看護学生の自己PR例文14選を強み別で解説!考え方・書くコツ・注意点も

このページのまとめ

  • 採用担当者は自己PRから、入職後に長期間活躍できるイメージが湧くかを確認している
  • 自己PRには、アピールしたい「強み」「エピソード」「業務への活かし方」を書く
  • 自己PRは志望動機と区別したうえで、アピールポイントを絞って自分らしさを出す

看護学生の自己PR例文14選を強み別で解説!考え方・書くコツ・注意点ものイメージ

「看護師の自己PRをどのように書けば良いか分からない」「どの強みをアピールすれば良いのだろう」などと悩む看護学生も多いでしょう。自己PRを書く際は、長期間活躍できる人材であると具体的にアピールすることが大切です。

この記事では、アピールしたい強み別の自己PR例文を14個紹介しています。自己PRの書き方や注意点もまとめたので、魅力的な自己PRを書いて選考を突破したい看護学生は、ぜひ参考にしてください。

自己PRの作り方について相談したい

   
目 次

魅力的な自己PRでほかの看護学生と差別化しよう

就職活動において、志望する企業から内定をもらうには、履歴書やエントリーシートで自分をアピールする必要があります。それは看護師になるための就職活動においても同じであり、自己PRは特に重視されるため、入念な対策が欠かせません。

自己PRでは下記のような事項が主に見られているため、これらを言語化することで自己PRの完成度を高められます。

・自分の強みを客観的に理解できているか
・どのような経験から強みを見出しているか
・その強みを病院でどのように活かせると考えているか
・自分を採用するメリットをアピールできているか

就職活動は、病院と看護学生がマッチングする機会であるため、応募先の病院についてよく調べたうえで自分の強みをアピールすることが大切です。内定に近づくためにも、ほかの看護学生との差別化を意識して、印象に残る自己PRを作成しましょう。

自己PRでアピールする強みや長所については、「自己PRと強みの違いは何?長所やスキルなどとの違いや答え方も解説」の記事も読んでみてください。

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看護学生の自己PRで採用担当者が確認している内容

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魅力的な自己PRの作成には、病院側がどんな点について注目しているかを理解する必要があります。以下で紹介するポイントを事前に押さえておきましょう。

求める人物像に合っているか

看護学生の自己PRをチェックする際、病院が求める人物像と合っているかを見ています。病院側としては、ミスマッチによる早期離職の可能性をできる限り下げ、採用した人が長く働いてくれることを望んでいます。

病院が求める看護師像にマッチしない強みや長所を伝えても、採用に至ることは難しいでしょう。

就職を希望する病院やクリニックなどがどのような看護師を求めているかは、企業研究を通じて調べておくことが重要です。企業研究の方法は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事も参考にしてみてください。

企業説明会やOB・OG訪問などを通し、さまざまな角度から病院の情報を集めることも効果的です。企業説明会については「説明会と就活セミナーどっちに参加する?それぞれの違いやメリットを解説」の記事を、OB・OG訪問については「就活におけるOB・OG訪問の役割とは?しておくべき質問やマナーも解説」の記事なども参考にしてみてください。

職場の風土や雰囲気に合っているか

自己PRでは、志望者の人柄や性格が、職場環境や雰囲気に合っているかも注目されています。

職場の雰囲気に合わないと、仕事を円滑に進める際の連携がうまくとれないこともあるでしょう。看護師の仕事ではチームワークが求められるため、ほかの同僚と馴染めそうかどうかも慎重に判断されます。

看護実習などで体感した職場の雰囲気や実際に病院を訪れた際の感想など、職場の雰囲気も考慮して自己PRを作成すると、印象に残りやすくなるでしょう。

入職後に活躍できるイメージが湧くか

自己PRの内容から、入社後に活躍できるイメージが具体的に湧くかどうかも重要です。

採用担当者に自身が活躍するイメージを持ってもらうには、アピールする強みと業務内容がマッチしている必要があります。そのため、業務との関連性を考えて自分のアピールポイントを選ぶことが大切です。

