看護学生の自己PR例文10選!考え方や注意点・魅力的に書くコツも解説

このページのまとめ

  • 採用担当者は自己PRを通じて、入職後に活躍できるイメージが湧くか確認している
  • 看護師の自己PRには、アピールしたい強み・エピソード・業務への活かし方を書く
  • 自己PRは志望動機と区別した上で、アピールポイントを絞って自分らしさを出す

看護学生の自己PR例文10選!考え方や注意点・魅力的に書くコツも解説のイメージ

「看護師の自己PRをどのように書けばよいか分からないから例文を見たい」と考えている看護学生は多いのではないでしょうか。

この記事では、アピールしたい強み別で10の自己PR例文をまとめました。採用担当者が看護学生の自己PRを評価するポイントや、書き方・書く際の注意点・魅力的にまとめるコツも解説しています。

看護師の自己PRが思うように書けなくて悩んでいる看護学生は、ぜひ参考にしてください。

自己PRの作り方について相談したい

   
目 次

魅力的な自己PRでほかの看護学生と差別化しよう

看護師を目指すかどうかに限らず、就職活動において、自己PRは特に重視されます。

・自分の強みを客観的に理解できているか
・どのような経験から強みを見出しているか
・その強みを就職先でどのように活かせると考えているか
・自分を採用するメリットをアピールできているか

自己PRでは上記を中心に見られているため、これらを言語化することで魅力的な自己PRを書けるようになるはずです。当然ですが、差し障りのない自己PRを書いていては、ほかの看護学生と差別化するのは難しいでしょう。

そもそも、就職活動は、企業・病院と就活生・看護学生がマッチングする機会であるため、相手のことを知り、自分を適切にアピールすることが大切です。

内定をもらえる確率を高めるためにも、ほかの看護学生との差別化を意識して、魅力的な自己PRを書けるようになりましょう。

自己PRでアピールする強みに関しては、「自己PRの強みとは?好印象を与えるポイントと例文をご紹介」をご覧ください。

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看護学生の自己PRで採用担当者が確認している内容



魅力的な自己PRを考えるにあたって、まずは企業・病院側の目線を理解することが大切です。ここでは、看護学生の自己PRについて、採用担当者が確認している内容を3つ解説します。

採用担当者が評価するポイントを理解して、自己PR作成に活かしましょう。

求める人物像にあっているか

看護学生の自己PRでは、求める人物像にあっているかが確認されます。

病院やクリニックなどがどのような看護師を求めているかは、自己PR作成前に企業研究として調べておくことが重要です。Webサイトや説明会、OB・OG訪問などを活用して、さまざまな角度から病院の情報を集めてください。

求められる看護師像にマッチしない強みをアピールしても、採用担当者に響かないのは想像がつくはずです。看護学生が書いた自己PRに関しては、まずは求める人物像にあっているか見られていることを覚えておきましょう。

企業研究の方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で詳しく解説しています。

職場の風土や雰囲気にあっているか

看護学生の人柄や性格が、職場の風土や雰囲気にあっているかも重要なポイントです。

人柄や性格が職場の雰囲気にあわないと、看護師同士のトラブルにつながりかねません。院内におけるコミュニケーション・連携体制が求められるのも想像に難くないため、スムーズに馴染めそうか判断しているのです。

たとえば、協調性を重視する職場の場合、コミュニケーションをとり、協力して行動できるかが見られます。併せて、考え方や価値観が企業の理念とあうかも見られるポイントです。

どのような看護師が働いているのかなど、職場の雰囲気も考慮して自己PRを作る必要があります。

入職後に活躍できるイメージが湧くか

自己PRの内容を通じて、入社後に活躍できるイメージが湧くかどうかも重要です。

自身の働く姿が一読して想像できるような、わかりやすくて具体的な自己PRを作成しましょう。

採用担当者に活躍のイメージを持ってもらうためには、自分がアピールした強みと業務内容がマッチしていることが大切です。そのため、アピールする強みは何でもよいわけではなく、業務との関連性を考える必要があります。

