【例文】自己PRで計画性をアピールしたい!効果的な方法と向いている職種

このページのまとめ

  • 計画を立てるだけでなく、達成できてはじめて「計画性がある」と言える
  • 計画性を自己PRでアピールするときはエピソードを盛り込み仕事での活かし方を伝える
  • 計画性だけでなく、行動力や柔軟性も合わせてアピールすることが大事

【例文】自己PRで計画性をアピールしたい!効果的な方法と向いている職種の画像

「自己PRで計画性があることをアピールしたい」「計画性が高いことは企業に評価されるのか?」と思っている就活生も多いのではないでしょうか。

この記事では、計画性を自分の強みとして伝える方法や企業の求めている「計画性」、上手にアピールするポイントや注意点などを、例文をもとに解説しています。しっかりとマスターして、面接官の心に残る自己PRを作成しましょう。

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目 次

計画性がある人の特徴

計画性がある人の特徴として、「順序立てて物事を達成できる」や「時間に余裕を持って行動する」などが挙げられます。

自分の性格が当てはまるかどうか、チェックしてみてください。自分の計画性が分かったら、自己分析をしながらアピール方法を決めましょう。

順序立てて物事を達成できる

物事を進めるための道筋を立て順序に沿って行動し、達成できる資質がある人は、計画性があるといえます。単に計画や目標を立てるだけではなく、達成するために必要なことは何かを考え、スケジュールし行動することを含めて「計画性がある」といえるでしょう。

時間に余裕を持って行動する

計画性がある人は、常に時間を守って行動する傾向があります。
たとえば、待ち合わせの時間に最低でも5分前には到着している、ミーティングが始まる10分前には準備を整え待機しているなど、時間に余裕を持って行動していることが多いです。

そうすることによって心にも余裕ができ、万が一トラブルが発生した際も速やかに対応できるでしょう。

几帳面

計画性がある人は、身の回りの整理整頓を常に怠らない「几帳面」さを持っている場合が多いです。
たとえば、自分の机の上が常に整理整頓されており、何がどこにあるか把握しやすくなっていたり、パソコン上のファイルは分かりやすい名称でフォルダ分けされていて、使いたい資料がすぐに見つけられるようになっていたりする、などです。

計画性があり几帳面な人は、仕事もスムーズに進められます。

他人に迷惑をかけることを嫌がる

事前にスケジュールを立て、準備を怠らない計画性がある人は、人に迷惑をかけたくないと考える「心配性な人」ともいえます。

一見ネガティブに聞こえるかもしれませんが、心配性の人は、あらゆるリスクを想定することで入念なスケジューリングをするので、行き当たりばったりの行動で人に迷惑をかけることが少ないでしょう。

自己PRの書き方のポイントが知りたい方は「自己PRは書き方が大事!企業に評価される構成やポイントを解説します」の記事も参考にしてみてください。

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企業が求める「計画性」とは

自己PRで計画性を魅力的に伝えるためには、企業が何を期待しているのかを把握することが大切です。自分の考える計画性と企業の求める計画性のミスマッチを防ぐために、しっかりと理解しておきましょう。

優先順位を決めて行動できる

計画性のある人は、「物事の優先順位を決めて行動できる」と評価されやすいです。特に、マルチタスクが多い職種では、優先順位を決めて仕事をすることが重要です。

事前に計画を立ててから取り組むことで作業効率が向上し、より円滑に業務を遂行できるでしょう。そのぶん成果も期待できるので、企業が欲しい人材となりえます。

納期を守れる

計画性があるということは、納期や締め切りが守れると評価されます。納期の直前に慌てて取り組んだ仕事は、ミスが起こったりクオリティが低くなったりする可能性が高いです。

計画性のある人は事前に納期を把握し、そこから逆算して業務を進められるでしょう。

リスク管理能力がある

リスク管理ができることも、企業が求める計画性の一つです。仕事をするうえでは、顧客とのトラブルや急な予定の変更など、予想外のさまざまな出来事に直面することが多いです。

計画性を持って行動していれば、事前に失敗やトラブルを想定し、迅速な対応でリスクを小さくできるでしょう。

自己管理能力がある

自分自身の管理ができる能力も「計画性」が高い人として評価されます。自分のスケジュールを把握し体調管理をすることも、社会人において大事な要素です。

自己管理ができていないと仕事が計画どおりに進まなかったり、無理のあるスケジュールを立てたため結果的に仕事の効率が悪くなったりする原因にもなります。計画性がある、つまり自己管理能力を持っている人は、企業が求める人材像とマッチする可能性が高いです。

自己PRで強みをアピールする方法がさらに知りたい方は、「『自主性』は言い換えて自己PRにしよう!効果的な方法や例文を解説」の記事も参考にしてみてください。

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自己PRで計画性をアピールするポイント

自己PRで「計画性」を上手に伝えるための書き方のコツを解説します。志望企業の求める計画性を意識しつつ、自分の強みを魅力的にアピールしましょう。

結論から書く

「私の強みは、計画性があることです」と最初に述べましょう。

どの自己PRを書くうえでも共通しますが、結論を先に伝えてから、理由・エピソード・仕事への活かし方を順に説明します。そうすることで、これからあなたがどのような内容を話すのか相手に伝わりやすくなります。

