就活で聞かれる「人生で一番つらかったこと」はどう答える?例文つきで解説

このページのまとめ

  • 就活でつらかったことが聞かれるのは、あなたの困難の乗り越え方を知るため
  • 就活でつらかったことが聞かれる場合、つらい経験から何を学んだかも伝える
  • 就活でつらかったことを伝える場合、不幸話で終わらないのが大事

就活で聞かれる「人生で一番つらかったこと」はどう答える?例文つきで解説のイメージ

「就活で人生で一番つらかったことを聞かれたらどうこたえる?」「どんなエピソードでもいいの?」などと悩む就活生もいるでしょう。つらかったことを聞かれた場合は、「どのように立ち直ったか」「何を学んだか」を伝えるのが大切です。

この記事では、就活でつらかったことを聞かれた場合の回答方法や例文を紹介しています。最後まで読めば、つらかったことのエピソードで評価を受け、選考通過につなげられるはずです。

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目 次

就活で「人生で一番つらかったこと」を聞く企業の意図

企業が就活の採用面接で、「人生で一番(最も)つらかったことは何ですか?」と聞くのは、応募者がどんなときにつらさを感じるのか、困難や失敗から学力があるかを知りたいからです。

1.どのようななことにつらさを感じるのか知るため

面接官は、就活生がどのようなことに対して「つらい」と感じるのかを知ることで、人間性や価値観、ストレス耐性などを見抜こうとしています。

人によって「つらい」と感じることは異なるもの。他人には些細なことでも、自分にとっては大きな出来事と感じる場合もあるでしょう。

就活生の経験から、仕事でどのようなことにつらさやストレスを感じそうか、イメージする材料にしています。

2.困難を乗り越える力をチェックするため

「つらい」経験をどのように乗り越えたのか、その過程から就活生の精神力や忍耐力を図ろうとしています。

社会人になれば、仕事をするうえで課題や失敗に遭遇することもあるでしょう。困難を乗り越えるためには、どんなことがあっても仕事に対する意欲やモチベーションを保ち続ける精神力や忍耐力が必要です。

「仕事を途中で投げ出さずに最後までやり遂げることができるか」を知りたいという点も、この質問の意図といえるでしょう。

3.失敗から学ぶ力があるか知るため

企業は、就活生が「つらい経験から何を学んだのか」を知ることで、成長意欲や向上心を見ようとしています。仕事上起こった失敗やトラブルは、そのまま放置しておくわけにはいきません。責任を持ち、再発しないように努めることが大切です。

社会人経験のない就活生の場合、仕事上の失敗やトラブルを「つらい経験」に置き換えて、そこから学べる力=成長力のチェックが面接官の狙いといえます。

苦労したことを回答する方法については、「面接で苦労したことを聞かれたらどうする?回答のポイントと例文を紹介」も参考にしてください。

4.ストレス耐性を見るため

ストレス耐性がどの程度あるかを確かめるために、つらかったことを聞く採用担当者もいます。仕事ではストレスのかかる場面や責任のある場面が多く、耐えられるかどうかが大切だからです。

ストレス耐性が低いと、ミスや失敗を重く受けとめ、悩んでしまうかもしれません。ストレス耐性によって、どの程度サポートが必要かも変わってくるでしょう。入社後にトラブルなく仕事ができるように、ストレス耐性を確認しています。

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就活で「人生で一番つらかったこと」に答えるときの5ステップ

就活で、「人生で一番つらかったことは?」「今までで最もつらかった経験は?」と聞かれたら、次の5ステップで答えると効果的です。

1.つらかった経験の概要を簡潔に述べる

まずは、つらかった経験について簡潔に説明しましょう。回答のメインはつらかったことではなく、そこから何を学んだかという点です。企業の質問の意図を考え、エピソードの概要は手短にまとめましょう。

