就活は7月からでも間に合う?選考が長引く原因と対策法を解説

このページのまとめ

  • 7月以降の就活でも内定獲得のチャンスは十分にある
  • 7月までの就活で内定が出なくても、焦らず自分のペースで対策を進めることが大切
  • 就活で迷ったり悩んだりしたら、就活エージェントなど第三者への相談がおすすめ

就活は7月からでも間に合う?選考が長引く原因と対策法を解説のイメージ

7月に入っても就職活動が思うように進まず、内定が得られないことで、不安や焦りを感じている就活生もいるかもしれません。しかし、夏採用や秋採用、さらに通年採用を実施する企業もあるため、7月以降も諦めずに就職活動を続けることが重要です。

この記事では、7月からの就活の進め方や選考が長引く原因・対策法を解説します。7月から就活を始めるためのポイントや注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。

7月からの内定獲得法について相談したい

   
目 次

就活は7月からでも間に合う!夏採用とは

7月から就活を始める場合、「遅いのではないか」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。しかし、7月以降も夏採用を実施する企業は多くあるため、行動次第で十分に内定獲得を目指すことが可能です。

ここでは、就活を7月から始める方に向けて、夏採用の特徴や目的を解説します。夏採用への応募を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

夏採用とは

夏採用とは、7~8月ごろに行われる選考です。一般的に3~5月ごろの選考を「春採用」と呼び、そのあとに続く時期の選考が「夏採用」と位置づけられています。

夏採用を行うのは、主に春採用で採用枠が埋まらなかった企業や、あらためて人材を募集する企業です。そのため、7月以降に就活を始める方にとってもチャンスが残されています。

夏採用に応募する主な理由や背景

夏採用には、すでに内定を獲得しているものの、より納得できる就職先を探している学生や、留学・病気・家庭の事情などで春の選考に参加できなかった学生が応募する傾向です。

春の選考で多くの学生が内定を獲得しているため、夏採用はライバルが比較的少なく、選考を有利に進めやすい時期ともいえます。内定獲得のチャンスを広げたい方は、夏採用の機会を積極的に活用しましょう。

夏採用の目的

企業が夏採用を行うのは、自社に必要な人材に出会うためです。

春採用で確保できなかった人材枠を埋める

企業が夏採用を行うのは、春採用で確保できなかった人員枠を埋めるためです。企業は毎年、採用予定人数を設定して選考を進めます。しかし、春の採用だけですべての枠を埋められるとは限りません。

夏採用は、企業にとって採用計画を達成するための重要な機会です。また、就活生にとっても新たなチャンスが広がるタイミングといえるでしょう。

他社で内定が出なかった優秀な人材を採用する

春採用の時点で就職先が決まっていない優秀な人材を採用するために、夏採用を行う企業もあります。春採用では、大手企業や有名企業に多くの学生が集中する傾向にあり、すべての学生が第一志望の企業から内定を獲得できるわけではありません。そのため、春に内定を逃した優秀な学生が夏採用に挑戦するケースも考えられます。

企業にとって、夏採用は他社で採用されなかった優秀な人材と出会える機会の一つです。

夏採用を実施する傾向にある企業

夏採用を実施する傾向にある企業は、以下のとおりです。

・中小企業
・ベンチャー企業
・大手のグループ企業
・BtoB企業

夏採用を実施する企業の中には、知名度は高くなくても実績が安定している会社もあります。内定のチャンスを逃さないためにも、こまめに情報を確認しておくことが大切です。

夏採用での就活を成功させるコツについては、「夏採用とは?企業の探し方や内定を獲得するためのポイントを解説」の記事も参考にしてください。

夏採用で内定を得た場合の入社時期

夏採用は、春採用より選考時期が遅くなりますが、入社時期は基本的に変わりません。多くの場合、3月卒業後の翌月から社会人として働き始める流れです。

一方で、留学などで秋に卒業予定の学生は、夏採用で内定が決まり10月入社となるケースもあります。入社時期が気になる場合は、面接時に企業へ確認しておくと安心です。

7月時点における大学4年生の内定率

内閣府が公表した「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について」によると、約9割の学生が大学4年生の6月までに最初の内々定を獲得しています。

7月時点における大学4年生の内定率のイメージ

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について 内々定を受けた時期(p.5)

就活が長引いたり、周りの友人が内定を獲得したりしていると不安を感じる方もいるでしょう。しかし、夏採用を実施している企業も多いため、6月までに内々定を獲得していなくても遅過ぎることはありません。そのため、諦めずに行動を続けることが大切です。

