自己分析が難しい・できないと思う人の特徴は?効率的な方法を紹介

このページのまとめ

  • 自己分析が難しいと感じるのは、目的や方法が分からないから
  • 自己分析が難しい場合は、これまでの人生を振り返るところから始める
  • 自己分析が難しい場合は、友人や家族に長所を聞くのもおすすめ

自己分析が難しい・できないと思う人の特徴は?効率的な方法を紹介のイメージ

「自己分析が難しい…」「うまくできない」と悩む就活生も多いでしょう。自己分析から得た情報は、自己PRや志望動機を作成する際に重要な役割を持ちます。自分の人生を振り返り、他の意見も参考にして分析するといいでしょう。

この記事では、自己分析が難しいと感じる就活生に向けて、うまくできない人の特徴と効率的な方法を紹介しています。自己分析を行う本当の目的も解説したので、苦手意識を持つ方は参考にしてください。

自己分析のコツとポイントを教えてもらう

   
目 次

自己分析が難しい・できないと感じる人の4つの特徴

自己分析が難しいと感じてしまう背景には、「自信がない」「やり方が間違っている」などが考えられます。なぜ難しいと思うのか、理由を紹介します。

1.自分に自信がない

自分に自信がないと、自己分析が難しいと感じやすくなります。「自分には成果を出した経験がない」「企業にアピールする材料にはならない」とネガティブに考えてしまうからです。

自己分析を行う目的は、自分について知ること。成功体験だけでなく失敗した出来事を書き出し、自分の個性や行動パターンについて考えてみてください。

2.自己分析にかける時間が少ない

自己分析の時間が少ない場合にも、難しさを感じやすくなります。途中で諦めず、最後までやり切りましょう。

自己分析に使う時間が少ないと、自己理解が不十分なままになってしまいます。「自分の特徴が分からない」「企業にアピールできる特徴が見つからない」という状況になってしまうので、時間をかけて行ってください。

3.自己分析の方法が間違っている

自己分析のやり方が間違っている場合も、うまくいきません。やり方を学んでから実施してみましょう。

過去の出来事を振り返るだけでは、自己分析はできません。出来事・失敗した経験を深掘りし、自分の考えや価値観、行動パターンを明確にしていくのが自己分析です。さらに、複数の出来事・失敗を深掘りし、共通点を探さなければなりません。

自己分析の具体的なやり方については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」の記事で紹介しています。

4.自己分析の目的が理解できていない

自己分析の目的が曖昧な場合も、うまくいかなくなってしまいます。何のためにすべきか分からず、ゴールが見えないからです。自己分析で自分の行動パターンが把握できると、今後の目標や進みたい道がみえてきます。まずは目的を理解し、なぜ自己分析が必要か考えてみましょう。

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自己分析が難しい場合は実施する本当の目的を理解しよう

自己分析を行う目的には、「特徴や強みを知る」「就活の軸を決める」などがあります。ここでは、基本的な自己分析の目的を紹介するので、うまく行かない場合の参考にしてください。

自己分析を行うのは自分を好きになるためではない

自己分析が難しいと感じる人の中には、「自己分析で自分を好きにならなければいけない」と考えているケースも多いです。また、自分が嫌いな人は、「自己分析をするのが怖い」と、避けたりやらなかったりすることもあるでしょう。

しかし、自己分析は、客観的に自分の性格や行動パターンを理解するものです。自分を好きになるために行うのではなく、自分について深く分析して理解し、志望企業にアピールできる長所や強みを見つけるのが目的。

ただ、自分に自信がないと就活で好アピールはできないため、自己分析を通して自分について理解を深め、好きにはならずとも自信を持てるよう意識してみましょう。

自分の特徴や強みを知るため

自己分析を行う目的の一つが、特徴や強みを理解するためです。特徴や強みを理解すれば、企業にアピールする自己PRや志望動機などに説得力を持たせられます。

就活では志望企業の採用担当者に自分の特徴をアピールし、評価してもらわなければなりません。まずは自分が強みを理解しなければ、アピールできる段階まで到達できないでしょう。

