自己PRで「粘り強さ」を伝えるポイントとは?注意点と8つの例文を解説

このページのまとめ

  • 自己PRで粘り強さを伝える際は、企業に合わせて表現を言い換える
  • 粘り強さは、具体的なエピソードや仕事での活かし方などを交えてアピールする
  • 粘り強さをアピールする際は、頑固で話が通じないなどの印象を与えないよう注意する

自己PRで「粘り強さ」を伝えるポイントとは?注意点と8つの例文を解説のイメージ

「自己PRで粘り強さはアピールできるのか」「粘り強さをどう自己PRに書けばよいのか」と悩む就活生もいるでしょう。「粘り強さ」はポジティブな面がある一方で、マイナスな印象を与える可能性もあるため、伝え方には注意が必要です。

この記事では、自己PRで「粘り強さ」を伝える際のポイントや注意点を例文つきで解説しています。自己PRで粘り強さを魅力的にアピールしたい学生は、ぜひ参考にしてください。

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目 次

自己PRで粘り強さは効果的?企業が求める人物像を解説

自己PRする性格的な特徴は人によってさまざまですが、大切なのは、企業が求める人物像にマッチしているかどうかです。

企業によって求める人物像に違いはあるものの、共通しているのが「長期間にわたって自社で活躍してくれる就活生」を求めている点です。そのため、「粘り強さ」のある人材は、企業にとってプラスな効果をもたらす働きを期待でき、採用担当者からの評価も獲得できるでしょう。

ただし、「粘り強さ」は伝え方次第でマイナスな印象を抱かれる可能性もあるため、この記事の内容を踏まえて伝え方を工夫することをおすすめします。

仕事における「粘り強さ」の意味

そもそも「粘り強さ」とは、根気よく最後までやり抜く姿勢や、物事に耐え忍ぶ様子のことです。

企業で働く以上、結果を求められます。そして、仕事で成果を出すには、やるべきことを最後まで諦めずにやり抜く姿勢が欠かせないでしょう。そのため、粘り強く行動できる就活生は、企業の採用担当者からも評価されやすいといえます。

また、仕事をする上では苦境に立たされ、うまくいかないことも多いです。仕事でミスをしてしまったときや商談での失敗など、辛い状況でも努力し続けられるバイタリティのある人は、どんな企業に勤めても成長し続けられるでしょう。

自己PRで粘り強さをアピールする際は、企業の採用担当者に自分が働くイメージを持ってもらえるように伝えることが大切です。

自己PRと強みの違いは何?長所との書き分けは?例文付きで紹介!」も参考にしながら、粘り強さの伝え方を考えてみましょう。

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自己PRで「粘り強さ」をアピールするときのポイント

粘り強い人に共通する特徴を踏まえたとしても、実際に自己PRとして企業の採用担当者にアピールするには要点を別途押さえる必要があります。

ここでは、粘り強さを自己PRする際のポイントを4つ紹介します。自身の優れた長所を企業側に知ってもらうためにも、一つずつ確認していきましょう。

具体的なエピソードを盛り込む

粘り強さをアピールする際は、どこで、どのように強みが発揮されたのか、具体的なエピソードを交えて伝えるのが重要です。学校や部活動、アルバイト先など、状況はどこでも構いません。

また、エピソードには数字を盛り込むのも効果的です。自分が取り組んできたことを数字で説明できると、エピソードを通じて相手がその粘り強さをイメージしやすくなります。

例文も参考にしながら、オリジナリティのあるエピソードを探してみてください。

どう粘り強いかを伝える

粘り強さをよりイメージしてもらいやすくするためにも、「どのように粘り強いか」を盛り込みましょう。

状況を漏れなくわかりやすく伝えるには、「5W1H」が重要です。そのなかでも、「How(どのように)」に関する深掘りをすることで、企業は就活生を採用した後の働きぶりをイメージしやすくなるでしょう。

