自己PR例文17選|伝え方のポイントやエピソードの見つけ方なども解説!

このページのまとめ

  • 自己PRは構成を意識し、企業のニーズに合わせた強みのエピソードを語る
  • 自己PR作成の際は、強みを発揮した経験と将来のキャリアビジョンを盛り込む
  • 自己PRの内容が思いつかないときは、自己分析と他己分析、短所の言い換えが効果的

自己PR例文17選|伝え方のポイントやエピソードの見つけ方なども解説!のイメージ

自己PRは、就活で必ずといっていいほど聞かれる質問。しかし、「高評価を獲得するにはどのような内容にすればよいか」と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。

この記事では、強みごとにアピールしやすい職種と掛け合わせた自己PR例文をご紹介しています。自己PR作成の際に悩みがちな強みの見つけ方、魅力的な内容に仕上げるコツなども解説しています。面接官に響く自己PRを作成し、就活を乗り越えましょう。

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目 次

企業が自己PRを聞く理由

企業が選考で自己PRを聞くのは、回答から就活生の人柄を把握したいと考えているため。また、強みやその根拠を確認することで、採用して自社で活躍できるかもチェックしています。

就活生の人柄を知るため

企業は自己PRを通して、就活生の人柄や人物像を知りたいと思っています。自己PRで力を発揮した経験について聞くことで、その学生がどのような考え方や価値観を持っているかが分かります。

採用活動は時間とコストがかかるので、入社してすぐ早期退職になるのは避けたいもの。就活生のミスマッチを防ぐためにも、自己PRは重要な判断材料になります。

入社後に活躍するイメージを持てるか確認するため

採用担当者は自己PRを通じて、就活生が自社に入社してから活躍できるかイメージしています。課題や困難にどのように向き合い、どう乗り越えてきたのかという経験を聞くことで、自社でも同じように努力し、貢献してくれるのかを判断するのでしょう。

自己PRで取り上げるエピソードは会社での働き方をイメージできるものを選ぶと、好印象につながるのでおすすめです。

就活における採用担当者の考えや視点について知りたい就活生は「面接でありのままの自分をアピールしたら落ちる?メリットなどを紹介!」で詳しく解説しています。

そもそも自己PRとは何かについておさらいしたい就活生は「自己PRってなに?答え方のコツや注意点を例文付きで解説」をご覧ください。

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自己PRは4部構成で作成しよう

自己PRで単に強みや長所を羅列して伝えても、選考を突破するのは難しいでしょう。自分の強みを効果的にアピールするための具体的な書き方を順番に解説します。

1.結論:自分の強み

自己PRの冒頭では、「私の強みは△△です」というように、結論から述べましょう。また、文字数に余裕があれば、言い回しを変えるのもおすすめです。

たとえば、「分析力」を伝える場合でも、「私の強みは分析力です」と、「私には物事にしっかり向き合い、明確に答えを導き出す力があります」では、受ける印象が異なります。ESや履歴書全体のバランスを考えて、伝え方も工夫しましょう。

2.理由:強みの裏付けとなるエピソード

冒頭で述べた結論に対して、企業にアピールしたい強みが伝わるよう、根拠となるエピソードを交えて補足しましょう。自己PRに説得力を持たせるには、エピソードが欠かせません。強みを活かして物事を成し遂げた経験を裏付けとして述べれば、採用担当者も納得できるはずです。エピソードをまとめる際は、下記項目を意識するとよいでしょう。

・課題
・課題を解決するために起こした行動
・結果

自己PRの文字数次第ですが、可能な限りエピソードは深掘りして、後述する「成果」を数字で示せるとより魅力的な自己PRにまとまります。

3.成果:エピソードから得た強み

エピソードをさらに補強するためにも、明確な数字で表せる実績があるなら追記しましょう。たとえば、アルバイト先で売上に貢献した経験がある場合、「売上を伸ばしました」ではなく、「売上を△%伸ばしました」と具体的な数字を示したほうが、より納得感を得られます。

4.ビジョン:どのようなキャリアプランがあるか

最後の結論として「自分の強みを活かして、企業でどのように貢献・活躍していきたいか」を伝えましょう。入社後のキャリアビジョンを述べることで、採用担当者が入社後の就活生の働きぶりをイメージしやすくなります。

