面接で緊張しないコツとは?しない人がやっている習慣も解説

このページのまとめ

  • 面接で緊張しても、自分の魅力をアピールできれば受かる可能性がある
  • 面接で緊張したときは、明るい表情でゆっくり話そう
  • 背筋を伸ばして堂々と振る舞うと、頼りない印象を払拭できる
  • 面接で緊張しないためには、模擬面接を繰り返し場慣れするのがおすすめ
  • 本番前に腹式呼吸や簡単なストレッチをすれば、緊張をほぐせる

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「面接で緊張しすぎる…」と悩む就活生は多いでしょう。原因は、「人と話すのが苦手」「過去の失敗がトラウマ」など人によってさまざまです。
面接で緊張しすぎる人は、リラックスする方法を試すのがおすすめ。本番前の緊張も、考え方や行動によってはほぐせるでしょう。
このコラムでは、面接で緊張しない人の習慣や、緊張しないコツを解説します。自分の魅力を最大限に売り込み、選考突破を目指しましょう!

 

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面接で緊張しすぎる就活生は多い

面接で緊張する就活生は多いので、気に病む必要はありません。
面接は年上の社会人と話し、合否をジャッジされるもの。「うまくやらなくては」「失敗したくない」と自分を追い込めば、緊張するのも当然です。
特に、完璧主義者の人や真面目な人ほど緊張しすぎる傾向にあります。緊張する性格は「個性の一つ」と割り切るのも一つの手です。

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面接で緊張しすぎても落ちるわけではない

面接で人柄や能力、伸びしろをアピールできれば、緊張しすぎたからといって落ちるとは限りません。面接官は、履歴書やエントリーシートでは分からない学生の特性をチェックしています。緊張しながら真摯に話す姿は、かえって好印象につながる可能性があるでしょう。
完璧さにこだわらず、個性が伝わる自分らしい答えを意識してください。

面接で「緊張していますか?」と聞かれたときの答え方

面接官から「緊張していますか?」と聞かれたときは、「緊張しています」と素直に答えましょう。面接官は、学生をリラックスさせるために質問しています。正直に答えて、肩の力を抜くのが大切です。
「第一志望のため緊張しています」のように答え、入社意欲をアピールしても良いでしょう。「緊張のあまり1時間前に駅についてしまいました」のように、世間話を交えるのもおすすめです。

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面接で緊張しない人が取り入れている4つの習慣

「細かいことを気にしない大らかな人」は、面接で緊張しない傾向にあります。緊張しない人の習慣を、下記で確認しておきましょう。

1.「緊張して当然」と大らかに構える

面接で緊張しない人は、「緊張するのは当然」「失敗しても良い経験になる」と大らかに考える傾向にあります。「失敗したときに軌道修正すれば良い」と、柔軟な姿勢で面接に臨む人が多いようです。不安に意識を向けないことで、面接への緊張を解消しているといえるでしょう。

2.面接官との会話を意識する

面接を「面接官と学生のコミュニケーションの場」と捉える人は、緊張しない傾向にあります。なかには「今日はどんな話ができるだろう」と面接官との会話を楽しむ人もいるようです。
一方的に審査されるのではなく、対等な立場と考えれば、リラックスして言いたいことを伝えられるでしょう。

3.失敗を恐れず場数を踏む

何度も選考を受け場慣れした人は、「面接なんて怖くない」と考える傾向にあります。人は既知の体験には安心するもの。面接の流れや質問のパターンが分かれば、その場に合わせて柔軟に対応できるでしょう。

4.自分に自信を持つ

自己肯定感が高い人は、ネガティブな感情に支配されにくい傾向があります。緊張したとしても、「自分はできる」と前向きに面接にチャレンジできる人が多いようです。
一度面接がうまくいったことで、成功体験が自信につながった人もいるでしょう。

 

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面接で緊張しない7つの方法

面接で緊張しないためには、考え方や行動を変えるのがおすすめです。
ここでは、「姿勢を伸ばす」「発声練習する」など具体的な方法をまとめました。

1.「緊張しています」と正直に伝える

面接で緊張しすぎたときは、「緊張しています」と正直に伝えるのも手です。正直に言うことで、気持ちが落ち着く可能性があります。
面接官によっては、緊張しているのを加味したうえで評価する場合もあるでしょう。

