自己PRを200字でまとめるコツは?わかりやすく伝える構成や例文を解説

このページのまとめ

  • 自己PRを200字でまとめる場合はPREP法を使うとわかりやすい
  • 自己PRを200字でアピールするには、最初に強みを伝えるのがポイント
  • 自己PRが200字に収まらない場合には、常体を使い不要な文は削るのがコツ

自己PRを200字でまとめるコツは?わかりやすく伝える構成や例文を解説のイメージ

「自己PRが200字で指定されたけど超えてしまう!」「書きたい内容が多くてまとまらない…」などと悩む就活生もいるでしょう。就活では文字数を指定して自己PRを求めるケースも多く、対策しておくのが重要です。

この記事では、自己PRを200字でまとめる際のコツを解説します。限られた文字数でも自分の魅力が伝わるように、構成や言葉選びを工夫しましょう。例文も紹介しているので、参考にしてください。

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目 次

自己PRを200字でまとめるためのポイント

自己PRを200字のように限られた文字数でまとめるためには、アピールする強みを絞るのが大切です。また、まずはとにかく文章を書き、後から削っていく方法もおすすめです。

伝える強みは1つに絞る

アピールする強みは1つにし、明確に伝わるようにしましょう。「私の強みは△△です」のように結論から伝えるのも、200文字で簡潔にまとめるためには必要です。

強みを複数入れてしまうと、200文字では足りません。また、どの強みが重要なのかがわからなくなります。強みは1つにし、わかりやすくアピールしましょう。

PREP法を使う

200文字でもわかりやすく伝えるには、PREP法がおすすめです。PREP法は、次の4つで文章を構成します。

・Point(結論)
・Reason(理由)
・Example(具体的なエピソード)
・Point(結論、最初の繰り返し)

PREP法は自己PRはもちろん、志望動機やガクチカなどでも使えるので、覚えておくのがおすすめ。わかりやすく伝えるために、文章を工夫してください。

自己PRの構成については、「自己PRは構成が大事!企業に評価される書き方やポイントを紹介!」の記事でも解説しています。文字数に制限があるからこそ、わかりやすくまとまる構成を意識しましょう。

まずは文字数を気にせずに後で削る

最初は文字数を気にせずに、自己PRを完成させましょう。あとから文章を追加するよりも、削る方が簡単です。

文章を追加してしまうと、いつのまにか伝えたい内容が変わっている場合もあります。なくても伝わる文章や文字を削り、200文字になるよう調整してみてください。

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自己PRを200字で書く際の構成

自己PRを200字で書く場合、「強み」「エピソード」「強みの活かし方」の構成がシンプルでおすすめです。限られた文字数でわかりやすく伝えるために、参考にしてください。

アピールしたい強み

前述したように、まずはどのような強みをアピールするか、結論から伝えましょう。「私の強みは△△です」のように、簡潔に伝えるのがおすすめです。

アピールする強みは、企業に合わせて変えるのがポイント。企業が求める人物像を把握し、評価されそうな強みを選んでください。たとえば、営業職はお客さまと話すので、コミュニケーション能力や傾聴力が評価されます。営業職で絵のスキルなどあまり使わないスキルをアピールしても、高評価にはつながらないでしょう。

求める人物像を知るためには、企業研究を行うのも大事。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考に、企業への理解を深めましょう。

強みを裏付けるエピソード

強みへの説得力を持たせるため、具体的なエピソードを伝えましょう。エピソードがあれば、あなたが強みを発揮している姿を面接官にイメージしてもらいやすくなります。

エピソードの内容は、「部活」「アルバイト」「学業」などなんでもOK。ただし、結果だけではなく、「どのようにして強みを発揮したか」の過程を伝えましょう。

面接官は就活生がどのように考え、行動しているかを見ているので、覚えておいてください。

入社後に強みをどのように活かすか

最後に、仕事を行う際に、その強みをどのように活かせるかを伝えます。入社後に活躍するイメージを持ってもらうために、重要な文章です。

たとえば、「コミュニケーション能力を活かして、販売職で売上トップを目指します」のようにアピールできるでしょう。企業がどのような業務を行っているかを知り、業務に合わせてアピールするのがポイントです。

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200字の自己PRから企業が知りたいこと

評価される自己PR作成に向けて、企業のチェックポイントも知っておきましょう。評価されるポイントを知っておけば、アピールできる文章を書きやすくなるからです。

ここでは、選考でよく見られている、3つのポイントを解説します。

文章を簡潔にまとめられるか

200文字の自己PRでは、文章をわかりやすくまとめる能力が見られています。200文字は就活で求められる文章のなかでは少なく、必要な情報をわかりやすく伝えるのは大変でしょう。

しかし、社会人になると限られた時間で情報を伝える能力が求められます。そのために、200文字の自己PRで、就活生の日本語力や的を射た受け答えができるかを見ているのです。

どのような人柄や考え方をしているか

自己PRからは、就活生の考え方や人柄も見られています。評価されるポイントは、能力だけではありません。

面接官は人柄や考え方が合う就活生であれば、入社後もトラブルなく、活躍できそうだと考えます。一方で、企業と合わない就活生は、仕事へのモチベーションが落ち、早期退職につながるかもしれません。