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看護学生が自己PRを作るために準備すべきこと



ここでは、自己PRを作成するにあたって準備すべきことを解説します。

いきなり自己PRを書こうとしても詰まってしまうため、まずは作成に役立ちそうな情報のピックアップや整理を行うことが重要です。

徹底的に自己分析する

最初に、自己分析を通じて自分がどのような人間であるかを見直しましょう。

当然ですが、自己PRでは自分の強みをアピールしなければなりません。そのため、以下の内容を中心に、今までの自分について深く分析してください。

・うまく行ったと思う経験|失敗した経験
・昔から自覚している性格的な特徴
・両親や友人などからよく指摘される自身の性格
・仕事をする上で大切にしたい思い・価値観

上記の内容で書き出せた内容に対して「なぜ」を繰り返すと、より具体的で明確な強みや長所、大切にしたい考え方を言語化できるはずです。

まずは自分はどのような人間であるかを改めて見つめ直して、アピールできそうな強みのタネを探しましょう。

強みと弱みを洗い出す

自己分析で自分について見つめ直せたら、強みと弱みの洗い出しをします。

印象に残っているエピソードや経験に関して、どのような強みが発揮されたのか書き出してみましょう。また、書き出せた強みは違う見方もできることが大半です。

たとえば、毎日5㎞のランニングをしているというエピソードがあれば、継続力が高いと言えるでしょう。そのほかにも、「コツコツ努力できる」「根性がある」などと言い換えられるでしょう。

同様に、弱みに関しても見方を変えれば強みとして表現できます。

・楽観的 → ポジティブ
・頑固 → 意思が強い
・心配性 → 計画性がある
・抱え込みやすい → 責任感がある
・おせっかい → 気配りができる

自分の弱みばかりに目がいってしまう場合でも、上記のように視点を変えることで、強みとして表現できるはずです。

自分が備えている性格的な特徴に関して、強み・弱みとしてそれぞれ言語化してみましょう。

強みの見つけ方を詳しく知りたい人は「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」をご覧ください。

理想の看護師像をイメージする

自身の強みや弱みを洗い出すのと同時並行で、理想の看護師像もイメージしてみてください。社会に出てからのキャリアプランでも構いません。

・どのような看護師になりたいのか
・看護師としてどのように貢献したいか
・どのような仕事にやりがいを感じられそうか

「洗い出した強みを看護師業務でどのように活かせるか」という視点でキャリアを考えると、自己PRと関連性の高い看護師像をイメージできるはずです。

ここまでのステップを実践することで、自分という人材のアピールポイントをまとめられるでしょう。

志望する病院の特徴や理念を調査する

自己PRを効果的にするには、志望する病院やクリニックなどの特徴・理念の理解も欠かせません。

自分の強みを主観的にアピールするだけでは、採用担当者に響かない自己PRになってしまいます。

・どのようなところが魅力に感じるのか
・先進的な取り組み事例があるといった、ほかの病院との違い
・病院の理念が特徴的で共感できる

志望先をリサーチする際は、求める人物像も必ず見ておきましょう。企業・病院について正しく理解することで、何をアピールすべきかも見えてくるはずです。

志望先の調査は、自己PRだけでなく志望動機を考える際にも欠かせないため、時間をかけて取り組みましょう。

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看護師の自己PRを作成する3つのステップ

看護師の自己PRを作成する方法を3つのステップで解説します。

先ほど紹介した事前準備でまとめた強みのリストと、志望する病院やクリニックなどの特徴一覧があれば、看護師を目指す自己PRは簡単に作成できるはずです。

アピールしたい強みから伝える

自己PRを作成する際は、結論であるアピールポイントから伝えましょう。

たとえば、「私の強みはコミュニケーション能力です」「私は傾聴力に自信があります」などのように、一文目で簡潔に強みを伝えます。

最初にアピールポイントを持ってくることで、採用担当者は「この学生は今から△△△(強み)について話を展開するんだな」と理解でき、続きの内容もイメージしやすくなるでしょう。

逆に、結論の前に説明が長くなると、何を伝えたいのかがわからなくなる可能性が高いです。そのため、アピールポイントは一番初めに持ってくることをおすすめします。

具体的なエピソードを盛り込む

アピールしたい強みに対して、具体的なエピソードを盛り込んで説得力を高めることが大切です。

具体的には、強みが発揮された場面や、強みを獲得した経験を説明しましょう。

結論に至った経緯・エピソードがあると強みの根拠がわかるため、自己PRに納得感が生まれます。自己分析の際は、自分の強みとそのエピソードをワンセットでまとめておくと、自己PRをスムーズに作れるでしょう。