2.つらさを定量的に伝える

ただ「つらい」「苦しい」「大変」と述べるだけでは相手にどの程度の感覚なのか理解してもらうことはできません。

「(アルバイトで)普段50人程度のところ、500人以上の来客があったため、10倍のスピートで仕事をこなすことは精神的にも肉体的にもつらかった」というように、つらさを具体的な数字で表しイメージしてもらいやすくしましょう。

3.あきらめずに努力したことをアピールする

ポイントは、「困難を前に、あきらめずに努力した点」をアピールすること。先述したように、面接官は就活生に困難を乗り越える力があるのかを見ています。

「あきらめなかったこと」「努力したこと」を伝えると、精神力や忍耐力といったストレス耐性を効果的にアピールできるでしょう。

4.困難を乗り越えるために工夫した点とその結果を伝える

困難を乗り越えるための行動から、仕事上の問題解決能力をイメージできます。つらい経験を乗り越えるために行ったことや工夫した点、その結果はできるだけ具体的に伝えてください。

具体的な行動とその結果は、回答後に深堀りされる可能性もあるので、エピソードに盛り込めない内容もメモに残しておくことをおすすめします。

5.学んだこと、仕事に活かせることを述べる

最後に、つらい経験から学んだこと、仕事へ活かせる価値観や向上心を得たことなどを述べ、成長意欲を示しましょう。

「つらい経験からこんなことが大切だと知った」「挫折に直面したときの向き合い方を学んだ」など、仕事で困難に直面した場合に活かせる学びを伝えると効果的です。

挫折経験の答え方については、「挫折経験が見つからない人必見!探し方や面接でのアピール方法【例文8選】」も参考にしてください。

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就活で「人生で一番つらかったこと」を答えるときのポイント

就活の面接で、「人生で一番つらかったこと」を答えるときは、単につらかったことを述べるのではなく、解決に向けて行動したエピソードや目標に挑戦した内容を述べましょう。

自分から解決に向けて動いたエピソードを使う

「つらかったこと」を答える際は、自分から解決に向けて動いたエピソードを取り入れる点がポイントです。自分で動いたのではなく、周りの環境によって解決に至ったことは、大きなアピールには繋がらないでしょう。

自分で何かに挑戦して成し遂げた経験を伝えられるように、事前に用意しましょう。

大きな目標に挑戦したときのエピソードを使う

人生で一番つらかったことを伝える際は、大きな目標に挑戦したときのエピソードを使うといいでしょう。困難を乗り越える過程や壁にぶつかったときの自分の対応をアピールできます。

小さな目標よりも大きな目標に挑戦する行動は、面接官にインパクトを与え、心を掴むアピールポイントにつながりやすいです。エピソードを選ぶ際は、「大きな目標を設定して行動した過程」を伝えてください。

面接で話してもメンタルがぶれないエピソードを使う

面接で人生で一番つらかったことを話すときは、メンタルがぶれない程度のエピソードを使いましょう。面接で動揺し、質問に答えられなくなる可能性もあります。

また、過度につらい話は暗いイメージを与えて面接の雰囲気が悪くなり、マイナス評価につながる可能性も。面接本番はできるだけ緊張せずに、自分の力を出し切る必要があります。すでに克服し、自分の中で解決できている内容を抜粋してください。

面接で緊張しないコツについては、「面接で緊張しないコツとは?答えに詰まったときの対処法も解説」の記事も参考にしてください。

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就活で「人生で一番つらかったこと」を答えるときの注意点

「人生でつらかったこと」に関する質問に答える際に気をつけるべき点は3つあります。面接対策の参考にしてください。

1.単なる苦労話で終わらせない

つらかったことを伝える場合は、苦労話で終わらないようにしましょう。エピソードを伝えるだけでは採用担当者が知りたい内容がわからず、アピールになりません。

大切なのは、「あなたがつらい経験から何を学んだのか」です。失敗やトラブルなどを通して何を学び、どのように対処したのかを伝えましょう。

2.仕事をするうえで活かせる経験を選ぶ

つらかったことのエピソードは、仕事に活かせそうな経験を選びましょう。仕事に活かせない内容を伝えても、アピールにはなりません。

たとえば、「この経験から、あきらめずに努力する大切さを学びました。仕事でも簡単にあきらめるのではなく、最後まで努力し続けます」と答えれば、仕事での活かし方が伝わるでしょう。

