大学生必見!自己PRの好印象につながる書き方ポイントと例文10選

このページのまとめ

  • 自己PRでは、大学時代の経験を根拠にあなたの強みやポテンシャルを伝えよう
  • 自己PRでは企業の求める人物像や能力を意識し、相性をアピールすることが大切
  • 自己PRの内容が思いつかないときは、就職エージェントに相談しよう

自己PR欄の作成にお悩みの大学生の方も多いでしょう。自己PRとは、学生生活やアルバイトの経験を交え、自分の強みをアピールするもの。自分が「強みを発揮できた」と思う体験を洗い出し、自信をもって伝えることが大切です。
この記事では、大学生に向けた自己PRの書き方を経験別・文字数別の例文とあわせて紹介します。また、自己PRで使える強み一覧や思いつかないときの対処法も解説しているので、ぜひお役立てください。

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目 次

大学生は就活の自己PRで何を書く?役割と目的を解説

自己PRとは、就活生一人ひとりがもつ魅力や能力を企業にアピールすることです。企業は「この学生を採用したら、自社にどのような利益をもたらしてくれるだろうか」という視点で評価を行っています。そのため、「これが自分の強み」と自信をもって言えるような題材を見つけることが大切です。

自己PRの題材は、学生生活で成し遂げたことやアルバイトでの具体的な成果、内面的な長所や価値観など、人によってさまざま。この記事を通してアピールできる強みやエピソードを見つけ、あなたならではの魅力が伝わる自己PRを作成しましょう。

自己PRを聞く企業の目的は、「自己PRとは?書き方や強み・職種別の例文と合わせて回答のポイントを解説」の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

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自己PRを作成する大学生がすべき準備

自己PRを作成するには、「自己分析」と「企業研究」を行い、自分と企業への理解を深めておく必要があります。徹底的に行い、自己PRを作成するための土台を固めましょう。

以下で、自己PRを作成する大学生がすべき準備を解説します。選考対策を行う就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください。

自己分析で自分の個性を整理する

自己PRで使える自分の強みや適性を知るためには、自己分析が必要です。まずは、幼少期までさかのぼってこれまでの経験を振り返ってみましょう。部活やアルバイト、サークル、学業、ボランティアなど、どんなことでも構いません。頑張ったと思えることや困難を乗り越えた体験、長所を発揮した経験などを洗い出し、以下の流れで一つひとつを深堀りしてみてください。

自己分析のフロー 自問自答の具体例 導き出した回答の例
1.選んだ題材に対して、行動の理由を探る なぜ接客のアルバイトを続けられたのか ・人と話すのが好きだったから
・お客さまの笑顔を見ると頑張ろうと思えるから
2.理由に対して、さらに「なぜ」と深掘りする なぜお客さまの笑顔で頑張ろうと思えるのか ・自分の行動で人が喜ぶ姿を見るのが好きだから
・相手の期待に応えるために工夫することが楽しいから
3.自分の強みを導き出す 自分にはどんな強みがあるか ・相手のニーズを汲み取って行動する主体性
・ホスピタリティ

上記の要領で、1つの体験に対して自問自答を繰り返しましょう。この問いかけを続ければ、自分の強みや仕事に対する価値観を見つけられます。

自己分析のほかの方法は、「自己分析とは?就活での目的や簡単なやり方9選を解説」の記事を参考にしてみてください。

企業研究で企業の価値観との共通点を見つける

企業にとって魅力的な自己PRを作成するためには、自己分析だけでなく企業研究も行って自分と企業の共通点を見つけることが大切です。一方的に自分の強みをアピールするだけでは、「一緒に働きたい」「活躍してくれそう」といった評価は得られません。チームワークを重視する企業なら協調性、革新的な取り組みを行う企業なら行動力のように、関連する自分の強みを見つけてアピールしましょう

企業研究では、企業のWebサイトや採用サイト、IR情報を調べてみてください。事業内容や経営状況、企業理念を調べ、企業が目指す方向性を把握することが大切です。さらに、競合他社と比較すると、その企業独自の事業の強みや特徴がより明らかになります。

また、求める人物像や社員インタビューを読み込んだり、OB・OG訪問や企業イベントで社員の声を聞いてみたりするのもおすすめ。どのような人が多く、どんな人が活躍しているのか現場のリアルを知ることが可能です。

企業研究の具体的な方法を知りたい方は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」をチェックしてみてください。

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企業の求める能力別!大学生が自己PRで使える強み一覧

企業の求める能力別!大学生が自己PRで使える強み一覧のイメージ

「自己PRで使える強みが分からない」「どうアピールすれば良いかピンとこない」という方もいるかもしれません。ここでは、厚生労働省の調査をもとに、企業の求める能力別の強みの一覧をご紹介します。

ESや面接にそのまま使える言い換え例のほか、自己分析にも活用できる短所との言い換え例もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

【1位】職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神

最も多くの企業が若手社員に求める能力は、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」で79.3%でした。これらのスキルをさらに具体的に言い換えると、以下のようになります。

アピールできる強み一覧 具体的な言い換え例
(ES・面接用)
短所との言い換え
(自己分析用)
実行力 課題に対して即座に行動に移せる ・計画性に欠ける
・焦りやすい
問題解決能力 現場の課題を分析し、改善策を講じる ・理屈っぽい
・考え込み過ぎる
探究心 納得がいくまで調べ上げ、専門性を高められる ・視野が狭くなる
・こだわりが強い
リーダーシップ 周囲を巻き込み、目標達成へ導ける ・強引な一面がある
・抱え込み過ぎる
主体性 指示を待たず、自ら役割を見つけ出せる ・独断で動きがち
・周囲を置き去りにする
知的好奇心 新しい分野やトレンドを自発的にキャッチアップできる ・飽きっぽい
・器用貧乏

自ら考えたり行動したりしようとする力は、業界・職種を問わず求められる社会人としての基礎力です。近年、ビジネス環境の変化は非常に激しく、企業側もマニュアル通りに動く人より、自分で課題を見つけて動ける人材を求めています

