「就活が怖い」と感じて動けないのはなぜ?原因と対処法をご紹介

このページのまとめ

  • 就活が怖いと感じる原因は、内定をもらえないことや社会人になることへの不安にある
  • 怖いと感じたまま就活を行うと、自信をなくし内定が遠ざかる恐れがある
  • 就活でよくある失敗例は、「面接がトラウマになる」「他者と比較してしまう」など
  • 就活が怖くて動き出せない場合は、就職しないことのリスクを考えよう
  • 就活が怖いと感じたら、休息を取ったり第三者に相談したりして対処すると良い
     

「就活が怖い」と感じて動けないのはなぜ?原因と対処法をご紹介のイメージ

「就活が怖い」「面接が怖い」「社会人になるのが怖い…」そのように感じている方は多いのではないでしょうか?就活に対して恐怖や不安を感じてしまう理由は人それぞれです。
このコラムでは、就活に対する不安の原因と対処法を解説します。就活でよくある失敗例も紹介しているので、怖さを乗り越えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

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就活が怖いと思う6つの原因

就活が怖いと感じる理由は、将来への不安や慣れない面接、他者からの評価など、人によってさまざまです。以下で、考えられる主な原因について把握しておきましょう。

1.内定をもらえないことへの不安

内定を獲得できないことへの不安から、就活が怖く感じてしまう場合があります。
特に、周りの人たちが内定を獲得している中、自分だけ内定をもらえていないと、不安感は増すでしょう。このような状況が続けば、「このままずっと内定をもらえないのでは?」と就活に対してネガティブな気持ちを持つこともあります。

2.社会人になることが怖い

社会に出て働く具体的なイメージが湧かず、就活に恐怖心を抱いてしまうことも。
また、社会人としての責任感や自由な生活が送れなくなることに対する重圧から、就活を怖いと感じることもあるようです。

3.ブラック企業へ入社してしまうことへの不安

自分が受けようと思っている企業が「ブラック企業だったらどうしよう…」という不安から、就活そのものが怖くなってしまうケースもあります。
面接や説明会での印象は良かったのに、「実際に入社し働き始めたらイメージと違った」ということも。過酷な残業時間やモラハラ、パワハラなど、入社する前には見えない部分を想像して不安になる人もいるでしょう。

4.自分に自信がない

「面接でうまく受け答えができない」「何度も不採用になった」などの状況が続くことによって、自分に自信がなくなり、就活が怖いと感じることもあるでしょう。
自信を失うと自分の強みも見出しづらくなるため、「就活に受かる気がしない」など、ネガティブな思考に陥りやすくなる恐れがあります。

5.面接への恐怖心

「面接しても失敗するのでは?」「人前で話すのが苦手」といった理由から、就活に恐怖心を抱いてしまうこともあります。
就活において面接の出来は採用可否の結果を左右する重要な局面。そのため、「うまく受け答えできなかったらどうしよう」と悩む人は多いでしょう。

6.選考結果を知るのが怖い

選考結果が悪かったときのことを考えて、就活が怖いと感じてしまうこともあるでしょう。
企業が不採用を下す理由には、「良い人材だったけど、自社の雰囲気には少し合わないかも…」といった可能性も。結果ばかりをクローズアップしてしまうと、落ちた理由の多様性に目を向けられず、自分の人格自体を否定されたような気持ちになりがちです。

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就活がトラウマだと感じているあなたへキャリアアドバイザーからのアドバイス

就活は、ずっと頑張り続ける必要はありません。やり方を変えてみたり、好きなことでリフレッシュしたり、思い切って一旦離れてみても大丈夫です。

友人や家族に相談しづらい場合は、第三者である就活エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。キャリアアドバイザーには、気張らず素直な気持ちを話してみてください。自分では思いつかなかった、新たな視点が見つかるかもしれません。

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就活が怖いままで活動するのは避けよう

恐怖心を抱いたまま活動すると、就活に悪影響を及ぼすことがあります。下記で詳しい内容を確認しましょう。

悪循環を招き就活が長期化しやすい

怖いという感情を抱いたまま就活を続けると、内定が出にくくなり就活が長期化しやすいでしょう。
就活が怖いと感じれば、感情がネガティブな方向に傾きやすく、自信喪失に繋がる恐れがあります。自信のなさやネガティブな感情は、言葉に出さなくても声のトーンや表情、態度に表れがちです。そうなると、面接官にポジティブな印象を与えにくくなり、内定が遠ざかることも。
就活は長引く分だけ、企業の求人数が減り選択肢は少なくなるのが一般的です。内定が出づらい状況で活動を続けても、思うように就活が進まなくなる恐れがあるでしょう。