自己PRで披露するエピソードの探し方については、「自己PRが書けない!エピソードを見つけるコツとは?」を参考にしてください。

自分の強みをどのように業務に活かすか伝える

自己PRのまとめでは、自分の強みをどのように業務に活かすかを伝えましょう。

エピソードで終わるのではなく、入職後の展望まで具体的に伝えることで、採用担当者に自分が働くイメージを持ってもらいやすくなります。

たとえば、「傾聴力を活かして、患者さんの悩みや不安を解消できる看護師として働きたいです」のようにアピールするイメージです。

自分の強みを志望先にアピールするには、「どのような業務があるのか」「どのような能力が必要とされているのか」に対する理解が欠かせません。志望する病院やクリニックなどを詳細に調べて、自分が働くイメージが湧くようなまとめで締めくくりましょう。

PREP法を使えば自己PRはスムーズに考えられる

自己PRに限らず、履歴書や面接で求められる質問は、PREP法を使うとスムーズに考えられます。

PREP法とは、プレゼンテーションや提案などの際によく使われる伝え方の枠組みです。

・Point:結論
・Reason:理由
・Example:具体例
・Point:再度結論(展望)

PREP法は上記の頭文字をとったものですが、先ほど解説した内容も、まずは結論である強みを紹介し、強みを補足する背景や具体例を展開して、再度結論として展望を伝える流れでした。

自己PRに限らず、履歴書に必ず記載を求められる志望動機や長所短所など、あらゆる質問はPREP法で考えるときれいにまとめられるはずです。

就活で自分の考えをまとめる際は、積極的にPREP法を使うとよいでしょう。

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自己PRを看護学生が伝える際の注意点5選



自己PRを作る際は、いくつか注意すべき点があります。ここでは、看護学生が自己PRを考える際に押さえておきたい5つの注意点を解説します。

1.自己PRと志望動機を区別する

自己PRと志望動機を混同してしまう人が一定数いますが、それぞれは区別してまとめてください。

それぞれについて、質問の意図を理解していなければ、似たり寄ったりな内容になりかねないため注意が必要です。

自己PRは、自分のアピールポイントや採用するメリットを伝える必要があり、強みを発揮したエピソードや強みが業務にどのように活かせるかを伝えます。

一方、志望動機は、病院やクリニックで働きたいと思った理由を伝えるものです。その際、志望理由とあわせて、入社後にどのような業務に携わりたいか、どのようなキャリアビジョンをもっているかなどを伝えます。

採用担当者の質問の意図を理解し、聞かれている内容に正しく答えるようにしましょう。履歴書に書く際も、それぞれの違いを意識することが重要です。

自己PRと志望動機の違いについては、「自己PRと志望動機は何が違うの?企業に伝わる書き方のコツと例文」も参考にしてください。

2.ネガティブな表現を避ける

自己PRを作成する際、ネガティブな表現は避けましょう。

自己PRのなかでネガティブな表現が多いと「入社してからスムーズに働けるだろうか?」のように、採用担当者からマイナスな評価を抱かれかねません。

たとえば、「看護師として仕事をするのは不安ですが、貢献できるように頑張ります。」などと伝えてしまうと、採用担当者も不安に感じるでしょう。ネガティブな表現は用いず、ポジティブな言い回しを心掛けてください。

3.抽象的な表現を避ける

自己PRでは抽象的な表現を避けて、できる限り具体的に説明しましょう。エピソードでは数字を用いてアピールするのがおすすめです。

たとえば、「アパレルのアルバイトを頑張りました」と事実ベースの経験だけを伝えても、何をどのように頑張ったのかがわかりません。

一方、「アパレルのアルバイトでは、お客様が商品を手に取ったタイミングで自分から必ず声をかけることを徹底して接客した結果、お客様満足度で1位を獲得できました」のように伝えれば、具体的なイメージが湧きます。

自己PRでは、「さまざま」「いろいろ」のように、抽象的な表現は避けてください。「1位」「3ヶ月」のように、数字で示すのがおすすめです。実践した行動も、具体的な言葉にすると伝わりやすくなります。

