新卒に職務経歴書は必要?就活で求められたときの対応や書き方を解説

このページのまとめ

  • 新卒の就活で職務経歴書が求められたら、まずは企業の意図を確認することが大切
  • 評価されやすい経験や客観的な事実を意識して書くのが、職務経歴書の作成のコツ
  • 職務経歴書の書き方で悩んだら、就職エージェントに相談しよう

「新卒の職務経歴書って何を書くの?」とお悩みの就活生もいるでしょう。新卒の場合、基本的には職務経歴書は不要ですが、稀に提出を求められることがあります。アルバイトやインターンの経験を整理し、効果的なアピールにつなげることが大切です。

この記事では、新卒の職務経歴書を求められる理由や基本の書き方、作成例を紹介します。履歴書との違いや企業への提出方法もまとめているので、職務経歴書の作成前にご一読ください。

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目 次

新卒の職務経歴書は基本的には不要

新卒の就活において、職務経歴書を提出する必要は基本的にありません。職務経歴書とは、これまで経験してきた仕事の内容や役職、実績などを具体的に記載する書類のことです。主に中途採用(転職活動)で、即戦力として何ができるかを証明するために使われます。

正社員としての職歴がない新卒の就活生の場合、過去の実績よりも人柄やポテンシャルが評価されます。そのため、履歴書とエントリーシートがあれば、選考に必要な情報は十分に足りると考える企業も多いでしょう。

ただし、企業によっては新卒に対しても職務経歴書の提出を求めるケースが稀にあります。「職歴がないから出さない」と自己判断せず、企業の意図を汲み取って適切に対応することが大切です。

職務経歴書や履歴書などの書類の提出時期を逃さないために、まずは就活全体の流れを把握しておきましょう。「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事では、準備から内定獲得までのステップを分かりやすくしているので、ぜひご一読ください。

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新卒も稀に職務経歴書を求められることがある

新卒採用では基本的に不要な職務経歴書ですが、稀に「学生のポテンシャルを多角的に見たい」「アルバイトでの具体的な取り組みを知りたい」という意図で提出が求められる場合があります。

ここでは、新卒で職務経歴書を求められる主な3つの理由を解説。企業の目的を見極めるための参考にしてみてください。

就活生のポテンシャルを見極めるため

企業が新卒採用で職務経歴書を求める理由の一つは、就活生のポテンシャルをより深く見極めるためです。企業側からすると、記入欄が限られている履歴書やエントリーシートだけでは、応募者の強みや努力の過程を十分に把握しきれないことが少なくありません。

そのため、あえて自由度の高い職務経歴書の形式を指定することで、就活生の思考プロセスやプレゼンテーション能力を確認する場合があるでしょう。職務経歴書には決められたテンプレートや枠がない分、どのような情報を取捨選択し、どのような優先順位で構成するかにその人の個性が色濃く表れます。企業はこれらを通じて、自社とのマッチ度や業務への適性があるかを多角的に判断しているのです。

職務経歴書を準備して実際に企業へ応募する際は、エントリーの仕組みについても正しく理解しておく必要があるでしょう。「就活におけるエントリーとは?開始時期や応募数などを解説」の記事で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。

アルバイト経験について確認するため

学生時代のアルバイト経験を通して仕事への適性を測るために、職務経歴書の提出を求める企業もあります。履歴書には「○○でアルバイト」という事実しか書けませんが、職務経歴書であれば「どのような役割を担い、直面した課題をどう解決したか」という具体的なエピソードを詳しく記載できるからです。

アルバイトであっても、責任をもって組織に貢献した経験は、入社後の働く姿を具体的にイメージさせる貴重な判断材料になります。企業は職務経歴書の形式を借りることで、就活生の社会人としての基礎能力や、物事への向き合い方を確かめたいと考えているのです。

中途と新卒で同じ形式をとっているため

企業側に特別な意図はなく、採用管理システムや運用ルールが中途採用と共通化されているために、形式的に提出を求められるケースもあります。

特に、通年で中途採用をメインに行っている企業や、新卒・中途の応募フォームを統合している場合、システム上で「履歴書・職務経歴書」がセットで必須項目に設定されていることがあります。この場合は、企業の事務的な都合による側面が大きいため、深く悩み過ぎる必要はありません。これまでの経験を整理する良い機会だと捉え、記載できる範囲で作成を進めましょう。

