就活の二次募集で内定を獲得するには?企業の探し方や志望動機の例文を紹介

このページのまとめ

  • 就活での二次募集とは、一次募集の追加で行われる新卒者を対象とした採用活動のこと
  • 二次募集の就活は、書類選考や面接対策が一次募集以上に重要になる
  • 就活の二次募集では、一度落ちた企業への再挑戦は内定の獲得が難しい

就活の二次募集で内定を獲得するには?企業の探し方や志望動機の例文を紹介のイメージ

「就活の二次募集で内定を獲得したい」「一次募集との違いは何か」と考えている就活生も多いでしょう。一次募集で就活がうまくいかなかった場合でも、二次募集の機会があります。一次募集の反省を踏まえて対策し、再チャレンジしましょう。

この記事では、就活の二次募集で内定を獲得するためのポイントや企業の探し方を解説します。二次募集を通して納得のいく就職先を見つけたい方は、参考にしてください。

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目 次

就活の二次募集とは?一次募集との違い

就活における二次募集は、一次募集で就活がうまくいかなかった就活生にとって、もう一度チャレンジできる機会です。

仕組みや特徴を正しく理解すると、納得のいく企業選びと内定獲得への一歩となります。ここでは、二次募集について解説するので参考にしてください。

一次募集に続く新卒者向けの採用活動

就活における二次募集とは、一次募集の終了後や、途中の追加募集として行われる新卒者を対象とした採用活動のことです。

多くの企業はまず一次募集で採用計画に沿った採用活動を行います。二次募集は、内定辞退があった場合や採用人数に達しなかった場合に実施されるのが一般的です。具体的には、一次募集がある程度落ち着いた夏以降の時期に、改めて募集を行う傾向にあります。

就活生にとっては諦めずに情報を収集し続けることで、二次募集で再びチャレンジできるチャンスがあるでしょう。

一次募集よりも採用枠は少ない

二次募集は、一次募集と比較して採用枠が少なくなる傾向にあります。

多くの企業は、一次募集で新卒採用の人員枠を満たそうと考えています。そのため、二次募集はあくまで追加的な位置づけです。企業によっては、職種を限定したり採用人数を1〜2名に設定したりするケースも少なくありません。

採用枠が少ない分、志望する企業の募集状況を細かく確認し、選考対策に臨む必要があるでしょう。また、一次募集で興味を持っていた企業が二次募集をしているとは限りません

二次募集の内定獲得までには1ヶ月から2ヶ月必要

二次募集では、内定を獲得するまでに応募から1〜2ヶ月程度掛かるとされています。

一次募集と比較すると、二次募集は選考プロセスがやや短縮されるのが一般的です。企業側にとって採用活動に多くの時間をかけ過ぎると、ほかの企業に優秀な人材が流れてしまうリスクがあるからです。

二次募集が秋ごろから本格化する場合、入社までの準備期間も考えると、選考に長期間を費やせないという事情もあります。ただし、これはあくまで一般的な傾向です。企業の規模や採用方針によって選考期間は変動するため、応募先の企業の選考スケジュールを事前に確認をしましょう。

二次募集での内定を目指す方は、「9月だけど内定なし!今から最速で就職先を決める方法」の記事もぜひ読んでみてください。

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二次募集は一次募集と比べて不利とは限らない

二次募集は選考で不利になるのではと心配する就活生もいるでしょう。しかし、必ずしもそうとは限りません。

二次募集の特徴を理解しておくと、むしろチャンスとして活かせる可能性もあります。二次募集における競争率の傾向や選考基準などについて解説するので、参考にしてください。

一次募集よりも競争率は低め

二次募集が一次募集と比べて一概に不利とはいえない理由として、競争率が比較的低くなる点が挙げられます。

一次募集の段階で多くの就活生が内定を得て就職活動を終了するため、二次募集の時期には活動を継続している学生の数が減少するからです。一つの採用枠に対して応募する学生の数が相対的に少なくなり、結果として競争倍率が緩和される可能性があります。

