このページのまとめ
- ESの添削を依頼するなら、トータルでサポートしてくれる就活エージェントがおすすめ
- ESの添削効果を高めるなら、自分でも内容を確認して複数回依頼することが大切
- ESの添削結果は参考程度にとどめて、個性がなくならないよう注意する必要がある
「ESの添削を誰に依頼すればよいか分からない」「ESを今すぐ添削してもらいたい」などと悩む人は多いでしょう。ESや履歴書による書類選考では自分の魅力を端的にまとめる必要があるため、第三者から客観的に添削してもらうのが効果的です。
この記事では、おすすめのES添削の依頼先を9つ紹介しています。依頼前にすべきことや添削時の注意点もまとめたので、選考通過率を上げたい人はぜひ参考にしてください。
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- ES添削は誰に頼めばいい?代表的な相談相手9選とおすすめの依頼先
- 自分が働きたい企業のOB・OG
- 学内のキャリアセンター
- 就活エージェント
- 有料のES添削サービス
- 家族
- 友人
- 大学やサークルの先輩
- インターネットの掲示板やSNS
- AIを活用した添削サービス
- ES添削の依頼先別のメリット・デメリット一覧表
- ES添削の依頼先を選ぶポイント
- 無料で利用できるか
- 添削者に知識やノウハウがあるか
- ES添削以外もサポートしてもらえるか
- ES添削が間に合わない時におすすめなサービス4選
- ES添削カメラ
- 就活SWOT
- Matcher
- ChatGPT
- ES添削を依頼する前にやっておくべきこと
- 自分をどのように企業へアピールするのかを明確にする
- 見て欲しい項目や伝えたい事柄を明確にする
- 自分で基本的なミスがないか確認する
- ESのセルフ添削をする際のチェックリスト
- ES添削の効果を高めるコツ
- 添削を複数回依頼する
- 時間を空けて見直す
- 声に出して読んでみる
- ES添削をしてもらう際の注意点
- 添削者によってアドバイスは異なる
- 指摘が多かったとしても気にしない
- 添削によって個性が消えないようにする
- 提出日から逆算して余裕を持って依頼する
- ES添削をメールで依頼する際のマナーと例文
- 件名に氏名と用件を入れる
- 時間帯に気を付ける
- 署名を忘れずに書く
- ES添削をしてもらうメリット
- ES添削についてキャリアアドバイザーのアドバイス
- ESの添削を通じて内定獲得に近づきたいあなたへ
ES添削は誰に頼めばいい?代表的な相談相手9選とおすすめの依頼先
エントリーシート(ES)の添削には代表的な方法が9つあります。
特に「自分が働きたい企業のOB・OG」と「就活エージェント」がおすすめです。
依頼先によって特徴が異なり、第三者なら誰でもよいわけではありません。ESの添削を依頼する際は、見てもらいたい項目を明確にしたうえで、最適な依頼先を選ぶことが大切です。
自分が働きたい企業のOB・OG
エントリーシートの添削を依頼するなら、自分が働きたい企業のOB・OGにお願いするとよいでしょう。
ES添削の目的は書類選考通過のはずです。そのため、書類を提出する企業のことをある程度知っている人に相談をしないと通過の可能性は下がります。企業が通過判断をする基準は、いい文章が書けているかではなく、自分たちが求めている学生像なのかであるためだからです。
自分が働きたい企業のOB・OGに依頼するメリットは以下のとおりです。
・自らの就活経験を踏まえた具体的なアドバイスをもらえる
・企業に勤めているからこその視点で添削してもらえる
・実際の業務内容や企業が求めるスキルに即したアドバイスももらえる
・理想のキャリアを描くきっかけになり得る
・ESの添削にとどまらず、就活全般に関する相談に乗ってもらえる
企業に勤めているからこそ、企業が求めている人物像に近いESかどうかを添削できます。
OB・OG訪問に似ていますが、具体的なアドバイスを求めたい人は、大学のキャリアセンターやマッチングサービスを通じて依頼してみてください。
学内のキャリアセンター
大学のキャリアセンターにエントリーシートを添削してもらう方法も試してみましょう。
学内のキャリアセンターは毎年多くの就活生のESを添削しているため、豊富な経験に基づく的確なアドバイスをもらえる可能性があります。加えて、自身が勤める大学の学生であることから、キャリアアドバイザーから親身な対応を期待できるでしょう。
