自己PRの書き方は?就活で評価されるアピール方法や強みを例文つきで解説

このページのまとめ

  • 就活で使える自己PRの書き方のコツは、強み・エピソード・成果・仕事への活かし方
  • 自己PRの書き方を押さえておくと、採用担当者に良い印象を与えられる
  • 自己PRの書き方に悩んでいる場合は、就職エージェントやツールの活用がおすすめ

自己PRの書き方は?就活で評価されるアピール方法や強みを例文つきで解説のイメージ

「自己PRの書き方が分からない」「企業が評価するポイントが知りたい」と悩む就活生もいるでしょう。自己PRは書き方のポイントを押さえておくことで、採用担当者に好印象を与えられる項目となるため、魅力的な強みをアピールするのが重要です。
この記事では、就活生が悩みがちな自己PRの書き方をまとめました。強み別に例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目 次

自己PRの書き方|就活で使える4つのステップ

自己PRの書き方は、構造が決まっています。ポイントごとに書き方のコツを掴んでおくと、面接官に伝わりやすい自己PRの作成が可能です。ここでは、就活で使える自己PRの書き方を4つのステップごとにまとめたので、参考にしてください。

1.結論|書き出しはアピールしたい強みを述べる

自己PRの書き方として、書き出しは結論となるアピールポイントを述べましょう。冒頭は、採用担当者に最も伝えたい内容になります

そのため、まず「私の強みは、△△です」と明確に述べるのがポイントです。アピールする強みは、企業が求める人材とマッチしているものにしましょう。

企業のニーズに強みが合っていなければ、十分な評価は得られません。自己PRを書く際は、どのように仕事で活躍できるのかといった観点から、アピールする強みを選んでください。

企業の求める人材とマッチしている自分の強みを見つけるためには、できるだけ多くの強みを洗い出しておくのがポイントです。

2.理由|根拠となるエピソードを具体的に説明する

冒頭で強みを述べた後は、具体的なエピソードで裏付けします。具体的なエピソードを伝える理由は、読み手がイメージしやすくなり、説得力を持たせられるためです。

以下のような経験から、強みを発揮したエピソードを深掘りして説明してください。

・部活動
・サークル活動
・ゼミ
・アルバイト経験
・留学
・インターンシップ
・ボランティア活動 

たとえば、「サッカー部でキャプテンを務め、リーダーシップを発揮しました」のように、強みを発揮している場面を伝えるとイメージがしやすいでしょう。

3.具体例|得られた成果を盛り込む

具体的なエピソードを説明する際は、強みを発揮して得られた成果を伝えます。自己PRには、自分の強みが企業の求める人物像にマッチしているか判断してもらう目的があります。

エピソードに具体性があるほど、自己PRに説得力が増し、採用担当者に好印象を与えられるでしょう

成果を説明する際は「△位の成績をおさめました」「△%の売上アップに貢献しました」のように、数値を盛り込んで実績を伝えられると効果的です。

4.結論|入社後に強みをどのように活かせるか伝える

自己PRの最後には、アピールする強みを仕事にどう活かせるかを伝えます。採用担当者に、入社後の働く姿をイメージしてもらうのがポイントです。

最後に再び冒頭で伝えた強みを盛り込んだうえで、仕事で活かせる方法をアピールします。たとえば、最後は以下のように締めくくりましょう。

・コミュニケーションスキルを活かして、営業職で実績を出せるよう努力します
・強みである継続力を武器に、コツコツと製品の研究と開発を行います

就職活動の自己PRでアピールする強みは、仕事で活かせるか考えて選ぶことがコツです。自己PRの書き方については、「大学生必見!自己PRの書き方を経験別の例文と合わせて解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。

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就活における自己PRの書き方で企業が評価する点

高評価につながる自己PRを書くためには、企業側の視点を理解することが大切です。ここでは、採用担当者が自己PRの書き方で評価する点を解説するので、参考にしてください。

アピールポイントを的確に伝えられているか

企業が自己PRで評価しているのは、分かりやすく伝える能力です。相手に伝える能力は、仕事のあらゆる場面で必要になります

たとえば、営業職や販売職では、商品について顧客に分かりやすく案内する能力が不可欠です。また、事務職の場合は、チーム内における指示や報告を相手に分かりやすく伝えなければなりません。

