面接が怖いときの原因と対策とは?行きたくないときの対処法も解説

このページのまとめ

  • 面接が怖いときは、「失敗しても次に活かせる」と楽観視すると良い
  • 「自分に合う企業はほかにもある」と考えれば、否定されるのも怖くなくなる
  • 面接が怖いときは、質問に対する答えを用意しておくのがおすすめ
  • 模擬面接で場慣れしておけば、本番でも力を発揮できる
  • 面接が怖い人は、完璧な回答よりも素直な対応を意識しよう

面接が怖いときの原因と対策とは?行きたくないときの対処法も解説のイメージ

「面接が怖い」「行きたくない」と思う就活生は多いでしょう。
面接が怖い原因は、「否定されたくないから」「準備不足だから」など、人によってさまざま。
恐怖心を抱いたままでは力を発揮できないので、リラックスすることが重要です。原因に合わせた対策をすれば、堂々と面接に臨めるでしょう。
このコラムでは、面接が怖いと思う原因と対策を詳しく解説するので、ご一読ください。

 

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面接が怖いと就活に影響する恐れがある

面接が怖いと思っていると、就活で自分の力を発揮できなかったり、モチベーションが下がったりする恐れがあります。
下記で、考えられる影響を確認しておきましょう。

萎縮して本来の実力を発揮できない

面接が怖いと思っていると、本番で体が萎縮し、本来の力を発揮できない恐れがあります。
個性や強みがあっても、自分の言葉で説明できなければ面接官には伝わりません。事前にアピールしたいことを準備していても、面接官に伝わらなければ内定にはつながらないでしょう。

就活に対するモチベーションが下がる

面接が怖いと、就活全体に対して苦手意識が高まり、モチベーションが下がる傾向にあります。
就活に対して逃げ腰になり、意欲的に取り組まなくなる恐れも。結果として不採用が続き、さらにモチベーションが下がるという悪循環も考えられます。場合によっては「内定をもらえないまま卒業」となってもおかしくないでしょう。

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面接が怖いと感じる4つの理由

面接が怖いと感じたときは、自分の心を見つめ直し原因を探りましょう。
代表的な理由は下記のとおりです。

1.不採用続きで失敗するのが怖い

不採用が続くと、「同じ失敗はしたくない」と面接を恐怖に感じる就活生が多い傾向にあります。過去の失敗がトラウマな場合、「同じミスは許されない」「完璧にしなくては」と自分を追い込むことも。
真面目な就活生ほど悩みを1人で抱え込み、「どこに行ってもだめなのではないか」と恐怖心を抱いてしまいます。

2.「就活失敗=人生終わり」のプレッシャーがある

「就活に失敗したら人生のレールから外れてしまうのでは」と恐怖を感じる人も少なくありません。
日本では「新卒で就職」という考え方が一般的なため、プレッシャーを感じる人が多い傾向にあります。「失敗したら後がない」と思い込んでいると、自分の個性を面接でアピールできないでしょう。

3.自分に自信がなく否定されるのが怖い

自分に自信がない人は否定されるのが怖いため、面接に恐怖を感じる場合があります。
個人面接でも集団面接でも、「変なことを言っていないか」「間違えていないか」が気になり、言いたいことを言えない可能性も。
不合格になった場合、「自分は社会から必要とされない人間だ」と、自己否定する恐れもあるでしょう。

4.準備不足でうまくできるか分からない

十分な面接対策ができていない場合、うまくできるか心配で面接が怖いと感じることも。
特に地方の学生が首都圏で就活をする場合、時間とお金を節約するため、スケジュールを詰め込んでしまうケースも。1日に説明会や面接を複数入れている場合、対策に時間がかけられず「質問にしっかり答えられないかも」と不安になるでしょう。
また、心配性な学生の場合、十分な対策をしても「まだ足りないのでは」と不安になる可能性があります。

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面接が怖いときに効果的な10の対処法

面接が怖いときは、考え方や行動を変えることがおすすめ。「何とかなる」と楽観視できれば、面接の恐怖も和らぐでしょう。
おすすめの対処法は下記のとおりです。

1.失敗しても次に活かせると考える

「ここで失敗しても、次の面接に活かせる」と思えば、気持ちが落ち着くでしょう。
練習のつもりなら肩の力も抜けるので、本来の力を発揮しやすくなります。
失敗したときは「否定された」と落ち込むのではなく、「何が原因か」を冷静に分析することが重要。反省と改善を繰り返していけば、面接を受けるごとにブラッシュアップできるでしょう。

