このページのまとめ
- 自己PRを添削してもらうと客観的なアドバイスを受けられるため、自信につながる
- 自己PRは異なる立場の複数人から、複数回添削を受けることでクオリティがより高まる
- 自己PRの添削を依頼する前にセルフチェックすると、より的確なアドバイスをもらえる
選考過程で必ず聞かれる自己PRは、内容に自信がなかったり思うように書けなかったりして、不安に感じる人が多いようです。
この記事では、自己PRの添削を依頼できるサービスや選ぶポイント・注意点をまとめました。自己PRは、第三者からの客観的な視点に基づいた添削を受けることで、質が高まります。
セルフ添削のポイントと効果を高める方法も解説しているので、選考通過率を上げたい人はぜひ参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
- 選考通過率を上げたい人は自己PRを添削してもらおう
- 自己PRから企業がチェックしていること
- 自己PRの添削を依頼する7つのメリット
- 1.客観的なアドバイスを受けられる
- 2.表現できていない箇所を言語化してもらえる
- 3.自信をもってアピールできるようになる
- 4.自分を客観視しやすくなる
- 5.ほかの就活生と差別化できる
- 6.読み手目線を加えられる
- 7.自分では気付けない間違いが見つかる
- 自己PRを添削してもらうべき就活生の特徴
- 自己PRを作ったばかり
- 書類選考に何度も落ちてしまう
- 自己PRの作成に時間がかかる
- 自己PRの添削の依頼先を選ぶポイント
- 無料で利用できるか
- すぐに対応してくれるか
- 自己PRの添削以外もサポートしてくれるか
- どのような目線の添削を受けたいか
- 自己PRの添削を依頼する際の注意点
- 提出日を逆算して依頼する
- 指摘の多さは気にしない
- 自己PRの添削効果をグッと高める4つの方法
- 複数人から添削を受ける
- 繰り返し添削を受ける
- 自分でも添削する
- 自ら添削したうえで誰かに依頼する
- 自分で自己PRを添削するときのポイント8選
- 誤字脱字がないか
- 主語と述語の使い方に誤りがないか
- 一文が長過ぎないか
- 説得力のある文章構成か
- 結論から書けているか
- アピールポイントが明確か
- 内容に一貫性があるか
- 自己PRのセルフ添削の効果を高めるコツ
- 時間をあけて見直す
- 声に出して読む
- 印刷して文字数のバランスを見る
- 自己PRの添削をプロにお願いしたいあなたへ
選考通過率を上げたい人は自己PRを添削してもらおう
採用選考の過程で必ず問われる自己PRは、企業側の目線を意識して、求める人物像に自分がマッチすることを魅力的に伝えることが大切です。
自己PRは各選考過程でほぼ確実に問われる項目なので、選考突破にはクオリティの高さが欠かせません。自己PRのセルフチェックはもちろん、第三者に添削を依頼することで、選考の通過率は確実に上げられるでしょう。
自己PRから企業がチェックしていること
企業の採用担当者が自己PRでチェックしている内容は以下のとおりです。
・自身の適性や強みを分かりやすく伝えるスキルを持っているか
・自社が求める人物を理解しているか
・長期間にわたって活躍してくれそうか など
自己PRには華々しい結果やエピソードが必要なわけではありません。「企業が必要とする特徴・スキルを持ち合わせています」ということが伝わるエピソードを求められます。
クオリティの高い自己PRを作成するには、企業側の視点も重要です。数多くの自己PRのなかから、自分が作成した自己PRが魅力的に見えるよう、書く内容やまとめ方を考えていきましょう。
自己PRの作り方をおさらいしたい人は「就活を乗り切る自己PRの作り方!例文も合わせて解説」を参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
自己PRの添削を依頼する7つのメリット
自己PRの添削を第三者に依頼するメリットを7つ解説します。それぞれの内容を確認しつつ、添削の必要性を判断してみてください。
1.客観的なアドバイスを受けられる
自己PRを第三者に添削してもらうことで、客観的な目線からのアドバイスを受けられます。
・今より効果的で分かりやすい文章表現を提案・指摘してもらえる