物事を的確に伝える能力は、仕事を円滑に進めるのに重要です。自己PRの書き方から、説明能力を判断されていると覚えておきましょう。

強みや人柄が自社にマッチしているか

企業は、自己PRから強みや人柄が自社にマッチしているかチェックしています。自己PRのポイントが企業の社風や価値観と合わなければ、強みを発揮できないためです。

ミスマッチが入社後のトラブルや早期離職につながることも珍しくありません。企業はできるだけ長く働ける人材を求めているため、自己PRから応募者の人柄をチェックし、自社にマッチする人材かどうかを判断しています。

入社後に活躍を期待できるか

企業は自己PRから、入社後に活躍できそうな人材か判断しています。自己PRで強みや能力をアピールしても、活かせる仕事がなければ活躍できる場が限られてしまうためです。

自己PRを書くときは、具体的にどのような場面で活躍できるかイメージしながら文章を組み立てましょう。

自己PRで企業が見ているポイントについて詳しく知りたい方は、「新卒採用における自己PRのポイントは?構成や書き方のコツを解説」をご覧ください。

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自己PRと自己紹介・長所・ガクチカの違い

就活において、自己PRは自分の強みや能力をアピールする重要な質問項目で、具体的な経験やエピソードを交えながら自分らしさを伝える必要があります。

採用担当者に響く自己PRを書くためには、就職活動でよく聞かれるほかの質問との違いを理解して差別化を図ることが重要です。ここでは、自己PRと混在しやすい質問項目との違いを解説するので、参考にしてください。

自己PRと自己紹介の違い

自己紹介は、就活の面接で最初に質問される内容です。自己PRとの違いとして、自己紹介では強みや能力をアピールしません。

自己紹介で伝える項目は、以下のとおりです。

・名前
・所属大学
・学部

自己紹介には、本人確認をする目的や応募者の緊張をほぐす意味合いがあります。そのため、自己紹介では採用担当者に知ってほしい情報を、以下の例文のように簡潔に伝えましょう。

△△大学△△学部△△学科4年のキャリア太郎と申します。

ゼミでは、△△について△△を研究テーマとしております。

学業以外では、結婚式会場で2年間アルバイトをしており、日々新郎新婦にとってかけがいのない素敵な思い出になるよう、心を込めてサポートしています。

リーダーには、「あなたがいると結婚式の雰囲気が良くなる。まるで歩くパワースポットね」と言われました。みんなにとって少しでも良い思い出が増えるようサポートすることに喜びを感じる性格です。

本日は、少しでも私のことを知っていただこうと、張り切って参りました。

どうぞよろしくお願いいたします。

自己紹介では、自分のアピールしたい性格などについて触れるのがポイントです。自己PRと自己紹介の違いについては、「自己PRとは?企業が求める理由や回答のポイント・例文を紹介」も参考にしてください。

自己PRと長所の違い

長所は、応募者がもともと持っている素質や性格です。自己PRと長所には、以下の違いがあります。

・自己PR=仕事に活かせる強み
・長所=性格や人柄でアピールできる部分

自己PRと長所の回答が同じ場合、準備不足と判断される場合があるため、各質問項目の意図を理解したうえで適切な回答を用意するのがポイントです。長所と区別できる自己PRの書き方については、「新卒の自己PRのコツは?エピソードがない場合や面接での伝え方」で紹介している内容を参考にしてください。

自己PRとガクチカの違い

ガクチカでは、学生時代に力を入れた経験から、物事に取り組む姿勢や困難を乗り越える力をアピールします。自己PRとガクチカを質問する企業の意図には以下の違いが見られるため、書き方に注意しましょう。

・自己PR=発揮した強み
・ガクチカ=困難を乗り越えた過程

自己PRとガクチカのエピソードは被っても問題ありません。ただし、同じ強みを書く場合でも、自己PRとガクチカではアピールするポイントが違うため、書き出しから内容が異なります。

自己PRとガクチカを書き分けるコツについては、「これでもう悩まない! 自己PRとガクチカの書き分け方」を参考にしてください。

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パターン別|就活における自己PRの書き方・伝え方

自己PRは、ES(エントリーシート)や履歴書、面接などさまざまな場面で質問される項目です。書き方や伝え方は、シーンによって異なります。ここでは、就活における自己PRの書き方や伝え方をパターン別に解説するので、参考にしてください。

