自己PRで「健康」を効果的にアピールする書き方と例文

このページのまとめ

  • 健康であるだけではアピールとして弱く、自己PRには不向き
  • 体力が必要な職種では、健康をアピールするのは有効
  • 自己PRでは企業に貢献できるポイントを伝える
  • 自己PRでは健康を通して培った価値観や能力を具体的なエピソードを添えて伝える

自己PRで「健康」を効果的にアピールする書き方と例文のイメージ

「自己PRで健康であることをアピールしてもよいのか?」と悩む就活生もいるのではないでしょうか。
健康であることは企業にとって好ましいことですが、それだけでは不十分です。書き方によっては「他にアピールすることがないのか」とネガティブに捉えられる可能性も。健康な状態になるに至ったエピソードを付け加えて、計画性や忍耐力などの能力面をアピールしましょう。
 

 

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自己PRでアピールするには「健康」だけでは不十分

「健康には自信がある」「体力があるのが強み」というのは素晴らしいことですが、それだけでアピールするのは難しいでしょう。企業に提出するプロフィールには「健康」の欄があり、ほぼ全員が「健康」と書いています。企業にとって健康は前提条件であって、メインのアピールポイントとしては弱いものです。

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体力が必要な職種の自己PRには「健康」は有効

健康であることは基本的には大きな強みになりませんが、肉体労働や夜勤がある仕事においてはアピールポイントになる可能性があります。人並み以上の体力が必要になる仕事の場合は、自己PRに健康面のアピールを取り入れることを検討しましょう。

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健康を形作った自分の性質をアピールしよう

アピールで大事なのは「いかに健康であるか」ではありません。伝えるべきことは、健康を通して見えるあなたの人間性や能力です。
企業が自己PRで知りたいのは「自社にマッチした人材か」「会社に入って活躍してくれそうか」ということ。健康になった過程を分析して自分の性質を把握したうえで、企業に貢献できるポイントに訴求しましょう。

 

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健康から読み取れる人間性や能力

ここでは、健康である人の特徴を紹介します。自分に当てはまる性質があれば参考にしてください。
「健康」というあなたの長所から、企業へのアピールポイントが見つかるはずです。

自己管理能力が高い

生活習慣や感情の起伏に左右される健康が維持できているということは、自己管理ができている証拠です。健康にまつわるエピソードを「自己管理能力の高さ」としてアピールするのも良いでしょう。
自己管理能力には体調管理能力、時間管理能力、感情コントロール力が含まれます。これらは社会人として重要な能力なので、自己管理ができる人は企業にとって魅力的な人材です。

継続力がある

健康を維持するためには継続力が必要です。「毎日運動をする」「早寝早起きをする」など、健康維持には行動の継続が不可欠。特に事務職や技術職など、「地道にコツコツと続ける」能力が必要な職種では、継続力は効果的なアピールになるでしょう。

計画性がある

健康になるために計画的に行動した経験がある人は、計画性をアピールすると良いでしょう。筋力トレーニングやダイエットなどを成功させるためには数値や期間の目標を設定し、計画に沿って行動する必要があります。「いつまでに」「何を」「どれくらい」という目標設定は企業活動と共通しています。計画性があり、成果を出した経験があるなら、ぜひアピールしましょう。

忍耐力がある

体力があることをアピールする際は、忍耐力を強みにすると良いでしょう。体力をつけるためには「部活で厳しい練習に耐える」「人一倍トレーニングをする」など、忍耐力を伴う行動が必要だったはずです。体力をつけるための具体的なエピソードを添えて、忍耐力が強みであることをアピールしましょう。重労働など肉体を使う職種はもちろん、すぐに結果が出ない長期的な仕事でも必要とされる能力です。

 

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「健康」を上手にアピールする自己PR例文

この項では「健康」をアピールする自己PRの例文を職種別にご紹介します。

1.技術職向け例文

「私の長所は『計画性』と『継続力』です。私はシステム工学部でプログラミングを学んでいました。プログラミングは一人で作業することが多く、モチベーションを維持するのが難しいところがあります。そこで私は計画を長期・中期・短期の3段階に分け、着実に実行するよう工夫しました。長期的な目標は数ヶ月単位、中期的な目標は週単位、短期的な目標は一日ごとに立てました。こうすることで高いモチベーションを継続し、最終的には計画を前倒ししてプログラムを完成させることができました。私はすぐに結果が出せない長期的な仕事でも真摯に取り組み、自分でモチベーションを継続させ、確実に仕事を進めることができます。」

「健康」の中でも「精神的な強さ」をアピールポイントとした例です。「計画性」「継続力」と言い換えて分かりやすく表現し、技術職に求められる能力が備わっていることを伝えています。「計画を前倒しして完成させた」という成果が書かれているのもポイントです。

2.営業職向け例文

「私の長所は『自己管理能力』です。私は飲食店でのアルバイトで『体調管理』を徹底しました。チームで仕事をするうえで、急な休みは迷惑になり、周りに悪影響を及ぼします。チームに迷惑がかかるということは、お客様に迷惑がかかることだと考え、徹底した自己管理を心がけていました。その結果、体調不良で休んだことは一度もなく、チームのみんなから信頼を得ることができました。そして、信頼を寄せてくれた仲間はさまざまな相談をしてくれるようになりました。このことからチーム全体の状態を把握しやすくなり、問題があっても早めに対処することができました。結果的に『接客が良いお店』と評判を呼ぶようになり、本部から表彰されました。営業の仕事でも自己管理を徹底し、お客様から信頼されるチームとなるため自分の能力を活かしたいと思います。」

「体調管理」や「精神的管理」に対する考え方が書かれているのがポイントです。仕事をするうえで何を大事に考える人なのかが伝わるでしょう。また、自己PRの最後では、能力を仕事でどう活かすかを明確に伝えています。
 

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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