このページのまとめ
- 就活が心配になる原因として「やりたい仕事がない」「面接が怖い」などが挙げられる
- 就活の心配を解消するためには、模擬面接の徹底や正確な情報収集などが重要
- 心配性の人は計画性や責任感を持ちやすく、就活でも長所としてアピールできる
「就活がうまくいくか心配」「面接が怖くて眠れない」などの不安を感じている就活生は多いでしょう。就活は自己分析や面接など人生で経験の少ない取り組みが多く、心配が大きくなるのは無理もありません。前向きに進むためには、心配の原因を把握し解消することが大切です。
この記事では、就活が心配になる原因や不安を軽減させる方法を紹介します。ぜひ参考にして、少しでも心配を減らし就活に取り組みましょう。
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- 就活が心配になるのは自然なこと
- 就活が心配になる12の原因
- 1.周囲と自分を比較してしまう
- 2.「就活=大変」という固定観念がある
- 3.面接が怖い
- 4.やりたい仕事が見つからない
- 5.何をどのように進めればよいかわからない
- 6.自分のアピールポイントが見つからない
- 7.選考を通過できない
- 8.内定をもらう自信がない
- 9.就活に対して親や家族が心配しすぎている
- 10.就活のイメージがもてていない
- 11.どのようなことを質問されるかわからない
- 12.就活には正解がない
- 就活の心配や悩みを解消する14の方法
- 1.自分の就活に集中する
- 2.多角的な情報を収集する
- 3.模擬面接で練習を重ねる
- 4.自己分析を入念に行う
- 5.業界・企業研究を行う
- 6.事実と憶測を区別する
- 7.まわりの人に相談する
- 8.小さなことから成功体験を積む
- 9.自分の意志をしっかり持つ
- 10.就活全体のイメージを持つ
- 11.就活に取り組む仲間を作る
- 12.説明会やイベントに参加する
- 13.インターンシップに参加する
- 14.OB・OG訪問に参加する
- 就活で心配にとらわれず気持ちを切り替える方法
- 就活で今後の人生が決まるわけではないと心得る
- リフレッシュする時間を作る
- 就活で心配性を強み・長所として活かす言い換え例
- 計画性がある
- 責任感が強い
- 失敗が少ない
- 就活で弱み・短所として心配性を伝えるときのコツ
- 心配性の内容を具体的な言葉にする
- 改善するために取り組んでいることを述べる
- 心配性を長所や短所として伝える例文
- 心配性を長所として伝える例文
- 心配性を短所として伝える例文
- 就活に対する心配や不安でたまらないあなたへ
就活が心配になるのは自然なこと
就活において、選考を通過できるかや内定がもらえるかなどを心配するのは自然なことです。就活はほとんどの学生が未知の体験であり、大量の書類作成や社会人としてのマナーなどに戸惑う人もいるはずです。
加えて、学業やアルバイトとの両立ができるのか、売り手市場といわれるが本当かといった悩みを抱える人も多いでしょう。
厚生労働省が公表した「厚生労働省における新規学卒者への就職支援等(5p)」によると、令和5年(2023年)3月卒業者の企業規模別における全体の有効求人倍率は1.58%でした。さらに、300人未満の企業規模の場合、5.31%と高い割合となっています。年度別の推移は以下の通りです。
引用元:厚生労働省「厚生労働省における新規学卒者への就職支援等(5p)」
有効求人倍率とは求職者に対する求人数の割合を指し、人手不足により引く手あまたの業界もあります。就活が心配な場合は、有効求人倍率の高い業界を検討するのもおすすめ。自分の価値観に合った企業に就職するのが大切ですが、視野を広げて見れば自分の知らなかった優良企業に出会えるチャンスがあるでしょう。
また、同省の調査である「令和6年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12月1日現在)を公表します(4p)」によると、令和5年3月卒の4月1日時点の就職(内定)率は97.3%でした。
引用元:厚生労働省「令和6年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12月1日現在)を公表します(4p)」
これらの調査結果から、ほとんどの学生が内定をもらって卒業しているとわかります。現時点で内定をもらえるか心配な人も、未来を心配しすぎずしっかり企業を見極めたり、不安の原因を見つけて対策したりすれば内定獲得も難しくありません。
