このページのまとめ
- 保育士の自己PRでは「共感性」「視野の広さ」「責任感」「明るさ」などが評価される
- 保育士の自己PRでは、園の特徴を踏まえた自身の強みとエピソードを盛り込む
- 自己PRをする際はアピールポイントを1つに絞り、わかりやすさを重視する
「保育士の自己PRでは何を伝えればよいの?」「評価される強みや長所は何?」と悩む学生も多いでしょう。保育士の自己PRでは、志望する園の特徴を踏まえ、自身の強みや入園後の目標を伝えることが大切です。
この記事では、保育士の自己PRとしてアピールしやすい長所や、長所別の自己PR例文をまとめました。自己PRをまとめる際のポイントや注意点、NGな自己PR例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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- 保育士の自己PRを作る前に必要な準備
- 志望先の保育園を調べる際は差別化を意識
- 自己分析や他己分析で経験を洗い出そう
- 保育士の自己PRで使える長所の例
- 共感力が高い
- コミュニケーション能力がある
- 視野が広い
- 責任感がある
- 協調性がある
- 性格が明るい
- 気配りができる
- 面倒見がよい
- 体力がある
- ピアノや歌に自信がある
- 保育士の自己PRをまとめる際の注意点
- 入園後の目標やビジョンを盛り込む
- 長所の根拠になるエピソードを述べる
- アピールポイントは1つに絞る
- 応募書類全体の一貫性を持たせる
- アピールポイント別!保育士の自己PR例文10選
- 共感力の高さをアピールする場合の例文
- コミュニケーション能力の高さをアピールする場合の例文
- 視野の広さをアピールする場合の例文
- 責任感の強さをアピールする場合の例文
- 協調性をアピールする場合の例文
- 性格が明るいところをアピールする場合の例文
- 気配りができるところをアピールする場合の例文
- 面倒見のよさをアピールする場合の例文
- 体力があるところをアピールする場合の例文
- ピアノや歌に自信があるところをアピールする場合の例文
- 保育士の自己PRのNG例文3選
- 内容が抽象的でオリジナリティがない
- 結論から述べられておらず印象に残りにくい
- エピソードを並べただけで仕事への活かし方が不明確
- 保育士の自己PR作成に悩むあなたへ
- 保育士の自己PRでよくある質問
- Q.保育士の自己PRで評価されやすい強みは?
- Q.保育士の自己PRでは何を伝える?
- Q.保育士の自己PRを面接で伝える場合のポイントは?
- Q.公務員保育士の自己PRのポイントは?
保育士の自己PRを作る前に必要な準備
保育士の自己PRを考えるにあたっては、一般企業への就職活動と同様に、企業への理解と自己理解が欠かせません。
就職活動は、就職先である保育園と学生がマッチングする機会です。応募者である学生がすべきことは、志望する保育園を深く理解し、求める人物像を踏まえてアピールポイントを見極めることです。
自分の長所を思いつく限り伝えても、志望する保育園の採用担当者の印象には残りづらいでしょう。
保育士の自己PRを作る前には、志望先の保育園について調べたり自己分析を行ったりして準備を入念に行い、アピールにつなげることが大切です。
志望先の保育園を調べる際は差別化を意識
自己PRを作成する前に、志望先の保育園を入念に調べてください。
・保育園の理念
・教育方針
・人数規模
・特徴的な取り組み
一口に「保育園」といっても、同じ地域内には保育園がいくつもあり、それぞれに違いがあります。
「なぜその保育園で働きたいのか」が明確であればあるほど、採用担当者に熱意を伝えられるでしょう。そのため、志望先の保育園を調べる際は、ほかの園との違いを意識することが大切です。
逆に、漫然とした理由でその保育園を志望した場合、自己PRを洗練された内容としてまとめることは難しく、うまくアピールできません。
保育園のホームページや採用説明会はもちろん、保育実習に参加できる場合は積極的に応募して、詳細な雰囲気や情報を自ら取りに行きましょう。
自己分析や他己分析で経験を洗い出そう
自己分析や他己分析を通じて、自分の性格を言語化することも重要です。
志望する保育園を深く知り、自分のことも客観的に分析できれば、何をアピールするのが効果的かわかります。
自分の年表を作るつもりで、まずは過去の経験や印象に残っているエピソードを書き出しましょう。エピソードに共通する行動や考え方があれば、自分の強みや長所の発見につながります。