キャリアビジョンの立て方は、過去の経験から自分の得意なことや強みと関連させて考えるのがおすすめ。応募する職種や仕事内容を踏まえて、企業でどのように活躍していきたいかを具体的に述べることが重要です。

自己PRの構成についてさらに詳しく知りたい就活生は「自己PRは構成が大事!企業に評価される書き方や伝え方を解説します」の記事も参考にしてみてください。

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魅力的な自己PRに仕上げる3つのポイント

自己PRを作成する際は、以下で紹介する3つのポイントを意識すると、より魅力的に仕上がるはずです。履歴書やES、面接で印象に残る自己PRを作成するためにも、ぜひ意識してみてください。

1.企業の採用ニーズに沿った強みを選ぶ

自己PRする強みは、企業の採用ニーズに合わせて選ぶことが重要です。いかに優れた実績や経験があったとしても、企業のニーズ・求める人物像とマッチしていなければ、採用に至ることは難しいでしょう。

たとえば、成長や挑戦を重視している企業に対して「計画性」「保守性」をアピールしても、ミスマッチが起こる可能性が高いと言わざるを得ません。応募企業の採用ページや求人情報を確認したり、会社説明会などで情報収集をし、企業がどのような人材を求めているのか理解を深めましょう。

2.強みは1つに絞る

自己PRでアピールする強みは、1つに絞ってください。「たくさんアピールしたほうがいいのでは」と考える人がいるかもしれませんが、複数の強みを書いてしまうと、内容が薄くなってしまう可能性があるからです。

強みとエピソードは1つに絞り、数字を交えて具体的に行動を伝えることで、より説得力のある自己PRにつながります。企業が求める人物像に合った強みを1つだけ選び、エピソードや入社後のビジョンといった自己PRの構成を意識して、自分が働くイメージを想像できるような内容にしましょう。

3.取り繕わない

自己PRできるエピソードが思い浮かばず内容を盛る人もいますが、取り繕う必要はありません。採用担当者は、就活生が物事に取り組む過程で、どのように考えて行動に移したかを見ています。

自己PRのエピソードは派手で目立つような実績である必要はなく、自分が熱心に取り組んだものであれば問題ありませんので、ありのままの自分を伝えましょう。

エントリーシートや履歴書のNGワードは?就活で気を付けたい言葉を解説」では、就活で気をつけたい言葉をまとめているので、自己PRを考える際にあわせてご覧ください。

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自己PRの内容が思いつかない場合の対処法

自己PRはすべての企業で問われる項目であるものの、なかなか自分の長所や強みが思い浮かばず、就活が思うように進まないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ここでは、自己PRの内容が思いつかない場合の対処法を解説します。

自分史を作成する

自己PRが思いつかない就活生は、自分史を作成してみましょう。自分史とは、幼少期から現在までをさかのぼり、その時の自分の性格、出来事や印象深いイベントを時系列に文章化したものです。

出来事に対して自分がどのように感じたか、どんな行動を取ったのかを書き出すことで、その中から自分の得意なことや長所が見つけやすくなります。

自分史の作成の仕方について知りたい就活生は「自分史は就活の面接に役立つ!思い出せない時の書き出すやり方や見本も解説」の記事も参考にしてください。

モチベーショングラフを作成する

モチベーショングラフとは、これまでの人生で起こった出来事について、モチベーションの上がり下がりをグラフ化したものです。可視化することで、モチベーションがどこで上がったのか、どんな出来事で上がることが多かったのかなどの共通点が見えてくるでしょう。そこから、自己PRで使えるエピソードも見つけやすくなります。

周りからの意見を参考にする

自己PRの内容を作成するには、自己分析のほかに他己分析という方法もあります。第三者の視点で指摘される内容は、自分を客観視できるだけでなく、自分では気付かなかった長所が発見できることもあります。家族や友人、アルバイト先の同僚などに協力してもらうとよいでしょう。

短所を長所に言い換えてみる

自己PRで自分の強みのエピソードが思いつかない場合は、短所を長所に言い換えてみるのも効果的です。「短所は長所と表裏一体」とよくいわれるので、伝え方次第で短所も自分の「魅力」としてアピールすることが可能です。