なお、適度な心配や緊張感は、姿勢を正したり中だるみを防いだりすることにつながるため、心配する気持ちとうまく付き合いながら就活を進めましょう。
応募先選びで悩んでいる就活生は「失敗しない企業の選び方10選!あなたに合う企業選びのポイントを解説」の記事をご覧ください。
参照元
独立行政法人 日本学生支援機構
全国キャリア教育・就職ガイダンス
厚生労働省
令和6年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12月1日現在)を公表します
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就活が心配になる12の原因
就活が心配になる原因には、「周囲と比較してしまう」「やりたい仕事が見つからない」などが挙げられます。就活が心配になる気持ちを和らげるために、まずは原因を把握することが大切です。
ここでは、就活生が心配を感じる代表的な原因を12個紹介します。自分に当てはまるものがあるか確認してみましょう。
1.周囲と自分を比較してしまう
周囲に企業から内定をもらった就活生が増えると、自分と比べてしまい心配になる人が多いようです。新卒の就活はほとんどの学生が同時期にスタートするため、他人の活動状況が見えてどうしても自分と比較してしまうこともあります。
なかには、周囲の内定者や順調に就活を進めている人と比較することで「自分は必要とされないのか」などと劣等感を抱いて落ち込んでしまう人もいるでしょう。
周囲と比較しすぎると冷静な判断力を失ったり、自分が大切にする価値観の軸を見失ったりして、さらに心配が膨らんでしまう可能性があります。
2.「就活=大変」という固定観念がある
「就活=大変」「内定=難しい」といった固定観念にとらわれることも、就活が心配になる原因の一つです。
「先輩がなかなか内定をもらえなかったと聞いて、自分も内定をもらえる気がしない」「△△業界を目指したいけど人気があって就職できないかもと思う」など、誰かの体験談やメディアの情報を見聞きして不安になる人も多いでしょう。
実際に体験していない状況について憶測で大変だと思い込み、今やるべき行動を見失うと、心配につながる原因となり得ます。
3.面接が怖い
面接に対する恐怖心から、就活が心配になる人もいるでしょう。就活で初めて面接を体験する就活生も多く、雰囲気や流れに慣れるまでは大変です。
コミュニケーションが苦手な人や緊張しやすい人は、面接に対して苦手意識を持ちやすく、「面接でうまく話せるか不安」と心配になってしまう傾向にあります。また、面接で何を聞かれるかわからない恐怖感から、不安になっているケースもあるでしょう。
面接練習の機会が少ない人や、自分の伝えたいことの軸が定まっていない人は、面接に苦手意識を持ち心配になりやすいといえます。
4.やりたい仕事が見つからない
やりたいことがなかったり、就職したいと思う企業を見つけられなかったりする場合も、就活について心配になる原因の一つです。
やりたい仕事や就職したい企業がない場合、何を目的に就活してよいかわからず迷走している感覚になるでしょう。また、自分の働いている姿が想像できないため、就活に対して身が入らず、内定が得られないという悪循環に陥ってしまう場合もあります。
自己分析や業界・企業分析が浅く、自分のやりたいことや目指す方向性が定まらない場合、就活が心配になりやすいと考えられるでしょう。
5.何をどのように進めればよいかわからない
就活が心配になる原因として、就活をどのように進めればよいかわからず、スケジュールを立てずに行動している場合が挙げられます。
自己分析や企業研究を行うなど、就活の一般的な手順はわかっていても、どのように進めれば効果的なのかわからず行動に移せない場合があるでしょう。また、就活の進め方は人それぞれ異なるため、自分のやり方が正しいのかわからない場合も悩みやすいケースです。
さらに、全体的なスケジュール感が曖昧な場合、ゴール設定も不明確になり計画を立てられません。今何をすべきかわからず立ち止まってしまい、漠然とした心配に陥りやすいのです。
就活の具体的なスケジュールを把握したい就活生は「【25・26卒】大学生の就活スケジュールと流れは?するべき準備と成功のコツを解説」の記事を参考にしてください。
6.自分のアピールポイントが見つからない
自分のアピールポイントが見つからない人も、就活で心配を抱えやすいといえます。自己分析を行い、強みや長所を見つけておきましょう。
就活は企業とのマッチングの場であり、自分の強みやスキルが応募先に合うかは重要なポイントです。しかし、アピールポイントがわからない場合、企業に自分の魅力が伝わらず、内定にはつながりにくいでしょう。
