エントリーシートの「長所と短所」で押さえるべきポイント

エントリーシートを見ますと、長所と短所を記入する欄があります。それぞれどのように書けばよいのでしょうか?

それぞれの書き方も悩むところですが、さらに長所と自己PRも書き分ける必要があります。これは面接でも自己PRを話したあとに長所と短所について聞かれる場合があるためです。

もちろん長所と自己PRは同じ内容にしてはいけません。

今回は、どのように長所と短所を書けばよいか、そして長所と自己PRの書き分け方についてお伝えします。
 

本記事の執筆者
高田 晃一(たかだ・こういち)

就職活動コンサルタント。これまで22,000名以上の就活生の内定獲得を支援。また、採用活動コンサルタントとして、日本全国さまざまな規模の企業の新卒採用活動の支援も行っている。著書に『2万2000人超を導いた就活コンサルタントが教える これだけ!内定』(あさ出版)、『188社落ちても内定とれた!大逆転の就活攻略法』(同文舘出版)。
 

自己PRと長所はどう書き分けるのか

まずは長所について。始めに「自己PRと長所との違い」についてお伝えします。この違いについて就活生に聞くと、納得のいく回答ができる人は意外に少ない。

100社以上のエントリーシートの出題文を考えてきた私から申しますと、
「自己PRは能力アピール」で「長所は性格アピール」です。

能力は後天的なもので、性格は先天的なものですね。

もっと端的に申しますと「◯◯力」でアピールするのは自己PRで、「◯◯性」でアピールするのは長所だ、と理解していただければ、ひとつの目安になります。
 

「長所なんてない…」と落ち込んでしまう人へ

エントリーシートに長所を書き出すとき、「私には長所がない!」と就活生が思い込んでしまう人がいます。

人間誰しも長所は絶対にあります。

長所をもってして、今まで生きてこられたのです。その今まで生きてこられた長所をエントリーシートに書いたり、面接で話したりすればいいだけです。

それでもどうして就活生は「私は長所がない!」と思ってしまうのでしょうか?

理由は2つあります。

1つ目は、長所についてのボキャブラリーが圧倒的に少ないためです。

長所を言葉で表すとき、自分のボキャブラリーが少なすぎるために「私は長所がない!」と思い込んでしまうのです。

つまりこれは、自分の頭の中にある長所のボキャブラリーを増やせばいいだけ。

本屋さんに行けば「ほめ言葉辞典」という本がいろいろな出版社から発売されています。これは長所についての単語が解説付きでたくさん掲載されている本です。

「自分の長所はない…」と悩んでいる就活生は、この「ほめ言葉辞典」を購入してみましょう。
自己分析をしながら本を読み、「私の長所はこれだな」と判断すれば、OKです。

2つ目は、周りの人と比較をしてしまう、ということです。

とりあえずは長所を決めてみた。しかし、この長所は隣のあの子に比べれば劣っている気がする。ゆえに私は長所がない。

と、このような感じです。これは全く無意味なことです。

なぜか?

地球には70億もの人間がいます。70億もいれば、上には上が絶対にいます。これは仕方がないことです。比較対象を”隣のあの子”から地球規模に広げて考えてみてください。

よって、「私の長所は◯◯だ」と決めたら、それで言い切ってしまいましょう。就活は言い切った者が勝つ、という側面もあります。

開き直って言い切りましょう。

長所と短所を書くときのポイント



◯長所の書き方

自己PRの場合、「私は貴社でさらなる利益の獲得に貢献できる人です」と全力でアピールしますが、長所はその必要がありません。

長所は「私の長所によって、周りの人々や日常生活に良い影響をもたらします」という方向性でアピールをすれば良いのです。

さらに長所は総じて、求められる文字数が、大体20~100字くらいで、どんなに多くても200字です。そうしますと、論じ方は見えてきますね。

ここで例を見てみましょう。
 

<森永製菓内定社の長所例>

私の長所は、「広く深く知りたいという、旺盛な好奇心」です。大学時代は、接客業・塾講師・学園祭・キャンプ、など幅広い分野に関心を持ち、それぞれに対して自ら深く関与し、行動してきました。


いかがですか?
最初に結論を端的に書き、そのあとにご自身のエピソードを述べればOKです。

ただし、ここで重要なのは、あなたが書いた長所が受ける会社の求めている人物像に合致しているのか、ということです。

合致していればなおさら通過しやすいでしょう。
 

◯短所の書き方

次は短所の書き方です。人間誰しも長所があれば短所もあります。しかし、エントリーシートやで書いてはいけない短所というものがあります。

それは何か?

受ける会社の業務に支障が出てくる短所です。これを絶対に挙げてはいけません。

たとえば、交渉を重視する商社なのに「コミュニケーションは苦手です」と言ったり、お金を扱う銀行で「数字は苦手です」と書いてしまうことです。

企業研究をしていけば、「これは挙げてはいけないな」ということがわかります。
では、具体的な書き方を見てみましょう。
 

<森永製菓内定者の短所例>

1つに熱中しやすく、他に手が付かなくなってしまうことや、深くまで考え過ぎてしまうところがあります。大学時代は飲食の接客業にて、忙しいお店を選び、スピーディーに決断、行動ができるよう訓練してきました。


いかがでしょう?

短所で重要なのは、その短所を自覚していること、そしてその短所を克服するために行っている努力を述べることです。

ここがきちんと書けていれば、「この人は成長意欲がある」と判断され、ESの印象を上げることができます。

以上が長所と短所の書き方で押さえておきたいポイントです。ここで書かれていることを実践して、あなたの就職活動を優位に進めていきましょう。

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