ES(エントリーシート)における自己PRの書き方

ESの自己PRは、200〜400文字を目安に記載します。前述した書き方のポイントをもとに、結論・理由・具体例・結論と強みの活かし方の順番に自己PRを書いていきましょう。

ただし、200〜400文字におさまるようにする場合、要点を絞ることが大切です。特に長くなりがちな具体例は、人柄が分かるよう伝えたい内容のみ簡潔にまとめます。

エントリーシートと履歴書の違いについては、「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう」をご一読ください。

履歴書における自己PRの書き方

履歴書の自己PRは欄が小さいため、ESより記載できる文字数が少ない傾向にあります。自己PRを書く際は経験やスキルを入社後どのように活かせるか、エピソードを200文字程度でまとめることがコツです。

履歴書の書き方のポイントには、読みやすくなるよう箇条書きを利用する方法があります。結論となる強みを見出しにして、理由や具体例を簡潔にまとめていくと伝わりやすくなるでしょう。

面接における自己PRの伝え方

面接ではESや履歴書で書いた内容と一貫性を持たせる必要があるため、記載する自己PRに注意しましょう。一貫性がなければ、不信感が生まれ、選考で不利になる可能性があります。

就活の面接では、面接官が履歴書やESを見ながら質問をするため、異なる内容だとすぐにバレてしまう点に注意が必要です。自己PRを履歴書やESに書く場合は、一貫性を持たせられるようメモを残したうえで面接対策を実施しましょう。

短い自己PR例文が必要な場合の書き方

就活の自己PRでは、100文字や200文字など文字数指定が行われる場合もあります。短い自己PRの書き方として、以下3つの内容を盛り込むことがポイントです。

・アピールしたい強み
・強みを裏付けるエピソード
・強みを入社後にどのように活かすか

たとえば、100文字の自己PR例文は以下のように書きます。

私の強みは協調性です。

大学ではサッカー部に所属し、チームメンバーをサポートするマネージャーを3年間務めてきました。

入社後もメンバーをサポートしながら、最大の結果を出せるように努力してまいります。

短い自己PRの場合、具体的なエピソードを盛り込むのは難しいため、強みを発揮できた場面を簡潔にまとめましょう。

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就活で効果的に自己PRをアピールする書き方9選

就職活動の自己PRは内容だけでなく、自分のアピールポイントがしっかり伝わる書き方ができているかも重要です。ここでは、自己PRの完成度を高める効果的な書き方のコツを9つ解説するので、参考にしてください。

1.企業が求める人物像に合わせる

自己PRを書くときは、応募先企業のニーズを意識して強みをアピールすることが大切です。自己分析をもとに自分の強みが明確になっていても、企業が求める人物像に合っていなければ効果的なアピールはできません。

高評価につながる自己PRを書くためには、自己分析だけでなく、業界・企業研究にも力を入れる必要があります。応募先の企業がどのような人材を求めているか把握しておけば、評価につながる強みを自己PRに使えるでしょう。

企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」をご覧ください。

2.自己PRに書く強みは1つに絞る

自己PRを書くときは、アピールする強みを1つに絞るのが基本です。一度に複数の強みを並べても、何を伝えたいかがぼやけてしまって印象に残りにくくなります。

特に、応募書類の限られたスペースや面接での短い時間で自分をアピールするときは、1つの強みに焦点を当てて簡潔に伝えることが大切です。1つに焦点を当てた自己PRは、採用担当者の印象に残りやすくなるため、選考を通過できる魅力的な内容になるでしょう。

3.ほかの就活生と差別化できる経験を伝える

ほかの就活生との差別化を意識した書き方が、自己PRの評価を高めるポイントです。よくあるエピソードや経験では印象に残らず、選考を通過するのが難しくなります。

たとえば、コミュニケーション能力やリーダーシップなど、評価されやすい強みは多くの就活生がアピールとして活用しがちです。差別化するには、自分にしかない実際の経験やエピソードを詳しく伝えましょう。

どのように考えたか・どのような行動をとったかなどの経験は、自分にしかない出来事です。結果だけではなく、過程を具体的に伝えるように意識すると、ほかの就活生とは違った内容でアピールできます。

