【新卒就活】内定辞退の理由は言うべき?伝え方のマナーや例文を解説

このページのまとめ

  • 内定辞退の理由を詳しく伝える義務はなく、「一身上の都合」でも基本的に問題はない
  • 内定辞退の連絡は決めたらすぐに電話で行い、感謝とお詫びを添えるのがマナー
  • 内定承諾後でも辞退は可能だが、できる限り早く誠意をもって連絡することが大切

複数社から内定を得ている方のなかには、「辞退の理由を企業側に伝えるべきか」「どう伝えれば角が立たないか」と悩む人もいるでしょう。企業に詳しい理由を説明する義務はありません。そのため、「一身上の都合により」と伝えてもマナー違反にはならないでしょう。
この記事では、内定辞退の理由を伝える義務がない理由を解説します。また、角が立たない伝え方のコツや状況別の例文も紹介しているので、ぜひご覧ください。

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目 次

内定辞退の理由は伝えなくて良い?まず知っておきたい基本

複数社から内定をもらった際、入社しない企業へ辞退の連絡をするのは心苦しいものです。「内定辞退の理由をどのように伝えるべきか」「そもそも詳しい理由まで話さなければならないのか」と悩む就活生は少なくありません。まずは、内定辞退の理由に関する基本的なルールと、企業側の受け止め方について確認していきましょう。

内定辞退の理由を伝える義務はない

内定を辞退するにあたって、その具体的な理由を企業側に詳しく説明する法的義務はありません。「日本国憲法第22条」が保障する「職業選択の自由」や、「民法第627条」に基づく「退職(労働契約解約)の自由」があるため、労働者には契約を締結するかどうかの自由が認められているからです。そのため、基本的には「一身上の都合により」や「検討を重ねた結果」といった抽象的な表現で辞退を伝えてもマナー違反にはあたりません。

ただし、義務がないからといって、無断で連絡を絶ったり、不誠実な対応をとったりするのは厳禁です。企業側はあなたを採用するために、多くの時間やコストをかけてきました。理由そのものを詳細に語る必要はありませんが、内定を辞退するという結論と、自分を評価して内定を出してくれたことへの感謝やお詫びの気持ちはしっかりと伝えるスタンスが大切です。

実際、新卒就活において内定辞退は決して珍しいことではありません。就職みらい研究所の「就職プロセス調査(2026年卒)『2026年3月度(卒業時点) 内定状況』」によると、最終的に、約6割の大学生が内定辞退を経験しているとのことでした。

就職プロセス調査(2026年卒)『2026年3月度(卒業時点)内定状況』進路確定率・就職内定辞退率の引用画像

引用:就職みらい研究所「就職プロセス調査(2026年卒)『2026年3月度(卒業時点)内定状況』進路確定率・就職内定辞退率(p.5)

つまり、企業側も「一定数は辞退者が出るもの」として採用活動を行っているため、あなたが過度に責任を感じ過ぎる必要は全くないのです。

就活における内定の意味は、「【新卒】内定とは?内々定・採用との違いや獲得から入社までの流れを解説」の記事で解説しているので確認してみてください。

参照元
e-Gov法令検索
日本国憲法(昭和二十一年憲法)
民法(明治二十九年法律第八十九号)
就職みらい研究所
就職プロセス調査(2026年卒)「2026年3月度(卒業時点)内定状況」

理由を聞かれたときの上手な答え方

内定を辞退したい旨を企業に伝えると、担当者から「差し支えなければ理由を教えていただけますか」と理由を求められる場合があります。その際は、以下の点を意識して、大筋を簡潔に伝えるのがおすすめです。

・企業への批判的な内容は含めない
・「自分のキャリアの選択・軸の問題」として伝える
・他社の社名や詳細な条件比較は伝えない

具体的には「自身の適性やキャリアプランを慎重に検討した結果、別の判断をした」という伝え方が、企業に対して角が立たず伝わりやすい例です。言いにくい事情がある場合でも、嘘をつくより「一身上の都合により」と穏やかに断るほうが、後々のトラブルを防げます。