4.ほかの質問と一貫性を持たせる

就活は自己PRだけが見られているわけではないため、履歴書や応募書類に記載されたほかの質問と一貫性のある内容を意識しましょう。

質問によって回答に矛盾が発生すると、どの内容が正しいのか、採用担当者が不審に感じてしまいます。

たとえば、自己PRでコミュニケーション能力を強みにした人が、短所で口下手・奥手なところを伝えるのは矛盾が生じるため注意が必要です。

履歴書で求められた各質問に対して、一貫した内容になっているか、内容が矛盾していないか今一度確認してください。

5.自分をよく見せようとして嘘をつく

自己PRでついやってしまいがちなのが、自分をよく見せようとして嘘をつくことです。

事実とは異なる内容を伝えても、どこかで矛盾が起きる可能性は極めて高く、採用担当者も多くの看護学生を評価しているため嘘は見破られると思っておいたほうがよいでしょう。

嘘をついた結果、極めて優秀な人材と評価されて入職すると、かえって仕事がしづらくなる可能性は否めません。

自己PRには優れた結果などが必要ではなく、自分の強みをわかりやすく表すエピソードであればよいため、嘘をつくことはやめましょう。

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自己PRの評価をグッと高めるための5つのコツ

看護師の自己PRを書く際の方法や注意点を解説しましたが、ここでは、評価をさらに高めるためのコツをまとめました。

以下で紹介する5つを意識して、自己PRの完成度をグッと引き上げましょう。

1.アピールポイントは一つに絞る

アピールポイントは一つに絞って、内容はわかりやすさを重視してください。

あれこれとアピールポイントを伝えてしまうと、採用担当者に「結局何が言いたいんだ」と思われかねないため注意が必要です。

「アピールポイントは複数あったほうがよいのでは」と思う人がいるかもしれませんが、むしろ一つに絞って、しっかりアピールしたほうが採用担当者の印象に残りやすいでしょう。

最も自分を表すアピールポイントを選び、それを具体的に書いて伝えることが大切です。

2.求められる看護師像に見合う強みをアピールする

アピールポイントを一つに絞る際は、求められる看護師像に適した・見合った強みかどうかで判断してください。

記事前半でも解説したように、就職活動は企業と就活生がマッチングする機会です。つまり、相手のことを深く知り、相手が求めているものを自分が持っていることをアピールするのが選考の場といえます。

要するに、病院やクリニックなどが新規採用者に求める人物像を理解して、それに当てはまる人材であることをアピールするのが重要なのです。

企業が求める看護師像に見合う人材であることをアピールできるよう、アピールポイントは慎重に選びましょう。

3.自分らしさが溢れるエピソードを盛り込む

自己PRには自分らしいエピソードを盛り込み、ほかの看護学生との差別化を図るのが重要です。

次の章で看護師の自己PR例文を具体的に紹介しますが、インターネットに掲載されている例文通りの内容をまとめても、採用担当者の印象には残らないでしょう。

採用担当者は多くの看護学生の履歴書や自己PRを見ているため、「似たような表現だな」と感じる可能性は十分あります。

ほかの看護学生よりも印象を残したいなら、自分らしいエピソード・経験にこだわってください。オリジナリティが増すほど、採用担当者に強い印象を残せるはずです。

4.長期間活躍したい旨や意欲をアピールする

看護師の新規採用は、長期間活躍してもらうことを前提にしています。

早期離職の可能性がありそうな人材は、看護師に限らず、採用される確率はグッと下がります。看護師として採用してもらうためにも、長きにわたってこの病院・クリニックなどで働きたいと考えていることをアピールするのが重要です。