4.長期にわたって発揮した強みをアピールする

自己PRに書くエピソードは、一時的な出来事よりも長期にわたる経験を選びましょう。長期にわたって発揮できた強みのほうが、入社後も活かせると評価してもらえるためです。

たとえば、アルバイト経験の場合、短期や単発の仕事よりも半年以上の年単位で継続して働いた経験をエピソードとして伝えるほうが良いでしょう。自己PRでは再現性をアピールするためにも、長期にわたって発揮してきた強みを書くのがポイントです。

5.苦労した経験を盛り込む

自己PRでは実績のアピールも大切ですが、苦労した経験を盛り込むのも効果的です。成功談や分かりやすい実績よりも、試行錯誤を重ねた経験のほうが人柄が伝わりやすい傾向にあります。

何を成果とするかは、人によってさまざまです。自己PRでは、成果を得るために苦労したポイントも盛り込むと、強みや能力の活かし方をイメージしやすくなります。

6.数字や固有名詞を用いて具体性をもたせる

自分の強みを発揮して得られた成果や実績には、数字や固有名詞を使って具体性を持たせましょう。自己PRに具体性を加えると、説得力が増すためです。たとえば、「全国大会で良い結果を残しました」と書くよりも、「全国大会で2位でした」のほうが具体的で採用担当者の印象に残ります

数字や固有名詞で表せない場合は、「先輩からも行動力があると評価されています」のように周囲の評価を実績として伝えるのもおすすめです。周囲からの信頼が伝われば、採用担当者は応募者が入社後に活躍する姿を想像しやすくなります。

7.記入欄の8割以上を目安に書く

応募書類に自己PRを書く場合は、記入欄の8割以上を目安に記載しましょう。空白が多いと、採用担当者に入社意欲がない印象を与えてしまうためです。人間性や人柄を伝える質問項目の書き方として、8割以上は必ず埋めるようにします。

ただし、文字を小さくしたり記入欄にびっしりと詰め込んだりするのはやめましょう。文字が小さくなり過ぎて読みにくいと、最後まで読んでもらえない可能性が高まります。採用担当者にとって読みやすい応募書類になるよう、文字の大きさも意識しながら書くことがポイントです。

また、「すごく」「とても」など、文を補足する単語は省略しても意味が通じるため、省けるものは取り除きシンプルな文章を心掛けましょう。

8.誤字脱字をしない

自己PRに誤字脱字があると、採用担当者にマイナスな印象を与えます。大切な書類にミスが発生していると、丁寧な仕事ができないと不信感を持たれてしまう場合があるためです。

特に、事務や経理などの正確性が求められる職種に応募する際は注意しましょう。自己PRを書き終えたあとは、最後にひととおり見直したうえで、第三者にもチェックしてもらうと安心です。

第三者のチェックが難しい場合は自分で音読して誤字脱字がないか、不自然な文章はないかを見直しましょう。

自己PRの構成や書き方のコツについては、「受かる自己PRのまとめ方と分かりやすく伝えるポイントを解説【例文付き】」も参考にしてください。

9.完成したら添削を依頼する

自己PRが完成したら、添削を依頼するのもおすすめです。客観的な意見をもらうことで、より魅力的な自己PRを作成できます。

自己PRの添削は、次のような場所に依頼してみましょう。

・就職エージェント
・大学のキャリアセンター
・友人
・家族
・OB、OG

プロの意見を聞きたいのであれば、就職エージェントがおすすめです。選考を通過するためのノウハウを持っており、あなたの魅力がより伝わる自己PR作成をサポートしてもらえるでしょう。

就職エージェントとなるキャリアチケットでは、マンツーマンでサポートを行い、説得力のある自己PRが作れるようにアドバイスを提供しています。無料で自己PRの添削ができるので、自己PRの書き方に不安を感じている方は、ぜひご相談ください。

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就活の自己PRでアピールできる強み一覧

自己PRに書く強みを見つけるためには、自己分析を徹底する必要があります。これまでの経験を振り返りながら、思い出深い出来事をピックアップして深掘りすると、共通点が見つかるでしょう