ただし、人気企業や採用枠が極端に少ない企業は、二次募集でも競争率が高く、場合によっては一次募集よりも倍率が上がるケースもあるでしょう。中には、一次募集で内定をもらっていても、改めて人気企業に応募する就活生もいます。

選考基準は一次募集とほぼ同じ

二次募集における選考基準は、基本的には一次募集と大きく変えない企業がほとんどです。企業が求める人物像や必要なスキル、ポテンシャルといった採用の基本となる評価軸は、募集時期によって大幅に変わるものではありません。

就活生は、一次募集と同様に、企業研究を徹底して自己分析を深め、企業が求める人物像に合致する自身の強みや適性を的確にアピールする必要があります。

不利ではないが油断は禁物

二次募集は、競争率が低めで、選考基準も一次募集とほぼ変わらないため、必ずしも不利とはいえません。だからといって、楽に内定を獲得できると油断するのは危険です。

採用枠自体が少ない場合や、特定の経験を持つ学生をピンポイントで探している企業もあるため、準備を怠れば内定獲得は難しくなります

面接では、なぜこの時期に就職活動を続けているのか、なぜ一次募集に応募しなかったのかといった質問をされる可能性も高いでしょう。それらに対する明確な回答と、企業への熱意をしっかりと伝えられるよう準備が必要です。

大手企業に落ちて悩んでいる学生は、「大企業に落ちてしまったらどうする?春から増える、自分に合う中小企業の探し方」の記事を読んでみてください。自分のこれからの就職活動について、考えるきっかけになるはずです。

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就活の二次募集はいつから?スケジュールを解説

多くの企業では、7月〜8月ごろに一次募集の選考が一段落します。その後、一次募集での内定辞退者が出始め、採用計画の進捗状況で二次募集に入るのが一般的です。ただし、二次募集のタイミングは企業によって異なるため、志望先の採用ページや就活サイトの情報をこまめに確認する必要があるでしょう。

二次募集の時期に内定が獲得できていない場合でも、焦る必要はありません。厚生労働省の「令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12月1日現在)を公表します(5p)」によると、令和7年3月に大学を卒業する学生の10月1日時点での内定率は72.9%でした。

就職(内定)率の推移(大学)詳細は以下

引用元:厚生労働省「令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12月1日現在)を公表します(5p)

その後、内定率は12月1日になると84.3%まで上昇します。大学4年生の9〜10月時点で内定がなくても、卒業までに就職先を見つけることは可能です。あきらめずに就職活動を続け、志望する企業からの内定獲得を目指しましょう。

大学4年生の秋以降でも内定がない場合は、「就活生が11月まで内定なしだったら?今すぐにやるべきことを解説」の記事を参考にしてください。

参照元
厚生労働省
令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12月1日現在)を公表します

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就活で二次募集を行う企業の特徴

ここでは、どのような企業が二次募集を実施する傾向にあるのか、主な理由とともに解説します。

内定辞退などで採用予定人数が埋まっていない企業

企業が二次募集を行う理由の一つが、当初の採用計画に対して予定していた人数が埋まっていないケースです。

新卒採用では、複数の企業から内定を得る学生も多く、結果として内定辞退が発生する場合があります。また、在籍していた従業員が退職し、追加募集が必要になることもあるでしょう。この場合は、部署限定で追加募集されることが多いようです。

採用予定人数が埋まっていない企業

特に、採用予定人数が多い企業では、一次募集だけでは計画どおりの人数を確保しきれないケースも少なくありません。

全国に拠点を持つ企業や大規模な事業拡大を計画している企業などは、多くの新卒者を採用するのが一般的です。こうした企業の場合、一次募集で一定数の内定者を出したあともさらに採用活動を継続し、二次募集で優秀な人材を確保しようと動く傾向があります。

一次募集の応募者が少なかった企業

企業の知名度や業界の人気度によっては、一次募集の段階で十分な数の応募者が集まらないケースもあります。このような企業の中には、就職活動を続けている学生を対象に二次募集をかける場合があるのです。