また、学内のキャリアセンターは経験が豊富です。そのため、自分が目指している企業についての情報を持っており、書類通過に1歩近づくアドバイスをもらえる可能性があります。
ただし、就活のハイシーズンになるとキャリアセンターへの添削件数も増えて混雑する可能性があります。状況によってはキャリアセンターの利用が予約制でしか対応しないこともあるため、ES提出日から逆算して早めに添削を依頼しておきましょう。
就活エージェント
就活エージェントは就職支援のプロによる的確なアドバイスを受けられるため、特におすすめしたいサービスです。
・キャリアアドバイザーの知識と経験が豊富で、業界や企業に合わせたESの書き方を学べる
・自己分析のサポートや模擬面接などの幅広いサービスを提供している
・サービスを無料で利用できる
特に就活エージェントでは、企業側の情報に触れる機会が多いです。そのため、知っている企業であればもちろん、近しい価値観や思考性を持った企業についてであれば的確なアドバイスがもらえます。
ES添削を含めたさまざまなサポートを受けられる就活エージェントは利用しない理由がないため、効率よく就活を進めて内定獲得を目指したい方は有効活用しましょう。
ES添削を始めとした就活のサポートならキャリアチケット
就活生のなかには「志望企業に対してこの自己PRでよいか不安」「志望動機が上手くまとまらない」と悩んでしまう人も多いでしょう。
エントリーシートの添削を依頼したい人は、キャリアチケットがおすすめです。
就活エージェントであるキャリアチケットでは、あらゆる業界・企業の業務内容や採用に精通したプロのエージェントが、志望企業に合わせてES添削をサポートします。
キャリアチケットを利用して、書類選考突破の確率を高めましょう。
有料のES添削サービス
エントリーシートの添削を有料で請け負っているサービスも多数あるため、比較検討したうえで利用してみるのもおすすめです。
有料だからこそ丁寧なフィードバックを受けられる可能性も高く、依頼から回答までのスピードも迅速なサービスが多いです。
ただし、添削者の経験や知識量が判然としないサービスもあるため、必ずしも的を得た添削を得られるわけではない点に気をつけましょう。
無料でも質の高い添削を受けられるサービスは多数あるため、利用するかどうか慎重に見極めることが大切です。
家族
「就活エージェントに依頼するのは気が引ける」「提出までに時間がないからサクッと添削を依頼したい」という人は、家族にエントリーシートの添削を依頼してもよいでしょう。
書類通過=求める人物像とマッチしている時」なので、企業情報に加えて自己理解も同等に大切です。そのため、自分をよく知る家族から自分でも気づいていない価値観や強みを伝えてもらえる機会にするのがおすすめです。
・自分のことを最もよく知る立場として、アピールポイントを的確に指摘してもらえる
・採用担当目線の添削を受けられるか分からない
・誤字脱字や言い回しの違和感などの形式的なチェックには最適
エントリーシートの添削を家族に依頼するのであれば、キャリアセンターや就活エージェントなどの専門家視点とは異なる目線を取り入れることを目的とするのがおすすめです。
友人
エントリーシートの添削は友人同士で行ってもよいでしょう。
友人からも客観的な目線でアドバイスをもらえるため、「家族にESを添削してもらうのはどこか気恥ずかしい」などと感じる人は特におすすめです。
こちらも家族への添削依頼同様、自己分析の観点から友人への依頼がおすすめです。
友人と互いのESを添削し合うことで、言い回しの参考になる点を見つけられたり、採用担当目線で自分のESを見直せるようになったりするでしょう。
しかし、友人の場合は会社員経験がないためリアルな企業目線の添削は期待できず、ほかのサービスもセットで利用するのがおすすめです。
大学やサークルの先輩
就活を終えた大学やサークルの先輩にエントリーシートを添削してもらうのも、比較的手軽な方法の一つです。
大学を卒業して会社に勤めている先輩であれば、企業目線で添削してもらえるうえ、自身の就活経験を踏まえたアドバイスももらえるでしょう。
できれば自分が志望する業界で働く先輩にESの添削を依頼し、より具体性のある指摘をもらうようにするのがおすすめです。
インターネットの掲示板やSNS
Yahoo!知恵袋や各種SNSを利用してエントリーシートの添削を依頼してもよいでしょう。掲示板であれば匿名で投稿できるため、本名を隠して添削を受けられるのは一つのメリットといえます。
しかし、インターネットの掲示板やSNSで添削を依頼する場合はいくつか注意が必要です。