採用担当者の目線になって、「自分を採用するとどのようなメリットがあるか」を意識すると、高評価が得られる自己PR作成に近づくでしょう。

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看護学生が自己PRを作るために準備すべきこと

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自己PRを作成する際は、自己と希望する病院を深く理解し、将来のキャリアを具体的にイメージすることが大切です。ここでは、自己PRを作成するにあたって準備すべきことを解説します。

徹底的に自己分析する

自己PRを考える際は、入念な自己分析を通じて自分を知ることから始めましょう。自分の強みや長所を言語化する必要があるため、以下の内容を参考に、自分の過去の経験を振り返ってみてください。

・うまく行ったと思う経験、失敗した経験
・習慣化している物事や経験、難なくできること
・昔から自覚している性格的な特徴
・両親や友人などからよく指摘される自分の性格
・仕事をするうえで大切にしたい思いや価値観

自身の過去の経験や出来事から、アピールできそうな強みを見つけていきましょう。強みを発揮したエピソードや内容に対して「なぜ」と繰り返し問いかけるのがおすすめです。原因を追求していくと、より具体的な強みや長所、大切にしたい考え方を言語化できるはずです。

強みと弱みを洗い出す

先述した「なぜ」の深掘りから、印象に残っている経験ではどのような強み・弱みが発揮されたのか書き出してみてください。また、書き出した強みを違う角度から見て、言い換え表現ができないか考えましょう。

たとえば、毎日5kmのランニングをしているというエピソードがあれば、継続力が高いといえるでしょう。ほかにも、「コツコツ努力できる」「根性がある」などと言い換えられます。同様に、弱みも見方を変えれば強みとして表現できます。

・楽観的 → ポジティブ
・頑固 → 意思が強い
・心配性 → 計画性がある
・抱え込みやすい → 責任感がある
・おせっかい → 気配りができる

仮に、自分の弱みばかりが思い浮かぶ場合でも、上記のように視点を変えることで強みとして表現できるはずです。自分が備えている性格的な特徴に関して、強み・弱みとしてそれぞれ言語化してみましょう。

強みの見つけ方は「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」も参考にしてください。

理想の看護師像をイメージする

自己分析をしながら、就職後の自分自身の看護師像やキャリアプランもイメージしましょう。

・どのような看護師になりたいのか
・看護師として病院や社会にどのように貢献したいか
・どのような仕事にやりがいを感じられそうか

洗い出した強みを業務でどのように活かせるかという視点で将来を考えると、自己PRと関連性の高い看護師像をイメージできるはずです。理想の看護師像を描ければ、自分のアピールポイントに一貫性を持たせることもできるでしょう。

志望する病院の特徴や理念を調査する

自己分析だけでなく、就職を希望する病院やクリニックなどの特徴・理念の理解も欠かせません。自己PRは、病院側の視点で考えることが重要です。

・病院のどのようなところに魅力を感じたのか
・先進的な取り組み事例があるといった、ほかの病院との違い
・病院の理念が特徴的で共感できる
・病院の規模や組織形態など

志望先の病院をリサーチする際は、求める人物像も必ずチェックしてください。病院について入念に調査すれば、自分のどの強みをアピールすべきか見えてくるはずです。

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医療業界で求められる能力やスキル

厚生労働省の「2023年度第6回雇用政策研究会関係資料集」によると、看護師業務が該当する医療・福祉業界において最も求められる資質は、「チームワーク、協調性・周囲との協働力」でした。

厚生労働省「2023年度第6回雇用政策研究会関係資料集(9p)」のグラフのイメージ

引用:厚生労働省「2023年度第6回雇用政策研究会関係資料集(9p)

次に求められるのが「職種に特有の実践的スキル」で、医療・福祉という業界ならではの傾向が見られます。新卒採用においては、実践的なスキルよりもチーム一丸となって業務に取り組めるかが重視される状況と言えるでしょう。

協調性をアピールしたい人は「看護師の自己PRで協調性をアピールするコツは?文章の構成や例文も紹介」も参考にしてください。

参照元
厚生労働省
2023年度第6回雇用政策研究会資料

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PREP法を使えば自己PRはスムーズに考えられる

自己PRに限らず、履歴書やエントリーシートでの質問への回答は、PREP法を使って文章を考えるのがおすすめです。

PREP法とは、プレゼンテーションや提案などの際によく使われる伝え方の枠組みです。下記の頭文字をとってPREP法と呼んでいます。

・Point:結論
・Reason:理由
・Example:具体例
・Point:再度結論(展望)

