通年採用とは?新卒一括採用との違いや選考を突破するための対策を解説

このページのまとめ

  • 通年採用とは、一年中応募できる形式で新卒一括採用と時期や対象が異なる
  • 通年採用を実施する企業の目的は、時期問わずに優秀な人材を採用すること
  • 通年採用を突破するには自己分析や企業研究を徹底し、周囲と差別化することが重要

「通年採用とは何か」「新卒一括採用と比べて難しいのではないか」と気になっている就活生も多いでしょう。通年採用とは特定の時期を設けず、年間を通じていつでも応募や選考を受け付ける採用手法のことです。
この記事では、通年採用と新卒一括採用の違いや通年採用を導入する企業の動向を解説します。また、選考を通過するための対策も紹介するので、通年採用に向けて準備を進めたい方は、ぜひ参考にしてください。

かんたん1分!無料登録プロに選考の不安を相談する

 

目 次

通年採用とは?新卒一括採用との違いを解説

就活の通年採用とは、一年中採用を行っている状態のことです。特定の時期に縛られず通年で募集しており、求職者が応募した段階でその都度選考を行う形式になります。

ここでは、新卒一括採用との違いや、通年採用を導入している企業の動向についてみていきましょう。

通年採用と新卒一括採用の違い

通年採用と新卒一括採用の違いは、採用のタイミングと対象者の広さです。

新卒一括採用とは、毎年決められたタイミングに新卒者を採用する方式になります。たとえば、毎年3月にはエントリーが開始され、企業説明会を開催。4月や5月ごろには書類選考や面接が行われ、6月以降に内々定が決まるというのが一般的なスケジュールです。

一方で通年採用は、エントリーの時期を限定せずに、年間を通じていつでも応募を受け付けています。新卒に限らず、既卒者や第二新卒、海外大の留学生など多様な人材も対象です。そのため、入社時期も「卒業後の4月」を基本としつつ、9月や10月など企業の枠組みに合わせて柔軟に設定されているケースが少なくありません。

通年採用と新卒一括採用の主な違いは、以下のとおりです。

項目 新卒一括採用 通年採用
募集時期 春など決まった時期に一斉 時期を限定せず通年
主な対象 その年に卒業予定の新卒 新卒・既卒・第二新卒・留学生など
入社時期 原則4月 4月・10月など企業により柔軟
選考の進み方 短期間に多人数を選考 応募ごとに個別・少人数で選考

就活がいつから始まるのか、全体のスケジュールもあわせて押さえておくと、通年採用の位置づけが理解しやすくなります。

就活の全体スケジュールは、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事をご参照ください。

どんな企業が通年採用を導入しているか

通年採用は、主に外資系企業や急成長を遂げるIT企業、そしてグローバル展開を推進する国内の大手企業などで積極的に導入されています。政府も、多様な人材の活用を進める観点から通年採用や経験者採用の拡大を期待しており、内閣官房の「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について」でもその方針が示されています。

このように政府による通年採用の拡大要請や近年の就活ルールの形骸化に伴い、従来の新卒一括採用を見直す動きが業界を問わず広がっているのが現状です。

これらの企業が通年採用を行う背景には、多様なバックグラウンドをもつ優秀な人材を時期に関係なく確保したいという狙いがあります。特に海外の大学を卒業する留学生や、特定の分野で高い実績をもつ院生などをターゲットにするケースが少なくありません。

そのため、大手企業への就職を目指す場合でも、通年採用の仕組みを正しく理解しておくことが内定への近道となるでしょう。

就職みらい研究所の「就職白書2026 2027年卒の採用方法・形態(予定)(p.47)」では、2027年卒の採用方法・形態として通年採用を予定する企業は、28.3%いると公表されています。未だ新卒一括採用が主流ではあるものの、通年採用を取り入れる企業は今後さらに増えていくと考えられるでしょう。

参照元
内閣官房
2027年(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請
就職みらい研究所
就職白書2026

新卒一括採用が抱える課題

大学の就活といえば、3月から広報活動が始まり、6月から選考がスタートする新卒一括採用が一般的でした。これは日本特有の就活に対するルールですが、現在この新卒一括採用に対する課題が浮き彫りになっています。

1つ目は、少子高齢化による労働人口の減少に伴い、従来の一括採用方式だけでは企業が十分な若手社員を確保できなくなっている点です。就活生そのものの人数が減っているため、他社と横並びで採用をスタートすると、一部の人気企業や大手企業に人材が集中してしまい、採用予定人数を満たせないケースも多くなっています。