また、「どのように粘り強いか」に関しては、自己PRの冒頭に提示するのもポイントです。具体性を加えた結論から伝えることで、聞き手・読み手の印象に残りやすく、主張の全体像も理解しやすくなるでしょう。

言い換えると、単純に「私の強みは粘り強さがあるところです」だけではありきたりな上に印象が薄く、採用担当者に内容が伝わりにくくなってしまうため気をつけてください。

業務での活かし方を伝える

自己PRをまとめる際は、自分の強み・アピールポイントが仕事でどのように活かせるかを伝えることも重要です。

どれほど魅力的な自己PRやエピソードがあったとしても、「それは自社でどうやって活かせるの?」と思われてしまっては意味がありません。

就職活動は、企業と就活生がマッチングする機会です。そのため、企業目線で自分を採用するメリットをわかりやすく伝える工夫が欠かせません。

自己PRで粘り強さを伝える際は、自身のどのような性格・強みが入社してからどのように発揮できるか考えましょう。

自己PRでアピールするときのポイントについては、「自己PRで自分の性格を伝える方法!自己分析に使える長所・短所の一覧つき」も参考にしてください。

粘り強さは企業に合わせて別の言葉で言い換える

一口に「粘り強さ」といっても、言葉から連想する雰囲気や意味合いは人によって異なります。「最後まで諦めない性格」と捉えられることもあれば、「結果にこだわり、負けず嫌いな性格」と認識されることもあるでしょう。

このように、解釈が異なってしまうと自分の強みを正しく伝えられないため、企業に合わせて粘り強さを言い換えることが大切です。

認識の齟齬が生まれない言い回しに変更することで、読み手・聞き手全員が同じ認識を持てるようになるでしょう。その結果、採用担当者から納得感を得やすく、入社後に仕事をする姿もイメージしやすくなります。

「粘り強さ」はさまざまな言葉で言い換えられるため、自分の性格と企業が求める人物像に合わせて使い分けましょう。

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粘り強い人に共通する7つの特徴

粘り強さは一言では表現できず、適切な言葉でわかりやすく言い換えるのがポイントです。

ここでは、粘り強い人に共通する特徴を7つ解説します。自己PRへの記載や面接時にわかりやすく伝えられるよう、参考にしてみてください。

1.コツコツと努力ができる

地道に努力ができる人は、結果が出るまでの長い間、物事に取り組むことができます。コツコツと時間をかけて頑張れる人は、粘り強さを持ち合わせているでしょう。

また、周りからすると楽しさを感じられないことでも最後までしっかりやり遂げる人も、粘り強いといえます。

コツコツと努力ができる人は、日常的に行っている習慣を振り返ってみるのがおすすめです。日常の習慣は自身の努力の賜物なので、自己PRのエピソードとして活用できるでしょう。

2.意欲的である

何事にもやる気があって意欲的に取り組める人は、粘り強さがある性格ともいえます。

自分がやると決めたことに対して意欲がなければ、苦しい状況に立ち向かったり、コツコツと努力を続けたりするのは難しいでしょう。「△△がやりたい」という意気込みがあれば、困難に立ち向かうことができます。

意欲的であることに関連して、何事もポジティブに捉えられる性格の就活生も、粘り強さを持ち合わせているでしょう。

3.忍耐強い

「忍んで耐える力」が強い人は、どんなことがあっても最後までやり遂げる粘り強さを持っています。何かを得るため・結果を出すためには、ある程度の我慢が必要になるときもあります。

