このページのまとめ
- 内定は保留できる場合が多いものの、延ばせる期間は1週間程度が目安
- 基本は電話で保留を希望することを伝え、さらにメールも添えるとトラブルを防げる
- 就活でエージェントを活用すれば、内定保留の連絡も代行してもらえるのでおすすめ
就活で内定をもらった際に、「返事を待ってほしい」と思う方もいるでしょう。多くの場合、内定の返事を保留することは可能です。ただし、企業側の都合もあるため、適切なマナーを守って連絡を入れる必要があります。
この記事では、内定を保留する際のメリットとリスク、マナーをはじめ、電話・メールでの伝え方を例文とともに解説。入社を迷っているときの対処法も紹介するため、悔いのない選択をするのにお役立てください。
無料で相談!内定がもらえない理由を相談する
- 就活では内定の保留ができる
- 保留期間は1週間程度が目安
- 企業によっては保留が難しい場合もある
- 内定を保留する4つのメリット
- 1.志望度の高い企業の選考結果を待つ猶予ができる
- 2.より多くの企業から就職先を見極められる
- 3.内定先について時間を掛けて検討できる
- 4.周囲に相談をする時間が得られる
- 内定を保留する際に懸念される4つのリスク
- 1.内定取り消しもあり得る
- 2.志望度を疑われる恐れがある
- 3.対応次第では悪印象につながる
- 4.オワハラを受ける可能性がある
- 内定を保留したいときの企業への連絡方法
- 基本は電話での連絡を優先する
- 担当者が不在の場合のみメールで対応する
- 就職エージェントに代行してもらうのも一つの手
- 内定保留の連絡をする際のマナー
- 1.できるだけ早めに連絡をする
- 2.企業の営業時間に連絡する
- 3.保留理由と返事の期日を明示する
- 4.感謝と入社意欲を示す
- 5.誠実な態度で対応する
- 【電話】内定保留を伝えるときの例文
- 他社の選考結果を待ちたい場合
- 検討に時間が必要な場合
- 内定通知連絡の際に保留を伝える場合
- 【メール】内定保留を伝えるときの例文
- 他社の選考結果を待ちたい場合
- 検討に時間が必要な場合
- 内定保留後に企業へ返事を伝える例文
- 内定承諾の返事をする場合
- 内定辞退の返事をする場合
- 内定先への入社を迷っているときの対処法
- 労働条件や業務内容に不安がある場合
- 職場の雰囲気に不安がある場合
- 企業の経営状態に不安がある場合
- 親の同意が得られていない場合
- 内定保留のトラブルを避けて就活を進めたいあなたへ
- 内定保留に関するよくある質問
- Q.内定保留をお願いして内定を取り消されたらどうすべき?
- Q.内定保留は企業からの印象が悪いって本当?
- Q.内定保留はいつまで期限を延ばせる?
就活では内定の保留ができる
企業からもらった内定の返事を保留することは、基本的に可能です。複数の企業を同時に受けるのが一般的な現在の就活では、企業側も学生が他社と比較検討することをある程度想定しています。そのため、内定連絡の場で即答できない場合でも、保留したい旨を伝えれば一定期間の猶予をもらえるケースが大半でしょう。
ただし、企業にも採用計画や採用枠の都合があるため、無期限に待ってもらえるわけではありません。内定保留は決してルール違反ではありませんが、企業側に負担を掛ける行為であることを自覚し、適切な手順と配慮をもって誠実に対応することが大切です。
保留期間は1週間程度が目安
内定の返答を待ってもらえる期間は、内定通知を受けた日から数えて1週間程度が目安です。企業はほかの就活生にも合否連絡をしており、追加の採用活動を行うかどうかの判断もしなければならないため、返事を1週間以上保留するのはマナー違反といえます。
どうしても1週間以上の猶予が必要な場合は、単に「待ってほしい」と伝えるのではなく、いつまでに返答するのかという具体的な期日と、なぜその日まで必要なのかという納得できる正当な理由を添えて交渉しましょう。
内定保留の返答期間については「内定の返事はいつまで?伝える方法と気を付けたい3つの注意点を例文とあわせて解説」の記事でも詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
企業によっては保留が難しい場合もある
多くの企業で内定保留は可能ですが、すべての企業で一律に認められるわけではありません。たとえば、採用人数が極端に少ない企業や、すでに採用活動の終盤で早急に人員を確定させたい企業の場合は、保留の申し出を断られる場合があります。
もし保留が認められず「○日までに返答がなければ内定を取り消す」といわれた場合は、指定された期間内で決断を下さなければなりません。企業ごとに採用活動の方針は異なるため、内定保留はあくまで企業側の好意や配慮によって成り立つものである、という認識を忘れないようにしましょう。
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内定を保留する4つのメリット