ここでは、就職活動の自己PRでアピールできる強みを一覧にまとめました。自分の強みを見つけるのに行き詰まっている方は、ぜひ参考にしてください。

強みの分類 具体的な強みの例
行動に関する強み ・主体性
・実行力
・チャレンジ精神
・積極性
・継続力
対人関係の強み ・チームワーク
・柔軟性
・コミュニケーション能力
・協調性
・リーダーシップ
・傾聴力
思考に関する強み ・論理的思考力
・課題解決能力
・創造力
・分析力
・計画性
マインドに関する強み ・ポジティブ
・忍耐力
・責任感
・好奇心旺盛
・冷静さ
専門分野で活かせる強み ・語学力
・プレゼンテーション能力
・PCスキル

一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)の「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)」によると、企業が就活生に期待する資質と能力の上位は、回答割合が最も多いものから順に以下の結果でした。

素質 能力
・主体性
・チームワーク、リーダーシップ、協調性
・実行力
・課題設定
・解決能力
・論理的思考力
・創造力

自己PRを書く際にどの強みを選ぼうか迷っている場合は、これらの資質や能力を優先的に検討すると良いでしょう。

冒頭で述べたように、自己PRで適切に強みをアピールするには、自己分析を徹底する必要があります。「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」の記事で自己分析のやり方を解説しているので、あわせてご覧ください。

参照元
一般社団法人 日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果

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例文|就活の自己PRでアピールできる強みの書き方

自己PRでは、強みをどのように活かせるのかアピールすることが大切です。ここでは、就活における自己PRの書き方を強み別に紹介するので、参考にしてください。

協調性

自己PRでは統率力や適応力など、どのような協調性なのかを明確にしましょう。表現によっては、受け身な印象を与える可能性があるため、別の言葉に変換してアピールするのがポイントです。

私の強みは、状況に応じて対応できる適応力です。

飲食店でのアルバイトではホールリーダーになり、スタッフ一人ひとりの性格や特性に適した配置を行いました。

効率の良い配置により、ホールの回転率が上がり、売上貢献に寄与しました。

適応力を活かして、組織の売上向上や活性化に貢献したいです。

協調性を伝えるコツは、「協調性を自己PRで伝えるコツは?アピールにつながる書き方や例文を解説」を参考にしてください。

行動力

行動力を強みとする際は、行動によりもたらされた変化を記載しましょう。また、企業が求める人物像に合わせて言い回しを変えるのも効果的です。

私の強みは、即行動に移せる行動力です。

大学ではイベント運営のスタッフとして活動し、目標達成に向けて企画や調整を積極的に行いました。積極的に企画を立てたことで、目標を達成できました。

行動力を活かし、貴社で新たな結果を生み出すことに貢献したいです。

責任感

責任感を強みにする場合は、結果を具体的にアピールしましょう。規模の大きさを指標として評価される場合もあるため、団体の規模を含んで記載するのがおすすめです

私の強みは、目標を達成するためにアクションを起こす責任感です。

大学では20名程度で構成されたゼミのリーダーを務め、メンバーの意見をまとめながら課題の進行管理や問題解決に向けて尽力しました。責任感により、ゼミの中では信頼される存在として成果を上げられました。

責任感を貴社のプロジェクトに活かし、目標達成に貢献したいです。

継続力

継続力をアピールする際は期間が重要になるため、数字を活用しましょう。継続中にどのような成果を得たのか・なぜ続けられたのかを具体的に伝えると、説得力が増します。

私の強みは、1つの物事を長く続けられる継続力です。

大学生活では、1年生のときから英語力向上のために毎日30分勉強を続けていました。毎日の勉強により大学3年生のときに受けたTOEICでは、スコアを200点向上できました。

入社後も、継続力を活かして目の前の出来事に向き合い続けて貴社に貢献します。

忍耐力

忍耐力を自己PRに使用するときは、苦労した経験でアピールすると印象に残りやすくなります。苦労して得た成果につなげられると、忍耐力の強みを活かせるでしょう

私の強みは、最後まで向き合い続ける忍耐力です。

学生時代に塾講師のアルバイトをした際、数学が苦手な生徒の成績を上げた経験があります。はじめこそ点数が上がらず、勉強方法を何度も変えたり意欲を下げたりしないよう工夫しました。

今では数学が得意科目になったと言っていたので、どんな困難にも粘り強く取り組む姿勢で貴社に貢献したいです。

計画性

計画性を強みとする場合は、具体的なスケジュールの立て方や遂行方法を記載することがポイントです。また、計画性を入社後どのように活かせるのか、企業が求める人物像と照らし合わせてまとめましょう。