また、入社時期が画一的であるためにミスマッチが生じ、早期離職につながるケースも少なくありません。

2つ目は、新卒一括採用では、海外の大学を卒業した帰国子女や留学生が選考のタイミングを逃してしまう点です。こうしたグローバル人材は、国際社会で活躍できる高いポテンシャルを持っているのにも関わらず、卒業時期の違いや情報収集の難しさから新卒採用のレールに乗りづらいため、通常どおりの採用手法では雇用しにくくなっています。

まずはあなたのモヤモヤを相談してみましょう

キャリアチケット就職エージェント」は、量より質の就活を叶える無料の就活支援サービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性に寄り添い、自己分析から企業紹介、面接対策まで一貫して伴走します。

就活の進め方に迷う時期から内定獲得まで、就活に関わるどんな悩みも丁寧に寄り添い、あなたの就活をバックアップします。

こんなお悩みはありませんか?

  • 何から手をつければいいか分からない
  • 選考で落とされる理由が分からない
  • 自分にピンとくる会社が見つからない

就活は、正解が見えない中で決断の連続です。「何から始めればいいかわからない」「本当にこの会社でいいのか」「自分の強みは何なのか」と、一人で抱え込んでしまうのは無理もありません。

キャリアチケット就職エージェントは、そんなあなたの試行錯誤に寄り添い、最後まで伴走します。孤独になりがちな就活を、プロと一緒に「納得感のある就活」へ変えてみませんか?

かんたん1分で登録

【無料】就活の不安を相談してみる

 

通年採用を企業が実施する理由

企業が通年採用に踏み切る背景には、従来の採用スケジュールでは優秀な学生を十分に確保できなくなっている現状があります。雇用環境の変化や学生の多様化に対応するため、多くの企業が採用手法を見直さなければならない状況です。

特に、少子高齢化による人手不足が進む現代において、企業は年間を通じて柔軟に動く必要性に迫られています。企業が通年採用を実施する主な背景について、具体的な理由を詳しくみていきましょう。

内定辞退に備えるため

通年採用を企業が実施する理由は、内定辞退に備えるためです。従来型の新卒一括採用では、早い段階で内々定を出してから10月の内定式までに長い期間が空くため、その間にほかの企業の選考を受けて辞退を決める就活生も少なくありません。

キャリアチケットの「2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)」によると、「現在入社予定の企業を辞退する可能性がある」と答えた25卒の就活生が約2割いました。

2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)の引用画像

また、内定を承諾した25卒の学生のうち49.7%の学生が、内定承諾後も就活を継続していることが分かります。

2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)の引用画像

調査結果からも分かるように、早い段階で内々定を獲得した学生ほど、内定式や入社までの期間が長くなり、その間に就活を継続して他社へ流れてしまうことが内定辞退の大きな要因です。

企業にとって、内定辞退の発生は採用活動のやり直しを意味し、多大な時間やコストのロスにつながります。そこで、「秋以降も採用活動を継続して内定から入社までの期間が短い学生層を取り込む」「年間を通じて募集を行い、辞退が出ても即座に補填できる体制を整える」といった通年採用の仕組みを取り入れ、内定辞退リスクを分散し、人員を確保する企業が増えています。

参照元
キャリアチケット
2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)

幅広い人材を受け入れるため

企業が通年採用を取り入れるようになった背景として、事業内容の多様化が進んだことが挙げられます。

グローバル展開している企業や外資系企業など、外国語を必要とする仕事が増加したことなどにより、帰国子女や留学生を受け入れたいと考える企業が増えました。

海外と日本では卒業の時期が異なるため、日本での就活が間に合わなかったり、就活の時期と留学が被ってしまったりする学生が大半を占めています。通年採用を導入すれば、時期を問わずに採用活動を行えるため、意欲のある人材を採用する機会をより増やすことができるのです。

通年採用をしている企業の特徴は「通年採用をしているのはどんな企業?特徴や内定獲得のコツを解説」の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

こんなお悩みはありませんか?