・添削の質や内容はあまり期待できない
・添削者のバックボーンが分からないため信頼性に欠ける
・匿名であるがゆえに心無いコメント・指摘が入ることもある
可能であれば、今まで紹介したなかで利用しやすい添削先に依頼し、インターネットの掲示板やSNSによる添削は補助的な利用にとどめましょう。
AIを活用した添削サービス
現在はAIによる文章の自動生成や添削技術も発達しているため、AIを活用した添削サービスを利用する方法もあります。
・添削スピードが圧倒的に速い
・誤字脱字や文章表現などの形式的なチェックには最適
・人間味のある文章表現は苦手
AIを活用した添削サービスは一長一短あるため、下書きした原稿を指定の文字数に調整するといった使い方がおすすめです。AIによる添削サービスだけに頼らず、自分らしさが垣間見える魅力的なESを作成しましょう。
ESの通過率を高めるポイントを知りたい方は、「エントリーシートとは?選考を突破する書き方のコツを例文付きで解説」を参考にしてください。
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ES添削の依頼先別のメリット・デメリット一覧表
エントリーシートの添削の依頼先はさまざまですが、それぞれに一長一短あります。
ここでは、依頼先ごとのメリット・デメリットを一覧にまとめました。「結局誰に依頼すればよいか分からない」という人は、下表を参考にしつつ、最も最適なサービスを検討してみてください。
ES添削の依頼先 | メリット(特徴) | デメリット(注意点) |
自分が働きたい企業の OB・OG | ・実際に働く社員から添削を受けられ、具体的なアドバイスをもらえる ・どんな人が求めているかを踏まえてアドバイスをもらえる |
・該当する人とつながれない可能性もある |
学内のキャリアセンター | ・利用しやすい ・豊富な経験をもとに添削してもらえる |
・繁忙期は予約制になることもある |
就活エージェント | ・就職支援のプロからアドバイスをもらえる ・ES添削以外のサービスも受けられる ・無料で利用できる ・書類通過に必須な企業情報の提供も学生理解も同時にできる |
・キャリアアドバイザーと相性が合わないリスクがある |
有料のES添削サービス | ・丁寧な添削を受けられる可能性が高い ・回答のスピード感も期待できる |
・お金がかかる |
家族 | ・依頼しやすい ・自分のことを最もよく知る立場から添削してもらえる |
・採用担当目線からの添削を期待しづらい |
友人 | ・お互いに添削し合うことで気づきを得られる ・気軽に頼める |
・企業・採用担当目線からの添削はできない |
大学やサークルの先輩 | ・比較的手軽に企業目線で添削してもらえる | ・つながりがなければ依頼できない |
インターネットの 掲示板やSNS | ・匿名でいつでも依頼できる | ・添削の質や内容は期待しづらい ・誹謗中傷が入る可能性もある |
AIを活用した添削サービス | ・その場で添削できる ・形式的なチェックに最適 |
・人間味のある文章の作成は苦手 |
エントリーシートの添削を依頼する際は、どのような観点を重視するかが大切です。目的に合わせて依頼先を変更すれば、期待したいフィードバックを得やすくなるでしょう。
ESの書き方をおさらいしたい人は、「エントリーシートの正しい書き方は?ポイントを知ろう」をご覧ください。
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ES添削の依頼先を選ぶポイント
エントリーシートの添削の依頼先を選ぶ際におけるポイントをまとめました。
添削を依頼する目的や取り得る選択肢にもよりますが、以下のポイントも参考にしてみてください。
無料で利用できるか
エントリーシートの添削を依頼する際は、無料で利用できるサービスを優先して検討しましょう。
「有料=サービスや添削の質が高い」というわけではないため、費用をかけずに添削をしてもらえるに越したことはありません。
ES添削サービスの充実度で比較すると、就活エージェントが最もおすすめなうえに、無料で利用できるケースがほとんどです。
キャリアアドバイザーがプロの目線でESを添削してくれるため、どのサービスを利用すればよいか悩んでいる人は就活エージェントに依頼しましょう。
添削者に知識やノウハウがあるか
エントリーシートの添削をしてもらうことで第三者の客観的な視点を取り入れられますが、添削者に知識やノウハウがあるほど、指摘した内容は的を得たものである可能性が高まります。
