面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは

このページのまとめ

  • 面接では面接官を尊重した話し方をするのがマナー
  • 大枠から話して詳細を説明すると要点が伝わりやすくなる
  • 面接で分かりやすい話し方をするには、頭の中で話を構造化することが重要
  • 面接での話し方は、笑顔で聞き取りやすい声で話すこと

「面接での正しい話し方が知りたい」と思う就活生は多いでしょう。面接では丁寧な言葉遣いが求められるので、慣れないうちは困惑しますよね。
面接の鉄則は、面接官を尊重した話し方をすること。言葉遣いだけでなく、表情や態度にも気を配り、相手に敬意を示してください。正しい話し方をすれば、面接官にポジティブな印象を与えられるでしょう。
このコラムでは、面接での正しい話し方と注意点を解説し、選考突破を応援します。

 

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面接では面接官を尊重した話し方が重要


面接では、「面接官を尊重した話し方ができるか」が内定を左右する重要なポイントになります。相手を尊重するということは、相手の立場や気持ち、考え方に対して敬意や思いやりを持つということ。質問に対して一言で答えたり、一方的に話したりする行為は、相手を尊重しているとはいえません。
面接では面接官の話に耳を傾け、相手を思いやって的確な答えを返しましょう。

 

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面接での話し方で意識したい3つのポイント


面接では、分かりやすい話し方をしなければ話の要点が伝わりません。就活生が意識したい3つの話し方のポイントを確認しておきましょう。

1.大枠から話して話の全体像を明確にする

面接では分かりやすい話し方をするのが重要なので、最初に大枠から話して話の全体像を明確にします。出だしで「どんな話をするか」という全体像が分かれば、面接官が話を理解しやすくなるからです。
たとえば、面接で自己PRを求められた場合は、最初に「私の長所は〇〇です」と大枠から話します。あなたの長所が企業が求める能力と合致していた場合、話の冒頭から面接官の興味を引けるでしょう。

2.詳細を述べて具体的なイメージを持たせる

大枠を示して話の全体像を明確にしたら、詳細を述べて具体的なイメージを持たせます。話に具体性を持たせるためには、実体験を絡めて詳細を話すのがベスト。説得力が増し、あなたの人柄が伝わりやすくなるからです。
たとえば、面接で「私の長所はリーダーシップです」と自己PRをした場合、リーダーシップを発揮した経験を詳細として話します。「アルバイトリーダーを務めて店の売り上げアップに貢献した」「学内でイベントを主催して〇人の集客に成功した」というように、主体的に取り組んだ体験を話せば、面接官に長所が伝わりやすくなるでしょう。
なお、数字を入れると具体性が増すので、業績や結果が数値で分かるときは積極的に話に盛り込んでください。

3.頭の中で言いたいことを整理してから話し出す

面接では、面接官の質問をよく聴き、頭の中で言いたいことを整理してから答えましょう。思いついたまま話すと話に脈絡がなくなり、何が言いたいか伝わらないからです。
面接官に伝わる話し方をするには、質問の意味と意図を正しく理解し、的確な答えを返す必要があります。頭の中で話を大枠と小枠に分けて構造化し、筋道を立ててから話し始めましょう。

 

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面接における基本的な4つの話し方


面接官に好印象を与えるためには、話の構造だけでなく目線や表情、声にも気を配る必要があります。面接における基本的な4つの話し方を確認しておきましょう。

1.相手の目を見て話す

面接官に好印象を与えるためには、目を見て話すことが重要です。目を見ずに話すと、面接官に「嘘をついている」「自信がない人間」と判断されかねません。
目を見て話すことで、目線から面接官の気持ちを読み取れるというメリットも。面接官の目を見れば、「今の話が分かりにくかったかな?」「この話に興味があるみたい」といったことが分かるので、軌道修正しながら話ができます。
ただし、凝視すると面接官に緊張感を与えてしまうので、適宜目線を外して穏やかな雰囲気を作りましょう。

2.話すときは口角を上げて笑顔を見せる

面接では口角を上げて笑顔を見せ、面接官に明るい印象を与えましょう。無表情のまま話すと、面接官に「覇気がない」「コミュニケーション能力が低い」と判断されかねません。面接では自然な笑顔を心がけ、友好的な態度を心がけてください。
また、笑顔で話せば緊張した空気を和らげる効果も期待できます。自然に口角を上げることで、肩の力を抜いて面接に臨めるでしょう。

