このページのまとめ
- 内定の返事は基本的には電話でしよう
- 返事はなるべく早く、遅くとも1週間以内に
- 内定承諾する時は、曖昧な言い方をせず入社意思を明確に伝える
就活も終盤に差し掛かると、複数の企業から内定の連絡をもらうこともあるはずです。しかし、タイミングによっては第一志望の企業より先に内定の連絡が来ることもあるでしょう。
この記事では、内定の連絡に対する返事について網羅的に解説しています。いつまで・どのように返事をすればいいのか、回答は保留していいのかを、例文とともにまとめました。正しいマナーで内定の返事や保留を行い、希望に沿った就活を成功させましょう。
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- 内定の返事はいつまで?伝えるときに守るべきマナー
- 一般的な内定返事の期限は通知から1週間
- 内定の返事を保留するときは回答期限も合わせて伝える
- 内定に対する返事の方法
- 好印象な内定連絡の返事の仕方は電話
- メールで内定の返事をして良いケースもある
- 保留の回答期限を越える場合の伝え方
- 内定を保留するときに気を付ける3つのこと
- 1.内定の返事を保留するのは1回まで
- 2.内定の返事を保留する理由は正直に伝える
- 3.企業の事情も理解して前向きな意思を示す
- 【ケース別】内定返事の例文
- 他社の結果を待っている場合の例文
- 入社を迷っている場合の例文
- 内定辞退はマナーを守って早めに連絡しよう
- 電話で内定辞退を伝えるときの例文
- メールで内定辞退するときの例文
- 内定返事をいつまでにするか悩んでいるあなたへ
内定の返事はいつまで?伝えるときに守るべきマナー
就活に成功して内定の通知を受け取ったとき、それに対する返事をいつまでにすべきか迷うこともあるでしょう。「内定返事いつまで」という疑問は共通のもので、特に新しい卒業生や初めて内定を受けた人々の頭を悩ますものです。
一般的な内定返事の期限は通知から1週間
内定の通知を受け取った後、1週間以内に返事をするのが一般的とされています。企業側から見ても、期限内に返事が来ることで次の採用ステップに進むことができますし、応募者自身も他の企業との連絡や選考を進めるためのスケジュールが明確になります。
しかし、これはあくまで目安であり、企業によっては2~3日で返事を求めるところもあります。内定に対する返事については、「内定をもらったらどうする?内定後の流れや返答方法を解説」の記事も参考にしてください。
内定の返事を保留するときは回答期限も合わせて伝える
他社からの内定待ちや、まだ確定させたくない個人的な事情など、何らかの理由で内定の返事を保留したい場合もあるでしょう。その際には、「いつまでに結論を出せるか」をしっかりと企業に伝えておくことが大切です。
これは、企業側が他の候補者を探す時間や、他の応募者への配慮という意味でも必要となります。ただし、回答保留を求める前に、その企業が保留を認めてくれるか、なるべく早めに確認しておくべきです。
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内定に対する返事の仕方
内定の連絡をもらったら、基本的には感謝を直接伝えられる電話で返事をするのがいいでしょう。しかし、近年ではメールで連絡を完結されている企業も多いため、メールでの返事で問題ないこともあります。
好印象な内定連絡の返事の仕方は電話
一般的に最も好印象を与える内定返事の方法は、電話といわれています。なぜなら、電話であれば直接相手と話せるので、感謝や意気込みをダイレクトに伝えられるからです。
しかし、電話で返事をする場合、社会人としてのマナーや言葉遣いを心掛けることが重要です。「内定承諾を電話でするときのマナーは?保留や延期にしたい場合の伝え方も!」の記事では電話マナーについて解説しているので、参考にしてみてください。
電話で内定承諾する時の会話例
企業:はい。△△株式会社の△△です。
自分:お世話になります。内定通知をいただきました△△大学の田中です。採用担当の△△様はいらっしゃいますでしょうか?