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新卒で職務経歴書を求められたらまずは企業に確認しよう

新卒で職務経歴書の提出を求められたら、まずは本当に必要なのか、どのような内容を記載すべきなのかを確認することが大切です。募集要項やこれまでに届いた案内メールを再度読み、職務経歴書についての記載がないかチェックしてみましょう。

どこにも記載がない場合や判断がつかない場合は、「電話」や「メール」で企業に問い合わせるのがおすすめです。

電話で確認する場合

応募締め切りが迫っている場合や、企業の担当者と直接スピーディーにやり取りしたい場合は、電話で確認をしましょう。企業の営業時間内を選び、周囲の雑音が入らない静かな環境から掛けるのがマナーです。担当者の手を煩わせないよう、あらかじめ手元に筆記用具や募集要項を準備したうえで発信してください。

電話でのやり取り例

お忙しいところ恐れ入ります。○○大学の刈谷 知景子と申します。新卒採用の応募書類についてお伺いしたいことがありお電話いたしました。採用ご担当者様におつなぎいただけますでしょうか?

採用担当者お電話代わりました、採用担当の○○です。

お時間をいただきありがとうございます。現在、御社の選考にエントリーさせていただいております、○○大学の刈谷 知景子と申します。
募集要項に提出書類として「職務経歴書」の記載がございました。私は新卒のため正社員としての職歴がないのですが、別途、職務経歴書の提出は必要でしょうか。あるいは、アルバイトなどの経験を記載したものでよろしいでしょうか?

採用担当者お問い合わせありがとうございます。新卒の方ですので、アルバイトやインターンの経験を記載していただければ大丈夫ですよ。

承知いたしました。それでは、アドバイスいただいたとおりに準備を進めさせていただきます。お忙しいところご丁寧にご対応いただき、ありがとうございました。それでは、失礼いたします。

電話を切る際は、相手が受話器を置いたのを確認してから静かに切るのが基本です。また、担当者から教えてもらった内容やアドバイスは、忘れないうちにすぐメモに残しておきましょう。

企業への電話の掛け方に不安がある方は、「就活の電話のかけ方や出方が不安!基本マナーとそのまま使える会話例を紹介」の記事を参考にしてみてください。

メールで確認する場合

選考の締め切りまでに時間的な余裕がある場合や、担当者の業務を遮りたくない場合は、メールで問い合わせてみてください。メールであれば文章としてやり取りの履歴が手元に残るため、あとから内容を見返せるという安心感もあります。電話と同様、送信する時間帯は企業の営業時間内が理想です。営業時間内が難しい場合も、深夜や早朝の送信は避けましょう。

確認メールの例文

件名:【新卒採用・選考書類に関するご質問】○○大学・刈谷 知景子

本文:
株式会社○○
人事部 新卒採用ご担当者様

大変お世話になっております。
○○大学○○学部の刈谷 知景子と申します。

この度は、新卒採用の選考へ応募する機会をいただき、誠にありがとうございます。

応募書類の提出につきまして、1点ご質問がありご連絡いたしました。
募集要項を拝見したところ、提出書類に「職務経歴書」の記載がございました。

私は新卒のため、正社員としての職歴がございません。
そのため、今回は職務経歴書の提出が免除されるのか、あるいは学生時代のアルバイトやインターンシップの経験を記載した書類を提出すべきなのか、お教えいただけますでしょうか。

お忙しいところ、お手数をおかけしてしまい大変恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
刈谷 知景子(かりや ちけこ)
○○大学 ○○学部 ○○学科 4年

〒160-0022
東京都新宿区新宿△丁目△ー△ ○○マンション○号室
携帯電話:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:kariya.chikeko@XXXX.com
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いずれの方法で確認する場合も、「提出を渋っている」と思われないよう、丁寧な対応と感謝の気持ちを伝える姿勢が大切です。企業の意図が確認できたら、その指示に従って速やかに書類の準備を進めましょう。

