面接がつらい理由とは?乗り越える方法も解説

このページのまとめ

  • 就活がうまくいっていないと、面接をつらいと感じやすい
  • 面接がつらいときは、完璧な答えよりも会話のキャッチボールを意識しよう
  • 面接がつらいときは1人で溜め込まず、第三者に相談して気持ちを楽にしよう
  • 面接では人柄も評価されるため、自分の言葉で説明するのが成功のコツ

面接がつらい理由とは?乗り越える方法も解説のイメージ

面接がつらいと感じる就活生は多いでしょう。
つらい原因は、「不採用が続いている」「予定を詰め込み過ぎた」など人それぞれかと思います。
面接がつらいときは、原因を考え対策するのが効果的。ポジティブな気持ちで面接に臨めば、選考通過率もアップするでしょう。
このコラムでは、面接がつらい理由や乗り越える方法を詳しく解説します。意識すべきポイントについても解説するので、ご一読ください。

 

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面接がつらい理由とは?

就活が長引くほど「面接がつらい」と感じることも。どのようなときに面接がつらくなるのか、下記で確認しておきましょう。
 
・何社面接を受けても不採用が続く
・面接官に人格を否定されるような発言をされた
・周囲の人が順調に内定を獲得している
・1日に複数社の面接を受けるなど、予定を詰め込み過ぎている
・周囲に流されて就活しており、目的意識がない

失敗が原因で自信を失えば、面接がつらくなるのも無理はありません。周囲の人が順調に内定をもらい、自分だけもらっていない場合、プレッシャーからつらくなることもあるでしょう。
面接がつらい背景には、相応の理由があるものです。「自分は弱い」と決めつけず、冷静につらい理由を分析してみましょう。

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面接のつらさを和らげる7つの方法

考え方や行動を変えれば、面接のつらさは和らぐ傾向があります。具体的な方法は下記のとおりです。

1.考え方を変えてみる

面接がつらいときは、視点を変えて現状をポジティブに捉えましょう。面接でつらいと感じることは、就職してからも感じることだといえます。就職後も、上司にきつい一言を言われたり、自分だけミスしてしまったりすることはあるでしょう。「今の苦労が社会で役に立つ」と考え、根気強く就活することが大切です。
不合格になったとしても、「自分は社会に必要とされていない」と過度に落ち込むことはありません。「企業との相性が悪かった」「縁がなかった」と気持ちを切り替え、次の選考に集中しましょう。

2.リフレッシュする時間を設ける

就活から一旦離れ、リフレッシュする時間を設けましょう。就活中にはできないことを、思い切り楽しむのがおすすめです。リフレッシュして考え方をリセットすれば、ポジティブに面接に臨めるでしょう。
「面接を◯社受けたら美味しいランチを食べに行く」というように、自分にご褒美をあげるのも効果的。頑張っている自分を認めてあげることで、ストレスを溜め込みにくくなるでしょう。
真面目な人ほど自分に厳しく、根を詰めて就活する傾向があります。疲れはつらさの原因になるので、適度な休憩を心掛けてください。

3.周囲と比べない

周囲の人が内定をもらったとしても、焦らず自分のペースで就活を続けましょう。就活は誰かとの競争ではなく、自分の未来を決める手段です。劣等感に駆られるのは本末転倒なので、自分に自信を持って着々と選考を受け続けましょう。
周囲の合格報告に左右されやすい人は、意図的に情報をシャットダウンするのも効果的。SNSでは同級生の近況を見ないようにし、必要な就活情報だけに目を通しましょう。

4.会話のキャッチボールを意識する

面接官を1人の人間と捉え、会話のキャッチボールを意識しましょう。「こう答えれば好印象なはず」と逆算して考え、「正しい答え」にこだわっている人は要注意です。
面接では、学生の能力だけでなく人柄や伸びしろも評価されています。完璧さにこだわると答えがテンプレート化し、個性が伝わりにくくなることも。受け答えも機械的になる傾向があり、コミュニケーションに不安を抱かれる可能性があるでしょう。
自分のことを伝えるだけでなく、面接官との対話を意識するのがポイントです。「初対面の人との会話を楽しむ」意識があれば、リラックスして面接に臨めるでしょう。

5.第三者に相談する

困ったときは家族や友人、先輩など信頼できる第三者に相談して、気持ちを楽にしましょう。自分と異なる意見を聞くことで、視点が変わる可能性もあります。
どのような悩みでも、1人で抱え込むのは良くありません。悪いほうにばかり考えが偏ってしまい、ますます気持ちが落ち込む恐れがあります。悩んだときは周囲に頼り、自分を客観視するのが大切です。

6.大学のキャリアセンターを利用する

面接がつらいときは、大学のキャリアセンターを利用するのも一つの手です。大学のキャリアセンターでは、求人情報が得られるほか、個別面談や模擬面接にも対応してもらえます。就活に関するセミナーや講演会、懇談会などのイベントも開催されるため、情報収集に役立つでしょう。身近にある相談機関なので、気軽に利用するのがおすすめです。

7.就活エージェントに相談する

効率的に内定を目指したい方は、就活エージェントを利用しましょう。就活エージェントとは、プロのアドバイザーが内定獲得までトータルでサポートするサービスのこと。自己分析やESの添削、模擬面接などプロの視点でアドバイスをもらえるのが魅力です。自分の特性に合った企業も紹介してもらえるので、1人で就活するよりマッチング率がアップするでしょう。

