このページのまとめ
- 自主性を自己PRにするときには主体性に言い換える
- 自己PRでは、主体性を発揮したエピソードと入社後にどう活かすかを伝える
- 自主性を自己PRにするときはマイナスな印象を与えないように注意する
「自主性は自己PRにできるのだろうか」と悩む学生もいるかもしれません。
自主性は、自らの意思で行動できることをアピールでき評価される仕事です。ただし、自主性をアピールする場合にはマイナスな印象を与えないように注意しましょう。
この記事では、自主性を自己PRにするポイントや例文を解説しています。
ぜひ、自己PR作成の参考にしてください。
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自主性と主体性の違い
自主性と主体性は、「自ら進んで行動する」という同じ意味の言葉と捉えられがちですが、2つの言葉には違う意味があります。
自己PRで自主性をアピールする前に、2つの言葉の意味を理解して、適切な自己PRができるようにしましょう。
以下で、詳しく解説します。
自主性の意味
自主性とは、一度言われたことや教えられたことを、自らの判断で率先して行動することです。
たとえば、入社研修で渡された自社製品についての資料を自宅で読んで全て覚える行動は、自主性が発揮されているといえます。
主体性の意味
主体性とは、自分でやるべきことを考えて、取り組むことです。
主体性には、自分の判断で行動する分の責任が伴います。
たとえば、現状の課題や問題を把握し、その解決のために自分で目標や対処法を設定し行動するときには、主体性が発揮できているでしょう。
自主性と主体性の違い
自主性と主体性は、自ら進んで物事に取り組むという点は共通しています。
2つの違いは、やるべきことを決めるのが自分であるか、自分以外であるかです。
今、社会で求められる力は自分自身で考えて行動できる主体性だといえます。
変化の多い現代では、言われたことだけをしているのではなく、責任感をもって自ら考えて行動できる人が求められているでしょう。
主体性に似ている言葉で、積極性という言葉もあります。詳しくは、「自己PRで「積極性」を使う場合のコツや注意点とは?例文も紹介!」を参考にしてください。
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自主性を自己PRでアピールするときのポイント
自主性を自己PRでアピールするときには、主体性に言い換えたり、具体的なエピソードを伝えたりしましょう。
以下で、自主性をアピールするときのポイントを解説します。
自主性を主体性に言い換えて伝える
自分の強みとして、自主性をアピールしたいときには、「主体性がある」と伝えましょう。
上述のように現代では、自主性よりも主体性の方が求められる力だからです。
自主性がある人であれば、責任感を持ち自分で意識することで、主体性も強みとして発揮することができるでしょう。
主体性を発揮したエピソードを具体的に伝える
主体性(自主性)を伝えるときには、合わせて強みを裏付けるエピソードを伝えることで説得力が出ます。
具体的に、どんな課題に対して主体性を発揮したのかを伝えましょう。
主体性を入社後にどう活かすか伝える
主体性を入社後にどう活かすか伝えることで、会社の中で働いているイメージをもってもらえるでしょう。
具体的に、志望企業の業務の中で、主体性が求められる部分を理解しておくことが大切です。
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【エピソード別】自主性(主体性)を自己PRにする例文
この項目では、主体性を自己PRにする例文をエピソード別に紹介します。
ゼミ活動
私の強みは、主体性です。
学生時代のゼミ活動では、毎年冬休みに研究発表会が行われており、そこに向けてチームごとに日々研究活動を続けていました。
しかし、私のチームメンバーは部活動に入部している人が多く、思うようにスケジュールが合わずに研究が進みませんでした。
そこで、私は、スケジュール共有と進捗管理のできるツールの導入を提案し、研究スケジュールを作成し都度進捗を共有してもらうようにしました。
そうすることで、目標のためにやるべきことが明確になり、メンバーの研究へのモチベーションも高まり、研究発表会を成功させることができました。
御社に入社した際には、主体性を活かして会社の発展に貢献します。
部活動
私の強みは主体性です。
所属していたバスケットボール部の活動では、全国大会出場を目指していました。