しかし、忍耐力があればくじけることはないでしょう。その結果、大きな報酬を得られたり、仕事での成功につながったりする可能性も高まります。

また、忍耐強い人はストレス耐性もあることが多いようです。なかには、日々のプレッシャーや責任への耐性ができている就活生を望む企業もあります。

忍耐強さをアピールするエピソードとして、運動系の部活動でハードなトレーニングをしてきた経験などは伝えやすいでしょう。

忍耐強さについて詳しく知りたい就活生は、「自己PRで忍耐力をアピール!ポイントと適切な言い換え方法」も参考にしてください。

4.失敗から学べる

粘り強い人は失敗から学び、反省点を次に活かして行動できる傾向にあります。

失敗するとすぐに諦めてしまう人は一定数存在します。しかし、粘り強く行動できる人は「失敗=成功に一歩近づいた」と捉えている印象が強いです。

失敗やうまくいかないことがあっても投げ出さずに、失敗から学んで行動し続けられる粘り強さは、社会や仕事をする上で求められる力でしょう。

5.責任感がある

粘り強い人には、最後までやり遂げようという責任感があります。また、自分の仕事で結果を出そうという思いを持っていることも多いです。

責任感のある人は、「この人になら安心して仕事をお願いできる」という信用につながり、仕事を任せてもらえるようになるでしょう。

6.結果にこだわる

粘り強い人は、自身のさまざまな取り組みに対する結果にこだわる傾向があります。

仕事をする上では常に結果が求められ、会社に貢献する人材であればあるほど、社内の評価も高まるでしょう。結果にこだわる人ほど、仕事に対して粘り強い努力を続けられ、難しく大変な仕事に対しても成果を出しやすくなります。

結果にこだわったエピソードがある就活生は、粘り強さのアピールとして自己PRに盛り込んでみましょう。

7.負けず嫌い

結果にこだわることに関連して、負けず嫌いな性格の人も粘り強さを持ち合わせています。

・やるからにはとことん突き詰めたい
・目指すならナンバーワン
・悔し涙を流したことがある

これらを考えたことがあったり経験したりしている就活生は、負けず嫌いで粘り強い性格をうまくアピールしていきましょう。

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「粘り強さ」が評価される仕事

粘り強さはどのような仕事でも求められています。ただし、粘り強さが特に評価されるのは、最後まで結果を追う必要がある仕事です。

ここでは、粘り強さのある人材を高く評価しやすい仕事について解説します。

営業職

さまざまな仕事のなかで、営業職は特に「粘り強さ」が評価されるでしょう。

営業職で求められるのは、断られても諦めずにアプローチできる力です。たとえば、飛び込み営業の場合には、1件断られたからといって落ち込んだり諦めたりするのではなく、すぐにまた次のところに連絡を入れる粘り強さが欠かせません。

忍耐強く新規開拓ができたり、粘り強く最後まで数字を追い続けられたりする人は、社内で高く評価されるでしょう。

営業職で評価される力については、「営業の自己PRはどうやって書く?求められるポイントや例文をご紹介」も参考にしてください。

研究職

研究職は、すぐに結果が出なくても諦めることなく、結果が出るまでコツコツと研究を続ける必要があります。半年や1年で結果が出るようなものではなく、5年・10年単位で研究に向き合うのが一般的です。

そのため、研究職で成果をだすには「粘り強さ」が欠かせません。研究の過程で起きた失敗から学び、その失敗を次に活かせる人は、研究職で評価されるでしょう。

目標達成のために、試行錯誤を繰り返し何かを達成した経験がある就活生は、研究職で粘り強さをアピールできるはずです。

研究職で評価される力を知りたい就活生は、「研究職になるには?働くメリットや向いている人物像をご紹介」も参考にしてください。

技術職

技術職においても「粘り強さ」が評価されます。技術職は、製品の開発設計や維持管理に関わる仕事で、粘り強く作業を行うことが大切です。

たとえば、技術職では一つの製品を開発するのに、高い精度や品質を求めて何度も改良を行う必要があるため、粘り強さが欠かせません。

また、開発に必要な技術に関する勉強を続けて自分のものにする粘り強さも、技術職に必要な力です。

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自己PRで粘り強さを伝えるときの注意点3選

粘り強さを自己PRで伝える際、場合によってはマイナスなイメージを持たれかねないため注意が必要です。

ここでは、自己PRで粘り強さを伝えるときの注意点を3つ解説します。

1.頑固で視野が狭いと捉えられないようにする

「粘り強さ」を短所として言い換えるなら「頑固」が挙げられます。頑固とは、自分の信念を貫くような印象があり、場合によっては「協調性がない」と見られてしまう場合もあるでしょう。