  • 何から手をつければいいか分からない
  • 選考で落とされる理由が分からない
  • 自分にピンとくる会社が見つからない

自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない仕事を選んでしまうと、せっかく就職しても早期退職のリスクがあります。そこで活用したいのが、「適職診断」です。

まずは所要時間1分でできる診断に取り組んでみませんか?自分の特性とそれに合う企業を客観的に把握できれば、企業探しや自己分析をよりスムーズに進めることができるでしょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
  • 自分に向いてる仕事がわからない
  • 自分の長所がわからない
  • 時間をかけずに自己分析をしたい

かんたん6問で診断

【無料】さっそく診断スタート

 

就活で通年採用に参加するメリット

通年採用への参加は、従来の就活スタイルに縛られない新しい選択肢を広げてくれます。時期を問わずいつでもエントリーできるため、自分のペースに合わせて動けるのが大きな特徴です。

ここでは、就活で通年採用に参加するメリットを詳しく解説するので、チェックしてみてください。

余裕をもって就活を進められる

就活で通年採用に参加するメリットは、時期に縛られず余裕をもって就活を進められる点です。一般的な新卒採用の場合、政府の指針に沿って採用活動をしている企業のエントリー受付は大学3年生の3月に一斉に始まります。そのため、大学3年生の3月を基準にして、スケジュールを立てる就活生は少なくありません。

一方で、通年採用を行う企業であれば、3月に限らず、一年を通じていつでもエントリーできます。早くから準備を始めて早期に内定を獲得することもできれば、納得がいくまでじっくり時間をかけることもできるため、精神的・時間的な余裕をもって就活に臨めるでしょう。また、志望する企業が見つかった時点で、いつでも選考に応募できる点も大きなメリットです。

応募できる企業の選択肢が増える

通年採用でエントリーのタイミングがずれることで、応募できる企業の選択肢が増えるのも、参加するメリットの一つです。一括採用の場合、複数の企業で説明会への参加やエントリーシートの提出、面接などが並行して進むため、スケジュール管理や準備に追われて大変に思うこともあるでしょう。

しかし、通年採用の企業を受ける場合には、一般的な就活のピークとは異なる時期にアプローチが可能です。興味のある企業の選考準備をじっくり行えるだけでなく、説明会や選考のスケジュールが被ってしまう事態も避けられるでしょう。

同じ企業に何度も応募できる

通年採用を行う企業のなかには、再応募ができる企業もあります。たとえば、大学3年生のときにチャレンジして不採用だったとしても、4年生のタイミングで再応募が可能なケースもあるでしょう。

一般的な一括採用の場合、一度落ちると基本的に再応募はできません。もちろん、通年採用でも再応募ができない企業もありますが、何度もチャレンジできる企業もあるので、志望企業の募集要項を事前に確認しておくと良いでしょう。

早めに内定が獲得できる

内定が早くもらえる可能性があるため、通年採用を実施している企業に応募してみるのも良いでしょう。一括採用では、大学3〜4年生の期間に就活を始めるのが一般的です。

しかし、通年採用の企業であれば、早い段階から就活を始められるため、大学2~3年生の早期に内定を獲得できる可能性があります。早期に内定を獲得できたら、そのあとの大学生活にも余裕ができ、留学や長期インターンシップ、ボランティアや資格取得など、自分のやりたいことに力を入れられるでしょう。

早めに内定を得るメリットとデメリットは、「早期内定を得るメリット・デメリットは?効率的な内定獲得のポイントも解説」の記事で解説しているのでチェックしてみてください。

かんたん1分!無料登録プロに選考の不安を相談する

 

通年採用は難しい?デメリットも解説

通年採用には参加するメリットがある一方で、独自の難しさやデメリットも存在します。あらかじめデメリットを理解しておけば、焦らずに適切な心構えで就活を進められるでしょう。

ここでは、通年採用に参加するデメリットを解説しています。参加するか迷っている方は、前項で紹介したメリットとあわせて確認してみてください。

志望者が増えて倍率が上がる

通年採用は新卒以外も応募対象となるため、志望者が増えて倍率が上がるのがデメリットです。

一般的な新卒採用の場合、卒業年度が同じ大学生が応募の対象になります。しかし、時期を問わない通年採用の場合は、海外への留学帰国者や、すでに学校を卒業した既卒者、さらにはキャリアをもつ転職希望者まで、同じ採用枠に応募してくるケースが考えられるでしょう。

このように、企業が通年採用によって「新卒」という枠にこだわらず、優秀な層をいつでもまとめて採用しようと動く結果、応募可能な対象が広がり、結果として採用倍率が高くなってしまうのです。