就活で内定の返事を保留することには、単に決断を先延ばしにするだけでなく、納得のいくキャリア選択を行う点でさまざまなメリットがあります。焦って内定を承諾してしまうと、「もっとほかの企業も見ておけば良かった」と後悔を招きかねません。あえて期間を設けることで、慎重に就職先を選べるようになるでしょう。
ここでは、内定保留によって得られる具体的な4つのメリットについて解説します。
1.志望度の高い企業の選考結果を待つ猶予ができる
内定を保留するメリットとして、現在選考が進行している他社企業の結果を待つ余裕が生まれることが挙げられます。企業の選考スケジュールによっては、内定が出るタイミングにズレが生じることも珍しくありません。
もし内定を即答しなければならない場合、本命企業の選考を途中で辞退せざるを得なくなり、後悔が残ってしまうリスクがあります。返事を一定期間待ってもらうことで、本命企業の選考に最後まで全力を尽くしたうえで、悔いのない選択を下せるようになります。
2.より多くの企業から就職先を見極められる
内定を保留するメリットの一つは、複数の企業を比較対象としてもちながら、納得のいく就職先を慎重に見極められることです。早い段階で内定を獲得した場合など、「ほかにどんな企業があるのか、もっと視野を広げて見てみたい」という思いをもつのは自然なことです。
やりたい仕事や自分の適性にまだ迷いがある状態のまま、焦って内定を承諾してしまうと、入社後に「本当にここで良かったのだろうか」と後悔しかねません。内定をキープした状態で就活を継続できれば、精神的なゆとりをもちながら、より多くの企業をフラットに比較検討できるようになります。
3.内定先について時間を掛けて検討できる
入社を決める前に企業の情報をじっくりと整理し、本当に自分に合う環境かどうかを熟考できる点も、内定を保留するメリットです。
選考が進んでいる最中は「とにかく内定を獲得すること」が目的になりがちですが、いざ内定をもらうと「この企業で本当に長く働けるか」という視点に切り替わるもの。選考前の限られた時間だけでは見えなかった部分について、改めて情報を集め直したり、自身のキャリアプランと照らし合わせたりする時間は、入社後のミスマッチを防ぐためにも重要といえます。
4.周囲に相談をする時間が得られる
内定を保留するメリットは、家族や大学のキャリアセンターなど、信頼できる第三者に相談するための時間をしっかりと確保できることです。人生の大きな転機となる就職活動において、自分一人だけで決断を下すことに不安を感じる方は少なくありません。
内定を保留にすれば、人生経験が豊富な家族や、客観的なアドバイスをくれる専門家にじっくり相談できます。冷静な意見やアドバイスを取り入れることで、自分のなかにある不安を払拭し、確信をもって次のステップへ進めるでしょう。
内定を承諾するかどうかの相談を含め、就活について第三者に相談したいと考えている方は「就活相談はどこでする?おすすめの相談先や聞くことの具体例を解説」の記事をご一読ください。
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内定を保留する際に懸念される4つのリスク
内定の保留は、納得のいく就活を進めるうえで有効な選択肢である一方、企業側に少なからず負担を掛ける行為でもあります。そのため、自分の状況や連絡時の対応次第では、そのあとの就活や入社にマイナスの影響を及ぼすリスクがあることも理解しておかなければなりません。
ここでは、内定保留によって懸念される4つのリスクについて解説します。メリットとデメリットの両方を理解したうえで、内定保留すべきかを検討してみてください。
1.内定取り消しもあり得る
内定を保留するリスクとして、企業側から「保留するなら内定を取り消す」と提示される可能性が挙げられます。採用活動には多大な労力や人件費が掛かっており、企業としては早期に優秀な人材を確保したいと考えているためです。
企業には毎年決められた採用枠があり、枠を確実に埋めるために緻密なスケジュールを組んで動いています。なかでも採用人数が少ない企業や、すでに採用活動の終盤を迎えている場合、いつ返事がもらえるか分からない学生を長く待ち続けるわけにはいきません。そのため、保留を希望した時点で「それなら確実に自社に来てくれる別の候補者に枠を譲りたい」と判断され、内定が白紙に戻ってしまうことがあるのです。
2.志望度を疑われる恐れがある
内定を保留するリスクの一つに、企業から「自社への入社意欲が低いのではないか」と疑われてしまうことが挙げられます。特に、面接の段階で「御社が第一志望です」「内定をいただけたら必ず入社します」と強くアピールしていた場合は注意が必要です。
内定を出した企業側は、就活生の能力や人柄だけでなく、熱意や入社意欲も高く評価しています。それにもかかわらず内定の返事を保留にすることで、採用担当者に「あのときのアピールは嘘だったのだろうか」「実は他社が本命なのではないか」と不信感を与えてしまう可能性があるでしょう。
