就活で使える弱み一覧105選を紹介!伝え方や注意点も例文付きで解説

このページのまとめ

  • 就活で企業が弱みを聞くのは、自社との相性や仕事への適性を判断するため
  • 就活で伝える弱みを見つけるために、強みから言い換える方法もある
  • 就活で弱みを聞かれたら、「特になし」やネガティブすぎる回答は避ける

就活で使える弱み一覧105選を紹介!伝え方や注意点も例文付きで解説のイメージ

「就活で弱みを聞かれたときに、どう答えたらよいのか」「どのような内容なら高評価につながるのか」などと疑問に思う就活生も多いでしょう。就活では、弱みの伝え方を間違えると、評価が下がってしまうので注意が必要です。

この記事では、弱みの一覧とあわせて、伝え方や注意点を解説します。最後まで読めば、自分の弱みをうまく言語化し、効果的なアピールにつなげられること間違いなしです。

自分の弱みについて相談したい

   
目 次

就活で企業が弱みを聞く理由

就活で企業が弱みを聞く理由は、応募者の人となりを理解し、自社との相性を見極めるためです。以下で、企業が弱みを聞く理由を解説します。

自分のことを客観的に見れているかを確認するため

企業は弱みを聞いて、就活生が自分のことを客観的に理解できているかを確認したいと考えています。なぜなら、弱みを客観的に考えられている就活生は、自己分析ができており、自己理解が深まっていると判断できるからです。

自分を客観的に見るためには、自己分析が欠かせません。自己分析ができている就活生は、自分の性格や特性をよく理解したうえで、自分に合った業界や企業を選べている傾向にあります。また、自分の能力も理解しているため、入社後に実力を発揮しやすいといえるでしょう。

自己分析のやり方を詳しく知りたい方は、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」を参考にしてください。

自分の弱みとどう向き合っているかを知るため

就活で企業が弱みを聞くのは、応募者が自分の弱さとどう向き合っているかを知るためです。

社会人として仕事をしていると、困難に直面する場面は少なくありません。そして、物事がうまくいかないときこそ、自分の足りない部分や弱い部分と向き合い、克服して乗り越えていく強さが必要となります。

企業が「弱み」というネガティブなことを聞くのは、マイナス評価をするためではありません。人柄や行動特性などは、困難に直面したときこそ表面化しやすいものです。そのため、企業は弱みを聞いて、応募者の人柄を理解しようとしています。

自社との相性を見極めるため

自社と応募者の相性を見極めるのも、企業が弱みを聞く理由の1つです。企業は、応募者の強みだけではなく、弱みや短所からも、自社の雰囲気に合うかどうかを判断しています。

たとえば、就活生の弱みが、「集団行動やグループワークが苦手」である場合、「チームワークを重視する企業」とは相性がよくありません。この場合、仮に入社できても、仕事で力を発揮し、活躍するのは難しいでしょう。

また、社風も仕事も合わない状態では、早期退職のリスクが高まります。そのため、入社する人に長く働いてもらえるよう、弱みから自社との相性を見ているのです。

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就活で使える弱みの一覧105選

就活で使える弱みには、さまざまなものがあります。どのような弱みを回答すべきか、正解はありません。

以下で、就活で使える弱みを一覧にまとめました。そもそも、弱みは強みと表裏一体です。強みへの言い換え表現もあわせて紹介しているので、自分の性格や行動に当てはまるものがないか探してみてください。