短所と長所の言い換え一覧
・理屈っぽい=理論的
・優柔不断=柔軟性がある
・頑固=意思が強い
・神経質=几帳面
・心配性=計画性がある
・我が強い=リーダーシップがある
・あきらめが悪い=忍耐力がある

自己PRの見つけ方をもっと詳しく知りたい就活生は「就活の価値観の見つけ方を7つの視点で解説!回答例や効果的な伝え方も解説」をご覧ください。

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【強み×職種別】今すぐ使える自己PRの例文17選

自己PRとして比較的用いられることの多い17の強みと、職種別で例文を紹介します。それぞれエピソードを交えて具体的にまとめた自己PRなので、これらを参考に自分なりのアピール方法を考えてみてください。

例文1:サービス職 × 傾聴力

私の強みは「傾聴力」です。私は、2年生のときからジェンダー史のゼミに所属しています。個々の考えの違いが顕著になりやすい分野であるため、最初はチームの意見がぶつかり合って思うようにまとまらず、研究が進みませんでした。

私は「このままではいけない」と思い、答えを1つに絞るよりも、個人の考えを尊重する方向で意見交換をするよう提案し、ゼミ長も交えて話し合いを進めました。その結果、それぞれのメンバーの視点を取り入れた研究ができるようになり、提出物も「多角的な視点でテーマを捉えられている」と高評価を頂きました。

このように、周りのさまざまな意見を柔軟に聞き入れ、傾聴力を活かした提案をお客様に行うことで貴社に貢献したいと考えております。

例文2:営業職 × 忍耐力

私には、何があっても物事を最後までやり遂げる力があります。

大学では陸上部に所属し、粘り強さを活かして全国大会への出場を勝ち取りました。1年生の頃は記録が伸び悩んでいたため、結果を残している先輩や顧問に相談し、自身の練習メニューを見直しました。実践するなかで自分に合わない点はアドバイスを受けて改善し、ひたすら鍛錬を重ねました。

その結果、2年生のときには県大会に出場でき、3年生には全国大会へ出場できるほどの記録を残せるようになりました。

大学時代に培った、最後までやり遂げる力を貴社でも活かし、お客さまのご意見や社内の皆さまのアドバイスを着実に取り入れ、売上に1日でも早く貢献できる営業職として活躍したいと考えております。

例文3:販売職 × コミュニケーション力

私は、老若男女を問わず、誰とでも仲良くなれるコミュニケーション能力があります。

昔から人を楽しませることが好きで、アルバイトは地元の飲食店での接客業を選びました。私は常にお客様の立場に立って、どのような接客や対応をすると満足して頂けるかを考えながら、明るい挨拶や、困っているお客さまへの積極的な声掛けを行いました。

その結果、お客さまからは「あなたのおかげで食事の時間が楽しくなった」というお声を頂いたり、常連のお客様が少しずつ増え、お店の売上向上にも貢献しました。

私はこの経験を活かして、貴社でも様々なお客様に最適なサービスを提案し、売上に貢献していきたいです。

例文4:技術職 × 計画性

私は何事も計画性を持って進めるのが得意です。

大学では学園祭実行委員会の副委員長として、委員長のサポートと委員全体の状況把握に努めました。委員会では、学園祭実行に向けた年間スケジュールを提案し、委員同士でフォローし合えるよう、各業務の進捗状況を共有できるタスク表を作成しました。また、業務の締切には余裕を設け、予想外の事態で遅れが出ても対応できる計画を立てました。

結果的に、複数のトラブルに見舞われたにもかかわらず業務を滞りなく進められ、無事に学園祭を成功させられ、委員長や委員からも私の行動を褒めてもらえました。

この経験を活かして、クライアント様のニーズに合わせたシステム開発を計画通り行い、貴社の一員として貢献したいです。

例文5:介護職 × 柔軟性

私の強みは柔軟性があるところです。

アルバイトでは塾の受付担当をしています。接客マニュアルはあるものの、お客さまによって会話の流れは変わるため、すべてがマニュアルどおりとはいきません。私はマニュアル対応を基本としつつ、お客さまそれぞれに合う話し方や声のトーンを意識しました。ほかにも、お客さまのニーズに沿った的確なサービスを提供すべく、臨機応変な対話を心掛けたことで、「話しやすい」「そうだんしやすい」といった評価をアンケートでいただくことも増えました。