逆に、苦手意識があることや短所だと感じることを洗い出すのも効果的です。短所と長所は表裏一体で、短所は見方を変えれば長所になり得ます。
さらに、自己分析だけではわからない特徴に気づくためにも、他己分析を行いましょう。友人や家族など、客観的な立場から自分の性格的な特徴などを教えてもらうことで、強みをより明確にできるはずです。
自己分析の進め方については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」をご覧ください。
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保育士の自己PRで使える長所の例
保育士の自己PRでアピールできる長所はさまざまです。ここでは、あらゆる保育園で評価されやすい長所の例を紹介するので、自己分析の参考にしてみてください。
共感力が高い
保育士は、保育園に通う子どもたち一人ひとりに向き合い、気持ちに寄り添える共感力の高さが求められます。
子どもたちは自分で気持ちをうまく伝えられないため、表情や仕草などから察してあげる力が重要。普段から友人とコミュニケーションをとる際に深い共感を示せる人は、アピールポイントとして共感力の高さを活用できるでしょう。
コミュニケーション能力がある
保育士として活躍していくには、コミュニケーション能力も欠かせません。
保育園に通う園児と分け隔てなくコミュニケーションをとるのはもちろん、保護者への柔軟な対応力も求められます。
保護者や地域から信頼され、子どもを安心して預けられると思ってもらうためにも、その時々に合わせたコミュニケーション能力が重要なのです。
視野が広い
保育士は1人で複数の子どもを見るので、視野の広さも欠かせません。
1人の子どもに集中してしまうと、ほかの子どもが危ない動きをしていても気付けない可能性が高まってしまいます。
・アルバイトのホール業務でお客さんの視線に気づける
・周囲の状況をよく見て冷静に判断できる
・誰かのサポートにまわるほうが頑張れる
これらのエピソードのように、普段から周りをよく見て行動している人は、視野の広さをアピールポイントにするとよいでしょう。
責任感がある
保育士は子どもたちを預かる責任の大きな仕事です。そのため、責任感の強さも当然求められます。
周囲から重要な役割や仕事を任せられ、その責務を全うした経験がある人は、責任感の強さをアピールしましょう。
・サークルのまとめ役
・部活動のキャプテン・副キャプテン
・ゼミ長
・アルバイトのリーダー
何かのグループをまとめる経験は、誰もが一度は経験しているはずです。自己分析で過去の経験を丁寧に振り返り、アピールできないか考えてみましょう。
協調性がある
保育園では先生同士が一丸となり、チームで園児と向き合う場面が多いです。そのため、協調性があることもアピールポイントとして伝えられます。
・メンバー同士の「輪」を大切にする性格
・友人同士のいざこざを仲介した経験がある
・集団競技をしてきた
・少数より大勢で楽しむのが好き
上記のような経験がある人は、協調性をアピールするとよいでしょう。
性格が明るい
根っからの明るい性格が強みであれば、積極的にアピールすることをおすすめします。
園児から見ると、保育士は「なんでも頼れる先生」といった存在です。
辛いことがあっても前向きな気持ちで仕事に取り組むことができ、常に明るい笑顔で子どもたちと関われれば、保育園にとって魅力的で欠かせない存在になれるでしょう。
気配りができる
こまかな点まで配慮できる気配り上手な人も、保育士の自己PRとして長所をアピールできます。
担当する園児の年齢によって異なりますが、物事の分別がつかないことも往々にしてあるため、日常的に気配りできる人は積極的にアピールしていきましょう。
面倒見がよい
保育士の仕事柄、面倒見のよさもアピールポイントになります。
子どもたちをいつも見守り、何か問題はないか気に掛けてあげる姿勢が重要です。
・年の離れた兄弟姉妹がいる
・サークルの後輩をかわいがりがち
・幼少期は動物の飼育係を率先していた
面倒見のよさをアピールできる経験は上記以外にもさまざま考えられるため、自己分析をもとに、魅力的な自己PRを作成しましょう。
体力がある
保育士は体力が求められる仕事です。元気いっぱいな子どもたちと毎日遊び、子どもたちを親御さんのもとに引き渡した後は、日誌の作成や行事の準備などの業務も行います。
スポーツの経験や運動習慣があれば、体力があることをアピールしてもよいでしょう。アピールする際は、「2年間風邪をひいておらず健康」「毎日5キロ走っている」のように、数字を交えた具体的な行動や実績をアピールすると、印象に残りやすいのでおすすめです。
