自分史は就活の面接に役立つ!思い出せない時の書き出すやり方や見本も解説

このページのまとめ

  • 自分史とは自分の過去の出来事を書き出した年表のようなもの
  • 自分史は価値観を整理したり就活の軸を定めたりするのに役立つ
  • 自分史を就活で作成する際は、フォーマットを事前に用意し完璧さを求めないことが大切

自分史は就活の面接に役立つ!思い出せない時の書き出すやり方や見本も解説のイメージ

「自分史を就活で活用したいけど、書き方が分からない」と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。就職活動で自分史を作ると、面接で説得力のある答えができたり、就活の軸が固まったりと多くのメリットがあります。

この記事では、自分史を初めて作る人でも失敗しないやり方のコツやテンプレート、注意点などを解説します。自分史を作成して自己分析を深め、就活の軸や面接対策に活かしましょう。

自分史の作り方と活用法について相談したい

   
目 次

自分史は就活に重要な「自分の歴史」をまとめたもの

自分史とは、今まで生きてきた自分の歴史を時系列にまとめた一覧を指します。
過去から現在まで、自分の人生で起きた出来事を思い出せる限り書き出すと、考え方や価値観が具体的になるでしょう。自分史を作成すれば、就職活動に重要な就活の軸や方向性をより詳細に定めることが可能です。

さらに、自分史の内容から自分のこれまでの経歴や経験を洗い出せるため、就活の企業選びから面接の回答まで幅広く活用できる強みや特徴を把握することもできます。
自分史が完成したら、それを基に自己分析を進めてください。自己分析とは、過去の出来事から自分自身を知り客観的に自分の強みを探る手段です。一つひとつの経験や感情に着目し、選考でアピールにつながるエピソードや強み・長所といったポイントを探っていきましょう。

自分史を活用し自己分析で得た結果から、応募先を選んだり志望する企業とマッチする部分を確認したりできます。就活の提出書類や面接でもしっかり活用し、アピールにつなげてください。

自分について理解を深める自己分析のやり方を知りたい人は、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事も参考にしてみてください。

自分史の作り方と活用法について相談したい

 

就活で自分史を作る4つのメリット

就活の一環として自分史を作成すれば、自分の過去の経験を洗い出せたり、就活の軸が定まったりするメリットが得られるでしょう。

ここでは、就職活動で自分史を作成する具体的なメリットを4つ解説します。

1.自分の経験を思い出せる

自分史の作成から、過去の経験を思い出せるのがメリットの1つです。自分史を作ると昔の出来事について考える機会が増えるため、忘れていた経験やエピソードの詳細を思い出せます。

たとえば、「小学校5年生の頃にバスケ部に所属していた」という事実は覚えていても、当時の感覚を思い出せないとします。

そこで、自分史で深掘りすれば「夏の大会でベンチから始まったが途中で交代となり、シュートを決めた時に達成感があった」などの細かい感情や経験を思い出せる可能性が高まるでしょう。

2.自分の価値観や考え方を整理できる

自分史を作ると、以下のような内容を明確にできます。

・自分がどのようなことを頑張って取り組んだのか
・どのように考えピンチを切り抜けたか
・自分のどのような言動が周囲に影響を与えたか
・何に対して喜んだか など

自分の経験を網羅的に確認することで、異なる出来事でも共通点や特徴が浮かぶでしょう。自分はどんな価値観や考え方を持って生きてきたのか、「自分らしさ」を確認するのに自分史は役立ちます。

3.向いている仕事や就活の軸が定まる

自分史を作成すれば、向いている仕事や就活の方向性が定まり、志望する企業を見つけやすくなるでしょう。就活を進める中で、どのような仕事や環境に向いているのか見えない、どの企業に入社したいのか分からないといった状況になることもあるかもしれません。

その際、自分史を作っていれば、自分が大切にしたい基準や活躍できる場所を再確認でき、ブレずに軸に沿って選考を受けることが可能です。「なんとなく向いていそうだから」「大手企業だから」という抽象的な理由で企業を選ばなくなり、ミスマッチを避けられる可能性が高まります。

就活の軸について詳しく知りたい人は、「就活の軸とは?見つけるための4つのステップや回答のコツを例文付きで解説」の記事を参照するのがおすすめです。

4.面接でエピソードが話しやすくなる

自分史を作ると、就活で活用できるエピソードの発見にも役立ちます。面接では、予想外の質問をされるケースもあるでしょう。その際に対応できるよう、幅広く自分について理解しておくことが重要です。