アルバイトで培った柔軟性は、貴施設においても活かせるものと考えています。各ご利用者さまや現場スタッフの方々の言葉に耳を傾け、その都度必要とされる対応を取れる介護士として、現場に貢献したいと考えております。

例文6:コンサルティング職 × プレゼン能力

私の強みはプレゼン能力に優れているところです。

大学では行動経済学のゼミを専攻し、意欲的に論文を読み進めるのはもちろん、学内の発表会に向けたプレゼン資料制作に奔走していました。分かりやすい資料づくりだけでなく、プレゼンの台本を用意し、言葉の強弱や身振り手振りを交えて、制限時間ギリギリまで使って話す練習を何度も行いました。

その結果、学内で優れた成績を収めたと評価され、関東地区の発表会でも自身の研究成果を発表する機会をいただきました。

自身のプレゼン能力を貴社のコンサルティング業務でも存分に活かし、クライアント様に響く提案やプレゼンをして、貴社の一員として貢献していきたいです。

例文7:マーケティング職 × 分析力

私の強みは分析力の高さです。

私は高校生2年生の頃からブログを運営しており、現在に至るまで3日に一度の更新を続けています。累計の記事数は500記事を超え、平均して月間20万PVを集められるようになりました。

最初はどのようにアクセスを集めればよいか分からず、試行錯誤の日々でした。
それでも、競合のリサーチや各種分析ツールの使用を繰り返し、ある記事からのアクセスが集中していることに気づきました。その記事の特徴や流入経路をもとにほかの記事をテコ入れすると、ブログ全体のアクセスが急に伸びて、検索上位記事を複数作れるようになりました。

自身の経験を活かして企業メディアの運営やマーケティングに携われることができれば、強みを思う存分発揮できると考えています。分析力を活かし、貴社の一員として1日でも早く貢献していきたいです。

例文8:ITエンジニア × 探究心

私の強みは探究心が人一倍あることです。

私は小学4年生からダンスを習い始めて、現在もほぼ毎日練習しています。きっかけはテレビでたまたま見つけた△△がとても魅力的で、「私もあの人のように自分の体一つでお客さんの心を動かしたい」と思ったからです。その日以降、自宅でも練習できるように鏡を複数枚並べたり、動画を毎回撮影して自分の動きを客観的に見たりして、魅力を出すにはどうすればよいか考え続けました。

ダンススクールには継続的に通い、先生から積極的にアドバイスをいただき、改善点をなくすのはもちろん、褒められた箇所をさらに伸ばす努力もしてきました。その結果、大学3年生の時に出場したダンスコンクールでは、地区大会で優勝し、全国のダンサーが集まる大会に出場することができました。

ITエンジニアにとって、日々学び続ける探究心は必須だと考えており、貴社に入社してからも現状に満足することなく、常に学び続けてサービス開発に貢献したいです。

例文9:事務職 × 慎重さ

私の強みは慎重さがあることで、「石橋を叩いて渡る」がピッタリ当てはまると自負しています。

大学の各講義で提出される課題やレポートに関しては、提出期限はもちろん、触れるべき内容や注意点を一つ残らずメモを残しています。提出前にはメモの内容をもとに提出物を必ず複数回チェックすることを徹底し、提出期限の2日前までにチェックが終わるようにスケジュールも管理しています。

その結果、提出の期限に間に合わなかったことは一度もなく、学内の成績優秀者として奨学金の返済免除を受けることができました。

貴社の事務職として入社した際は、持ち前の慎重さを活かして、規程やスケジュールに沿った的確な事務遂行はもちろん、ミスを防ぐ仕組みづくりもしたいと考えています。

例文10:インフラ業界 × 真面目さ

私の強みは、目標に向かってコツコツ取り組める真面目さです。

私は新しいことに挑戦するのが好きで、大学2年生のときには生まれて初めてフルマラソンの大会に出場しました。陸上未経験の私にとっては無謀とも言える距離だったので、大会当日までの期間から逆算して、いつまでにどの程度の走力をつけたいか書き出し、そのための練習メニューを調べました。

