自己PRは構成が大事!企業に評価される書き方やポイントを紹介!

このページのまとめ

  • 自己PRの構成は企業に評価してもらうために重要
  • 自己PRの構成を作る際は「自分の強み」から伝える
  • 自己PRは具体的なエピソードを盛り込むと伝わりやすくなる

自己PRは構成が大事!企業に評価される書き方やポイントを紹介!のイメージ

自己PRをうまく伝えるためには、構成を意識して作るのが重要ですが、「構成がまとまらない」「文章がわかりにくくて内容が伝わらない」と悩んでいる就活生も多いでしょう。

この記事では、すぐに使える自己PRの構成や、採用担当者に評価されるポイントを解説します。構

例文もあわせて紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

24卒の就活について相談したい

   
目 次

自己PRを考える時に構成が重要な理由

自己PRでは、自分の持つスキルや経験、人間性のアピールを行います。

ただし、事実をただ並べるだけでは、採用担当者の理解を得にくく、内定獲得にはつながらないでしょう。

自分の魅力を伝えるためにも、自己PRでは構成を意識して考える必要があります。

24卒の就活について相談したい

 

採用担当者に評価される自己PRの構成

採用担当者に評価されるために実践できる、自己PRの構成を紹介します。具体的な例文も紹介するので、参考にしてください。

自分の強み

自己PRでは、自分の強みや長所を最初に伝えましょう。結論から伝えると、どのような話をしたいか内容がハッキリします。たとえば、次のように書き出してみてください。

・私の強みは△△です。
・私の長所は△△です。
・私は△△に自信があります。

強みを選ぶ際は、志望企業や職種に適したスキルや能力にしましょう。

たとえば、営業職を志望する場合には、「誰とでも話せるコミュニケーション能力」「目標達成に向けた計画力と実行力」などを選ぶと評価されやすいです。

自己PRで使うために、自分の強みを見つけておく必要があります。自分の強みが分からない場合には、「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」を参考にしてください。

強みの根拠になるエピソード

自分の強みを納得してもらうために、根拠になるエピソードを準備しましょう。採用担当者は就活がどのような人物か知りません。具体的な理由もなく強みを説明されても、納得できないでしょう。

また、エピソードを話す際は具体的な内容にしてください。たとえば、「コミュニケーションが苦手でお客様からクレームを受けることが多かったが、努力して改善した」とだけ伝えても、どのように努力したかが分かりません。

「会話内容をメモして忘れないように心掛けた」「お客様と話す回数を増やしてコミュニケーションの苦手意識を克服した」などのように、具体的にエピソードを伝えてください。

自分の強みから得た成果

強みを発揮した結果、どのような成果が出たかも伝えましょう。その成果が、強みをアピールする根拠にもなります。

たとえば、「コミュニケーション能力を活かして、店舗で売り上げ1位を獲得した」「コミュニケーション能力を改善してお客様からの満足度ナンバーワンを獲得した」などが成果です。

より信頼性を増すために、第三者からの評価を取り入れてもいいでしょう。

強みの業務での活かし方

強みを伝えるだけではなく、業務にどのように活かすかも伝えます。採用担当者は強みを知りたいだけではなく、自社で活躍できるかを知りたいからです。

強みを伝えるだけでは、十分な自己PRではありません。どのような業務や場面で自分の長所を活かせるかを、最後に伝えてください。

24卒の就活について相談したい

 

自己PRを作る際のコツ

自己PRを作る際には、採用担当者がどのように感じるかも意識しましょう。自分の伝えたい内容を伝えるだけでは、内定にはつながりません。ここでは、自己PRを作る際のコツを解説します。

企業が求める人材を意識する

自己PRを作る際は、企業が求める人材を意識しましょう。企業理念や業務にあわないアピールを行っても、内定にはつながりません。

企業が求める人材を確かめるためには、Webサイトや就活サイトを確認してください。求める人物像を掲載していたり、どのような人材が活躍しているかを掲載したりしています。企業の希望から外れないように、アピールする強みを工夫しましょう。

より詳しく企業を知るためには、企業研究も実施してください。企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で解説しています。

抽象的な表現を避ける

採用担当者は、具体的なプロセスや成果を知りたいため、抽象的な表現はなるべく避けるようにしてください。

たとえば、「さまざまな」「いろいろと」「多くの」などと説明してしまうと、抽象的になります。また、「頑張りました」「努力しました」だけで説明してしまう場合も、どのように取り組んだかが伝わりません。

抽象的な表現は避け、「1日に50人以上のお客様を接客した」「1年の間、毎日2時間欠かさずに自主練習をした」などのように、具体的に示しましょう。

24卒の就活について相談したい

 

自己PRの内容が思いつかない場合のテクニック

自己PRを書きたくても内容が思いつかない場合もあります。その場合は、過去のエピソードを振り返ったり、短所を長所に言い換えたりしてみましょう。ここでは、自己PRの内容を考えるテクニックを詳しく解説します。

