志望企業に就職したい!面接攻略法まとめ

このページのまとめ

  • 面接には、個人面接や集団面接、グループディスカッションなどさまざまな形式がある
  • 自己PRや志望動機、ガクチカといった質問が面接では頻出する
  • 抽象的な回答や根拠の無い回答は落とされる可能性があるため、具体的な理由を提示し自分の言葉で伝えるようにする
  • 入室時の立ち居振る舞いで、その就活生の第一印象が決まると言われているため、細かくマナーを網羅し自分のものにすべきである

ESや履歴書を送付し、書類選考を見事突破できたら、次に待っているのはいよいよ面接です。直接企業の人間と会って、自分の言葉で自身をアピールする場とあり、まったく緊張しないという方は少ないでしょう。
採用を勝ち取るためにも、対策をしっかり立てておきたいところ。そこで、知っておいて損はない攻略方法についてまとめてみました。ぜひご覧ください。

 

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面接の種類を知ろう

そもそも一口に面接と言っても、個人面接やグループ面接など、形式があるのをご存知でしょうか。特に面接自体が初めてという新卒の方は、何もかもが未知の世界。志望する企業がどの形式で面接を行うのかチェックしておきましょう。

グループディスカッション

グループディスカッションとは、4人~8人程度の複数のメンバーで、予め与えられたテーマについて討論を行うこと。企業の今後の課題や、時事問題についてなど、答えの無いようなテーマを出されることが多いです。
決められた時間内で結論を導くため、司会役や時間管理者、書記などの役割を決め効率よくディスカッションする必要があります。履歴書や筆記試験などでは得られない、リーダーシップや協調性、人の話を聞く姿勢などが確認される場です。

グループ面接(集団面接)

グループ面接は、4人~6人程度の複数人で行います。1次選考など、初期段階で実施することが多いです。一人あたりの回答時間が短いため、いかに質問の意図を理解し要点をまとめられるかが鍵。
全員に同じ質問を投げることも多く、ほかの就活生に流されることなく自分の意見を伝えられるかという点も見られています。また、ほかの就活生が回答している間の態度も見られているため、傾聴姿勢についても注意を払うようにしましょう。

個人面接

個人面接は、就活生1人に対し、面接官1人~複数人で行います。2次選考に実施されることが多いです。大人数を少人数にサクッと絞り込む目的の集団面接とは異なり、1つの質問を深掘りしながらじっくり時間をかけます。
受け答えや姿勢、態度などを細かくチェックされます。

圧迫面接

就活生のストレス耐性や臨機応変さをチェックする圧迫面接。わざと否定的な態度を取る、意地悪な質問をする面接を指します。
緊張する面接の場面で、威圧的な態度を取られると萎縮してしまい本来の力を発揮できない場合も。圧迫面接を行う企業はそうそう多くはないものの、もしものときのためにも事前に対策を立てておくことをおすすめします。
大切なのは、面接官も好んで嫌な態度を取っているのではないのを理解すること。ドキッとするような質問や態度へも、負の態度を取らずに冷静に対応するよう努めましょう。

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面接でよく聞かれる質問

限られた時間内にあなたの人柄や熱意を知るため、面接では以下のようにさまざまな質問が飛び交います。なにを聞かれても、動揺すること無く回答できるよう、面接で頻出する質問についてまとめてみました。事前にしっかり対策しておきましょう。

「自己PRをしてください」

面接で必ずといっていいほど聞かれる質問の1つです。面接官は、企業に合う人物か、どれだけの熱意を持っているのか、仕事に活かせる強みはあるのかなどを見ています。
企業が求める人物像をしっかりリサーチし、それとマッチしたアプローチをすることが大切です。実際に経験したエピソードを交えながら伝えられると、より具体的で説得力のある自己PRが完成するでしょう。

「志望動機を教えてください」

こちらもほとんどの面接で聞かれることの多い質問です。回答が内定獲得に影響する可能性は高めなので、しっかり対策しておきましょう。質問の意図は企業への志望度を確認するため。就活生のやりたいことと企業でやれることがマッチするのか、企業へどれほどの熱意を持っているのかなどを確認しています。
本やネット上にありふれているようなありきたりな動機は避け、なぜその企業でなくてはならないのか、根拠を深掘りしましょう。