3.対応次第では悪印象につながる
内定保留の連絡をする際の態度や伝え方によっては、採用担当者に悪印象を与えてしまうリスクもあります。たとえば、保留を決めたにもかかわらず企業への連絡を後回しにしたり、本来は電話で伝えるべきところをメール一本だけで済ませようとしたりするなど、社会人としてのマナーに欠ける対応は避けるべきです。
また、保留の理由を尋ねられた際に、「他社のほうが給料が良いので」「大手企業の選考結果を見たいから」といった、配慮に欠ける本音をストレートに伝えてしまうのも好ましくありません。「自己中心的で不誠実な人物だ」とみなされてしまえば、企業側も快く待つことはできなくなります。その結果、のちに入社を決めたとしても、ギクシャクした関係からスタートすることになりかねないため注意が必要です。
4.オワハラを受ける可能性がある
内定を保留しようとすることで、企業からオワハラを受ける可能性もゼロではありません。オワハラとは「就活終われハラスメント」を略したもので、企業が入社してほしい応募者に対し、就活を終わらせるよう圧力を掛ける行為を指します。
実際、内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査(令和7年度)」によると、就活生の内8.3%が企業からオワハラを受けたことがあると回答しました。

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書(令和7年12月12日)」
内定保留にあたって企業からのオワハラを受けた場合は、焦ってその場で内定の返答をする必要はありません。まずは、「人生に関わる大切な決断ですので、家族と相談させてください」のように伝え、大学のキャリアセンターや家族に相談したうえで落ち着いて対処しましょう。
詳しくは「オワハラとは?該当する事例や受けたときに実施すべき対処法を紹介」の記事でご紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
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内定を保留したいときの企業への連絡方法
内定を保留したい場合に、企業にどのような手段で連絡を入れるべきか迷う方も少なくありません。適切なステップを踏んで連絡することは、企業への誠意を示すためだけでなく、のちのトラブルを防ぐためにも重要です。まずは電話での連絡を優先し、担当者が不在の場合はメールで連絡を入れましょう。
ここでは、企業へ内定保留を伝える際の連絡方法について解説します。
基本は電話での連絡を優先する
内定保留の申し出をする際は、メールよりもまず電話で直接伝えるのが社会人としての基本マナーです。電話であれば、自分を評価してくれたことへの感謝や、すぐに応じられない申し訳なさをリアルタイムに伝えられます。また、文字だけでは伝わりにくい誠意や熱意も声のトーンに乗せて届けることが可能です。
まずは採用担当者に電話を掛け、内定をいただいたことへのお礼を述べたうえで、返事を保留にしたい旨を相談してみましょう。
企業への電話のかけ方に不安がある方は、「就活での電話のかけ方は?基本的なマナーや場面別の会話例を紹介」の記事をご一読ください。
メールも添えるとより丁寧な印象
また、電話で保留の承諾を得られたあとは、改めてメールを送っておくとより丁寧な印象を与えられます。メールを添えてやり取りを記録しておけば、企業側と約束した期日の「言った・言わない」の行き違いを防ぐことができ、お互いに安心して期日を迎えられるのもメリットです。
担当者が不在の場合のみメールで対応する
基本は電話での連絡ですが、採用担当者が忙しくて席を外していたり、出張中などでどうしても電話がつながらなかったりする場合は、メールで対応しましょう。何度も電話をかけ直して返答期限を過ぎてしまうよりは、まずはメールで一報を入れるのが賢明な判断です。
メールを送る際は、件名を見ただけで内定保留に関する相談であることが担当者に伝わるよう、分かりやすいタイトルを心掛けてください。
メール送信後に再度電話で連絡する
担当者が不在でメールを送った場合は、そのまま放置するのではなく、翌営業日などのタイミングを見計らって再度電話で連絡を入れましょう。メールが届いているかを確認するとともに、改めて自分の口から保留のお願いと誠意を伝えることで、担当者にも熱意がしっかり伝わります。
就職エージェントに代行してもらうのも一つの手
「企業に直接保留を切り出すのがどうしても気まずい」「オワハラを受けそうで怖い」という場合は、就職エージェントに連絡を代行してもらうのも一つの手です。
エージェント経由で応募した企業であれば、キャリアアドバイザーが自分の代わりに「他社の選考状況を踏まえて慎重に検討したい」といった意向を、角が立たないよう企業に伝えてくれます。プロの手を借りることで、企業との良好な関係を保ったまま、決断までの猶予を作れるでしょう。