・自分では納得できるエピソードが、第三者からすると評価されにくいことがわかる
自己PRを自分視点だけで作成すると、どうしても主観的になってしまいます。自分視点だけでは上記のような気付きを得られず、自己満足な内容になりかねません。
第三者に添削してもらえば、自分以外の視点から評価をもらえるため、採用担当者から見ても読みやすく、分かりやすい自己PRを作成できるでしょう。
2.表現できていない箇所を言語化してもらえる
第三者から自己PRを添削してもらうことで、表現できていないポイントや要素を言語化してくれるメリットもあります。
・エピソードが抽象的で、結局何を言いたいのかはっきりしない
・伝えたいことが多くてまとまりがない など
自己PRには文字制限があることが通常のため、うまく収まらなかったり、伝えたくても言葉にできなかったりするケースもあります。添削を受ける際、盛り込みたい内容を伝えることで、適切な表現・言い回しを教えてくれるでしょう。
第三者に添削してもらうことで、自分では言葉にできなかったもやもやを言語化できる場合もあります。分かりやすい表現を意識して、初見の人が読んでも正しく意味が伝わる自己PRを作成しましょう。
3.自信をもってアピールできるようになる
自己PRの添削を第三者にしてもらうことで、自信を持ってアピールできるようになるのも大きなメリットです。
自分の視点だけで作成した自己PRよりも内容を洗練させられ、第三者が読んでも伝わることが分かっていれば、安心して提出できるでしょう。
自己PRの添削を繰り返すほど、添削前の内容とは別物のような仕上がりになります。自己PRが不安な人ほど、第三者から添削を受けて入念に選考対策をしましょう。
4.自分を客観視しやすくなる
自己PRについて第三者からの添削を受けることで、自分を客観視しやすくなる側面もあります。なぜなら、添削された内容から、自分がどのような評価を受けているかが客観的に分かるからです。
たとえば、「協調性がある」と自己PRを書いていたとします。しかし、周囲のイメージでは「コミュニケーション能力の高さゆえに協調ができる」「協調性よりもリーダーシップのほうが強い」などと評価されるかもしれません。
自己PRの内容から、自分がどのように見えているかを実感できます。周囲からどのように見られるのかを知ることで、面接での受け答えや履歴書の内容なども工夫できるでしょう。
5.ほかの就活生と差別化できる
第三者から自己PRの添削を受けることで、ほかの就活生と差別化できる点もメリットとして挙げられます。第三者の目線が加わることで、マニュアルどおりではない、オリジナルな自己PRを作成できるでしょう。
インターネット上には多くの自己PR例が掲載されているため、参考にする就活生も多く似通った自己PRになることも珍しくないでしょう。
就活サービスなどを利用して添削を受ければ、プロ・専門家の目線からアドバイスを受けられます。また、就活サービスでは多くの自己PRを添削していることから、ありきたりな内容を避ける工夫も教えてもらえるでしょう。
6.読み手目線を加えられる
自己PRを第三者に添削してもらうことで、読み手目線を加えられるのも一つのメリットです。自己PRに書き手以外の視点が加われば、完成度は自ずと高まるでしょう。
なお、読み手目線を加える際は、添削相手のバックボーンも意識するのが大切です。友人と就活エージェントでは、自己PRを見る視点やそれぞれのノウハウも異なり、加わる目線の角度が異なります。
自己PRの添削を受ける際は、どのような視点・角度からの指摘をしてもらいたいか考えることも大切です。
7.自分では気付けない間違いが見つかる
第三者に自己PRを添削してもらうことで、根本的なミスを防げるメリットもあります。
・企業名の漢字が異なる
・送り仮名を間違えている など
自分が作成した内容には誤りがないものと思ってしまいがちですが、ほかの人に読んでもらうと、思いがけないミスが発覚することもあります。「誤字脱字は些細なもの」などとは考えず、自己PRは丁寧に作成することが大切です。
自己PRは添削を受ける以外にも、悪い事例から学ぶこともできます。「自己PRのダメな例は?悪い例文から考える就活で失敗しないアピール方法」も参考にして、より魅力的な自己PRを作成しましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