企業へのメールの書き方を詳しく知りたい方には、「就活メール例文14選!マナーや書き方・返信のポイントを紹介」の記事がおすすめです。こちらもあわせてご参照ください。

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【新卒向け】職務経歴書に書くべき情報

新卒が職務経歴書を作成する場合、中途採用向けのフォーマットをそのまま使うのではなく、学生時代の経験に合わせて項目をアレンジすることが大切。何を書くべきか迷ったときは、以下の項目をこの順番で記載するのがおすすめです。

【新卒向け】職務経歴書に書くべき情報のイメージ

ここでは、新卒が職務経歴書に記載すべき項目とそれぞれの作成ポイントを詳しく解説します。「職務経歴書に何を書けば良いか分からない…」とお悩みの就活生の方は、ぜひチェックしてみてください。

日付・氏名

職務経歴書の最上部には、提出日(または投函日)と氏名を記載します。日付は西暦か和暦かのどちらかに統一し、履歴書やエントリーシートなどのほかの提出書類と表記を合わせましょう。

また、氏名の横には連絡先として電話番号やメールアドレスを併記することもできます。採用担当者がすぐに連絡が取れる状態にしておくことは、ビジネス文書における基本的な配慮です。

職務要約

職務要約とは、これまでの経験を簡潔にまとめた文章のことです。新卒の場合は「大学入学から現在に至るまで、どのような活動に注力してきたか」の概略を記載しましょう。

たとえば、「3年間継続した飲食店でのアルバイトにおいて、新人教育や売上管理のサポートに従事しました」といった内容をまとめます。最初に職務経歴書の全体像を示しておくと、採用担当者がそのあとの詳細なエピソードをスムーズに読み進められるようになるでしょう。

職務経歴

メインとなる職務経歴の欄には、アルバイトや長期インターンシップの経験を時系列で記載します。勤務先名や期間、具体的な業務内容などの情報を、箇条書きで分かりやすく整理しましょう。

単に「接客」や「事務」と書くのではなく、「1日平均100名の来客対応」や「月次報告書の作成補助」など、具体的な数字や役割を盛り込むのがコツです。これにより、どのような環境でどの程度の責任をもって働いていたのかが具体的に伝わります。

資格・スキル

職務経歴書には、資格やスキルも記載しましょう。取得した資格だけでなく、志望先で活かせる実務的な能力や学業、課外活動で培った専門知識などもあわせて記載するのがおすすめです。

現在保有している資格や免許は、略称を使わず正式名称で正確に記載し、取得時期の年月を併記してください。もし、現在取得に向けて勉強中の資格がある場合は、「○月受験予定」や「○○資格取得に向けて学習中」と書き添えることで、意欲の高さや自己研鑽の姿勢をポジティブに伝えることができます。

WordやExcel、PowerPointといった基本的なパソコンスキルはもちろん、接客で磨いたクレーム対応能力、ゼミで培った統計調査や分析スキルなども立派なアピール材料です。応募先企業の業務内容と関連性の高いものを優先的にピックアップし、入社後に貢献できる素養があることを示しましょう。

自己PR

職務経歴書の最後に、これまでの経験から磨き上げられた強みを自己PRとしてまとめてみてください。職務経歴の欄に記載した実績や経験を根拠として、「自分の強みが志望先でどのように活かせるか」を膨らませて伝えましょう。

職務経歴書の場合、履歴書よりも自由に書けるスペースが広いため、成果を出すために起こした行動やそこから得た学びなどを深掘りして記述できます。入社後の活躍をイメージさせる説得力のある文章を心掛けるのがポイントです。

効果的なアピールの仕方に迷ったときは、自己PRの基本構成を改めて確認してみると良いでしょう。評価されやすい文章の組み立て方や具体的な例文については、「自己PRの書き方は?就活で評価されるアピールのコツを例文つきで解説」の記事を参考にしてみてください。

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職務経歴書に関するキャリアアドバイザーのアドバイス

Q.職務経歴書と履歴書にはどのような違いがありますか?