大学生の就活はいつから始める?いつまで行うのかや必要な準備を解説」の記事では、就活をいつから始めるべきか解説しています。大まかなスケジュールも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について

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就活が7月以降も続く4つの理由

7月以降も活動を続ける学生には、主に4つの理由があります。ここでは、7月以降に就活を続ける4つの理由について解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.留学していた

留学から帰国した学生が、7月から就活を始めるケースは少なくありません。特に、大学3年生の秋から大学4年生の春にかけて留学する学生が多い傾向にあるためです。

留学経験のある就活生は、海外で培った語学力や異文化理解力、積極性などを自己PRとしてアピールしやすい点が強みになるでしょう

2.部活動や勉強が多忙だった

部活動や研究に没頭し、春採用の時期に就活に取り組む時間がなかった学生もいます。

部活に励んでいた学生は体力や忍耐力、理系の学生は専門知識や技術力が評価されやすいのが特徴です。そのため、就活のスタートが遅くても企業から評価を得られる可能性が高いといえるでしょう。

3.公務員を目指している

公務員試験に向けて勉強を続けていた学生が、7月から民間企業への就活を始めるケースもあります。公務員試験は試験日程が遅いため、結果が出てから民間企業への就職に進路を切り替える学生も少なくありません。

公務員を目指して努力を重ねた経験は、民間企業の選考でも十分なアピールポイントになります。

4.就活で満足する結果が出ていない

春の選考で内定を獲得したものの、仕事内容や条件、社風などに納得できず、就活を続けている学生もいます。内定を獲得したからといって、必ずしも入社する必要はありません。本当に納得できる就職先を見つけるために、夏採用の機会を利用するのも一つの方法です。

7月までに思うような結果を得られなかった就活生には、主に2つのパターンがあります。

7月時点で内定がない場合

7月時点で内定がない場合、応募先とのミスマッチや選考対策が不十分だったことが原因として考えられます。これまでの就活を振り返り、書類のブラッシュアップや面接練習を重ねていくと、就活を有利に進められるでしょう。

内定後も就活を継続する場合

すでに内定を獲得している状況で就活を続けている場合は、より希望に合う企業を探しているケースであると考えられます。企業からの内定はすでに採用基準を満たしている証明でもあり、就活において一定水準に達している学生であるといえるでしょう。

二次募集から内定を獲得したい方は、「就活の二次募集で内定を獲得するには?企業の探し方や選考突破のコツを解説」の記事もご覧ください。

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就活を7月まで続けても内定が出ない原因

就活を7月まで続けても内定が出ない場合、原因を正しく理解し、改善に取り組む必要があります。ここでは、7月時点で内定が出ていない主な原因を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

大手企業にしか目を向けていない

大手企業ばかりに目を向けていると、内定を獲得しにくい傾向にあります。大手企業への就職を目指して挑戦する姿勢は大切です。しかし、大手企業の採用枠は少なく、倍率が高い傾向にあるため、内定獲得が難しいケースも考えられます。

大手企業以外でも、やりたい仕事ができる職場や待遇面の良い企業はあると念頭に置いたうえで、自身の選択肢を狭めないことが大切です。

ほかの学生より就活マナーが劣っている

就活では、ビジネスシーンに沿ったマナーが求められます。たとえば、スーツにシワや汚れはないか、髪型に清潔感はあるかなど、身だしなみをきちんと整えることは基本的なマナーです。

企業にとって、マナー意識が低い人材の採用は企業イメージの低下を招く恐れがあります。そのため、就活におけるマナー不足は内定を遠のかせる結果につながることもあるでしょう。

些細な点でほかの就活生と差がつかないよう、最低限のマナーを身につけて選考に臨む必要があります。

落ちた選考の反省をしていない

これまでの就活を反省し、問題点を改善しなければ内定を獲得する可能性は低いままです。

書類選考で落ちた場合は、志望動機の内容や書類の正しい書き方への理解不足が考えられます。また、筆記試験に関しては、どのような問題でつまずいたのか苦手分野の明確化が必要です。

面接に通過できない場合は、面接官の質問意図を汲んで回答ができていたかを振ってみましょう。選考の各段階における反省点を見つけ、改善に向けて行動すれば、回数を重ねるごとに精度を高められます