「学生時代に最も力を入れたことは?」

通称ガクチカと呼ばれる定番の質問です。社会人経験のない就活生が、多くの時間を過ごした学校でどのような毎日を送っていたのかを聞くことで、あなた自身の人柄について把握しようとしています。
回答を考える前に6つのポイントを意識する必要があります。1つ目は結果。学生時代に力を入れたことに対する答えを簡潔に伝えます。2つ目は動機。なぜその活動をしようと思ったのかを伝えます。3つ目は課題。その活動を通して出てきた課題を伝えます。
4つ目は行動。出てきた課題に対し、どのような行動を起こしたのかを考えます。5つ目は結果。起こした行動により、どのような結果を得たのかを伝えます。最後は成長です。その結果からどのようなことを学んだのかを伝えます。
これらのポイントをおさえ、ガクチカへの回答を組み立ててみましょう。

「長所をおしえてください」

企業側が求めている人物とマッチするか否かを判断するため、面接官はこの質問をします。企業側の求める人物像をしっかりリサーチし、あなたのセールスポイントを存分にアピールしましょう。
実際にあったエピソードと併せて伝えることで、より説得力を与えることができます。

「短所を教えてください」

長所はまだしも、なぜわざわざ弱みを見せないといけないのでしょうか。質問する意図は、自分のことをしっかり理解しているのか、短所とどう向き合っているのか、改善しようと努力しているのかなどを見るためです。
そのため、回答する際は短所を言って終わりではなく、その短所をどう捉え、どう対策を講じているのかまで伝えるようにしましょう。

「働く上で大切にしたいことは?」

この質問を通じて、どういう基準で企業を選んでいるのか、あなたの持つ仕事への価値観と企業の考えがマッチするかどうかを確認しています。
回答を考える際に大切なのは、企業側が大切にしている理念を意識すること。積極的にコミュニケーションを取りたい、チームワークを大切にしたい、常に新しいことへ挑戦したいなど、企業側の思いに寄り添えるような意見を伝えられれば、ライバルとグッと差をつけられるでしょう。

「5年後どうなっていたいですか?」

この質問を通じて、将来に明確なビジョンを持っているのか、就活生のキャリアプランと企業のキャリアパスとに相違がないかなどを見ています。
回答を考える際に大切なのは企業研究です。企業のサイトにある先輩スタッフの声やOB/OG訪問などで、実際に27~28歳のスタッフはどのような仕事をしているのかを先回りしてリサーチしておきます。
“頼りになる存在になりたい”といった抽象的な回答ではなく、5年後任される可能性の高い仕事はなにかを考えてみましょう。

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こんな回答は落とされる?

回答によっては、良いアピールに繋がらないものもあります。避けたいほうが良いとされる回答についておさえておきましょう。

自分の言葉ではない

回答を考える際、本やサイトなどからいろいろ情報収集すると思います。どこかで聞いたことがありそうな回答や、例文をそのまま使った回答は、たくさんの面接を対応してきた担当者は分かってしまうもの。
本やサイトを参考にしつつも、自分の言葉で伝えるようにしましょう。

抽象的

「御社のサービスに深く感動して志望いたしました」「アルバイトを一生懸命にがんばりました」などの抽象的な言葉では、具体性に欠けるため、あなたの思いを届けることは難しいかもしれません。
どういうところに感動したのか、どうがんばったのかなど、数字や固有名詞を入れ込みながら伝えるようにしましょう。

他社でも言えるような志望動機

志望動機で大切なのは、なぜその企業でなくてはならないのかということ。どの企業でも使いまわしできそうな回答は避け、企業研究をしっかり行ったということをアピールしましょう。

根拠がない

自己PRや志望動機、長所など、どんな質問に対しても、回答には根拠がなければいけません。根拠がなければ、説得力がなく真実味がないためです。
自分の考えた回答に対し、なぜなぜなぜと深掘りすることを意識しましょう。
 