自己PRや志望動機を含め、就職活動でのあらゆる回答場面で活用できるので、この機会にしっかりとマスターしておきましょう。

自己PRのまとめ方は「受かる自己PRのまとめ方と分かりやすく伝えるポイントを解説【例文付き】」も参考にしてください。

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看護師の自己PRを作成する3つのステップ

ここでは、看護師の自己PRを作成する方法を3ステップで解説します。準備段階でまとめた強みのリストと、志望する病院やクリニックなどの特徴をまとめた情報があれば、自己PRはスムーズに作成できるでしょう。

1.アピールしたい強みから伝える

自己PRを作成する際は、結論であるアピールポイントを最初に伝えます。たとえば、「私の強みはコミュニケーション能力の高さです」などのように、一文目で簡潔に強みを述べましょう。

最初に強みを端的に伝えることで、採用担当者は「この学生は今から△△△(強み)について話を展開するんだな」と理解でき、続きの内容もイメージしやすくなります。

逆に、結論の前に説明が長くなると、強みが何であるのかが分からなくなる可能性が高いです。アピールポイントを冒頭で伝える「結論ファースト」は、特に意識しましょう。

2.具体的なエピソードを盛り込む

強みを冒頭でアピールしたあと、その強みが発揮された具体的なエピソードや説明を加えましょう。「その強みがあるといえる理由は何か」の説得力を高めることができるからです。

自己分析の際は、自分の強みとエピソードをワンセットにしておくと、自己PRをスムーズに作れるでしょう。自己PRのエピソードが浮かばない場合は、「自己PRが書けない!エピソードを見つけるコツとは?」を参考にしてください。

3.自分の強みをどのように業務に活かすか伝える

自己PRの締めくくりには、自分の強みを職場でどのように活かせるかを伝えましょう。採用担当者に自分が働くイメージを持ってもらうためにも、入社後の展望まで具体的に伝えるのがポイントです。

たとえば、「強みである傾聴力を活かして、患者さまの悩みや不安に寄り添える看護師を目指したいです」のようにアピールしましょう。

自分の強みを志望先にアピールするには、「病院にどのような業務があるのか」「どのような能力が必要とされているのか」に対する理解が欠かせません。志望する病院やクリニックなどを詳細に調べて、就職後の抱負を含ませつつ、自分が働くイメージをしてもらえる一文で自己PRをまとめましょう。

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自己PRについてのキャリアアドバイザーのアドバイス

Q.看護師の自己PRでは、どのような強みを伝えるべきですか?

看護師不足が問題となっている現代では、長期間活躍してもらうことを前提に採用しているので「何かを継続してきたエピソード」は評価されやすい傾向にあります。
ほかにも、日々進化する医療技術を学び続ける向上心、コミュニケーション能力、洞察力、忍耐力と、人の生命に関わる仕事であるゆえに、業界として求められる能力も多いのが看護師の特徴。なにをアピールしたらいいのか悩みますよね。
そのため、1つの自己PRの中で複数の強みをアピールすることもおすすめです
「継続力×それが継続できたのは△△な強みを発揮できたから」と伝えると、強みが一気に2つアピールできる自己PRになりますよ。

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自己PRの評価を高める5つのコツ

ここでは、自己PRの評価をさらに高めるためのコツを5つ紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。

1.アピールポイントは一つに絞る

自己PRで主張するアピールポイントは、一つに絞ることが大切です。履歴書やエントリーシートに書ける文字数は限られるため、複数の強みをアピールすると、「結局何が強みなのか」が採用担当者に伝わりづらくなるためです。

自分の強みを複数アピールしたい、という就活生も多いと思いますが、採用担当者の印象に残りやすくするためには、自分が一番アピールしたい強みを一つ選び、具体的なエピソードで説得力を加えることが重要です。