家族や友人への添削は依頼しやすい側面がある一方、知識やノウハウの点では心許ないと言わざるを得ません。
逆に、OB・OGやキャリアセンター、就活エージェントにESの添削を依頼すれば、自身の豊富な経験を踏まえた指摘・アドバイスをもらえるでしょう。
添削結果や内容にクオリティの高さを求めつつ、誰でも依頼できる利用しやすさも踏まえると、キャリアセンターまたは就活エージェントに添削をお願いするのがおすすめです。
ES添削以外もサポートしてもらえるか
実際問題として、ESのクオリティは書類選考に与える影響・評価の一部にしか過ぎず、内定を獲得するには履歴書のブラッシュアップや面接対策なども欠かせません。
エントリーシートの添削だけでなくさまざまなサポートを受けられるなら、そのほうが安心して就活を進められるでしょう。
ESの作成には自己分析が必須なうえ、企業研究を踏まえた求める人物像の理解も重要です。志望動機やガクチカなどの内容の一貫性も重視されるため、応募書類をトータルで添削してもらえるサービスのほうが利用価値は高いでしょう。
書類選考の通過率を高めたい人は「就活のエントリーシートの書き方を一から解説!落ちないための注意点」も参考にしてください。
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ES添削が間に合わない時におすすめなサービス4選
就活が本格化すると添削に充てる時間も限られてしまい、就活生のなかには、今すぐにES添削をしないと提出に間に合わないケースもあるでしょう。
ここでは、ES添削が間に合いそうもないときにおすすめの添削サービスを4つ紹介します。
エントリーシートの提出期限が迫っている場合はもちろん、誰かに依頼するのが苦手な人は、ぜひ活用してみてください。
ES添削カメラ
ES添削カメラは、400字程度で書いた自己PRをカメラで撮影し、アプリ経由で提出するだけで添削してもらえるサービスです。
スマホアプリ上に添削結果が表示されるため、いつ・どこでもチェックできます。ただし、日曜・祝日は即時対応していないため注意が必要です。
就活SWOT
就活SWOTは、ES添削カメラよりも手早く添削できます。
「エントリーシート自動添削機能・文字カウント機能」があり、自分が作成したESの文章や企業名・ESの設問を打ち込むことで、自動的にESを添削可能です。
就活生がやりがちな間違いに対するアドバイスをもらえるため、ESの作成に慣れていない人は利用してみてください。
急ぎで添削が必要な場合は特におすすめです。
就活SWOTでセルフチェックした後、キャリアセンターや就活エージェントに添削を依頼することで、よりレベルの高いESを作成できるでしょう。
Matcher
Matcherは、就活生と社会人をつなぐOB・OG訪問アプリです。
就活全般の悩みや相談、特定の企業の話を聞きたいなどの利用だけでなく、ESの添削を受け付けている人もいます。
使い方次第で、自分の働きたい企業のOB・OGに添削してもらえる可能性があるでしょう。OB・OGのツテがない人は積極的に利用してみてください。
ChatGPT
ChatGPTは、文章の自動生成AIとして最も注目を集めるサービスの一つです。
さまざまな条件を設定してプロンプト(指示文)を入力すると、AIが自動で添削をしてくれます。
ESの添削として利用するのであれば無料版でも対応可能なので、作成済みのESを入力し、期待する添削の方向性に合わせてAIに指示出しをしてみましょう。
なお、ESが思うように書けなくて悩んでいる人は「ESが書けない場合の対策を解説!辛いと諦める前に相談しよう!」をご覧ください。
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ES添削を依頼する前にやっておくべきこと
エントリーシートの添削を依頼する前にやっておくべきことを3つまとめました。
ESの添削を依頼するにあたっては、自身の臨み方や準備次第でフィードバックの質は大きく異なります。ESの添削自体が相手の貴重な時間をいただいて対応してもらうものである以上、以下のポイントを押さえて添削を依頼しましょう。
自分をどのように企業へアピールするのかを明確にする
エントリーシートを添削してもらう前に、自分をどのようにアピールするか明確にしておくことが大切です。
そもそも、就職活動は企業と就活生がマッチングする機会であり、自分をどのように売り込むか明確にしておかない限り、採用担当者の目には止まりにくいでしょう。