2.ゆっくり落ち着いてしゃべる

緊張すると早口になったり話が飛んだりしやすいので、普段よりゆっくり落ち着いて話しましょう。
意識的にゆっくり話すことで、言いたいことが伝わりやすくなります。頭の中で言いたいことを整理しながら話せるのもメリットです。
話し方だけでなく、落ち着いた動きも意識すると気持ちが和らぐでしょう。

3.明るい表情で気持ちを前向きにする

口角を上げて笑顔を作ることで、気持ちが明るくなる効果が期待できます。緊張で表情が強張っていると、自分の魅力を最大限にアピールできません。意識的に口角を上げ、気持ちを落ち着けることが大事です。自然な笑顔で目を見ながら話し、印象アップを目指しましょう。

4.背筋を伸ばし堂々と振る舞う

姿勢が悪いと頼りない印象を与えるので、背筋を伸ばし堂々と振る舞いましょう。緊張すると、萎縮する気持ちから背中が丸くなる傾向にあります。姿勢は発声に関わる大切なポイントです。普段から背筋を伸ばし、姿勢改善を意識してください。

5.答えは丸暗記せずストーリーで覚える

質問に対する答えは丸暗記せず、ポイントを押さえて箇条書きで覚えましょう。丸暗記の場合、思い出せなかったときに頭が真っ白になり、自分の気持ちを伝えられない恐れがあります。伝えたいポイントだけを覚え、ストーリーをイメージしながら話すのがおすすめです。答えに幅を持たせれば、どんな面接でも柔軟に対応できるでしょう。
本番で予期せぬ質問がきたときは、「面接官は何を知りたいのか」意図を考えるのがポイント。完璧に答えようと意気込まず、シンプルな言葉で簡潔に答えると良いでしょう。

6.発声練習で体に覚えさせる

本番で声が震えないよう、発声練習で体に覚え込ませましょう。口を大きく動かし、お腹からしっかり声を出してください。腹式呼吸でお腹に空気を入れ、お腹から息を吐き切るのがポイントです。ストレッチで体を和らげ、背筋を伸ばして声を出すのも効果的。早口言葉で滑舌を鍛えても良いでしょう。
なお、声は普段出していないと出にくくなるものです。日常的に家族や友人と話し、届きやすい声を作っておきましょう。

7.模擬面接でシミュレーションする

模擬面接でシミュレーションして、人前で話すのに慣れておきましょう。第三者に見てもらうことで、自分では分からなかった問題に気づく場合があります。反応が良い答え・悪い答えが分かることで、伝え方を工夫できるメリットも。
模擬面接は、就職エージェントや大学のキャリアセンターで受けるのがおすすめです。先輩や友人に面接官役をお願いしても良いでしょう。

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面接直前にできる!緊張をほぐす4つの方法

考え方や行動によっては、面接直前でも緊張をほぐせます。下記で、具体的な方法を確認しておきましょう。

1.時間に余裕を持って面接会場に向かう

心に余裕を持つためにも、予定時間より早めに会場に向かってください。会場周辺を散歩したり、近くのカフェでお茶をしたりして過ごすのがおすすめです。「好きな音楽を聴く」「空を見上げて深呼吸」「外の景色を見る」など、自分なりのルーチンを持っても良いでしょう。
自分に集中すると緊張しやすいので、意識をほかに向けるのがポイントです。

2.本番での動作を具体的にイメージする

「口角を上げる」「ゆっくり落ち着いて話す」「お腹から息を吐き切る」など、面接での具体的な動きをイメージしておきましょう。頭でイメージすることで、本番でも体が動きやすくなります。
ただし、「完璧にやる」のようなイメージは、必要以上にプレッシャーがかかるだけでなく、抽象的ゆえに混乱の原因になるため避けたほうが無難です。

3.腹式呼吸で心を落ち着ける

本番前は下記ステップで腹式呼吸を繰り返し、心を落ち着かせましょう。

1.お腹を膨らませるイメージで、鼻から息をゆっくり吸い込む
2.お腹をへこませながら、吸ったときの倍の時間をかけて息を吐き切る
3.気持ちが落ち着くまで、吸って吐く動作を繰り返す