ピアノや歌に自信がある
保育士は、ピアノや歌の能力が求められる場合があります。
ピアノを習っていた経験や吹奏楽部に所属していたなどの経験があれば、自身のスキルをアピールしてもよいでしょう。
保育士は、アピールできる長所や強みの種類が多いところが特徴です。どの長所をアピールすればよいか分からない場合は「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」も参考にしてみてください。
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保育士の自己PRをまとめる際の注意点
保育士の自己PRをまとめる際は、いくつか気をつけるべき点があります。基本的には一般企業と同じ要領で自己PRは作成して問題ないため、確認しておきましょう。。
入園後の目標やビジョンを盛り込む
保育士の自己PRでは、入園後の目標やビジョンも伝えてください。目標やビジョンが明確であれば、働く意欲をアピールできるからです。
新卒採用は未経験が前提となるため、豊富な知識や経験ではなく、応募者のポテンシャルをもとに採用されます。
そのため、自分の長所や強みはもちろん、入園意欲のアピールが重要です。入園したらどのように活躍できるか、どのようなこと成し遂げたいかなどをアピールしましょう。
長所の根拠になるエピソードを述べる
保育士で活かせる長所や強みに対して、その根拠となるエピソードも欠かせません。
仮に「私の長所は人一倍体力があるところです」と伝えたとしても、その根拠が述べられていないと説得力を持たせるのは難しいです。エピソードの内容は「部活」「ゼミ」「アルバイト」のように、どのような場面でも問題ありません。
エピソードを伝える際に大切なのは、自分の考えや行動をメインに伝えることです。優れた成果や実績は必要ないので安心してください。
たとえば、「部活のレギュラーを獲得するために、毎日2時間の練習を3年間続けた」といった内容でも、体力や継続的に努力できる点をアピールできます。大会優勝のような結果が出なくても、過程がアピールになるので覚えておきましょう。
エピソードは誇張しすぎない
自己PRに盛り込むエピソードに関しては、誇張しすぎないように注意してください。もちろん、嘘の内容はNGです。
自分をよりよく見せたいと思って誇張すると、面接で回答した際に矛盾が発生する可能性もあります。仮に、誇張した内容がバレることなく採用されたとしても、入園後に辻褄が合わなくなるケースも想定されます。
就活に臨むにあたって意識すべきは、「ありのままの自分を大切にする姿勢」です。自分の経験から発される言葉であれば、採用担当者からの納得も得られやすくなるでしょう。
自己PRに書いた嘘が見つかってしまった場合のリスクに関しては「自己PRに書いた嘘は見破られる?バレた際のリスクについて解説」で詳しく解説しています。
アピールポイントは1つに絞る
自己PRに盛り込むアピールポイントは1つに絞ってください。
あれこれとアピールしたくなる気持ちは理解できますが、採用担当者からすると「結局何が強みか分からない」のように、印象が薄れてしまう可能性があります。
アピールポイントを1つと決めると、限られた文字数で中身の濃い自己PRを作れるはずです。
ほかの長所や強みもアピールしたい場合は、関連性を意識した上で、自己PR欄以外の項目で軽く触れるようにしましょう。
応募書類全体の一貫性を持たせる
自己PRは、あくまで就活や面接における一部にしか過ぎません。自分という存在を魅力的にアピールするには、応募書類全体の一貫性を意識することが大切です。
自己PR以外の項目で異なる側面をアピールするのも効果的かもしれませんが、採用担当者によっては「本当はどちらがこの人の強みなんだろうか」と思われかねません。
応募書類全体で伝えたい自分の長所・軸を定めた上で、それぞれの項目で自分らしさをアピールするようにしましょう。
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アピールポイント別!保育士の自己PR例文10選
ここでは、記事前半で紹介したアピールポイント別の自己PR例文を紹介します。
なお、以下で紹介する内容はあくまで参考にして、エピソードは自分で考えましょう。内容を真似しても独自性のある自己PRにはならないため、気をつけてください。
共感力の高さをアピールする場合の例文
私の長所は共感力の高さです。