2.求められる看護師像に見合う強みをアピールする

アピールポイントを絞り込む際は、求められる看護師像に合致することを伝えられるかどうかで判断してください。

自分の強みを魅力的にアピールできても、病院側がその強みを重視していなければ、採用担当者には響かない可能性があります。就活では、病院のことを深く理解したうえで、評価者の目に止まる強みをアピールすることが重要です。

3.自分らしさが溢れるエピソードを盛り込む

自己PRでは、ほかの看護学生との差別化を図るため、オリジナリティのある文章にすることが重要です。

病院やクリニックの採用担当者は、数多くの履歴書やエントリーシートを見ています。ありきたりな表現やエピソードでは、担当者の目に留まることは難しいでしょう。内容にオリジナリティが増すほど、採用担当者からの評価も高くなります。

また、インターネットに載っている自己PRの例文をそのまま引用するのも避けましょう。

4.長期間活躍したい旨や意欲をアピールする

自己PRのまとめ部分では、長期間働ける旨や、主力として活躍していきたい意欲をアピールすることも大切です。看護師に限らず、新卒採用では自社で長期間活躍してもらうことを前提にしています。

早期離職の可能性がありそうな人や職場にマッチしなさそうな人の場合、採用される確率は下がるでしょう。病院側としても、採用コストがかかる以上、円滑に業務を遂行でき主力メンバーとして働いてくれそうな人材を集めたいと考えています。

5.第三者に添削を依頼する

完成した自己PRは、提出前に第三者に添削してもらうことをおすすめします。客観的な視点でチェックしてもらうことにより、読みにくい箇所や伝わりづらい表現などが明らかになります。自分では伝わると思っていた表現も、初見の人にとっては分かりづらいこともあるため、第三者に添削を依頼すると自己PRのクオリティが高まるでしょう。

履歴書やエントリーシートの添削依頼先に迷っている場合は、「自己PRの添削は誰に頼む?選び方と注意点・セルフチェックのコツも解説」も参考にしてください。

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看護学生が自己PRを伝える際の注意点5選

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ここでは、看護学生が自己PRをまとめる際の注意点を5つご紹介します。

1.自己PRと志望動機を区別する

自己PRを考える際は、志望動機とは区別してそれぞれをまとめましょう。

・自己PR:自分のアピールポイントや採用するメリットを伝えるもの。強みを発揮したエピソードや強みが業務にどのように活かせるかを盛り込む。
・志望動機:病院で働きたいと思った理由を伝えるもの。志望動機のまとめとして、どのような業務に携わりたいかやキャリアプランについて触れる。

自己PRと志望動機のいずれも、まとめ部分で入社後の抱負や展望について触れるため、似たり寄ったりな内容になりかねません。質問に正しく答えられないと、採用担当者からの評価が下がる可能性もあるため気をつけてください。

質問の意図を正しく理解して、問われている内容・答えて欲しい内容を汲み取ってまとめましょう。履歴書やエントリーシートで問われる各項目も、違いを意識することが重要です。

自己PRと志望動機の違いについては、「自己PRと志望動機の違いは?作成のポイントや例文を紹介」の記事でも解説しています。

2.ネガティブな表現を避ける

自己PRでは、「△△はできませんが」「△△の経験はないですが」といった言い方はしないようにしましょう。謙遜や謙虚さを意識した表現はネガティブな印象にとられてしまうため、採用担当者に不安を与えてしまう可能性があります。

たとえば、「看護師として仕事をするのは不安ですが、迷惑をかけないように頑張ります。」などと伝えてしまうと、「スムーズに働けるだろうか」という懸念を抱いてしまうでしょう。自己PRでは、ポジティブな表現を使うことを意識することが大切です。

3.抽象的な表現を避ける

自己PRを書く際は、できる限り具体的に説明しましょう。自分らしいエピソードを盛り込むのはもちろん、「1位」「3ヶ月」「10%アップ」のように数字で表せる成果や結果があれば積極的に取り入れてください。

たとえば、「アパレルのアルバイトを頑張りました」よりも、「アパレルのアルバイトでは、お客さまが商品を手に取ったタイミングで自分から必ず声をかけることを徹底した結果、お客さま満足度で1位を獲得できました」のように伝えれば、具体的なイメージが湧きます。