自己PRを添削してもらうべき就活生の特徴
自己PRの添削は、選考の通過率を上げるためにも出来るだけ行いたいものといえます。なかでも、以下で紹介する3つに該当する就活生は、自己PRの添削を積極的に受けたほうがよいでしょう。
自己PRを作ったばかり
就活を始めて間もない人は、作成した自己PRを添削してもらうことを特におすすめします。自己PRを作成した初期の頃は、以下のような内容になりがちです。
・論理展開がチグハグ
・言い回しや表現方法が分かりづらい
・誤字脱字が目立つ
自己PRの作成に慣れていない側面もありますが、完成度がイマイチな傾向が特に強いため、就活を始めて間もない人は、積極的に添削を受けましょう。
ミスをそのままにして提出すると、内容がよかったとしてもミスがあることで評価が下がってしまう場合もあるため注意が必要です。
書類選考に何度も落ちてしまう
就活を始めてある程度期間が経つ学生のうち、書類選考になかなか通過できない場合も自己PRの添削を受けたほうがよいでしょう。
書類選考では大量のエントリーシートを確認して詳しく話を聞きたい学生をピックアップするため、少しでも読みにくさや伝わりにくさがあると、それだけで企業からの評価が下がる可能性もあります。
書類選考に思うように通過できない場合、自己PRの内容に、自分では気付かない問題があるかもしれません。選考の通過状況がイマイチな人は、第三者の客観的な立場から自己PRを添削してもらい、改善すべき箇所を洗い出してみてください。
自己PRの作成に時間がかかる
自己PRが思うように作成できない人は、添削を受けながら納得いく内容にまとめるのもおすすめです。
・文字数が収まらない
・浅い内容にまとまっていて改善策が分からない
自己PRの作成は自分一人の力でやり遂げることも大切ですが、頼れるサービスがあるなら積極的に活用しましょう。自己PRの作成に充てられる時間にも限りがあるため、効率よく完成度の高さを求めるなら、第三者から添削を受けることをおすすめします。
自己PRの書き方に苦戦している就活生は、「受かる自己PRの書き方とは?基本的な構成や評価されるポイントを解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
自己PRの添削の依頼先を選ぶポイント
自己PRの添削サービスはさまざまあるため、どれを選べばよいか悩んでしまう人がいるかもしれません。ここでは、自己PRの添削サービスを選ぶポイントを解説します。
無料で利用できるか
自己PRを第三者に依頼する際は、無料で利用できるか確認しましょう。「有料サービス=内容が充実している」というわけではなく、無料でも十分なサポートを行ってくれるサービスは多く存在します。
就活エージェントはキャリアアドバイザーから専門的なアドバイスを無料で受けられるため、自己PRの添削以外でも頼れる存在。自己PRの添削以外にも就活全般のサポートを受けられることを踏まえると、迷ったときは就活エージェントを利用するとよいでしょう。
すぐに対応してくれるか
自己PRの添削は、完了するまでのスピードも大切です。添削を依頼して回答が2週間後になるようなケースでは、応募書類の提出に間に合わない可能性もあるでしょう。
志望企業によっては応募書類の提出までに時間がない場合もあるため、依頼してすぐに対応してくれるサービスの利用がおすすめです。
大学のキャリアセンターは利用しやすさの面でメリットが大きい一方で、依頼が多く順番待ちで時間がかかる可能性もあります。就活スケジュールに合わせてスピーディーな対応をしてくれるサービスを選ぶと、焦ることなく書類を作成できるでしょう。
自己PRの添削以外もサポートしてくれるか
応募書類における自己PRの重要性は高いものの、ほかの項目も含めたトータルの内容で学生を評価しています。
応募書類全体を通してクオリティの高さが求められるからには、自己PR以外も添削してくれるサービスのほうがおすすめです。
自己PRの作成には自己分析が欠かせないうえ、企業研究を踏まえた求める人物像への理解も重要です。志望動機やガクチカと自己PRの関連性・一貫性も重視されるため、応募書類をトータルで添削してもらえるサービスのほうが利用価値は高いでしょう。