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代表的な内定辞退理由と角が立たない伝え方のコツ

内定辞退をする理由には、他社への入社を決めたことや、やむを得ない家庭の事情など人によってさまざまです。基本的に辞退する理由を伝える必要はないものの、企業から問われたときに角が立たない伝え方を知っておくと、焦らずに対応できるでしょう。

ここでは、代表的な内定辞退の理由と角が立たない伝え方のコツを解説するので、「理由を聞かれたらなんて答えよう」とお悩みの方は参考にしてみてください。

他社への入社を決めた

他社への入社を決めたという理由は、内定辞退において納得されやすい正当な理由です。企業側も就活生が並行して他社を受けている事実は理解しているため、仕方のないこととして受け止めてくれます。

ただし、具体的な社名を教える必要はありません。選考のなかで「御社が第一志望です」と伝えていた場合でも、「就職活動を進めるなかで、より自身の適性に合う企業とのご縁があった」と真摯に説明することが、角を立てないコツとなります。

条件に相違を感じた

初任給や配属先、業務内容などが面接時に聞いていた話と異なっていると感じた場合、それを内定辞退の理由として伝えることは問題ありません。内定通知書や労働条件通知書を確認した段階で、給与や勤務地、残業時間などが、事前の説明や自分の希望条件と異なっていることに気づくケースもあるためです。

ただし、単に「希望の働き方ができないから」「聞いていたより給料が低いから」など、ストレート過ぎる言い方をすると角が立ってしまいます。伝える際は、「自分が思い描くキャリアプランとの間に相違を感じた」といったように、丁寧な表現に変換して伝えましょう。

家庭の事情

家庭の事情によって、やむを得ず内定辞退を選択せざるを得ない場合もあります。親の介護や家業の継承、あるいは自身の健康上の理由といったプライベートな要因は、企業側も深くは詮索しにくいものです。

そのため、基本的には「家庭の事情」とだけ伝えれば十分ですが、万が一詳細を聞かれた場合でも、すべてを明かす義務はありません。「家庭の事情により、予定どおりの勤務が難しくなった」など、業務に影響が出る結論だけを簡潔に、誠意をもって伝えれば企業側も納得してくれるでしょう。

自分のスキルに不安がある

内定をもらったあとで「自分のスキルでやっていけるか不安」という理由から、内定辞退を決意する就活生もいます。この場合、単に「自信がない」とストレートに伝えるのではなく、「貴社の期待に応えられるだけのスキルがまだ足りないと感じた」という形で、企業への誠意を込めつつ辞退の意向を伝えるのがポイントです。

ただし、不安を理由にすると、企業から「研修でサポートするから安心して」と引き止められやすくなります。そのため、引き止めを長引かせないよう「慎重に検討した末の最終的な決断であること」を毅然とした態度で示し、辞退の意思は明確に伝えましょう。

卒業できなくなった

留年などが確定し、そもそも入社資格を満たせなくなった場合も、明確な内定辞退理由になります。大学を卒業できない以上は働くことができないため、企業側としても受け入れざるを得ない不可抗力な事象です。

この状況では、事実が発覚した時点で一刻も早く企業に連絡を入れることが最優先されます。嘘の理由をでっち上げるのではなく、卒業要件を満たせなかった事実を正直に話し、多大な迷惑を掛けたことを深くお詫びしましょう。

「内定はあるのに、もしかしたら卒業できないかも…」と不安を感じている方は、「卒業できない学生は内定取り消しになる?留年した場合の対応を解説」の記事をご一読ください。

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内定辞退を伝える際のマナー

内定辞退を伝える際は、基本的に電話で伝えたうえでメールを送るのがマナーです。内定辞退の連絡は、伝え方ひとつで相手に与える印象が大きく変わります。辞退を決めた以上、企業にとっては残念な知らせとなりますが、だからこそ社会人としての最低限のマナーを守り、誠意を示すことが重要です。

連絡のタイミングや手段、時間帯など、相手企業の状況を推し量った対応を心掛けましょう。ここでは、円満に辞退の手続きを進めるために、就活生が必ず押さえておくべき4つの基本マナーについて詳しく解説します。