A.基本的には「採用担当の確認したい項目」が異なります。職務経歴書は「過去の業務内容から仕事に活かせるスキルを確認するための書類」、履歴書は「応募者のプロフィールを確認するための書類」といえるでしょう。

以下の表は、職務経歴書と履歴書の特徴や違いをまとめたものです。

  職務経歴書 履歴書
主な目的 過去の業務経験や実務スキルの確認 応募者のプロフィールや基本情報の確認
記載内容 ・職務要約
・詳細な業務内容
・自己PR など
・氏名/連絡先
・学歴
・志望動機 など
フォーマット 定められた形式がなく自由度が高い 基本的な型が決まっている
新卒採用での重要度 低い
(企業から指定がある場合のみ)
必須
(全員が提出する基本の書類)

履歴書と異なり職務経歴書にはフォーマットが定められていないため、自由度が高い反面、書きにくさを感じる方も多いかもしれません。ですが、前提として新卒採用で職務経歴書を求められる場面は非常に少ないため、「基本的には転職の際に必要なもの」と捉えておけば大丈夫です。

とはいえ、稀に新卒採用においても職務経歴書の提出が必要な企業もあります。その場合、この記事で紹介するポイントを押さえて作成すれば、十分に評価につながる書類を仕上げられるでしょう。

職務経歴書の内容を充実させるには、まず就活の基本となる履歴書の準備を進めるのがおすすめです。「就活用履歴書の書き方は?迷わず作成するためのポイントを見本付きで紹介!」の記事を参考に、採用担当者の目に留まる履歴書を書き上げましょう。

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【経験別】新卒の職務経歴書の作成例

新卒で職務経歴書を求められると、「職歴がないのに何を書けば良いの?」と不安になるかもしれません。しかし、アルバイトやインターン、学業での経験を整理すれば、十分に説得力のある書類を作成できるので、心配しなくても大丈夫です。

ここでは、経験別に職務経歴書の3つの作成例をご紹介します。自分の経験に近いサンプルを確認して、作成イメージを膨らませてみてください。

アルバイト経験がある場合

アルバイト経験を職務経歴として整理する場合は、単なる業務内容の羅列にならないよう注意が必要です。「どのような役割を担い、どんな工夫をしたか」に焦点を当てて、分かりやすくこれまでの経験をまとめましょう。

【経験別】新卒の職務経歴書の作成例のイメージ

新卒のアルバイト経験で評価されるのは、組織の一員としての当事者意識です。受け身な姿勢や「やらされた」といった表現を避け、与えられた業務以上のプラスアルファの働きを具体的に記述しましょう。

以下では、就活生が特に作成に悩みやすい職務要約と自己PRの例文をご紹介します。

アルバイト経験がある場合の職務要約例文

大学1年次から現在までの3年間、個別指導塾にて講師のアルバイトに注力しました。主に高校受験を控えた生徒の文系科目を担当し、個々の習得度に応じたカリキュラムの策定や学習モチベーションの維持に努めました。また、講師30名をまとめるシフトリーダーとして、教室全体の運営補助も経験しました。

アルバイト経験を伝える際は、継続年数や関わった人数などを具体的な数字で示してみてください。そうすれば、どれくらい深くその活動に取り組んできたかが採用担当者にひと目で伝わります。また、単なる作業内容だけでなく「シフトリーダー」のような役割も添えると、組織への貢献度の高さをよりアピールしやすくなるでしょう。

アルバイト経験がある場合の自己PR例文

私の強みは、相手の真の課題に寄り添い、状況に応じた「並走型の提案」ができることです。
個別指導塾のアルバイトでは、担当した生徒の模試の偏差値が40台から伸び悩んでいることが課題でした。画一的な宿題を出すだけでは根本的な解決にならないと考え、日々の授業前後に10分間の面談を実施し、学習習慣そのものを分析しました。結果、スマートフォンの使用により自宅学習が手につかないという課題を特定しました。

そこで、生徒および保護者の方と話し合い、週単位でのデジタルデトックス時間と、1日ごとの超スモールステップ学習計画を提案・設計しました。さらに、進捗を毎日オンラインで共有してもらう仕組みを整え、3ヶ月間徹底して並走しました。その結果、生徒の自立的な学習習慣が身につき、最終的には偏差値を12向上させ、第一志望校合格へ導くことができました。

