このページのまとめ
- 内定を保留したい場合、マナーを守って企業に伝えることが大切
- 内定保留の電話は10時~12時または14時~16時にする
- 保留の理由は正直に話し、お礼とお詫びの言葉を伝えることも大切
「どの企業に入社するかじっくり考えたい」「ほかの会社の選考がまだ続いている」といった理由から、内定保留を考えている就活生もいるでしょう。
企業に内定承諾の返事を待ってもらいたいときは、どんなことに気をつけて連絡したらよいのでしょうか。
ここでは、内定保留の旨を伝える際の注意点や電話の会話例をご紹介。マナーを守って企業に連絡できるよう、内定保留を検討している就活生はぜひチェックしてください。
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内定保留の電話で守るべきマナー
内定を保留したい場合、マナーを守って企業に伝えれば、大抵は返事を待ってもらえるといわれています。
保留できる期間は、1週間が目安です。もし、2ヶ月、3ヶ月と長期間の保留をお願いすると、企業側は「入社意欲が感じられない」「すぐに承諾しないなら、ほかの応募者を採用したい」と考える可能性があります。ほかの会社の選考が続いていて1週間以内の返事が難しいときは、その旨を伝えて保留期間について相談しましょう。
また、「もっと早く保留の旨を伝えてほしかった」と言われることがないよう、保留すると決めたらなるべく早く電話することも大切です。
お礼やお詫びの言葉を必ず伝える
採用担当者に電話がつながったら、名乗った後に「この度は内定のご連絡をいただきありがとうございました」とお礼の言葉を述べましょう。用件を伝え終わって電話を切る際も、「本日はお忙しいところご対応いただきありがとうございました」と感謝の気持ちを示すようにしてください。
そのほか、返事を待ってもらうことに対して「お忙しいところご迷惑をおかけして申し訳ございません」と謝罪することも忘れずに。内定保留など言いにくいことを伝える際は、「ご面倒をおかけいたしますが」「お手数をおかけしますが」といったクッション言葉を添えると、相手への配慮を示すことができます。
保留の理由は正直に話す
「ほかの企業の選考がまだある」「どの企業に入社するか悩んでいる」といったことを伝えるのは気まずいと感じる就活生もいるでしょう。しかし、嘘をついてしまうと、かえって「誠意が感じられない」と悪印象を与えてしまう恐れがあります。
結果的にその企業に入社するかもしれないことを念頭に置き、イメージダウンを防ぐためにも理由は正直に伝えるようにしてください。
なお、理由を述べる際に「第一志望の企業がまだ選考途中のため」といった伝え方をするのは避けるべきです。「自社の優先度が低いなら保留しないでほしい」と思われてしまうので、志望度の高さには触れず「ほかの企業が選考途中のため」といった表現で伝えるようにしましょう。
低姿勢でお願いする
企業側はある程度保留されることを想定して採用活動を進めていますが、だからといって一方的に保留の旨を伝えるのはマナー違反です。
保留期間はこちらから提示しますが、「△月△日まで返事を待っていただくことは可能でしょうか」と相談する形で伝えるようにしてください。
内定保留の電話のポイントは、「内定保留の注意点!電話やメールでの伝え方のコツとは」も参考にしてください。
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内定保留の電話をかけるときの注意点
ここでは、保留の旨を伝える際の電話マナーを解説します。なお、内定保留の連絡手段は、メールよりも電話がおすすめ。会社側は内定者の入社に向けて準備を進めているので、負担を最小限に抑えるためにも確実に伝わる電話で連絡しましょう。
10時~12時または14時~16時に連絡する
内定保留の電話をかける時間は、始業直後や退社間際などは立て込んでいると考えられるので、10時〜12時、14時〜16時を目安に連絡するのがおすすめです。
また、12時〜14時は休憩時間の可能性が高いため、この時間帯は避けるようにしてください。
静かな場所で電話をかける
騒がしい場所で電話をすると、用件が伝わりづらくなったり相手の声を聞きとれなかったりする恐れがあります。やりとりをスムーズに進められるよう、静かな場所で電話をするようにしてください。
メモを用意する
保留の期限などをすぐに書き留められるよう、電話をかける前に筆記用具とメモ帳を準備してください。また、企業から日時などを伝えられた際は、復唱して聞き間違いがないか確認しましょう。
内定保留の旨は採用担当者に直接伝える
企業に電話をした際、採用担当者が不在の場合もあるでしょう。その際はすぐに伝言をお願いせず、改めて電話をかけるようにしてください。
採用担当者が外出していることが多く、なかなか電話がつながらない場合は、メールで内定保留の旨を伝えるのも1つの方法です。メールで連絡する際は、「先ほどお電話しましたが、ご不在のようでしたのでメールにて失礼いたします」と断りを入れるようにしてください。
内定保留の電話をかける際の注意点は、「内定を保留したいときは企業にどう伝える?適切な対応方法や例文をご紹介」でも解説しています。
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内定保留を電話で伝える際の会話例
企業側に内定の返事を待ってもらいたいときは、下記のような流れで用件を伝えましょう。
窓口:「少々お待ちください。」
採用担当者:「お電話かわりました、~~です。」
自分:「お世話になっております。~~大学~~学部の就活次郎と申します。この度は内定のご連絡ありがとうございました。入社の承諾についてすぐにでもお返事すべきところではありますが、~~のため(保留したい理由)~月~日までお待ちいただくことは可能でしょうか。」
採用担当者:「承知しました。では、ご連絡をお待ちしています。」
自分:「お忙しいところお手数をおかけして申し訳ございません。本日はお時間をいただきありがとうございました。」
企業に電話がつながったら、まずは大学名と学部、氏名を窓口の人に伝えます。採用担当者に電話を代わってもらった際も、再度名乗ってから用件を伝えましょう。
先述のとおり、電話を切る前には保留することへのお詫びと、電話に対応してもらったことへのお礼の言葉を伝えます。その後、相手が電話を切るのを待ってから通話を終了するようにしてください。
内定を保留する際の会話の例は、「内定の返事を延ばせるのは1ヶ月まで?保留する時の会話例」でも解説しています。
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内定保留の電話について悩んでいるあなたへ
この記事では、内定保留の可否や内定保留の電話をかける際の注意点を解説してきました。しかし、「うまく内定保留を伝えられるか分からず不安」「自分の内定保留の理由が適切か分からない」などと感じる人もいるでしょう。
内定保留の電話について悩んだ人は、OB・OGや就活エージェントなど信頼できる第三者に相談することがおすすめです。
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