内定辞退を伝える際のマナーのイメージ

内定辞退の連絡は早く行う

内定辞退の連絡は、辞退を決めたらすぐに行いましょう。会社側は内定辞退者が出ると、欠員を補充するために新しく学生を採用したり、新入社員の人員配置を考え直したりするなどの迅速な対応が必要になるからです。

内定辞退の連絡が遅くなればなるほど、採用計画の練り直しや備品の手配ミスなどにつながり、会社側に多大な迷惑が掛かることになります。学生にとって内定を辞退したいという連絡は言いにくい内容ではありますが、早めに伝えることが企業に対する誠意です。

昼休憩や始業直後・終業前の時間帯は避けよう

電話をかける際は企業の営業時間内であることが大前提ですが、そのなかでも忙しい時間帯や休憩時間は避けて連絡しましょう。忙しい時間帯に電話やメールをしてしまうと、担当者の業務を妨げてしまい、悪い印象を与えかねません。

避けるべき具体的な時間帯と、その理由は以下のとおりです。

始業直後:午前9~10時ごろ 朝礼やメールチェック、当日のタスク確認で多忙なため
昼休憩:正午~午後1時ごろ 担当者が席を外していることが多く、休息を邪魔してしまうため
終業前:午後5~6時ごろ 1日のまとめや退勤準備でバタバタしやすいため

比較的落ち着いていて、スムーズに連絡がつながりやすいおすすめの時間帯は、以下を参考にしてください。

・午前10~11時30分ごろ
・午後24時ごろ

また、上記は一般的なオフィスワークの企業の例です。飲食・サービス業や医療業界など、応募先企業の業種によってピークの時間帯は異なるため、あらかじめ相手のビジネスモデルに合わせた配慮を心掛けましょう。

基本的には電話で連絡したうえでメールも送信する

企業から「連絡手段はメールで」と指定がない限り、内定辞退の連絡は電話で行うのが基本です。文章だけでは誠意や申し訳なさが伝わりにくいだけでなく、「一方的な通達をしてきて失礼だ」と受け取られかねません。

まずは、電話で内定辞退の意思とお詫びを直接伝えたうえで、辞退の連絡を確実にしたという記録を残すためにメールを送信すると、トラブルを未然に防げるでしょう。

就活での電話のかけ方や基本的なマナーについて知りたい方は、「就活での電話のかけ方や出方が不安!基本マナーとそのまま使える会話例を紹介」を参考にしてください。

ネガティブな理由や他社名は伝えない

内定辞退を伝える際は、企業への批判的な言葉や、内定を承諾した他社の社名を伝えないように注意しましょう。「給与が希望より低かった」「残業が多そうで不安だった」「社風に合わないと感じた」など、率直な不満をそのまま伝えてしまうと、担当者の心証を損ない不要なトラブルの原因になります。

不満をそのまま口にするのではなく、以下のように「自身のキャリアや条件を総合的に判断した」という抽象的かつ角の立たない表現に変換して伝えるのがおすすめです。

避けるべき率直な表現 ポジティブな表現
給与が希望より低かった 自身の生活設計や条件面を総合的に熟考した結果
残業が多そうで不安だった 自身の希望する働き方を見つめ直した結果
社風に合わないと感じた 自身の適性や強みをより活かせる環境を選ぶため
業務内容に興味がもてなくなった 自身のキャリアプランにより合致する企業を選択したため

また、他社の社名も、ビジネスマナーとして開示しないのが基本です。採用担当者から「どちらの会社に決めたのですか」と聞かれた場合は、「大変恐縮ですが、他社様との約束もございますので、具体的な社名については差し控えさせていただきます」と丁寧にお断りしましょう。業界名程度であれば答えても問題ありませんが、具体的な社名まで明かす義務はありません。

感謝の気持ちとお詫びの言葉を添える

内定辞退の際に重要なのは、企業に対するお詫びと感謝の気持ちを言葉にして伝えることです。内定を出していただいたことへの感謝の気持ちとともに、期待に沿えず申し訳ないという謝罪を伝えるだけで、担当者の心証は大きく変わります。

