就活のNG質問って?質問例やマナーをご紹介します!

このページのまとめ

  • 就活でNG質問をしてしまうと、企業からの心証が悪くなる恐れがある
  • 代表的なNG質問は、ネガティブな内容や調べればすぐに分かることなど
  • ほかの就活生のいる説明会で、自分だけが対象の質問をするのは避けよう
  • 就活を成功するためには、やる気を見せる質問を考えるのが望ましい

就活のNG質問って?質問例やマナーをご紹介します!のイメージ

企業に質問してみたいことがあるけれど、NGな内容ではないかと不安を感じている就活生の方は多いのではないでしょうか。まず「この質問をしたら企業側はどう感じるか」を意識することが大切です。このコラムではNG質問の例を、その理由とともにご紹介します。また、質問時のマナーの解説もしていますので、ぜひ参考にしてください。

 

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就活の場でNGな質問って?

就活の場では企業側に質問できる機会が多く設けられています。たとえば、企業説明会や面接の逆質問などです。そのようなとき、うっかりNG質問をしてしまわないように気をつけましょう。
NG質問をしてしまうと、企業からの心証が悪くなる恐れがあります。

NG質問例

ここでは、企業説明会や面接の逆質問時に起こりがちなNG質問の例を、理由とともにご紹介します。NGの理由を知り、自分が質問をしようと考えている内容に問題がないか確認しましょう。

調べればすぐに分かる質問

下記のように、企業のWebサイトページやパンフレットを見ればすぐに分かることを聞くのはNGです。

「売上高を教えてください」
「どのような商品を取り扱っていますか?」
「海外進出をしていますか?」
「従業員数を教えてください」
「主要取引先を教えてください」
「企業理念は何ですか?」

このように、調べれば分かることを質問してしまうと、「企業のリサーチ不足だ」とやる気を疑われてしまう可能性があります。また、企業説明会のなかで説明があった内容であれば、話を聞いていなかったと受け取られる恐れも。企業説明会に限らず、どのような場でも避けましょう。

ネガティブな質問

以下のような質問は、自分に自信がなさそうに聞こえたり、企業の悪いところを見ようとしているように受け取られたりしてしまうためNGです。

「新卒社員の3年以内の離職率を教えてください」
「ノルマが達成できなかった場合、ペナルティなどはありますか?」
「△△の知識がないのですが、入社してから学べば大丈夫でしょうか?」

応募者側は入社の判断として確認したいポイントではありますが、気になる場合はネットでの情報を探したり、OBへ聞いたりしましょう。企業へ直接聞く際は、単純に自分が知りたいことをそのまま聞くのではなく「この質問をしたら企業側はどう感じるか」を意識してください。

仕事への興味が感じられない質問

下記のような質問は、仕事への興味が感じられず、待遇面だけで会社を選ぼうとしているように受け取られる恐れがあります。

「有給休暇を利用して連休を取れますか?」
「毎月の平均残業時間はどのくらいですか?」
「いつ頃に年収△△万円まで昇給できますか?」
「前年のボーナスの支給実績を教えてください」

給与や休日の待遇などは仕事を選ぶうえで大切なポイントではありますが、求人情報を通して情報収集するに留めましょう。

企業が答えにくい質問

以下のような入社後のや従業員のプライベートに関する内容は、、企業側にとって答えにくい質問になります。

「入社後はどこに配属されますか?」
「転勤はありますか?」
「お昼休みはどのように過ごしていますか?」
「休みの日は何をしていますか?」

配属先や転勤に関しては、選考の段階ではまだ決まってないことが多いもの。また、仕事以外での過ごし方の質問から社風を知りたいという就活生もいることでしょう。しかし、回答が人それぞれ大きく変わるため、企業側は「回答しにくい」と感じることもあるようです。もし質問するなら座談会など、社員の方との距離が比較的近い場で質問しましょう。

自分だけが対象な質問(企業説明会時)

企業説明会はほかの参加者と時間を共有している場です。独りよがりの質問は、協調性を疑われてしまう恐れがあります。

「私の持っている△△というスキルを活かせる場はありますか?」
「△△の経験のある人の採用実績はありますか」

ほかの参加者の時間を奪ってしわないよう、気になるようであれば面接の逆質問時や説明会が終わった後に個人的に聞きに行くなど、個人の場で行うようにしましょう。

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質問を考える際のポイント

ここではNG質問になってしまわないよう、良い質問を考える際のコツをご紹介します。質問をすることは、プラスの評価が得られるチャンスでもあります。NG質問を恐れて何も質問しないのではなく、良い質問を用意しておくようにしましょう。

具体的に質問する

基本的に、質問の回答が「YES」「NO」で終わってしまうものは、聞きたい内容を深く知ることができないという難点があります。
そのため、下記の例のように「HOW」「WHY」を意識し、具体的な質問になるよう心がけましょう。

「職場の風通しは良いですか?また、どのような点にそう感じますか?」
「女性が働きやすい環境ですか?どのようなときに働きやすさを感じますか?」

これらの質問では「どのようなときに」「どのような点で」と聞いているため、「YES」「NO」だけではなくその理由まで知ることができます。

雰囲気や形式によって質問する内容を変える

大規模な説明会と、少人数で行う座談会では聞ける内容も異なります。大規模な説明会では聞きにくい、先輩社員のリアルな体験談なども、少人数の座談会では聞きやすい雰囲気のはずです。
大規模な説明会では、ほかの就活生も聞きたいであろうことを質問するようにしましょう。

やる気を見せる質問を考える

入社に向けて、自分に必要なものを聞き出し準備しようとする姿勢は企業側から見ても「やる気」が感じられます。
「新卒で入社した方が、入社後に勉強をされていることなどはありますか?」
「御社で活躍している方に共通する資質はありますか?」
「これから入社する新卒にあると良いなと思うスキルがあればお教えください」

上記のような質問からは「入社後、活躍するための努力をしよう」という意志が出ていて、良い印象が与えられます。また、就活生自身にとっても、準備しておくべきことを確認できる良い質問になるでしょう。

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質問をする際の5つのマナー

質問内容だけでなく、質問をするときの姿勢や話し方などのマナーにも気をつける必要があります。企業説明会など、ほかの参加者がいる場で質問をする際は、下記の5つのマナーを守るようにしましょう。

1.手をまっすぐ挙げる

まずは質問相手に見えるように、しっかり手を挙げましょう。ほかの参加者など多くの人の目に留まることになりますので、姿勢も意識するとなお好ましいです。

2.聞き取りやすい発言を意識する

会場内の参加者全員に聞き取れるように話しましょう。声のボリュームだけでなく、声のトーンや話すスピードにも気をつけると良いです。

3.質問は原則1つ

ほかの参加者にも考慮し、立て続けにいくつも質問をして時間を取らないようにしてください。
もし、どうしても複数質問をしたい場合は「2点聞きたいことがあるのですが」などと確認し、承諾を得てからにしましょう。

4.質問は簡潔に

前置きや質問自体が長いと、言いたいことが伝わりにくくなってしまいます。
回答者に「何を答えて欲しいのか」というのが伝わるように、簡潔に、分かりやすい質問を心がけましょう。

5.質問が終わったらお礼をいってから着席する

質問に答えてもらった後はお礼を伝えましょう。
基本的なことに感じますが、実際の場では質問をすることで、緊張してお礼を忘れて座ってしまう人もいるのです。
自分は大丈夫、という方も改めて基本のマナーを意識しておくと良いでしょう。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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