なお、就職エージェントを活用しながら効率良く就活を進めるためには、全体の流れを把握しておくことも重要です。「就活とは?基本的な流れやスケジュールとあわせて成功のポイントを解説」の記事では、就活の全体像を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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内定保留の連絡をする際のマナー
内定の保留を企業に切り出すハードルを高く感じる就活生も多いですが、社会人としての適切なマナーを守って伝えれば、企業側も納得して待ってくれるケースがほとんどです。できるだけ早めに連絡して心からの誠意を示し、良好な関係を保ったまま猶予をもらいましょう。
ここでは、内定保留の連絡をする際に意識したい5つのマナーについて解説します。

1.できるだけ早めに連絡をする
内定保留のマナーとしてまず徹底したいのが、保留を決め次第、できるだけ早めに企業へ連絡を入れることです。
企業側は内定通知の返答期限をもとに、内定式の準備や他候補者への合否連絡など、そのあとの採用スケジュールを細かく調整しています。連絡を後回しにするほど企業側に多大な迷惑を掛けることになるため、保留したいと考えた時点で迅速に行動しましょう。
2.企業の営業時間に連絡する
内定保留の連絡をする際のマナーとして、必ず企業の営業時間内に連絡することも挙げられます。特に電話で連絡をする場合は、相手の業務の妨げにならない時間帯を選ぶ配慮が必要です。
具体的には、始業直後の慌ただしい時間帯や、担当者が席を外していることが多い昼休み、退勤間際の忙しい時間帯は避けるのがおすすめです。午前中であれば午前10~11時半、午後であれば午後2~4時ごろを目安に連絡を入れると、担当者も落ち着いて話を聞きやすくなります。
企業への連絡時間について詳しく知りたい方は、「就活で企業への電話時間は何時にすべき?連絡マナーを守って印象アップ!」の記事もご参照ください。
3.保留理由と返事の期日を明示する
企業に保留を申し出る際は、「少し待ってください」と曖昧に伝えるのではなく、なぜ待ってほしいのかという理由と、いつまでに返事をするかという具体的な期日をセットで明示しましょう。理由が不明確だったり期日が決まっていなかったりすると、企業も採用活動の目処が立たず困惑してしまいます。
提示する期日が長過ぎると断られる確率が高まるため、1週間までを目安として、必要最小限の期間を提案するようにしましょう。
4.感謝と入社意欲を示す
企業に内定保留の相談をする際は、本題に入る前に自分を評価して内定を出してくれたことに対する感謝の気持ちを伝えることが重要です。「この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます」というひと言があるだけで、そのあとの交渉がスムーズになります。
「御社に入社したいという気持ちは非常に強いのですが」と伝え、志望度の高さや入社への前向きな意欲があることをアピールしましょう。企業側に「少し待ってでもぜひ自社に迎え入れたい」と思わせることができれば、保留の申し出を受け入れてもらいやすくなります。
5.誠実な態度で対応する
内定保留の連絡をするときは、企業に対して誠実な態度で対応することも大切です。たとえば、他社の選考を待つのが内定保留の理由であるにも関わらず嘘の理由を伝えると、後々話の辻褄が合わなくなる可能性があり、結果的に企業からの信用を失う恐れがあります。
ただし、誠実さとは「何でも正直に話すこと」ではありません。もし内定保留の本音が「もっと給料の高い会社に行きたい」「大手企業の選考を待っている」といった待遇や企業規模の比較などである場合、それをストレートに伝えるとマイナス評価になる危険性があります。
その場合は事実と全く異なる嘘を伝えるのではなく、「自身の適性を深く見極めるため、他社の結果とあわせて熟考したい」というような表現に変換して伝えるのが、社会人としての配慮です。
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【電話】内定保留を伝えるときの例文
企業に内定保留の電話を掛ける際は、あらかじめ伝えるべき要素を整理し、手元にメモを用意しておくと落ち着いて話すことができます。採用担当者が電話に出たら、まずは大学名と氏名を名乗り、内定に対する感謝を述べたうえで本題を切り出しましょう。
ここでは、状況や保留理由に応じた3つの例文をご紹介します。企業への電話で緊張してしまう方は、まずは以下を確認してみてください。
他社の選考結果を待ちたい場合
お世話になっております。●●大学の××と申します。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。本日は内定への回答期限についてご相談があり、お電話いたしました。