「サークルの課題に自発的に取り組んだ」「周囲を巻き込んで行動した」などの経験があれば、説得力のあるアピールができるでしょう。

【2位】コミュニケーション能力

厚生労働省の調査によると、若手社員にコミュニケーション能力を求める企業は全体の74.8%。就業意欲やチャレンジ精神に次いで、多くの企業が重視している能力です。

アピールできる強み一覧 具体的な言い換え例
(ES・面接用)
短所との言い換え
(自己分析用)
リーダーシップ 立場の異なるメンバーをまとめ、方向性を統一できる ・強引に見えることがある
・他人の意見を押し切りがち
チームワーク 組織の目標達成に向けて、自分の役割を全うできる ・個人プレーが苦手
・周囲に合わせ過ぎてしまう
協調性 周囲の状況を察し、他者と良好な関係を築きながら進められる ・自分の意見を主張しにくい
・他人に流されやすい
傾聴力 相手の言葉の背景にある本音やニーズを汲み取れる ・聞き役に回り過ぎてしまう
・優柔不断に見える
交渉力 利害関係の異なる双方の意見をすり合わせ、着地点を見出せる ・妥協しがちに見える
・八方美人だと思われる
言語化能力 複雑な状況や自分の考えを、誰にでも分かりやすく論理的に伝えられる ・理屈っぽい印象を与える
・感情に寄り添うのが苦手

コミュニケーション能力と聞くと、「場を盛り上げる力」「初対面の人とも物おじせず話せるスキル」とイメージする方もいるかもしれません。しかし、企業が求めているのはトーク力ではなく、相手の意図を正しく理解し、自分の意思を適切に伝えられるスキルです。

そのため、「人見知りだけど友人の相談を聞くのは得意」「チーム内で組織のために行動し、自分の役割を全うできる」といったスキルも、コミュニケーション能力の一環としてアピールできます。普段の他人との関わり方や組織のなかでの立ち位置を振り返り、上記のような言い換えができないか考えてみましょう。

【3位】マナー・社会常識

マナーや社会常識を重視する企業は、全体の58.6%でした。社内外の人と関わる機会が増える社会人には、マナーや社会常識を守ろうとする姿勢や責任感も欠かせない能力です。以下のように言い換えれば、自己PRの材料としてもアピールできます。

アピールできる強み一覧 具体的な言い換え例
(ES・面接用)
短所との言い換え
(自己分析用)
計画性 ゴールから逆算してスケジュールを組み、着実に実行できる ・想定外のトラブルに弱い
・慎重過ぎて行動が遅れる
責任感 与えられた役割やルールを途中で投げ出さずに、最後までやり遂げる ・真面目過ぎて抱え込みがち
・他人に仕事を任せられない
規律性 組織のルールやマナーを正しく理解し、誠実に行動できる ・融通が利きにくい
・指示待ちになってしまうことがある

企業がこれらの能力を重視するのは、「安心して仕事を任せられるか」「社外のお客さまの前に出しても信頼を損なわないか」を見極めたいからです。どれだけ画期的なアイデアを出せる人材でも、時間や約束を守れなかったり仕事を投げ出したりと基礎が抜けていては、ビジネスパーソンとして信頼されません。

「ゼミの提出期限を必ず守った」「アルバイトで無遅刻無欠勤を貫いた」といったエピソードは、企業にとっては再現性の高さや組織への貢献性を評価できる立派な強みです。自信をもってアピールしましょう。

【4位】組織への適応性

組織への適応性を重視する企業は、全体の53.2%。以下のように言い換えれば、対応力や柔軟性をアピールできます。

アピールできる強み一覧 具体的な言い換え例
(ES・面接用)
短所との言い換え
(自己分析用)
適応力 異なる環境や新しいルールにも素早く馴染み、自分の役割を見出せる ・自分の軸がブレやすい
・周囲に流されがちに見える
サポート力 リーダーや周囲のメンバーが動きやすいよう、先回りして必要な支援ができる ・主体性に欠けるように映る
・縁の下の力持ちに甘んじてしまう
素直さ アドバイスや意見を真摯に受け止め、即座に行動に活かせる ・自分の意見がないように見える
・他人の意見を鵜呑みにしやすい

企業が求める組織への適応性とは、異なる価値観やバックグラウンドをもつ人を尊重し、集団のなかで自分の役割を見つけてチームに貢献する力のことです。新卒採用において、企業側は「うちの社風や既存のメンバーと上手くやっていけるだろうか」という点を気にしています。どれだけ優秀でも、組織の和を乱す人は敬遠されてしまうのです。

そのため、部活動やサークル、アルバイトなどで「新しい環境にすぐ馴染んで成果を出した」「意見を柔軟に取り入れて成長した」という経験は、企業にとって魅力的な適応力のアピールになります。組織の潤滑油になれることを、自信をもって伝えましょう。

【5位】体力・ストレス耐性

就職後に安定したパフォーマンスを発揮するには、フルタイムでの仕事に対応できる体力や、ストレスを溜め込み過ぎない処理能力が欠かせません。実際に、体力・ストレス耐性は36.2%の企業が重視しています。

自己PRでは、以下のように言い換えて就職後も安定して働けることをアピールしてみてください。

アピールできる強み一覧 具体的な言い換え例
(ES・面接用)
短所との言い換え
(自己分析用)
継続力 地道な作業もモチベーションを保ってやり遂げられる ・諦めが悪い
・マンネリ化しやすい
バイタリティ 困難な状況でも活力や気力を絶やさず、前向きに行動できる ・動き過ぎて周囲を疲れさせる
・大雑把で、丁寧さに欠けることがある
ストレスへの対処能力 感情に振り回されず、前向きに切り替えられる ・物事を深く気にしないように見える
・楽観的で危機感が薄い
自己管理能力 心身のコンディションを常に把握し、安定したパフォーマンスを維持できる ・ストイック過ぎて他人に厳しい
・完璧主義に陥りやすい

企業が求めているのは、ストレスと上手に付き合い、自分で機嫌をとって安定して働けるセルフコントロール力です。社会に出ると、自分の思い通りにいかないことや、失敗して落ち込むことが必ずあります。そのときに、ずるずると引きずって仕事を止めてしまうのではなく、「どうすれば次は上手くいくか」と前を向ける人材は、どの企業からも重宝されます。

「長年続けているスポーツでスランプの時期を乗り越えた」「落ち込んだときは趣味に没頭して、次の日から切り替えている」といったエピソードで、どのような場面でも安定して自分らしくいられる強さをアピールしましょう。

【6位】柔軟な発想

仕事では常に正解が決まっているとは限らず、「お客さまの要望に沿って柔軟な提案をする」「前例のないことに挑戦する」などの機会も訪れるでしょう。実際に、データでは企業の29.3%が柔軟な発想力を求めています。