2.自分に合う企業はほかにもあると考える

「不採用になっても、自分に合う企業はほかにある」と気持ちを切り替えるのがおすすめ。
面接に落ちるのは、企業が求める人物像と、自分の能力が一致しなかっただけのこと。人格を否定されたわけではありません。
面接で聞かれたことや答えに詰まったことを振り返り、次の選考の対策に使いましょう。

3.履歴書やESの内容を充実させ話すことを整理する

面接が怖いときは、履歴書やESの内容を充実させ、話す内容を整理しておきましょう。
面接官は履歴書やESの内容をもとに質問するのが一般的。応募書類では自分のアピールポイントを簡潔に伝え、面接では一歩踏み込んで具体的に説明してください。
内容を忘れないように、履歴書やESはコピーをとり、面接前に読み直すのがおすすめです。

4.質問を想定し答えを用意しておく

質問と答えを書き出すだけでも十分面接の練習になります。
どんなことが面接で質問されるのかを予想して、思いつく限り紙に書き出してみましょう。質問が思い浮かばないときは、Webサイトや就活本で調べるのがおすすめ。
面接官の質問の意図を考え、的確な答えを考えておきましょう。

5.模擬面接を繰り返し場慣れする

模擬面接を繰り返し場慣れしておけば、本番でも落ち着いて力を発揮できます。
本番同様に視線や話し方、表情などに注意するのがポイント。面接官は家族や友人のほか、大学のキャリアセンターや就職エージェントのスタッフに依頼すると良いでしょう。
誰かの模擬面接につきあい、面接官の立場になるのもおすすめの方法。面接官の視点に立つことで、「どうアピールすれば分かりやすいか」を客観的に把握できるでしょう。

6.完璧さよりも素直さを意識する

面接では人柄も評価の対象になるので、完璧さよりも素直さを意識しましょう。
どんなに練習を繰り返したとしても、質問に答えられないことはあります。答えに詰まったときは、「緊張しています」「申し訳ありません」と素直に言うことが大切です。素直に非を認める姿勢は社会人として大切ですし、正直に話すことでかえって印象アップにつながる可能性もあります。
面接はコミュニケーションの場なので、状況に合わせて自分の考えを素直に伝えましょう。

7.面接官と自分は対等な立場と考える

評価されるのが怖いときは、「面接官と自分は対等な人間」と考えましょう。
面接は企業側が一方的に応募者を選ぶ場のようにみえますが、実際は応募者も企業側を選べます。自分と企業の相性が良いか、働き方を想像できるか、面接をとおしてチェックしてください。
また、面接官はあなたのことを知りたいと思い、質問をしています。敵ではなく「自分に興味がある相手」なので、心を開いて対話しましょう。

8.他人と見比べず自分の個性を尊重する

成功している他人と見比べず、自分の個性を尊重するのがポイントです。
周囲に内定を獲得した人がいたとしても、性格や強みをマネするのはおすすめできません。実像とは違う自分を取り繕っても、面接官に見抜かれるでしょう。
参考にするのは就活の進め方や考え方にとどめ、自分ならではの個性で勝負してください。

9.面接官との対話を意識しコミュニケーションに力を入れる

面接は面接官との対話の場なので、双方向のコミュニケーションを意識しましょう。
押さえておきたいポイントは下記のとおりです。

・口角を上げて笑顔を見せる
・面接官の目を見て話す
・ハキハキと大きな声で話す
・面接官の話に相槌を打つ
・自然な身振り手振りを入れてインパクトを出す
・「結論→根拠」の順で簡潔に説明する

面接官も人間なので、笑顔を見せれば笑ってくれる可能性もあります。明るい表情は緊張を和らげるため、話しやすい雰囲気を作れるでしょう。

10.就職エージェントに相談してアドバイスをもらう

面接が怖いときは、就職エージェントに相談してプロのアドバイスをもらうのもおすすめ。
就職エージェントとは、自己分析から面接対策、内定獲得までトータルでサポートしてくれるサービスのことです。プロのアドバイザーに相談できるため、面接に対する恐怖が和らぐ傾向にあります。
自分にマッチする企業も紹介してもらえるので、1人で悩むのに比べて効率的に内定を目指せるでしょう。

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面接で泣く3つの原因

面接が怖い人の中には、面接中に泣いてしまう人も少なくありません。面接で泣く人には、共通する原因があります。
下記で、原因となるシチュエーションを確認しておきましょう。

