートで練習していると気を使って十分に練習ができない」と不満に感じていることがわかりました。私は1年生も含めて全員が練習に打ち込める環境を作ることが必要だと考えました。

E:そこで私は1~4年生のメンバーを混ぜた練習チームを編成し、各コートを平等に使えるようにしました。そして、同学年のペアができないように定期的にペアの組み直しを行い、全員が同じ量の練習ができるような環境を整えました。また先輩後輩同士のコミュニケーションを活発にし、話しやすい関係性を作るために、サークルのイベントを年2回開催しました。

P:この結果、1年生の練習参加率が80%まで上がり、サークル全体の雰囲気も良くなったことで練習に意欲的になるメンバーが増えました。この経験から、何が課題になっているかを特定してから問題を解決していくことの大切さを学びました。

このようにPREP法に沿って書き直した文章のほうが、すっきりした文章になっていることがわかると思います。では、次のようなPREP法フレームワークを使って「学生時代に頑張ったこと」を書き出して整理みてみましょう。
 

面接前はまず自分の話したい内容をざっと書き出し、PREP法を使って内容を整理してみてください。このとき一文はできるだけ短くすることを心がけると、より相手に伝わりやすい内容になります。


就活エージェントから紹介された企業の選考を受けた場合、私たちエージェントは選考の度に企業の方から学生についてフィードバックをもらいます。面接時の良くないフィードバックに多いのが「印象が暗い」「話が長く要領が悪いと感じた」「回答がずれていた」というもの。

面接で相手にどんな印象を与えているのかというのは、自分では気づきにくいと思います。面接対策をするときは、友達やご家族、もしくは私たちのような就活エージェントを頼って、チェックしてもらうことをおすすめします。

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