特に、女性の場合はさまざまなライフステージの変化が想定されます。そのような際にも、退職することなく働き続けたい意欲があると伝えるようにしましょう。

5.第三者に添削を依頼する

自分でまとめた自己PRに関しては、誰かに見てもらうと客観的な視点が入って読みにくい・わかりにくい箇所が明らかになります。

自分では伝わると思っていた表現が、実はわかりづらいということもよくあるため、第三者に添削を依頼すると自己PRのクオリティはグッと高まるはずです。

友人同士で添削したり、キャリアセンターや就活エージェントを利用したりして、自己PRに限らず履歴書の内容を客観的に見てもらうことをおすすめします。

自己PRの添削サービスに関しては「自己PRの添削を依頼してみよう!利用できるサービスや注意点を解説」をご覧ください。

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看護学生が履歴書に書ける強み別の自己PR例文10選

ここでは、看護学生が参考にできる自己PRの例文を合計10パターン紹介します。それぞれ別の強みをアピールポイントにしているので、自分に当てはまるものがあれば参考にしてみてください。

1.コミュニケーション能力

私の長所は周りを明るくできるコミュニケーション能力があることです。私はどんなときもポジティブな気持ちに切り替え、周囲を笑顔にできます。

看護実習では患者様との関わり含め、初めてのことばかりで悩むこともありました。しかし、「自分が不安だと周りも心配してしまう」と考え、常に笑顔で接することを心がけていました。その結果、患者様から「頑張ってね」「ありがとう」などの言葉を掛けていただくようになり、少しずつですが自信につながりました。

なによりも笑顔で過ごしていることで、自分自身が元気になれたり、明るい気持ちになることができました。

実習の経験と私の強みを看護師になってからも活かして、どのようなときも笑顔を絶やさず、穏やかな対応を心がけたいです。

2.思いやり

私の長所は、思いやりを持って行動できることです。

私は、大学入学時から老人ホームでボランティア活動をしていました。施設内では忙しくしている職員の方が多かったので、自分の仕事以外にも何かできることはないかと、積極的に声かけを行いました。

また、一度頼まれた仕事については内容を覚えるようにし、職員の方が困っている場合には、自分から率先してサポートするように心がけました。その結果、施設スタッフの方から信頼していただけるようになり、施設全体でも、大変そうな人がいたらすすんでサポートする雰囲気ができました。ボランティア最終日には、手作りの寄せ書き色紙をいただけたことも嬉しかったです。

当時の経験を活かし、貴院に入職してからも思いやりを持ち続け、どんなことも疎かにせず丁寧に向き合って取り組んでいきたいです。

3.忍耐力

私の長所は、忍耐強く物事に取り組めることです。

学生時代に取り組んだ看護実習は、複数あるプログラムのなかでもっとも大変とされていましたが、無事に完遂できました。そもそも、私が通う学校では、看護実習の内容は全員が共通のプログラムで行うものではなく、一部を選択して自分にあった実習内容を構成できるものでした。

そのため、私は実務経験を少しでも積みたいと考えたため、実習時間がもっとも長く、課題も多く出される実習プログラムを選択しました。一人暮らしをしていることもあり、生活費は自分で賄う必要があったため、日中は看護実習、夕方からアルバイト、夜は課題作成と、かなりハードな日々でした。

しかし、そのような状況でも忍耐強くすべてに取り組み、実習を完遂させるだけでなく、アルバイト先にも迷惑をかけることなくその期間を過ごせました。

貴院に入職してからも、持ち前の忍耐強さを活かして多忙な看護師業務を忠実に遂行し、ひたむきに患者様と向き合いたいです。

4.傾聴力

私の強みは傾聴力の高さです。

大学入学時から所属しているテニスサークルでは、文化祭の実行委員を担当しました。文化祭に関わる全メンバーの意見を聞きまとめながら、提案や改善策を指示しました。

実行委員では、30名いるメンバー全員の意見をまとめるのに苦労しました。最初に行った会議では、それぞれが自由に主張してしまい、意見がまとまらずに失敗した経験があります。そこで私は、1人ひとりにアンケートをとり、意見をまとめたうえで全体会議を実施しました。意見がある程度まとまっていることで、議論もスムーズに進み、最終的にはみんなが納得する楽しい文化祭にできました。

貴院に入職したあとも傾聴力を発揮し、チームワークを大切にしながら活躍したいです。

5.責任感

私の長所は責任感の強さです。

看護実習を通じて改めて感じたことが、医療の現場では些細なミスさえ許されず、常に慎重かつスピーディな仕事が求められるということです。そこで私は、課題の提出とは別で毎日日誌をつけて、その日の実習で学んだことや反省点をまとめて改善できることがないか考え続けました。