企業選びは相性の問題であるため、内定辞退自体は悪いことではありません。相手の労力を無駄にしてしまった事実に対する謙虚な姿勢を示すことが、内定先企業との関係を円満に終わらせるためのコツといえるでしょう。

こうした内定辞退時の対応に限らず、就活ではあらゆる状況で守るべきマナーやルールがあります。就活の基本について見直したい方は「就活とは?いつから何をやる?基本の流れと今からできる準備を解説!」の記事を参考にしてみてください。

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【状況別】電話・メールで内定辞退の理由を伝える例文

内定辞退の理由を尋ねられた際、大切なのは「感謝」と「誠実さ」を伝えつつ、入社の意思がないのを明確に示すことです。企業側は納得感のある理由を知ることで、選考の振り返りを行い、採用プロセスを適切に締めくくることができます。

ここでは、内定辞退の理由別に、角を立てずに辞退の意向を伝えるための具体的な例文をご紹介します。自分の状況に近いものを選び、誠意をもって伝える際の参考にしてみてください。

第一志望への入社を決めたことを伝える場合

他社への入社を決断した際は、曖昧にせず「自らのキャリア選択」であることを明確に伝えましょう。企業側も競合他社と比較されることは想定内のため、他社への入社を決意したという事実を率直に伝えることが、結果として企業側にとっても納得のいく理由になります。

電話で内定辞退を伝える場合の例文

この度は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。大変恐縮なのですが、熟考いたしました結果、他社からの内定をお受けすることを決意いたしました。そのため、大変心苦しいのですが、御社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。△△さまには多大なるサポートをいただいたにも関わらず、このような結果となり誠に申し訳ございません。

メールで内定辞退を伝える例文

件名:内定辞退のご連絡(△△大学 氏名)

本文:△△株式会社 人事部 △△△△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△(氏名)です。

先日は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。

大変心苦しいのですが、本日は貴社の内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
就職活動を続ける中で、自身の適性や将来のキャリアプランを改めて深く見つめ直した結果、他社とのご縁を感じ、そちらへの入社を決意いたしました。

選考の過程で温かいお言葉をいただいたにも関わらず、このようなご期待に沿えない結果となり、深くお詫び申し上げます。
本来であれば直接お伺いして、お詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますことをご容赦ください。

最後になりますが、貴社のますますのご発展と、△△様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

===================================
△△大学△△学部△△学科 氏名
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
===================================

上記の例では、自社の条件が悪かったわけではなく、あくまで学生側の「軸」による選択であると示せるため、角が立ちにくいのが特徴です。ポイントは、内定をいただいたことへの感謝を強調しつつ、決断が揺るがないものであると丁寧に伝えることです。

もし社名を聞かれた場合でも、必ずしも答える必要はなく「△△業界です」「▲▲に関係する企業です」といった抽象的な表現に留めても問題ありません。誠実な態度を貫くことで、企業側も納得して送り出してくれるはずです。

自分の適性と合わないと感じた場合

選考を進める中で、自身の性格や強みが企業の社風や働き方と異なると感じるケースは少なくありません。この場合は、企業への否定ではなく、あくまで「自己分析の結果」としてのミスマッチであることを伝えます。

電話で内定辞退を伝える場合の例文

この度は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。就職活動を通じて自身の強みや適性を改めて見つめ直した結果、御社の業務内容と私の適性に少し乖離があるのではないかと考えるに至りました。大変身勝手なお願いで恐縮ですが、内定を辞退させていただきたく存じます。貴重なお時間をいただいたにも関わらず、申し訳ございません。

メールで内定辞退を伝える例文

件名:内定辞退のご連絡(△△大学 氏名)

本文:△△株式会社 人事部 △△△△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△(氏名)です。

先日は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。

大変心苦しいお願いとなりますが、貴社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
内定をいただいてから、貴社で働くイメージを具体的に膨らませ、自身の適性について熟考いたしました。その結果、私の強みをより直接的に活かせる別の環境で挑戦したいという思いが強くなり、この度の決断に至りました。

