このページのまとめ
- 就活で不安を抱えてしまうのは、明確な正解がないから
- 就活で不安を感じたら、まずは何に悩んでいるのか明らかにしよう
- 就活で不安を抱えてしまう場合は、周囲に相談するのも大切
就活中に、「なぜか分からないけど不安」「どうして良いか分からなくなった」などと感じる就活生もいるでしょう。就活には答えがないので、選択肢に悩み、不安に感じてしまうのも仕方ありません。不安を解消できるように、まずは原因を探しましょう。
この記事では、就活で不安を感じる理由や解消に向けた対処法を解説しています。ポジティブ思考で就活を行えるように、不安を解消しましょう。
就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
- 就活の不安は誰でも同じように抱えている
- 就活を不安に感じてしまう4つの理由
- 1.就活には正解がないから
- 2.内定よりも落ちる回数のほうが多いから
- 3.周りのほうが就活が進んでいると感じるから
- 4.社会人になるのが怖いから
- 就活が不安でたまらないときに試したい6つの対処法
- 1.自己分析を行う
- 2.早めに行動する
- 3.第三者の力を借りる
- 4.OB・OG訪問を行う
- 5.ほかの人の情報を気にしない
- 6.就活から離れてゆっくり休む
- 就活で不安になりやすい状況と対処法
- 就活で何をすれば良いか分からないとき
- 自分のやりたいことが分からないとき
- 自分の強みやスキルが分からないとき
- どの企業にエントリーすれば良いか分からないとき
- 志望動機が思い浮かばないとき
- 書類選考に通らないとき
- 面接で落ちてしまったとき
- 最終面接で落ちてしまったとき
- 就活の不安を解消したいあなたへ
就活の不安は誰でも同じように抱えている
就活に対して不安を抱えているのは、あなただけではありません。多くの就活生が、「就活では何をしたら良いのだろう」「どうしたら内定がもらえるのだろう」などの不安を感じています。
就活でうまくいっていない時期は、周囲の良い部分ばかりを見てしまい、落ち込んでしまいがちです。しかし、選考突破や内定獲得の裏には、選考に落ちていたり、準備が大変だったりと辛いこともあります。
「就活で苦しんでいるのは自分だけではない」と、気持ちを落ち着かせましょう。一度ネガティブ思考になると、マイナスなことばかり考えてしまいます。
「就活がつらい・やめたい時の対処法|失敗や不安を乗り越えて成功に導くコツ」などを参考に、前向きに慣れるよう意識してみましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活を不安に感じてしまう4つの理由
就活には決まりがなく、選択肢が多いので迷いがちです。迷いが多いと、不安や悩みも抱えやすくなります。
ここでは、なぜ就活で不安を感じてしまうのか、よくある5つの理由をご紹介します。自分がなぜ不安を感じているのか、一度考えてみましょう。
1.就活には正解がないから
就活は試験や勉強とは違い、明確な正解がありません。そのため、何をすれば良いか分からず、不安に感じやすくなります。
たとえば、同じ志望動機を伝えた場合、A社では選考を突破しても、B社では選考に落ちるかもしれません。また、受かっても落ちても理由は教えてもらえないので、何が良くなかったのか振り返れないのも就活の難しさです。
就活は人間性や価値観、考え方など複数の観点から評価されます。絶対的な正解がないため、不安を抱えてしまうのです。
2.内定よりも落ちる回数のほうが多いから
就職活動では内定を獲得するよりも、選考に落ちる回数のほうが多くなるでしょう。選考に落ちる回数が増えるほど評価されていないと感じ、不安な気持ちが大きくなってしまいます。
選考に落ちると、自分が否定されたような気持ちになってしまいすよね。「ほかの就活生のほうがアピールできていた」「たまたま企業と合わなかった」などの理由も考えられますが、ついネガティブな方向に考えがちです。
3.周りのほうが就活が進んでいると感じるから
周囲と比較し、自分が遅れていると感じやすいのも、就活で不安を感じる理由です。周囲の良いところばかり見てしまい、自分は劣っていると勘違いしてしまいます。
就職活動では、周囲の人々も大変な思いをしていると理解しておきましょう。内定を獲得した人も、裏では多くの企業の選考に落ちているかもしれません。
特に、SNSではポジティブな内容しか書かない人が多いでしょう。SNSで目にする情報に左右され過ぎないように気をつけましょう。
4.社会人になるのが怖いから
選考を終えて内定を獲得できても、社会人への不安を感じる人もいます。社会人は未知数の経験であり、自分がやっていけるか不安になるからです。
社会人は学生生活とは大きく環境が変わり、勉強ではなく仕事に取り組みます。「仕事に追われて忙しそう」「仕事でミスしたら怒られるのでは」などとイメージする就活生も多いでしょう。
人は未経験の内容や、想像できないものに対して、不安を感じやすくなります。企業や仕事について調べて、働くイメージを持っておくのも大切です。
就職活動で悩む就活生には、「『就活どうしよう』と不安なあなたへ!悩みの原因と対処法をご紹介」の記事がおすすめです。まずは自分が何について悩んでいるのか、じっくりと考えてみましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活が不安でたまらないときに試したい6つの対処法