ほかにも、「さまざま」「いろいろ」のような抽象的な表現は避けましょう。実践した行動を具体的な言葉にして、一度読んだだけで情景が思い浮かぶようにすることが大切です。

4.ほかの質問と一貫性を持たせる

就活は自己PRだけが見られているわけではないため、履歴書やエントリーシートに記載したほかの質問と一貫性のある内容を意識しましょう。質問の回答に矛盾があると、どの内容が正しいのか、採用担当者が不審に感じてしまいます。

たとえば、自己PRでコミュニケーション能力の高さを強みにした人が、短所で内気であることを伝えるのは、記載内容に矛盾が生じるため注意が必要です。

履歴書やエントリーシートで求められた各質問の回答で、矛盾しているところがないか今一度確認してください。

5.自分を良く見せようとして嘘をつかない

自己PRを作成する際は、自分を良く見せようとして嘘を書くのはやめましょう。嘘をついて見破られると評価が下がるうえに、仮に見破られずに就職できたとしても、かえって仕事がしづらくなります。

そもそも事実と異なる内容をアピールしても、面接で矛盾が明らかになる可能性が高いです。採用担当者も多くの看護学生を見てきているため、嘘は見破られると思っておいたほうが良いでしょう。

自己PRのエピソードは、優れた結果だけが評価されるのではありません。自分の強みを分かりやすく伝えることが重要です。就職活動はありのままの自分で挑みましょう。

就活で嘘をつくことのリスクについては「就活で嘘をつくとどうなる?ばれる理由やリスクも解説」の記事も参考にしてみてください。

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看護学生が履歴書に書ける強み別の自己PR例文14選

ここでは、看護学生が履歴書やエントリーシートに書ける、強み別の自己PR例文を14パターン紹介します。自分に当てはまるものはエッセンスを抜き出し、具体的なエピソードを交えて差別化してみてください。

1.コミュニケーション能力

私の長所は、周りを明るくできるコミュニケーション能力があることです。私はどんなときもポジティブな気持ちに切り替え、周囲を笑顔にできます。

看護実習では患者さまとの関わりを含め、初めてのことばかりで悩む場面もありました。しかし、「自分が不安だと周りも心配してしまう」と考え、常に笑顔で接することを心掛けていました。

その結果、患者さまから「頑張ってね」「ありがとう」などの言葉を掛けていただくようになり、少しずつですが自信につながりました。いつも笑顔で過ごすことで、自分自身が元気になれたり、明るい気持ちになれたりしました。

実習の経験と私の強みを看護師になってからも活かして、どのようなときも笑顔を絶やさず、穏やかな対応を心掛けたいです。

2.思いやり

私の長所は、思いやりを持って行動できることです。

私は、大学入学時から老人ホームでボランティア活動をしていました。施設内では忙しくしている職員の方が多かったので、自分の仕事以外にも何かできることはないかと、積極的に声かけを行いました。

また、一度頼まれた仕事はメモをとって内容を覚え、職員の方が困っている場合には、自分から率先してサポートするように心掛けました。

その結果、施設スタッフの方から信頼していただけるようになり、施設全体でも、大変そうな人がいたら進んでサポートする雰囲気ができました。ボランティア最終日には、手作りの寄せ書き色紙をいただけたことも嬉しかったです。

当時の経験を活かし、貴院に入職してからも思いやりを持ち続け、どんなことも疎かにせず丁寧に向き合って取り組んでいきたいです。

3.忍耐力

私の長所は、忍耐強く物事に取り組めることです。

学生時代に取り組んだ看護実習は、複数あるプログラムのなかで最も大変とされていましたが、無事に完遂できました。そもそも、私が通う学校では、看護実習の内容は全員が共通のプログラムで行うものではなく、一部を選択して自分にあった実習内容を構成できるものでした。

そのため、私は実務経験を少しでも積みたいと考え、実習時間が最も長く、課題が多く出される実習プログラムを選択しました。一人暮らしをしていることもあり、生活費は自分で賄う必要があったため、日中は看護実習、夕方からアルバイト、夜は課題作成と、かなりハードな日々でした。