その結果、実習当初はうまくできなかった業務もスムーズに行えるようになり、実習後半では先輩の動きをよりつぶさに観察できるような心の余裕も少しだけ持てるようになりました。

実習の経験を踏まえ、看護師として院内の業務に責任を持ち、あらゆる業務に細心の注意を払って信頼される存在になれるよう毎日取り組んでいきたいです。

6.協調性

私の強みは、周りの人と協力して物事に取り組めることです。

私は中学・高校生の頃に吹奏楽部に所属しており、トランペットを担当しました。高校3年生では副部長を任され、部長のフォローはもちろん、部員一人ひとりに寄り添って、不満のキャッチアップやモチベーションの維持に取り組みました。また、楽器のパートごとに行っていた朝の練習を全体で行うことを提案してモチベーションを高め、その結果、県のコンクールでは銀賞を受賞できました。

医療の現場では看護師が一丸となって患者様の対応を求められるため、自身の協調性と当時の経験を活かして、質の高い看護業務を提供できるよう努力いたします。

7.リーダーシップがある

私の長所は、チームの先頭に立って能動的に動けるリーダーシップ力が強いところです。

実習先では、チームのリーダーをすすんで引き受け、メンバーのまとめ役を買って出ました。実習期間中、先輩看護師の指導を適切に仰ぐのはもちろん、わからないことはその都度質問して、その日の疑問点は必ずなくしてから実習を終えるようにしていました。加えて、毎日の実習が終わってから必ずメンバーで集まり、その日の反省会をして翌日に活かすことを続けました。

看護師として働く際は、立場に関係なく、その時々の状況に合わせて臨機応変に対応する姿勢が求められます。看護師同士はもちろん、ほかの職種との連携も大切にして、院全体を意識した働き方をしていきたいです。

リーダーシップ力を活かして、同僚だけでなく患者様にも頼りになる看護師を目指したいです。

8.向上心が高い

私の強みは向上心の高さです。

私は幼少期の頃から何かにハマると極めたくなる性格で、3歳の頃から高校3年生までバレエに没頭し、大学では小さい頃からの夢である看護師を目指すため、勉強に励んでいます。

直近で行われた看護実習では、先輩看護師の仕事をサポートする立ち回りを任される機会が多く、最初は言われたことに対応するのが精一杯で、もどかしい日々を過ごしました。もっとスムーズに動けるようにするにはどうしたらよいか、先回りして動けることはないかを常に考えて行動し、先輩に積極的に質問して自分の業務の幅を広げられるように努力し続けました。

その結果、実習では高評価をいただき、サポートさせていただいた先輩からも褒めていただきました。向上心の高さを貴院でも活かし、毎日の看護業務で常に学び、考えながら行動して、看護師スキルを高めていきたいです。

9.地道に努力できる

私の長所は、地道な努力を継続できることです。

私の母親は看護師をしており、大変そうな姿を見ることもありましたがとても充実して毎日が楽しいと話していたため、私も看護師に興味を抱くようになりました。しかし、当時の私は目が当てられないほどの成績で、勉強も苦手で看護学校への入学は到底できるものではありませんでした。

そこで私は心を入れ替え、平日は毎日4時間の勉強を欠かさず行うことに決めました。塾にも通わせてもらい、環境を整備して自らを追い込み、コツコツ淡々と参考書の問題を解いて、理解できる内容が少しずつ増えてきました。すると、勉強も徐々に楽しくなり、偏差値も右肩上がりで上昇して、志望していた看護学校に無事入学できました。

勉強する習慣が身についたことで、現在も実習の課題や自習に難なく取り組めています。地道に努力できる姿勢を看護業務にも活かして実務を1日でも早く覚えて、患者さんに安心してもらえるような看護師になりたいです。

10.行動力

私の強みは、能動的に行動できるところです。

実習期間中、私は誰よりも率先して行動し、実務から多くの学びを得たいと考えていました。そこで、ほかの実習生に先んじて先輩のフォローに回ったり、少なくとも1日3回は質問することを意識して、実習中の疑問はすべてその日に解消させることを徹底したりしました。

実習の初期はたどたどしい動作でしたが、実習の終盤には少しスムーズに行えるようになり、先輩看護師の所作をより注意深く見る余裕も生まれました。実習もあっという間に終わってしまい、充実した毎日を過ごせました。