性格面の弱み

就活で伝える弱みは、性格面から考えられます。性格面から見る主な弱みは、以下のとおりです。

弱み 強み
優柔不断 客観的に物事を判断できる
マイペース ​​大らか
大人しい 冷静でいられる
人の意見に流されやすい 感受性豊か
事なかれ主義 空気を読める
​​心配性 慎重
慎重すぎる 冷静に考えられる
神経質 几帳面
傷つきやすい 細かな変化に気づける
執念深い 継続力がある
ストレスを抱えやすい 細部に気配りできる
完璧主義 正確性がある
見栄っ張り 向上心が強い
プライドが高い 高いレベルで物事に取り組める
負けず嫌い 向上心が強い
​​理屈っぽい 論理的思考力がある
我が強い 信念を持っている
頑固 芯が強い
冷たい 感情に流されない
強がり 常に前向きでいられる
親しみにくい ​​威厳がある
短気 周囲の変化に敏感
気分屋 オンとオフがはっきりしている
せっかち 決断力がある
騒がしい ムードメーカー
お調子者 明るい
楽観的 堂々としている
消極的 慎重に判断できる
悲観的 注意深い
自信がない 学び続ける意欲が高い
飽きっぽい 1つのことにこだわりすぎない
面倒くさがり 合理的
腰が重い 注意深い
大雑把 細かいことを気にしない
鈍感 細かいことにとらわれない
いい加減 気さく
単純 素直
堅苦しい 礼儀正しい
凝り性 集中力がある
納得がいくまでに時間がかかる 努力家
視野が狭い 意識高く物事に取り組める
真面目すぎる 完璧主義
遠慮がち 周りに配慮できる
物事を信じやすい 純粋
気が弱い 優しい
引っ込み思案 他者を尊重できる
寡黙的 自分の感情をコントロールできる
悠長 安心感がある

行動面の弱み

就活で伝える弱みは、行動面からも考えられます。特に、行動面での弱みは、普段から課題が表面化しやすく、自分で改善しようと試みたり、意識を変えてみたりした経験があるはずです。

行動面から見る弱みには、主に以下のようなものがあります。

弱み 強み
緊張しやすい 常に真剣に取り組む
人見知り 聞き上手
他人を気にしすぎる 周囲に配慮できる
​​焦りやすい てきぱきと行動できる
口下手 口が堅い
感情が伝わりにくい 冷静
行動力に欠ける 計画性がある
大胆な行動ができない 慎重に考える
抱え込みやすい 責任感が強い
考えすぎる 課題解決力が高い
すぐに決断できない 合理的に考えられる
冷静な判断に欠ける チャレンジ精神がある
没頭しすぎる 継続力がある
諦めが悪い 忍耐力がある
注意力散漫 同時に多くのことを考えられる
細かいことに気づかない 視野が広い
猪突猛進 主体性がある
おしゃべり 場を明るくできる
目立ちたがり 行動力がある
でしゃばり 積極性がある
おせっかい 気遣いができる
仕切り屋 統率力
図々しい 交渉力がある
馴れ馴れしい 場を盛り上げられる
自分勝手 社会性がある
独りよがり 芯が強い
融通がきかない 最後までやり遂げられる
頑張りすぎる 熱心
疑い深い 観察力がある
人前に立つのが苦手 サポートが得意
自己アピールが苦手 謙虚
不器用 誠実
要領が悪い 何事にも全力で取り組む
忘れっぽい 過去を引きずらない
落ち着きがない 活動的
計画性がない 臨機応変
深く考えずに行動する 行動力がある
すぐに人を頼る 周囲を巻き込める
ケアレスミスが多い 仕事のスピードが速い
リスク管理に欠ける 前向き
飲み込みが悪い 努力を怠らない
集中力がない 好奇心旺盛
反省しない 打たれ強い
自分に甘い 柔軟性が高い
他人に厳しい 堂々としている
自己主張が強い 自分の考えを持っている
こだわりが強い 探究心がある
持続性がない 柔軟性がある
忍耐力がない 切り替えが早い
言い方がストレート 裏表がない
競争心が強すぎる 理想や目標に向かって努力できる
競争心が弱すぎる 協調性がある
追い込まれないと行動しない 逆境に強い
空気が読めない 物怖じしない
八方美人 良好な人間関係を構築できる
1人で行動できない 周囲を思いやる
感情が面に出やすい 裏表がない

就活で伝える弱みは、業界・企業研究をしたうえで選びましょう。効率のよい企業研究のやり方を知りたい方は、「1社あたり20分で完成!「時短」でできる企業研究」をご覧ください。