まずはウォーキングから始め、慣れてきたらジョギングを取り入れ、ジョギングの距離も伸ばしながらスピードも上げていくなど、一歩ずつ、着実に走れる距離を伸ばすことができました。半年間の練習を経た結果、フルマラソンを3時間45分で完走でき、とても大きな達成感を得られました。

インフラ業界は日々の生活に欠かせないライフラインを支える仕事です。持ち前の真面目な性格を活かし、日々の業務を的確に遂行して貴社の一員として貢献いたします。

例文11:金融業界 × 問題解決力

私の強みは、問題解決力の高さです。

大学ではサッカー部のマネージャーとして、部員のサポートや部費の徴収・管理をしていました。私がマネージャーとして部費を管理するようになってから、使徒不明なお金のやりとりや部費が高いという不満の声を聞くこともあったため、部費の使われ方を洗い出しました。その上で、削れる項目・削れない項目の選別、優先して予算を振り分けるべき項目の順位づけを行い、部長と副部長に提案してミーティングを重ねました。

その結果、遠征費の交通手段と宿泊に関する出費が高いことが判明し、予算の適正な割り振りを行ったことで徴収する部費も下げることができました。部員の不満を解消できただけでなく、サッカー部の運営が改善できた経験は、私としても印象に残っている経験です。

自身の問題解決力を活かし、貴社の一員としてお客様の悩みに寄り添い、適切なアドバイスや問題解決ができるよう努力いたします。

例文12:企画職 × 好奇心旺盛

私の強みは好奇心が旺盛なところです。

私は何事も自分の目で確かめないと気が済まない性格で、書籍や動画などで見聞きして気になった情報や物事は、可能な限り現場に赴いてさまざまな知識をキャッチアップしています。「とりあえずやってみる」精神が強く、面白そうだと思ったことはひとまずやってみて、自身の興味関心を優先し、知見を増やせるように意識しています。

好奇心旺盛な性格が功を奏し、大学の論文もうまくまとめられ、教授からも褒めていただきました。

この性格を活かし、柔軟な発想をもとにアイデアを創出して貴社の企画職として貢献したいと考えています。

例文13:ベンチャー企業 × 臨機応変な対応力

私の強みは臨機応変に対応できることです。

私は大学1年生の頃からアミューズメントパークでアルバイトをしているのですが、年齢層や構成人数などさまざまなお客様が訪れるため、お客様の様子を常に意識しながらニーズに寄り添った対応を心掛けてきました。

場所の案内や誘導、ショーが始まる時間の案内など、その場に応じて必要とされる対応をする姿勢が自然と身につき、お客様からいただく「ありがとう」の言葉に喜びを感じています。

アルバイトで培った臨機応変に対応できる力を貴社で活かし、目の前の業務だけでなく、付随する業務や突発的に発生する業務などにも柔軟に対応し、ビジネスパーソンとして成長していきたいです。

例文14:外資系企業× 適応力

私の強みは、新しい環境にもすぐに馴染むことができる適応能力です。

将来は英語を使う仕事に就きたいと思っており、大学2年生のときに、アメリカへ1年間の留学をしました。異国の土地に長期間滞在するのは初めての経験であり、日本語が通じない環境の中で、文化の異なる人々と関わる環境は思ったより大変なことがたくさんありました。

しかし、貴重な時間を無駄にしたくないと思い、まずは言葉の壁を少しでも軽くするために、授業が終わったあと、寮や近くの図書館で一日2時間以上の自習を続けました。そして、クラスメートに積極的に話しかけるようにし、徐々に周りの人とも仲良くなり、日常会話もできるようになると、だんだん楽しくなりました。

新しい環境をどう楽しむか、というポジティブな思考を常に持つことで、大変なことも充実感に変えていける力を、アメリカ留学を通して身に付けることができました。

御社に入社後も、この適応力を活かし、多国籍の社員ともすぐに打ち解けられる自信があります。そして、もし海外拠点に常駐をする際は、新しい環境に順応しながら、最大限のパフォーマンスを発揮していきたいと考えています。