計画性をほかの言葉で言い換える

自分の計画性が、どのような場面で、どのように活かされたのかを根拠立てて述べることが重要です。「目標を立て、そこから逆算して詳細なスケジューリングができる計画性」というように、自分の強みと企業が求める計画性を把握しながら考えると良いでしょう。

計画性の言い換えの例についてまとめたので、自己PRを作成する際の参考にしてみてください。

・慎重である
・責任感がある
・リスクマネジメントができる
・優先順位を考えて行動する
・目標に向けて効率的に行動できる
・事前にスケジュールを立てられる
・約束の時間や期限を守る

計画性に関するエピソードを盛り込む

自己PRでは、自分の計画性が発揮されたこと、計画性によって達成した成果などのエピソードを伝えることが大切です。具体的な経験や体験を伝えることであなたの「計画性」が強みとして伝わり、入社したあとのイメージをしてもらいやすくなります。

部活やゼミ、アルバイトなど学生時代の出来事を思い出しながら、どんな課題があったのか、その課題に対してどのように行動したか、行動によって得た成果を順序立てて説明するのが効果的です。

仕事でどう活かすかを伝える

長所である計画性を説明したあと、その計画性を仕事でどのように活かすのかを伝えましょう。いくら魅力的な長所でも、業務上で活かすことができないと企業にとって魅力的な人材とはいえないでしょう。

企業の求める人材像とマッチした強みをアピールするには、自己分析と企業研究を徹底することも重要です。

自己分析のやり方については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」の記事を、企業分析のやり方については「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考にしてください。

大学時代での経験をエピソードにする方法が知りたい方は、「大学での経験を自己PRに盛り込む方法や書き方のポイントを例文付きで紹介」の記事をご一読ください。

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自己PRで計画性をアピールしやすい職種

計画性はあらゆる業界で強みとなりえますが、そのなかでも特に有効に働く職種をご紹介します。企業選びで悩んでいる場合は、あなたの強みが活かせる職種を見つけてみてください。

企画職

企画職は、計画性が活かせる職種です。新商品・サービスなどの制作物の企画を行う企画職では、アイデアやセンスももちろん大切ですが、スケジュール管理能力も求められます。

長期にわたるプロジェクト進行においても、組織全体の体制の管理やスケジュールどおりに業務を遂行することが成功へのカギとなります。

営業職

営業職も、計画性のアピールが効果的な職種です。コミュニケーション能力や積極性などが重視されやすい傾向にありますが、顧客訪問や商談、製品納品の日程など、細かいスケジュールを立てて業務を進めていくことが必須です。

先を見据えての行動が求められる機会も多いため、計画性のある人は重宝されるでしょう。

技術職

エンジニアなどの技術職においても、計画性をアピールできます。技術職者の仕事はクライアントから与えられる納期に対して遂行していくものが多く、優先順位を立てながら計画性を持って業務を進めていく必要があります。

また、トラブルやアクシデントなども見据えて準備し、計画的に対応する能力も求められます。

ディレクター職

ディレクターとは、制作するものの企画や進行の管理を行う職種です。マスコミ関連のディレクターのほか、Webサイトやアプリ制作のための企画・進行管理を行うWebディレクターといった業種も多く募集されています。

制作物の管理や進行においては、納期を守ることが重要です。そのため、納期や締切から逆算して全体のスケジュールの計画を立てるとともに、作業をする人たちのスケジュールも管理することになります。
また、アクシデントや予想外の出来事に対してすぐに適切な処置を取る柔軟性も求められます。

企業に評価される自己PRの書き方のコツが知りたい方は「受かる自己PRの書き方とは?基本的な構成や評価されるポイントを解説」の記事も参考にしてみてください。

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自己PRで計画性を伝えるときの注意点

計画性をアピールする際に、注意したい点について解説します。せっかくの強みをマイナスのイメージにしないよう、しっかりと確認してください。

行動力に欠けると思われないようにする

事前に入念に計画しないと物事を進められない=行動力に欠ける、という印象を持たれる場合があります。「慎重になり過ぎて思うように行動できないのではないか」と思われないよう、計画した目標を達成したエピソードや、逆境を乗り越えた経験など、ストーリー仕立てにして結果まで伝えることが大切です。

柔軟性に欠けると思われないようにする

「計画どおりに物事を進めるのが得意」ということは、裏を返せば「計画外のことが起きた場合に対応できない」「融通が利かない」と取られてしまうこともあります。すべての仕事や業務が計画どおりに進むとは限りません。むしろ、予想外の事態や予定変更なども多いでしょう。

