このページのまとめ
- 内定承諾期限の延長期間は、1週間から10日間程度が一般的
- 内定承諾期限の延長を依頼する際は、回答期限を明確に伝える
- 内定承諾期限の延長を断られるケースもあるので、断られた場合の返答を決めておく
「内定承諾期限の延長は可能?」「どうやって内定期限を延ばしてほしいと伝えるの?」などと気になる就活生もいるでしょう。内定承諾期限が延長できるかは、会社によって変わります。正直に悩んでいる理由を伝え、返事を待ってもらえるかお願いするのがよいでしょう。
この記事では、内定承諾期限が延長できる期間や伝え方を解説しています。最後まで読めば、内定承諾の返事を待ってほしいと、丁寧に伝えられるようになるはずです。
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内定承諾期限は延長できる?一般的な期間を解説
内定承諾期限が延長できるかどうかは、企業によって変わります。内定を受けるかどうか迷う場合は、企業に相談してみるとよいでしょう。
内定承諾期限は、1週間から10日程度が一般的です。ただし、内定を出す時期が早い会社は、2週間や1ヶ月待ってくれる場合もあります。
内定承諾期限について企業から指定がない場合は、自分で期限を提示しましょう。期限が長すぎると企業に迷惑をかけてしまうので、1週間程度を目安にしてください。
内定承諾期限を延長しても内定が取り消されるケースは少ない
内定承諾期限を延長しても、内定が取り消されるケースは少ないといえます。会社側は入社してほしいと考えており、延長したからといって内定者を逃すことはないでしょう。
十分に検討しないで内定を承諾してしまうと、入社後にミスマッチが起きたり、別の会社のほうがよかったと思ったりするリスクもあります。迷う場合は、承諾期限の延長を相談してみましょう。
内定承諾を保留する場合の伝え方は、「内定を保留したいときは企業にどう伝える?適切な対応方法や例文をご紹介」の記事を参考にしてください。
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内定承諾期限の延長を依頼する際の4つのポイント
内定承諾期限の延長を相談する場合は、早めに連絡を行い、返答する期日も伝えましょう。ここでは、4つのポイントを紹介するので参考にしてください。
1.早めに担当者に連絡する
内定承諾期限を延長したい場合には、早めに連絡しましょう。連絡が遅くなってしまうと、会社側の準備に影響があり、迷惑をかけてしまうからです。
会社は採用スケジュールにもとづいて、採用活動を行っています。もし、内定辞退者が出た場合には追加の採用を行う必要があり、急いで募集や面接を行わなければなりません。
内定を承諾した場合でも、入社の手続きや内定式の準備などがあります。会社に迷惑をかけないためにも、早めに連絡するようにしてください。
2.返答する期限を伝える
いつまでに返答をするか、期日も伝えるようにしましょう。返答する期日がわからないと、担当者も延長がしにくいからです。
たとえば、ほかの会社の面接結果が1週間後だとします。その場合、1週間後に返答できると期日が明確であれば、担当者も待つかどうか判断しやすくなるでしょう。
一方で、期日を決めずに待ってほしいと伝えても、担当者は困ってしまいます。返答が遅すぎると対応できない場合もあるので、期日は明確にしておきましょう。
3.内定承諾を迷う理由を説明する
なぜ入社を迷っているのか、理由を伝えるのも大切です。ごまかさず、正直に伝えるのがよいでしょう。
よくある理由は、「他社の選考が終わっていない」「家族と相談して入社を決めたい」などです。正直に説明すれば悪い印象を与えることは少ないので、ごまかさずに伝えてみてください。
4.言葉遣いや言い回しに注意する
内定承諾期限を延長する場合、伝え方にも気をつけましょう。失礼にならないように、言葉遣いを考えてください。
延長してもらう際には、お礼やお詫びの気持ちを伝えましょう。会社に迷惑をかけているので、延長してもらうのが当然と思ってはいけません。
内定承諾期限を延長したい場合の伝え方は、「内定保留の注意点!電話やメールでの伝え方のコツとは」で解説しています。少しの言い回しでも印象が変わるので、意識してみてください。
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内定承諾期限の延長を電話で連絡する際の例文
ここでは、内定承諾期限を電話で伝える際の例文を紹介します。基本的には、メールではなく電話で伝えましょう。
お忙しいところ恐れ入ります。先日内定のご連絡を頂戴した、△△大学△△学部、△△と申します。この度は内定のご連絡をいただきましてありがとうございます。
早速、入社を承諾するお返事をすべきなのですが、家族が今回の就職について詳しく話を聞きたいと申しており、実家の△△県に帰省し、直接説明したいと思っております。
家族にも納得してもらった上で御社にお世話になりたいと考えている次第です。私事で誠に恐縮ではありますが、内定のお返事を△月△日までお待ちいただくことは可能でしょうか?