自分史を作成すればより詳細な人生の棚卸しができ、面接で想定外の質問をされた際も自分の経験に基づいた説得力のある話ができます。

面接では具体的な経験を話した方が評価につながるため、自分史を通して多くのエピソードを洗い出しておくのが大切です。自己分析の中でも、自分史は時系列で情報をまとめるため、自分の価値観や考え方が形成された過程の把握にも役立つでしょう。

自分史の作り方と活用法について相談したい

 

自分史の書き方5ステップと形式の見本|質問例あり

自分史を書き出す効果的なやり方は、エピソードを選ばず思いつくまま書いたり、共通点をまとめたりすることです。

自分史とは自分の歴史を表す一覧なので、日本史や世界史などで歴史を表す際に使う年表をイメージすると分かりやすいでしょう。ここでは、自分史の有効な書き方を6つのステップに分けて解説します。

1.時系列で書き出す表を作成する

自分史を作成する際は、まず専用のノートを1冊用意してください。縦軸は小学校1年生から1年ごとに刻み、横軸には以下の内容を書きます。

・印象深いエピソード
・自分の行動と結果
・その経験から学んだこと・感じたこと
・経験から分かる特徴

細かな学年を思い出せない場合は、「小学校・中学校・高校・大学」と簡易的に分けて始めるのもよいでしょう。

なお、簡易的な自分史のテンプレートは以下の通りです。

印象深いエピソード 自分の行動と結果 経験から学んだこと・感じたこと この経験から分かる自分の特徴
小学校
中学生
高校生
大学生

2.エピソードを思い出すまま書き出す

自分史の表が作成できたら、自分への質問を繰り返し項目を埋めていきます。エピソードに書く内容は考えすぎず、ふと思い出したこともメモしてください。

なお、自分への質問はこのような例が挙げられます。

・頑張ったことは?
・特にこだわっていたことは?
・どのような性格だった?
・家族との関係は?
・友人と何をして遊んだ?
・趣味は何だった?
・部活や習い事、アルバイトはしていた?
・よかった・嬉しかった出来事は?
・嫌だった・悲しかった出来事は?
・心に残った特別な経験は?
・人間関係や人のためにしたことは?
・人から褒められたことは?
・どのような人を尊敬していた?
・勉強への取り組み方は?
・得意・不得意だった教科は?
・挫折した経験は?
・将来の目標や夢は?

この段階では簡単な回答でも問題ありません。「1問につき△分間考えて、思い出せなければ次の質問に進む」など、自分なりのルールを決めて取り組むとスムーズに行えます。

自分史を思い出せない時は日記やノートを振り返る

自分史を作成する際、どうしても具体的に思い出せない場合は、当時の日記やノートなどを振り返るのがおすすめです。

たとえば、落書き帳や交換ノート、夏休みの絵日記などでもよいでしょう。それが引き金となって思い出したり、当時の経験が今につながっていると判明したりすることがあるかもしれません。また、家族や友人など自分の過去をよく知る人に聞いてみるのもおすすめです。

3.エピソードを深掘りする

思いつく限り書き出したら、エピソードを深掘りしましょう。深掘りする際は、エピソードの根拠となる「なぜ印象に残っているのか」を追究するのがおすすめです。

たとえば、「△△を行ったことで喜んでもらえたから」と書いている場合、「どのような状況で、どのように考え行動した結果喜んでもらえたのか」を深掘りすれば、内容に信頼性が生まれます。深掘りした内容を基に、学んだことや感じたことも具体化してみてください。

4.モチベーショングラフに落とし込む

エピソードを深掘りできたら、モチベーショングラフを作成するのも大切です。

モチベーショングラフとは、人生の出来事についてモチベーションを基準にした波のようなグラフを指します。縦軸にはモチベーションの数値、横軸には学年を記載してください。

まずエピソードの中から自分の価値観がよく現れている内容や、頑張ったことといったプラスの内容と、辛かった経験・挫折したことなどのマイナスな出来事をピックアップしてください。

そして、モチベーショングラフに落とし込めば、自分にとって重大な出来事や、価値観が変わった時期などが可視化されます。モチベーショングラフを作成すれば、自分に合った企業だけでなく、避けたほうがよい仕事も明確になりやすいでしょう。

5.共通点をまとめる

最後に、深掘りしたエピソードやモチベーショングラフから共通点を見つけたら完成です。自分が輝けた経験の共通点を見つければ、強みや得意なことが明確になるでしょう。また、自分が挫折した経験の共通点からは、苦手なことや不得意な環境などが分かります。

この内容を基に、自分が持っている価値観への理解を深め、就活の軸を作成することが可能です。
なお、共通点が見つからない場合は、無理にまとめる必要はありません。ピックアップした内容から、特に傾向が強いと思うことを就活の軸の参考にするとよいでしょう。