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就活で伝える弱みを見つける方法

就活で伝える弱みを見つけるためには、失敗した経験を振り返ったり、強みを言い換えたりするのがおすすめです。以下で、弱みを見つける方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

自己分析をする

就活で伝える弱みを見つけるためには、自己分析が欠かせません。自己分析は、就活を始めたらまず取り組むべきことの1つです。自己分析をすると、弱みだけでなく、強みや長所も明確にできます。

また、自己分析を通して自分の考えが整理され、就活の軸に沿った企業選びができるでしょう。そうすることで、どのような弱みを伝えたらよいかを判断しやすくなるはずです。

過去の失敗した経験を振り返る

就活で伝える弱みを見つけるために、過去の失敗した経験を振り返りましょう。「どのような状況で」「なぜ失敗してしまったのか」を具体的に考えると、自分が苦手だと感じていることや
うまくいかないときのパターンが見えてくるはずです。

過去を振り返るのが難しいと感じる場合には、自分史を作る方法もあります。自分史とは、過去から現在までの経験を時系列で書き表したものです。成功した経験も含めて書き出してみると、失敗した経験も思い出しやすくなるでしょう。

自分史の作り方を詳しく知りたい方は、「自分史は就活の面接に役立つ!思い出せない時の書き出すやり方や見本も解説」を参考にしてください。

家族や友達に聞く

就活で伝える弱みが分からないときは、家族や友人などに聞いて、教えてもらうのもおすすめです。周りの人に聞いてみると、客観的な視点から、自分では気づかなかった弱みを教えてもらえるでしょう。

また、第三者からの意見を取り入れられると、伝える内容に説得力が増します。たとえば、「友人から△△と言われた」などと伝えると、自分が持っているイメージだけではなく、客観的な視点からも弱みを把握できている点が評価されるでしょう。

強みを言い換える

強みや長所を言い換えて、弱みを探すのも1つの方法です。一覧で紹介したとおり、強みと弱みは表裏一体のものも多く、人の性格や行動は捉え方次第でよい点も悪い点も見つけられます。

たとえば、「行動力がある」という強みをアピールする場合、「思い立ったらすぐに行動してしまう」「計画性がない」などの弱みがあると伝えることも可能です。

就活においては、強みを言い換えて弱みを見つけると、回答に一貫性が生まれ、よりよい評価につながるでしょう。

就活エージェントに相談する

就活で伝える弱みが分からない場合は、就活エージェントへの相談もおすすめです。就活のプロであるキャリアアドバイザーに自己分析を手伝ってもらうと、効率よく自分の弱みを見つけられるでしょう。

弱みは、伝え方によって、採用担当者にネガティブな印象を与えかねません。そのため、「どのような弱みを、どのように回答するとよいのか」といった具体的なアドバイスをもらえると、より効果的なアピールにつなげられるでしょう。

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就活で弱みを伝える3つの基本構成

就活で弱みを伝える際は、「弱み→エピソード→弱みの克服方法」の順番で伝えるのがポイントです。

以下で、就活で弱みを伝える3つの基本構成を解説するので、応募書類や面接に備えて理解しておいてください。

1.弱みを伝える

就活で弱みを伝える際は、「私の弱みは△△です」と結論から伝えましょう。結論から述べるのは、読み手・聞き手に内容の要点を伝えるためです。

たとえば、「私は吹奏楽部に所属していました」のように冒頭からエピソードを話してしまうと、採用担当者は最後まで話を聞かなければ、弱みが何なのか分かりません。結論である弱みから伝えられないと、説明力が低いと思われてしまうので注意しましょう。

2.弱みの根拠となるエピソードを伝える

弱みを伝えたあとは、根拠となるエピソードを伝えます。過去のエピソードを伝えると、弱みの裏づけになり、回答に具体性や説得力が増すでしょう。

就活で弱みを伝える際には、自分の人柄や特徴を分かりやすく伝えるのがポイントです。たとえば、「私の弱みは優柔不断なところです」と伝えるだけでは、具体性に欠けており、採用担当者が就活生の人柄を理解するのは難しいといえます。