選考レベルが上がり既卒者と競合することになる

通年採用は、新卒学生にとって「採用枠が少なくなりやすく、選考のレベルが上がりやすい」というデメリットがあります。企業が「そのときに必要な人数や人材」をピンポイントで絞って募集する場合が多いからです。

これに対して新卒一括採用は、将来の成長を見据えてある程度の人数をまとめて採用するため、採用枠が多くなる傾向があります。内定辞退を見越して、多めに採用する企業も少なくありません。

このように採用枠が狭く選考がシビアだからこそ、通年採用に挑む際は、一括採用よりもさらに入念な就活準備が求められるでしょう。

さらに、通年採用では新卒だけでなく、既卒者や第二新卒といった社会人経験のある応募者も同じ枠でライバルになります。実務経験のない新卒学生にとっては、経験者との競争になることも難易度を引き上げる大きな要因といえるでしょう。

就活の情報収集が大変になる

通年採用の場合、企業ごとの情報を追うのが大変になります。一般的な新卒採用の場合、3月の解禁時に就活サイトを確認すれば企業情報を一括で集められます。説明会や選考も、ある程度時期が固まっているでしょう。

一方で、通年採用は企業ごとにスケジュールが異なるため、いつ説明会や選考が行われるかが一律には決まっていません。1社ごとの応募状況や採用スケジュールを自分で確認・管理する負担が増える点には注意が必要です。

長期化でモチベーションを保ちにくい

長期化でモチベーションを保ちにくいのも、通年採用に参加するデメリットといえます。なかには、大学1年生から就活に向けた準備を始める学生もいますが、大学生の本分は就活だけではありません。

学業やサークル、アルバイトと並行して就活を進めるのは膨大なエネルギーが必要であり、途中で燃え尽きてモチベーションを下げてしまうケースも少なくないでしょう。

特に、通年採用に参加すると就活の期間は自分次第になるため、モチベーションの管理がより一層重要になります。

モチベーション維持のコツについては、「就活でくじけそうになったら?内定のために気持ちを切り替える4つの思考法」の記事で解説しているので参考にしてください。

かんたん1分!無料登録プロに選考の不安を相談する

 

通年採用をしている企業の探し方

通年採用で効率良く内定を獲得するためには、企業の募集情報を逃さない仕組み作りが必要です。新卒一括採用のように横並びのスタートではないため、自発的にアクションを起こさなければ優良企業の募集を見落としてしまうリスクがあります。

ここでは、通年採用をしている企業の探し方を解説します。それぞれの特徴を理解し、自分の就活スタイルに合った方法を取り入れていきましょう。

求人サイトを活用する

通年採用を行う企業を探す際は、求人サイトを活用しましょう。多くの企業がリアルタイムで募集要項を更新しているため、今まさに募集中の企業や最新の採用動向をいち早くキャッチできます。

まずは検索条件の絞り込み機能を使い、「通年採用」「通年募集」といったキーワードで検索してみるのがおすすめです。通年採用を行う企業は時期を問わず優秀な人材を求めていますが、採用枠や対象職種は常に変動します。サイトをこまめにチェックして、好条件の求人を逃さないようにしましょう。

逆求人サイトを活用する

逆求人サイトに登録し、オファーを待つのも通年採用をしている企業を探す方法の一つです。逆求人サイトとは、就活生が登録したプロフィールを企業がチェックし、面接したいとオファーを出すサイトのこと。

企業側が必要なタイミングでいつでも声をかけられる仕組みのため、通年採用を行っている企業が多く集まっているのが特徴です。今まさに人材を募集している採用意欲の高い企業からオファーが届くため、内定獲得も目指しやすいでしょう。

就職エージェントを利用する

通年採用で効率良く就活を進めたい方は、就職エージェントを利用するのがおすすめです。就職エージェントは選考対策だけではなく、企業の紹介を行っています。

担当のキャリアアドバイザーがあなたの希望をヒアリングし適性を考慮したうえで、通年採用を行っている最適な企業を紹介してくれます。これにより、一人で探すよりもスムーズに選考を進められるでしょう。

一方で、エージェントによって紹介できる業界や企業規模は異なります。自分に合った企業をじっくり見極め、ミスマッチを防ぐためにも複数のエージェントに登録して比較しながら活用するのが賢い方法です。