ESをまとめるにあたって考えたことやアピールの方向性を添削者に伝えられると、的確な指摘やアドバイスをもらえる可能性は高まります。
自分が受ける企業がどんな学生を求めているかを相手に伝えた上で、その理想像に近いESがかけているかの観点で見てもらえるようにするとよいです。
言い換えると、単純に文字数だけを意識してまとめたESやアピールポイントが定まっていない状態では、添削された内容が期待していたものとズレる場合もあるでしょう。
添削を依頼するからには、どのような条件でアドバイスをして欲しいか、できるかぎり明確にしておくことが大切です。
見て欲しい項目や伝えたい事柄を明確にする
自分のアピールポイントを明確にしたうえで、ESのどの項目を見て欲しいのか、その項目で何を伝えたいのかも言語化して依頼しましょう。
自分の考えを固めて具体的に漏れなく伝えることで、添削者も確認すべき箇所が明確になり、アドバイスに困らなくて済みます。
添削する側に立つと分かりますが、何の指定もなく「添削してください」と言われても、どのようなアドバイスをすればよいか悩んでしまうでしょう。気になった箇所がいくつかあったとしても、就活生が本当に求めるアドバイスが分からないと、意味のある添削にはなりません。
より実践的で中身の濃い指摘をもらうためにも、見て欲しい項目やESを通じて伝えたい事柄はあらかじめ明確にしておいてください。
自分で基本的なミスがないか確認する
エントリーシートの添削を依頼する最低限のマナーとして、誤字脱字や文章表現の誤りといった初歩的なミスがないか確認しましょう。
なお、黙読では誤字脱字に気付けない可能性があるため、声に出して読むことをおすすめします。音読すると文章のリズム感も掴めるため、読みにくさの解消にも役立つはずです。
基本的なミスをなくした状態で添削を依頼すれば、より中身の濃いフィードバックを受けられるでしょう。
ESの文章表現に関しては「エントリーシートはですます調?就活で使える敬語表現」も参考にしてください。
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ESのセルフ添削をする際のチェックリスト
エントリーシートを自分で添削する際のチェック項目をまとめました。
・企業が求める人物像と合致しているか
・結論から述べているか
・根拠を書いているか
・一文が長文になっていないか
・主語と述語の関係は分かりやすいか
・抽象的で分かりにくくなっていないか
・自分らしさが伝わるか
・強みは1つに絞っているか
・入社後の目標を書けているか
・誤字脱字がないか
・それぞれの内容に一貫性があるか
上記の項目は、添削を依頼する前に必ずチェックしておきましょう。
基本的なミスを無くしたうえで、次に解説する添削の効果を高めるコツを実施すれば、より完成度の高いエントリーシートを作成できるはずです。
ESをブラッシュアップさせる際は「これだけ読めば、エントリーシートの書き方がすべて分かる!」も参考にしてください。
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ES添削の効果を高めるコツ
エントリーシートの添削効果を高めるコツを3つ紹介します。
いずれも基本的かつ簡単な内容なので、ぜひ取り入れてみてください。
添削を複数回依頼する
ESの添削は、回数を重ねるほど効果を発揮します。
複数人に添削を依頼したり異なるサービスを利用したりすると迷いが生じる可能性はあるものの、より多くの気づきを得られるでしょう。
セルフで複数回添削する際も、以下のようにポイントを変えるのがおすすめです。
・誤字脱字を中心としたチェック
・言い回しのチェック
・全体の一貫性チェック
志望度の高い企業ほど繰り返し添削をして、質の高いエントリーシートを書き上げましょう。
時間を空けて見直す
エントリーシートを自分で添削する際は、少なくとも1日空けて見直すことをおすすめします。
書き上げたその日に見直すとフラットな状態でESを読めないため、間違いや違和感に気づきにくくなります。
時間が許すのであれば日を改め、頭の中を整理した状態で内容をチェックして、書き終えた当時とは異なる視点で表現方法や内容を確認しましょう。
声に出して読んでみる
エントリーシートをチェックするときは、黙読ではなく音読することをおすすめします。
音読すると誤字脱字を見つけやすくなるだけでなく、一文の長さやリズム感の悪さなどにも気づけるでしょう。呼吸しやすい箇所で読点が入っているか確認すると、読みやすさも格段とアップするはずです。