採用担当者にアピールできる経験を選ぶことは、選考通過に向けて大切です。

3.解決できていないエピソードは避ける

つらさを克服できていないエピソードや、現在もつらいエピソードはやめておきましょう。解決できていない場合、経験から学んだことや活かせることがないかもしれません。

「ただつらかった」「今もつらい」で終わってしまえば、仕事で活かせる内容ではないでしょう。ポジティブな印象を与えるためにも、解決済みのエピソードにしてください。

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就活における「人生で一番つらかったこと」の回答の例文

ここからは、「人生で一番つらかったこと」の回答の例文を紹介します。ただし、例文をそのまま使うのではなく、オリジナルのエピソードを考えるようにしましょう。

例文1.大学受験の失敗

私が人生で一番つらかったことは、大学受験の失敗です。高校生活を部活動に捧げていたため、推薦入試を考えていました。しかし、部活動に力を注ぎ過ぎた結果、勉強を疎かにして推薦枠をもらえませんでした。

「一般受験をする」と決断したものの、入試日まで約4ヶ月しか残されておらず、途方に暮れていました。そこで、入試日から逆算して勉強計画を立て、2科目受験ができる大学を中心に志望校を定めました。また、「入試日まで4ヶ月もある」と考え方を変え、毎日の勉強を前向きに捉えました。

大学受験の結果は、第二志望の大学に合格です。計画を立てて、着実に力を伸ばし続けることができたと考えています。

仕事で困難にぶつかったときも、しっかりと計画を立て、あきらめずに遂行する姿勢を持ち続ける人材を目指します。

例文2.アルバイトでの失敗

私がこれまでで一番つらかったことは、アルバイトでの失敗です。大学入学後すぐに始めたカフェのアルバイトで、年に1度発売されるコーヒー豆を少なく発注し、楽しみにしていたお客様に届けられませんでした。

二度とこのようなことがないようにするために、発注時はダブルチェックを怠らないようししました。お客様の信用を取り戻すために発注の確認を始め、お客様とのコミュニケーションにも励みました。

自分のミスが店舗の信用に関わるといった責任感を重く受けとめ、仕事に対する誠意を改めるきっかけになりました。

入社後も、責任感を持って業務を遂行し、お客様を大切にする姿勢を持つ人材を目指します。

例文3.部活動での失敗

私が人生で一番つらかったことは、大学の部活動での失敗です。小学生から野球に励んでいたため、大学でも野球部に入部しましたが、怪我により全日本大学野球選手権大会の出場を逃してしまいました。

学生最後の大会だったため、焦りと興奮で練習をしすぎたことが要因だと考えています。練習のスケジュールを組み、無理のない程度に練習をするべきだったと後悔しました。

次の大会を目標にし、リハビリと練習を計画的に両立させ、無事に大会では特別賞を受賞しました。大会までに仕上げたい内容を書き出し、練習のスケジュールを立てる大切さを知りました。

仕事においても、冷静に計画を立て、困難な業務を遂行できるような人材を目指します。

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就活で避けたい「人生で一番つらかったこと」のエピソード

つらかったことのエピソードには、避けたい内容もあります。アピールにつなげられる内容を選べるように、どのようなエピソードがNGかを知っておきましょう。

家族の不幸

「家族や飼っているペットがなくなった」「兄弟姉妹がいじめになっている」など、深刻な話は避けてください。採用担当者が返答に困ってしまいます。

あなたにとっては「人生で最もつらかったこと」でも、就活の場でふさわしい内容ではありません。また、自分の能力やスキルで解決できる内容でもないので、やめておきましょう。