腹式呼吸には、交感神経を押さえ、副交感神経を優位にする効果があります。
腹式呼吸で呼吸が深くなれば、面接でも聞き取りやすい声で話せるでしょう。

4.軽いストレッチで緊張を解く

軽いストレッチで体の筋肉を和らげ、緊張をほぐしましょう。背伸びのような簡単な動きでOKです。「爪先立ちになってかかとを上げ下げする」「足首を回す」といった動きも効果的。
また、緊張を緩和するツボを押しても良いでしょう。手の甲の親指と、人差し指の骨が合流する場所(合谷)を、気持ち良いと感じる強さで押してください。

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面接で緊張しすぎる3つの原因

面接で緊張しすぎるのは「人前で話すのが苦手」「過去の失敗による恐怖心」「知らない経験への不安」などが考えられます。
自分に当てはまる原因がないか、下記で確認しておきましょう。

1.人前で話すのが苦手

面接では緊迫した雰囲気のなか、一人または複数の面接官と話さなくてはいけません。自分の振る舞いによって合否が決まるため、人前で話すのが苦手な人にとって緊張は避けられないでしょう。
また、企業によってはほかの学生と合同で受ける場合もあります。優秀な学生を目の当たりにして、自信を喪失する人もいるようです。
人前で話すのが苦手な人は、模擬面接を繰り返し、成功体験を積むことをおすすめします。

2.過去の失敗により恐怖心

過去の面接で失敗した人は、「また同じ失敗を繰り返すのでは」と緊張しやすい傾向にあります。失敗が原因で不採用になった場合は、面接自体に恐怖心を持つこともあるでしょう。人によっては、緊張のあまり声が強張ったり、言葉に詰まったりするケースもあるようです。
「失敗しても次で改善すれば良い」と前向きに捉え、選考にチャレンジし続けるのをおすすめします。

3.未知の経験に対する不安

面接はどんな質問が飛んでくるか基本的には分からないため、緊張するのは当然です。人は知らない経験に対して不安を覚えるもの。不安に感じると、脳のシグナルによって体は緊張状態に入ります。
緊張したときは、「初めての経験だから不安になるのは当たり前」と受け入れるのがおすすめ。
想定される質問に対して答えを用意し、対策しておくのも有効でしょう。

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面接官がチェックしている4つのポイント

面接官は、学生の話から人柄や能力、マナーなどをチェックしています。下記で、それぞれのポイントを確認しておきましょう。

1.本音で話しているか

面接官は、「学生が本音で話しているか」「信頼できる人材か」チェックしています。経歴や学歴を偽ったり、架空のエピソードを話したりするのはやめましょう。
質問の意味が分からない場合、知ったかぶりするのはNGです。どうしても分からない場合は、「申し訳ありません、不勉強で分かりません」と正直に答えましょう。考える時間が欲しいときは、「1分ほどお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と断りを入れてから考えれば基本的に問題ありません。

2.応募者の人柄

面接官は学生の振る舞いや話し方から、人柄を確認しています。丁寧な言葉遣いで落ち着いて話し、実直な印象を与えましょう。一方的に話すのではなく、面接官の話をよく聞き、意図を汲んだ答えを返すのが大切です。「貴重な時間を割いてもらっている」意識を持ち、誠実な態度で感謝を示しましょう。

3.仕事に活かせるスキルや能力

面接官は、人柄だけでなく仕事に活かせるスキルや能力も評価しています。持っている資格や、大学の研究テーマが仕事に関わる人は、積極的にアピールしましょう。自分の長所が企業の求める人物像と合致すれば、強力なアピールポイントになる可能性もあります。
スキルや能力は、根拠となる実体験とセットで説明し、説得力を持たせましょう。

4.社会人としての礼儀やマナー

面接官は、学生の入退室のマナーや身だしなみ、話し方から「社会人としての常識があるか」もチェックしています。
入室時は「失礼いたします」とお辞儀をしてから入り、自分から挨拶しましょう。席に座るのは、面接官に着席を促されてからにしてください。退出時は「ありがとうございます」とお礼を言うのがマナーです。
本番前に鏡を確認し、スーツや髪型の乱れを直すのもポイント。
質問には思いついたことをダラダラ話さず、結論を先に・根拠を後に簡潔に説明しましょう。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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