貴院に入職してからも、指示待ちにならず、できることから能動的に行動する姿勢を絶やさないのはもちろん、業務の幅を広げられるように努力いたします。

ここで紹介した自己PRは300〜400文字でまとめていますが、もっとコンパクトにまとめたい場合は「自己PRを短文で書くコツとは?例文を交えて作成法を徹底解説!」を参考にしてください。

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面接で自己PRを答えるときのポイント

最後に、面接で自己PRを答えるときのポイントを解説します。今までは履歴書に自己PRを書くときのコツや注意点でしたが、口頭で答える際は別途気をつけたいポイントがあるため、以下の内容も参考にしてください。

応募書類の内容に沿って答える

面接で自己PRを答える際は、履歴書などの応募書類に書いた内容に沿って答えましょう。

採用担当者は、手元にある履歴書などを見ながら面接を行うのが通常です。そのため、手元の書類と異なる内容を回答すると、採用担当者の理解を妨げる原因になりかねません。

また、応募先の病院の言い方に関して、履歴書などの応募書類では「貴院」であるのに対して、口頭では「御院」と表現する点も気をつけましょう。

エピソードはさらに掘り下げる

面接で自己PRを答える際は、エピソードをさらに具体的な内容まで掘り下げるのがおすすめです。

履歴書などと全く同じ内容を回答しても、採用担当者は既に目を通した内容であるため、それでは追加の情報がありません。面接はその場でコミュニケーションをとる機会であるため、エピソードを膨らませると質問のきっかけになるはずです。

自己PRに限らず、さまざまな質問に対する回答は、応募書類に記載した内容をそのまま答えるのではなく、何か情報を追加するようにしましょう。

1分程度で答える

面接における質問の解答時間は、1分程度を意識してください。

話す速さにもよりますが、聞き取りやすい速さで話すと、1分間に話せるのは300文字程度が一般的です。1文が平均50文字であれば、6つの文章で構成した内容が約1分に収まる計算になります。

面接の回答はPREP法を意識して、結論から答えた上で、理由や背景、再度結論を話して分かりやすさを優先しましょう。

面接によっては、自己PRに制限時間を設けて回答する場合もあります。「自己PRを3分で伝えるポイントは?評価されるコツや例文も紹介!」で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

回答に自信を持つ

面接で自己PRを伝える際は、回答に自信を持ちましょう。自己PRという性質上、自信なさげな態度では採用担当者にマイナスな評価を抱かれかねません。

自己PRの内容は、ほかの看護学生と比較するものではなく、自分らしさを最大限アピールすることが極めて重要です。自己分析を踏まえて考え抜いたアピールポイントに自信を持ち、堂々と答えるようにしましょう。

笑顔でハキハキと答える

回答に自信を持つことに加えて、笑顔でハキハキと答えることも大切です。

無愛想な表情でボソボソと話されるより、笑顔でハキハキと話してくれたほうが、回答が同じだとしても印象は異なります。第一印象は入室してから5秒ほどで決まり、長くても30分程度で終了する面接の最中に、印象が好転することはほとんどないでしょう。

面接室に入る瞬間から表情を意識して、笑顔とハキハキした受け答え、自信を持った堂々とした姿勢を絶やさないようにすることが重要です。

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自己PRに悩む看護学生のあなたへ

自己PRで何をアピールするのか、どのように伝えればよいのか悩む人も多いのではないでしょうか。自己PRのアピール方法がわかったとしても、自分にどう置き換えていいか悩んでしまうことも多いです。

就職活動の悩みは、友人と共有できても解決には至らないかもしれません。また、学校のキャリアセンターも利用できますが、就活のプロである就活エージェントへの相談もおすすめです。

就活に関するさまざまなアドバイスを受けたいのであれば、ぜひキャリアチケットに相談してください。

キャリアチケットでは、自己PR作成に悩む看護学生に対して、アピールする強みの発見から文章の書き方などを徹底的にサポートしています。既に自己PRを作った方についても、就活のプロが添削を行います。内定獲得に向けて、キャリアチケットを利用して自己PRの悩みを解消しましょう。

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キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。