また、自分の強みがわからないことで自信を持てず、積極的に行動できないケースも就活が心配になる原因と考えられます。
7.選考を通過できない
なかなか選考を通過できない場合、就職できるのかと心配に陥りやすいでしょう。選考を通過できない場合、就活に対するモチベーションが上がらず行動量も減りがちです。行動量が少ないと、自分に合った企業に出会うチャンスや選考を通過できる確率が下がってしまいます。
また、選考を振り返り改善できていなかったり、対策がずれていたりする可能性もあるでしょう。知らないうちに同じミスを繰り返してしまうことも、選考通過につながらず心配から抜け出せない原因となるのです。
8.内定をもらう自信がない
自分に対して自信を持てない場合も、就活が心配になる原因の一つです。
自信がない原因は人によって異なりますが、就活で行き詰ると「どうせ自分なんか内定をもらえない」と落ち込むこともあるでしょう。また、内定をもらうことが想像できないと「なぜこのような取り組みをしなくてはならないのか」とストレスを感じる場合もあります。
行き詰まりやストレスを感じたときの解消方法を把握していない場合、就活の先行きに対して心配が続く原因となるのです。
9.就活に対して親や家族が心配しすぎている
就活が心配になる原因として、親や家族といった身近な人からの過度な心配も挙げられます。
「将来が心配だから大手企業に就職してほしい」「近場で就職してほしい」など、親心から就活に対して意見するケースがあるでしょう。親の思いと自分の願望が異なる場合、自分の意見を通すことに罪悪感を覚える人もいます。
また、心配されすぎて自分の決断に自信を持てなくなり、どこを目指せばよいかわからなくなるケースもあるでしょう。親や家族の意見を取り入れすぎて就活の軸からぶれた選択をすると、内定にもつながりにくくなり、心配から抜け出せない原因となるのです。
10.就活のイメージがもてていない
就活に対するイメージがないことも、心配になってしまう原因です。「何をすればいいのか」「どのようなことが必要か」などがわからないため。不安になってしまいます。
就活に対してあいまいな部分が多いほど、余計なことを考えてしまい苦しくなります。情報収集を行い、就活に対するイメージやすべきことを明確にしておくのが大切です。
11.どのようなことを質問されるかわからない
選考で聞かれる質問が決まっていないことも、就活で心配になってしまう理由になります。「答えられなかったらどうしよう」「内定をもらえないかもしれない」などと不安になるからです。
自己PRや志望動機など基本的な質問以外に、「あなたを動物にたとえると何ですか?」のような意図の読めない質問をされることがあります。面接時に対策していない質問をされて、うまく答えられなかった人もいるでしょう。
企業によって質問が違い、予想できないことも、心配になってしまう理由です。不安を解消するために、「面接でよく聞かれることって何?質問の例と回答のコツについて解説」の記事で質問対策をしておくことをおすすめします。
12.就活には正解がない
就活には明確な正解がないことも、不安になりやすい理由です。就活の進め方は人それぞれであり、始めるタイミングも、行動の順番も固定されてません。
また、人それぞれ個性や経験も違うので、アピールする内容も変わります。テストとは違って明確な答えがなく、対策が難しいことも就活が心配になる理由です。
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就活の心配や悩みを解消する14の方法
就活が心配になる原因に合わせて、「情報収集をする」「小さな成功体験を重ねる」などの対処法を取り入れてみましょう。ここでは、就活で起こる心配や悩みを解消する15の方法を紹介します。
1.自分の就活に集中する
就活の心配を解消するために、他人の動向よりも自分の就活に集中しましょう。
就活にかけられる時間や労力は人によって異なるため、内定数や獲得時期、進行状況に差が生まれるのは自然なことです。自分の状況に集中すれば、早く内定がほしいからといってむやみやたらに応募したり、無理なペースで就活を進めたりすることを避けられます。
しかし、どうしてもほかの就活生の様子が気になる場合もあるでしょう。その際は、相手の分析できそうなポイントに着目してみてください。具体例は以下の通りです。
・面接でどのように受け答えしているのか
・どのようなアピールの仕方をしているのか
・どのような対策を行っているのか など
分析結果から何を取り入れられるか考えれば次の行動に活かせるため、他人と比べてしまう場合は自分の行動にうまく取り込むとよいでしょう。
2.多角的な情報を収集する