御社への入社意欲は非常に高いのですが、就職活動に後悔を残さないよう、現在進んでいる他社の選考結果が出揃ってから納得したうえで決断したいと考えております。誠に勝手なお願いで恐縮ですが、回答期限を△月△日まで延長していただくことは可能でしょうか。
他社の選考状況を理由にする場合は、単に「他社と比較したい」と伝えるのではなく、「納得したうえで御社に入社したい」という前向きなニュアンスを意識することが大切です。すでに選考が進んでいる他社があるという事実は誠実に伝えつつも、具体的な企業名などは伏せておくのが無難でしょう。
検討に時間が必要な場合
お世話になっております。●●大学の××です。
先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。大変嬉しく思っております。本日は承諾のお返事についてご相談があり、お電話いたしました。
私自身は御社にぜひ入社したいと考えているのですが、遠方への就職となるため、両親から一度しっかりと説明を聞きたいと言われております。人生の大きな決断ですので、家族ともしっかり話し合い、自分自身も冷静に熟考した上で承諾のお返事をしたいと考えております。つきましては、△月△日までお返事を待っていただくことは可能でしょうか。
家族への相談や自己分析のやり直しなど、検討に時間が必要な場合は「自分自身は入社に前向きである」という姿勢をあらかじめ強調しておきましょう。
主観的な迷いだけを伝えてしまうと志望度が低いとみなされやすいため、「人生の大きな決断だからこそ、周囲の同意を得て万全の状態で臨みたい」という誠実さをアピールするのがポイントです。
内定通知連絡の際に保留を伝える場合
ありがとうございます!大変光栄に思います。ぜひ御社で働きたいという気持ちが強く、大変嬉しく受け止めております。
ぜひこのままお受けしたいところなのですが、実は現在、最終選考まで進んでいる他社の選考がございまして、就職活動に悔いを残さないためにも、その結果を待ったうえで最終的な決断をしたいと考えております。大変勝手なお願いで申し訳ございませんが、内定の回答を△月△日までお待ちいただくことは可能でしょうか。
内定の連絡を電話で受けた際は、突然の吉報への感謝を示しつつ、その場で即答できない理由を誠実に伝えましょう。内定を告げられた直後は嬉しさのあまり焦ってしまいがちですが、一度深呼吸をしてから、引き延ばしたい具体的な期日をその場で明確に提案することが重要です。
電話で内定保留を伝える際のポイントは「内定保留を電話で伝える方法は?保留期間の目安や悪印象を避けるコツを解説」の記事でご紹介しているので、こちらもあわせてご一読ください。
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【メール】内定保留を伝えるときの例文
企業からの指示でメール連絡をする場合や、担当者が不在でまずはメールで一報を入れる場合は、テキストならではのビジネスマナーを意識することが大切です。件名はひと目で用件と差出人が分かるようにし、本文ではお礼と理由、具体的な希望期日を簡潔にまとめましょう。
以下では、メールで内定保留をお願いする際の2つの例文をご紹介します。
他社の選考結果を待ちたい場合
件名:内定の回答期限に関するご相談(●●大学 氏名)
□□株式会社 人事部 ○○様
お世話になっております。●●大学の××です。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
本日は、内定の回答期限についてご相談したくご連絡いたしました。
御社への入社意欲は非常に高いのですが、就職活動に悔いを残さないよう、現在選考が進んでいる他社の結果とあわせて熟慮し決断したいと考えております。
誠に勝手なお願いで大変恐縮ですが、回答期限を△月△日までお待ちいただくことは可能でしょうか。
ご多忙の折に申し訳ございませんが、ご検討いただけますと幸いです。
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●●大学●●学部●●学科
氏名(ふりがな)
電話:000-0000-0000
メール:name.career@xxx.com
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感情が伝わりにくいテキストだからこそ、「御社への入社意欲は非常に高い」というひと言を明確に書き残しておくことが肝心です。また、いつメールを開封されても問題がないよう、延長をお願いする期日の曜日まで「△月△日(〇)」と正確に記載し、誤解のない丁寧な文面を目指しましょう。
検討に時間が必要な場合
件名:内定の回答期限に関するご相談(●●大学 氏名)
□□株式会社 人事部 ○○様
お世話になっております。●●大学の××です。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
本日は内定のお返事についてご相談がありご連絡いたしました。