しかし、そのような状況でも忍耐強くすべてに取り組み、実習を完遂させるだけでなく、アルバイト先にも迷惑をかけることなくその期間を過ごせました。

貴院に入職してからも、持ち前の忍耐強さを活かして多忙な看護師業務を忠実に遂行し、ひたむきに患者さまと向き合いたいです。

4.傾聴力

私の長所は、傾聴力の高さです。

大学入学時から所属しているテニスサークルでは文化祭の実行委員を担当し、文化祭に関わる全メンバーの意見を聞いてまとめながら、提案や改善策を指示しました。

実行委員では、30名いるメンバー全員の意見をまとめるのに苦労しました。最初に行った会議では、それぞれが自由に主張してしまい、意見がまとまらずに失敗した経験があります。

そこで私は、1人ひとりにアンケートをとり、意見をまとめたうえで全体会議を実施しました。意見がある程度まとまっていることで、議論もスムーズに進み、最終的にはみんなが納得する楽しい文化祭にできました。

貴院に入職したあとも傾聴力を発揮し、チームワークを大切にしながら活躍したいです。

5.責任感

私の長所は、責任感の強さです。

看護実習を通じて改めて感じたことは、医療の現場では些細なミスさえ許されず、常に慎重かつスピーディな仕事が求められることです。そこで私は、課題の提出とは別で毎日日誌をつけて、その日の実習で学んだことや反省点をまとめて、改善できることがないか考え続けました。

その結果、実習当初はうまくできなかった業務がスムーズに行えるようになり、実習後半では先輩の動きをよりつぶさに観察できるような心の余裕も持てるようになりました。

実習の経験を踏まえ、看護師として院内の業務に責任を持ち、日々あらゆる業務に細心の注意を払って、信頼される存在を目指したいです。

6.協調性

私の長所は、周りの人と協力して物事に取り組める協調性があることです。

私は中学・高校生のころに吹奏楽部に所属しており、トランペットを担当していました。高校3年生では副部長を任され、部長のフォローはもちろん、部員一人ひとりに寄り添って、不満のキャッチアップやモチベーションの維持に励みました。
また、楽器のパートごとに行っていた朝練を全体で行うことを提案した結果、県のコンクールでは銀賞を受賞できました。

医療の現場では、看護師がチーム一丸となって患者さまの対応を求められるため、自身の協調性と当時の経験を活かして、質の高い看護業務を提供できるよう努力いたします。

7.リーダーシップがある

私の長所は、チームの先頭に立って能動的に動けるリーダーシップ力が強いところです。

実習先では、チームのリーダーを自ら引き受け、メンバーのまとめ役を買って出ました。実習期間中、先輩看護師の指導を適切に仰ぎ、分からないことはその都度質問して、その日の疑問点は必ずなくしてから実習を終えるようにしていました。
加えて、毎日の実習が終わってから必ずメンバーで集まり、その日の反省会をして翌日に活かすことを続けました。

看護師として働く際は、立場に関係なく、その時々の状況に合わせて臨機応変に対応する姿勢が求められます。看護師同士はもちろん、ほかの職種との連携も大切にして、院全体を意識した働き方をしていきたいです。持ち前のリーダーシップを活かして、同僚だけでなく患者さまにも頼りになる看護師を目指したいです。

8.向上心が高い

私の強みは、向上心の高さです。

私は幼少期のころから何かにハマると極めたくなる性格で、3歳のころから高校3年生までバレエに没頭し、大学では小さいころからの夢である看護師を目指すため、勉強に励んでいます。

直近で行われた看護実習では、先輩看護師の仕事をサポートする立ち回りを任される機会が多く、最初は言われたことに対応するのが精一杯で、もどかしい日々を過ごしました。

もっとスムーズに動けるようにするにはどうしたら良いか、先回りして動けることはないかを常に考えて行動し、先輩に積極的に質問して自分の業務の幅を広げられるように努力し続けました。

その結果、実習では高評価をいただき、サポートに入った先輩からも褒めていただきました。向上心の高さを貴院でも活かし、毎日の看護業務では常に学び考えながら行動して、看護師スキルを高めたいです。

9.地道に努力できる

私の長所は、地道な努力を継続できることです。

私の母親は看護師をしています。大変そうな姿を見ることもありましたが、毎日がとても充実していて楽しいと話していたため、私も看護師に興味を抱きました。しかし、当時の私は目が当てられないほどの成績で、勉強も苦手で看護学校への入学は到底できるものではありませんでした。