就活に対する漠然とした不安を解消するには、多角的に情報収集するのもおすすめです。わからないことが多いと不安も増幅してしまいがちなので、情報を集めて就活の解像度を上げましょう。
ただし、情報の収集先は何でもよいわけではなく、正確な知識を得られる情報源を探すことが大切です。まずは、大学のキャリアセンターに相談したり、就活情報サイトに登録したりしてみることをおすすめします。就活の基本的な流れや、やるべきこと、企業の種類などを確認できるでしょう。
就活に関する正確な情報を把握したうえで、SNSなどを用いてさまざまな情報を得れば、混乱せずに進められます。
3.模擬面接で練習を重ねる
面接が怖く心配な人は、自信がつくまで模擬面接を重ねましょう。第三者から客観的なアドバイスがもらえるので、1人ではわからなかった改善箇所や伝え方のポイントなどがわかり、面接への苦手意識も薄まります。
模擬面接は、以下を利用して行うのがおすすめです。
・大学のキャリアセンター
・企業が主催するイベントや就活セミナー
・就活エージェント など
模擬面接では想定質問だけでなく、想定外の質問への対応方法や面接官とのコミュニケーションも学べます。内定に近づけるよう、応答力を鍛えましょう。
4.自己分析を入念に行う
やりたい仕事が見つからなくて不安を感じている就活生は、自己分析に力を入れてください。
自己分析は自分の価値観を深めたり、目指す方向性を決めたりする大切な取り組みです。自己分析の方法には、以下の方法が考えられます。
自分に合った分析方法で自己理解する
自己分析にはさまざまな方法があるため、自分に合ったやり方で自己理解を深めることが重要です。たとえば、次のような方法が挙げられます。
自己分析の手法 | おもなやり方 |
自分史 | ・自分の小学生や中学生の頃からの出来事を時系列で書き出し、「自分の歴史」を作る ・印象的だったことを抜き出して、何をしたのかや、どのようなことを学び何を得たのかなどを具体的に書き出す |
モチベーショングラフ | ・自分の中でプラス面、マイナス面問わず印象に残っていることを書き出す ・時系列に並べて、モチベーションが上がった時期、下がった時期を波のように書く ・具体的な内容や感じたことなどを書く |
マインドマップ | ・自分を中心に置き、「好き」「苦手」「得意」「乗り越えたこと」など項目を作成する ・項目ごとに思い当たるキーワードを書き連ねていく |
「なぜ」を繰り返して深掘りする | 「強み」「長所」などのテーマを設定し、自分の回答に対して自問自答を繰り返す |
複数の方法を組み合わせたり、他人に分析してもらう「他己分析」を行うのもよいでしょう。
エピソードの共通点を見つけ就活の軸を定める
具体的に書き出したエピソードの共通点を探せば、就活の軸が明確になり選考で伝える際も説得力が増します。
好きなことややりがいを感じることから、自分が何に興味を持つ傾向にあるかわかるでしょう。また、苦手なことの共通点がわかれば、自分に合わない環境や仕事を回避できます。
自身の傾向や避けるほうがよい部分がわかれば、自分が就職に求める価値観や軸が定まり、仕事選びの大きな指針となるでしょう。その結果、就職の方向性がわからないために発生する心配を減らせます。
5.業界・企業研究を行う
就活の心配を和らげるために、入念な業界研究や企業研究も重要です。それぞれのやり方は以下を参考にしてください。
業界分析
業界研究は、まず自己分析で出した方向性に沿って興味のある業界をピックアップし、市場の状況や動向を浅く広く調べてみましょう。業界地図を読み込んだり合同説明会に参加したりすれば、業界の全体像が掴めます。
その中で、就職先として希望する業界を深く調べるのがおすすめです。業界の特徴や将来性はもちろん、業界内の企業の立ち位置なども調べておきましょう。
企業分析
企業研究は業界研究を基に、気になる企業をピックアップし情報を調べます。たとえば、以下の点に着目してください。
・企業や代表の理念
・企業の規模
・具体的な事業
・経営状況
・将来の展望
・同業他社との違い
・社風や環境
・仕事内容
・労働条件
・どのような人が活躍しているか など
企業研究は企業のホームページを確認するだけでなく、社員の話を直接聞くのも大切です。企業説明会への参加やOB・OG訪問を行い、認識を深めましょう。
また、インターンシップに参加すれば実務を経験したり、環境や雰囲気を体験できます。就職へのイメージがつきやすくなり、職種や企業の選択にも自信を持てるでしょう。自己分析や業界・企業研究の結果を基に企業選びや選考対策を行うため、それぞれしっかり基礎を固めておくのが大切です。
6.事実と憶測を区別する
就活に関する情報の事実と憶測を区別することも、心配ごとを軽減する方法の一つです。