柔軟な発想ができることを伝えたい場合は、以下のように言い換えてみてください。

アピールできる強み一覧 具体的な言い換え例
(ES・面接用)
短所との言い換え
(自己分析用)
創造力 前例にとらわれず、新しい視点での斬新な提案を形にできる ・現実味に欠けるアイデアを出しがち
・ルールや定型業務に退屈しやすい
論理的思考力 問題の本質を見抜き、データや事実に基づいて筋道の通った解決策を導き出せる ・理屈っぽい印象を与える
・直感や感情的な意見を軽視しがち
分析力 現状のデータを多角的に検証し、隠れた課題やトレンドを発見できる ・行動を起こすまでに時間がかかる
・細かい部分にこだわり過ぎてしまう
課題発見力 見落としがちな小さな違和感やニーズに気づき、改善のきっかけを作れる ・批判的な印象を与える
・理屈っぽく見えやすい

企業は、今ある課題に対して視点を変えてアプローチできる力を求めています。たとえば、「売上を伸ばすために、SNSのトレンドを取り入れた新しいポップを作ってみた」「サークルの参加率を上げるために、ミーティングの時間を短くして雑談タイムを増やしてみた」といった日常の小さな工夫こそが、柔軟な発想として企業に評価されるでしょう。

AIが進化するこれからの時代は、マニュアル通りの仕事は自動化されていくと予想されています。だからこそ、「別のやり方はないか?」と自ら問い、工夫できる人の価値は高まるでしょう。過去の経験で「自分なりに工夫して状況を改善したこと」があれば、積極的にアピールしてみましょう。

自己PRに使える強み一覧!見つけ方や効果的にアピールするコツを解説」の記事でも、自己PRで役立つ強みをご紹介しているので参考にしてみてください。

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就活でアピールできる自己PRの強みやエピソードの見つけ方

「企業が求める能力は分かったけれど、それを証明するエピソードが思い浮かばない…」と悩む方も多いでしょう。しかし、自己PRで述べる強みやエピソードは、特別な実績やスキルでなくて構いません。これまでの学生生活を少し違う角度から振り返るだけで、立派な自己PRの材料が見つかるものです。

ここでは、自己PRが思いつかないときの対処法をご紹介します。

苦労を乗り越えた経験を振り返ってみる

自己PRのエピソードを探すときは、これまでの学生生活のなかで「大変だったこと」「失敗したこと」「悩んだこと」を思い返してみましょう。たとえば、以下のような経験がないか考えてみてください。

・人手不足でアルバイト先の業務が回らなくなったとき、工夫して解決した経験
・サークルでメンバー同士の意見が対立したとき、双方の意見を聞いて場を収めた経験
・講義で難しい課題が出たとき、先輩に聞いたり自分で調べたりして提出できた経験

マイナスの状況を自分なりにどう工夫して乗り越えようとしたのかを言語化してみましょう。結果の大きさに関わらず、壁にぶつかったときの行動パターンこそが、企業が注目しているチャレンジ精神や柔軟性という強みにつながります

継続できた経験から強みを探す

「これといった実績がない」と感じているなら、自分が長く続けていることに注目してみてください。本人は当たり前にこなしていることでも、客観的に見れば立派なアピール材料になることは珍しくありません。

・3年間、同じアルバイトを無遅刻無欠勤で続けている
・高校から大学まで、特定のスポーツや趣味をずっと楽しんでいる
・大学の講義で、毎回の予習・復習を欠かさず行っている

物事を途中で投げ出さずにコツコツと続けられる経験があれば、それだけで「継続力」「責任感」「真面目さ」をアピールできます。特に新卒採用において、企業は「入社後も長く自社で活躍してほしい」と考えているもの。物事を継続できることを示せば、再現性や将来性を評価してもらいやすいでしょう。

「好き」より「できる」「得意」を軸に経験を洗い出す

企業が自己PRで求めるのは主観的な好き嫌いではなく、仕事で活かせる客観的なスキルです。そのため、エピソードを探すときは、以下のように「人よりスムーズにできること」「得意なこと」を軸に洗い出してみましょう。

・スケジュール管理が得意で、友達との旅行計画をいつも立てている
・初対面の人と話すのが苦にならず、新しい環境にすぐ馴染める
・散らかった部屋の片付けや情報の整理整頓が苦にならない

日常生活のなかで苦にならずにできることは、あなたの能力そのものです。上記の例なら、「旅行の計画力」は仕事における計画性に、「環境への馴染みやすさ」は組織への適応性へとそれぞれ言い換えられます。「こんな些細なことで良いのかな」と思わずに、まずは自分の得意なことをノートに書き出してみましょう。

周りの人に自分の強みを聞く

自己PRが思いつかないときは、周りの人に自分の強みを聞いてみましょう。自分の長所や特徴は、意外と自分では気づきにくいものです。友人や家族、アルバイト先の上司など、普段から自分をよく知る人に意見を求めることで、新たな発見につながることがあります。

質問する際は、「私の良いところはどこ?」といった漠然とした聞き方ではなく、「困ったときにどんな対応をしていた?」「チームで活動するときの私の役割は?」など、具体的な場面や状況に絞って聞いてみてください。周囲からの客観的な評価は、自己PRのヒントになるだけでなく、自己理解を深める良い機会にもなります。

高校時代のエピソードは伝え方に工夫が必要

大学生の自己PRで高校時代の出来事をアピールしても問題ありませんが、書き方を工夫する必要があります。自己PRで高校時代の話をすると、「大学では話せるような経験がないのか」と疑問をもたれる可能性があるためです。

高校時代の出来事を自己PRとして扱う場合は、その経験を大学時代にどう活かしたか、将来の仕事でどう発揮できそうかを明確に説明しましょう。たとえば、「高校時代の部活動で培った目標達成への粘り強さが、大学でのゼミ研究で活かせた」といった書き方ができます。過去の経験と現在の自分、そして企業への貢献をつなげることが大切です。

大学での活動を主なアピールポイントとし、高校時代のエピソードはそれを補強する具体例として扱うのも一つの手です。高校時代のエピソードを使いたい場合は、「学生時代に力を入れたことで高校時代の内容はあり?伝え方を解説」の記事もあわせてチェックしてみてください。

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PREP法ですぐ書ける!自己PR作成の4ステップ

就職活動における自己PRは、自分の魅力を企業にアピールできる絶好の機会です。しかし、ただ自分の強みを思いつくままに並べるだけでは、採用担当者の心には響きません。ビジネスの場で求められるのは、論理的で説得力のある「伝わる構成」です。

