自己PRで伝える強みとは?伝える際の構成や長所の見つけ方を解説

このページのまとめ

  • 自己PRで伝える強みは「長所」と「スキル」にわけられる
  • 自己PRで伝える強みを探すには自己分析がおすすめ
  • 自己PRで強みを伝える場合には企業に対して貢献する方法を伝える

自己PRで伝える強みとは?伝える際の構成や長所の見つけ方を解説のイメージ

「自己PRで伝えられる強みには何がある?」「自分の長所を探すにはどうすればいい?」などと悩む就活生もいるでしょう。自己PRは面接やエントリーシートで聞かれる内容であり、答えられるよう準備しておくのが大切です。

この記事では、自己PRで伝える際におすすめの強みや、伝え方の構成を解説しています。自己PRの例文も紹介しているので、魅力的なアピールにしたい方は参考にしてください。

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目 次

自己PRで伝える強みとは?2つの種類を解説

自己PRで伝える強みには、大きくわけて「長所」と「スキル」の2種類があります。面接やエントリーシートでのアピールを成功させるためにも、それぞれどのような強みなのかを知っておきましょう。

長所

長所とは、個人の特徴やいい所を指します。「忍耐力」「継続力」「主体性」のように自分にはたらく特徴もあれば、「親しみやすさ」「素直さ」「誠実さ」のように他者に影響する特徴も長所です。

長所をアピールする場合、主観的になりやすいので気を付けましょう。根拠となる経験やエピソードを交えて、具体的に特徴をアピールするのが大切です。

長所ってどんな特徴が当てはまるの?と疑問に思う方は、「長所になる性格一覧を紹介!面接時のアピール方法についても解説」も参考にしてください。

スキル

スキルとは、訓練や学習を通して得た能力や資格のことです。たとえば、「コミュニケーションスキル」「語学力」「PCスキル」などが該当します。

スキルをアピールする場合、資格が効果的です。TOEICを取得すれば語学力が、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を取得すればPCスキルがアピールできます。

スキルを活かして仕事で成果を残せるとアピールすれば、自己PRでの評価につながるでしょう。

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自己PRで伝える強みを見つける3つの方法

自分の強みを見つけるためには、「自己分析を行う」「ほかの人に聞いてみる」「弱みから探す」などの方法があります。

ここでは、自己PRで伝える強みを探す方法を3つ紹介するので、自分の強みがわからない場合は参考にしてください。

自己分析を行う

自己分析を行い、自分の長所や特徴などを明らかにしましょう。過去の経験やエピソードに共通する能力があれば、その能力が強みになるかもしれません。

たとえば、チームで活動する場面が多い就活生は、協調性やコミュニケーション能力を発揮しているかもしれません。また、リーダーの役割が多く、リーダーシップや主体性が強みになる人もいるでしょう。

自分について知るためには、自己分析を入念に行うのが大切です。自己分析の方法は「自己分析のやり方は?具体的な方法やメリットについて解説」の記事で詳しく解説しているので、実践してみましょう。

第三者に聞いてみる

友人や家族などに相談し、強みを教えてもらう方法もあります。客観的な意見や、自分では気づいていなかった強みを教えてもらえるのでおすすめです。

客観的な意見は、説得力のある自己PRに効果的なので覚えておきましょう。どのような部分から感じたか、具体的なエピソードを聞いておくのもおすすめです。

弱みから探す

自分の弱みから、強みを探すのもおすすめです。長所は短所の裏返しともいわれるので、弱みを言い換えられないか考えてみましょう。

たとえば、「周囲の目を気にしてしまう」という弱みは、「周囲に気配りができる」と言い換えられます。また、「落ち着きがない」という弱みは、「行動力がある」と言い換えられるでしょう。

短所から長所を考える方法については、「自己PRと長所の違い|短所を「強み」につなげる書き方と例文を紹介」で解説しています。さまざまな角度から、強みを探してみましょう。

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自己PRで強みを伝える際の構成

自己PRで強みを伝える際は、「結論」「エピソード」「仕事への活かし方」の構成がおすすめです。どのように伝えるか、伝え方のポイントを解説するので参考にしてください。

結論から伝える

「私の強みは△△です」のように、結論から伝えるようにしましょう。結論から伝えるのは、話の内容をわかりやすくするためです。

いきなりエピソードを話してしまうと、「何の強みをアピールしたいのだろう?」と思われてしまうので気を付けましょう。就職活動では、「結論から伝える」を意識してください。

自己PRをどのように伝え始めるかについては、「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」の記事でも解説しているので参考にしてください。

強みを裏付けるエピソードを伝える

結論で強みを伝えたあとは、強みを裏付けるエピソードが重要です。経験やエピソードを伝えれば、説得力が増すので必ず伝えるようにしましょう。

たとえば、「リーダーシップに自信がある」とアピールしたいのであれば、どのような場面で、どのようなリーダーシップを発揮したかを伝える必要があります。また、リーダーシップを発揮した結果、どのような結果を残せたかも伝えられれば、さらに評価は高まるでしょう。