内定が出ない原因については、「どうして内定が出ない?就活で落ちる原因と対処法を解説」の記事も参考にしてください。

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7月からの就活で必要な8つの対策

7月からの就活でも、取り組み方次第で内定を目指すことが可能です。
ここでは、7月以降の就活を成功に導くために必要な8つの対策を紹介します。自分にできることから一つずつ取り組んでいきましょう。

1.自己分析に力を入れる

内定が決まらない就活生のなかには、企業の情報ばかりに目を向けて自己分析が不十分の方もいます。企業の知名度や福利厚生だけを見ていると、企業と自分の接点が分からず、魅力的な志望動機を考えられません。自身の強みや価値観、仕事に対する考え方などを分析し、自分はどのように活躍していきたいか、どのような仕事が向いているのかを把握することが大切です

すでに自己分析を行った人でも改めて分析を深めると、就活を始める前後で気持ちが変化していることに気づける場合があります。

自己分析のやり方や注意点については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事も参考にしてください。

2.志望する業界や職種の視野を広げる

なかなか内定が出ない理由として、業種や職種にこだわり過ぎて、企業選びの選択肢を狭めているケースも考えられます。志望する業界や職種のどのような部分に魅力を感じているのかを明確にすれば、類似した条件の求人を見つけられるでしょう。

また、求人に対するこだわりの強さから、企業選びの基準が自分の適正と合っていない可能性も考えられます。より自分の強みを活かせる仕事を見つけるためにも、業界や職種選びの視野を広げましょう。

3.エントリーシートを作成し直す

エントリーシートは一度作成したものでも、見直して改善することが大切です。ほかの応募者と差別化できるよう、企業が求める人物像に合った表現に整えましょう。

自分だけで仕上げるのが難しい場合は、就職エージェントや大学のキャリアセンターで応募書類の添削を依頼するのもおすすめです。
キャリアチケットでは、エントリーシートの作成サポートも行っています。プロのアドバイスを聞きながら完成度の高い応募書類を作りたい方は、ぜひご相談ください。

4.第三者に相談する

就活を経験した友人や先輩などに相談すれば、客観的な視点で自身の就活について分析してもらえます。自分では気づかなかった課題や改善点が見つかる可能性が高く、行動を改める良い機会になるでしょう。

また、大学のキャリアセンターや就活エージェントを活用するのも一つの手です。どちらも就職支援のプロなので、就活にフォーカスした的確なアドバイスを受けられます。希望条件に適した求人を紹介してもらえるので、積極的に活用してみましょう。

5.就活を続けている理由を明確にする

7月以降も就活を続けている場合は、理由を明確にしておくことが大切です。夏採用の面接では、「なぜまだ就活を続けているのか」「なぜ今のタイミングで会社を選んだのか」といった質問をされる場合があります。

特に、春採用が行われていた企業であれば、「以前応募しなかったのだから、志望度は低いのではないか」と懸念を抱く恐れもあるでしょう。そのため、7月にも就活を続けている理由や志望した経緯を明確に話せるよう準備する必要があります。

6.内定なしの現状を素直に伝える

「内定がない」といった状況は、面接官に正直に伝えても問題ありません。新卒採用において、素直さは好印象につながりやすい要素の一つです。正直に話すことで、より自分に合った企業と出会える可能性も高まります。

今になって企業に応募する理由については、「自己分析を改めて視野が広がり、活動を続ける決意をした」といった前向きな伝え方がおすすめです。

7.面接の回数を増やして力を付けていく

7月以降の就活では、企業からの夏の採用を勝ち取るべく、面接の回数を増やして力を付けていく必要があります。面接の回数を増やすうえで確認するべき事項は、以下のとおりです。

・就活で頻出の質問に対しての回答
・面接自体の流れ
・アピールするべき箇所

上記を押さえることで、スムーズな返答ができるだけでなく、苦手意識や緊張が和らぎ、本来の自分の良さを発揮できる可能性も高まります。面接後は振り返りをして改善を繰り返すと、面接力が身につき、好印象を与えられるでしょう。

8.就活エージェントを活用する

就活エージェントを活用すると、就活のプロからアドバイスを受けられるため、選考対策や企業選びを効率的に進められます。また、自分の希望や状況に合わせたサポートが受けられる点も大きなメリットです。
内定がまだ決まっていない方や、7月から就活を始める方にとっては心強い味方になるため、積極的に活用しましょう。