私のために貴重なお時間を割いてくださったにも関わらず、このような結果となり、心よりお詫び申し上げます。本来であれば直接お伺いして、お詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますことをご容赦ください。

最後になりますが、貴社のますますのご発展と、△△様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

===================================
△△大学△△学部△△学科 氏名
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
===================================

「自分には合わない」という直感的な言葉だけでなく、「貢献できないことが申し訳ない」という伝え方にすることで、企業への敬意を示すことができます。企業側も、ミスマッチによる早期離職は最も避けたい事態であるため、適性を理由にした辞退には一定の理解を示してくれるでしょう。

自分がどのような環境であれば活躍できると考えたのかも整理しておくと、万が一理由を深掘りされた際もスムーズに回答できます。

家庭の事情でやむを得ない場合

家庭の事情は、個人の意思だけではコントロールできない不可抗力な要素が強いため、引き止められにくい理由の一つと考えられます。詳細は話し過ぎず、状況が変わって入社が困難になった事実を中心に伝えましょう。

電話で内定辞退を伝える場合の例文

この度は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。大変申し上げにくいのですが、急な家庭の事情が発生し、どうしても来春からの入社が難しくなってしまいました。誠に心苦しいのですが、御社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。貴重なお時間をいただいたにも関わらず、大変申し訳ございません。

メールで内定辞退を伝える例文

件名:内定辞退のご連絡(△△大学 氏名)

本文:△△株式会社 人事部 △△△△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△(氏名)です。

先日は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。

大変申し上げにくいのですが、急な家庭の事情が発生し、当初予定していた地域での勤務や、予定どおりの入社を果たすことが困難な状況となってしまいました。
誠に心苦しいのですが、貴社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。

貴社への入社を強く志望していたため、大変悔しく、また多大なるご迷惑をお掛けすることを深くお詫び申し上げます。本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますことをご容赦ください。

最後になりますが、貴社のますますのご発展と、△△様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

===================================
△△大学△△学部△△学科 氏名
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
===================================

具体的な内容(病気、介護、家業など)を詳しく話す義務はありませんが、「どうしても避けられない」というニュアンスを込めることで、相手もそれ以上の追及をしにくくなります。企業側も学生のプライバシーには配慮するため、深掘りされることは稀だといえるでしょう。

公務員への就職や大学院進学に決めた場合

進路が民間企業から公務員や大学院進学へと変わる場合は、企業側が条件を改善して引き止めることが難しくなります。しかし、伝え方によっては「自社は滑り止めだったのか」とネガティブに受け取られてしまうリスクがあるため、辞退の切り出し方には細心の注意が必要です。

電話で内定辞退を伝える場合の例文

この度は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。大変申し上げにくいのですが、かねてより自分の将来の目標として挑戦しておりました公務員試験の結果をいただき、熟考いたしました結果、そちらへの道に進むことを決意いたしました。

貴社の選考では非常に魅力的なお話を伺い、民間企業で働くことへの強い魅力も感じて最後まで真剣に悩みましたが、自分の当初からの目標を貫く選択をさせていただきました。貴重なお時間をいただいたにも関わらず、このような結果となり深くお詫び申し上げます。

メールで内定辞退を伝える例文

件名:内定辞退のご連絡(△△大学 氏名)

本文:△△株式会社 人事部 △△△△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△(氏名)です。

先日は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。

大変恐縮ではございますが、貴社の内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
かねてより並行して準備を進めておりました、公務員への就職が正式に決定いたしました。自身の将来について慎重に検討を重ねた結果、こちらの道に進むことを選択いたしました。

選考で丁寧にご対応いただいたにもかかわらず、このような結果となり大変申し訳ございません。本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますことをご容赦ください。

最後になりますが、貴社のますますのご発展と、△△様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

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△△大学△△学部△△学科 氏名
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
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公務員への就職や進学は、民間企業とは土俵が異なる決断であるため、人事担当者も「本人の人生の選択であれば仕方ない」と納得しやすくなります。進学や公務員への転向を伝える際は、単に進路変更を報告するだけでなく、選考を通じてその企業に魅力を感じていたことも併せて伝えましょう。