しかし、「複数のやるべきことがあると、何から進めるかを決められない」などとエピソードで説明できれば、弱みをイメージしやすいでしょう。

就活で使えるエピソードの見つけ方は、「自己PRのエピソードの書き方や探し方は?企業に評価されるポイントも解説」を参考にしてください。

3.弱みを克服するための対策を伝える

最後に、弱みを克服するために、どのような対策や工夫をしているかも伝えましょう。弱みとあわせて改善策を伝えられると、「成長意欲がある」「改善に向けて努力している」といった好印象につながります。

課題を解決したり、成長に向けて努力したりする姿勢は、入社後も求められるものです。企業は短所の伝え方から、物事への取り組み方を見ている点を覚えておきましょう。

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弱みの見つけ方・伝え方についてのキャリアアドバイザーのアドバイス

弱みの見つけ方で一番考えやすいのは、「過去失敗した経験から」「なぜうまくいかなかったのだろう」を深堀していくことです!
その際に、「自分はうまくやったのにチームメイトがミスをした」など誰かの責任にするのではなく、自分の改善点に目を向けることを大事にしましょう

伝えるときは、下記2点を取り入れると採用担当者はイメージしやすいです。
・現状、改善するために取り組んでいること
・強みに言い換えると、どうなりそうか

例えば、「心配性すぎること」が弱みの場合は、言い換えると「ミスをしないように確認を多くできる」という強みになります。
改善のために取り組んでいることは、「仕事を進める上で推進力も大事だと認識しているので、確認のスピードを早くできるようにし、弱みがより強みとしても発揮できるように努めています」と伝えられるでしょう。なお、どのように取り組んでいるのか、取り組んだ結果どうだったかなど具体例を示すと、より好アピールにつながりますよ。

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就活の面接で弱みを聞かれた際のNG回答

就活の面接で弱みを聞かれたときは、「特になし」と回答したり、ネガティブすぎる内容を伝えたりするのは避けてください。答え方によっては、評価を下げてしまうかもしれません。

以下で、就活で弱みを伝える際のNG回答を解説するので、面接前にチェックしておきましょう。

「特になし」はNG

就活の面接で弱みを聞かれた際、「特になし」と回答するのはNGです。「特になし」と言い切ってしまうと、面接官に「自己分析ができていない」「自分をよく見せようとしている」といった印象を与えかねません。

人は誰でも、強みと弱みがあります。面接官が知りたいのは、「弱みを自分で認識し、改善に向けてどのような行動をしているか」です。決して完璧な人間を求めているわけではないので、「弱みは特にありません」などの回答は避けたうえで、ポジティブに捉えられる弱みを伝えるようにしてください。

ネガティブすぎる弱み

就活の面接では、ネガティブすぎる弱みを伝えるのは辞めましょう。仕事に影響がありそうな弱みを伝えてしまうと、面接官は「大丈夫だろうか」と不信感を抱いて、採用しづらくなります。

たとえば、「集団行動が苦手」と伝えてしまうと、組織において問題なく仕事ができるかどうか疑問を抱きかねません。この場合は、「マイペース」と表現するほうがよいといえます。

また、「協調性がない」といった弱みも、トラブルを起こしそうな印象につながるので注意してください。「頑固なところがある」「自分の意見を主張してしまう」などと、できるだけ柔らかな表現にするのがポイントです。

社会人として致命的な弱み

社会人として致命的な弱みも避けましょう。「約束を守らない」「時間にルーズ」などの弱みは、たとえ伝え方を工夫してもネガティブな印象を与えてしまいます。

社会人として致命的な弱みは、どのような仕事であってもNGです。就活の面接で弱みを伝える際は、「強みに置き換えられるかどうか」「常識の範囲内かどうか」といった点を意識してください。

仕事に関係ない弱み

就活の面接で伝える弱みは、仕事に関係ないものも避けましょう。面接官が知りたいのは、自社と応募者の相性や仕事への適性です。企業の質問の意図が分かっていないと、的外れな回答をしてマイナス評価につながりかねません。