就活が不安な場合は、自己分析を行ったり、誰かに相談したりするなど、行動を起こすのが重要です。何もせずにいると、不安な気持ちが膨らんでしまいます。
ここでは、就活が不安なときに試したい6つの対処法をご紹介します。
1.自己分析を行う
やりたいことが分からなかったり、志望する業界や企業に適正があるか不安になったりする場合は、自己分析を行いましょう。自分についての理解が深まれば、この先の方向性が決まります。
自己分析を行う際は、過去のエピソードを振り返るのが一般的です。エピソードから自分の考えや価値観、強みなどを明らかにしましょう。
自己分析の進め方を知りたい場合は、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」の記事を参考にしてください。
2.早めに行動する
周囲よりも早く行動を始めれば、安心して就活に臨めます。「周囲よりも遅れている」「自分だけ準備ができていない」などの不安からは解消されるでしょう。
就活を始める時期は、大学3年生の4月ごろがおすすめです。春に自己分析を終えておけば、夏のインターンシップの準備も余裕を持って行えます。
就活を遅く始める就活生は、エントリーが解禁される大学3年生の3月まで動かない場合もあります。早めに動いておけば準備が十分にでき、気持ちにも余裕ができますよ。
3.第三者の力を借りる
自分だけで就職活動を行うのが不安な場合は、家族や友人の力を借りてみましょう。就活エージェントや大学のキャリアセンターなど、就職活動をよく知る人に頼むのもおすすめです。
自己分析や企業選び、選考対策など、すべてを一人で行うのは大変なこともあります。悩む場面も多く、気軽に相談できる人がいると安心できるでしょう。
誰に相談するか迷う場合は、「就活相談先のおすすめ15選!相手を見極めるポイントや注意点も解説
」の記事を参考に相談相手を探してみましょう。
4.OB・OG訪問を行う
OB・OG訪問を行い、社会人や仕事についてイメージを深めるのも良いでしょう。学生から社会人になることへの不安は、働くイメージを持てれば解消できるかもしれません。
知り合いのOBやOGであれば、ほかの社会人よりも話を聞くハードルが下がります。OBやOGも就活活動で苦労しているので、親身になって教えてくれるでしょう。
OB・OG訪問を行いたい場合は、「OB・OG訪問のやり方とは?流れやマナー、注意点を知ろう」の記事をご一読ください。
5.ほかの人の情報を気にしない
周囲の情報は気にせず、自分の就職活動に集中しましょう。ほかの人と比べると、つい不安になってしまいがちです。
就職活動の進め方やペースは人それぞれです。早くに就職活動を終える人もいれば、納得いくまでとことん続ける人もいます。内定が早いほど優れているわけではないので、ゆっくりでも大丈夫です。焦るとミスも増えやすいので、落ち着いて行動しましょう。
6.就活から離れてゆっくり休む
就活に辛さを感じてきたら、一度離れるのもおすすめです。気持ちが落ち着くまで、ゆっくりと休みましょう。
就活はやるべきことが多く、自分を追い込んでしまいがちです。しかし、ネガティブな時期に行動を起こしても、ミスや失敗が増えてさらに落ち込んでしまうことも。
就活に不安を感じて苦しい場合は、気持ちをリセットするのが大切です。ストレス解消ができる趣味をしたり、旅行に行ったりなどして気持ちを落ち着かせましょう。
限界を迎えそうな就活生は、「就活ストレスがやばいときはどうする?限界になる理由や対処法を解説」を要チェックです。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活で不安になりやすい状況と対処法
具体的にどのような場面で不安を抱えやすいのか、どのように対処すれば良いのかについても知っておきましょう。不安を抱えやすい状況を事前に知っておけば、いざというときに役立ちます。
就活で何をすれば良いか分からないとき
就活では、何から手をつければ良いのか分からず困る場面がよくあります。その場合に備えて、就職活動のスケジュールを把握し、どのような準備が必要か調べておきましょう。
就職活動のスケジュールについては、毎年ある程度決まっています。「大学3年生になったら自己分析を始める」「大学3年生の夏はインターンシップに参加する」のように決めておけば、自分がすべきことを整理できるでしょう。
就職活動のスケジュールについては、「就職活動はどうやれば良い?基本のスケジュールや準備方法を解説」の記事を読むのがおすすめ。
「就活やることリストを徹底解説!全体像を把握して準備を進めよう」では就職活動でのやることリストも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
自分のやりたいことが分からないとき
自分がどのような仕事をしたいのか、将来の夢は何かなどが分からない場合、情報が足りていないのかもしれません。業界研究や企業研究を行い、どのような選択肢があるのかを知りましょう。
仕事についての情報が少ないと、イメージが分からずに困ってしまいがちです。「広告業界を志望しよう」と考えても、「どのような仕事があるの?」「どんな企業があるの?」と分からないことが多ければ、働けそうだとは思わないでしょう。