就職エージェントのキャリアチケットは、新卒の就活に力を入れています。「種類が多くてどれを使えば良いか分からない」と悩む方は、ぜひご利用ください。

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7月から就活を進めるための4つのポイント

7月からの就活は、限られた時間の中で効率的に行動することが重要です。
ここでは、7月以降に内定を目指すために押さえておきたい4つのポイントを紹介します。焦らず一つずつ実践し、納得できる結果につなげていきましょう。

1.業界・企業に絞って応募する

7月からの就活では、漠然と企業を探して応募を増やすのではなく、自分の強みや価値観に合う業界や企業に絞り込むことが大切です。

志望度の高い企業に集中して取り組むと、準備の質が高まり、内定獲得の可能性も上がるでしょう。無理に選択肢を広げるよりも、自分に合う企業を見極めて挑戦してみてください

2.まとまった数の応募をする

7月からの就活では志望先を絞り過ぎず、うまくいかない場合を想定し、選択肢を広げておくことも必要です。
第一志望だけにこだわらず、第二、第三志望の企業にも積極的に応募し、複数の可能性を確保しておきましょう。視野を広げて行動すると、新たな出会いや気づきにつながります。

3.積極的に求人情報を確認する

7月以降は、企業の二次募集や通年採用が中心です。希望する業界や企業の情報を逃さないよう、企業のWebサイトやキャリアセンターを活用し、こまめに求人情報をチェックする必要があります。

採用スケジュールや募集内容は日々変化するため、常に動向を確認し、チャンスを逃さないよう意識して行動しましょう。

4.就活の開始が遅れた理由を説明できるようにする

就活のスタートが遅れた場合は、面接で理由を面接でしっかり説明できるようにしておくことが大切です。たとえば、留学や家庭の事情、部活動などが具体例として挙げられます。担当者が納得できるよう、理由を整理しておきましょう。

夏採用で就活を成功させるコツについては、「夏採用で就活を成功させる5つのコツ!スーツや服装の正しい着こなしも解説」の記事も参考にしてください。

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7月からの就活における3つの注意点

7月から就活を始める場合、限られた時間に焦りを感じやすく、思わぬ失敗につながる可能性もあります。ここでは、7月からの就活を悔いなく進めるための注意点を3つまとめました。

1.焦らずに必要な行動をする

思うように就活が進まずに気持ちが揺らぐ場面こそ、落ち着いた判断が必要です。急いで行動しても、自分が目指す方向性からずれたら意味がありません。まずは落ち着いて現状を整理し、自分にとって本当に必要な行動を見極めることが大切です。

就活は、周囲にとらわれず自分のペースで進める必要があります。焦らず着実に取り組むと、納得のいく就活につながるでしょう。

2.リフレッシュして切り替える時間を作る

就活が長引くと、思うようにいかない焦りや不安から気持ちが落ち込み、面接や書類作成などのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。気持ちが落ち込んだときは、思い切ってリフレッシュする時間を取ることも大切です。

散歩をする、好きな音楽を聴くなど、心を整える時間を意識的に作りましょう。気持ちが前向きになると、次の行動にスムーズに取り組めるようになります。

気持ちを切り替える思考法については、「就活でくじけそうになったら?内定のために気持ちを切り替える4つの思考法」の記事もご覧ください。

3.コツコツと就活を続ける

内定を獲得するためには、コツコツと就活を続けることが大切です。就活が思うように進まないと、途中で諦めたくなることもあるでしょう。しかし、その時点で就活を終えてしまうと、入社後に「もっと続けていれば良かった」と後悔する可能性もあります。

大切なのは、納得できる企業に出会えるまで就活を続けることです。少しずつでも行動を重ねると、自分に合った企業に出会える確率が高まります。諦めずに前向きな気持ちで取り組みましょう。

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7月からの就職活動へのキャリアアドバイザーのアドバイス

主に2つあります。
1つ目は、「今まで見てきた職種や業界以外にも視野を広げること」
2つ目は、「これまでの選考を振り返り改善策を知ること」

1つ目の「今まで見てきた職種や業界以外にも視野を広げること」に抵抗を覚えるケースについて、今まで見てきた職種や業界で選考に落ちてしまうことが続いてしまっている場合、あなたの実力不足ではなく、そもそもあなたの適性が他の職種や業界のほうが生かせる!というパターンが多かったりします。
実際にご相談いただいた方のなかで、「今まで見てきた職種や業界以外にも視野を広げたところ、選考通過できるようになったり、新しく見始めたほうが自分に合っているかも」という方も多くいました。