ここでは、大学生がPREP法を使って自己PRを書くときの4つのステップを解説します。以下の流れに沿って、自己PRを作成してみてください。

PREP法ですぐ書ける!自己PR作成の4ステップ

1.最初に結論を伝える

自己PRを書くときは、最初に結論を伝えましょう。以下のように結論から述べることで、読み手が話の大枠を理解でき、そのあとの内容も頭に入りやすくなるためです

【例文】
私の強みは、課題に対して即座に行動を起こせる実行力です。

先に具体的なエピソードや経験談を話して結論を後回しにすると、本当に伝えたいことがぼやけてしまい、印象に残りにくくなります。「説明力や論理的な思考力がない」といった評価にもつながりかねないので、必ず結論から述べることを意識しましょう。

2.根拠となるエピソードを添える

自己PRには、強みの根拠となるエピソードを添えてください。「私の強みは△△です」のひと言だけでは、「本当だろうか?」「入社後に仕事で活かせるのだろうか?」と懸念される可能性があるためです。

【例文】
アルバイト先の居酒屋では、週末の混雑時にオーダーの漏れや提供の遅れが多発し、顧客満足度が低下しているという課題がありました。私は「常連のお客さまが多いこの店の信頼を取り戻したい」と考え、自ら進んで対策を講じました。

具体的には、店長と相談したうえで過去のトラブル事例を分析し、混雑時間帯専用の「オーダー確認のダブルチェックフロー」を作成しました。これをほかのスタッフに提案し、全員で運用する仕組みを作りました。

「どのような状況で」「どんな課題があり」「自分はどう考えて行動したのか」を、あなただけのエピソードで具体的に説明しましょう。行動の過程を丁寧に描くことで説得力が生まれ、採用担当者の記憶に強く残る自己PRになります。

3.経験を通して学んだことを述べる

自己PRで具体的なエピソードを伝えたら、その経験を通して得たことや学んだことも伝えましょう。

【例文】
この取り組みを3ヶ月間継続した結果、オーダーミスはほぼゼロになり、店舗のレビュー評価も向上しました。私はこの経験を通じて、自ら進んで解決策を提案し、周囲を巻き込んで行動を起こすことの重要性を学びました。

ビジネスにおいて、行動した結果からナレッジを吸収し、次に活かすサイクルは欠かせません。「大変だった」「頑張った」で終わらせず、「この経験から何を学び、どう成長したか」まで言語化することで、あなたのポテンシャルや仕事への姿勢を伝えられます。

具体的な数字や客観的な視点を盛り込もう

自己PRのエピソードに説得力をもたせるために、客観的な指標となる数字を盛り込むのも効果的です。

【数字を使った例文】
・半年間で売上を前年比10%向上させた
・50名規模のイベントを企画し、アンケートで9割の満足度を得た

ただし、エピソードによっては数字で成果を示しにくい場合もあるでしょう。その場合は、以下のように客観的な評価やエピソード前後での変化を具体的に伝えるのがおすすめです。

【客観的な評価を使った例文】
・アルバイト先の店長から「誰よりもお客さま目線で行動できる」と評価された
・取り組みが評価され部長に推薦された
・部活動の大会で、目標以上の3回戦突破を果たせた

具体的な数字や第三者からの評価を成果として示せば、自身の主張が独りよがりではないと証明できます。大きな数字や華々しい結果でなくても構いません。変化の度合いや回数などを具体化し、エピソードの解像度を高めましょう。

4.仕事での活かし方を伝えて再現性をアピールする

自己PRの最後に、強みをどのように仕事で活かしていくか伝えることも大切です。自己PRのゴールは、過去の実績を自慢することではなく、「自社で活躍してくれそうだ」という期待感をもってもらうことです。

【例文】
このアルバイト経験で培った実行力は、変化の激しい貴社のマーケティング職の業務においても活かせると確信しています。入社後は、市場や顧客の潜在ニーズをいち早く察知し、検証と実行を繰り返すことで、貴社の事業拡大に貢献します。

自分の強みが、志望先企業のどのような業務内容や職種で活きるのかを結びつけ、前向きな意気込みで文章を締めくくりましょう。

自己PRの基本的な構成は、「受かる自己PRの書き方とは?基本的な構成や評価されるポイントを解説」でも解説しています。こちらもあわせてチェックしてみてください。

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自己PRに関するキャリアアドバイザーのアドバイス

Q.印象に残るような自己PRを作成するには何に気をつけるべきですか?

印象に残る自己PRにするには、客観的な事実にもとづき、あなたの強みを分かりやすく伝えることが重要です。前提として、ES(エントリーシート)をチェックしたり面接をしたりする採用担当者は、皆さんのことを全く知りません。

自己PRの一つ目のカギとなるのが、定量的なエピソードです。「数字」を用いることで、経験のスケール感や努力の度合いが明確になり、採用担当者もイメージしやすくなるでしょう。

たとえば、「TOEICでスコアアップした」と伝えるよりも「TOEICのスコアが400点から650点までアップした」と伝えたほうが、具体性があり説得力も高まります。同様に、アルバイトの経験なら「売上を△%向上させた」「顧客満足度アンケートで5点満点中4.8点を達成した」など、成果を数字で表現しましょう。

また、自己PRに面接官の興味を引く「印象的なワード(キャッチフレーズ)」を挿入するのも効果的です。自己PRは面接の序盤で聞かれることが多いため、キャッチフレーズを用意しておくと強いフックを作れます。

たとえば、「粘り強さ」といった抽象的な表現ではなく、「目標達成のために周囲を巻き込む推進力」など、具体的な行動や長所が連想されるフレーズを選びましょう。

このように、「印象的なワード」で興味を引きつけ、「定量的なエピソード」でその裏付けを示してみてください。採用担当者が「この学生すごいな」「もっと話を聞いてみたい」と思える、具体的で説得力のある自己PRになりますよ。

印象に残る自己PRの作成方法は、「自己PRに説得力を持たせる方法は?抑えるべきポイントと注意点を解説」も参考にしてみてください。

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【28卒向け】大学生の自己PR例文10選

自己PRの書き方や強みの見つけ方を理解しても、実際に書こうとすると「難しい」「イメージが湧かない」と手が止まってしまうことも珍しくありません。ここでは、これまでに紹介したポイントを踏まえた自己PRの例文をご紹介します。

記入欄が限られている履歴書に自己PRを書くことを想定した200字程度の短い例文や、解説文もまとめました。具体的な例文を参考にして、迷いなく自己PRを書けるようにしましょう。

【サークル活動】リーダーシップの例文

私の強みは、周囲の意見を丁寧に汲み取りながら組織の目指すべき方向を一つにまとめるリーダーシップです。

大学時代、100名規模のテニスサークルで幹事長を務めました。当時は、競技志向のメンバーと交流を重視するメンバーの間で活動方針に温度差があり、練習への参加率が低下していることが大きな課題でした。

