このページのまとめ
- 理系学生の就活が難航する理由は、学業が忙しく就活との両立が難しい、面接で研究内容を噛み砕いて説明しづらいなど
- 学業と就活を両立するには、大学3年次よりも前から志望企業を絞っておくのがおすすめ
- 企業を選ぶときは選択肢を広げたり、学校推薦を利用したりすると良い
- 書類作成や面接対策、身だしなみなど就活の基本を見直しておく
理系は文系と比べると就職先に困らないと言われていますが、難航する人もいるようです。理系学生の就活がうまくいかないのは、なぜなのでしょうか?
よくある理由に加え、学業と就活を両立する方法、企業選びのポイントをご紹介。就活の基本知識も網羅しているので、早めに当コラムを読んで準備しておきましょう。
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理系学生の就活がうまくいかない理由とは
理系学生はその専門性の高さから、文系学生よりも企業からの需要があると言われています。
専門知識・技術を求める企業が多いのはもちろんですが、専門外の分野であっても「物事に対する論理的な思考力」「問題解決能力」がビジネスシーンで重宝するからです。
しかし理系学生なら誰でも就活がスムーズかというとそうではなく、思うように進まないという人も存在します。
なぜうまく就活が進まないのでしょうか?
学業が忙しく両立が難しい
専門性が高いと一口にいっても、人によってその分野や研究内容、課題などが異なり、スケジュールも違います。
学業が多忙すぎて、説明会に参加できない、面接の予定を組めないなど、就活との両立が難しいと感じている理系学生は多いようです。
研究内容を専門知識のない人に噛み砕いて説明できない
面接などでは研究内容(専攻・課題)などを伝えますが、専門知識のない人に対して説明をするのが難しいというケースも。
「専門用語を使わずに説明できない…」と悩んでいる場合は改善の余地がありますが、そもそも「専門知識のない人に噛み砕いた説明をする」という発想がない人もいるようです。
自分の能力が企業の求めているものではない
一見すると就職先は多くありますが、その求人内容は限定的である場合も。
たとえばSEではその専門知識や技術などが求められますが、加えてコミュニケーション力の高さも問われます。仕事を展開するにあたってクライアントや作業者との意思疎通が求められるからです。
しかし、人によって十分な専門知識・技術を有していても、コミュニケーション力がない場合も。
このようになんらかの条件は満たしていてもなにかが足りない、といったことも理系学生にはよくあるようです。
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理系学生が就活と学業を両立するにはどうする?
多くの理系学生の悩みである学業と就活の両立ですが、どうすれば実現できるのでしょうか?
ここでは一般的な就活スケジュールをもとに、理系学生が注意すべきポイントをご紹介します。スケジュールを立てる際、ぜひお役立てください。
一般的な就活スケジュール
・大学3年次4月~6月…企業、業界、職種研究及び自己分析
・大学3年次7月~2月…インターンシップ参加
・大学3年次3月…企業エントリー開始、説明会参加
・大学4年次6月…選考開始、順次内々定
・大学4年次10月…内定式
理系学生の就活ポイント
志望企業を早い段階で絞っておくことが重要です。
理系学生は文系と比べて学業が忙しく、就活が開始・本格化する時期に多くの企業説明会に参加することができません。エントリーに関しても、書類作成や面接の日程調整などを踏まえると手当たり次第に受けることはできないでしょう。
理系学生は大学1年次から時間のある時にインターンシップに参加したり業界・企業研究をしたりして、本命となる企業を絞っておいた方が良いでしょう。
特に大学4年次になると卒業論文も加わって手一杯になってしまう傾向にあります。
4月以降は悩んだり検討したりせず、「志望企業にエントリーをして面接を組み込み適宜面接対策・振り返りをしていくだけ」というスタイルを確立しておいた方が安心です。
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企業選びでは視野を広げよう
理系学生は企業を選ぶときにも注意すべきポイントがあります。
自分のスキルや価値観をよく分析してから選ぶ
理系学生はその専門性が高さから、学んできた専門分野での活躍を望む人が多いようです。
応募する求人内容には偏りが出るのが必然といえるでしょう。
しかし、先ほどお伝えしたように求められる必須スキルは満たしていても、そのほかの点がマッチしていないということもありえます。
専門分野だけにとらわれず、自分にはほかにどんなスキルや強みがあるかをしっかり自己分析して、それに見合った企業・職種を選びましょう。
エントリー数に気をつける
エントリー数の絞り過ぎにも注意してください。
スケジュールを立てづらいとはいえ、あまりに絞り込みすぎると内定が出なかった時のリスクが大きすぎます。
無理なスケジュールを組んで選考辞退することになった、というのは避けるべき事態ですが、できる限りエントリー数は増やしておきましょう。
学校推薦を利用する
もし学校推薦をしてもらえるのであれば、積極的に利用するのも良いでしょう。
ただし、学校推薦では内定辞退をするとほかの志望者に迷惑がかかる可能性が高いことを踏まえて利用してください。
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就活の基本を見直そう
就活をスムーズにするには、基本を抑えておくことも肝心です。
ここでは、就活の基本的なポイントをご紹介するので、見直してみてください。
書類作成のポイント
書類作成では、以下の点に特に注意しましょう。
企業ごとの志望動機、自己PRになっているか?
同系統の企業・職種・仕事内容でも、人材に求める能力・人柄は異なります。
書類の内容をほかの企業に使いまわしていないかどうか再度チェックしておきましょう。
また、その内容が企業の求める人物像にマッチしているかどうかも確認すべきポイントです。
正式名称などの表記に間違いがないか?
社名や資格名などは正式名称を用います。
「(株)」という表記を見慣れているためつい使いがちですが、これは実は略式。「株式会社」が正しい表記です。後株なのか前株なのかにも注意してください。
年月日の表記は、同じ書類内で和暦か西暦のどちらかに統一するのが基本です。
面接対策のポイント
面接は以下の点に注意し、模擬面接を繰り返し行いましょう。
姿勢と表情、話し方にも気を配る
緊張すると顔が強張ったり、早口になったり声のトーンが低くなってしまったりする人も。
これらはネガティブな印象となりやすいため、姿勢を正して口角を上げ、聞き取りやすいトーンと口調で対応することを心がけましょう。
回答を準備しておく
聞かれたことに素直に答えれば良いと思うかもしれませんが、要点を得ない回答は「質問の意図を理解していない」と思われることに。
よくある質問に対してはあらかじめ回答を準備しておきましょう。
自己紹介や自己PRなどは時間制限を設けられることもあるので、1分用、2分用などいくつかパターンを作っておくのがおすすめです。
身だしなみ
就活やビジネスシーンでは清潔感が重要です。以下の点に注意してください。
シワや汚れ、サイズ感をチェック
スーツさえ着ていれば大丈夫、と思っているのは危険です。
サイズが合っていないスーツはだらしなく、シワやシミ、汚れなどがあると当然人に不快感を与えます。
「ビジネスシーンで通用するか」という意識を持ち、細かな部分までチェックして臨みましょう。
髪はまとめる
ヘアスタイルもチェックされている部分。
耳やおでこにかかる髪はピンやゴムで止めるか、ワックス、ヘアスプレーなどを使ってまとめましょう。
髪の長い人は必ずゴムで結んでください。
ゴムやピンは華美でないシンプルなものを選びましょう。
理系学生の就活ポイントをまとめてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
自分のスキルを活かせる企業を選びたい、スケジュール調整が難しくて就活が進まない、という人はぜひキャリアチケットにご相談ください。
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