たとえば、「△△会社の面接に落ちたのは、私に魅力がないせいだ。次も落ちるかもしれない」という不安を抱えた就活生がいるとします。この場合、事実は「△△会社の面接に落ちた」ことだけであり、「私に魅力がないせいだ。次も落ちるかもしれない」という部分は憶測に過ぎません。
このように、自分の思い込みや勝手な憶測で、不安な気持ちが増幅している場合もあります。解決するには、心配ごとを一度紙に書き出してみるのがおすすめです。事実と憶測を可視化すれば、就活に対する過度な心配を減らせるでしょう。
7.まわりの人に相談する
周囲の人に心配ごとを話せば、気持ちが軽くなる場合があります。信頼できる友人や家族といった身近な人に不安な気持ちを打ち明けてみるとよいでしょう。
また、合同説明会やインターンシップで出会った就活仲間に相談するのもおすすめです。同じ就活生なので、互いの不安や悩みを理解しやすいでしょう。情報交換もできるため、就活でわからなかった部分が解消され、心配から解放される場合があります。
自分の心配ごとを打ち明けるのは勇気が必要な場合もあるでしょう。しかし、一人で悩むと就活の心配から抜け出せない可能性があるため、相談する機会を作って抱え込まないことが大切です。
8.小さなことから成功体験を積む
「自分への自信がない」「内定をもらえるはずがない」などと悩んでいる人は、小さな目標を立てて成功体験を積むよう意識してみてください。たとえば、OBにアポイントを取る、合同説明会で質問するなどでも構いません。
なかなか選考通過や内定をもらえない場合、自分のマイナス面にばかり注目してしまい気持ちが落ち込むことがあります。目標を区切って小さくても自分ができたことに着目すれば、今まで無理だと思っていたことも「もしかしてできるかもしれない」と自信につながるでしょう。
自信を持てば物事を前向きに捉えやすくなり、就活に対する不安も軽減されます。
9.自分の意志をしっかり持つ
他人の意見に流されやすい人や、身近な人からのアドバイスが自分の思いと合わず悩んでいる人は、自分の意志をしっかり持つことが大切です。
客観的な視点は大切ですが、自分の意志を曲げて就職した場合「あのとき方向性を変えなければよかった」と後悔する恐れがあります。
全ての意見を無視する必要はありませんが、就職して働くのはあくまで自分です。自分が優先したい就職の方向性や条件を大切にしつつ、意見を受け入れられる部分は柔軟に調整すると、就活を安心して進められるでしょう。
対策を重ねても就活に対する心配が拭えない人は「「就活が怖い」と感じて動けないのはなぜ?原因と対処法をご紹介」の記事もご覧ください。
10.就活全体のイメージを持つ
就活全体のイメージが持てると、不安や心配を解消しやすくなります。自分が何をすべきか明確になり、迷いが少なくなるからです。
やるべきことが決まり、一つずつ達成していけば、自信にもつながります。どうするかわからずに不安な場合は、まず就活について調べることから始めましょう。
11.就活に取り組む仲間を作る
一緒に就活に取り組む仲間を作ることも大切です。仲間がいると安心できるだけではなく、情報収集の面でも有利に働きます。
就活で大変なことは、モチベーションの維持です。一人ではつらいことも、仲間がいれば乗り切れるでしょう。
12.説明会やイベントに参加する
説明会やイベントなどにも、積極的に参加しましょう。説明会やイベントでしかわからないことも多く、就活を進める役に立ちます。
合同説明会や企業説明会に参加すれば、初めてみる企業を知れたり、企業について詳しくなれたりします。また、就活イベントには選考を兼ねているものもあり、早期内定を目指すこともできるでしょう。
説明会やイベントは数多く開催されているので、情報を集めて参加してみるのがおすすめ。内定獲得に役立つ情報を得られれば、不安も軽減されるでしょう。
13.インターンシップに参加する
インターンシップに参加し、企業について詳しく知るのもおすすめです。「自分にあう企業だろうか」「どんな仕事をしているのだろうか」などの不安を解消できます。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、大学3年生の7月ごろからインターンシップに参加する就活生が増える傾向にあります。
引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」
企業によっては選考もあるので、自己分析や書類選考対策を行い、参加に備えましょう。インターンシップについては、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