地元での就職(Uターン)を優先する場合

地元への貢献や生活環境を重視した「Uターン就職」も、ライフスタイルの選択として尊重されやすい理由です。当初の希望から変化したことへの謝罪を添えて伝えましょう。

電話で内定辞退を伝える場合の例文

この度は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。大変申し上げにくいのですが、就職活動を続けるなかで、自身のキャリアのスタートは地元に貢献できる環境で切りたいという思いが強まりました。

貴社での仕事にも強く惹かれておりましたが、熟考の末、地元の企業への入社を決断したため、内定を辞退させていただきます。選考の過程で温かいお言葉をいただいたにもかかわらず、申し訳ございません

メールで内定辞退を伝える例文

件名:内定辞退のご連絡(△△大学 氏名)

本文:△△株式会社 人事部 △△△△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△(氏名)です。

先日は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。

非常に申し上げにくいことではございますが、貴社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
就職活動の終盤を迎え、今後の生活基盤について家族とも話し合いを重ねました。その結果、地元に帰り、地域社会に貢献する仕事に就く決意を固めました。

貴社の魅力的な環境には大変惹かれておりましたが、自身のライフプランを最優先した結果の選択であることをご理解いただけますと幸いです。多大なるご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますことをご容赦ください。

最後になりますが、貴社のますますのご発展と、△△様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

===================================
△△大学△△学部△△学科 氏名
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
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物理的な距離や家族との関わりが理由になるため、企業側も無理な引き止めをしにくいため、納得しやすい理由といえます。当初は全国転勤可としていた場合でも、就活を通じて「やはり地元が良い」と心境が変化したことを誠実に説明すれば問題ないでしょう。

自分の人生観に基づいた選択であることを、落ち着いてしっかりと伝えましょう。

職種や業務内容のミスマッチを理由にする場合

「会社は好きだが、任される仕事が自分のやりたいことと違う」と感じた場合の理由です。不満としてではなく、「自身の強みを最大化したい」という前向きな視点で構成しましょう。

電話で内定辞退を伝える場合の例文

この度は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。大変申し上げにくいのですが、選考のなかで具体的な業務内容を伺ううちに、私の強みである△△をより直接的に活かせるのは、別の職務ではないかと考えるようになりました。

貴社の環境や社員の皆様は大変魅力的ですが、自身のキャリアを最大限に伸ばすための決断として、今回は辞退させていただきます。

メールで内定辞退を伝える例文

件名:内定辞退のご連絡(△△大学 氏名)

本文:△△株式会社 人事部 △△△△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△(氏名)です。

先日は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。

非常に申し上げにくいことではございますが、貴社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
就職活動の終盤を迎え、今後の生活基盤について家族とも話し合いを重ねました。その結果、地元に帰り、地域社会に貢献する仕事に就く決意を固めました。

貴社の魅力的な環境には大変惹かれておりましたが、自身のライフプランを最優先した結果の選択であることをご理解いただけますと幸いです。多大なるご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますことをご容赦ください。

最後になりますが、貴社のますますのご発展と、△△様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

===================================
△△大学△△学部△△学科 氏名
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
===================================

企業そのものを否定するのではなく、あくまで「職務内容と自分のスキルのマッチング」に焦点を当てることがポイントです。このように伝えると、人事側も「それなら自社よりも他社のほうが輝けるかもしれない」と納得しやすくなります。

特定の業務に対するこだわりが強いことを示すと、入社後のミスマッチを未然に防ぐ誠実な判断として受け止められやすくなるでしょう。

留年などで卒業ができなくなった場合

卒業が不可能になった場合は、企業側に採用枠の欠員が出るため、言い訳をせずに事実を迅速に伝えることが最優先です。

電話で内定辞退を伝える場合の例文

この度は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。大変申し上げにくいのですが、卒業に必要な単位を充足することができず、来年4月の入社が不可能となってしまいました。