1.緊張している

面接で緊張していると、不安が強まり涙目になる傾向があります。
質問にうまく答えられなかった場合、パニックになり泣いてしまうこともあるでしょう。面接に対して過度なプレッシャーを感じている人は、予想外の自体が引き金になるようです。

2.面接官から厳しい発言があった

面接官から厳しい言葉を投げかけられた場合、追い込まれて泣く人も少なくありません。
企業によってはわざと厳しい質問をして、対応力をチェックする「圧迫面接」を行う場合も。自分の欠点を指摘する発言があった場合、傷ついて泣いてしまうことも考えられるでしょう。
ただし、暴言や人格否定、差別的な発言があった場合はハラスメントの疑いがあります。自分を恥じるよりも、企業側の姿勢を疑問視したほうが良いでしょう。

3.思ったように答えられない

準備とおりに答えられなかった際に、悔しさで泣いてしまう人もいるようです。真面目に努力してきた場合、成果を発揮できなかったことにショックを感じるでしょう。
また、集団面接で優秀な学生と同席した場合、劣等感にかられて涙することも。自分の至らない点が目について、恥ずかしさを感じることもあるでしょう。

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面接で泣いてしまったときの対処法

面接で泣いてしまったときは、「申し訳ありません」「緊張のあまり涙が出てしまいました」と一言謝り、気持ちを落ち着けましょう。
面接官によっては、涙を拭く時間を与えてくれる場合も。気持ちを切り替え、その後の面接できちんと答えられれば、内定が出る可能性もゼロではありません。
なお、面接中に「泣きそう」と気づいたときは、呼吸を深くするのがおすすめ。呼吸そのものに意識を集中すれば、心が落ち着き涙を抑えられるでしょう。

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面接が怖くて行きたくない場合の対処法

面接が怖くて行きたくないときは、行きたくないのか行けないのかはっきりさせましょう。原因によっては、面接に行かないという選択肢もあり得ます。
詳しい対処法は下記のとおりです。

行きたくないのか行けないのか見極める

面接に行きたくないときは、行きたくないのか、行きたいけど行けないのか見極めましょう。
「頑張れば行けるが、行きたくない」場合は、気持ちが原因で行動できない可能性があります。
「頑張りたいけど体が動かない」場合は、心身に負担がかかり「行きたいけど行けない」状態にあるといえるでしょう。

行きたくても行けない場合は行かないほうが無難

精神的な理由で行きたくても行けない場合は、行かないほうが無難です。
強いストレスを抱えたまま面接に臨んでも、不合格となりかえって心身のバランスを崩す恐れがあります。
辛いときは休憩し、心と体を休めましょう。信頼できる第三者に相談し、自分の気持ちを聞いてもらうのもおすすめな方法です。

行きたくなければ「行かなかった場合」の未来を考える

行かなかった場合の未来を考え、面接に行くべきか自分で判断しましょう。
面接に行かなければ、その企業で内定をもらうことはできません。業界や企業について、理解を深めるチャンスを逸した可能性もあります。万が一不採用が続いた場合、受けられる企業がなくなり、「あのとき受けておけば良かった」と後悔する恐れも。
行かないメリットよりも行くメリットのほうが多いと思ったら、気持ちを切り替えて面接対策しましょう。

「行かない」と決めたら早めに連絡する

面接に行かないと決めたら、企業側に早めにキャンセル連絡しましょう。丁寧な対応を心がければ、連絡方法はメールでも電話でも構いません。
ただし、当日キャンセルの場合、担当者がメールを確認できない恐れがあるため、電話連絡のほうが無難です。
キャンセルする理由を答えにくい場合は、「体調不良のため」「一身上の都合により」などぼかすと良いでしょう。

【メール連絡の例文】
件名:面接辞退のご連絡(〇〇大学 山田太郎)

本文:
〇〇株式会社
人事部〇〇様

大変お世話になっております。
〇〇大学の山田太郎と申します。

〇月〇日(〇)に、一次面接のお約束を頂戴しておりましたが、一身上の都合により辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

お忙しいところ貴重なお時間をいただいたにも関わらず、大変申し訳ありません。
身勝手なお願いで大変恐れ入りますが、何卒ご理解、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
本来直接お詫びすべきところでございますが、メールでのご連絡となりましたことを重ねてお詫び申し上げます。

末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

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山田太郎

〒XXX-XXXX
東京都〇〇区〇〇X丁目X-X
電話 XXX-XXXX-XXXX
メール yamada.taro@XXX.com
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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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