自己PRのエピソードでは結果だけではなく、過程も重視されています。エピソードは具体的に話すように心がけましょう。

強みを仕事でどのように活かすか伝える

最後に、アピールした強みが仕事でどのように活かせるかを伝えます。就職活動で評価されるには、自分の強みと企業が求める能力がマッチしていることが重要です。

たとえば、「チームで行う仕事が多いため、リーダーシップを発揮して成果を出せる」とアピールする方法もあります。また、「営業職を志望しており、行動力を発揮して営業件数を増やすことで成果をあげる」のようにアピールもできるでしょう。

自己PRで伝える強みは、企業に求められているか確認しておくのが大切です。求める人物像に応じて、どの強みをアピールするか決めるようにするといいでしょう。

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自己PRで使える強みの一覧

ここでは、自己PRで使える強みを紹介します。

長所の場合

強みとしてアピールできる長所には、次のようなものがあります。

・行動力がある
・責任感がある
・気配りができる
・主体性がある
・粘り強い
・計画性がある
・集中力がある
・忍耐力がある
・ポジティブに考えられる

伝える長所が決まれば、どのように伝えるかも学んでおきましょう。「長所の例文が知りたい!就活で好印象を与えられる答え方とは?」で伝え方について解説しているので、ぜひ参考にしてください。

スキルの場合

強みとしてアピールできるスキルには、次のようなものがあります。

・資格
・語学力
・PCスキル
・研究や部活動で身に付けた知識や技術

業種や職種ごとに適した資格もあるので、取得を目指すといいでしょう。資格取得に向けて勉強した過程も、アピールできるエピソードになるのでおすすめです。

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自己PRで強みを伝える際の例文

ここでは、自己PRの例文を紹介します。3つの例文を紹介するので、伝え方の参考にしてください。

行動力をアピールする場合の例文

私の強みは行動力があります。必要とあれば、すぐに動き出し、成果を出すために努力します。

学生時代には、フェアトレードについて研究するため、ラオスに行きました。1週間、現地でコーヒーの栽培を手伝うことで、コーヒーが飲料になるまでの過程がいかに重労働であるのかを実感したかったからです。

その結果、労働力に対して適切な対価が支払われていない現実を学び、日本でフェアトレード商品をより普及させることが重要だと考えました。現在はフェアトレードのコーヒーやバナナを移動販売しながら、生産者と消費者をつなぐ活動をしています。この活動はメディアでも紹介されるようになり、認知度や売上アップに繋がりました。

この経験から、「百聞は一見にしかず」であり、行動に移し、自分の目で確認することで物事を深く理解できることを学びました。貴社で働く際には、まずは新人売上実績No.1を達成するために、現状把握をしっかりして積極的に行動することで目標を達成します。

マネジメント能力をアピールする場合の例文

私の強みはマネジメント能力です。

アルバイト先では毎年、系列店20店舗対抗の大会があります。評価基準は「食事」「清潔度」「スタッフの雰囲気」「サービス力」の4項目です。

私は優勝するために、作業を効率化し、お客様へのサービスに力を入れることが必要だと考えました。そこで作業を効率化するために、新人教育やスタッフの悩み相談に積極的に乗り、現状の改善点を把握するよう努めました。

そして、情報収集で判明した改善点を克服するために新しいシステムを作成し、店舗で仮導入しました。このシステムによって、今まで複雑だったホールの管理作業が単純化し、スタッフのストレスを軽減できました。

結果、ミスをする頻度が減少し、お客様へのサービスに力を入れる余裕ができ、大会で優勝することができました。

貴社に入社した際にも、目標達成のために現状を把握し、実行することで貢献していきます。

PC・文書作成スキルをアピールする場合の例文

私の強みは、PCスキルと文書作成スキルです。確実に作業をこなし、情報を分かりやすく伝えられます。

現在、アルバイトで食品商社の事務および経理の業務をしています。業務内容は、エクセルを用いた経理処理、ワードを用いた見積作成、取引先との電話・メールでの連絡などです。

また、取引先からの緊急の要望や変更を的確に営業に連絡することも必要で、作業は煩雑です。しかし、どんなに忙しいときでも、相手に情報を分かりやすく伝えることを心掛けています。

一緒に働くスタッフや営業の方々からは「対応が早く、文書がわかりやすいので仕事がスムーズに進む」と評価していただき、とてもやりがいを感じました。この経験や培った技術は、貴社における事務業務にも大いに活かせると考えております。

自己PRの伝え方や例文については、「自己アピールの効果的な書き方4ステップ!7つの注意点と例文8選も紹介」の記事でも解説しています。例文を複数読み、いい表現を取り入れ、オリジナルの文章を考えてみてください。

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自己PRで魅力的に強みを伝えたいあなたへ

自己PRで強みを伝えるためには、自分の長所やスキルを明確にするのが大切です。まずは自己分析を行い、どのような強みがアピールできそうか考えてみましょう。

アピールできる強みが見つかれば、伝え方も大切です。どのように伝えればいいか迷う場合は、就活エージェントを活用してみましょう。

キャリアチケットでも、魅力的に自己PRを伝える方法のアドバイスを送っています。マンツーマンでアドバイスを実施するので、あなただけの自己PRが作成可能です。ほかの就活生と差をつけたいあなたは、ぜひキャリアチケットを利用してください。

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