私は高校時代、バレーボール部に所属していました。高校生最後の大会を直前に控えたタイミングで、メンバー同士が緊張感高く、ピリついた雰囲気となっている最中、困惑した顔をしている後輩がいたため練習終わりに声を掛けました。
するとその後輩は、「気付いてもらえてすごくうれしいです」と、安堵の涙を流しながら自身の感情を私に打ち明けてくれたのです。当時の経験は、今でも鮮明に覚えています。この経験を通じて、私はほかの人よりも共感力が高いことに気付きました。
社会人になっても自身の共感力の高さを活かして、子どもたち一人ひとりとまっすぐ向き合い、優しく寄り添える保育士を目指したいです。
コミュニケーション能力の高さをアピールする場合の例文
私の長所は、状況に合わせて柔軟に対応できるコミュニケーション力の高さです。
私は大学生になってから現在に至るまで、接客業のアルバイトをしています。あるとき、働いていたカフェが昼食時に想像以上に混雑してしまい、食事の提供を30分近く待たせてしまうお客様が発生しました。
そこで、私は飲み物をお持ちする際に改めてお詫びの言葉を添えて、「温かいお料理を順番にお作りしていますので、もう少々お待ちください」など、今まで以上に丁寧な接客と声かけを実施しました。その結果、お客様から特段のクレームをいただくことはなく、笑顔で退店されました。なかには、「素敵な接客ですね」というお褒めの言葉もいただきました。
保育士として働く上で、園児とのコミュニケーションはもちろん、保護者の方とのコミュニケーションが欠かせません。仕事を通じて関わるすべての方と良好な関係を築けるよう、コミュニケーション能力を活かして貴園に貢献いたします。
視野の広さをアピールする場合の例文
私の強みは、その時々の状況を冷静に判断できる視野の広さです。
私は居酒屋のホールスタッフとして3年間勤務した経験があり、勤務中は、お客様の身振り手振りや視線の動きなどをつぶさに見るようにしています。
空いたグラスや食器を下げる際に追加の注文を確認するのはもちろん、来店時の対応はすべてマニュアル通りに済ませず、お客様の状況に応じて説明の仕方を変えるようにしています。
相手の気持ちを察して行動することは、保護者の方とのコミュニケーションにも活かせると考えています。貴園では、保護者の方と信頼関係を築けるコミュニケーションを心がけ、信頼される保育園づくりに貢献していきたいです。
責任感の強さをアピールする場合の例文
私の長所は、責任感をもってやり遂げる実行力があるところです。
私は大学時代にラクロスを始め、3年生では副キャプテンを任されました。キャプテンの補佐をするのはもちろん、チーム全体が抱える課題感や部の会計、運営面に関して主体的に考える機会が増えました。
先頭に立ってチームを引っ張るタイプではありませんでしたが、部を裏側で支える存在として、メンバー全員が楽しくラクロスに打ち込める環境を用意できるように行動しました。その結果、私が副キャプテンを務めた1年間の勝率は7割を超え、多くのメンバーから感謝されました。
副キャプテンとして責任をもって現状と向き合い、結果が表れたのはとても嬉しかったです。貴園においても、責任感をもってあらゆる職務を全うし、安心して任せられる保育士になりたいです。
協調性をアピールする場合の例文
私の長所は協調性を大切にできるところです。
私は学生時代に吹奏楽部に所属し、トランペットのメンバーを束ねるリーダーを任されました。楽器別の練習はリーダーである私が内容を考えるのですが、パート内ではしばし意見が割れることがあり、メンバー間でモチベーションの差があることも課題でした。
そこで私は、練習外の時間でメンバー一人ひとりと話し合い、どんな思いで参加しているのか、今の練習内容や環境についてどう思っているかを聞くことにしました。メンバー一人ひとりから率直な意見を聞くことで練習の方針を見直すきっかけとなり、胸の内を話せたメンバーからは建設的な意見が出るようになり、雰囲気がガラッと変わりました。
それ以後、パート間の練習は密度が濃くなり、顧問の先生からも褒めてもらえる機会が増えて嬉しかったことを鮮明に覚えています。
保育士としてもこの経験を活かし、先輩や同僚とコミュニケーションを密にとって、協調性を大切にしていきたいと考えています。
性格が明るいところをアピールする場合の例文
私の長所は、持ち前の明るい性格でその場の雰囲気を和やかにできることです。
大学3年生からゼミに所属し、そのゼミでは、毎週水曜日の朝に定例の発表会が設けられています。ゼミ生が毎週持ち回りで発表するのですが、その週の担当者が用意を忘れてしまい、非常に気まずい雰囲気が漂ってしまいました。