また、身体的な特徴などを弱みとして回答するのもNGです。就活で伝える弱みは、改善策をあわせて示せるものにしてください。

意識や工夫次第ですぐに直せる弱み

就活の面接で伝える弱みは、意識や工夫次第ですぐに改善できるような、表面的な弱みも避けたほうがよいでしょう。

たとえば、「忘れ物が多い」「遅刻が多い」といった内容です。これらは、「出かける前に再度確認する」「アラームをセットして10分前に到着するよう心がける」など、比較的簡単な対処法で改善が見込めます。

意識や工夫ですぐに直せる弱みしか伝えられないと、面接官に「自己分析ができていない」と思われかねません。就活で伝える弱みは、表面的ではなく、自分の性格や行動が伝わりやすいものにしてください。

自分が見つけた弱みがNG回答に当てはまる場合は、自己分析からやり直す必要があります。効果的な自己分析の方法は、「「自己分析のやり方がわからない」と悩む人へ」を参考にしてください。

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就活の面接で弱みを聞かれた際の回答例文15選

ここでは、就活の面接で弱みを聞かれた際の回答例文を紹介します。

例文1.消極性

私の弱みは、自己主張を抑えてしまうところです。

私は日頃から、相手の立場に立って行動するように意識しています。しかし、所属するゼミでは、相手の気持ちを考えすぎてしまい、自分の意見を伝えられなくなってしまう場面もありました。研究テーマをめぐってメンバーの意見がバラバラに分かれたとき、私は「早く意見がまとまればよい」と考え、多数派の意見に賛同しました。しかし、テーマを選んだ理由を聞かれた際に何も答えられず、「他人任せにしている」といった厳しい指摘を受けました。

私はこの経験から、意見を伝えないと議論が発展せず、かえって迷惑をかけてしまうこともあると学びました。現在は、自分の意見を伝えたうえで、周囲の意見を尊重しつつ、深掘りしながら意見の落としどころを見つけるようにしています。

例文2.感情が表に出やすい

私の弱みは、感情が表に出やすいところです。

私は学生時代、レストランでアルバイトをしていました。ある日、お客さまから理不尽なクレームを受け、納得がいっていない不満げな表情のまま、ほかのお客さまに接客してしまいました。すると、アンケートに「店員のむっとした表情が気になった」と書かれてしまい、自分の欠点を自覚し、反省しました。

私はこの経験から、感情を素直に顔に出してしまうと、周囲を不快にさせたり、不安な気持ちにさせたりする可能性があると学びました。今では、相手の顔をよく見て、常に平常心でコミュニケーションを取るようにしています。

例文3.我が強い

私の弱みは、我が強いところです。

私は自分の考えに自信があるときに、自分の意見を押し通そうとする傾向があります。所属するバレーボール部でも、監督から説明された戦略に納得がいかない場合は、自分が納得するまで質問を繰り返していました。しかし、ほかの部員から、「ミーティングに時間がかかり過ぎる」「トライ&エラーでまずは実践しよう」といった声も上がりました。

一方で、私の我が強い性格には、一度決めたことをやり遂げる芯の強さもあると感じています。今では、周囲の考えを理解したうえで、キャッチボールを意識したコミュニケーションを取るようにしています。

例文4.競争心がない

私の弱みは、競争心がないところです。

私は小学生の頃からバスケットボールを始め、最初のうちは、楽しくプレーしていました。しかし、強豪の高校へ進学してからは、プレッシャーのかかる試合で思うような動きができず、コンプレックスを感じるようになりました。私にとって、スポーツは勝利にこだわるよりも、仲間と楽しく体を動かすためのものだといえます。高校の部活を引退してからは、仲間を集めて週に3回、市民体育館でバスケットボールをしています。