私の不手際でこのような事態となり、御社には多大なご迷惑をお掛けしてしまうことを、深くお詫び申し上げます。せっかく内定をいただき、ご期待をお寄せいただいたにも関わらず、誠に申し訳ございません。

メールで内定辞退を伝える例文

件名:内定辞退のご連絡(△△大学 氏名)

本文:△△株式会社 人事部 △△△△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△(氏名)です。

先日は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。

本日は、大変重要なお詫びとご報告があり、ご連絡いたしました。私の管理不足により、卒業に必要な単位を取得できず、来春の大学卒業が不可能となってしまいました。

貴社への入社を心待ちにしていたにも関わらず、自身の不始末により入社資格を失う結果となり、言葉もございません。採用活動に多大なるご迷惑をお掛けしたことを、深くお詫び申し上げます。

本来であれば直接、またはお電話にてお詫びすべきところ、まずは取り急ぎメールにてご連絡となりますことをご容赦ください。

最後になりますが、貴社のますますのご発展と、△△様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

===================================
△△大学△△学部△△学科 氏名
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
===================================

卒業できなくなったことが確定した場合、電話で一刻も早く連絡を入れるのがマナーです。企業側は既に受け入れ準備を進めているため、厳しい言葉を受ける可能性もありますが、誠心誠意謝罪するしかありません。

嘘をついて入社時期を遅らせようとするなどの交渉は避け、まずは現状を正確に報告しましょう。自身の管理不足を認め、真摯な態度で謝罪を尽くすことが、あとのトラブルを防ぐことにつながります。

自分のスキルでやっていけるか自信がない場合

内定後に「自分には荷が重過ぎるのではないか」と不安になることは誰にでもあります。これを理由にする場合は、企業への貢献に対する責任感という文脈で伝えます。

電話で内定辞退を伝える場合の例文

この度は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。入社後の業務内容を改めて深く検討いたしました。その結果、現在の私のスキルでは貴社の高い期待に応え、十分な貢献をしていくことが難しいのではないかという不安が拭えませんでした。

ご期待に沿った成果を出せないまま入社することは、かえって貴社にご迷惑をお掛けしてしまうと考え、熟考の末、大変心苦しいのですが今回は辞退させていただきたくご連絡いたしました。

せっかくのご期待にお応えできず、誠に申し訳ございません。

メールで内定辞退を伝える例文

件名:内定辞退のご連絡(△△大学 氏名)

本文:△△株式会社 人事部 △△△△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△(氏名)です。

先日は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。

大変申し上げにくいことですが、貴社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
内定をいただき、大変嬉しく思うと同時に、貴社で求められる高度な業務内容やスキルについて改めて見つめ直しました。現状の私のスキルや適性では、貴社が求める高い水準に対して十分な貢献ができず、かえってご迷惑を掛けてしまうのではないかと深く悩みました。その結果、大変心苦しいのですが、今回は辞退という決断に至りました。

私の可能性を信じて選考してくださった皆様の期待を裏切る形となり、誠に申し訳ございません。

本来であれば直接、またはお電話にてお詫びすべきところ、まずは取り急ぎメールにてご連絡となりますことをご容赦ください。

最後になりますが、貴社のますますのご発展と、△△様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

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△△大学△△学部△△学科 氏名
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
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単に「自信がない」と伝えるのではなく、「中途半端な状態で入社して迷惑を掛けたくない」という相手を思いやる形にすることが大切です。このように伝えると、人事側も「それほど真剣に自社の仕事を考えてくれたのか」と受け止めてくれる場合があります。

ただし、この理由は「研修でサポートするから大丈夫」と引き止められやすい側面もあるため注意が必要です。そのため、自分なりに考え抜いた最終的な結論であることを、毅然とした態度で伝えることを意識しましょう。

辞退理由を言いたくない場合は無理に言わなくても良い

企業側から内定辞退の理由を深く聞かれた際、どうしても言いにくい背景があるなら、無理に詳細を語る必要はありません。理由を深く言いたくない場合は、「一身上の都合により」「自身の適性を熟考した結果」といった抽象的な表現に留めましょう。