業界や企業研究を行うなら、企業のWebサイトや採用ページを見てみるのがおすすめです。合同説明会や企業説明会に参加すれば、より仕事への理解を深められます。
これから業界研究を始める就活生には、「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」の記事がおすすめです。
企業研究を行う場合は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考にしてください。
自分の強みやスキルが分からないとき
アピールできる長所が分からない場合は、自己分析を行いましょう。自分についての理解が浅ければ、アピールできる能力も分かりません。
自分では分析が難しい場合、他己分析を行ってみてください。客観的な意見をもらうことで、新たに気がつく能力もあるでしょう。
他己分析のやり方は、「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事で詳しく解説しています。
どの企業にエントリーすれば良いか分からないとき
企業選びに迷う場合は、就活の軸を決めましょう。「どのような条件で仕事を探すのか」を明確にすれば、企業探しも行いやすくなります。
たとえば、「営業職が良い」「研究をしたい」のように、職種や仕事内容を軸にするのも選択肢の一つです。また、「英語を使う仕事につきたい」のように、スキルで選ぶ方法もあります。
就活の軸は自分なりの基準なので、内容はなんでも大丈夫です。仕事選びで譲れない価値観や考えが何か、一度探してみてください。
就活の軸の例や探し方については、「就活の軸とは?見つけるための4つのステップや回答のコツを例文付きで解説」の記事がおすすめです。
志望動機が思い浮かばないとき
志望動機が浮かばない場合は、「業界・企業研究が足りていない」「自己分析が足りていない」の2つが考えられます。準備を万全にしてから、志望動機を考えましょう。
業界や企業について知らなければ、「なぜその企業を選んだのか」が書けません。また、自己分析が不十分な場合も、「自分がその企業を選んだ理由」が曖昧になってしまいます。
志望動機は自分と企業の両方について理解を深めなければ、形になりません。しっかりと情報を集めてから、「履歴書の志望動機を書くコツとは?魅力的に仕上げるポイントを解説!」の記事を参考に、志望動機を書いてみましょう。
書類選考に通らないとき
履歴書やエントリーシートで落ちてしまう場合、採用担当者に評価される内容を書けているか確認してみましょう。採用担当者は大量の書類を読んでいるので、印象に残らないものは選考に落ちてしまいます。
より印象に残る履歴書やエントリーシートを作るためには、添削を重ねることが大事です。就活エージェントや大学のキャリアセンター、就活セミナーなどで実施してもらえます。
面接で落ちてしまったとき
面接が通らない場合は、面接対策に力を入れましょう。話し方はもちろん、髪型や服装などの見た目、ビジネスマナーなども意識してください。
素晴らしい内容を話していても、清潔感がなく、スーツがボロボロの人は評価が下がります。「採用してもお客さまの前には出せない…」と思われるでしょう。
面接対策では、「面接官から見て評価されるか」が大切です。模擬面接に参加し、客観的な意見をもらうことで対策ができます。
面接準備については、「面接準備を完璧にしよう!必要な対策とマナーや持ち物などを紹介」の記事で解説しています。
最終面接で落ちてしまったとき
一次・二次面接やグループディスカッションは通っても、最終面接で落ちてしまう場合もあるでしょう。最終面接で落ちてしまう場合、志望度や意欲が伝わっていないのかもしれません。
最終面接までの選考に通るのであれば、ビジネスマナーや話し方など基礎的な部分はクリアできているはずです。企業側も「最終面接に通しても良い」と判断しているでしょう。
最終面接で企業が不安に感じやすいのは、「本当に自社に入社してくれるのか」ということです。「ほかの企業でも良いのかな?」「第一志望がほかにありそうだな」と思われてしまうと、内定は遠のきます。
面接では自分の強みをアピールするのも大切ですが、入社への熱意を伝えるのも欠かせません。競合他社との違いを理解し、「なぜその会社なのか」を自分の言葉で伝えられるようにしましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活の不安を解消したいあなたへ
就活は初めての経験であり、不安を感じてしまうことも多いでしょう。特に、うまくいかない時期が続くと、不安が積み重なってしまいます。
就活の不安を解消するためには、何が原因で悩んでいるのか考えることが大事です。不安の内容によって、対処法が変わるからです。
もし、漠然とした不安を抱えている場合や、自分で解決するのが難しい場合は、就活エージェントに相談してみましょう。就活のプロに相談すれば解決策が見つかり、気持ちが楽になります。
また、就活エージェントであれば、具体的なアドバイスをもらえます。「自己分析がうまくできない」「面接対策の方法が分からない」などの不安があっても大丈夫です。
キャリアチケットでも、就活に不安を抱える就活生をサポートしています。マンツーマンで一人ひとりの悩みに寄り添って不安を解消します。一人で抱え込もうとせず、ぜひご相談ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。