2つ目の「これまでの選考を振り返り改善策を知る」も重要です。
今まで面接を受けてきて、2次面接で落ちてしまう、最終面接で落ちてしまう…など、共通点がないか振り返ってみましょう。
実は面接対策はフェーズごとにやることが全然違います。まずは自分がどこでつまずくことが多かったのか振り返り、その苦手分野の対策をしていきましょう。

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7月からの就活で迷わない!服装選びのポイント

7月以降に就活を続けるなかで、気温の高さから「どこまで服装を崩して良いのか」「クールビズでも大丈夫なのか」と悩む方もいるでしょう。第一印象を左右する服装選びは、就活成功の大切なポイントです。

ここでは、7月からの就活における服装選びのポイントを解説します。

7月の就活でもスーツの着用が基本

夏の暑い時期に選考を受ける場合でも、基本的にはスーツを着用して参加するのがマナーです。移動中はジャケットを脱いでも問題ありませんが、シワや汚れがつかないよう丁寧に持ち運びましょう。
会場の近くに到着したら、必ずジャケットを着用し、身だしなみを整えてから選考に臨んでください

7月に就活を行う場合は、夏用スーツの着用も検討しましょう。夏用スーツは冬用と比べて生地が薄く、通気性に優れているため、暑い時期の面接でも快適に過ごせます。
就活中は移動が多く、1日に複数の企業を訪問することもあるため、体調を崩さないよう服装を工夫するのが重要です。

面接での服装については、「面接で避けるべき服装とは?好印象を与えるためのポイント」の記事も参考にしてください。

企業の指示があればクールビズも可

夏の就活では、企業側から「クールビズでお越しください」と言われる場合があります。このような指示を受けたら素直に従い、クールビズの服装で選考に向かいましょう。

就活におけるクールビズとは、ジャケットとネクタイのない状態が一般的です。第一ボタンを開けたり、シャツの袖を折ったりするのは避けましょう。
半袖のシャツはカジュアルな印象を与える可能性があるため、業界によっては注意が必要です。不安に感じる場合は長袖のシャツを着用しましょう。

通気性の高い肌着などの対策も有効

就活中は通気性の高い肌着や冷却効果のあるものを着用し、暑さ対策をしましょう。ジャケットを着用していない状態ではインナーが透けて見える可能性があるので、目立たない色のものがおすすめです。
身だしなみと快適さの両方を意識して準備すると、安心して面接に集中できます。

就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事では就活でよくある悩みを紹介しているので、気になる方は併せてご覧ください。

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7月からの就活で採用を勝ち取りたいあなたへ

「何から始めればよいか分からない」「焦っていて誰にも相談できない」といった不安を抱えている方は、就活エージェントの活用がおすすめです。

就職エージェントのキャリアチケットでは、就活のプロであるキャリアアドバイザーが一人ひとりに寄り添い、さまざまなサポートを行っています。自分に合う企業選びはもちろん、就活への不安や悩みにも丁寧に対応。7月以降の就活で内定を獲得したい方は、ぜひ利用してみてください。

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7月からの就活でよくある質問

ここでは、7月からの就活でよくある質問をまとめているので、今後の行動に役立ててみてください。

Q.夏採用とは?

夏採用とは、7月から8月ごろに実施される採用活動のことです。中小企業や一部の優良企業が、春採用で埋まらなかった採用枠を補うために行います。
多くの企業では、エントリー締切が6月後半から7月上旬に設定されていることが多いため、早めに情報収集を始めることが大切です。

Q.7月も就職活動を続ける主なケースは?

7月以降も就職活動を続ける就活生には、留学や部活・勉強に力を入れた学生や公務員志望から民間に切り替えた学生、内定が出ていない学生などがいます。

また、すでに内定を得ているものの、より自分に合う企業を探すために就活を続ける人も少なくありません。状況に応じて行動を続けることが、納得のいく就活につながります。

内定がない就活生ができる対策については、「7月で内定なしの就活生が採用されるための対策を紹介!原因や心構えも解説」の記事も参考にしてください。

Q.7月までの内定率はどれくらい?

内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について」によると、約9割の学生が、6月までに最初の内々定を獲得しています。

しかし、7月以降も採用を続けている企業は多く、夏採用で内定を目指すことも可能です。周りよりも早く内定をもらうことが良いわけではないため、焦らず前向きに活動を続けましょう。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について

7月からの内定獲得法について相談したい

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

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