内定が取れない原因と対策!企業が求める人材の特徴と気持ちの切り替え方

このページのまとめ

  • 内定を取れない原因は、「自己分析」「企業研究」「面接対策」などの準備不足
  • 評価されやすいのは、「応募先企業との相性が良い」「志望動機に説得力がある」候補者
  • 内定を取れないときは、自己分析や企業研究を見直すことが大切
  • 内定を取れないことで落ち込んでいるときは、就職のプロに頼ってみるのも手

内定が取れない原因が分からない…とお悩みの就活生はいませんか?内定が取れないのは、主に準備や練習が不十分であることがほとんどです。しっかりと対策をすれば今の状況を改善することもできるはずなので、あきらめずに努力しましょう。
このコラムでは、内定が取れない原因やその対処法をまとめました。企業がほしい人材の特徴や落ち込んだときのメンタル切り替え方法もご紹介しているので、参考にしてみてください。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

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就活で内定が取れない7つの原因

就活でなかなか内定が取れない主な原因として、下記のような事柄が考えられます。1つでも思い当たるものがある人は、就活のやり方を見直してみましょう。

1.業界・企業研究が不十分なまま選考を受けている

応募先企業についてよく理解しないまま選考を受けている場合は、面接官に「志望度が低い」という印象を与える恐れがあります。業界や企業についての認識が甘い状態では、自分が応募先企業で働いている姿を具体的にイメージできず、志望動機に説得力を持たせられません。選考で就業意欲や熱意をアピールするには、事前のリサーチは必須です。

2.自己分析が足りないため就活の軸がブレている

自己分析は、自分の強みや価値観を客観的に把握する作業のことですが、これが足りないと就活軸がぶれてしまい、選考の発言内容に矛盾が生じてしまう場合があります。就活軸は、「こういう仕事がしたい」「就職後はこんなことを達成したい」といった就活における指針です。就活軸がはっきりしないままでは漠然と就活を進めることになってしまうため、自己分析は徹底的に行ってください。

3.基本的なマナーが身についていない

身だしなみや言葉づかいなど、基本的なマナーを身につけられていないのも内定が取れない原因の一つです。就活中はまだ学生ですが、これから社会人の一員となるからにはビジネスマナーを意識しなくてはなりません。マナーや敬語表現は使い慣れていないとぎこちなくなってしまうもの。選考前は、服装や髪型が乱れていないか、正しい敬語を自然に使えているかなど確認しておく必要があります。

4.ぶっつけ本番で面接を受けている

面接の練習を十分にしていなければ、本番でうまくいかないのも無理はありません。練習不足の場合、回答が浮かばずしどろもどろになる、的外れの回答をしてしまう、語尾を伸ばすクセが出てしまうといった失敗を引き起こす可能性も。準備不足は面接官にも伝わるので、事前に練習しておくことが大切です。

5.人気の大手企業ばかり選んでいる

企業選びの際に、人気の大手企業ばかりに目を向けている場合は注意が必要でしょう。大手企業は知名度が高く、将来性や安定性も期待できますが、その反面倍率が高く面接まで進むのが難しい傾向にあります。大手企業に絞って応募していた場合は、面接を突破するのに高いハードルを超えなければならないため、それだけ内定を取りにくいといえるでしょう。

6.自信がなさそうに見える

面接で自信がなさそうに答えている場合は、どんなに内容が良くても話に説得力を持たせられません。自信がなさそうに見える話し方や仕草としては、小さくボソボソと話す、背中を丸めてうつむきがちになっている、面接官と目を合わせないなど。面接の場では、新卒ならではのフレッシュさをアピールするためにも、表情豊かにハキハキと話したほうが好印象を与えられます。

7.ありきたりな内容を答えている

志望動機や自己PRにオリジナリティがないと、面接官の心には響きにくいもの。就職活動中は、就活本やWebサイトを参考に志望動機やアピールポイントを探す人も少なくありませんが、例文をそのまま引用するのは避けてください。ありきたりな内容になるだけでなく、質問を深堀りされたときに答えられなくなる恐れもあります。

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面接官はどんな就活生に内定を出すの?

ここでは、面接で採用担当者に評価されやすい就活生の特徴をご紹介します。採用担当者の立場に立って、チェックしてみてください。

会社と相性の良い資質を持っている

いうまでもなく、面接では企業が求める人材にマッチした候補者が選ばれます。そのため、企業の特色や求める人物像をしっかり理解したうえで、それに合った自分の能力や人間性をアピールできる人は、面接で評価を得やすいでしょう。「個人能力主義」の会社に「協調性」をアピールしても、ミスマッチと捉えられる可能性があるので気をつけてください。

志望動機に説得力がある

ただ志望理由を述べるのではなく、そう考えた根拠や入社後のビジョンを明確に答えられる人は、面接で評価されやすいでしょう。「応募先企業でなければならない理由」になっている場合は、さらに好印象です。対して、「うちの会社じゃなくても良いのでは」と思わせる薄い内容の志望動機は、面接官の心に響きません。

就業意欲が高い

業界や企業についてよく調べたうえで面接に挑んでいたり、ほかでもなく応募先企業に入社したいという熱意を感じられたりする人は、面接官に好印象を与えられる可能性が高いです。就業意欲は、面接を受ける姿勢や回答内容から判断されます。話し方が多少ぎこちなくても一生懸命取り組む人は、入社後も努力できる人材であると評価されるでしょう。