そこで私は、発表の用意をしていたわけではありませんが、「私が代わりに発表してもいいですか?」という形で、自身のゼミの進捗や進め方について意見をもらうことにしました。その結果、ゼミの雰囲気は今まで通り明るい様子に戻り、発表会を無事に終えることができました。
何をするにも雰囲気のよさは非常に大切だと考えています。貴園で保育士として働く際は、持ち前の明るい性格を活かして園内の雰囲気づくりに貢献したいです。
気配りができるところをアピールする場合の例文
私の長所は、細かな気配りができるところです。
私は大学生になってからコールセンターでアルバイトをしていますが、お客様に架電するのはもちろん、各種データの入力や書類の整理、コピーといった総務の業務を手伝うこともあります。
業務を対応するなかで、コピー機の用紙が少なくなったら事前に補充しておく、用紙をリサイクルできるように専用のボックスを用意する、乱雑になっている共有の作業スペースを整頓してから帰るなど、気になったことは率先して行うようにしていました。
その結果、多くの社員さんから感謝され、とても嬉しい気持ちになりました。
貴園の保育士として働く際も、細かな気配りを忘れることなく、園児の成長をサポートするのはもちろん、保護者の方との信頼関係構築に務めてまいります。
面倒見のよさをアピールする場合の例文
私の長所は、面倒見のよさが人一倍強いところです。
私には一回り離れた妹がいるのですが、妹が生まれたときからおむつを換えたりミルクを飲ませたりしていました。大学生になった今でも、学童や習い事への送迎はできる範囲で行っており、両親からも感謝されています。
貴園に入園できたら、自身の面倒見のよさを活かして、子どもたち一人ひとりと向き合い、求めていることに気づいて行動できる保育士になれるよう尽力いたします。
体力があるところをアピールする場合の例文
私の強みは、部活動で培った体力です。
高校1年生から陸上部に所属し、長距離選手として活動してきました。大学に入ってからも継続し、毎年2週間の夏合宿に参加し、厳しいトレーニングをこなしています。
長距離の練習は厳しく、辛いことも多くあります。しかし、フルマラソンのタイム更新という目標や、一緒に頑張る仲間の存在をモチベーションとして、その都度自分を励まし取り組んできました。
保育士になったら、陸上で培った体力を武器に仕事に励み、課題にぶつかっても周りと協力しながら解決していきたいです。
ピアノや歌に自信があるところをアピールする場合の例文
私の強みは、即席でピアノを演奏できるところです。
5歳の頃からピアノを習い始め、中学の合唱コンクールでピアノの演奏をしたり、個人でピアノコンクールに出場したりしています。ピアノは高校を卒業するまで習い、現在は友人とジャズ音楽のセッションを楽しんでいます。
貴園の保育士になった際は、自身のピアノスキルを活かして、子どもたちのリクエストに答えながら一緒に楽しい時間を過ごしたいと思っています。
これらの例文を参考に、自身の経験を当てはめながらオリジナリティのある自己PRを考えましょう。
「面接準備を完璧にしよう!必要な対策とマナーや持ち物などを紹介」では面接の準備に関して詳しく解説しています。自己PRを面接で答える際の参考にしてください。
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保育士の自己PRのNG例文3選
ここでは、保育士の自己PRに関するNGな例文を紹介します。
作成した自己PRが以下の例文に該当しないか確認しておきましょう。
内容が抽象的でオリジナリティがない
私の長所は計画的に物事に取り組めることです。
大学では多くのレポートが出されましたが、すべて期限通りに提出し、一つも単位を落とすことなく高評価をもらっていました。大学で優秀な成績を収められたのは、すべてを計画的に取り組んできたからだと思っています。
計画的に取り組める姿勢を入園後も活かして、保育士として活躍していきたいです。
解説
この例文は、長所に対する具体的なエピソードが載っていないため、「計画性をもって取り組めること」への信ぴょう性がありません。
どのように計画を立てているのか、計画を立てられるようになるまでの変遷はあったのかなどを深堀りできるほど、オリジナリティのある経験としてアピールできるでしょう。
結論から述べられておらず印象に残りにくい
私はアルバイトリーダーを任され、シフトの管理や新人アルバイトの教育などを担当しました。アルバイトのなかには学業やサークルで忙しい人もいる一方で、突然連絡がつかなくなる人が出るなど大変でしたが、適切にスケジュールとシフトを管理して、店長にも評価されました。