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「就活が怖い」を引き起こす主な4つの失敗例

就活の失敗経験から「怖い」という感情を持ってしまう方もいるようです。ここでは、就活でよくある失敗例をご紹介します。

1.自分の好みだけで応募する

自分の好きな企業にだけ応募してしまうと、「想像していた社風と違った」「自分には合っていない」などのミスマッチを引き起こす恐れがあります。応募先企業とのミスマッチは、自分だけでなく、企業側も「求めている人材」とのギャップを感じる可能性が高いため、不採用に繋がりやすいといえるでしょう。不採用が続けば、自信を喪失して就活が怖くなることもあり得ます。

2.面接がトラウマになってしまう

面接で失敗した経験が、トラウマになってしまうことも考えられます。人前で話すことに抵抗がなかった人でも、上手に受け答えができないと「また失敗してしまうのでは?」と面接自体をストレスに感じてしまう可能性があるでしょう。

3.他就活生と比べてしまう

「友人は内定を獲得したのに、自分は不採用ばかり」と周囲と自分を比べてしまい、自分に自信をなくしてしまうこともあるでしょう。
他就活生と自分を比較し過ぎると、自分の就活の方向性や強みを見出しづらくなります。自分が他人よりも劣っているように感じて、「どこにも就職できないのでは?」という悲観的な思いを抱いてしまうことも考えられます。

4.失敗の連続から行動が起こせなくなる

「また選考に落ちるかもしれない」「自分に合う企業が分からなくなった」といった不安が、次の行動を躊躇させる要因になる可能性もあります。
前述したように、不安や自信のなさが面接官に伝わると内定を遠ざける要因になることも。選考に落ちて、さらに自信をなくし、また次の選考でも落ちてしまう…といった繰り返しから、次第に行動を起こせなくなる人もいるでしょう。

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怖くて動けない!就活をしない場合のリスクとは?

怖くて次の行動を起こせないという方は、就活しなかった場合のリスクを考えてみましょう。就活をしなかった場合、主に下記のようなリスクが考えられます。

不安定な生活を送る可能性がある

新卒で就活せず内定のないまま卒業した場合、フリーターという選択肢を選ぶ方もいるでしょう。
しかし、フリーターとしてアルバイトに就けたとしても、非正規雇用のため生活の安定性には欠けると考えられます。「いつまで続けられるだろう」「体調不良で休むとお金が足りなくなる」「年金や結婚には資金不足」など、将来への不安を抱えて暮らす恐れも。
さらに、アルバイトもせず無職でいた場合は、周囲の支援や特別な事情がない限り、フリーターでいるよりも金銭的に困難な状況に陥るリスクがあるでしょう。

既卒の就職は新卒より難しい傾向にある

卒業後に「やっぱり就職しよう」と思い立っても、既卒での就活は新卒より厳しい傾向にあります。新卒採用の求人に応募できないため就職枠が減るだけでなく、企業から「なぜ新卒のうちに就職しなかったのか?」という質問への答えを求められるためです。
採用担当者を納得させられる回答を用意できれば良いですが、説得力に欠ける受け答えをすると「就職する気がないのでは」「人間性に問題があるのかも」と採用を躊躇われる恐れがあるでしょう。

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「就活が怖い」と感じたときに試すべき5つの対処法

就活を怖いと感じた際に試すべき対処法には、「怖い理由を書き出す」「第三者に相談する」などがあります。以下でチェックして、自分に合った対策を講じましょう。

1.怖いと思う点を書き出す

就活に対して怖いと感じている理由を書き出し、自身の問題点や課題をクリアにしましょう。
思考が整理されれば、課題への解決策を見出しやすくなることも。就活へのモチベーション向上も期待できます。

2.第三者に相談する

就活をしている友人や就活中に出会った仲間に相談するのもおすすめの方法です。
就活仲間も自分と同じような思いを抱えている可能性があるでしょう。お互いの悩みを共有し合えば、気持ちが楽になることもあります。

3.就活の準備を徹底的に行う

就活の準備は入念に行いましょう。万全な準備は自信に繋がり、ポジティブ思考の保持に役立ちます。
前向きな思考は、就活成功への近道。自己分析や企業研究を徹底的に行い、就活に対する自信をつけることが大切でしょう。

4.休息を取る

休息を取るのも対処法の一つです。リフレッシュでき、新たな気持ちで就活に臨めます。
一旦就活から離れることで、行き詰まっている現状を客観的に分析できる可能性も。ただし、ずるずると休み続けて「就活に戻れなくなった…」という状況に陥らないよう、期限を設けて息抜きしたほうが良いでしょう。

5.就活エージェントを利用する

1人での活動に行き詰まったら、就活エージェントの利用もおすすめです。
就活エージェントでは、自分に合った企業を紹介してもらえるほか、面接の練習や履歴書・ESの添削など、幅広いサポートを受けられます。プロの就活アドバイザーに悩みや不安を相談できるため、的確なアドバイスをもらえる可能性が高いでしょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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