また、頑固という言葉を聞くと「夢中になってしまう」「周りの言葉を聞かない」などの印象もあり、「視野が狭い」と思われてしまうことも否めません。

そこで、頑固な自分を改善するために頑張っているエピソードを盛り込むことで、マイナスな印象を持たれにくくなるでしょう。「粘り強さ」をマイナス方向にも考え、広い視野で分析した結果を伝えるのがポイントです。

2.合理的な考え方ができることをアピールする

「粘り強さ」と聞くと、自分のやり方を押し通すイメージを持たれる可能性もあります。この点、効率的・合理的な印象とは離れてしまうため、仕事を進める上ではネックと思われかねません。

このようなマイナス評価につながらないためにも、自分の計画性や段取りを組んで物事を進められる性格について言及するとよいでしょう。

粘り強い性格だけを前面に押し出すと、計画的に物事を進めるスキルが劣っていると思われてしまう可能性があるため注意が必要です。

自己PRの注意点については、「自己PRの内容は内定を左右する!書き方や注意点を例文つきで解説」も参考にしてください。

3.結果が伴わず継続していただけの行動はアピールしない

粘り強さを表すエピソード選びの注意点として、「行動に対して結果が伴わず、ただ継続していただけ」のものは避けるようにしましょう。

たとえコツコツと努力できたとしても、粘り強く取り組んだおかげで成果が出ていなければ、「粘り強さ」のアピールにはなりません。一つのことを長く続けられる能力も強みや長所になりますが、粘り強さの観点では、結果が伴った努力・行動が求められます。

場合によっては「だらだらと続けているだけでは?」と思われかねず、マイナスな印象を与える可能性があるため気をつけましょう。

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自己PRで「粘り強さ」をアピールする強み別の例文

ここでは、粘り強さをアピールする例文を強みごとに3つ紹介します。

自己PRをまとめる際は、粘り強さが表れたシーン・エピソードを具体的に盛り込み、「どのような粘り強さを持ち合わせているか」を意識しましょう。

継続力

私の長所は、自分で立てた目標に根気強く取り組めるところです。

大学1年生のときに、登録販売者の資格を取得するため、合格に向けて毎日1時間勉強をする目標を立てました。体調が悪い日や帰宅が遅くなってしまった日でも、毎日必ず勉強する習慣を続けた結果、大学2年の秋に晴れて合格できました。

この強みを活かして、貴社に入社後も努力を継続することを当たり前にしていきたいです。

協調性

私の長所は、調整力があるところです。

大学時代に個人経営のカフェで働いていたのですが、近所に新しい別のカフェができたことで客足が伸び悩み、売上が低下してしまった時期がありました。この状況から抜け出す方法はないかと考えた結果、新メニューを作る提案を店長にしました。

ほかのアルバイトメンバーたちはあまり協力的ではなかったものの、定期的に声を掛けて友人に好みを聞いて回ったりSNSで情報収集をしたりと、いろいろなアイディアを提示し続けました。その結果、全員が積極的に動くようになり、完成した新メニューによって、今までの売上を約1.5倍アップすることに成功しました。

最初は無理かもしれないと思ったチームワークも、根気よく歩み寄りながら取り組んだことで、気持ちが1つになったと思っています。率先して行動することで得られた達成感を忘れず、入社後はチーム力の向上に努めていきたいです。

忍耐力

私の長所は、一度始めたことは最後までやり遂げる忍耐力の強さです。

友人に誘われたことがきっかけで、大学時代は登山をしていました。その楽しさに魅了され、今では1人で挑戦することも多くなっています。どれだけ険しい山道に遭遇したり、途中で身体がきつくなったりしても、登山中は頂上を目指して進む足を止めません。頂上で美しい景色を見ることを目標に、心を強くもって挑むことで何度も山を登り切ることができました。