貴社の営業職としても、顧客の潜在的な課題に深く寄り添い、最適な提案を行うことで信頼されるパートナーとして貢献します。

単に「頑張った事実」を並べるのではなく、直面した課題に対して「どのような工夫やアプローチをしたか」というプロセスを具体的に示すことが大切です。特に、課題の原因を自分で分析して見つけ出し、解決に向けた仕組みを作ったエピソードは、ビジネスにおける問題解決能力の高さとして評価されやすくなります。

就活でのアルバイト経験の効果的なアピール方法を知りたい方は、「アルバイト経験をESでアピールするには?伝え方のコツや例文も解説!」の記事を参考にしてみてください。

インターンシップ経験がある場合

インターンシップの経験がある場合は、正社員に近い実務を経験しているため、即戦力としての素養をアピールする絶好の機会です。どのようなミッションを与えられ、周囲とどう協力して完遂したかを詳しく記載しましょう。

インターンシップ経験がある場合のイメージ

インターン経験を記載する際は、PCスキルやビジネスマナーなどの社会人としての基礎スキルがすでに備わっていることを強調するのも一つの手です。使用したツールや実際の商談の場での役割を明記することで、入社後の活躍イメージを具体化させることができます。

「学生ではなく一人のプロとして成果にこだわった姿勢」を言葉に込めることを意識しましょう。

インターンシップ経験がある場合の職務要約例文

大学3年次の4月から14ヶ月間、Webマーケティング企業での長期インターンシップに参加しました。新規獲得向けのSNS広告運用チームに配属され、予算管理、バナーやテキストなどのクリエイティブのA/Bテストの実施、およびGoogle Analyticsを用いたデータ分析と改善施策の立案を担当しました。

インターン経験を要約する際は、具体的な期間や配属されたチームでの役割を明記しましょう。また、使用したツールや実際の業務範囲を盛り込むことで、基本的なビジネススキルがすでに備わっていることも客観的に証明できます。

インターンシップ経験がある場合の自己PR例文

私の強みは、データに基づく論理的な仮説検証を繰り返し、成果に向けて能動的に行動できる「自走力」です。

長期インターン先のWebマーケティング企業では、自社サイト経由の資料請求数を増やすミッションに取り組みました。当初は記事を増やすだけでは目標に届かない状況が続いたため、ユーザーの行動データを分析したところ、特定のページからの離脱率が70%を超えているのを発見しました。

私は「ページの導線とユーザーのニーズがずれている」という仮説を立て、競合他社の動向をリサーチしたうえで、訴求軸を変更した改善案をチームに提案しました。上司のフィードバックをもとに微修正を重ねて実行した結果、離脱率を45%まで改善し、資料請求数を目標値まで引き上げることができました。

貴社でも、現状の課題に対して定量的な視点からアプローチし、着実に成果へつなげるために自ら動いて貢献します。

インターン生として指示された作業をこなすだけでなく、自ら問題点を発見し、仮説検証のサイクルを回して成果を残したプロセスを伝えることが重要です。目標に対してどのように現状を分析し、どんなアプローチで改善へ導いたかを具体的かつロジカルに示すことで、入社後も自ら考えて行動できる人物として強い印象を残せます。

職務経験がない場合

アルバイトやインターンの経験がない、あるいは学業に専念していて記載できる内容が少ない場合は、活動経歴としてゼミやサークル、ボランティア活動での役割を記載するのがおすすめです。「職歴」という言葉に縛られず、自分の実績を証明する書類だと考えてみてください。

職務経験がない場合のイメージ

企業が新卒の職務経歴書で見ているのは、過去の華々しい経歴そのものではありません。目標設定や課題解決のプロセスです。業務経験でなくても、自分が最も熱量をもって取り組んだ内容をピックアップし、「どのような課題を、どのような思考で乗り越えたか」を論理的に説明しましょう。

職務経歴がない場合の職務要約例文

大学2年次から2年間、法学部・国際関係論のゼミナールに所属し、多国籍企業における労働環境の法的課題について研究しました。共同研究プロジェクトでは、5名のチームを牽引するプロジェクトリーダーとして、100本を超える英語論文のインプットや学外の合同発表会に向けた研究論文の全体統括を担当しました。