自己分析には自分史やモチベーショングラフ以外の方法もあります。具体的なやり方を知りたい人は、「自己分析はノートを使うのがおすすめ!やり方や書いておきたい内容を解説!」の記事を参考にしてみてください。

自分史の作り方と活用法について相談したい

 

自分史を書き出す時の注意点6つ

ここでは、自分史を書き出す際に注意すべきポイントを6つ紹介します。

1.フォーマットを作成してから始める

自分史を書き出す前にフォーマットを作り、項目に沿って進めてください。
フォーマットがないまま思いついたことを書き出すと、時系列がバラバラになったり、内容の整合性が取れなくなったりし、混乱してしまう恐れがあります。

フォーマットがあれば、思い出した順に書いても時系列と内容が一致したり、1つの出来事から派生してほかのエピソードを掘り起こせたりしやすいです。

2.嘘や「盛り」はしない

自分史を作成する際は、事実をそのまま書くようにしてください。
就活で提出する書類や面接で、自分をよく見せるためについ嘘や事実を誇張してしまう人もいるかもしれません。しかし、事実と異なることを伝えてもどこかで辻褄が合わなくなったり、内容が曖昧になり説得力がなくなったりする恐れがあります。

自分史を作っても上手く活用できず無駄になってしまうので、必ずありのままの出来事や感じたことなどを書くようにするのが大切です。

就職活動での嘘については、「就活で嘘をつくのはNG?人事にバレる理由とリスク」の記事も参考にしてみてください。

3.客観性を持たせる

自分史を1人で作る際、客観性に欠けてしまう場合があるので注意しましょう。

エピソードの内容やアピールポイントなどについて、自分の視点と他人の視点では認識が異なる場合があります。また、自分では内容の整合性が取れているつもりでも、第三者が読むと意味が伝わらないケースもあるかもしれません。

そのため、自分史を作成したら、客観的な視点を取り入れるために家族や友人などに見てもらうのがおすすめです。自分の認識との差や、アピールにつながる内容かについてフィードバックをもらうとよいでしょう。

4.特別なことばかり思い出そうとしない

就職活動で使うからといって、自分史に輝かしいエピソードばかりを書く必要はありません。小さな経験だったとしても、学んだことや今につながっていることもあるでしょう。

大切なのは、出来事の大小ではなく、そこから自分が何を学んだかという点です。何かを受賞したり、優勝したりといったこと以外にも、「こんなことを言われて嬉しかった」「目立ってはいないがあの時に頑張った」というエピソードも書き留めましょう。

5.完璧な自分史を作ろうとしない

自分史を作成する際、「学年順に完璧な表を作る」ことが目的とならないよう注意してください。
自分史は、あくまで自己分析のための手段です。忘れている部分があっても構わないので、どんどん思い出したところから書いていきましょう。

6.自分史を作成して終わらない

自分史を作成して満足してしまわないよう注意するのも大切です。自分史を書き出すには労力や時間がかかるため、完成すると安心してしまうこともあるかもしれません。

しかし、そもそも就活に活用するために自分史を作るので、最終的にESや面接に取り入れるようまとめる必要があります。自分史が完成してからがスタートだと捉え、しっかり就職活動のアピール内容に落とし込んでください。

これらのポイントを念頭に置いて、自分史の作成を進めましょう。

自分史の作り方と活用法について相談したい

 

就活で自分史を書き出す時の作成例

ここでは、自分史を書き出すやり方の例を2つ紹介します。これから自分史を作る人や、やり方が不安な就活生は参考にしてみてください。

中学生時代の夏休みの宿題について

「中学生2年生の頃、友人とキャンプに行くために早めに宿題を終わらせた」という経験を深掘りします。

印象深いエピソード

中学2年生の頃、8月25日から2日間、友人4人と近所のキャンプ場に泊まる計画を立てた。両親に相談したところ、当日までに宿題を終わらせられるならよいと言われた。

自分の行動と結果

夏休み初日、どのようにすれば8月24日までに宿題を終わらせられるかスケジュールを立てた。まずは宿題の内容を全部書き出し、ボリュームや自分の得意・不得意から、それぞれにかかる時間を計算した。

また、塾の夏期講習や家族との帰省などの予定も書き出し、1日のうち勉強に充てられる時間を算出し、何をいつやるかすべて決めた。

予定を立ててからは、その日のノルマをクリアするまで遊びに行かないと決め、朝起きたらまず宿題を片付けるようにした。急な予定が入りスケジュールからずれることもあったが、その都度修正して無事に8月24日に宿題を終わらせ、キャンプに行くことができた。