自分に合ったエージェントの選び方が知りたい方は、「就活エージェントとは?無料で使える仕組みや選び方を解説」の記事をご覧ください。

就活イベントに参加する

通年採用を実施する企業と直接コンタクトをとるために、合同説明会やマッチングイベントへ積極的に足を運びましょう。一度にたくさんの企業と直接会えるため、時間の節約になるだけでなく、今まで考えていなかった業界や職種に出会える可能性もあります。

イベントの場では、Web上の情報だけでは分からない企業のリアルな社風や、採用担当者の生の声を肌で感じられるため、自分に合った企業を見極めることも可能です。

特に通年採用に積極的な企業が集まるイベントでは、その場で一次面接の予約ができたり、選考直結のルートを案内されたりすることも珍しくありません。短期間で多くの企業と接点をもてるため、就活を効率的かつ有利に進められるでしょう。

かんたん1分!無料登録プロに選考の不安を相談する

 

通年採用を通過するための5つの対策

通年採用を行っている企業はグローバルな視野を持っていたり柔軟性があったりするので人気度も高く、就職難易度は決して低くはないのが現状です。

しかし、対策を万全にすることで内定獲得は目指せます。ここでは、通年採用を突破するための対策法を5つ解説します。

通年採用を通過するための5つの対策のイメージ

1.自己分析をブラッシュアップする

通年採用を突破するには、自己分析をブラッシュアップすることが大切です。通年採用を行っている企業は、応募者の価値観や人柄、自社で活躍できる再現性をじっくりみて選考を進める傾向があります。また、海外大生や既卒生など時期によって異なるバックグラウンドをもつライバルと競合するため、自分の強みや価値観を言語化できていないと埋もれてしまうでしょう。

そこで重要になるのが、学生時代に得た能力や強みを単なる「思い出」で終わらせず、どんな状況でも「入社後にどう活かせるか」を自分の言葉でアピールできるレベルまで磨き上げることです。これが、激戦を突破するカギとなります。

効率良くアピール素材を抽出するには、まず「自分史」を作成するのがおすすめです。自分史とは、今までの自分の半生を年代順に振り返り、経験したことやその時の感情を視覚化したもの。それぞれの時期において、以下の項目を書き出してみましょう。

・経験したこと(具体的な事実)
・その時どう考え、どう感じたか(モチベーションの源泉)
・その経験から何を学んだか(再現性のある強み)

自分史を作成することで、「自分が何に対してモチベーションが上下するのか」「困難に直面したとき、どう乗り越える傾向があるのか」という自分独自の行動特性が浮き彫りになります。

すでに自己分析を終えている人も、このステップで「強みの根拠」をより強固にブラッシュアップしてください。ライバルに差をつけ、通年採用の面接官に「この人こそ自社に必要な人材だ」と確信させるための、強力なアピール材料が手に入るはずです。

2.差別化を図る企業研究

通年採用では、自己分析と並行して企業研究の徹底も重要な対策です。業務内容はもちろん、企業理念や社風など、志望企業の特徴をしっかり頭に入れておく必要があります。企業に関する情報収集は、企業のホームページや就活サイトを利用するなどして積極的に行いましょう。

また、時間に余裕がある人は、OB・OG訪問を行い、その企業で働いている人の生の声を聴いてみることをおすすめします。社内環境や、上司との関係、教育制度などWebサイトからでは分からないリアルな社内事情を把握しておくことで、面接やエントリーシートでその企業でなければならない理由を明確にできるでしょう。

3.説得力のある志望動機を作成する

説得力のある志望動機を作成するのも、通年採用を突破するために欠かせない対策です。通年採用の選考においても、志望動機が重要視されます。「なぜその企業なのか」「その企業で将来何がしたいのか」を明確にし、志望意欲の高さをアピールしましょう。採用担当者や面接官を納得させる志望動機をいかに作成できるかが、通年採用選考突破へのカギとなります。

説得力のある志望動機を作成するには、先にお伝えしたように、自己分析と企業研究が欠かせません。また、志望動機を話す構成も確認しておくことが重要です。これらを押さえて、ほかの就活生に差をつける志望動機を作成しましょう。