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面接がつらい人が意識すべき4つのポイント

就活への取り組み方が間違っていると、面接がつらくなる傾向があります。下記で、意識すべきポイントを確認しておきましょう。

1.自分の考えを自分の言葉で説明する

就活ノウハウの例文に頼らず、自分の考えを自分の言葉で説明しましょう。自分の価値観や強みを軸に、個性をアピールするのが大切です。質問に対する答えを箇条書きで考え、思い浮かべながら答えても良いでしょう。
また、面接では回答に対して掘り下げる質問がくると予測されるので、あらかじめエピソードを考えておくのが効果的です。説明する際は、「結論→理由」の順で話し、分かりやすさを意識してください。

2.清潔感を意識し身だしなみを整える

第一印象は合否を左右する大事なポイントなので、清潔感を意識し身だしなみを整えましょう。シャツにシワや汚れがあったり、髪がうっとうしく顔にかかったりしていると、だらしない印象につながります。伸びた爪や無精ヒゲ、派手なメイクも就活にふさわしくありません。
日常的に全身鏡で身だしなみをチェックし、乱れていたら整える癖をつけましょう。

3.笑顔を心掛け表情を明るくする

表情は人柄を感じ取る材料になるので、面接では笑顔を心掛けましょう。肩の力を抜き、口角をやや上げるのがポイントです。笑顔は爽やかな印象を与えられますし、「相手に興味がある」というサインにもなります。こちらの笑顔に面接官がつられて、場が和むこともあるでしょう。
なお、表情は話す内容に合わせて変えるのが効果的です。「短所を話すときは真剣な顔」のように工夫すれば、親近感のある人柄のアピールにもなるでしょう。

4.企業研究で志望動機を明確にする

企業研究を徹底し、「どうしても入社したい理由」を明確にしましょう。応募先企業の特徴と自分の強みを絡め、どのように貢献したいかアピールするのが大切です。
企業の業務内容や課題、経営ビジョンなどを調べ、今後の動向を把握しておきましょう。同業他社と比較し、「応募先企業ならではの特徴」を知っておくのもポイントです。「応募先企業でなくてはいけない理由」を説明できれば、志望動機に説得力が出ます。
企業研究を深めるには、インターンシップに参加したり、企業訪問したりするのが効果的。OB・OG訪問で社員に話を聞き、働き方ややりがいを聞いても良いでしょう。

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面接で答えづらい代表的な質問

本番で答えに詰まって失敗し、面接がつらくなった人もいるでしょう。ここでは、就活生が答えづらい代表的な質問について解説します。

「当社の仕事はつらいですが耐えられますか?」

面接官が「うちの仕事はつらいが大丈夫か」と聞くのは、学生の入社意欲や仕事に対する覚悟を知るためです。面接官は、早期退職のリスクを恐れています。企業研究で応募先の仕事内容を理解し、「それでも頑張りたい」という意欲を示しましょう。
信憑性を持たせるには、「〇〇のために頑張れる」という理由を説明するのが大切です。さらに、困難を乗り越えたエピソードを絡め、「だから耐えられる」という流れにすると、話に説得力が生まれます。タフな自分をアピールできれば、面接官を納得させられるでしょう。

【例文】
はい、耐えられます。
御社の仕事は変化に流されず適切に対応し、確度の高い施策を提案する迅速さが必要だと認識しています。自主性が重視され、課題を見つけ分析する力が求められることから、仕事は大変になると理解しているつもりです。
しかし、私自身これまでの人生で課題解決に向けて行動し、結果を出すことにやりがいを感じてきました。アルバイト先のアパレル店では、マネキンのコーディネート担当に立候補し、新規顧客層の獲得に貢献した経験があります。
挑戦することにやりがいを感じるため、ハードな仕事にも耐えられる自信があります。御社においても、クライアントを取り巻く環境を分析し、最適なサービスを提案していきたいです。

「人生で一番つらかったことは何ですか?」

面接官が「人生で一番つらかったこと」を聞くのは、学生のストレス耐性を知るためです。「どんなことをつらいと感じるのか」聞くことで、仕事での苦手分野を知る手がかりにもなります。
「人生でつらかったこと」を聞かれたときは、仕事に活かせるエピソードを話するのがポイントです。アルバイトやサークル活動など、人との関わりのなかでのつらかった体験を話してください。「つらいけど諦めなかった」という流れにすれば、忍耐力のアピールになります。
また、「つらいときにどう行動し、何を学んだか」説明できれば、入社後の働き方をイメージさせられるでしょう。エピソードは「何がどうつらかったのか」を具体的に説明し、数字が分かるときは積極的に入れ説得力を持たせてください。

【例文】
人生で一番つらかったのは、交換留学の学内選抜に落ちたことです。
小学校から英語をマスターすることを目標としており、交換留学を目標にしていました。しかし、大学1年時にはTOEICのスコアが足りず、夢が破れてしまいました。落ち込みましたが、本来の目標は英語力の習得と考え、留学せず語学力を磨くことに気持ちを切り替えました。
アルバイト先は外国人旅行者が多いホテルのフロントを選び、日常的にネイティブと会話する機会を増やしたのが工夫の一つです。独自に観光スポットをリサーチし、どんな質問にも柔軟に答えられるよう準備してきました。
結果として英語力が上達し、大学1年次には500点だったTOEICのスコアが、2年次には890点にまで伸びました。
この経験から、視点を変えて行動すれば、目標は達成できることを学びました。御社でも広い視野で課題を捉え、これまでにないサービスを提案しインバウンド獲得に貢献していきたいです。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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