短所を別の言葉に言い換える

長所や強みが思いつかない場合、短所を別の言葉に言い換えてみましょう。短所はすぐに思いつく人も多く、自分のわかりやすい特徴でもあるからです。

たとえば、短所は次のような長所に言い換えられます。

・頑固→意志が強い
・マイペース→環境の変化に強い
・諦めが悪い→粘り強い
・落ち着きがない→主体性がある
・落ち着きがない→行動力がある
・理屈っぽい→論理的に考えられる
・行動力がない→思慮深い
・消極的→慎重に考える
・話し下手→傾聴力がある

このように、長所が見つからない場合は短所を言い換えることもできます。第三者に言われた内容を思い出し、長所に変えてみるのも良い方法です。

自分の長所や短所が分からない場合には、「就活における「長所・短所」の述べ方がわかる!26個の長所一覧と例文付き」を参考にみつけてください。

過去の経験やエピソードから探す

今の長所が思いつかない場合は、過去の経験やエピソードから探してみましょう。小学生時代までさかのぼり、とにかくエピソードを書き出します。

エピソードを書き出す際は、とにかく量を書き出しましょう。ささいな出来事でも問題ありません。

エピソードに共通する特徴や性格、行動があれば、自分の強みとしてアピールできます。

24卒の就活について相談したい

 

面接で自己PRを伝える場合のポイント

面接で自己PRを伝える場合、エントリーシートや履歴書の構成と内容を少し変えましょう。特に、作成した自己PRを丸暗記しないように気を付けてください。

ここでは、面接で自己PRを伝える場合のポイントを解説します。

簡潔に2分以内で伝える

面接での自己PRは、簡潔に答えるようにしましょう。長くても2分以内に抑えられると、内容がしっかりと伝わります。

基本的には、「結論」「根拠となるエピソード」「強みを業務でどのように活かせるか」の構成で問題ありません。エントリーシートや履歴書の自己PRを口に出して読み、2分以内で伝えられるか確認してください。

より詳しく伝えようとして、話が長くなってしまう就活生もいます。余分な話はせずに、簡潔にまとめる工夫をしてください。

面接で自己PRを端的に伝えるコツは、「面接での自己PRの長さはどれくらい?効果的なアピール法を例文つきで解説」でも紹介しています。

丸暗記ではなくポイントを抑える

自己PRは丸暗記せずに、ポイントを抑えるようにしましょう。「自己PRを教えてください」ではなく、別の言葉で長所や強みを聞かれる場合があるからです。

たとえば、「あなたの強みは何ですか?」「自己紹介をお願いします」などのように聞かれる場合があります。その際、自己紹介を聞かれているのに、「私の強みは△△です」から始めてしまえば、質問の意図を理解していないと思われてしまうでしょう。

面接では質問の意図に対応できるように、丸暗記ではなくポイントを抑えるのがコツです。「強み」「エピソード」「入社後のビジョン」などを箇条書きでまとめておき、質問に応じて話せるように準備するようにしてください。

自信を持って伝える

自己PRを伝える際は、自信を持って伝えましょう。内容がよくても、自信がないように見えれば評価が下がってしまうからです。

たとえば、暗い表情と小さな声で自己PRをされても、採用したいとは思われません。明るく、ハッキリと話すように心がけましょう。

自信をもって話すためには、自己PRの内容にも自信が必要です。第三者に添削をしてもらい、より素晴らしい自己PRにしてもらうのもいいでしょう。

24卒の就活について相談したい

 

自己PRの例文とポイント

ここでは、自己PRの例文と、作り方のポイントを解説します。アピールする強みごとに紹介しているので、参考にしてください。

コミュニケーション能力をアピールする場合

私の強みはコミュニケーション能力です。在学中はアパレル販売員として3年間従事いたしました。接客業では柔軟な対応を必要とされることが多く、経験の中で培った能力だと自負しております。

アルバイトを始めたばかりのころは、お客様との会話も続かず、売り上げの成績も最下位でした。このままではいけないと思い、 私は会話の引き出しを増やすため、ファッション雑誌に目を通すのを習慣化しました。また、商品を無理にはすすめず、お客様のニーズを引き出す会話を心がけました。結果として、常連のお客様からの接客指名が増え、半年後には売り上げの成績で1位になりました。

この経験を活かし、顧客のニーズを適切に捉えたサービスの提供を行いながら、貴社の売り上げに貢献したいと考えております。貴社製品の知識を深め、お客様に安心して商品を手にとって頂ける接客を目指してまいります。

ポイント解説

最初に「私の強みはコミュニケーション能力です」と伝えたい内容を伝えるのがポイントです。結論から伝えるように心がけましょう。

また、志望企業の業務と、自分の強みが関連している点もポイントです。強みが業務にどのように活かせるかまで考えて、自己PRを作りましょう。

課題解決力をアピールする場合

私の強みは、課題解決力です。大学では放送部で副部長をしており、部員が約30名所属しておりました。部長の補佐を務め、部員たちの不満解消や、部の課題解決に注力するなかで培った能力です。