私の強みは、目標達成へ向けた計画性の高さです。

大学では、サークル仲間と1つの作品を完成させることを計画した際、3ヶ月を目処に1週間ごとの目標を作成しました。遂行率からやり方を見直したことで、計画どおり3ヶ月で作品を完成できました。

計画性の高さを活かして、業務スケジュールの徹底した管理を行い貴社に貢献したいです。

リーダーシップ

自己PRで活用する際は、リーダーシップを発揮したエピソードを記載しましょう。また、リーダーシップを発揮してどのような成果を得られたのかつなげると、説得力のある自己PRを作成できます。

私の強みは、メンバーを統率できるリーダーシップ力です。

大学では50名ほどが在籍しているサークルの代表を務め、定期的にメンバーの意見を集めては目標へ向けてチームを統率しました。問題が発生したときも、即座に対応したことでメンバーも一緒に解決へ向けて行動を起こしてくれました。

リーダーシップを活かして、組織をまとめられる人材になり貴社に貢献したいです。

向上心

向上心は差別化が重要なため、難易度の高い挑戦をしたエピソードを盛り込みましょう。アピールする際は、ほかの就活生と内容が被りにくい経験を強みにするのも効果的です。

私の強みは、向上心です。

カスタマーサービスのアルバイトをしたときは、期待以上のサービス提供へ向けて講座に参加しました。

また、現在も接客スキル講座を受けており、この向上心を活かして貴社のサービス品質を高めるのに寄与します。

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【400字】自己PRの書き方のポイントと例文

業界によって、強みとなる自己PRは異なります。ここでは、就活における自己PRの書き方について職種別の例文とあわせて解説するので、参考にしてください。

営業職|行動力をアピールする自己PRの書き方例文

営業職に求められるのは、主に行動力や目標を達成する力です。新卒で営業職を目指す場合は、学生時代の部活動やアルバイト経験などをもとに、営業職で活かせそうな強みや能力を伝えましょう。

たとえば、アルバイト先でリーダーを任された経験や文化祭実行委員のメンバーとしての活動などの経験から強みをアピールできます。

私の強みは「行動力」です。

私は大学2年生のときに海外インターンシップに参加しました。将来は国内だけでなく、世界をマーケットにした仕事をするという目標があるからです。

海外で仕事をするためには、「語学力の向上」と「視野を広げること」が必要だと考えました。この2つを効率的かつ実践的に習得できる方法として海外インターンシップへの参加を決め、南アフリカ共和国のベンチャー企業で働くプログラムに参加しました。

インターンシップ先では積極的に意見を述べるよう意識し、多くのフィードバックをもらいながら、自分の常識とは違うやり方や考え方に触れて視野を広げました。また、日本語を使わない生活を2ヶ月続けたことで語学力も向上しました。

この経験から、目標達成のためには失敗を恐れずに行動することが重要であると学びました。貴社に入社後も、私の強みである行動力を活かしてチームに貢献していきたいと考えております。

営業職向けの自己PRの書き方は、「営業の自己PRはどうやって書く?求められるポイントや例文をご紹介」で詳しく紹介しています。

事務職|効率の良さをアピールする自己PRの書き方例文

事務職では、正確性や効率良く物事を進める力などが求められる傾向があります。新卒から事務職を目指す場合は、仕事に取り組む姿勢や意識の高さを伝えると良いでしょう

また、事務職の多くは基本的にパソコンを使って仕事をします。実務経験がない場合でも、パソコンスキルや簿記の資格などを持っていれば十分アピールできるでしょう。

私の強みは、細かなミスを防いで効率良く仕事ができることです。

私は、大学1年生のころからパン工場で袋詰めのアルバイトをしています。袋詰めは商品とサービス品を入れてパウチするというシンプルな作業ですが、数が多くスピードも求められるため、最初は焦ってミスをしてしまうこともありました。

そこで、まずは正確に作業することを心がけ、ミスをなくす努力をしました。次に、スピードを意識するために1分間の目標作業量を設定し、効率良く仕事を進める方法を模索しました。