採用担当者に評価される志望動機を作成したい方は、「志望動機のポイントとは?基本の構成や評価される書き方を例文とあわせて解説」の記事をご参照ください。

4.実績を積んでアピール

通年採用で内定獲得を目指すなら、実績を積んでアピールするのも良いでしょう。通年採用では、新卒の学生に対しても専門スキルや実績を求められる傾向にあります。

就職経験のない新卒学生にとって実績となりえるのが、企業インターンシップへの参加や大学の研究、課外活動です。特に長期間のインターンに参加すると実践的な業務経験が積めるため、ガクチカや面接などでも「即戦力となる実績」としてアピールでき、企業からの評価も高くなります。

5.面接での話し方・伝え方を意識する

通年採用を通過するための最終関門として、面接での話し方・伝え方を意識することが極めて重要です。通年採用では選考にゆとりがあるぶん、動作や話し方、表情など細かい点も評価対象としてみられています。どれだけ素晴らしい実績や志望動機があっても、面接官に適切に伝わらなければ評価にはつながりません。

ここでは、面接で好印象を与えるための3つのポイントを紹介するので参考にしてください。

相手の理解を促す話し方を心掛ける

通年採用の面接では、相手の理解を促す話し方を心掛けましょう。面接は、自分の経験してきたことや能力を発表する場ではありません。面接官との対話の場であり、あなたと面接官とのコミュニケーションによって成り立ちます。そのため、一方的な話し方では相手が理解しているのかどうかも分からず、ひとりよがりなものになってしまいかねません。

面接で特に重要なのは、「相手の立場になって考えること」です。まずは、ゆっくり話すことを意識しましょう。面接では緊張して自然と早口になってしまうことが多々あるので、意識してゆっくり、はっきり話すようにします。

次に、話す順番にも注意が必要です。必ず、結論から述べましょう。はじめに結論を伝えることで、面接官はそのあとの話の展開を予測しやすくなり、理解の負担が格段に減ります。

さらに、表情をつけて話すことも大切です。なぜなら、無表情で話し続けると、言葉に感情が表れず、あなたの入社したいという意欲が十分に伝わらない可能性があるからです。話す内容に合わせて明るい表情を作ったり、声のトーンに抑揚をつけたりして、感情を乗せて伝えることを意識しましょう。

自分のくせや動作を直す

面接の通過率を上げるためには、自分のくせや動作を意識して改善することも大切です。話している最中に髪を触る、貧乏ゆすりをする、視線が泳ぐといった無意識の動作は、面接官に自信のなさを感じさせてしまいます。

正しい姿勢をキープし、相手の目をしっかりと見てハキハキと話すだけでも、面接官に与える印象は大きく変わり、安心感や信頼感を勝ち取れるでしょう。

録音・録画やプロとの練習で見直す

自分の話し方を見直す方法としては、第三者に見てもらうのがおすすめです。家族や友人、または就職エージェントのキャリアアドバイザーと一緒に、本番を想定して面接対策を実施しましょう。第三者に見てもらうことで自分では気付けなかった話し方の改善点が出てくるかもしれません。

また、自分の話し方を録音・録画して見直すのも一つの方法です。見返すことで、「棒読みだな」「無表情だな」「早口だな」などさまざまな点に気づけるでしょう。

かんたん1分!無料登録プロに選考の不安を相談する

 

企業によって異なる通年採用の方法

通年採用とひと口に言っても、その手法や制度の設計は企業によって千差万別です。自社の採用課題や求める人物像に合わせて、各社が独自の柔軟なスタイルで実施しています。

画一的なスケジュールがないからこそ、企業ごとのアプローチの違いを理解しておくことが重要になります。以下で、具体的にどのような方法で通年採用が行われているのか、主なパターンを解説するのでチェックしてみてください。

入社時期を決める

通年採用を導入する企業の多くは、従来の「4月一括入社」という固定概念にとらわれず、柔軟な入社時期を設けています。これは、海外の大学を卒業した学生や、個別の事情をもつ優秀な人材を逃さないための施策です。

たとえば、春卒業の学生は4月入社、秋卒業の留学生は9月や10月入社といったように、複数の入社タイミングを選択できるようにしているケースが目立ちます。なかには、内定が出た直後の月や、学生が希望する任意の月から働ける「随時入社」を採用する先進的な企業も現れ始めました。

このように入社時期が多様化することで、就活生は学業や留学のスケジュールを犠牲にすることなく、自身の最適なタイミングでキャリアをスタートできるようになります。

採用形態を職種によって変える

職種によって採用の窓口や選考基準をガラリと変えることも、通年採用における主な特徴です。すべての職種を同じスケジュールで一括採用するのではなく、企業は専門性や人員の必要度に応じて柔軟にコントロールしています。