今後も、周囲との協調性に重きを置き、自分のパフォーマンスを高めていきたいと考えています。

例文5.慎重さに欠ける

私の弱みは、慎重さに欠ける点です。

私は大学時代、映画研究会に所属していました。広報活動を行うなか、1人でも多くの新入部員を獲得したい気持ちが強くなり、メンバー数人に声をかけて活動を紹介するプロモーション動画を制作しました。しかし、制作費用がかかり過ぎてしまい、私たちが動画制作をしているのをあとで知ったメンバーから不満の声が聞かれました。

私はこの経験から、物事には順序があり、順序に従ったほうがうまくいくと学びました。今では、行動する前に、かかる費用や労力などをシミュレーションするよう心がけています。

例文6.自信がない

私の弱みは、自分に自信がないところです。

自分に自信がないために、むやみな発言や行動ができず、消極的な態度になりがちです。しかし、自信がない分、事前の準備には時間をかけるようにしています。たとえば、所属するゼミで、研究レポートを口頭で発表しなければならないときなどです。私はアドリブでうまく発表できないのが分かっているため、事前に質問を予想し、すべての回答を準備した経験があります。

入社後は、自信がない点を強みに変え、必要な準備を怠らず、仕事に取り組んでいきたいと考えています。

例文7.優柔不断

私の弱みは、優柔不断なところです。

特に、物事を選択する際には、メリットとデメリットを考えすぎて、決定までに時間がかかってしまいます。学生時代も、授業やサークル活動、アルバイトなどの予定が重なりすぎてしまうと、何を優先させるべきか決めきれずに、調整ばかり繰り返していました。しかし、私は優先順位を決めるための時間がもったいないと気づき、改善しようと決めました。

今では、1つひとつの優先順位を決めることにこだわらず、優先度を高い順に、「高」「中」「低」に振り分けるようにしています。その結果、以前よりも時間に余裕が生まれました。これからも、客観的な視点を意識して、物事の優先順位を判断していきたいと考えています。

例文8.主張が強い

私の弱みは、自分の意見を強く主張してしまう点です。

私は所属するサッカー部で、「1度決めたことは最後まで貫きたい」という気持ちが強いあまりに、戦略面でメンバーと大きく衝突してしまった場面がありました。最後までチームの意見がまとまらないまま臨んだ試合では、監督に背中を押され、私がプレーを引っ張ったものの、納得のいく動きができず、点差をつけられて敗退してしまいました。

私はこの経験から、チームで同じ方向を向くことの大切さを痛感すると同時に、自分の言動がチームワークを大きく乱していたと気づきました。今では、自分とは違う考えや価値観も尊重しながら、チームのメンバーで相乗効果を高めるよう意識しています。

例文9.諦めが悪い

私の弱みは、諦めが悪いところです。

私は学生時代、文化祭の実行委員を務めました。広報チームの一員として、できる限り多くの参加者を募りたいと、チラシやポスターを作成しました。学生や地域の人々の興味を引くために、デザインにこだわり抜いてチラシとポスターを作成しましたが、その分、印刷を依頼するのが遅れてしまい、追加料金を支払ってスケジュールに間に合わせました。

私はこの経験から、状況によっては、こだわりを貫くよりも作業スピードを重視しなければならないと学びました。今では、周囲に意見を仰ぎながら、作業に取り組むようにしています。

例文10.おせっかい

私の弱みは、おせっかいなところです。

私は学生時代に、コーラス部の副部長を務めていました。ある日、私は部長とソプラノのパートリーダーの仲が悪いのに気づき、2人の仲を深めるためにミーティングの席を隣にしたり、合宿で同じ班になるようにしたりしたものの、結果として、周囲に余計な気遣いをさせた経験があります。

この経験から、自分がよかれと思って行動したことが、ほかの人の負担になり、かえって迷惑をかける場合があると学びました。今では、相手の立場に立って、何を求めているのかを考えてから行動しています。

例文11.理屈っぽい

私の弱みは、理屈っぽいところです。

私は何かを説明する時、つい話が長くなってしまう傾向があります。ゼミの論文発表の際にも、だらだらと話し過ぎてしまい、教授から、「結論は何か、簡潔に伝えてほしい」とフィードバックを受けたこともあります。論文発表には、ほかのゼミからの参加者も多く、「噛み砕いて説明してくれたら、もっと興味を持って話を聞けた」といった声も聞かれました。