「自分の強みって何?」と疑問に思う学生は、「『強み』ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる『強み』の発見法」の記事を参考にしてください。あなたの特徴を志望企業にアピールするために、自己分析を実施してみましょう。

就活の軸を明確にするため

就活の軸を決めるためにも自己分析が必要です。就活の軸とは、働く際に譲れない、自分なりの基準を指します。

就活の軸の例は、「業界」や「仕事内容」「給料」「やりがい」などさまざまです。自分が何を基準に企業を選ぶのか、自己分析で考えてみましょう。就活の軸については「就活の軸とは?探し方のコツや具体的を例文付きで解説」の記事で紹介しています。

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自己分析の基本的なやり方

自己分析が難しいと感じる就活生に向けて、基本的なやり方を紹介します。まだ自己分析を行っていない学生も、うまくいかない学生も試してみてください。

1.これまでの人生を振り返る

まずは、これまでの人生を振り返りましょう。「幼稚園」「小学校」「中学校」「高校」「大学」のように分けると、整理しやすくなるのでおすすめです。

人生を振り返る際は、とにかく思いついたエピソードを書き出しましょう。「このエピソードは意味がない」と考え、書かないのはもったいないです。まずは、思いつくままに書いてみてください。

2.印象的なエピソードを堀り下げる

書き出したエピソードのなかから、印象的なエピソードを掘り下げましょう。自分史の古いほうから、「なぜ」に注目して掘り下げます。

たとえば、「なぜやろうと思ったのか」「なぜ続けたのか」など、行動の理由を考えてみましょう。「そのほうが楽だと思った」「選択肢がなかった」などのパターンも、正直にすべて書き出してください。

また、「どのような課題があったか」「どのような行動をしたか」「その結果どうなったか」なども掘り下げましょう。自分がどのような点で悩み、解決しようとしたかが明確にできます。

3.エピソードの共通点から考え方や性格を見つける

最後に、掘り下げたエピソードの共通点を探してみましょう。自分の考え方や価値観、行動パターンなどが見えてきます。その際、共通点から自分の長所や強みも探してみましょう。

たとえば「自分の意思で新しいことを始める」のであれば「主体性がある」「行動力がある」と分析できます。また、「最後までやり通している」のであれば、「責任感が強い」「忍耐強い」などと分析できるでしょう。

自己分析を行えば、これまでのエピソードから自分の特徴を発見できます。自己分析のやり方の一つとして、「自己分析シート作成で抑えるべきコツ|書き方のパターン・注意点も解説!」の記事も参考にしてください。

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自己分析が難しい人に向けた効率的な方法

自己分析が難しい人に向けて、効率的なやり方を紹介します。自己分析は、定期的に見直してブラッシュアップする必要があります。まずは以下を参考に、自分の基本情報を理解していきましょう。

過去の人生を振り返る自分史

自分史とは、日本史や世界史のように、自分が生きてきた歴史を年表で書き出していくものです。過去に経験していた出来事や失敗を思い出し、興味や関心、好奇心の共通点を見つけられます。

自分史の年表の全体像を視覚的にみることで、自分のことをより理解でき、就活の軸が定まるでしょう。就活の軸が定まると、就活の進め方や将来の夢が見つかりやすくなります。

自分史の作り方は、以下の順序で進めていきます。自分史を作成して共通点が分かると、就活の進め方や企業の選び方がみえてくるでしょう。

・Excelやスプレッドシート、ノートを用意する
・幼少期から「起きた出来事・失敗」と「至った経緯」を年表で書き出す
・書き出した年表の中から「頑張った経験」を選び出す
・頑張った経験の「共通点」を探す