業界自体には人気がなくても、経営が安定していたり、若手でも活躍できたりする魅力的な企業もあります。これまで就職活動を行っていた業界での内定が難しいと感じたら、二次募集で別の業界を見てみるのも一つの方法です。

スポーツや留学経験のある学生を採用したい企業

企業によっては、特定の経験やスキルを持つ学生をターゲットとして二次募集を行う場合があります。

代表的な例として、学業と並行してスポーツに本格的に打ち込んできた学生や、海外留学を経験してきた学生です。これらの学生は、部活動の引退時期や留学からの帰国時期が一次募集のピークと重なり、本格的な就職活動の開始が遅れる傾向にあります。

企業側もその点を理解しており、ポテンシャルの高い学生層を獲得するために、あえて二次募集の枠を設けている場合があります

留学経験をアピールするコツは、「自己PRで留学経験をアピールする方法は?構成や強み別の例文も紹介」、部活に打ち込んでいる学生に向けては、「部活動での役割には種類がある?効果的なアピール法と自己PRの例文12選」の記事でポイントを紹介しているので、参考にしてみてください。

通年採用の方針をとっている企業

従来の新卒一括採用の枠にとらわれず、年間を通じて採用活動を行う企業もあります。通年採用の場合、特定の募集時期を設けず、自社の採用ニーズに応じて継続的に応募を受け付けています。

ただし、どの学年の大学生でもエントリーできる場合、エントリー対象者が増え、高倍率になる可能がある点に注意してください。

通年採用を受けるメリットやデメリットについては、「就活生が通年採用を受けるメリットは?通年採用を導入する企業の特徴も解説」の記事で解説しています。選択肢の一つとして考えておくと、就活の幅が広がるでしょう。

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就活の二次募集を行っている企業の探し方

二次募集を行っている企業を探すためには、いくつかの方法があります。特定の方法に偏らないよう、複数の手段を組み合わせて情報収集しましょう。ここでは、具体的な企業の探し方を6つ紹介します。

大学で行われる説明会に参加する

二次募集の情報を得る方法の一つが、大学内で開催される企業説明会への参加です。一次募集のシーズンが終わった後も、企業によっては大学と連携し、追加の採用説明会を実施する場合があります。

大学主催の説明会に参加する企業は、その大学の学生を積極的に採用したいという意向を持っている場合が多く、採用に対する熱意も高いでしょう。説明会では選考の案内をしているケースも多いため、積極的にエントリーしてください

大学のキャリアセンターに相談する

大学のキャリアセンターも、二次募集を行っている企業の情報収集に役立つ重要な窓口です。企業から大学宛に、二次募集の求人情報が直接届きます。

キャリアセンターに相談すると、学内のみで告知されている募集案件も紹介してもらえる可能性があるでしょう。説明会と同様に、その大学の学生を積極的に採用したいという企業の意図も考えられます。学歴フィルターで評価が下がるようなリスクもないので、内定も目指しやすいでしょう。

合同説明会に参加する

二次募集の時期にも、合同説明会が開催される場合があります。合同説明会に参加する企業は採用意欲も高いため、内定を獲得できるチャンスです。

合同説明会は、短時間で多くの企業の情報を得られたり、これまで知らなかった業界・企業との新たな出会いが期待できたりするメリットがあります。エントリーする企業の選択肢を広める意味でも、参加しておくと良いでしょう。

就活サイトから探す

就活サイトでも、二次募集を行う企業を見つけられます。多くの企業が、二次募集の情報を就活サイトに掲載するため、幅広い選択肢の中で企業探しが可能です。

就活サイトの検索機能で、「二次募集」「追加募集」といったキーワードで絞り込んだり、募集時期を指定したりすることで、効率的に情報を集められます。また、興味のある企業を「お気に入り」登録しておけば、二次募集が開始された際に通知が届く機能などもあるため、活用してみましょう。