自己PRで評価されるには、企業に合うかどうかも重要です。あなたの人柄や考え方が伝わるエピソードを入れるなどして、工夫してください。

自己PRに書くエピソードで苦戦している就活生には、「自己PRが書けない!エピソードを見つけるコツとは?」の記事がおすすめです。

入社後に活躍できそうか

記事は自己PRをとおして、就活生が活躍できる人材かどうかも見ています。強みやエピソードから、働いているイメージを持ってもらえるようにしましょう。

会社の理念や求める人材にそぐわない強みをアピールするのはNG。評価されないだけではなく、企業研究が不足しているのがバレてしまいます。企業の仕事内容を知り、具体的にどのような場面で活躍できるか伝えるようにしてください。

自己PRで評価されるポイントについては、「新卒面接の自己PRで評価される4つのポイント」の記事でも解説しています。企業目線で考えると、どのような内容が求められているのかイメージできるのでおすすめです。

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自己PRが200字に収まらないときの対処法

200文字で書けない場合は、語尾を変えたり、言い回しを工夫したりするのがポイント。ここでは、文章を200文字でまとめるための、3つの対処法を紹介します。

だ・である調(常体)を使う

「だ・である調」を使い、文章を短くしてみましょう。自己PRは丁寧な文章を意識して「ですます調」で書くことが基本だと思われがちです。しかし、「だ・である調」でも問題ありません。

ですます調を意識して伝えたい内容を削ったり、文字数をオーバーしてしまう方が問題です。まずは「だ・である調」にしてみて、200文字で収まるか確認してみましょう。

「ですます調」と「だ・である調」の使い分けについては、「ですます調?である調?履歴書の印象は語尾によって変わる!」の記事でも紹介しています。相手に与える印象も変わるので、チェックしておきましょう。

言い回しや表現を変える

同じ意味の言葉が重複している場合、削るようにしましょう。また、言い換えて説明できる部分があれば、短い言葉で伝えるのがコツです。

たとえば、「ミーティング」は「会議」と言い換えられます。「工夫して実施した」は「工夫した」と言い換えられるでしょう。言い回しを工夫して、短くできる言葉がないか確認してみてください。

添削してもらう

自分では文章が考えられない場合、添削してもらうのもおすすめ。第三者に確認してもらうことで、削っても伝わる文章や言い回しを変えられる言葉が見つかるかもしれません。

自己PRが書き終わったら、先輩や友人、就活エージェントに一度添削を依頼してみましょう。

キャリアチケットでも自己PRの添削を受け付けています。就活のプロがマンツーマンでアドバイスを行うので、ぜひ利用してみてください。

添削の依頼先に悩む場合は、「自己PRの添削は依頼すべき?利用できるサービスや見直すポイントを解説」の記事で誰に相談するか考えてみましょう。

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自己PRを200字で伝える際の例文

ここでは、自己PRを200字でまとめた場合の例文を紹介します。例文を参考に、どのように書けばいいかイメージを掴んでください。

リーダーシップをアピールする場合の例文

私の強みは、周囲を同じ目標達成に導くリーダーシップです。

私のゼミでは、冬休みにチームごとに研究発表を行いますが、私のチームは研究が思うように進んでいませんでした。

そこで、チームメンバーを集め、研究発表の目標を定めたり、研究の予定を組んだりしました。その結果、研究発表を無事終えることができました。

御社に入社後も、目の前の課題への対処法を考えながら、社内全体で協力し、会社に貢献できるように努めます。

粘り強さをアピールする場合の例文

私の強みは、困難を諦めずに乗り越える粘り強さです。

私は、ゼミの研究で思うような結果が得られずに、3ヶ月毎日実験を続けている時期がありました。周りのゼミ生は、仮説を変えたり、得られたデータのなかで研究を終えていましたが、私は条件を変えながら諦めずに実験を続け、期待した結果を得てから研究を終えることができました。

御社に入社後も、課題に諦めずに向き合って、会社に貢献していきます。

コミュニケーション能力をアピールする場合の例文

私の強みは、相手の意見を汲み取ったうえで、自分の意見を伝えるコミュニケーション能力です。

学生時代にしていた携帯販売のアルバイトでは、お客さまの求める商品や条件を聞いたうえで、おすすめの商品やプランを進めるようにしていました。その結果、学生のなかで売上1位を6ヶ月連続で獲得しました。

御社に入社後も、自社商品への理解を深め、コミュニケーション能力を発揮しながら営業活動に取り組みます。

自己PRの例文は、「例文付き!就活の自己PRで強みをアピールし内定を獲得するためのポイントを解説」の記事でも紹介しています。アピールのコツも解説しているので、限られた文字数でも魅力を伝えられるように、参考にしてください。

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200字の自己PRで好印象を与えたいあなたへ

自己PRでは、200字のように文字数指定で提出する場合もあります。決められた文字数のなかでもアピールできるように、文章のコツを学んでおきましょう。

200字で自己PRを書く場合は、PREP法を使うのがおすすめ。文章はできるだけ短く、長い言葉は短く言い換えができないか考えてみてください。

もし、自分だけでは自己PRの作成が難しいと感じたら、就活エージェントへの相談がおすすめ。数多くの就活生の自己PR添削を行ったプロが、あなたに合うアピール方法をアドバイスします。

なかでもキャリアチケットは、自己PRはもちろん、エントリーシートや履歴書の添削も実施。初回のヒアリングから内定獲得までサポートするので、ぜひ相談してください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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