貴社でも最後までやり遂げる諦めない精神をモットーに、一歩ずつ着実に進みながら目標達成を目指す働きをしたいです。

自分の強みを入社後にどう活かせるかアピールすることで、企業側も採用後に働く姿をイメージしやすくなります。自己PRの書き方については、「自己アピールの効果的な書き方4ステップ!7つの注意点と例文8選も紹介」も参考にしてください。

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自己PRで「粘り強さ」をアピールする職種別の例文

次に、粘り強さをアピールする例文を志望する職種別で3つ解説します。

以下で紹介する例文はあくまで参考程度にとどめ、オリジナルなエピソードを交えた自分らしい自己PRを作成しましょう。

事務職

私の長所は、コツコツとした作業を着実にこなせるところです。

大学に入学してから選んだアルバイトではデータ入力作業を行っており、勤務時間中は毎回膨大な作業に追われています。そのなかでも、どのように入力すると効率がよくなるのか、無駄のない画面遷移方法はないのかなど、工夫を凝らして作業をしているとあっという間で、私の性に合っていると感じています。

現在もデータ入力作業のアルバイトを続けており、当初は1時間で15件のデータ入力が限界でしたが、今となっては25件ほど入力できるほどになり、試行錯誤の繰り返しが結果に表れてやりがいにもつながりました。

この経験を活かし、貴社の事務職として、与えられた業務を正確かつ迅速に処理するのはもちろん、効率のよさを意識して日々の業務に取り組んでいきたいです。

看護師

私の長所は、目の前の現状から逃げ出さず、挑み続ける粘り強さがあるところです。

私は看護実習のなかで、看護計画の内容に関して先輩看護師から注意を受けることが何度かありました。個人的にも苦手意識があったため、患者さんの症状について先輩看護師に聞いたり本で調べたりしながら、知識のさらなる向上に努めました。

ほかにも、患者さんの介助にあたる際、そこでのコミュニケーションから情報収集できないか意識して、小さな変化でも逐一メモをとりながらアセスメントを実施しました。その結果、実習が終わる頃には苦手意識がなくなり、先輩看護師から褒めてもらう機会も増えました。

これらの経験を踏まえ、貴院に入職後も向上心を忘れることなく目の前の課題と真摯に向き合い、患者さんに寄り添える看護師として尽力いたします。

教員

私の長所は、目標達成のために粘り強く取り組めるところです。

現在も所属している女子バスケットボール部で、部の活性化に奔走した経験があります。私が入部した当初のバスケットボール部は、言ってしまえば遊び場と化しており、部活動をしているとは到底言えない状況でした。しかし、在籍するメンバーと話をすると、中学・高校とバスケットボールをしてきた人が大半で、本当はしっかり活動したいと考えているようでした。

そこで私は、部内のムードメーカーである先輩と仲良くなり、部の雰囲気を変えることを決意しました。その後、学内で先輩を見かけたら一目散に駆け寄ったり、同じ講義を受けている際は近くの席に座ったりして、接触する機会を増やしました。もちろん、部内の活動中にも積極的に声をかけて、徐々に仲良くなっていきました。それから8ヶ月後、先輩からバスケットボールに対する思いを聞けるところまで仲良くなり、それからは2人でシュート練習をしたり、1on1の勝負をしたりするようになりました。この姿が部のメンバーにも伝播して、練習に参加する人数も増えた結果、春に開催された大会にも出場できました。

教員として子供達を指導するにあたって、クラス全員で目標に向かって取り組む大切さを伝える機会も多いと考えています。教員になれた暁には、私の長所である粘り強さを活かして、子供達と向き合っていきたいです。

自己PRが思うように書けない就活生は「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」も参考にしてみてください。