少しの手間を加えるだけでESのクオリティを高められるため、これらのコツも試してみてください。
ESを添削した結果を詳しく見てみたい人は「【実際のESをプロが添削!ES書き方講座#7】~Hさん自己PR:サークル編~」をご覧ください。
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ES添削をしてもらう際の注意点
エントリーシートの添削は、気をつけておきたい点がいくつかあります。
ここでは、添削を受けた際に気をつけたいポイントを4つ紹介するので覚えておきましょう。
添削者によってアドバイスは異なる
たとえ同じ条件や頼み方でESの添削を依頼しても、人によって指摘やアドバイスの内容は異なる点には注意が必要です。
友人の視点とキャリアセンターの視点は当然異なり、添削の内容が矛盾する場合もあるでしょう。
複数のサービスを使うことでより客観的な意見を取り入れられるものの、かえって混乱する可能性も否めません。
ESを提出までの時間に限りがある場合は、利用するサービスは絞ったほうがよいでしょう。
指摘が多かったとしても気にしない
添削時のESの仕上がりや内容、添削サービスによっては、想像以上に多くの指摘を受ける場合があります。指摘が多いからといって人格や人間性を否定されたわけではないため、落ち込まないように気をつけてください。
そもそも、添削は現状をよりよくするために行うもので、指摘が入った箇所はむしろ「伸び代」です。複数人から添削を受けた際、人によって判断が異なる箇所は、より魅力的に表現できる可能性があるといえます。
添削を受けた場合はすべてを鵜呑みにせず、最終的にどうするかは自分で考え、納得のいくESを完成させることを優先しましょう。
添削によって個性が消えないようにする
添削サービスを何度も受けた結果、テンプレートのような内容にならないようにすることも大切です。
就活エージェントやキャリアセンターから添削を受ければ、ESはきれいに仕上がるでしょう。しかし、知識や経験が豊富であるが故に、添削した文章が型通りになってしまったり、ほかの就活生が作成した内容に酷似したりする可能性もあります。
ESの添削自体は重要ですが、個性を損なわないよう、エピソードや自分の想い、こだわりなどを残して自分らしさを出すようにしましょう。
提出日から逆算して余裕を持って依頼する
利用するサービスによっては添削の回答に時間がかかる場合もあるため、スケジュールには余裕を持つようにしてください。
特に、学内のキャリアセンターは就活が本格化すると人でごった返します。ESの提出日までに添削が間に合わない事態も想定されるため、添削サービスは複数利用したほうがよいでしょう。
就活エージェントが実際にエントリーシートを添削するとどのように変化するか気になる人は「【実際のESをプロが添削!ES書き方講座#8】~Sさん自己PR:ゼミ編~」をご覧ください。
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ES添削をメールで依頼する際のマナーと例文
エントリーシートの添削をメールで依頼する場合もあるでしょう。
ここでは、ESの添削をメールで依頼する際のマナーと例文を解説します。
件名に氏名と用件を入れる
メールの件名はできるかぎり簡潔にして、一見して用件が分かるものにしましょう。その上で、氏名を忘れずに入れてください。
【エントリーシート添削のお願い】△△△大学△△△△△(氏名)
時間帯に気を付ける
メールを送信する時間帯は人によって気にする場合もあるため、基本的に午前9時から午後6時頃の勤務時間帯に送信するのがマナーとされています。
早朝や深夜にメールを送信すると、相手にマイナスな印象を与えてしまう可能性があるため気をつけてください。
なお、メールを確認するのは依頼者のタイミング次第であるため、電話をかけるのとは異なり、就業開始間もなくのタイミングや昼休み中にメールを送信しても構いません。
署名を忘れずに書く
メールの最後には必ず署名を記載しましょう。
・名前
・メールアドレス
・電話番号
・大学名
署名には少なくとも上記の内容を漏れなく記載し、連絡が取れるようにしておいてください。署名の枠は記号や派手な装飾をせず、シンプルにするのがビジネスマナーです。
メールの例文
以下で、ES添削の依頼メールをOB・OGに送る場合の例文を紹介します。
件名:
【エントリーシート添削のお願い】△△△大学 山田太郎
本文:
△△△株式会社