アルバイトやインターンの経験がない場合でも、ゼミでの研究内容や共同プロジェクトを具体的に記載することで、学業への積極的な姿勢を証明できます。研究の規模感やチームの人数、自分が担った役割を明記し、ビジネスのプロジェクト管理にも通じる「計画性」や「統括力」、「協調性」などが伝わるようにまとめるのがポイントです。

職務経歴がない場合の自己PR例文

私の強みは、目標達成に向けて関係者のベクトルを合わせ、組織の推進力を最大化する「巻き込み力」です。

大学のゼミナールで行った共同研究では、他大学5校が参加するインカレ発表会での最優秀賞獲得を目標に掲げていました。しかし、論文執筆の過程でメンバー間のモチベーションに格差が生じ、データの分析作業が遅延するという壁にぶつかりました。

チームの目的意識を再統一する必要があると感じた私は、リーダーとしてまず個々のメンバーと対話を行い、それぞれの得意分野や論文への懸念点をヒアリングしました。そのうえで、全員の強みが活きるようにタスクを「データ解析」「背景記述」「スライド構成」へと細分化し、それぞれの責任領域を明確にしました。さらに、週に一度の進捗可視化シートを導入し、互いの貢献度が目に見える工夫を凝らしました。

この結果、チームの主体性が引き出されて予定より2週間早く論文が完成し、本番の発表会では目標であった最優秀賞を受賞することができました。この周囲を巻き込みチームで成果をあげる力を活かし、貴社の多様なプロジェクトを円滑に推進します。

大切なのは、直面した壁に対して「自分なりに原因をどう分析し、どのような役割を果たしたか」というアプローチを論理的に書くことです。課題に対する行動や仕組み作りを具体的に記述することで、入社後の再現性の高さを採用担当者にアピールできます。

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新卒が職務経歴書を作成する際の5つのポイント

職務経歴書は、自分の経験を企業に売り込むための絶好のプレゼンテーションツールです。読みやすさや企業の求める人物像との一致点を意識すると、評価される職務経歴書を作成できます。

ここでは、納得感のある職務経歴書に仕上げるための5つのポイントを解説します。初めて職務経歴書の作成をする方は、ぜひご覧ください。

1.新卒向けにアレンジしやすいフォーマットを選ぶ

新卒が職務経歴書を作成する場合は、項目を柔軟に変更できる自由度の高いフォーマットを選ぶのがおすすめです。一般的な職務経歴書のテンプレートは転職者向けが多いため、そのまま使うと空欄が目立ってしまいます。

「職歴なし」や「アルバイト・インターン中心」といった自分の経歴に合わせて、項目名を自由にアレンジできるフォーマットを選びましょう。不要な項目を削り、アピールしたい活動の枠を広げることで、新卒ならではの強みがしっかりと伝わる書類に仕上げられます。

2.箇条書きや余白を活用し読みやすさを意識する

採用担当者は多くの応募書類に目を通すため、職務経歴書を作成する際は、パッと見た瞬間に要点が伝わる「読みやすさ」に徹底的にこだわりましょう。文字が隙間なくびっしりと詰まった書類は、それだけで読む側の負担になってしまいます。

具体的な業務内容や実績を記載する際は、一連の文章にするのではなく箇条書きを効果的に活用するのがポイントです。また、見出しごとに適度な改行や余白を作り、フォントの種類やサイズを統一することで、すっきりと洗練されたレイアウトになります。

3.企業が求める人物像と自分の一致点をアピールする

職務経歴書では、企業が求める人物像との一致点をアピールすることも大切です。職務経歴書は過去の自分を振り返るための日記ではなく、「私は貴社が求めている人材そのものです」と証明するためのプレゼン資料だと考えましょう。

まずは、企業のWebサイトや採用ページ、社員インタビューなどを通じて、その組織がどのような価値観や能力を重視しているのかを分析してみてください。自分のどの強みが企業の求める人物像と一致しているかを整理し、その強みが最大限に伝わるように表現を調整します。企業のニーズに合わせてアピールポイントを変えることで、採用担当者に「自社で活躍する姿」をより鮮明にイメージさせられるでしょう。