私は、責任感を持って業務を最後まで取り組める実行力が強みです。貴園に入園後も、自身の強みを活かして1日でも早く一人前の保育士になれるよう尽力いたします。
解説
こちらの例文は、結論である自身の強みや長所から述べられておらず、何を伝えたいかはっきりしません。
アルバイト経験を展開する前に、責任感や実行力に関する強みを最初に伝えることで、自己PRの印象も残りやすくなります。
エピソードを並べただけで仕事への活かし方が不明確
私の長所は、誰とでもすぐに仲良くなれるコミュニケーション能力があるところです。
大学ではテニスサークルに所属し、先輩や同期と分け隔てなくすぐに仲良くなれました。アルバイトは派遣型のイベントスタッフをしており、その時々で一緒になった現場スタッフと打ち解けて協力しながら仕事を進められます。
貴園に入園後も、持ち前のコミュニケーション能力を活かして園のさらなる発展に貢献いたします。
解説
この例文では、コミュニケーション能力の高さが発揮されたシーンを紹介しているだけで、どのように活かせるかが述べられていません。また、エピソードも表面的な内容を紹介しているだけで、コミュニケーションをとるうえで大切にしている考え方や価値観が分からない状態です。
経験から何を学び、どのように活かせるかを抱負としてまとめることで、説得力のある自己PRになるでしょう。
自己PRの例文をもっと見たい人は「自己PRの書き方例を紹介!アピールポイント別の例文つき」をご覧ください。
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保育士の自己PR作成に悩むあなたへ
保育士の自己PRに何を書けばよいかわからなかったり、アピールしたい強みをどのように伝えればよいか悩んだりすることもあるでしょう。
自己PRがうまく作れずに困っている方は、キャリアチケットに相談してください。
キャリアチケットでは、保育園が注目するポイントを把握し、相談者一人ひとりの強みにあわせた自己PR作成をサポートします。1人で悩まずに、保育士の内定を獲得できるように取り組んでみましょう。
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保育士の自己PRでよくある質問
ここでは、保育士の自己PRでよくある質問に回答します。
Q.保育士の自己PRで評価されやすい強みは?
A.保育士の自己PRでは、次のような強みが評価されます。
・体力がある
・責任感がある
・コミュニケーション能力がある
・性格が明るい
・面倒見がよい
アピールを成功させるためには、保育園が求めるスキルや能力をアピールするのが重要です。業務につながる強みをアピールをするように心がけてください。
Q.保育士の自己PRでは何を伝える?
A.保育士の自己PRでは、「自分の強み」「強みの根拠になるエピソード」「入社後の目標」の3つを伝えましょう。強みだけではアピールにならないので気をつけてください。
採用担当者は、入園後にどのような活躍ができるかを見ています。強みを業務に活かす方法を考えて、アピールにつなげてください。
Q.保育士の自己PRを面接で伝える場合のポイントは?
A.保育士の自己PRを面接で伝える場合は、簡潔にわかりやすく伝えるのを意識しましょう。多くを伝えようと焦ってしまうと内容がチグハグになり、伝わりづらくなってしまいます。
また、印象をよくするために、明るく笑顔で話すのも大切です。保育士は明るさもアピールポイントになるので、面接の話し方からもアピールにつなげましょう。
面接で自己PRを伝える際のコツは、「面接の自己PRで「いいな」と思わせるコツとは?例文もあわせてご紹介」で詳しく解説しています。
Q.公務員保育士の自己PRのポイントは?
A.公務員の保育園を目指す場合はどこに配属されるか分からないため、アピールの仕方を変える必要があります。
そのため、以下の点を意識するとよいでしょう。
・その市区町村の特徴的な取り組み
・子育て支援にどのように力を入れているか
・公立の保育園で働きたい理由・私立保育園との違い
公立保育園の保育士として働くには、その自治体の公務員として採用される必要があるため、私立の保育園や自治体間の差別化が重要です。公務員として働きたい場合は、より広い視野で保育士の仕事を分析しましょう。
評価の高い自己PRを書くコツを知りたい人は「自己PRの書き方は?評価につながる8つのコツと業界・職種別の例文を解説」をご覧ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。