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内定が取れない就活生が実践すべき4つの対策

「何社受けても内定が取れない…」という就活生に向けて、対策を4つご紹介します。これまでの就活の何が問題だったかを考え、改善につなげましょう。

1.自己分析をやり直す

内定が取れない原因が自己分析にある場合は、もう一度やり直してみましょう。自己分析を改めて行う場合は、下記の方法がおすすめです。

「やりたいこと」だけでなく「できること」も考える

自分が何をしたいかだけでなく、自分に何ができるかにも着目してみましょう。これまでの成功体験や失敗から立ち直った経験などを振り返り、自分がどのように仕事に取り組んでいけるかを掘り下げていきます。たとえば、「アルバイトでお客さまに接客を褒められた」という経験があれば、「接客の際にどのようなことを大切にしていたか」「同じような姿勢で取り組めそうなことは何か」というように細かく分析していくと、今まで発見できなかった強みが見えてくるでしょう。

周りの人に意見を聞いてみる

家族や友人などの親しい人をはじめ、大学の教授やアルバイト先の上司などにも協力を仰いで他己分析をしてみましょう。客観的な意見を取り入れることで、より自己分析の精度が高まります。自己分析の結果と周囲の意見が一致する場合は、それがアピールポイントの根拠となるでしょう。

2.企業の情報収集を徹底する

情報収集を徹底することで、応募先の企業の魅力をより深く知ることができます。特に以下の方法がおすすめです。

パンフレットやWebサイトを隅々までチェックする

まずは企業のWebサイトやパンフレットなどを隅々までチェックし、概要や理念、事業などの基本的な知識を収集しておきましょう。企業について理解を深められるだけでなく、説明会や面接で聞いておきたいことの整理にも役立ちます。

気になる企業の説明会は積極的に参加する

気になる企業の説明会には、積極的に参加しましょう。業務内容や人事評価の仕組み、教育体制などを網羅的に把握することが可能です。また、説明会の多くは最後に質疑応答の時間が設けられているので、事前の情報収集や説明会の内容だけでは分からなかったことを聞くチャンスになります。

OB/OG訪問やインターンで実際に企業に足を運ぶ

話を聞くよりも、実際にその企業に足を運び、雰囲気を体感するのも効果的です。たとえば、OB/OG訪問は実際に働いている先輩の生の声を聞けるので、説明会では明かされない詳しい情報を得られる可能性があります。また、インターンはその企業の業務を体験できる場合も。文章で読み取った情報よりも、実際に見て感じた情報のほうが信憑性が高いので、余裕がある人は率先して参加しておきましょう。

3.視野を広げて企業の選択肢を増やす

企業を探す際は、就活の軸から逸脱しない範囲で広い視野を持つことも大切です。大手企業のような知名度はなくとも、経営が安定していたり働きやすい労働環境が整っていたりする「隠れ優良企業」も存在します。人気の企業に就職しても自分の能力や長所を活かせるとは限りません。自分の強みとマッチしそうな業界や大手以外の企業にも着目し、選択肢を増やしましょう。

4.よくある質問の回答を用意しておく

面接でありがちな質問は、事前に回答を準備しておくようにしましょう。よくある質問には、以下のようなものがあります。

・簡単に自己紹介をしてください
・弊社を志望する理由を教えてください
・1分間で自由に自己PRをしてください
・あなたの長所を教えてください
・あなたの短所は?その理由も教えてください
・入社後はどんなことがしたいですか?
・学生時代に頑張ったことは何ですか?
・最後に何か質問はありますか?

このほか、過去にあった面接の傾向などを調べ、質問されそうなものは回答を用意しておきましょう。特に「最後に何か質問はありますか?」といった逆質問をされた場合、「特にありません」と答えるのは就業意欲が低い印象を与えるためNGです。ほかの候補者と被ったときのために、逆質問は2~3個用意しておくことをおすすめします。

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内定が取れないときの気持ちの切り替え方4選

就活を頑張っているのに内定が取れないという状況が続くと、心が折れてしまいそうになることもあるでしょう。気持ちを切り替えたいときは、以下の対処法を試してみてください。

1.つらい気持ちを周囲に聞いてもらう

内定が取れずにつらいと感じているなら、その気持ちを周囲の人に聞いてもらいましょう。
一人で抱えていると不安や悩みは募ってしまうもの。誰かに話すことで、気持ちを整理できる場合もあります。

2.縁がなかっただけと割り切ってみる

「今回は縁がなかった」と考え、割り切ってみましょう。就活は多少なりとも相性や運なども関係します。たとえ書類や面接で魅力的なアピールができたとしても、「自社とは合わない」と判断されれば不採用になることも。努力した結果が良くなかったとしても、「自分のせい」と思う必要はありません。

3.少しだけ就活から離れてみる

「もう就活を辞めたい…」と思うほど落ち込んでいるなら、思い切って数日休んでみるのも良いでしょう。思いつめたまま就活を続けても、良い結果は生まれません。
完全に疲弊してしまう前に、就活から距離を置き、リフレッシュしましょう。就活中は適度な気分転換も必要です。十分な休息を取り、心身ともに回復してから就活を再開しましょう。

4.就職のプロに頼ってみる

一人での就活に行き詰まっている場合は、大学のキャリアセンター(就活課)や民間の就職支援サービスを利用しプロの手をかりてみてはいかがでしょうか。特に民間の就職支援サービスでは、カウンセリングに基づいた求人紹介をはじめ、応募書類の作成や面接対策をプロならではの視点でアドバイスをしてくれます。誰かに頼ってみることで、気持ちが楽になることもあるでしょう。

 

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