その結果、1分間に3つとしていた目標作業量を上回る5つの袋詰めができるようになり、工場内でも仕事の速さを評価してもらえるようになりました。

貴社に入社後も、正確性と仕事のスピードを両立させてスムーズに事務処理を行い、お客さまから信頼される事務員として、チームの生産性向上に貢献したいと考えています。

技術職|継続力をアピールする自己PRの書き方例文

技術職では、1つのことを追求して継続する力やチームワークといった強みが求められる傾向にあります。プログラミング関連の資格のほか、アプリ開発の実績やインターンシップの経験があると、アピールしやすいでしょう。

自己PRを書くときは専門用語を多用するよりも、誰が読んでも分かる言葉で丁寧に伝えることを意識するのがポイントです。

私の強みは、努力を継続できることです。

大学時代はプログラミングの勉強に取り組み、基本情報技術者試験に合格しました。私がプログラミングの勉強を始めたのは、大学の講義でJavaを学んだのをきっかけに、パソコンやプログラミングに興味を持ったからです。

その後は独学で学び続け、大学3年生のときには、実際にアプリケーションを開発しました。

独学で試験合格を目指すのに、最初はモチベーションの維持に苦労しました。そこで期限を設けてスケジュールを細分化し、毎日通学時間にコツコツと学習を進めた結果、合格できました。

貴社に入社後は、私の強みである継続力を活かして、分からないことがあれば自分で調べたり先輩に助言を求めたりしながら、継続してスキルを身につけていきます。自身のスキルを高めることで、貴社の事業拡大に貢献したいと考えています。

就職活動でアピールできる強み別の例文については、「就活に役立つ自己PRの書き方は?ポイントとコツを例文とともに解説」で紹介しているので参考にしてください。

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自己PRが見つからず書き方に悩んだときの就活対策

自分の強みが見つけられなければ、自己PRを書くのは困難です。ここでは、自己PRに悩んだときの就活対策を解説するので参考にしてください。

就活相談先を利用する

就活に悩んだ際に活用できる就活相談先は複数あるため、利用により自己PRを見つけられるでしょう。自己PRの書き方を学ぶのにおすすめの就活相談先には、以下の特徴があります。

相談先 特徴
就職エージェント 履歴書やエントリーシートを添削してきた実績のもと、的確かつ具体的なアドバイスをもらえる
大学のキャリアセンター 大学構内で利用できるため、講義やサークルの合間にスケジュールを調整して相談できる
就活センター 基礎知識やノウハウを教えてもらえるだけでなく、講師やキャリアアドバイザーに添削してもらえる場合もある
OB・OG訪問 社員目線のアドバイスをもらえる

就職活動の相談先に悩んでいる方は、「就活相談先のおすすめ15選!適切な相手選びのポイントや注意点も解説」で紹介している相談先も参考にしてください。

自己PR作成ツールを活用する

AIを活用した自己PR作成ツールでは、自己PRのヒントを見つけられます。自己PR作成ツールのなかには、簡単な診断から自己PRを紹介してくれるものもあるため、手軽にはじめやすい点が特徴です

診断をもとに強みの洗い出しが可能となり、自分の経験と照らし合わせながら自己PRを作成できます。ただし、ツールで出力した自己PRはそのまま使用するのではなく、あくまで参考として活用しましょう。

短所から洗い出す

短所 言い換え
せっかち スピード感を持って仕事に取り組める
優柔不断 多角的な視点から物事を考えられる
楽観的 失敗を恐れず行動できる
プライドが高い 目標に向かって努力できる
短期 情熱がある
内向的 協調性がある
おおざっぱ 臨機応変な対応ができる
計画性がない 柔軟な対応ができる

短所は言い換えると、強みとして自己PRに活用できます。自分の短所が見つかっている場合は、ポジティブな印象になるよう、以下を参考に言い換えてみましょう。

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自己PRの書き方を押さえて就活成功を目指すあなたへ

自己PRの書き方は、結論・理由・具体例・結論と活かし方を簡潔にまとめることがポイントです。数字や固有名詞を用いて具体性を持たせたり、苦労話を盛り込んだりするのも説得力が増す書き方になります。

「自己PRの書き方が分からない」「就活の自己PRでアピールできる強みがない」と悩みを抱えている方は、就職エージェントへの相談もおすすめです

就職エージェントとなるキャリアチケットでは、就活生一人ひとりの悩みにあわせて自己PRの書き方や強みをはじめとするサポートをしています。自己PRの書き方が分からず悩んでいる方は、ぜひ利用してみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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