計画外のことに直面したとしても、臨機応変に対応できることをアピールするのがおすすめです。

自己PRと長所の違いについて知りたい方は、「自己PRと長所の違いは?魅力的にアピールする方法を10の例文つきで解説」の記事を参考にしてください。

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計画性に関する自己PRの例文

計画性をアピールする自己PRの例文をご紹介します。計画性に関連の強い性格をアピールする例文もありますので、エントリーシートを作成する際の参考にしてみてください。

計画性をアピールする自己PR例文1

私の強みは、計画性があることです。大学で所属していた文芸サークルで、2年生のときに文化祭担当を務めました。文化祭では部誌を販売するのが主なイベントだったので、数ヶ月で何を準備すれば良いかリストアップし、計画的に出店の準備を行いました。

前年の文化祭では、椅子を借り過ぎてお店のスペースが足りなくなってしまったり、部誌が途中で売り切れてしまったり、売り子部員を配置する時間が定まっていなかったりしたため、人手が足りない時間帯があるという問題が起こっていました。

そこで私は、部員数や借りる場所の広さを把握して必要な椅子の数を申請し、前年に売れた部数を参考に部誌の発行数を増やして申請しました。また、販売担当については事前にシフトを作成し、担当の時間に必ず来るよう部員に頼んだので、お店に誰もいないという状況を避けられました。

この経験を活かし、就職後も計画的に物事に対処することで業務上で起こる問題解決に役立てたいです。

計画性をアピールする自己PR例文2

私の強みは、自分の目標を掲げ、その到達点に向かって物事を遂行していく計画性の高さです。

私は大学時代に運動部に所属し、大学3年の冬まで毎日部活動を行っていました。就職活動のことを考えると時間があまりありませんでしたが、少ない期間でもできることはあると思い、色彩検定受験を決意しました。

試験までの約半年間、計画的に勉強を進めた結果、一回の受験で合格点を獲得できました。

この経験から、貴社に入社後も自分の強みである計画性を活かして、限られた時間のなかで最大限できる努力をし、計画的に取り組みながら会社の利益向上に貢献したいです。

慎重性をアピールする自己PR例文1

私の強みは、常に慎重に事前準備を心掛ける性格です。大学では経済学部のゼミに所属しており、地域の商業活動活性化についての研究をしていました。

期末に実施される研究発表に向けて文献のみで研究を進めているとき、文章を読むだけでは納得がいかない部分がありました。このままでは良い研究結果が出ないと思い、研究をより深いものにするための策はないか考えました。そこで、実際に対象の土地に足を運び、現地の商店や利用客に調査を行いました。

その結果、説得力のある研究結果をまとめることができ、プレゼンに対しても高い評価をいただきました。

御社に就職した際も、商品開発やプレゼン作成などの業務において、慎重に作業を進めることでさらに一歩踏み込んだ仕事を成し遂げたいと考えております。

慎重性をアピールする自己PR例文2

私の強みは、何事にも慎重なところです。私は、大学時代にレストランのホールでアルバイトをしていました。

料理を運ぶ際は一度料理名を確認する、というルールがありましたが、ランチやディナータイムの混雑時には、忙しくて確認をせずに持っていくスタッフもいました。

私は、どれだけ忙しくても必ず料理名が合っているかを確認し、慎重にお客さまのもとに運ぶようにしました。実際に、注文個数が伝票と違うといったお客さまからのクレームが発生する前にミスを防げました。

この精神を活かし、御社に就職したあとも、忙しくても慎重さを失わない人材に成長したいです。

主体性をアピールする自己PR例文1

私の強みは、町おこしのボランティアで培った自主性です。

人の役に立つことが好きな性格もあり、大学入学後は地域に貢献する町おこしボランティア活動に積極的に参加しました。協力してくれるメンバーを増やすため自ら呼びかけ、地域にある木材や自然を活かすものづくりの提案、映画制作などリーダーとしての経験を積みました。

仲間との意見相違で議論になることもありましたが、些細なことでも共有し、ときには本音でぶつかることで、メンバー全員で同じ目標に向かって行動することの大切さを実感しました。

その成果として、昨年はテレビ番組にも取り上げていただき、取材を受けるまでとなりました。この経験を活かし、貴社に就職後もチームワークを大切にします。メンバーと方向性を合わせながら行動することで、社内の目標達成に尽力したいです。

主体性をアピールする自己PR例文2

私の強みは、初めてのことにも積極的に目標を設定し、着実にこなしていく主体性です。

私は、学生時代にアメリカに留学をしました。海外にすら行ったことがなかったので全くの未知の世界でしたが、将来は世界で活躍できる人材になりたいと思っていたので、後悔しないために留学を決めました。

行くからには何かを得て帰国したいと思い、授業以外に毎日2時間は英語の勉強に費やす、と目標を定めました。ときには、疲れて勉強できないときや友人と遊びたいときもありましたが、優先順位は何かを常に考えながら行動しました。

その結果、帰国してからTOEICの点数が500点から700点に上がり、英語力の向上を達成できました。

留学経験から得た主体性を活かし、優先順位を明確にした計画を立て、貴社の利益に貢献していきます。

慎重な性格をアピールする方法が詳しく知りたい方は、「自己PRで慎重な性格をアピールする方法とは?例文付きで解説」の記事も参考にしてみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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