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自己PRで粘り強さをアピールできていないNG例文

最後に、自己PRで粘り強さをアピールする際のNGな例文を紹介します。

以下の例文を踏まえ、自分の性格を魅力的に伝えられるようにしましょう。

ただ継続していただけの自己PR

私の長所は、一つのことを粘り強く続けられるところです。

私は小学生の頃にサッカーを始め、中学・高校ではサッカー部に所属しました。大学ではフットサルサークルに入り、形は少し異なりますが10年以上にわたって競技を続けています。

一つのことを長く続けるのは簡単ではなく、「もう辞めたい」と思ったことは何度もありました。しかし、そう思う反面でサッカーへの思いを再認識して、現在まで続けることができました。

貴社に入社した後も粘り強く続けられる性格を活かして、企業の売上に貢献いたします。

解説

一見すると粘り強さをアピールできているように見えますが、好きなことを継続しているだけで、「粘り強さ」につながっていません。

続けるなかでの葛藤や苦しかったことに焦点を当てて、困難を乗り越えたエピソードとして自己PRに盛り込むことで、粘り強い性格であることを伝えられるでしょう。

具体性のない自己PR

私の長所は、どんなこともコツコツと取り組める粘り強さがあるところです。

たとえ困難な状況に陥っても、正面から向き合い、時間をかけてコツコツ努力できます。現在に至るまで、部活動や受験勉強など、さまざまなことに対して粘り強く取り組んできました。

この強みを活かして、貴社に入社した後も目の前の業務にコツコツと取り組み、貴社の一員として貢献したいです。

解説

こちらの例文には、具体的なエピソードが何も盛り込まれていません。抽象的な内容にしか触れておらず、採用担当者の印象にも残りづらいです。

自己PRをまとめる際は、長所や強みとして伝えたい性格がはっきりと表れたエピソードを必ず盛り込み、具体性を持たせましょう。

より魅力的な自己PRを書きたい就活生は「受かる自己PRの書き方はどうすればいい?基本的な構成や例文を紹介!」を参考にしてください。

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自己PRで「粘り強さ」をうまく伝えられないあなたへ

自己PRで「粘り強さ」をアピールするときには、具体的なエピソードや仕事にどのように活かせるかを盛り込むのがポイントです。また、「粘り強さ」という言葉から連想されるマイナスな印象を与えないような補足・言い回しができると、採用担当者の評価を高められるでしょう。

自己PRで「粘り強さ」のアピール方法に悩む就活生は、就活のプロである就活エージェントの利用がおすすめです。

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「自己PR 粘り強さ」に関してよくある質問

自己PRで粘り強さについてどう書くかに関して、よくある質問を紹介します。

Q.そもそも自己PRとは何ですか?

A.自己PRとは、仕事で活かせる強みを企業にアピールすることです。自己PRでは企業が求める強みと、自分の強みのマッチした点をアピールしましょう。

自己PRについては、「自己PRってなに?答え方のコツや注意点を例文付きで解説」も参考にしてください。

Q.自己PRはどうやって考えればよいですか?

A.自己PRは、自分の過去の経験を掘り下げて自己分析をすることで考えられます。

優れた受賞歴や、何か特別な経験は必要ありません。就活は企業と就活生がマッチングする機会であるため、まずは志望企業が求める人物像・人材は何かを考えるとよいでしょう。

自己PRの考え方については、「自己PRのネタがないときはどう探す?強みの探し方や作り方を紹介!」も参考にしてください。

Q.自己PRの評価ポイントはどこですか?

A.自己PRの評価ポイントは、志望先の企業で活かせる経験や強みがあるか、企業の理念や業務を理解しているかです。

自己分析と企業研究を踏まえ、志望企業で働くイメージが具体的に湧く内容であるほど、自己PRは高く評価されるでしょう。

自己PRの評価ポイントに関しては、「自己PRの書き方は?評価につながる8つのコツと業界・職種別の例文を解説」も参考にしてください。

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