 

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面接マナーを知っておこう

面接で好印象を与えられる回答について対策ができたら、いよいよ最終段階です。基本的なマナーについておさらいしておきましょう。

待機中も気を抜かない

面接が始まるまでの待機中に、他の就活生としゃべったり携帯をチェックしたりだらしない格好で座ったりするのは避けましょう。待機中も見られていると考え、姿勢を正して静かに待ちます。
企業側から配布された資料や履歴書のコピーなどに目を通しておくと良いでしょう。

入室時のノックは3回

意外と盲点なのがノックの回数です。ノック2回はトイレ、3回は家族や友人などの親しい相手がいる場所、4回は初めて訪れる正式な場所と、プロトコールマナー(国際基準)で定められています。
では4回が正しいのではと思われるでしょうが、ビジネスシーンにおいては3回に省略可とされているのです。
ちなみにドアが開放されている場合は、ノックは必要ありません。

後ろ手にドアを閉めない

ノック後、「どうぞ」との返答があったら、「失礼いたします」と言いドアを開け入室します。面接官としっかり目を合わせドアを閉めましょう。この際、面接官にお尻を向けるのは失礼だと、後ろ手に閉める方がいます。かえって不自然になりますので避けましょう。
しっかりドアの方を向き、閉めてください。ドアを閉めたら、「本日はよろしくお願いします」と言った後に会釈をします。
面接官のほとんどが、「入室時の立ち居振る舞いで、ある程度学生のイメージは掴める」といいます。細かいところも気を抜かず1つ1つ丁寧に対応しましょう。

着席は合図を待つ

会釈後、用意されているイスまで歩いていきますが、着席はまだです。イスの横に立ったら「大学名とお名前をお願いします」と言われますので、「◯◯大学の◯◯と申します」と伝えます。
「どうぞおかけください」と言われたら、「失礼します」と言いバッグをイスの横に置き着席しましょう。

イスに浅く腰掛ける

着席したら、背もたれを使わず浅く腰掛けるようにします。顎を引き背筋を伸ばし、姿勢を正しましょう。
男性はこぶしを作り、軽く両膝を開いた太腿の上に乗せます。女性は両膝を閉じ、重ねた両手を太腿の上に乗せます。

笑顔

明るい表情の人に悪いイメージを持つ面接官はいません。緊張していると思いますが、終始笑顔を心がけましょう。

面接官の目を見る

質問した面接官の目を見ながら答えましょう。面接中ずっと目を見てしまうと、威圧感を与えてしまうので適度に視線を外します。面接官が複数いる場合は、質問した相手をメインに時々ほかの面接官にも目を配るようにしてください。
目を見ると緊張してどうしても力を発揮できないという場合は、鼻や眉毛などを見るようにします。相手からは目を見ているように思わせることができますし、緊張の緩和にも期待できるでしょう。

回答の前に「はい」

質問をされたら、「はい」と言ってから答えましょう。

ときには身振り手振りを交えて

考えてきた回答をそのまま言うと、どうしても暗記したものを言っているだけで会話とは呼べないときもあります。必要に応じてボディランゲージを加えつつ、あなたから出てきた言葉だというアピールができると、自然な印象を与えられるでしょう。

退室は合図を待つ

面接終了の合図が出たら、「本日はお忙しい中、お時間をいただき誠にありがとうございました」と伝え、着席のまま会釈します。イスの横に立ち、カバンを持ったら「失礼いたします」といって再度会釈。
ドアの前まで行き、開ける前に面接官の方を向いて最後にもう一度「失礼します」といって会釈をします。ドアを開け部屋の外へ出たら、目をしっかり合わせてからドアを閉めるようにしましょう。

いかがでしたか?以上のポイントをおさえることができれば、面接官に良い印象を与えることができ、内定へと近づく可能性が広がります。
守るべきマナーが細かくありますので、慣れるまでは大変です。しかし、練習を重ねるごとに自然と体が覚えてくれます。準備は必ず念入りに行うようにしましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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