私は、全メンバーが納得感をもって活動できる環境を作るため、まず一人ひとりに意見を聞き、活動に対する本音を収集しました。そこで得た意見をもとに、「レベル別練習コース」の導入と「毎月の親睦イベント」を並行して企画しました。また、意思決定の過程をオープンにすることで、全員が「自分たちの意見が反映されている」と実感できる仕組みを整えました。

この施策により、活動参加率は50%から80%以上に向上し、退会者数も前年比で半減させることができました。

この経験で培った「多様な価値観を尊重し、共通のゴールへ導く力」は、多くの関係者と協力しながらプロジェクトを進める貴社の業務において、円滑な連携を実現するために活かせると考えております。

200文字程度に短くした場合の例文

私の強みは、多様な意見をまとめ共通のゴールへ導くリーダーシップです。

100名規模のテニスサークルで幹事長を務めた際、練習方針の温度差から参加率が低下する課題がありました。私は全員へのヒアリングをもとに「レベル別練習」と「親睦イベント」を並行して企画。また、意思決定のプロセスをオープンにし、誰もが納得感をもって活動できるようにしました。

結果、参加率は50%から80%に向上しました。入社後も関係者と円滑に連携し、プロジェクトを牽引します。

解説

傾聴と仕組みづくりによってサークルメンバーの納得できる道を探ろうとする、独りよがりではないリーダーシップをアピールできているのがポイントです。サークル内の相反する2つのニーズに対して、どちらか一方を切り捨てるのではなく、構造を変えて両立させたプロセスに高い問題解決能力が表れています

また、参加率や退会者数といった具体的な数値で成果を示せているのも評価につながるでしょう。総合的に、エピソードの再現性と説得力が高い自己PRに仕上がっています。

【部活動】課題解決力の例文

私の強みは、現状の課題を論理的に把握して解決の糸口を見つけられる課題解決力です。

大学時代、私は成績が低迷していたサッカー部で副部長を務めました。私たちのチームは、情熱をもって練習に取り組んでいたものの、大会では予選落ちが常態化し、努力が結果に結びついていませんでした。

この状況を打破するため、副部長就任を機にチームの抜本的な改善に着手しました。まず、練習試合のプレー内容と選手のコンディションを詳細に記録・分析し、過度な負荷による疲労の蓄積と戦術パターンの単調さが敗因であると特定しました。

顧問や部長と連携し、この分析にもとづいて改善を実行しました。具体的には、科学的なデータをもとに、体に無理な負担をかけず継続的にパフォーマンスを向上させるトレーニングへと最適化を図りました。また、戦術面では他校の強豪チームの戦術を研究し、私たちの選手の特性に合わせた新しい攻撃パターンを導入することで、戦略の多角化を進めました。

この一連の施策の結果、部員一人ひとりが怪我なく着実に成長し、その年の大会ではチームを3位入賞へと導くことができました。

この経験から、複雑な状況から核心的な課題を見抜き、具体的なアクションプランに落とし込む課題解決力を培いました。この能力は貴社の営業職においても、お客さまの潜在的なニーズや市場の動向を正確に捉え、効果的な提案を行うために活かせると確信しています。

200文字程度に短くした場合の例文

私の強みは論理的な課題解決力です。

副部長を務めた大学のサッカー部では、予選落ちが常態化していました。試合データやコンディションを分析した結果、疲労蓄積と戦術の単調さが敗因だと特定。科学的データに基づく練習メニューの最適化と、部員の特性に合わせた新戦術を導入しました。

結果、部員全員が怪我無くスキルアップを実現でき、大会で3位入賞を果たしました。入社後も顧客の潜在的課題を見抜き、効果的な提案に活かします。

解説

「情熱をもって頑張った」という精神論で終わらせず、データを記録・分析して「何が本当の課題なのか」を冷静に特定できているプロセスが分かる例文です。さらに、自分一人で抱え込まず顧問や部長と連携したというひと言から、組織における協調性や合意形成のスキルの高さも伝わります

最後に「3位入賞」という客観的な成果で締めくくられているため、入社後も「業務上の課題を自ら分析し、解決に向けて的確な行動をしてくれそう」という強い再現性を感じさせる構成です。

【ゼミ】協調性の例文

私の強みは、チームの目標達成のために、周囲と力を合わせて物事を推し進める協調性です。

私は大学時代、経営学ゼミで組織におけるお金の流れや戦略について学んでいました。グループ研究に取り組む際、初期段階でグループメンバーのスケジュールが合わず、活動が思うようにできない課題に直面しました。このままでは質の高い成果が出せないと判断し、私はゼミ長と連携しながら改善に乗り出しました。

具体的には、まず全員が心理的な負担なく参加できる昼休みに定期的な話し合いの場を設けました。ミーティングでは進捗確認だけでなく、互いの得意分野や研究への本音を共有し合える雰囲気作りに努めました。さらに、チームの結束力を高めるため、全員が参加できる日程を調整し、合宿やフィールドワークなどの課外活動も提案・実行しました。

その結果、メンバー間の信頼関係が深まって自発的な協力体制が生まれ、全員の多角的な視点が盛り込まれた充実した研究資料を完成させることができました。最終的には、教授からも「非常に深く掘り下げられている」と高い評価をいただき、発表でも上位の成績を収めました。

この経験で培った周囲と密に連携してチームの力を最大化する協調性を活かし、貴社においても多様なメンバーと連携しながら、お客さまと会社双方の利益に貢献していきたいと考えております。

200文字程度に短くした場合の例文

私の強みは周囲と力を合わせ物事を進める協調性です。

ゼミのグループ研究でメンバーの予定が合わず、進行が遅れる課題がありました。私は全員が参加しやすい昼休みに定例ミーティングを設け、本音を言い合える環境を作りました。さらに信頼関係を深めるため、全員の予定を調整してフィールドワークも企画・実行しました。

結果、チーム一丸となり発表で上位の成績を収めました。入社後も周囲と連携し組織に貢献します。

解説

スケジュールが合わないという課題に対し、全員が歩み寄れる仕組みや、心理的距離を縮める工夫を主体的に行っている点が評価される例文です。周囲の意見を尊重しながらも、流されることなく目標達成に向かってチームを巻き込んだプロセスが描かれているため、入社後も部署やプロジェクトの潤滑油として活躍できるというイメージを与えられるでしょう。

【アルバイト】傾聴力の例文

私の強みは、相手の本音や潜在的なニーズをじっくりと受け止め、信頼関係を築く傾聴力です。

私は大学時代、アパレルショップでのアルバイトをしていました。自分の提案ばかりを優先してしまい、お客さまが本当に求めている商品をご案内できず、接客の手応えが得られないという課題に直面しました。