企業:はい。少々お待ちください。
担当者:お電話代わりました、△△です。
自分:お世話になります。先日内定のご連絡をいただきました○○大学の○○です。このたびは内定のお知らせをいただきありがとうございました。本日は内定をお受けさせていただきたいと思い、ご連絡いたしました。
担当者:ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
自分:こちらこそよろしくお願いいたします。この後の流れとして、入社までの手続きについて教えていただいてもよろしいでしょうか。
ー詳細の説明ー
自分:承知いたしました。ありがとうございます。改めて今後ともよろしくお願いいたします。それでは失礼いたします。
担当者:失礼いたします。
メールで内定の返事をして良いケースもある
電話が最も適切な方法とされていますが、メールを用いて返事をすることも一部受け入れられています。具体的なケースとしては、内定連絡がメール・郵送で届いたときや電話で直接連絡をとるのが難しいとき。
ただし、やはり好印象を与えられるのは電話です。電話したものの相手が不在のためメールで連絡をするときは、「電話をしたが不在のためメールで伝えます」といった旨を記載しましょう。
また、メールでの連絡にも臨機応変に対応が求められます。例えば、メール送信のタイミングや内容、返信の速度などは考慮すべきでしょう。
メールで内定承諾する時の文例
件名:【内定承諾のご連絡】△△大学△△学部 田中太郎
△△株式会社
人事部 △△様
お世話になっております。△△大学の田中と申します。先ほどお電話いたしましが、ご多用中のようでしたのでメールで失礼いたします。
このたびは内定のお知らせをいただき誠にありがとうございました。貴社からの内定をお受けいたしますことを、ご連絡申し上げます。
入社後は一日も早く戦力になれるよう努力して参ります。これからどうぞよろしくお願いいたします。
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田中太郎
△△大学△△学部
電話:000-0000-0000
メール:tarou.tanaka@××.jp
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手紙で内定に対する返事を送るのは避ける
手紙で承諾・辞退の連絡をすることは一般的には避けるべきといわれています。手紙は通常電話やメールと比べてこちらが送ってから届くまでに時間差が生まれることで、企業側の人事計画に影響をおよぼす可能性があるためです。
また、手紙の場合は企業側で返事が確認できたかどうかの連絡が遅れる可能性もあります。採用活動はスピードが求められるため、時間と手間のかかる手紙でのやり取りは避けたほうがいいでしょう。
保留の回答期限を越える場合の伝え方
期限内に結論を出せずに保留の回答をする場合には、まずは理由を説明し、具体的な回答の期限を明示的に提案します。保留する場合も回答の期限は1週間が基本ですが、なるべく早めに新たな期限を設定し、その期限を必ず守ることが重要です。
明確な期限を定めることで相手が確認する手間を省けます。また、あなた自身の信頼性も保てるでしょう。どの返事の方法を選ぶにしても、誠実さと社会人基準のマナーを忘れないようにしてください。
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内定を保留するときに気を付ける3つのこと
内定の連絡をもらっても、返事をすぐに出せない事情や複数の内定がある場合があります。内定の返事を保留する時、気を付けるべき3つのことをお伝えします。
1.内定の返事を保留するのは1回まで
一回の内定に対して、保留を申し出るのは基本的に1回が限度と考えてください。企業は人事計画をもとに採用活動を進めています。再三の延期申し出は企業の計画を大きく狂わせる可能性があり、信頼を損ねる原因になりえるでしょう。
何度も内定返事の回答期日を伸ばすと、入社意欲を疑われます。度重なる延長のすえに内定の承諾を決めたとしても、企業側から内定を取り消される可能性もあるので、保留は1度までにとどめましょう。
2.内定の返事を保留する理由は正直に伝える
内定の返事を保留する際は、その理由を明確かつ正直に伝えることが重要です。他社からの内定待ち、家族との相談、具体的な業務内容についての不安など、具体的で誠実な理由を伝えると良いでしょう。それにより企業も理解を示しやすくなります。
3.企業の事情も理解して前向きな意思を示す
企業側も人事計画を進めなければならず、応募者一人ひとりに対する配慮と経営のバランスを取る必要があります。そのため、返事保留の期間は限られていることを理解し、それを超えないように行動しましょう。
また、回答を保留する場合も、入社に対して前向きな姿勢や理解を示し、感謝の意を伝えることが大切です。これらのポイントに気を付けながら、内定の返事保留を適切に取り扱うことが、好印象を持続するために必要となります。
最終的な決定がどうであれ、十分に考えたうえで適切な伝え方ができるよう、気を配りましょう。保留の伝え方をより詳しく知りたい方は、「内定を保留したいときは企業にどう伝える?適切な対応方法や例文をご紹介」の記事もご覧ください。
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【ケース別】内定返事の例文
ここでは、ケース別に内定返事の例文をまとめています。他社の結果を待っているときや入社そのものを悩んでいるときなど、伝えづらい保留の理由をマイナス印象にならないよう伝えるときの参考にしてください。
他社の結果を待っている場合の例文
この度は、貴社からの内定を大変光栄に思います。しかし、他社からの選考結果を踏まえて回答したいので、返事の期限を少しだけ延ばしていただけないでしょうか。
△月△日までにはお返事いたします。私事で大変申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
内定をもらったものの、ほかの企業の結果を待ちたいときは、正直に保留の理由を伝えて問題ありません。企業も、就活生が複数の企業の選考を並行して進めていることは理解しています。