私自身は御社にぜひ入社したいと考えておりますが、全国転勤を伴う職種であるため、家族からもしっかりと説明を聞きたいと言われております。
今後の人生を左右する大切な決断ですので、家族とも十分に話し合った上で最終的なお返事をしたいと考えております。
つきましては、△月△日まで回答をお待ちいただくことは可能でしょうか。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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●●大学●●学部●●学科
氏名(ふりがな)
電話:000-0000-0000
メール:name.career@xxx.com
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家族への相談などを理由にする場合は、「転勤があるため」「人生の大きな決断だから」といった客観的な背景を盛り込むと、採用担当者も納得しやすくなります。なお、メールの末尾には大学名や連絡先をまとめた「署名」を必ず設定し、担当者が折り返し連絡を入れられるよう配慮することも大切です。
内定保留をメールで伝える際の例文は「内定保留のメールには何を書けば良い?送信時のマナーや例文を解説」の記事でもご紹介しています。こちらも併せてご一読ください。
無料で相談!内定がもらえない理由を相談する
内定保留後に企業へ返事を伝える例文
内定保留後に自分のなかで結論が出たら、約束の期日を待たずにできるだけ早く企業へ連絡を入れてください。待ってくれたことへの感謝を改めて伝えれば、入社する場合も辞退する場合も、最後まで誠実な印象を残せるでしょう。
以下では、内定保留後に「承諾するケース」と「辞退するケース」に分けて、電話とメールそれぞれで使える実践的な例文をご紹介します。
内定承諾の返事をする場合
他社と比較検討したり家族と話し合ったりした結果、内定承諾の決断を下した場合は、喜びとともに入社の意思をはっきりと伝えましょう。待ってもらったことへの感謝と、迷いなくその企業を選んだという力強い決意表明をセットで伝えることが、入社前の良好な信頼関係を築く鍵です。
電話で承諾を伝える例文
お世話になっております。●●大学の××です。
先日は回答期限の延長にご対応いただき、誠にありがとうございました。
本日は内定を承諾させていただきたく、お電話いたしました。いただいたお時間で熟考した結果、やはり御社の環境で成長し、事業に貢献したいという思いが強まりました。
お待たせしてしまい申し訳ございません。春から御社の一員として全力で頑張りますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
待ってもらったからこそ、明確に「承諾」の意志を告げ、採用担当者を安心させましょう。「迷いが消え、100%の熱意で御社を選んだ」というポジティブな決意を伝えることで、保留中のマイナス印象を払拭し、入社へ向けたスタートダッシュを切ることができます。
内定承諾を電話で伝える際の例文は「内定承諾を電話で伝えるには?受け答え例文やマナーを解説!」の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
メールで承諾を伝える例文
件名:内定承諾のご連絡(●●大学 氏名)
□□株式会社 人事部 ○○様
お世話になっております。●●大学の××です。
先日は回答期限の延長をご快諾いただき、誠にありがとうございました。
熟考した結果、ぜひ御社に入社させていただきたくご連絡いたしました。
自分のキャリアと真剣に向き合う時間をいただけたことで、御社に貢献したいという思いがより一層強くなりました。
お待たせしてしまい大変申し訳ございませんでした。
入社後は一日でも早く戦力になれるよう努めてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。
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●●大学●●学部●●学科
氏名(ふりがな)
電話:000-0000-0000
メール:name.career@xxx.com
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電話の場合と同様に、「熟考したからこそ入社意欲がさらに強固になった」と示すのがポイントです。メールでも「お待たせして申し訳ありませんでした」というお詫びのひと言を挟むことで、気配りができる人物だと判断してもらいやすくなります。
なお、内定を承諾したあとは、入社式や実際の働き方に向けた具体的な手続き・準備が始まります。「就活における内定とは?獲得から入社までの流れや採用との違いを解説」の記事では、内定承諾書の提出といった今後のステップを詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。