なお、自己PRとガクチカの書き方で悩んでいる方は「これでもう悩まない! 自己PRとガクチカの書き分け方」を参考にしてみてください。
どのような目線の添削を受けたいか
自己PRを添削してもらう際は、どのような目線を必要とするか考えることも大切です。
・大学のキャリアセンター:大学の特色や過去のノウハウに基づく添削を受けられる
・就活エージェント:就活のプロ目線で企業が興味を惹くポイントを踏まえて添削してもらえる
・AIによる自動添削:過去の膨大なデータに基づき、機械的・統一的な添削を受けられる
それぞれに一長一短あるため、自己PRを作成するにあたって「どのような視点が欠けているか」を意識すると、適切なサービスを選べるでしょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
自己PRの添削を依頼する際の注意点
自己PRの添削はメリットが大きいので積極的に活用すべきですが、注意したい点もあります。なかでも、以下の2つはあらかじめ覚えておきましょう。
提出日を逆算して依頼する
自己PRを第三者に添削してもらう場合は、提出日から逆算して、余裕を持って依頼するようにしてください。
利用する添削サービスによりますが、一般的に3〜5日ほどの期間がかかる前提でスケジュールを組みましょう。添削された自己PRを最終チェックする段取りも踏まえると、提出日の1週間前には添削を依頼できるとベストです。
サービスを利用する前に、添削が完了して返答されるまでの期間は必ず確認しましょう。
指摘の多さは気にしない
自己PRの添削を受ける際は、指摘の多さは気にしないようにしてください。添削サービスによっては想像以上の指摘を受ける場合もあり、ショックを受けるかもしれません。
しかし、自己PRに磨きをかけるための添削であり、指摘を受けた項目は伸び代です。加えて、添削する人によって指摘箇所や内容も異なるため、すべてを鵜呑みにする必要はないでしょう。
添削内容が正解だと思わず、自分の頭で考えて、企業が求める人物を見据えた自己PRを作成できるようブラッシュアップしていきましょう。
自己PRで企業が求めている内容は、「自己PRのポイントをつかむ!企業が学生に求めることは?」をご覧ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
自己PRの添削効果をグッと高める4つの方法
自己PRを添削してもらうことで完成度をある程度高められますが、効果をさらに引き上げるには複数人から添削を受けたり、自分でも添削したりするのがおすすめです。
複数人から添削を受ける
作成した自己PRをさらに魅力的にしたい場合は、複数人から添削を受けることをおすすめします。
1つの添削サービスに頼るのも構いませんが、複数サービスを併用することで、読み手目線の違いも踏まえて添削できます。より客観的な視点を取り入れるためにも、複数人から添削を受けてみてください。
添削の依頼先や注意点に関しては「ES添削は誰にお願いすべき?おすすめの依頼先や選び方・注意点も解説」でも詳しく解説しています。
繰り返し添削を受ける
複数人から添削を受けるだけでなく、同じ人から繰り返し添削を受けるのも効果的です。回数を重ねるほど、よりよい自己PRに仕上がるでしょう。
特に、後述する自己PRのセルフチェックにおいては、複数回の見直しによって完成度をグッと高められます。
・2回目は言い回しを見直す
・3回目は全体の一貫性やリズム感を見直す
一度にすべてのポイントを押さえながら添削するのは難しいため、回数を分けて1項目ずつチェックすると効果的に改善できるでしょう。
自分でも添削する
自己PRの添削は第三者に依頼するだけでなく、自ら添削するセルフチェックも十分効果を発揮します。
・他人に自己PRを添削されるのが気恥ずかしい
・手早く内容をチェックしたい
作成できたら見直すことなく提出するのではなく、ポイントを押さえて自ら添削することで、自己PRの完成度はグッと高まるでしょう。
自ら添削したうえで誰かに依頼する
自己PRの添削で最も高い効果を発揮するのが、セルフチェックを入念に行ったうえで、第三者に依頼することです。
主観的な目線で満足いく自己PRを作成できていれば、第三者からの客観的なアドバイスの質や内容も的確なものになります。