お客さまに本当に満足していただくため、私は接客スタイルの見直しに着手しました。お客さまの言葉だけでなく、手に取る商品の特徴や視線の動き、表情の変化などを細かく観察。さらに、お客さまの話を途中で遮らず、まずは相槌を打ちながらご要望をじっくりと伺うことに徹しました。また、先輩からの客観的なアドバイスも真摯に聞き入れ、自分の接客アプローチを修正し続けました。

その結果、お客さまが言葉にしない本当の好みや悩みを引き出せるようになり、担当時間帯の売上を前年比10%向上させることができました。お客さまアンケートでも「話を一番よく聞いて提案してくれた」と名指しで評価をいただく機会が増えました。

この経験で培った相手の心に寄り添い、ニーズを正確に汲み取る傾聴力を活かし、貴社でもお客さまの潜在的なニーズに応える提案をいち早く実現し、貢献したいと考えております。

200文字程度に短くした場合の例文

私の強みは、相手のニーズを正確に汲み取る傾聴力です。

アパレルショップでのバイトでは、お客さまの本音を引き出せないことが課題でした。そこで、お客さまの視線や表情を観察し、話を最後までじっくり聞くことを徹底しました。

先輩の助言も素直に聞き入れ、接客を改善し続けた結果、潜在的なニーズに合う提案ができるようになり、担当売上が前年比10%向上しました。入社後も顧客の声を深く聞き、最適な提案を行います。

解説

傾聴によって成果を出したエピソードから、深い自己分析と成長性が感じられる例文です。お客さまの視線や表情も意識して相手を理解しようとする姿勢は、ビジネスでも重宝される能力といえます。

また、売上10%向上やアンケートといった客観的な成果も盛り込めているため、顧客第一の提案が求められる業界や職種を中心に評価されやすい自己PRです。

【インターンシップ】計画性の例文

私の強みは、目標から逆算してスケジュールを構築し、着実に実行に移す計画性です。

私は、IT企業のインターンシップにて新規顧客向けの営業活動に従事しました。当初は、1日50件のコールを行ってもアポイント獲得率が1%を下回り、設定された目標を達成できない日々が続きました。

目標達成のプロセスに問題があると考えた私は、1ヶ月間の成約目標から逆算し、「週ごと・日ごと」の目標アポイント数と必要な架電数を細かく再設定しました。そのうえで、現状の課題だったヒアリングの浅さを解決するため、業界別の「トークスクリプト」を自作。毎日の稼働前に30分間のロールプレイングを行う時間をあらかじめスケジュールに組み込み、日々の進捗と改善点を必ずデータベースに記録して振り返りを徹底しました。

計画に沿って軌道修正を繰り返した結果、3ヶ月後にはアポイント獲得率が5%まで向上し、インターン生20名のなかで月間成約数1位を獲得できました。

貴社においても、高い目標に対して精緻な計画を立て、進捗をコントロールしながら着実に成果を積み上げて貢献したいと考えております。

200文字程度に短くした場合の例文

私の強みは目標から逆算して行動する計画性です。

長期インターンで営業に挑戦した際、アポ率1%未満の目標未達期間が続きました。そこで月間目標から逆算し、日次の架電数や課題改善のためのロープレ時間を計画的にスケジュールへ組み込みました。

毎日進捗をデータベースに記録し、計画の軌道修正を徹底した結果、3ヶ月後にはアポ率が5%に向上し、インターン生20人中1位の成約数を達成しました。

解説

インターンシップというビジネスに近い環境で、目標から逆算して日々の行動をスケジュールに落とし込んだ経験は、質の高い計画性として評価につながります。計画を立てるだけで満足せず、日々の進捗管理と振り返りをセットで行っているため、入社後もプロジェクトの納期や営業目標を狂わせずにやり遂げてくれる安心感を与えられるでしょう。

20名中1位という定量的な成果も、課題に沿って適切な計画を立て実行できたことの証明になっています。

【ボランティア】責任感の例文

私の強みは、与えられた役割や組織の目標を途中で投げ出さずに、最後まで全うする責任感です。

この強みは大学時代に参加した震災ボランティアの経験で培われました。私が参加した当初、被災地での活動内容は多岐にわたり、何から手をつけるべきか判断が難しく、指示を待ってしまうことが多くありました。

しかし、「自分でボランティアに参加したのだから責任をもってやり抜く」という思いから、ただ待つのではなく、周囲のボランティアの方々の動きや、被災地の方々の様子を徹底的に観察することに集中しました。たとえば、ガレキ処理班の作業が終わりそうなタイミングを見計らい、必要な道具を準備しておく、炊き出しの列の長さを予測し、洗い場が混雑する前に水や洗剤を補充するなど、一歩先の行動を心掛けました。

こうした取り組みを期間中やり抜いた結果、何をすべきか瞬時に判断し、求められる前に動けるようになりました。結果、「よく気がついてくれるから助かる」とほかのボランティアや被災地の方からも声を掛けていただき、自分の行動が直接人の役に立つ喜びを実感しました。

困難な状況でも自分の仕事を投げ出さず、タスクを最後までやり遂げる責任感を活かし、貴社の業務においても、お客さまやチームの期待に誠実に応え続けたいと考えております。

200文字程度に短くした場合の例文

私の強みは、一度引き受けた役割を最後までやり遂げる責任感です。

震災ボランティアに参加した際、優先度の判断が難しく指示待ちになる場面が多いのが課題でした。私は「自分でボランティアに参加したのだからやり抜きたい」と考え直し、周囲の動きを観察して自分で考え、次に必要な準備を先回りするようにしました。

結果、現地の方から「安心して任せられる」と評価していただきました。入社後も与えられた任務に責任を持ち貢献します。

解説

自分自身にルールを課して最後までやり抜いたストーリーから、責任感が伝わる例文です。企業から、「就職後も自発的に仕事に取り組んでくれそう」「責任感をもって仕事をこなしてくれそう」といった評価を得られるでしょう。

「周囲から安心して任せられると信頼された」という客観的な評価からも、ビジネスパーソンとしての誠実さと高い信用度が面接官にしっかりと伝わります。

【留学】適応力の例文

私の強みは、異なる文化や環境を素直に受け入れ、その場に馴染める適応力です。

大学3年次にアメリカへ1年間留学した際、現地学生と留学生が混合で進めるプロジェクトで、コミュニケーション不足による作業の停滞という壁にぶつかりました。議論に消極的な日本人学生と、自己主張の強い現地学生との間に心理的な溝ができていることが原因でした。