第一営業部
△△△様
お世話になっております。
△△△大学文学部英米文学科3年の山田太郎と申します。
現在△△△ゼミに所属しており、教授から△△△様をご紹介いただき、ご連絡させていただきました。
現在就職活動に取り組んでおり、教育業界を中心にエントリーをしております。
その中でも貴社を第一志望としており、選考通過を目指してエントリーシートを作成している最中です。
エントリーシートでは、凡庸な内容になっていないか、自分の個性が伝わっているかについて特に悩んでいます。
つきましては、ぜひ△△△様に私のエントリーシートを添削いただき、ご意見をいただければ幸いです。
お忙しいところ誠に恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
----------------------------------------
△△△大学文学部英米文学科3年
山田太郎
E-mail:taro-yamada@xx.xx.xx
TEL:xxx-xxxx-xxxx
-----------------------------------------
メールの送信例やマナーは上記のとおりですが、エントリーシートを郵送する場合のマナーは「エントリーシートの出し方は?封筒の書き方や正しい提出方法を徹底解説」をご覧ください。
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ES添削をしてもらうメリット
ESを添削してもらうメリットをおさらいしましょう。
・自分の言いたい事を言語化してくれる
・客観的なアドバイスから自分では気づかない改善点が見つかる
・相手に伝わりやすい文章かどうかわかる
・選考に通過する確率を上げられる
・誤字脱字をなくせる
・ESに自信を持てる
・ほかの応募書類作成にも活かせる
ESの添削は受けて損することはないため、一度は依頼してみることをおすすめします。利用するサービスは好みがわかれますが、使いやすいものから取り入れてみてください。
「エントリーシート(ES)添削のプロが教えます!好印象を与える書き方のコツ」では、ESで好印象を与えるコツをキャリアアドバイザー目線で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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ES添削についてキャリアアドバイザーのアドバイス
ES添削を受けることで、第三者からの客観的な意見をもらえます。相手に自分の魅力を伝えるには、これまで解説したように「第三者の目線」が重要です。
たとえば、自分のアピール内容が専門的な場合、読み手がその知識を持っているとは限りません。添削を受けることで「この専門用語が分かりにくい」「この固有名詞は専門的すぎる」といったアドバイスをもらえるでしょう。
また、就職活動で重要な「企業の求める人物像とマッチしているか」「業務内容や社風と合った内容か」といった点も、第三者が添削することで「ズレていないか」「根拠のあるアピールになっているか」が分かります。
キャリアチケットでは、経験豊富なアドバイザーがES添削を行います。プロの視点からのアドバイスを通して企業に好印象を与える書類を作成したい方は、ぜひ利用してみてください。
ESが通らない理由を知りたい方は「ESが通らないのはなぜ?12の理由と改善ポイントを就活のプロが解説」も参考にしてみてください。
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ESの添削を通じて内定獲得に近づきたいあなたへ
「書いたESがこれでよいのか分からない」「納得いくESが書けない」と悩む就活生は多いでしょう。ESの仕上がりは書類選考の通過に直結し、採用担当者の興味を惹く内容を書けているかどうかが非常に重要です。
ESの内容に自信が持てず、就活が思うように進まない人には、キャリアチケットがおすすめです。
キャリアチケットは、就活に悩む学生をサポートする就活エージェントです。ESの書き方だけでなく、自己分析や面接対策など、すべての選考フローをサポートしています。マンツーマンで指導しているため、ESをしっかり添削してほしい方も安心です。
採用担当者の目に止まるESを作成して内定獲得に近づきたい人は、キャリアチケットまでお気軽にご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。