たとえば、高い専門スキルが求められるITエンジニアやデータサイエンティストなどの採用では、1年を通じて優秀な人材を募る通年採用が基本です。一方で、総合職やビジネス職については、これまで通り一定の時期にまとめて選考を行うなど、双方を組み合わせた「ハイブリッド型」の形式をとる企業が少なくありません。

学生側としては、自分が志望する職種でどのような採用形態がとられているかを事前に把握し、個別の対策を立てる必要があります。

応募条件の幅を広げる

通年採用を行う企業は、応募者のバックグラウンドに対する制限を緩め、幅広い人材を受け入れる傾向があります。年齢や学年、卒業時期による一律の制限を取り払うことで、より多様なポテンシャルを持った人材に出会えるからです。

具体的には、大学3年生やそれ以下の学年からの応募を認めたり、卒業後数年以内の既卒者や第二新卒者を新卒枠と同様に扱ったりするケースが挙げられます。これにより、卒業時期が異なる海外大学の学生や、インターンシップを通じて早期から活動している学生も、時期の制約を受けずに自身のタイミングで挑戦できるようになるでしょう。

門戸が広く開かれているぶん、ライバルの層も厚くなります。そのため、これまでの学生生活で培った独自の経験や強みをしっかりとアピールしていくことが必要です。

さまざまな選考プロセスの導入

時期に縛られない通年採用では、選考のプロセス自体も個々の応募者に合わせてカスタマイズされるケースが増えています。従来のような一斉に行うWebテストや集団面接の代わりに、個人のスキルやスケジュールに最適化された選考フローが用意されるケースが少なくありません。

一般的な選考の流れと、通年採用でみられる独自の選考プロセスの例を比較してみましょう。

選考プロセスの要素 従来の新卒一括採用 通年採用で導入される主な方法
初期選考 ・一斉Webテスト
・書類選考
・通年受付のマイページ
・いつでも受験可能な適性検査
面接形式 ・集団面接
・複数回の対面面接
・1on1のオンライン面接
・動画面接によるスクリーニング
実務・グループ評価 グループディスカッション ・長期インターンシップへの参加
・実務型ワークの課題

このように、Webをフル活用した個別最適化された選考や、インターンシップを通じたマッチング重視の選考が目立ちます。就活生は、いつどのステップから参加しても実力を発揮できるよう、早めの準備と柔軟な対応力を身につけておくことが大切です。

時期が固定されていない通年採用だからこそ、「まだ大丈夫」と後回しにせず、自発的に動く準備をしておくことが成功へのカギとなります。

就活を成功させるために必要な準備は、「就活を適当にすると後悔する?失敗しないための準備と効率的な進め方を解説」の記事を参考にしてみてください。

かんたん1分!無料登録プロに選考の不安を相談する

 

就活で通年採用の企業を受けるか悩む方へ

通年採用は、時期に縛られず自分のペースで進められる魅力がある一方、ライバルの増加による倍率の高さや、企業ごとの情報収集・スケジュール管理の難しさといったデメリットもあります。

「本当に自分に合っているのか」「どう対策すべきか」と悩むときは、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。キャリアチケット就職エージェントでは、専属のキャリアアドバイザーがあなたの希望や適性を丁寧にヒアリングし、数ある企業のなかから最適な通年採用の求人を紹介します。

また、難易度の高い通年採用を突破するために不可欠な自己分析のブラッシュアップや、説得力のある志望動機の作成、面接での伝え方のコツまで徹底的にサポートするので、スムーズに就活を進められるでしょう。

サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。

かんたん1分!無料登録プロに選考の不安を相談する

 

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケット就職について

キャリアチケット就職エージェント 」は、量より質の就活を叶える無料の就活支援サービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性に寄り添い、自己分析から企業紹介、面接対策まで一貫して伴走します。

就活の進め方に迷う時期から内定獲得まで、就活に関わるどんな悩みも丁寧に寄り添い、あなたの就活をバックアップします。

登録は無料!あなたに合う企業をご紹介

あなたの卒業年度を教えてください

プロのアドバイザーが
あなたの就活をサポート

簡単30秒

無料サポート登録

当てはまるお悩みをお選びください