全国大会に行くためには、チーム一丸となって練習に励むこと、一人一人の意見やアイデアを柔軟に取り入れることが必要だと思い、私はチームメンバー一人一人と毎日コミュニケーションを取りました。
すると、チームの一体感が生まれ、メンバーから感謝されるようになりました。
また、メンバーの意見をもとに、練習メニューを柔軟に変えながら取り組み、結果的に全国大会出場を果たしました。
これは、私が主体性を発揮してメンバーとコミュニケーションをとったからこそだと自負しています。
この経験を活かして、貴社での仕事に励みたいです。
アルバイト
私の強みは、主体性をもって、積極的に行動できることです。
学生時代にアルバイトをしていた飲食店では、売上が伸び悩んでいました。
個人経営の小さな飲食店で、包み隠さず経営状況も教えてくれていたので、どうにか力になりたいと考え、主体的に業務改善を提案しました。
具体的には、業務の効率化やリピートしてもらう施策などを考え、コストカットと売上のどちらにも貢献することができました。
現状を把握し、その課題を解決するための案を主体的に提案する経験は、間違いなく貴社でも活かすことができると確信しています。
自己PRの例文は、「新卒の自己PRで大切なことは?基本構成と例文を確認しよう」も参考にしてください。
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自主性を自己PRにするときの注意点
自主性は「自己中心的」「人の意見が聞けない」「協調性がない」と捉えられる場合があるので注意が必要です。
自主性を自己PRにするときには、周りによい影響を与えるために、必要なことを汲み取りながら自主性を発揮したと伝えましょう。
自己PR作成の注意点については、「自己PRで強みをアピールするには?新卒向けに例文を解説」も参考にしてください。
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自主性を自己PRでどうアピールするか悩んでいる人へ
この記事では、自主性を自己PRにするときの、コツや注意点を解説しました。
自主性は、主体性に言い換えて、マイナスな印象を与えないように注意することで効果的にアピールすることができます。
どうしても自主性を自己PRでアピールする方法に悩んでいる人は、就職エージェントの利用がおすすめです。
就活エージェントであるキャリアチケットでは、自己PRの添削はもちろん、自己PRを作成するための自己分析の深掘り、業界・企業研究もサポートしています。
自主性のアピール方法に悩む人やそもそも強みが何なのか分からない人など、就活に対して悩みがある人はぜひ一度利用してください。
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「自主性 自己PR」についてよくある質問
ここでは、「自主性 自己PR」についてよくある質問に回答しています。
Q.自己PRで使えるエピソードは何がありますか?
A.自己PRで使うエピソードは、目立つような特別な話である必要はありません。
ゼミ活動やアルバイト、部活動、サークル活動などあなたが学生時代に時間を使っていたことを考えてみてください。自分なりに集中して取り組んだことを洗い出してみるとよいでしょう。
自己PRで使うエピソードについては、「自己PRで高校時代の経験はアピールできる?伝え方のポイントや例文を解説」も参考にしてください。
Q.「ガクチカ」とはなんですか?
A.ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略で、学生の間で使われる就活用語です。ガクチカは、面接でよく聞かれる質問の一つでもあります。
企業がガクチカを聞く理由は、努力した過程や学生の人柄、入社後に活躍してくれるかを知りたいからです。ガクチカについては、「就活を有利にするガクチカとは?作成方法や例文をご紹介」も参考にしてください。
Q.長所と強みの違いはなんですか?
A.長所は、あなたが生まれ持った価値観や能力を基礎としたその人独自の資質のことです。強みは、長所を発揮して仕事に活かせることを指します。
長所があっても、それを仕事に活かせなければ強みにはなりません。長所と強みについては、「長所と強みはどう違う?同じ内容を伝えてもいいの?両方聞かれたときの対処法などを解説」も参考にしてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。