14.OB・OG訪問に参加する
OB・OG訪問に参加し、就活について教えてもらうのもおすすめです。就活に対しての不安や悩みを相談してみてもよいでしょう。
OBやOGも就活を経験している先輩であり、同じような悩みを抱えていた場合もあります。経験談を教えてもらうことで、「悩んでいるのは自分だけではない」と思えるでしょう。
また、志望企業に勤めているOB・OGであれば、どのように選考を通過したのかも質問できます。就活を進めるにあたって、アドバイスが受けられるのでおすすめです。
OB・OG訪問については、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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就活で心配にとらわれず気持ちを切り替える方法
就活が心配で不安になったときは、就活の結果で人生が決まるわけではないと割り切ることも大切です。ここでは、就活で心配を抱いた際に気持ちを切り替える方法を解説します。
就活で今後の人生が決まるわけではないと心得る
心配な気持ちを切り替えるには、就活の結果で今後の人生が左右されるわけではないと認識しておくことが大切です。
「自分に合うと思う就職先を選んだけど、想像している企業でなかったらどうしよう」と心配になる人もいるでしょう。企業は長く働き続けてくれる人を求めますが、定年まで勤めなければならないルールはありません。
自分の想像していた職場環境や仕事内容と違ったり、雰囲気が合わないと感じたりする可能性もゼロではないため、方向性の変更を視野に入れてよいと捉えましょう。
「せっかく新卒で入社するのだから、辞めると人生が台無しになる」などと気負わないようにすれば、就活に対する過度な心配や緊張がほぐれやすくなります。
リフレッシュする時間を作る
就活で気持ちを切り替えるためには、適度なリフレッシュの時間も大切です。就活は書類作成や企業説明会への参加といったやることが多く、途中で疲れてしまうこともあります。
しかし、内定がほしい一心で疲れを無視してしまうと集中力ややる気が低下し、選考で本領を発揮できず通過しにくくなりかねません。そのため、半日や数時間でも就活を忘れて遊びに出かけたり、趣味を楽しんだりする時間を持つのがおすすめです。
就活は長期にわたるため、しっかり休息やリフレッシュする時間を取りながら気持ちを整えましょう。就活に疲れて嫌になってしまいそうな時は「就活に疲れたときの対処法8選!疲れないための就活への向き合い方も解説」の記事を参考にしてください。
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就活で心配性を強み・長所として活かす言い換え例
就活において、心配性は「計画性がある」「失敗が少ない」など、伝え方次第で強みや長所としてアピールできます。
就活が心配でたまらないと悩む就活生の中には、普段から心配性な傾向がある人もいるでしょう。心配性の人は、不安を乗り越えるために努力していることがあるはずです。ここでは、心配性を言い換えて強みや長所としてアピールする方法を解説します。当てはまる部分があれば深掘りしてみるのがおすすめです。
計画性がある
心配性の人は先のことが心配になりがちなので、細かく計画を立てて行動する人が多いでしょう。
仕事では、納期までに納品するために複数の部署からデータをもらったり、忙しい上司のスケジュールに合わせて確認を取ったりするなど、計画的に進行するスキルが欠かせません。
そのため、計画性は就活でアピールできる立派な強みとなり得ます。予期せぬトラブルに対処するため準備を念入りにした経験や、間に合わない事を懸念して課題を前倒しで進めた経験などがあれば、計画性をアピールするエピソードとして活用できるでしょう。
責任感が強い
失敗に対する心配が大きい人は、責任感が強いとも言い換えられます。
心配性の人は、「失敗したら誰かに迷惑がかかるかもしれない」というような気持ちから、責任感を持って最後までやり切ったり、自分の言動に責任を持ったりする傾向があるでしょう。
仕事において、責任感は欠かせない要素です。仕事は自分だけでなく、同僚や取引先などさまざまな人が関わります。任された仕事に対して誠実に向き合い、責任を持って取り組める人は、周囲からの信頼も獲得できるでしょう。
失敗が少ない
失敗が少ない傾向にあることも、心配性な人のアピールポイントです。心配性の人は物事を慎重に進め、さまざまなリスクを想定しながら行動できるでしょう。
仕事でも、細心の注意を払った行動を求められる場面が多いです。たとえば、データチェックや検品などでミスを見逃してしまうと、顧客に大きな影響を及ぼす恐れがあります。