自己PRの完成度をできる限り高めたいのであれば、添削を受ける前提として、現時点で作成できるベストな内容をまとめる必要があるのは言うまでもありません。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
自分で自己PRを添削するときのポイント8選
作成した自己PRをセルフ添削する際のチェックポイントを8つ紹介します。以下のポイントを押さえれば、十分クオリティの高い状態に仕上げられるでしょう。
誤字脱字がないか
自己PRを作成したら、まずは誤字脱字がないか入念に確認してください。
応募書類に誤字脱字があると、企業の評価を大きく下げてしまう可能性があるため注意が必要です。提出書類に誤字脱字があると、企業の採用担当者は「注意力が散漫なのでは」と考えて選考を通過させない可能性もあります。
誤字脱字の有無は最も簡単で基本的なチェック項目でありながら、重要度は極めて高いです。
また、第三者に添削を依頼する際も、誤字脱字があるのはマナーとしてふさわしくないでしょう。どれほど忙しい状況だとしても、誤字脱字のチェックだけは怠らないようにしてください。
主語と述語の使い方に誤りがないか
最初に誤字脱字のチェックをしたら、次は主語と述語を正しく使えているか一文ずつ確認しましょう。主語述語の関係性や受け・かかりを間違えると、文章が読みにくくなるため注意が必要です。
特に、自己PRではエピソードを交えて論理を展開させるため、「誰が」「何を行ったか」を明確にしましょう。文字制限があるため単語を省略しがちですが、主語が分からない文章になっていないか確認してみてください。
OK例
NG例
一文が長過ぎないか
主語と述語の使い方に関する誤りをチェックしつつ、一文が長過ぎないか確認することも大切です。一文の目安として、50文字前後にまとめると読み進めやすいといわれています。文章が長い場合は、2つの文章に分けられないか考えてみてください。
・長短のリズム感を考えて文章を構成する
・一文につける読点(、)は2つまでにする
・20文字前後で読点をつける
文章をコンパクトにまとめるコツは上記のとおりです。完成した自己PRを音読すると、読みやすさ・読みにくさがよりはっきりわかるでしょう。
OK例
縦社会色が強い日本では個人に与えられる裁量権が少なく、仕事を進めるうえでいくつもの工程を踏みます。
その結果、上司の顔色をうかがいながら仕事をするため、効率的に仕事を進められないことが多々あると聞いています。
NG例
一文が100文字あり、読点を4つ打っています。一文が長いと主語述語の関係性も分かりにくくなるため、二文構成にして読みやすさを意識しましょう。
説得力のある文章構成か
作成した自己PR全体の構成として、「説得力があるか」という視点でチェックしてみてください。説得力のある文章構成としてPREP法が有名です。
・Reason:理由または根拠
・Example:具体例
・Point:結論またはまとめ
PREP法とは、文章を読みやすく、伝えやすくするための方法です。営業の提案やプレゼンテーションなどで多用される手法で、自己PRを書く際は、上記の4つの順番で書いてみましょう。
自己PRを読み直した際、「文章が読みにくい」「伝わりにくい」と感じた場合には、PREP法に沿った論理展開になっているか確認してください。
なお、自己PRを少ない文字数でまとめる書き方は「自己PRを200字でまとめるコツは?わかりやすく伝える構成や例文を解説」で詳しく解説しています。
結論から書けているか
自己PRに限らず、応募書類を書く際は結論から書けているかを確認してください。物語などでよく使われる起承転結の文章構成は、自己PRや志望動機などには適していません。
限られた文字数や時間で自分を魅力的に伝えるには、結論ファーストが重要です。先ほど紹介したPREP法は結論を最初に伝えられるため、採用担当者の理解も進みやすいとされています。自身の主張をはっきりさせるためにも、結論から書けているかチェックしてみてください。
アピールポイントが明確か
自己PRに盛り込むアピールポイントは1つに絞りましょう。複数のアピールポイントを伝えてしまうと、どれを最も伝えたいのかがぼやけてしまいます。「結局何が言いたいのだろう」といった、印象に残らない自己PRになりかねないため注意が必要です。
アピールポイントを絞る際は、企業が求める人物像を基準にしましょう。