経験から学んだこと・感じたこと

目的を達成するためには、事前に計画を立てることが大切であり、やみくもに手を付けていたら間に合わない可能性が高かったと感じた。

また、スケジュールを組むことでその日のノルマが明確になるので、「あとどのくらいやればよいか」と考えずに済み、宿題に集中できた。

この経験からわかる自分の特徴

目標達成のために、コツコツ努力を続けられる力がある。夏休みの間は友だちから急に遊びに誘われることも多かったが、「宿題が終わってから行く」と伝え、実際に有言実行できた意志の強さもある。

高校生時代のボランティア活動について

「高校2年生の頃、課外活動の一環として近隣の幼稚園でボランティア活動を行った」という経験について深掘りします。

印象深いエピソード

班に分かれ、それぞれ何をやるか役割を決めた。自分の班は折り紙担当となり園児と制作を行った。

自分の行動と結果

手先を使うのは苦手だったため、1週間前から練習をして、虫や動物などを折れるようにした。また、小さい子供と接する時に気をつけるポイントを親に質問した。

当日はゆっくり折り紙を折ることや、こまめに褒めることなどに気を付けて、園児と一緒にたくさんの折り紙作品を作った。

経験から学んだこと・感じたこと

幼稚園児はこちらが思っているより理解力が低く、想定よりゆっくりしたペースで折る必要があると気づいた。

また、褒められるとモチベーションが大きく上がることが途中から分かったため、「きれいに折れているね」「すごく上手だね」など、こまめに声をかけるようにした。

この経験からわかる自分の特徴

相手に合わせたコミュニケーションが取れる。行動スピードや会話の内容、どのようにすれば気持ちが上がるかなどを相手目線で考え、行動に移せる。

このようなエピソードは面接やESにも活用できます。ESの例文や効果的なアピールのやり方を知りたい人は「例文で学ぶ、エントリーシートの自己PRと志望動機」の記事を参照してください。

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選考中に自分史をより活用する方法

ここでは、作成した自分史をまとめESや面接で伝えるだけでなく、より有意義に活用するための方法を3つ紹介します。

面接で困った質問を自分史の項目に追加する

面接で聞かれて答えに困った質問があれば、自分史に書き足すのがおすすめです。

面接では、ある程度予想して回答を用意していても、想定外の質問に困るケースがあります。しかし、「答えられなかった」で終わらず、聞かれた内容に対応するエピソードがないか思い出し、自分史を更新するのが大切です。
エピソードを思い出しておけば、ほかの企業で同じ質問をされた際に役立つでしょう。

面接で想定される質問や対策を知りたい人は、「【プロ監修】新卒採用の面接で聞かれる40の質問と対策ポイント【質問シートあり】」の記事を参考にしてみてください。

定期的に自分史を見返す

就活中も、自分史を定期的に見返してください。就職活動を進めるうちに軸がぶれてしまったり、仕事や働き方に対しての理解が深まり、考え方が変わったりすることがあるかもしれません。

また、何度も見返すことで過去を振り返る機会が増え、思い出せなかったエピソードを思い出したり、新たな発見をしたりすることもあるでしょう。

自分に合う仕事に就くためには、感覚の少しのずれや変化を見逃さず、必要な軌道修正を行うことが大切です。多忙な就活中に自分と向き合う時間を作り、就活の軸やエピソードを確かめるためにも、定期的に自分史を振り返りましょう。

就活で一喜一憂した時に読み返す

就活中に浮足立ったり落ち込んだりした際に自分史を読み返すと、冷静さを取り戻せるのでおすすめです。たとえば、自分史を読み返し、過去に過剰なテンションによって失敗してしまったことを思い出せば、気を引き締め直す機会になるでしょう。

また、モチベーショングラフを見返して、自分の落ち込みやすいポイントにはまっていると分かった場合、「以前も立ち直れたから大丈夫」と気持ちを立て直すことにつながります。

自分の状況を客観的に捉え、今何をすべきか見失わないようにするためにも、一喜一憂しやすいポイントを自分史で把握しておくのが大切です。

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就活で自分史が書けず悩んでいるあなたへ

就職活動で活用するために自分史を作る中で、「思ったように書けない」「自分だけでは昔のことを思い出せない」と悩む就活生も多いでしょう。

自分史を作成するには、フォーマットに沿って思い出したことから書き出したり、過去の自分を知る人に客観的な視点で見てもらったりすることが大切です。

自分史の作成や内容に不安を抱く人は、就活エージェントに相談するとよいでしょう。キャリアチケットでは、就活のプロが一人ひとりに寄り添い、適切な質問をして思い出すきっかけを作ったり、出てきたエピソードのまとめ方や面接での効果的な伝え方などをアドバイスしたりします。

自分にマッチする企業から内定をもらえるよう、自分史を通じて上手く自己分析を行いアピールにつなげましょう。

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