検査の仕事でなくても、ミスなく書類を作成したり、周囲の状況を見て失敗を回避する行動が取れたりする人は重宝されるでしょう。
このように、心配性のポジティブな面を捉えてアピールするのは非常に効果的です。自己分析を通じて、心配性が転じてメリットをもたらした経験がないか探してみましょう。長所と強みの答え方を知りたい人は「自己PRで強みを伝える例文24選!アピールする際のポイントと一覧も紹介」の記事をご覧ください。
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就活で弱み・短所として心配性を伝えるときのコツ
心配性を言い換えて長所にできる一方、弱みや短所として伝える場合は、改善中であることがわかるように話すのがおすすめです。
ここでは、心配性な性格を弱みや短所として伝える際のコツを解説します。
心配性の内容を具体的な言葉にする
まず、自分の心配性がどのような性質かを具体的に説明しましょう。心配性な性格がどのような行動に影響するかは、人によって異なります。
たとえば、「心配性で取り掛かるのに時間がかかる人」もいれば、「何度も同じことを確認してしまう人」もいるでしょう。初めに自分の性質について端的に説明すれば、話の主軸が明らかになり、面接官がその後の内容を理解しやすくなります。
その後、心配性な性格で困った具体的なエピソードを伝えるのがおすすめです。
改善するために取り組んでいることを述べる
次に、心配性がマイナス面に影響しないよう、改善するために取り組んでいることを述べましょう。心配性で困ったエピソードを述べた後、今後は同じミスなどを避けるために工夫や努力していると伝えるのがポイントです。
自分の短所を正直に語ることは大切ですが、短所を示すだけで終わらせてしまうと、アピールになりません。仕事においても結果を受け止めたうえで改善が大切なので、努力していることを示せば好印象につながるでしょう。
弱みの伝え方をさらに詳しく知りたい人は「就活での弱みはどう伝える?伝え方の例文や注意点を解説」の記事をご覧ください。
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心配性を長所や短所として伝える例文
ここでは、心配性な性格を長所や短所として伝える例文を紹介します。
心配性を長所として伝える例文
私の長所は、綿密に計画を立てて行動できるところです。私が大学2年生の頃、姉の家族と一緒に旅行することになりました。姉には当時2歳の息子がおり、旅行中に予期せぬアクシデントが起こると迅速な対応ができません。
そこで、私は行程表を作成し、近場の手洗いやエレベーターの位置、休憩できる場所などを書き込みました。その結果、甥の状況に合わせて迅速に対応できたり、移動する距離を省けたりして、姉夫婦に喜ばれました。仕事に対しても先を読んで計画し、貢献したいと考えます。
心配性を短所として伝える例文
私の短所は心配性なところで、物事に対するあらゆるリスクを想像し、考え込み過ぎてしまうことです。
ときには、悩み過ぎて行動できず、落ち込んでしまうこともありました。対策として、心配しても仕方のないことと、心配して対策ができることを分けて考えるよう意識しています。
その結果、心の負担が軽くなっただけではなく、対策に時間を割けるようになりました。
心配性の性格を強みとして自己PRでアピールしたい人は「【例文】自己PRで計画性をアピールしたい!効果的な方法と向いている職種」の記事も参考にしてください。
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就活に対する心配や不安でたまらないあなたへ
就活は学生から社会人になる節目であり、誰もが初めての経験のため、心配や不安でいっぱいになり泣きそうになることもあるでしょう。まずは自分を責めず、落ち着いて心配になる原因を探ることが大切です。
そのうえで、心配を解消する対策をしたり気持ちを切り替えたりすれば、前向きに就活を進めやすくなるでしょう。
就活への心配で何も手につかず悩んでいる人は、就活エージェントであるキャリアチケットを活用してみてください。キャリアチケットでは、プロの就活アドバイザーがマンツーマンで就活に関するあらゆる面をサポートしています。
就活の心配や困りごとの相談はもちろん、一人ひとりに合った企業の紹介から内定獲得まで一貫した支援を行うので、安心して就活に取り組むことが可能です。就活への心配を解消し、本領を発揮して内定獲得を目指しましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。