応募書類全体を通じて、アピールポイントは企業目線で効果的なものに絞り、自分を採用するメリットを伝えることが大切です。
入社後を見据えたアピールができているか
作成した自己PRに、入社後を見据えたビジョンが書かれているかもチェックしてください。
採用担当者は、自己PRから入社後に長期間にわたって活躍してくれる人材であるかを判断・評価しています。そのため、どれほど立派な実績や強みがあったとしても、仕事内容や企業の価値観・組織風土とマッチしていなければ選考は通過できません。
営業職なら、「目標達成に向けた計画力と実行力」「断られても折れないメンタル」などは業務に関連するアピールポイントになります。販売職であれば「お客様の立場になってコミュニケーションがとれる」とアピールするのもよいでしょう。
作成できた自己PRに、入社後の働く姿をイメージできる内容が盛り込めているかという視点も踏まえてセルフチェックしてみてください。
内容に一貫性があるか
自己PRの最終チェックとして、書類全体として一貫した内容をアピールできているか確認しましょう。
・エピソードと結果の関係性や説得力
・強みがその企業で活かせるのか
・自己PRと志望動機やガクチカとの関連性
自己PR自体の一貫性はもちろんですが、応募書類にはさまざまな項目の記載を求められるため、書類全体を通して筋が通っているかも重要です。
自己PRを書き終えたら、今まで解説した項目のチェックだけでなく、書類全体の整合性も意識すると、よりクオリティの高い内容に仕上がるでしょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
自己PRのセルフ添削の効果を高めるコツ
自己PRをセルフ添削する際、効果をさらに高めるコツがあります。以下で紹介する3つを実践して、作成した自己PRをさらに磨きましょう。時間をあけて見直す
自己PRをセルフ添削する際は、作成したその日ではなく、少なくとも1日は空けることをおすすめします。
書き終えてすぐに見直すと主観的に読んでしまうため、間違いや違和感に気付きにくくなります。できる限り翌日以降に見直して、一度頭の中をリセットした状態で、自分のなかに客観的な目線を取り込むようにしてみてください。
日を改めて内容を確認することで、書き終えた直後には発見できなかったミスや言い回しの違和感を見つけられるでしょう。
声に出して読む
作成した自己PRは、目視のチェックだけではなく、声に出して読むことをおすすめします。
・言葉選びがイマイチでリズム感の悪さが見つかる
・一文が長く読みづらい箇所が見つかる
実際に発音して、スムーズに読み進められる文章を目指しましょう。
印刷して文字数のバランスを見る
実際に声に出して読むことと並行して、印刷した状態で確認するのもおすすめです。
企業の採用担当者が応募書類を見るのと同じように印刷したほうが、実際に提出した際の見栄えに近づきます。
・文字が詰まって見えないか
・漢字表記が多すぎて読みづらくないか
パッと見の印象でも読みやすさ・読みにくさが変わるため、パソコンやスマートフォンで作成した状態でチェックせず、実際に印刷してから確認してみましょう。
自己PRを魅力的に仕上げるコツに関しては、「自己PRのサンプル集つき!魅力的に仕上げるコツをご紹介!」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら
自己PRの添削をプロにお願いしたいあなたへ
「自己PRがこれでよいのか分からない」「納得のいく自己PRが書けない」と悩んでいる就活生も多いでしょう。応募書類や面接で必ず問われる自己PRは、内定獲得のために高いクオリティが求められます。
自己PRの内容に自信が持てず、就活が思うように進まない人には、キャリアチケットに相談しましょう。
キャリアチケットは、就活に悩む学生をサポートする就活エージェントです。自己PRの書き方だけでなく、自己分析や面接対策など、すべての選考フローについてサポートしています。マンツーマンの指導を実施しているため、自己PRをしっかり添削してほしい方も安心です。
企業に響く自己PRを作成して内定獲得に近づきたい人は、お気軽にキャリアチケットにご相談ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!25卒のスカウト登録はこちら