逆求人サイトを使う

逆求人サイトも、二次募集の企業探しに役立ちます。逆求人サイトは、学生が自身のプロフィールやスキル、経験などを登録しておくと、興味を持った企業側からスカウトが届く仕組みです。

企業は学生の登録情報を見てアプローチしてくるため、選考に進みやすい傾向があります。登録しておくだけで企業からの連絡を待てるため、ほかの探し方と並行して活用するのがおすすめです。

隠れ優良企業を探す方法については、「隠れ優良企業を見つけるにはどうする?探し方や注目ポイントを解説!」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

就活エージェントに登録する

就活エージェントのサポートを受ければ、自分に合った企業を紹介してもらいやすくなります。就活エージェントは、個々の学生の希望や適性に合わせて、非公開求人を含む二次募集中の企業を紹介してくれます。

企業探しのサポートだけでなく、書類添削や面接対策といった選考プロセス全般に関するアドバイスも受けられるため、一次募集で苦戦した学生にとっては心強いでしょう

キャリアチケットでも二次募集にチャレンジする学生をサポートしています。企業探しから選考対策も含めた就職活動全般を支えるので、悩みを解消するためにぜひ相談してください。

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選考に落ちた企業の二次募集で内定をもらうのは難しい

一度選考に落ちてしまった企業に対して、二次募集で再チャレンジしたいと考える就活生もいるかもしれません。しかし、結論からいうと、一度不合格となった企業に二次募集で再度応募して内定を得るのは極めて難しいのが実情です。

不採用の理由は、企業が自社のニーズや求める人物像に合致しなかったと判断したためです。募集の時期が変わったとしても、企業の採用基準や求める人物像が根本的に変わるとは考えにくいでしょう。

また、企業によっては、応募規定で、一度選考に落ちた場合は再エントリー不可と明記しているケースもあります。時間と労力を有効に使うためにも、一度縁がなかった企業に固執するよりは、新たな企業に目を向け、気持ちを切り替えて就職活動を進めるほうが賢明です

一次募集で内定を獲得するためには、就活対策を徹底する必要があります。就活対策については、「就活を楽に終わらせるにはどうする?必要な行動や終わらない原因を解説」で解説しているため、参考にしてください。

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就活の二次募集で内定を獲得するためのポイント

二次募集で納得のいく内定を獲得するためには、一次募集の反省を活かし、戦略的に就活を進めることが大切です。ここでは、内定獲得の可能性を高めるための重要なポイントを解説します。

業界や職種の選択肢を広げる

二次募集で内定を獲得するために、一次募集のときよりも業界や職種の選択肢を広げましょう。一次募集で思うような結果が得られなかった場合、志望する業界や職種の範囲が狭過ぎた、あるいは自身の適性や強みとマッチしていなかった可能性があります。

特定の人気業界や大手企業だけに絞って活動していたのであれば、これまで視野に入れていなかった業界や、成長著しい中小企業・ベンチャー企業にも目を向けてみてください。

中小企業やベンチャー企業にも応募する

中小企業の中には、特定の分野で高い技術力やシェアを誇る優良企業が数多く存在します。また、ベンチャー企業では若いうちから責任ある仕事を任され、大きく成長できるチャンスもあるでしょう。

視野を広げると、思いがけない企業との出会いや、自分に本当に合った仕事を見つけられるかもしれません。

中小企業にエントリーするかどうか迷う方は、「中小企業にはどんなメリットがある?大手企業との違いと合わせて解説」の記事も参考にしてください。

ベンチャー企業の特徴や良さについては、「中小企業やスタートアップは違う?ベンチャーの定義とは」の記事で詳しく解説しています。

就活を振り返って改善する

二次募集に臨むにあたっては、これまでの就職活動を振り返り、課題点や改善点の洗い出しが必要です。なぜ一次募集でうまくいかなかったのか、その原因を自己分析しなければ、同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。

たとえば、書類選考で落ちることが多かったのであれば、エントリーシートの自己PRや志望動機の書き方を見直す必要があるでしょう。面接で落ちることが多かったなら、面接での話し方や受け答えの内容、企業への熱意の伝え方などを改善する必要があります。