企業の求める人物像を調査したい方は、「企業研究のやり方6ステップ!新卒向けに就活で調べる項目や情報源を紹介」の記事をご参照ください。

4.志望先に合う経験をピックアップして書く

職務経歴書にエピソードを記載する場合は、応募先の業種や職種に関連性の高いものを優先して選ぶのがポイントです。これまでの経験をすべて網羅しようとすると、最も伝えたい強みがぼやけてしまいます。

たとえば、営業職に応募するのであれば、アルバイトでの接客や販売実績、課題解決のエピソードを重点的に記述します。事務職や専門職であれば、ゼミでの緻密な調査や正確さが求められる事務作業の経験などを記載するのが効果的です。

「自分が書きたいこと」ではなく「相手が求めている強み」に関連する経験を軸に構成することで、自分と企業への理解度の高さを示せます。

5.数字や客観的な事実を用いて具体的に説明する

職務経歴書では、数字や客観的な事実を用いた具体的な説明を心掛けることも大切です。「一生懸命頑張りました」「コミュニケーション能力があります」といった主観的で抽象的な表現だけでは、自分の強みは伝わりません。

たとえば、「3年間の継続」「売上15%アップ」のように表現すると、当時の状況や取り組みの規模を正確に伝えられます。また、数値化が難しい活動であっても、周囲からの評価といった客観的な事実を織り交ぜることで、内容の信頼性が一気に高まるでしょう。誰が読んでも納得できる根拠を示すことが、説得力のある職務経歴書に仕上げるためのコツです。

就活での自分の経験の伝え方は、「就活で自分のエピソードはどう伝える?伝え方のコツや注意点を解説」の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてチェックしてみてください。

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職務経歴書を企業に提出する方法

職務経歴書が無事に完成したら、企業への提出に移ります。提出方法には主に「メール添付」「オンラインフォーム」「郵送」の3つのパターンがあり、企業から指定された方法に合わせるのが鉄則です。

ここでは、それぞれの提出方法における具体的な手順と、知っておきたいマナーについて解説します。

メールに添付する

職務経歴書をメールで送る場合、レイアウトの崩れや誤編集を防ぐためにPDF形式に変換して添付するのが一般的です。しかし企業によっては、あえてWord形式やExcelファイルのまま送付するよう指定してくるケースもあります。まずは企業からの選考案内や募集要項に目を通し、指定されたファイル形式を確認しましょう。

添付するファイル名は、「【職務経歴書】○○大学_氏名」のように設定し、誰の書類なのかが担当者にひと目で伝わる配慮が必要です。

オンラインフォームに送信する

企業の採用マイページや、就職エージェントの専用画面など、オンラインフォームからアップロードして職務経歴書を送信するケースも増えています。この場合も、指定がない限りはPDF形式でのアップロードが基本です。フォームの仕様によっては、ファイルサイズに制限がある場合もあるため、送信前にエラーが出ないか確認しておきましょう。

応募フォームによっては、ファイルをアップロードするのではなく、画面上の「テキスト入力欄」に職務経歴書を直接入力したり、コピー&ペーストして提出したりする形式もあります。

このような入力欄に直接書き込む場合は、改行の位置が不自然にズレてしまったり、文字化けが起きたりしないよう注意が必要です。あらかじめメモ帳で文章をきれいに整えてからコピー&ペーストすると、意図しないレイアウト崩れを防げます。

印刷して郵送する

履歴書と一緒に郵送を指示された場合は、紙に印刷して提出します。用紙のサイズは、「A4サイズ」に統一して印刷するのが基本です。片面印刷で、複数枚になる場合は透明なクリアファイルにまとめて挟みましょう。

「角形2号」の封筒を用意し、書類が折れ曲がったり濡れたりしないようにクリアファイルごと入れます。このとき、同封した書類の一覧を示す「送付状」を一番上に重ねて入れるのがビジネスマナーです。