私はこの経験を通して、自分本位で話すだけでは、内容が相手に伝わらないと学びました。今では、相手に分かりやすく伝えられるように、「結論から話す」「事前に頭でまとめてから口に出す」という点を心がけています。

例文12.マイペース

私の弱みは、マイペースなところです。

大学3年の夏休みに参加したインターンシップでは、同じタイミングで参加したほかの人よりも仕事を覚えるのが遅いと感じていました。周囲からものんびりしているように見られていたほか、先輩に何度も同じ質問をすることもありました。しかし、覚えるまで質問したことで、その後の仕事において疑問や不安を感じる場面はありませんでした。しかし、なかには、「質問ばかりしていて、本当に理解できているのだろうか」と心配する人もいたそうです。

私はこの経験から、コミュニケーションがしっかり取れていないと、自分のマイペースさが周囲の心配につながりかねないと学びました。今では、コミュニケーションを大切にし、周囲に迷惑をかけないよう心がけています。

例文13.人の意見に流されやすい

私の弱みは、人の意見に流されやすいところです。

私は大学で国際交流サークルに所属しています。毎週月曜日に学内放送で世界の言語を紹介しており、放送内容について、ついほかのメンバーの意見を聞き過ぎてしまう傾向があります。実際に、放送内容を決めて事前に準備をしているときでも、メンバーの意見を聞いて当日に内容を変更したケースもありました。しかし、そのときのクオリティはあまりよいものではなかったと後悔しています。

今では、周囲の人の意見を聞き取り入れながらも、自分自身の考えをしっかりと伝えるよう意識しています。

例文14.目立ちたがり屋

私の弱みは、目立ちたがり屋な性格です。

私が所属するWebマーケティングを学ぶゼミでは、4人1組のチームとなり、研究結果を発表するカリキュラムがありました。私は発表者に立候補し、言葉遣いや目線などのプレゼンテーションスキルを磨きました。しかし、私が発表に重点を置く一方で、資料の作成が間に合わないかもしれないと分かりました。私が発表に力を入れていたので、ほかのメンバーは協力を依頼できなかったようです。

私はこの経験を通して、自分のことばかりで周りが見えていなかったと気づきました。今では、チームで物事に取り組む際、周囲のニーズを確認してから、自分に何ができるかを考えるようにしています。

例文15.頑固

私の短所は、頑固なところです。

私は、自分が一度決めたことを覆すのが苦手です。所属する野球部でも、チームで最初に決めたやり方を守るのに必死で、「今のチームには合わないから新しいやり方を考えよう」といった提案に耳を傾けませんでした。しかし、仲間から、何度も「とりあえず、話だけでもよいから聞いたらどうか」と言われ、ミーティングを設けました。そして、相手の意見をしっかりと聞いてみたら、新しいやり方のほうが自分の理想に近づくイメージが沸きました。

私はこの経験から、自分だけが正しいと信じて、他人の意見を聞き入れないのは損していると感じました。今では、よりよいアイデアのために、周囲の意見を自分の意見に積極的に反映させるようにしています。

就活では、強みと弱みをセットで聞かれるケースがほとんどです。強みの伝え方も知りたい方は、「強みと弱みの分析方法は?就活に役立つ一覧と面接での回答例文14選」を参考にしてください。

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就活で弱みをどのように伝えるか悩んでいるあなたへ

就活において、書類選考や面接で弱みを聞かれるケースは少なくありません。しかし、いざ弱みを聞かれると、「どのような弱みを伝えればよいのか」「悪い印象を与えないように伝えるコツはあるか」など、回答に困る就活生も多いでしょう。

就活で伝える弱みは、仕事に関係するものや、努力して改善できるようなものを回答するのがポイントです。ただし、弱みの伝え方次第では、採用担当者にマイナスの影響を与えかねません。就活でどのように弱みを伝えるか迷った場合は、就活エージェントへの相談がおすすめです。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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