なお、自分史はパソコンで書くと後から編集がしやすいためブラッシュアップがしやすくなります。思い出せなかった記憶を思い出した際に、綺麗に書き換えられるでしょう。

自分史の書き方について詳しく知りたい学生は、「就活における自分史の書き方は?書く内容やうまく書くコツを解説」でも詳しく解説しているので参考にしてください。

過去のやる気を可視化するモチベーショングラフ

モチベーショングラフとは、過去の出来事におけるやる気度合いをグラフに表したものです。感情や価値観、こだわりが可視化できるため、自己分析に必要な作業といえます。

モチベーショングラフは、以下の順序で作成していきます。

・グラフの縦軸にモチベーション、横軸に時間と書く
・年齢ごとのモチベーションの起伏をグラフに書く
・モチベーションが上下した時期の出来事、失敗を書く
・出来事、失敗に環境や人間関係を振り返る
・出来事、失敗に対する自分の感情・思考・行動を振り返る
・出来事、失敗の共通点や違いを考える

就活に関係する内容以外の感情もグラフに取り入れ、自分に正直になって作ることが重要です。グラフの作成後は、作って満足せず、分析を忘れないようにしましょう。

モチベーショングラフの作り方について詳しく知りたい学生は、「自己分析に役立つモチベーショングラフとは?作成のコツや活用方法を解説」でも詳しく解説しているので参考にしてください。

友達や家族からの意見を聞く他己分析

他己分析とは、他人からみた自分の強みや弱みなどの性格の意見を聞き、理解を深めることです。自分では気づかなかった性格や行動パターンを把握できます。

以下の順序で、他己分析を進めていきましょう。

・質問したい内容を用意する
・家族や友人以外にも、バイト仲間や先輩などさまざまな人に依頼する
・自己分析の結果と照らし合わせる
・志望する業界や企業で求める人材と照らし合わせる

回答をお願いする質問は、答えやすいように具体的な内容を用意しましょう。可能な限り、本音で向き合ってくれる人や社会人経験のある人に依頼することをおすすめします。

他己分析について詳しく知りたい学生は、「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」でも解説しているので参考にしてください。

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自分一人では自己分析が難しいと感じた場合の対処法

どうしても自己分析が難しい場合、周囲の人々に相談してみましょう。ここでは、自己分析が難しいと感じた場合の対処法を紹介します。

就活セミナーで自己分析のやり方を学ぶ

就活セミナーに参加し、教えてもらう方法もあります。自己分析の指導を行うセミナーを探し、応募してみましょう。

就活セミナーでは、自己分析のやり方はもちろん、グループディスカッションや面接対策なども行っています。志望企業からの内定獲得に向けてスキルアップするチャンスなので、参加することもおすすめです。

就活セミナーの詳細については、「就活セミナーの必要性とは?種類や参加時のポイントも解説!」の記事でまとめています。

自己分析ツールを使う

自己分析ツールを使い、診断してみるのもおすすめです。質問に答えるだけで結果が分かるので、試してみましょう。

ただし、自己分析ツールだけでは詳しい内容まで分からないこともあります。自己分析ツールと自分での分析の両方を行うと、より自己理解が深まるでしょう。

就活エージェントのサポートを受ける

就活エージェントに相談し、自己分析のやり方を学ぶのもおすすめです。就活のプロに依頼すれば、学生が自己分析で抱える悩みも解消するでしょう。

就活エージェントの場合、自己分析のやり方だけではなく、自己PRや志望動機にどのように活かすかも教えてもらえます。企業からの評価を高めるチャンスなので、活用してみるのも良いでしょう。

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「自己分析が難しい」と感じてサポートを受けながら終わらせたいあなたへ

自己分析は、成功体験や失敗体験から自分の性格や行動パターンを理解していくものです。志望企業へアピールするための選考対策をする上で重要な作業です。自分史やモチベーショングラフなどを作成し、自分を理解しましょう。

一方で、「1人で自己分析するのが難しい」「しっかりと分析できているか不安」と悩む就活生も多いです。自己分析に不安を感じる学生には、就活エージェントのキャリアチケットがおすすめです。

キャリアチケットでは、企業へアピールする強みが見つかる自己分析のやり方を、一からサポート。就活のプロであるアドバイザーが、就活生の希望に合わせてマンツーマンで指導します。

自己分析のやり方が全く分からない方でも大丈夫です。納得する就活がしたい大学生は、以下のボタンから無料で登録できるので、ぜひキャリアチケット相談してください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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