嘘のエピソード

インパクトのある話にしようと思って嘘をついてはいけません。就活の場では、「人生でつらかったこと」に関するもの以外にも、志望動機や自己PR、学生生活で力をいれたことなど、さまざまな質問をされます。

嘘をついていると、後々話の整合性がとれなくなり、「さっきの話と違う」「信頼できない」という印象になる可能性も。就活の場で嘘をつくことは絶対に避けてください。

就活で噓をつくリスクについては、「就活で嘘をつくとどうなる?ばれる理由やリスクも解説」の記事で紹介しています。過去を振り返り、実際に合ったエピソードを使ってください。

「特にありません」

就活の場で、「特にありません」と答えることは避けたほうが無難。「考える気がないのか」とマイナス印象になる恐れがあるからです。

人生でつらかった経験が特にない場合でも、「苦戦したこと」「困ったこと」などと「つらいこと」に近いエピソードを探してみましょう。

レベルが低い失敗談

「アルバイトの仕事内容が難しくて覚えられない」「課題を提出し忘れて先生から怒られた」など、日常でありがちな失敗談は、自分の評価を下げる恐れがあるので避けましょう。

「入社しても同じようなことで音を上げるのでは」という印象を与えれば、採用したいとは思ってもらえません。すぐ対処できるような簡単な内容ではなく、困難や苦労したことに焦点を当てて考えてみましょう。

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就活で伝える「人生で一番つらかったこと」が思いつかない場合の対処法

つらかったことが思いつかない場合、自己分析や過去の振り返りから探してみましょう。忘れているだけで、「あのときはつらかったな」と思う経験が出てくるかもしれません。

ここでは、人生で一番つらかったことが思いつかない場合の対処法を4つ紹介します。

自己分析を行う

まずは自己分析を行い、これまでの経験を振り返ってみましょう。よかったことも悪かったことも振り返るのが大切です。

今思えばよかったことも、当時は苦しみ、成功したからよかったと思えている場合があります。また、うまくいったからこそ、学べたこともあるでしょう。

自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で解説しているので参考にしてください。

家族や友人に聞いてみる

家族や友人に、「大変そうだった時期や、つらそうだった時期はある?」と聞いてみましょう。あなたがつらいと感じていなくても、周囲からすればつらそうに見えることもあります。

また、自分が忘れているけど、周りが覚えているエピソードもあるでしょう。自分だけで思いつかない場合、周囲に聞いてみるのがおすすめです。

一番大変だったことを振り返る

「つらい経験」がない場合、これまでで「一番大変だった」経験を振り返りましょう。ポジティブ思考ができており、つらいとあまり思わない人もいるからです。

大変だったことからも、苦労したことや学んだことをアピールできます。過去の経験で大変だったことをリストアップし、一番大変だったエピソードを選んでみてください。

挫折経験から探す

挫折経験を振り返り、つらかったエピソードとして伝えるのもおすすめです。あなたも「努力したが実現できなかったこと」「全力を尽くしたが結果が出なかったこと」などがあるでしょう。

ポイントは、挫折で終わるのではなく、もう一度チャレンジできたエピソードを選ぶことです。たとえば、「県大会の決勝で負けてしまい、悔しかった。そこから練習を全力で取り組むことで、全国大会に出場できた」のような出来事であれば、ネガティブで終わらずにアピールできます。

挫折したままあきらめた経験を伝えてしまうと、仕事でもあきらめそうだと思われるので気をつけてください。

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就活で「人生で一番つらかったこと」が思い浮かばない方へ

就活で「人生で一番つらかったこと」を企業側に伝えるときは、大きな挑戦に自ら行動して達成する過程を伝えると効果的にアピールできるでしょう。

しかし、人生で一番つらかったことがなかなか思い浮かばない就活生も多いです。「挑戦をしたことがない」「何かを達成したことがない」などと感じる方は、就活支援サービス「キャリアチケット」がおすすめです。

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自分のアピールが苦手な方は、下のボタンから登録できるため、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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