3.ハキハキした声で抑揚をつけて話す

言いたいことを伝えるためには、ハキハキした声で抑揚をつけて話すことが重要です。ハキハキした声は元気な印象を与えますし、抑揚をつけることで話の要点が伝わりやすくなります。アピールしたいことは高めの声で話し、声にメリハリをつけて面接官にインパクトを与えましょう。
また、声の高さは「冒頭は高め→終わりに近づくほど低め」になるよう心がければ、面接官に落ち着いた印象を与えられます。

4.面接官が聞き取りやすいスピードで話す

面接官に伝わる話し方をするためには、聞き取りやすいスピードで話すのが鉄則。早口で話すと、面接官に「落ち着きがない」「配慮が足りない」と判断される可能性があるからです。一般的に、人は緊張すると早口になりやすいので、面接では普段よりもゆっくりした話し方を心がけましょう。

 

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面接官にマイナスイメージを与える話し方には要注意


面接官にマイナスイメージを与える話し方をすると、内定に影響するので注意が必要です。要注意な話し方を下記でご紹介するので、自分に当てはまらないかチェックしてみましょう。

面接官の話を最後まで聞かずに話し出す

面接官の話を最後まで聞かずに話し出すのは、「あなたの意見は聞きたくない」と言っているようなもの。相手を軽視した失礼な態度なので、かぶせて発言するのはNGです。面接官の話は最後まで聴き、話が途切れてから発言してください。
また、面接官に好印象を与えるためには、「間」を置いてから話すのがおすすめ。間を置くことで話を整理する時間ができ、余裕を持った話し方ができるでしょう。

語尾を伸ばす子供っぽい話し方

語尾を伸ばす子供っぽい話し方は、面接官にマイナスイメージを与えるので避けたほうが無難です。「私はぁ~」「なのでぇ~」「ですぅ~」といった幼稚な話し方をする人は、「社会人として恥ずかしい」と判断されます。
面接では語尾を伸ばさず言い切って話し、落ち着いた印象を与えましょう。

「えーっと」「なんか」など話に無関係な口癖

「えーっと」「なんか」などの話に無関係な口癖は、面接の場にふさわしくありません。話が聞き取りにくくなりますし、だらしない印象を与えるからです。
また、気になる口癖が多いことで自信がない印象も与えてしまいます。口癖が多い人は、最初に「はい」や「そうですね」など一言入れてから話すようにし、癖が出ないよう注意しましょう。

話し方の癖は意識・練習すれば変えられる

自分の癖を意識し改善に向けて練習すれば、今からでも話し方は変えられます。
おすすめなのは、第三者に話し方を確認してもらい、癖を指摘してもらうこと。面接の練習を友人や知人に付き合ってもらったり、就活エージェントの模擬面接を利用したりすれば、自分の癖を客観的に把握できます。
癖が出ないように話す練習を重ね、面接官に伝わりやすい話し方をマスターしましょう。

「すごく」「たくさん」など具体的なイメージがしづらい話し方

面接では、「すごく」「たくさん」など具体的なイメージがしづらい話し方は避けましょう。具体的なイメージができない話は説得力に欠けるので、面接官の印象に残らないからです。
「すごく」「たくさん」と言いたいときは、具体的な数値に置き換え、話に説得力を持たせるよう心がけてください。

 

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就活生が知っておきたい面接における3つの話し方のマナー


就活の面接は、基本的なマナーを守って臨むことが大切です。就活生が知っておきたい3つの話し方のマナーを見ていきましょう。

1.一人称は「わたし」か「わたくし」

就活では、一人称を「わたし」か「わたくし」に統一するのがマナーです。どちらも社会人らしい丁寧な表現ですが、「わたし」よりも「わたくし」のほうがフォーマルな印象。金融系や公務員など、堅い仕事の場合は「わたくし」を使うほうが無難です。
「僕」や「俺」「自分」などの一人称は幼稚な印象を与えるので、面接で使うのは避けましょう。

2.話を聞くときは適度に相槌を打つ

面接では、適度に相槌を打ちながら面接官の話を聴き、話を聴く姿勢を示しましょう。
「はいはい」というような過度な相槌は「適当に聴いている」と判断されるので、話のペースに合わせて打つのがポイント。
面接官の話にかぶせないように、話が途切れたタイミングで目を見て相槌を打ちます。「はい」「ええ」「そうですね」など変化をつけて相槌を打てば、面接官にスマートな印象を与えられるでしょう。

3.背もたれには寄りかからない

尊大な印象を与える恐れがあるので、面接では背もたれに寄りかかって座ってはいけません。背もたれを使わず、背中を丸めて座るのも自信がなさそうに見えるのでNG。
座るときは座面の半分または4分の3程度まで浅めに腰をかけ、背筋を伸ばして座ってください。両手は太ももの上に置き、まっすぐ前を見て自信を持って面接に臨みましょう。
 

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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