そのなかでも、放送部では新入部員が長続きしない点が課題でした。新入部員にヒアリングを行うと、入部時のレクチャーが甘く、取材や編集の方法を理解しきれずに不安との回答が多くあがりました。

そこで、私は同期や先輩のアイディアを集約し、放送部の作業マニュアルを作成しました。また、各新入部員に担当の先輩を付け、疑問や不安をすぐに聞ける体制作りを提案しました。試行後2ヶ月のヒアリングでは新入部員から「部活が楽しくなった」と明るい反応が返ってきて、とても嬉しかったです。実際に新入部員の退部も6割から1割に減り、部員数は40名に増えました。

貴社におきましても、現場の課題発見と解決に真摯に取り組んでいきたいと考えております。また、周囲とのよりいい関係構築に努め、生産的な仕事を行い貢献させて頂きたいです。

ポイント解説

エピソードが具体的でわかりやすく、自分の強みが伝わる構成になっています。課題があり、解決までのプロセスが明確なところもポイントでしょう。

入社後のアピールも明確で、どのように活躍してもらえるかがイメージしやすい自己PRです。

忍耐力をアピールする場合

私の強みは忍耐力と継続力です。大学2年生からデイサービスでボランティア活動をしてきました。ご利用者様とのやり取りは難しいケースもありましたが、諦めず接することで信頼関係を構築し、感謝された経験があります。

最初のころ、デイサービスには私を拒否されるご利用者様がいらっしゃいました。私のお声がけにはお返事を頂けませんでしたが、努力を積み重ねが大切だと考え、まずは挨拶を欠かさず行いました。

また、カルテや職員の方の対応を参考にしながら、アプローチの仕方を工夫し続けました。半年を過ぎ、その方にはじめて挨拶を返して頂いた時の喜びは忘れられません。

今では、趣味から思い出話まで聞かせてくださるようになり、貴重な時間を過ごさせて頂いております。ご家族からも、その方が以前より明るくなったとお礼の言葉を頂戴しました。

貴施設でも、ご利用者様を尊重した丁寧な接遇を目指して努力したい所存です。目の前の課題に粘り強く取り組み、現状を改善しながら貴社に貢献したいと考えております。

ポイント解説

忍耐力や継続力は、難しい仕事でも諦めずに努力できると考えられるため、どのような企業や職種でも評価される強みです。この自己PRでは、エピソードのあらすじもあり、受け手がわかりやすい構成になっています。

また、志望企業の業務で活かせる強みとして、明確にアピールできている点もポイントです。

24卒の就活について相談したい

 

評価される自己PRで内定を獲得したいあなたへ

「自己PRの書き方が分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんなあなたには、キャリアチケットがおすすめです。

キャリアチケットは、就活で悩んでいる学生をサポートする就活エージェントです。自己PRの書き方に悩む学生や、自己PRに書く強みが見つからない学生などもサポートしています。

もちろん、自己PRだけではなく、エントリーシート作成や面接対策も相談可能です。無料で利用できるので、内定獲得に向けて頑張りたい方は、下記のボタンから登録し、相談してみてください。

24卒の就活について相談したい

 

自己PRの構成に関するよくある質問

ここでは、自己PRの構成に関するよくある質問を紹介します。よりいい自己PR作成に向けて、参考にしてください。

Q.自己PRはどのような構成が伝わりやすい?

A.自己PRの構成に迷ったら、次のような構成で作ってみましょう。

・自分の強み
・強みの根拠になるエピソード
・自分の強みから得た成果
・強みの業務での活かし方

まずは結論にあたる、自分の強みを伝えます。その後、根拠となるエピソードを伝え、内容に説得力を持たせるようにしましょう。

Q.面接で自己PRを伝える場合の構成は?

A.面接で自己PRを伝える場合も、「自分の強み」「強みの根拠になるエピソード」「成果」「強みの業務での活かし方」の順番で伝えます。

ただし、話が長くならないように、2分以内で伝えられるよう工夫してください。丸暗記をしてしまうと、エントリーシートや履歴書の自己PRをそのまま話していると思われてしまうため、ポイントだけ暗記し、アレンジして伝えるのが大切です。

短く自己PRを伝えるコツは、「自己PRを100字でまとめるコツと注意点は?例文も多数紹介!」も参考にしてください

Q.自己PRが作れない場合はどうしたらいい?

A.自己PRがうまく作れない場合は、就活エージェントに相談してみましょう。就活エージェントは多くの就活生の自己PRを指導しています。

キャリアチケットは、マンツーマンで指導を行う就活エージェントです。無料で利用できるため、自己PRに悩んでいる方は、ぜひ登録してみてください。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。