企業は今後の採用活動の参考としてデータを取りたいだけであり、学生を問い詰めたいわけではありません。言いたくないことをごまかそうと嘘をつくよりも、詳細を伏せて丁寧に謝罪の気持ちを伝えるほうが、結果的にトラブルを防ぎやすくなります。

内定辞退における電話やメールのマナーは「新卒の内定辞退の伝え方!電話・メールで連絡する際のマナーや例文を紹介!」の記事でご紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。

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内定辞退の理由の伝え方に悩んでいる学生の方へ

内定辞退は、自分の将来を左右する大きな決断だからこそ、誠実かつ慎重に進める必要があります。まずは企業側の本音を理解し、マナーを守った正しい手順で伝えることが、円満な解決への一番の近道です。

もし一人で抱えきれない不安やトラブルが生じた場合は、専門家を頼ることも検討しましょう。キャリアチケット就職エージェントでは、就活のプロであるキャリアアドバイザーが、マンツーマンであなたの悩みに寄り添います。

内定辞退の伝え方だけではなく、この先の就活をどのように進めていくかのサポートも万全です。内定をもらったけど何か納得いかず、就活のやり直しを考えている学生もいるでしょう。

キャリアチケット就職エージェントでは、あなたの価値観や考えにあわせた企業紹介を実施しています。内定辞退を経て自分に合う企業を見つけたい就活生は、ぜひキャリアチケット就職エージェントに相談してください。

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内定辞退のよくある質問

ここでは、内定辞退のよくある質問をご紹介します。

内定辞退の理由を聞かれたらどうすれば?

担当者から背景を尋ねられた場合は、正直に「他社への入社を決めたため」「自身の適性を再考した結果」など、前向きなトーンで答えるのが望ましいでしょう。他社への入社が辞退理由の場合、社名を聞かれる可能性もありますが、具体的な社名まで答える義務はありません。

万が一、入社予定の企業名を聞かれても、「申し訳ありませんが、社名は控えさせていただきます」と丁寧にお断りすればマナー違反にはならないので、ご安心ください。

内定辞退の理由で嘘をついても良い?

「本音を言いづらい」「怒られたくない」という心理から、全くの嘘をついてその場を逃れようとするのは避けたほうが無難です。あとから嘘が発覚した場合、かえって企業側の心証を悪くし、社会人としての信用を失う恐れがあります。

内定辞退の理由が言いにくい場合は、嘘をつくのではなく、「一身上の都合により」「他社への入社を決意したため」など、事実の範囲内で当たり障りのない表現に留めるのが賢明な対処法です。

内定承諾後でも辞退できる?

内定承諾書を提出したあとでも、辞退することは可能です。民法第627条の「期間の定めのない雇用の解約の申入れ」に基づき、労働契約は申し入れから2週間後に解消されるとされており、会社側が辞退を拒否することはできません。

ただし、内定承諾後の辞退は採用計画に大きな影響を与えます。承諾後に他社の内定を受けた場合など、やむを得ない事情があれば、判断が決まった時点で速やかに連絡することが最低限のマナーです。電話で誠意を持って事情を説明し、迷惑を掛けることへの謝罪をしっかりと伝えましょう。

参照元
e-Gov法令検索
民法第627条

内定辞退をする就活生は多い?少ない?

就職みらい研究所の「就職プロセス調査(2026年卒)『2026年3月度(卒業時点)内定状況時点 内定状況』によると、就活後半に差し掛かる7月以降には、約6割の大学生が内定辞退を経験していることが分かります。学生が複数の企業から採用通知を受け取り、最終的に1社に絞る過程で辞退が発生するのは、現在の就活においてごく一般的な光景といえるでしょう。

企業側もある程度の辞退者が出ることを予測したうえで採用通知を出しているため、あなたが断ったからといって極端に驚かれることはありません。企業に対し過度な罪悪感を抱え込む必要はないので、社会人としてのマナーを守って誠実かつ丁寧な態度で辞退を申し出ましょう。

参照元
就職みらい研究所
就職プロセス調査(2026年卒)「2026年3月度(卒業時点) 内定状況」

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