そこで私は心を入れ替え、平日は毎日4時間の勉強を欠かさず行うことに決めました。塾にも通わせてもらい、環境を整えて自らを追い込み、コツコツ淡々と参考書の問題を解いた結果、理解できる内容が少しずつ増えてきました。すると、勉強が徐々に楽しくなり、偏差値も右肩上がりで上昇して、志望していた看護学校に無事入学できました。

勉強する習慣が身についたことで、現在も実習の課題や自習に難なく取り組めています。地道に努力できる姿勢を看護業務にも活かして実務を1日でも早く覚えて、患者さまに安心してもらえるような看護師になりたいです。

10.行動力

私の長所は、能動的に行動できるところです。

実習期間中、私は誰よりも率先して行動し、実務から多くの学びを得たいと考えていました。そこで、ほかの実習生に先んじて先輩のフォローに回ったり、少なくとも1日3回は質問することを意識したりして、実習中の疑問はすべてその日に解消させることを徹底しました。

実習の初期はたどたどしい動作でしたが、実習の終盤には少しスムーズに行えるようになり、先輩看護師の所作をより注意深く見る余裕も生まれました。

貴院に入職してからも、指示待ち人間にならず、できることから能動的に行動する姿勢を絶やさないのはもちろん、業務の幅を広げられるように努力いたします。

11.明るい性格

私の長所は、チームの雰囲気を明るくできるところです。

大学で所属するゼミでは、2週間に一度、ゼミ生による進捗報告会が行われていました。しかし、発表者への質問や話を聞く態度が高圧的な印象で、ゼミメンバーがストレスを抱える状況でした。この雰囲気を変えたいと思ったため、報告会の冒頭は必ず雑談を挟むことを提案しました。

また、私が聞き手に回った際は、質問する際のトーンを意識的に上げて、リアクションをオーバーにとるように心掛けました。その結果、報告会の雰囲気はかなり柔和になり、担当の教授からも褒めてもらえました。

貴院に入職してからも、持ち前の明るい性格を活かして、患者さまの気持ちを少しでも晴れやかにできる看護師として活躍できるよう努力いたします。

12.冷静に対応できる

私の長所は、どのような状況でも冷静に対応できるところです。

大学時代は、カフェで3年間働いていました。

平日は通勤前の社会人の方が次々と来店され、土日は買い物に来た方が休息するために訪れる立地で、注文を提供する店内は常にバタバタしていました。アルバイトを始めた当初は仕事の覚えが悪く、商品の提供に時間がかかってお客さまを待たせてしまうこともありました。

それでも提供する商品は一度も間違えたことはなく、どれほど忙しくても淡々と業務を遂行してきました。今ではピーク時に欠かせない存在の一人として店長からもほめていただき、やりがいを感じています。

貴院でも、このような冷静に対応できる力を活かして、日々の看護師業務はもちろん、イレギュラーな事態が起きた際も落ち着いて業務に取り組みたいです。

13.体力

私の強みは、何事にも粘り強く取り組める体力があるところです。

私が所属していたバレーボール部は部員が多く、レギュラーになるには厳しい練習に耐えて実力をつける必要がありました。入部当初、私は実力がないため試合中はベンチにすら入れない状況でした。その状況がとても悔しく、必ずレギュラーを勝ち取ると決めてからは、苦手だったサーブの練習と筋トレを毎日の練習後に1時間行い、そのメニューを2年間継続しました。

その結果、2年生ではベンチ入りして、ここぞというときにサーブを任されるようになり、3年生になると念願のレギュラーの座をつかみました。

看護師業務は夜勤を含む不規則な勤務形態で、体力がなければ業務をこなせないと考えています。貴院に入職後は、持ち前の粘り強く取り組める体力を活かして、看護現場の第一線で活躍していきたいです。