私は、異なる意見や価値観を否定せず、まず双方の背景を理解することに努めました。授業とは別に、リラックスして話せるカジュアルな対話の時間をセッティング。互いの主張の意図を丁寧に翻訳してギャップを埋めるとともに、視覚的に進捗を把握できる共有ツールを導入し、言葉が完璧でなくても全員が主体的に参加できる環境をつくりました。

結果、チームの連携が飛躍的に高まり、最終プレゼンテーションではクラス最高評価を得ることができました。

未知の環境でも物怖じせず関係を築く力は、グローバルに事業を展開する貴社において、異なる部門や文化をつなぎ、価値を創出する力として活かせると確信しています。

200文字程度に短くした場合の例文

私の強みは、環境の変化に柔軟に馴染む適応力です。

米国留学中のグループワークで、言語や文化の壁からチームの作業が停滞する課題がありました。私は双方の価値観を否定せず受け入れ、カジュアルに話せる場を自主的に企画。言葉の壁を補う進捗共有ツールも導入し、全員が馴染める環境を作りました。

結果、チームの連携が深まり最高評価を獲得。入社後も新しい環境や多様な組織に素早く適応し、成果に貢献します。

解説

異なる価値観がぶつかる環境に順応し、さらに周囲が動きやすい仕組みを作ったプロセスが評価されやすい例文といえます。自分のやり方を押し通すのではなく、相手の背景を理解しようとする姿勢は、ビジネスにおける顧客対応や異部門連携でもそのまま活きるポータブルスキルです。

また、クラス最高評価という客観的成果も説得力を担保しています。

【資格】継続力の例文

私の強みは、高い目標に対して日々の努力を惜しまず、最後までやり抜く継続力です。

私は大学時代、独学で難関とされる宅地建物取引士の資格取得に挑戦しました。法学部以外の専攻であったため、当初は専門用語の理解に苦しみ、模擬試験でも合格点に遠く及ばない状況でした。

合格という目標を達成するため、私は試験日から逆算した6ヶ月の学習ロードマップを作成しました。特に、苦手とする権利関係の分野については、過去10年分の問題傾向を分析し、間違えた箇所を徹底的に構造化して理解するまで繰り返しました。また、通学時間や隙間時間を暗記に充て、日々のルーティンを徹底的に管理しました。

その結果、初回の受験で合格を果たすことができました。

目標から逆算してやるべきことを整理し、着実に実行する力は、緻密なタスク管理と粘り強さが求められる貴社の業務においても、プロジェクトを完遂させる大きな武器になると考えております。

200文字程度に短くした場合の例文

私の強みは、決めた目標に向けて努力を仕組み化する継続力です。

独学で宅地建物取引士の資格取得に挑戦した際、当初は模試の点数が合格ラインに遠く及びませんでした。そこで6ヶ月のロードマップを作成し、毎朝1時間の早起きと通学2時間を必ず勉強に充てるルーティンを徹底。苦手分野の過去問は5回以上解き直しました。

1日も欠かさず勉強を継続した結果、一発合格しました。入社後も粘り強く業務を完遂し、御社に貢献します。

解説

他学部かつ独学という不利なスタートラインから、過去問の分析やロードマップ作成といったアプローチで一発合格という明確な成果を出している点が評価されやすい例文です。未経験の業務や高い目標に対しても自分で考えて努力を継続できる自律型の人材として、強い信頼感を与えられます。

【趣味】創造力の例文

私の強みは、既存の枠組みにとらわれず、新しい視点で価値を生み出す創造力です。

私は趣味で動画編集に取り組んでおり、大学2年次からは未経験から動画投稿チャンネルの立ち上げ・運営に挑戦しました。しかし、最初の数ヶ月は人気の動画を真似るだけになってしまい、再生数が100回未満で伸び悩むという課題に直面しました。

ありふれたコンテンツでは埋もれてしまうと考えた私は、コンセプトの刷新に取り組みました。他チャンネルを徹底的にリサーチし、当時主流でなかったテンポの速いショート動画形式での動画作成に着手。視覚的な飽きがこないようにデザインや編集方法を工夫して動画に盛り込み、視聴者が直感的に楽しめる新しいデザインを形にしました。

工夫を凝らした結果、視聴者の維持率が飛躍的に向上し、登録者数を1万人まで伸ばすことができました。

この趣味を通じて培った市場にない新しい価値を形にする創造力を活かし、変化の激しい貴社の事業においても、前例にとらわれない新しいアイデアや企画を提案・実行し、貢献したいと考えております。

200文字程度に短くした場合の例文

私の強みは前例のない価値を生み出す創造力です。

趣味で未経験から動画編集・投稿に挑戦した際、当初は再生数が100回未満と伸び悩んでいました。そこで他チャンネルを分析し、当時少なかったショート動画形式での動画作成に着手。デザインや構成を工夫した結果、登録者数1万人を達成しました。

入社後も既存の枠にとらわれないアイデアで、御社に新風を吹き込みます。

解説

市場を分析してまだ誰もやっていない領域を見つけ出し、工夫して形にするという一連のプロセスは、企業の企画職やマーケティング職に直結する再現性の高い創造力です。登録者1万人という定量的な成果が出ている点も高評価につながるでしょう。

【高校時代の経験】論理的思考力の例文

私の強みは、状況を客観的に観察して組織運営に活かす論理的思考力です。

私は高校時代、バドミントン部に所属していました。強豪校出身の選手が多く集まるなか、私は実力不足からレギュラーに選ばれず、悔しい思いをしました。しかし、「選手として出られなくても、チームの目標である団体戦ベスト4に貢献したい」と考え、私はデータ分析役としてチームを支える決意をしました。

まず、過去の大会でチームが敗退した試合の動画をすべて見直し、失点パターンの共通点を洗い出しました。その結果、試合後半の「レシーブミスの頻発」と「スタミナ切れによるフットワークの乱れ」が最大の原因と突き止めました。さらに、次の対戦相手のプレースタイルも徹底的に分析し、相手の得意な配球パターンを予測した対策シートを自作しました。

この分析結果を部長やレギュラー陣と共有し、後半のスタミナ消費を抑える効率的な守備位置の補正や、相手の弱点を突くカウンター練習をメニューに組み込んでもらいました。

この結果チームの失点率は大幅に減少し、その年の団体戦では目標だった地方大会ベスト4を創部以来初めて達成することができました。大学時代のゼミでもこの論理的思考力を活かして研究を進め、教授から最高評価を得ております。