二次募集であっても、一次募集と評価されるポイントや求められる特徴は大きく変わりません。一次募集での経験は、決して無駄ではないため、良かった点と悪かった点を具体的に洗い出しましょう。

企業分析を入念に行う

二次募集で内定を勝ちとるためには、入念な企業分析も重要です。企業研究ができていないと、アピールがうまく伝わらなかったり、志望動機での熱意が低く見えたりします。

企業分析の方法は、「企業分析を行う方法とは?やり方とポイントを詳しく解説!!」で紹介しているので参考にしてください。すでに企業研究を行っている方も、方法を見直して再チャレンジすると、より深く企業研究ができるはずです。

採用情報を積極的に集める

企業の採用情報や応募状況は、企業の公式サイトや会社説明会の資料などを確認して、自分から積極的に集めるようにしましょう。募集期間が短い会社もあるので、チャンスを逃さないためにも情報収集が大切です

また、二次募集では、なぜこの企業でなければならないのかという点を明確に伝えられるよう、企業の強みや特徴を自分自身と結びつけて語れるように準備することも大切です。

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就活の二次募集で成功するための選考対策

二次募集で内定を獲得するためには、一次募集の経験を踏まえ、より一層選考対策に力を入れる必要があります。ここでは、主要な選考ごとに対策のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。

履歴書

二次募集における履歴書作成では、特に志望動機の記述に力を入れましょう。企業は、学生が自社に対してどれだけの熱意を持っているか、なぜこの時期に応募してきたのかを知りたいと考えています。

そのため、その企業でなければならない具体的な理由や、入社後にどのように貢献したいのかを明確に伝えましょう。

また、誤字脱字がないか、丁寧な字で書かれているかといった基本的なマナーも改めて確認し、採用担当者に良い印象を与えられるような履歴書の作成が重要です。

選考を突破できる履歴書の書き方は、「新卒就活用の履歴書の正しい書き方は?必要な準備や提出時のポイントも解説」の記事で紹介しています。履歴書の選び方から解説しているので、選考対策をやり直す際の参考になるでしょう。

エントリーシート

エントリーシートは、企業が独自に設ける質問項目に対して、自分の個性や考えを伝える重要な書類です。二次募集では、企業がどのような意図でその質問をしているのか考え、的確に回答することが求められます。

自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)といった頻出項目については、一次募集での反省点を踏まえてブラッシュアップしましょう。

特に、自分の強みや経験が、応募企業の事業や求める人物像にどのように貢献できるのかを具体化すると、評価につながる可能性が高まります。

エントリーシート対策については、「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう」の記事も参考にしてください。

適性検査

SPIや玉手箱といった適性検査は、二次募集においても対策が不可欠です。多くの企業が、面接に進む前の段階で適性検査を実施し、基礎学力や性格特性を評価しています。

適性検査の点数が低いと、面接にまでたどり着かない場合があります。適性検査特有の問題も多いので、問題集を解いて解答のコツをつかんでおきましょう。すぐに対策できるものではないので、1ヶ月以上時間をかけて、コツコツと取り組むのをおすすめします

適性検査の対策に悩む学生は、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」の記事もチェックしてみてください。

グループディスカッション

企業によっては、二次募集でもグループディスカッションを選考に取り入れています。グループディスカッションでは、与えられたテーマに対してほかの学生と協力しながら結論を導き出す過程で、コミュニケーション能力や協調性、論理的思考力などが評価されます。

自分の意見を述べるだけでなく、ほかの学生の意見を尊重し、議論を進める役割も意識しましょう。就活セミナーなどで模擬グループディスカッションに参加し、実践的な経験を積んでおくのもおすすめです。

評価ポイントについては、「グループディスカッションとは?進め方や評価されるポイントを解説!」の記事で紹介しているので、確認して選考に臨むと高評価を得られるでしょう。