例文15:貿易事務×几帳面

私の強みは、細かいところまで気が付く几帳面さです。

大学1年の夏からカフェでアルバイトをしており、現在はアルバイトリーダーとして新人スタッフのサポートを行っています。
大学2年の冬に入った3人の新人は年齢も経験もバラバラだったので仕事を覚えるスピードが異なる、という課題がありました。私は、その日の仕事量を把握しながら1人1人に仕事を割り振り、スムーズに仕事が進むよう心掛けました。

また、積極的にコミュニケーションを取ることによって、それぞれの苦手な部分と得意な仕事が少しずつ把握できるようになり、お互いを理解することでチームワーク性も向上していきました。

その結果、1ヶ月ほど経つと3人ともほぼ同じレベルの仕事ができるようになり、先輩スタッフとも連携が取れるようになりました。御社に入社しても、細かい気配りや配慮を忘れず、チームワークと生産性を高めることで会社に貢献していきたいと考えています。

例文16:ファイナンシャルプランナー×継続力

私の強みは、コツコツと努力できる継続力です。

2年半ほど塾講師のアルバイトをしており、生徒の期末試験の平均点を上げることが目標でした。特に、生徒の苦手な科目の点数をいかに上げていくかが課題でした。生徒の苦手意識を克服するため、授業を楽しくして、小さな正解を褒めるよう心掛けました。

中には、なかなか苦手な科目に取り掛かってくれない生徒もおり、根気強く教えることが必要でした。分かりやすくかみ砕いた説明ができるよう、塾長や知り合いの教師の方などに指導法を学ぶなど、自分も努力しました。

その結果、時間はかかりましたが、担当していた生徒全体の平均点を20点ほど上げることに成功しました。この経験から継続することの大切さを学び、御社に入社後も、地道にコツコツ努力を続けることで、目標やノルマ達成に向けて突き進みたいと考えています。

例文17:経理職×正確性

私の強みは、ミスを防ぐ正確性です。

大学入学直後からスーパーマーケットのレジ接客のアルバイトをしています。キャッシャーとして数字に間違いがあることは基本的に許されないので、商品のスキャンをする際、割引などがあるときは必ずダブルチェックをするよう心掛けていました。チェックに時間が掛かり過ぎても効率が悪くなってしまうため、素早く、かつ正確な作業ができるよう努力しました。

レジ閉めも担当することが多かったのですが、合計額と実際の金額の差が10円以上異なることはほとんどなく、アルバイトスタッフの中では一番ミスが少ない、と上司に褒めていただきました。

アルバイトで身につけた強みを御社に入社後も活かし、ミスが許されない業務においても、スピード感と正確性を持って対応していきたいと思っております。

ほかの自己PRも確認したい方は「自己PRは書き方が大事!企業に評価される構成やポイントを解説します」の記事もご覧ください。

自己PRの作り方について相談したい

   

面接で自己PRを伝えるときのポイント

自己PRは履歴書やESに書くだけでなく、面接で聞かれることもあります。その際、どのように回答すべきか意識するポイントを解説します。

明るくハキハキ話すことを意識

当然ですが、面接では明るくハキハキとした話し方を心がけましょう。面接の機会は誰もが緊張して、笑顔が少なくなることもあります。

面接は場慣れが重要であるため、友人と模擬面接をしたり、大学のキャリアセンターや就活エージェントを利用したりして、面接対策は入念にしておきましょう。

質問に対して適度に補足しながら話す

話し言葉と書き言葉が異なるように、面接では履歴書やESでまとめた内容を暗記して話すのではなく、補足しながら自分の言葉で回答しましょう。

質問によっては面接官から回答の時間を制限される場合もありますが、指示がない限り、1分程度で話せるボリュームにまとめるのが一般的です。300文字前後でまとめることを目安に、必要な情報を取捨選択して話せるように練習しておきましょう。

面接では面接官から尋ねられた質問の意図を汲み取り、適切に回答を組み立てるスキルが求められます。そのため、丸暗記すると想定外の質問を受けたときに回答できなくなってしまう可能性も。回答に盛り込みたい項目の骨子だけは覚えておき、その場に応じて自分の言葉で自然に話せるようにしておくとよいでしょう。

自己PRを短くまとめたい方は「自己PRを100字でまとめるコツと注意点は?強み別の例文を13個紹介!」を参考にしてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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