この経験で培った論理的思考力は、貴社のマーケティング職においても、競合の動向や顧客データを正確に分析し、確度の高い戦略を立案するために活かせると確信しています。

200文字程度に短くした場合の例文

私の強みは、客観的データから課題を見抜く論理的思考力です。

高校時代にバドミントン部でレギュラー落ちを経験した際、裏方として貢献しようと決意。過去の敗戦動画をすべて分析して原因を特定したほか、次戦の相手の配球予測シートも自作し、対策練習を提案しました。

結果、初の団体戦ベスト4を達成しました。大学時代のゼミでも論理的思考力を活かし、教授から高い評価を得ました。入社後もデータに基づく戦略立案を行い、御社に貢献します。

解説

高校時代の経験を述べたうえで、大学時代や仕事とどうつながるかをアピールできている点が評価される例文です。高校時代に培ったスキルが現在も強みとして活かされていることが分かるため、面接官も納得感を持ちやすくなります。

物事を構造化して捉える論理的思考力は、あらゆる職種において基盤となるため、アピールしやすい自己PRです。

上記はあくまで自己PRの一例です。参考にしつつ、自分らしいエピソードの自己PRを作成してみてください。ほかにも自己PRの例文を知りたい方には、「履歴書の自己PRが今すぐ書ける!強みの見つけ方や書き方、例文を紹介!」の記事がおすすめです。

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大学生が就活用の自己PRを書く際の注意点

大学生が自己PRを書く際には、いくつかの注意すべき点があります。抽象的な内容は避け、余白が多くならないように意識しましょう。

ここでは、大学生が自己PRを書く際の3つの注意点を解説します。

抽象的な内容は避ける

自己PRを作成する際は、抽象的な内容や表現にならないよう注意しましょう。抽象的な表現では、採用担当者に自分の強みが伝わりにくく、ほかの就活生との差別化も難しくなります。

たとえば、「コミュニケーション能力があります」や「主体的に取り組みました」といった言葉は、人によって受ける印象が異なります。これだけでは、具体的にどのような場面で、どのような行動をとったのかが伝わりません。

抽象的な言葉しか思い浮かばないときは、「具体的には?」「たとえば?」と自分に問いかけ、詳細な行動レベルまで掘り下げることが重要です。行動を具体的に言語化することで独自性が生まれ、採用担当者の記憶に残る内容になるでしょう。

自己PR欄の8割以上を埋める

自己PRを書く際は、読みやすい文字の大きさで枠内の8~9割を埋めることを心掛けましょう。

文字数が少なく、余白が多過ぎる状態で書類を提出すると、企業から「志望度が低い」「アピールできる要素が少ない」と見なされる恐れがあります。また、文字数の少なさをごまかすために極端に大きな文字で書いたり、不必要な改行を入れたりするのは印象が良くないため、避けるのが無難です。

一方、枠いっぱいに文字を詰め込んでしまうと、「書類の作成能力がない」「要点を押さえた文章作成ができない」といった評価につながりかねません。パソコンで作成するときは10.5~12pt程度を目安に、枠に対して大き過ぎず小さ過ぎない文字で8割以上を埋めてください。

悩んだら就職エージェントに相談する

自己PRを思いつかないときは、就職エージェントに相談するのもおすすめです。就職エージェントは、数多くの就活生の支援経験があり、企業の採用動向にも精通しています。経験豊富なキャリアアドバイザーに相談することで、自分では気づかなかった強みや効果的なアピール方法に関するアドバイスを得られるでしょう。

また、就職エージェントは面接官の視点からもアドバイスしてくれるため、より企業にとって魅力的な自己PRに仕上げられます。特に、自己PRの構成や表現方法について具体的なアドバイスをもらえる点はメリットです。

一度で完璧な自己PRを作る必要はありません。まずはこの記事で紹介したポイントや注意点をもとに自己PRを作ってみて、必要に応じて就職エージェントをはじめとする就活支援機関に相談してみましょう。

ES添削を受けたい場合は、「ES添削は誰に依頼する?すぐ頼れるおすすめ相談先10選と有効活用のコツ」の記事も参考にしてみてください。

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自信をもって就活で自己PRしたい大学生へ

自己PRは、入社後に活かせるあなたの魅力や能力を企業にアピールするものです。採用担当者が活躍を期待できるよう、具体的な経験を根拠に自分の長所や強みを伝えましょう

「自己PRで書ける経験や強みがない」「好印象を得られる内容になっているか不安」という方は、キャリアチケット就職エージェントへご相談ください。

キャリアチケット就職エージェントは、就活にお悩みを抱える学生の支援に特化した、新卒向けのサービスです。就活のプロであるキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、希望と適性にマッチする企業も厳選してご紹介します。応募する企業に合わせた自己PRの強みやエピソードの選び方やアピール方法、具体的な書き方をアドバイスするので、安心して就活を進められます。

また、企業研究サポートや書類添削、面接対策、スケジュール管理などのサービスも充実。サービスはすべて無料です。就活に不安をもっている大学生の方は、ぜひお気軽にキャリアチケット就職エージェントへお問い合わせください。

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自己PRを書くときによくある質問

ここでは、自己PRを作成するときに大学生から寄せられる、よくある質問にお答えします。疑問を解消して、自信をもって自己PRの作成を進めましょう。

Q.自己PRに書ける強みやエピソードがないです…

A.自己PRに書けることがないと感じるのは、特別なスキルや華やかな実績でなければいけないと考えているからかもしれません。しかし、自己PRで大切なのはエピソードの大きさではなく、仕事への再現性があるあなたの強みを伝えることです。

書くことに迷ったら、まずは「苦労を乗り越えた経験」や「難なく続けられていること」など、日常の小さな出来事に目を向けてみてください。たとえば、「アルバイトで売上が上がらなかったとき、先輩にアドバイスをもらって改善した」という経験があれば、課題解決能力や素直さのアピールになります。

Q.短い自己PR文の書き方のポイントは?

A. 「結論」と「具体的な行動」の2点を最優先に、情報を削ぎ落とすことがポイントです。

履歴書やESの文字数制限が短い場合、状況説明や細かい背景をすべて書こうとすると、文字数がすぐオーバーしてしまいます。短い文章で採用担当者に強い印象を残すためには、以下の3ステップを意識してみてください。

1.結論となる強みを端的に伝える
2.具体的な行動と成果を1~2文で簡単にまとめる
3.入社後にどう活かすかを1文でまとめて締めくくる

詳しい説明は面接でできるため、ここでは企業に最も伝えたいのはどの情報かを考え、思い切ってまとめてみましょう

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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