14.柔軟性

私の長所は、状況に合わせて柔軟に対応できるところです。

私は現在、結婚式場でアルバイトをしており、お客さまのご案内や料理の配膳等を行うスタッフとして働いています。

あるとき、参列者が100名近い結婚式で挙式が予定より20分近く遅れてしまい、披露宴の進行が慌ただしくなる機会がありました。そこで、式の進行をもとに戻すため、私が主体となって料理を提供するタイミングを調整し、無事に時間通りに披露宴を終了させることができました。披露宴全体の進行には特段の影響もなく、新郎新婦さまからもご満足いただけたことを大変うれしく思っています。

貴院に入職後も、自身の柔軟性を活かして、患者さま一人ひとりの立場や状況に合わせて最適な対応をしたいです。

ここまで紹介した自己PR例文は300〜400文字ですが、さらにコンパクトにまとめたい場合は「自己PRを短文で書くコツとは?例文を交えて作成法を徹底解説!」をご覧ください。

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面接で自己PRを答えるときの5つのポイント

ここでは、口頭で自己PRに答える際のポイントをご紹介するので、以下の5つの内容をぜひ参考にしてください。

1.応募書類の内容に沿って答える

面接で自己PRを答える際は、履歴書やエントリーシートに書いた内容に沿うようにしましょう。

採用担当者は、手元にある履歴書やエントリーシートを見ながら面接を行います。そのため、応募書類と異なる内容の自己PRをすると、「どちらをアピールしたいのか」と採用担当者は混乱してしまうでしょう。

採用担当者は、履歴書やエントリーシートの内容を前提に、面接でさらに詳しく話を聞きたいと思っているはずです。そのため、自己PRは履歴書やエントリーシートに記載したものをベースに回答しましょう。

2.エピソードはさらに掘り下げる

履歴書などに記載した自己PRをそのまま答えるのではなく、面接ではエピソードにより具体性を持たせるようにしてください。面接は採用担当者とコミュニケーションをとる機会なので、そのまま読み上げるのではなく、エピソードを膨らませて質問のきっかけを作るのがポイントです。

エピソードの掘り下げに関しては、自己PRに限らずすべての質問に共通します。話の広げ方次第では、コミュニケーション能力の高さもアピールできるでしょう。

3.1分程度で答える

面接で自己PRを話す時間は、1分程度が望ましいです。

話す速さにもよりますが、聞き取りやすいスピードで話せる文字数は1分間で300文字程度とされています。1文が平均50文字であれば、6つの文章で構成すると約1分に収まります。

面接においてもPREP法を意識してみてください。結論から答えたうえで、理由や背景、深掘りしたエピソードを盛り込み、再度結論で締めくくるまでをコンパクトにまとめましょう。

自己PRに制限時間が設けられるケースについては「自己PRを3分で伝えるポイントは?評価されるコツや例文も紹介!」を参考にしてください。

4.回答に自信を持つ

面接で自己PRを話す際は、堂々と答えましょう。自信のなさそうな態度で受け答えすると、採用担当者からマイナスな評価を受ける可能性もあります。

自己PRに限りませんが、面接での回答はほかの看護学生と比べて自信を失う必要もなければ、エピソードに華やかさがなくて不安に思う必要もありません。自分らしさを最大限にアピールすることが重要なので、自己分析で気づいた自分の強みや長所に自信を持ちましょう。

5.笑顔でハキハキと答える

面接の受け答えに対する自信だけでなく、笑顔でハキハキと答えるフレッシュさも大切です。

無愛想な表情でボソボソと話すよりも、明るく笑顔で話したほうが、回答内容が同じでも印象は大きく異なります。採用担当者の目線を常に意識して、どのような立ち居振る舞いをすれば好印象を残せるか考えると、面接中の所作も自然と改められるはずです。

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自己PRで何をアピールすれば良いのか、どのように伝えれば良いのか悩む看護学生も多いのではないでしょうか。そのようなときは、就活エージェントのキャリアチケットへの相談がおすすめです。

就活エージェントのキャリアチケットでは、自己PRの作成に悩む看護学生に対して、アピールする強みや長所の発見、文章の書き方などを徹底的にサポートしています。すでに自己PRを作った方に対しても、キャリアアドバイザーが添削を行います。

就活の悩みを解消して内定獲得に近づきたい方は、キャリアチケットまでお気軽にご相談ください。

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キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。