内定をいただいたことに対する感謝と、すぐに回答できないことに対する謝罪を伝えましょう。
入社を迷っている場合の例文
貴社からの内定に感謝いたします。しかし、現時点でまだ職場環境や仕事内容についての私の認識が不十分であると感じています。入社したいという気持ちは強いのですが、入社後のキャリアについてもう少し深く理解したいと考えています。
△月△日までにはお返事いたしますので、お待ちいただくことは可能でしょうか。私の都合で申し訳ありませんが、ご検討くださいますよう、よろしくお願いいたします。
入社意欲はあるものの、業務内容や制度、キャリアなどで不安がある場合も正直に伝えましょう。不安や疑問を抱いたまま入社しても、ミスマッチから早期離職となるリスクがあるためです。
また、不安の要因を正直に伝えることで、企業から詳しい説明を受けられたり、必要に応じて対面で質問する機会や会社見学が設けられたりすることもあるでしょう。
それぞれの事情に合わせて、自分の言葉で伝えることが大切です。そして忘れてはいけないのは、まずは感謝の気持ちを伝え、そこから自分の状況を説明することです。これが、好印象を獲得するための秘訣となります。
「就活内定メールにはどう返信する?シーン別例文3選」の記事でも、内定返事に対する回答の例文を紹介しています。
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内定辞退はマナーを守って早めに連絡しよう
就活を進めていく中で、複数の企業から内定をもらうこともあるでしょう。しかし、同時に全ての企業へ入社するわけにはいかないため、入社する企業を選択をしなければなりません。その際に内定辞退をすることになりますが、その連絡方法やタイミングにはマナーが重要となってきます。
前述したように、一般的に、内定の返事は通知から1週間以内が期限とされています。企業は辞退者が出たら改めて採用活動を行う可能性があるので、早く返事をすることで企業側の負担を最小限に抑えられます。
辞退に際して、詳しい理由は聞かれない限り自分から言う必要はありません。ただ、企業から尋ねられた場合は正直に答えるのが良いでしょう。辞退する企業とはいえ、今まで選考に時間を割いてもらったお礼はしっかり伝えるようにしてください。
電話で内定辞退を伝えるときの例文
企業:はい。△△株式会社の△△です。
自分:お世話になります。内定通知をいただきました△△大学の田中です。採用担当の△△様はいらっしゃいますでしょうか?
企業:はい。少々お待ちください。
担当者:お電話代わりました、△△です。
自分:お世話になります。先日内定のご連絡をいただきました○○大学の田中です。このたびは内定のお知らせをいただきありがとうございました。せっかく内定をいただきながら身勝手なお願いで申し訳ないのですが、内定を辞退させていただきたいと思い、ご連絡いたしました。
担当者:そうですか。差し支えなければ辞退の理由を伺ってもよろしいですか?
自分:はい。別の企業に内定をいただき、自分の適性を考えた結果その企業に縁を感じ、このような決断となりました。
担当者:そうだったのですね。承知いたしました。
自分:本来なら直接お伺いしてお詫び申し上げるところ、電話でのご連絡となり、申し訳ございません。
担当者:気にされなくて大丈夫ですよ。別の企業でもがんばってください。
自分:ありがとうございます。このたびは貴重なお時間をいただきながら、大変ご迷惑をおかけしました。それでは失礼いたします。
担当者:失礼いたします。
メールで内定辞退するときの例文
件名:【内定辞退のご連絡】△△大学△△学部 田中太郎
△△株式会社
人事部 △△様
お世話になっております。△△大学の田中と申します。先ほどお電話いたしましが、ご多用中のようでしたのでメールで失礼たします。
このたびは内定のお知らせをいただきありがとうございました。
嬉しいお知らせをいただいておきながら誠に恐縮なのですが、一身上の都合により貴社の内定を辞退させていただきたく、ご連絡を差し上げました。貴重なお時間をいただいておきながらこのようなお返事となり、誠に申し訳ございません。
選考中は△△様をはじめ社員の方々にお世話になり、貴重なお時間をいただきましたこと、心より感謝しております。
本来であれば直接お伺いしてお詫び申し上げなければならないところ、メールでのご連絡となりますことを、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
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田中太郎
△△大学△△学部
電話:000-0000-0000
メール:tarou.tanaka@××.jp
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なお「内定辞退の理由はどう伝える?よくある理由や注意点を解説」の記事でも、内定を辞退するときの注意点や例文をまとめています。合わせてご覧ください。
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内定返事をいつまでにするか悩んでいるあなたへ
晴れて希望する企業から内定をもらったときだけでなく、保留や辞退など内定に対する返事をするシーンは多岐にわたります。希望する企業からの連絡ならその場で回答して問題ありませんが、保留の場合は回答期日を設定するなど、企業に配慮する必要があるでしょう。
「内定の返事の仕方に不安がある」「内定の返事はいつまでにすればいい?」など、就活の進め方に不安がある方は、新卒支援エージェントのキャリアチケットにご相談ください。
キャリアチケットでは、内定に対するケース別の対応や内定をもらった後にすべきことなど、就活の終盤で出てくる悩みや相談ができる就活エージェントです。また、「なかなか内定がもらえない」など内定に至るまでの就活の進め方やコツについても、専任担当者による手厚いサポートを実施。
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