面接

面接はどの会社でも行われる選考になるので、必ず対策してください。個人面接だけではなく、集団面接もあるので準備しておきましょう。

二次募集の面接では、一次募集と同様の質問に加え、「なぜこの時期に就職活動をしているのか」といった二次募集特有の質問をされます。質問に対して、明確な理由をもって答えられるように準備しておきましょう。

回答内容を用意していても、面接本番で緊張して答えられなくなるケースもあります。実戦経験を積んでおくと、雰囲気に慣れ、落ち着いて回答できるようになるのでおすすめです。

面接対策については、「面接対策は万全?就活に必要不可欠な準備とマナー」の記事も参考にしてください。

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状況別|就活の二次募集に応募する際の志望動機例文

ここでは、3つの状況別に二次募集における志望動機の例文を紹介します。

一次募集で内定が決まらなかった場合

御社を希望した理由は、再生可能エネルギー事業で社会貢献がしたいからです。進化を続ける企業文化の中で、化学の専門知識を活かしたいと考え、御社を志望しました。

一次募集では、化学分野への熱意を十分伝えきれず、内定には至りませんでした。しかし、改めて自己分析と企業研究を深める中で、人々の生活基盤を支える御社の事業と、失敗を恐れず新たな挑戦を奨励する姿勢に深く共感し、このような環境で力を発揮したいという思いが一層強くなりました。

一次募集での反省を活かし、粘り強く課題に取り組む姿勢を持って、御社の製品開発に貢献し、社会全体に新たな価値を提供していきたいです。

公務員試験で就活が遅れた場合

御社が推進する地域活性化プロジェクトに参画し、自身の計画性や粘り強さを活かして社会貢献を果たしたいと考え、この度の二次募集に応募しました。

公務員試験合格を目指して試験対策に専念しておりましたが、目標達成には至りませんでした。しかし、この経験は自身の適性や社会への貢献のあり方を深く見つめ直す貴重な機会となり、よりスピード感を持って多様な課題解決に挑戦できる御社で働きたいという明確な結論に至りました。

御社が住民の方々と連携して実現しようとされている社会貢献の姿に心から共感しています。公務員試験の学習で培った力を活かし、地域活性化プロジェクトを推進する一員として貢献していきたいです。

留学で就活が間に合わなかった場合

御社の一員として、世界中の人々の生活をより豊かにしていく事業に貢献したいと考え、この度の二次募集に応募しました。

1年間にわたるカナダでの交換留学に挑戦し、異文化理解力の深化と語学力向上に集中的に取り組んでいたため、本格的な就職活動の開始が遅れてこの時期の応募に至りました。

留学中は、多様な価値観を持つ人々と積極的に交流し、視野が大きく広がりました。また、計画的な学習と実践を重ねることで、目標としていたTOEIC900点も達成しました。

この留学経験を通じて培った異文化環境におけるコミュニケーション能力、そして困難な目標にも果敢に挑戦し達成する力を活かして、グローバルに事業を展開されている御社のシェア拡大に貢献したいと考えています。

志願動機は、内容だけではなく、分かりやすく伝えることも大切です。志願動機の構成については、「志望動機の構成はどう作る?必要な準備や業界別の例文を解説」の記事で紹介しているので、参考にしてください。

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就活の二次募集で内定を獲得したいあなたへ

一次募集で思うような結果が出ず、二次募集で内定が欲しいと考える就活生もいるでしょう。二次募集は一次募集の経験を活かして、内定を獲得するチャンスです。

一次募集での反省点を活かし、自己分析と企業研究を徹底すると、二次募集の選考を有利に進められます

一人で就職活動を進める中で、不安を感じたり、何から手をつければよいか分からなくなったりする場合は、就活エージェントを頼るのもおすすめです。

キャリアチケットは、内定獲得をサポートする就活エージェントです。二次募集に向けて書類選考や面接対策はもちろん、自己分析や業界研究についてもマンツーマンでサポートするので安心してください。キャリアチケットと一緒に、納得のいく就活を実現しましょう。

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キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。