【実際のESをプロが添削!ES書き方講座#2】~Mさんガクチカ:アルバイト編~

こんにちは。キャリアチケットのキャリアアドバイザー・樋口です。
第1回ES書き方講座いかがだったでしょうか? 
ESは自分自身が伝わるように加筆・修正を重ねていくものです。最初から完成度の高いESをつくることはとても難しいと思います。早めに準備を始めて、周囲にいる人たちに添削をしてもらいながら、徐々に完成度を高めていきましょう。プロの目線での客観的なチェックをご希望の方は、ぜひ私達エージェントにご相談ください。いつでもお待ちしております。
第2回の今回は「学生時代に力を入れたこと」通称“ガクチカ”を添削していきます。ガクチカは自分をアピールするためにたくさんエピソードを盛り込んだ結果分かりにくくなりがちです。紹介するポイントを押さえてまとまりのある文章を作っていきましょう。

キャリアアドバイザー

樋口 美和子(ひぐち・みわこ)

大学在学中にインターンシップの斡旋団体に所属。卒業後にレバレジーズ株式会社へ入社。入社後はキャリアチケットの立ち上げメンバーとしてキャリアカウンセリングを担当。一人ひとりの気持ちに寄り添い本人の価値観に合った学生のキャリア支援をしています。

 

アルバイトです。現在のアルバイト先に私は、大学1年生の夏頃から働いています。勤務態度と学生の中では出勤が多かった事を評価され、アルバイトを始めて3年で、店長業務を任せていただくことが出来ました。それまでただ真面目に業務をこなしていただけなのですが、店長業務を任された事によってお店の売上も大事だと感じはじめました。そこで私は季節や月、曜日や時間でどのように売上が変化するのかをできるだけ理解するために、自分が出勤したら必ず商品別の売上と来客状況を確認し、大まかな一日の流れをメモ帳にメモしました。シフトがない日、時間の事は可能な限り他のアルバイトやパートの方に聞いて把握するように努めました。そのお陰でお弁当やパンの廃棄率減少に少しではありますが貢献することが出来ました。
※ES中に色付けされている箇所が、今回のポイントで触れる箇所です。下記で紹介する3つのポイントと連動して色分けをしておりますので、同じ色で連動しているポイントを参照してください。

①「この子のES読んでみたい!」と続きが読みたくなる書き出しを考えよう


1つ目のポイントは書き出しの“アルバイトです。”の部分。確実に読まれる1文目だからこそもっとインパクトのある書き出しの方が望ましいですね。現状の1文目は、アルバイトを頑張ったことはわかるのですが、どんなアルバイトをしていて、その中でも特に自分が何に注力したのかなどは書かれていません。この1文だと読み手に伝わる情報がとても少ないためもったいないと感じます。
人事担当者は大量のESに目を通さなければならないため、1枚のESにかけられる時間は1~2分とも言われています。1文目を、「読んでみたい!」と思わせるヒキのある文にすることは、構成が練られた読みやすいESにするのと同じくらい大切な要素です。

②初めて読んだ人でも状況がわかるレベルで、自身の背景はより具体的に書く


続いて2点目のポイントですが、自身が置かれている状況は具体的に書きましょう。ESでは自分の話を書くため、前提となる状況や情報が抜けてしまったまま書き進めてしまう就活生も少なくありません。初めて読んだ人でも状況が把握できるレベルで具体的に記述することをおすすめします。
今回のケースでいうと、例えば最初の部分、どんなアルバイトをしていたのかという情報が全くありません。接客のアルバイトをしてきたのか、それとも軽作業のアルバイトをしてきたのかによって与える印象は全く異なりますよね。仮に営業や接客業や販売業などの人と関わるの仕事を希望しており、接客のアルバイト経験があるならば、アルバイトの内容について具体的に書くことをおすすめします。どんなアルバイトで、どんな経験をしてきたのかなどが具体的に書いてあれば、読んだ担当者もイメージがしやすくなり、印象が大きく変わると思います。
 

③ビジネスの現場で求められる“問題の発見・課題の特定のプロセス”を意識して書こう


3点目のポイントは、ESの中に、問題の発見、課題特定プロセスを意識して盛り込むということです。今回添削したESではアルバイトを頑張ったということは伝わるのですが、アルバイトを頑張った中で、どこの部分に問題意識を抱き、その問題を解決するために、どのように働きかけたのかという部分が明確に書かれていないのが非常に勿体ないと感じました。
また、売上が大事だと気づき、売上を伸ばすために様々な観点から打ち手を実施したというようなエピソードが書かれているのですが、最後の部分で“廃棄率減少に貢献できた”という今までに触れていなかった内容が出てきます。売上を上げるために尽力した話が続いてきたのに、唐突に新しいエピソードが出てきたという印象を抱いてしまいました。
自分をアピールするために、様々なエピソードを盛り込みたくなる気持ちはとてもわかるのですが、エピソードは1つか2つに絞りましょう。そのときの背景や内容を具体的に記載したほうが、担当者も納得感を持つESに仕上がると思います。


 

プロが教えるポイントを意識して、自己PRを修正してみると…?


私は3年間続けたコンビニのアルバイトで店長のサポート役として売上のデータを活用し、年間売上を前年比130%することに貢献しました。3年目から店長業務を一部任されるようになってから、来店するお客様の層や時期によって売れる商品にムラがあることに気づき、商品の在庫管理を適切に行うことで売上を伸ばせると考えました。実際に詳細を調べたところ、平日は男性の利用率が7割を超えていることや、お昼にはボリュームのあるお弁当が売れているとが判明し、私は平日に男性をターゲットにした商品の在庫を増やすことを試みました。その結果、お客様の購入単価が上がり、年間売上前年比130%を達成することができました。

〈解説〉

今回ご紹介したポイントを踏まえてESを添削してみました。強調された1文目から始まり、アルバイトで意識的に取り組んだことを目的意識、自身が抱いた課題感に沿ってエピソードを整理しています。自分の取り組みがどのような結果につながったのかも具体的な数字で示すことで、状況の背景、思考、打ち手、結果がわかるようにまとまったと思います。

限られた文字数の中で、一読でわかりやすい文章を書くためには構成をしっかり考えることが必要不可欠です。構成を考える際は、“現状はどうなっていたのか”“課題は何と考えたか”“課題を解決するために何をしたか”“結果どうなったか”これらの要素を、順番に書くと、文章が整理されるので是非試してしてみてください。それでもなかなかうまく整理できない場合は一緒に考えさせていただきますので、いつでもご連絡ください。 
 

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