内定辞退の返事をする場合
内定の保留期間を経て他社への入社を決めた場合や、自分には合わないと判断した場合は、できるだけ早く誠心誠意の謝罪とともに辞退の旨を伝える必要があります。無断で期限を過ぎたり連絡を無視したりするのは、社会人としてのマナー違反になるので避けてください。
電話で辞退を伝える例文
お世話になっております。●●大学の××です。
先日は回答期限を延長していただき、誠にありがとうございました。大変申し上げにくいのですが、本日は内定を辞退させていただきたくお電話いたしました。お時間をいただき慎重に検討した結果、自分の適性を活かせる別の企業とのご縁を感じ、そちらに入社する決断をいたしました。
お待たせしたうえにこのような結果となり、多大なご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。
「大変申し上げにくいのですが」といったクッション言葉を使い、誠実にお詫びのトーンで話します。辞退する理由を詳しく話し過ぎるよりも、「自身の適性を考慮した結果」と簡潔にまとめたほうが、角を立てずに意思を伝えられます。
待ってもらったことへの謝罪と感謝を言葉にのせ、最後まで礼儀正しい対応を心掛けましょう。
メールで辞退を伝える例文
件名:内定辞退のご連絡(●●大学 氏名)
□□株式会社 人事部 ○○様
お世話になっております。●●大学の××です。
先日は回答期限の延長をご快諾いただき、誠にありがとうございました。
本日は大変心苦しいのですが、内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
慎重に検討を重ねた結果、自身の適性を考慮し、別の企業へ入社する決断をいたしました。
回答をお待ちいただいたにも関わらず、このようなお返事となり、多大なご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
末筆ではございますが、御社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
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●●大学●●学部●●学科
氏名(ふりがな)
電話:000-0000-0000
メール:name.career@xxx.com
---------------------------------------------------
メールでの辞退は、冷淡な印象を与えないよう、文章構成に細心の注意を払ってください。「検討を重ねた苦渋の決断であること」を伝えつつ、最後は「企業の今後の発展を祈る結びの言葉」で締めくくりましょう。今後、ビジネスの場で取引先として再会する可能性もあるため、美しい引き際を意識することが重要です。
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内定先への入社を迷っているときの対処法
内定の保留期間をもらったものの、なかなか答えが出せずに堂々巡りになってしまう就活生もいるようです。迷いを断ち切るには、自分が何に対して不安や懸念を抱いているのかを明確にし、その原因を解消するための行動を起こす必要があります。
ここでは、入社を迷う理由別に、不安を払拭するための具体的な対処法を解説。自分に当てはまるケースを参考にしてみてください。
労働条件や業務内容に不安がある場合
給与・休日数などの労働条件や、配属後の具体的な業務内容に対して不安を抱いている場合は、人事担当者に面談を申し出てみましょう。内定者からの質問に対して、企業側も入社後のミスマッチを防ぐために誠実に対応してくれる傾向にあります。
なお、面談の場では「労働条件に不安があるので教えてください」といった後ろ向きな言葉ではなく、「入社後の働き方を具体的にイメージし、万全の準備をしたいので教えてください」といったように、前向きな姿勢で質問を投げかけましょう。
面談で何を質問すべきかは「内定後面談は何を聞けば良い?おすすめの質問リストや必要な準備を解説」の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
職場の雰囲気に不安がある場合
職場の社風や人間関係に不安を感じている場合は、OB・OG訪問や若手社員との懇談会を活用しましょう。OB・OG訪問は大学3年生の秋~冬ごろに行うのが一般的ですが、内定後にOB・OG訪問をすることも可能です。
現場で働いている先輩社員の生の声を聞くことで、入社後の自分が働く姿をより鮮明にイメージできるでしょう。また、職場の様子を見学させてもらったり、若手社員の退社時間などをヒアリングしたりすることで、自分に合った環境かを見極める判断材料にもなります。
企業の経営状態に不安がある場合