電話で連絡する際のポイント
電話で連絡する際は、時間帯に気をつけましょう。営業時間内に電話をし、昼休みなどの休憩時間を避けるのもマナーです。
また、採用担当者が不在の場合は電話をかけ直しましょう。誠意を伝えるためにも、伝言ではなく直接話すのが大切です。
就活における電話マナーは、「就活の電話はどう話す?基本的なマナーや苦手を克服する方法について解説」も参考にしてください。電話をかける前に読んでみてください。
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内定承諾期限の延長をメールで連絡する際の例文
内定承諾期限の延長を、メールで伝える際の例文を紹介します。電話をかけても採用担当者になかなかつながらない場合、メールを使う選択肢もあるので覚えておきましょう。
件名:内定保留のご連絡 △△大学△△学部 △△ △△
△△株式会社
人事部 採用担当 △△様
お世話になっております。△△大学△△学部の△△ △△と申します。
先日は内定のご連絡をいただき、ありがとうございました。
貴社に高い評価をいただいたこと、大変感謝しております。
今回の就職について、内定の報告を兼ねて家族と相談する時間をいただきたくご連絡いたしました。
家族も納得した上で御社へ入社したいと考えておりますので、誠に勝手ではありますが内定のお返事を△月△日までお待ちいただくことは可能でしょうか。
私事でご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
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△△ △△ (氏名)
△△大学△△学部△△学科△年
〒△△-△△
東京都△△市△△町△丁目△番△号
携帯電話:△△-△△-△△
メール:△△@△△.com
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メールで連絡する際のポイント
メールで連絡する場合は、簡潔にわかりやすく伝えるのがポイントです。採用担当者は多数の応募者とメールでやり取りしているため、わかりにくい件名は埋もれてしまいます。
また、相手の宛先と、自分の署名を忘れないようにしてください。誰宛に、誰が送信したのかがわからなくなります。
メールで内定承諾期限の延長を行う場合は、「メールを使っても大丈夫?内定を保留するときの連絡方法」を参考にしてください。メールのマナーは就職活動で必須なので、勉強しておきましょう。
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内定承諾期限延長の返信にお礼を伝える際のメール例文
内定承諾期限の延長を承諾してもらった場合、お礼メールを返信するようにしましょう。企業からの返信に対して、再度返信するのは就活のマナーでもあります。
△△△△株式会社
△△様
お世話になっております。
△△でございます。
この度は、内定承諾期限の延長をお受けいただき、誠にありがとうございます。
熟考させていただき、△月△日までに回答いたします。
こちらの都合でご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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△△ △△ (氏名)
△△大学△△学部△△学科△年
〒△△-△△
東京都△△市△△町△丁目△番△号
携帯電話:△△-△△-△△
メール:△△@△△.com
---------------------------------------------
件名に関しては、返信メールになるので変更せずに送りましょう。件名を変えてしまうと、どのような内容のメールだったかわからなくなってしまいます。
メールにおける件名のマナーについては、「就活メールの件名の書き方を解説!【例文付き】」の記事も参考にしてください。
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内定承諾期限の延長ができない場合もある
内定承諾期限が延長できず、承諾するか辞退するか迫られる場合もあります。どの企業でも内定保留を待ってもらえるわけではないので、保留できない場合にどうするかは考えておきましょう。
企業側にも、「採用予定の人数がある」「内定を保留して、辞退された場合にほかの人を採用するのが大変」などの理由があります。「内定を保留して、しっかりと考えたい」と思うのはあくまでも就活生側の都合であることは覚えておいてください。
オワハラにも注意する
内定承諾期限を延長したいと伝える場合、オワハラに気をつけましょう。オワハラとは「就活終われハラスメント」のことであり、その場で内定を承諾させようとする行為です。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p14)」 によると、オワハラを受けたと答えた就活生が9.4%いました。
具体的には、次のようなオワハラを受けたと回答しています。
・内々定を出す代わりに他社への就職活動をやめるように強要された
・内々定の条件として、急遽大学の推薦状の提出を求められた
・内々定辞退を申し出たところ、引き留めるために何度も説明を受けたり、拘束を受けた
・面接担当者の目の前で、他社に電話をかけさせ、選考を辞退するように迫られた
内定承諾期限の延長は、いつでもスムーズに行くとは限りません。オワハラを受けた場合でも、入社するのか、辞退するのかなど、落ち着いて自分の意思を伝えることが大切になります。
もし、オワハラを受けた場合は、家族や就活エージェント、大学のキャリアセンターなどに相談しましょう。一人で抱え込む必要はありません。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
「とりあえず承諾する」はトラブルになりやすい
内定保留が断られた場合に、とりあえず承諾し、後日辞退しようと考える就活生もいます。しかし、一度承諾した内定を辞退するのは、トラブルになりやすいので気をつけましょう。
内定を承諾したあとに辞退することは、法律的には問題ありません。しかし、企業は入社に向けて準備を進めており、多大な迷惑をかけることになるでしょう。
トラブルを避けるためにも、内定を保留する前に、「内定保留を断られたらどうするか」を考えておくのが大切です。
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内定承諾期限が延長できるか心配なあなたへ
内定を承諾して入社するか迷い、どのようにしたらよいか困っていませんか。内定承諾期限が延長できるかどうか、どのように伝えたらよいかなど、不安になることもあるでしょう。
また、内定をもらった企業に納得できず、就活を続けるか迷っている方もいるはずです。「自分に合う企業が見つからないな」と悩む場合は、ぜひキャリアチケットに相談してください。
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