企業に郵送で書類を送る方は、「履歴書の郵送方法を紹介!封筒や添え状の書き方から送付マナーまで解説」の記事もご一読ください。

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職務経歴書を求められてお困りの新卒のあなたへ

慣れない職務経歴書の提出を求められ、戸惑っている就活生もいるでしょう。職務経歴書の作成にあたっては、まず提出の意図を正しく汲み取ることが大切です。企業側のミスでないかを確認し、提出が求められている場合は、アルバイトやインターン、ゼミなどの経験などをまとめてみてください。

ただ経験を時系列で羅列するのでは不十分です。目的をもって取り組んだプロセスを言語化し、履歴書やESだけでは伝えきれなかったあなたの魅力を効果的に伝えましょう。

そうは言っても、自分一人で進めていると「ビジネス文書として失礼がないか」「正解が分からない…」などと不安になるかもしれません。もし、職務経歴書の書類作成に行き詰まったり、自分のアピールポイントに自信がもてなかったりするときは、プロのサポートを受けるのがおすすめです。

新卒向けのキャリアチケット就職エージェントでは、経験豊富なキャリアアドバイザーがマンツーマンであなたの就活をサポート。希望と適性に合う企業の紹介や職務経歴書の添削など、内定獲得に向けて伴走します。このほかにも、自己分析・企業研究サポートや面接対策、スケジュール管理、内定後のフォローなどのサービスも充実しているので、初めての就活にお悩みの方も安心です。

「職務経歴書に何を書けば良いか分からない…」という段階でも構いません。まずは一度、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。

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新卒の職務経歴書に関するよくある質問

ここでは、新卒の職務経歴書に関するよくある質問にQ&A形式でお答えします。

新卒の場合の職務経歴書の書き方は?

まずは提出する日付や氏名を記載し、続けて学生時代の活動の概要を職務要約として簡潔にまとめます。メインとなる経歴欄には、アルバイトやインターンシップの経験を時系列で整理し、具体的な業務内容や役割を箇条書きで分かりやすく記述してください。最後に、仕事に活かせるスキルや資格、これまでの経験を根拠とした自己PRを記載します。

入社後に貢献できる人材であることをアピールする場として、職務経歴書を活用しましょう。

職務経歴書に書くことがない新卒はどうすべき?

正社員としての経歴がないからといって、白紙で提出する必要はありません。新卒の場合は、アルバイトやインターンシップでの経験を「職務経歴」として書きましょう。もしそれらの経験がない、あるいは短い場合には、ゼミの研究や部活動、ボランティア活動、サークル運営などを「活動経歴」として記載するのがおすすめ。

企業が知りたいのは、過去にどのような目標をもち、どのような役割を果たしたかというプロセスです。過去の活動を掘り下げ、自分の強みが発揮されたエピソードを丁寧に言語化してみてください。

新卒の職務経歴書にテンプレートはある?

一般的に流通している職務経歴書のテンプレートは中途採用向けが多いため、新卒がそのまま使うと空欄が目立ってしまうことがあります。新卒の場合は、基本的な構成(日付・氏名、職務要約、職務経歴、資格、自己PR)は維持しつつ、中身を学生時代の活動にアレンジできる自由度の高いフォーマットを選びましょう。

特定の型に縛られ過ぎるよりも、伝えたい情報の優先順位をつけて「自分がいかに企業に貢献できるか」を論理的に構成するほうが、結果として評価につながります。

新卒で職務経歴書を求められたら確認メールを送るべき?

募集要項に「履歴書と職務経歴書を提出」と明記されている場合は、基本的にはそのまま準備を進めて問題ありません。しかし、新卒採用で職務経歴書が求められるのは珍しいため、中途採用向けのフォームが誤って表示されている可能性もあります。

もし提出物に疑問を感じたり、書くべき内容に強い不安があったりする場合は、確認のメールを送るのも一つの手です。「新卒のため職務経歴がございませんが、アルバイト経験や自己PRを中心とした内容でよろしいでしょうか」と丁寧に伺うことで、柔軟な対応力や丁寧な姿勢を印象づけることができるでしょう。

就活時のメールの作成については、「面接前のメールは評価に関わる?知っておきたい基本のビジネスマナー」の記事で解説しています。こちらもあわせてご参照ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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