内定先の経営状態や将来性に不安を覚えた場合は、企業の業績データであるIR情報を参考にリサーチするのがおすすめです。上場企業であれば、コーポレートサイトのIRページに有価証券報告書や決算説明会資料などが公開されています。過去数年間の売上高や利益の推移、今後の事業展開を示す中期経営計画などを読み解くことで、企業の財務状況や成長戦略を把握できるでしょう。
未上場企業の場合でも、公式サイトの企業概要や官報の決算公告、日々のプレスリリースなどを確認することで、おおよその経営状態を推測できます。ネット上の根拠のない噂ではなく、事実ベースの数字をもとに、入社すべきかの判断を下すようにしてください。
親の同意が得られていない場合
自分自身は入社したいと考えているものの、親からの反対にあったり同意が得られなかったりして悩むケースもあります。
この場合は、自分の感情だけで反論するのではなく、集めた企業のデータや自分がその企業を選んだ根拠、将来のキャリアプランを丁寧に説明して安心してもらいましょう。パンフレットや企業のコーポレートサイトを一緒に見ながら客観的な事実を提示し、自分の真剣な熱意を伝えて対話を重ねることが大切です。
内定を承諾するか悩むときの決め方は、「今の内定先に決めるか、就活継続するか、どう見極めたらいいですか?」の記事でも解説しています。納得のいく決断を下すためのヒントにしてみてください。
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内定保留のトラブルを避けて就活を進めたいあなたへ
大学卒業後のファーストキャリアは、今後の人生の基盤となる重要な選択です。「保留にするのは企業に申し訳ない…」と思うかもしれませんが、妥協して入社した結果早期離職につながってしまっては、自分と企業の双方にとってマイナスとなります。
ビジネスマナーや伝え方を守って誠実に対応すれば、多くの企業は内定を保留してくれます。後悔のない就活にするためにも、自分自身のキャリアとしっかり向き合う時間を作ってみてください。
内定を保留すべきか悩んでいる方や、自分に合う企業が分からなくなってしまった方は、キャリアチケット就職エージェントの利用がおすすめです。
キャリアチケット就職エージェントは、就活にお悩みの学生の支援に特化した、新卒向けのサービスです。専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで自己分析のお手伝いや企業紹介、面接対策を行います。内定保留に関するお悩みへのアドバイスや、企業への連絡代行も行っているので、不安を解消しながら入社を迎えられます。
キャリアチケット就職エージェントのサービスはすべて無料です。就活についてお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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内定保留に関するよくある質問
ここでは、内定保留について就活生からよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。疑問をすっきり解消して、自信をもって対応しましょう。
Q.内定保留をお願いして内定を取り消されたらどうすべき?
A.万が一、保留を申し出たことで内定が取り消されてしまった場合は、その決定を覆すことは難しいため、気持ちを切り替えてすぐに就活を再開しましょう。
企業側には「確実に入社してくれる学生で早く採用枠を埋めたい」という事情があるため、保留を辞退とみなすケースが一部に存在します。白紙に戻ってしまった焦りはあるかもしれませんが、より良い企業と出会うチャンスだと捉え、前向きに行動しましょう。
Q.内定保留は企業からの印象が悪いって本当?
A.結論から言うと、社会人としての適切なマナーを守って誠実に対応すれば、内定を保留したからといって極端に企業の印象が悪くなることはありません。現在の就活市場において、学生が複数社の選考を並行して受けることは一般的なため、企業側も他社と比較検討する猶予が必要であることはある程度想定しているからです。
ただし、連絡をせず放置したり、嘘の理由を伝えて長期間引き延ばしたりすると、入社後の信頼関係に響くほど印象が悪化するリスクがあります。そのため、誠意をもって迅速に対応することが大切です。
Q.内定保留はいつまで期限を延ばせる?
A.内定保留を申し出て企業に待ってもらえる期間は、一般的に「1週間程度」が目安であり、長くても2週間が限界だと考えておきましょう。
企業は採用計画にもとづいて動いており、一人の返事を待つ間はほかの就活生への合否連絡や追加募集の手を止めなければなりません。どうしても他社の最終選考が先にあるなど、1週間以上の延長を希望する場合は、単に「待ってほしい」ではなく、「なぜその日なのか」という納得のいく正当な理由と、具体的な回答期日を明示して交渉する必要があります。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。