このページのまとめ
- 近年通年採用を実施している企業は増えている
- 通年採用を通過するためには自己分析・企業研究・志望動機の徹底が不可欠
- 通年採用では企業とのマッチに加えて、実績やスキルも重要視される
「通年採用とはどんな採用なのか」「就活をするうえで一括採用と比べて難しいのか」と気になっている学生も多いでしょう。
この記事では、通年採用を利用することによって新卒就活生が受ける影響や、企業にとってのメリット・デメリット、内定獲得に向けての対策などを解説しています。
通年採用を行っている企業の特徴もご紹介しているので、通年採用に向けて準備を万全にしたい方は、最後まで読んで参考にしてください。
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- 通年採用を企業が実施する理由
- 内定辞退者が出た場合の人材補充
- 幅広い人材を受け入れるため
- 通年採用と一括採用の違い
- 通年採用の学生側のメリットとデメリット
- メリット①複数の企業に応募できる
- メリット②同じ企業に何度も応募できる
- メリット③早く内定がもらえる
- デメリット①選考のレベルが高くなる
- デメリット②倍率が高くなる
- 通年採用の企業側のメリットとデメリット
- メリット①優秀な人材と出会える
- メリット②選考に時間をかけられる
- デメリット①コストが増える
- デメリット②滑り止めとしての応募が多くなる
- 新卒の通年採用をしている企業の探し方
- 求人サイト・逆求人サイトの利用
- 就活エージェントの利用
- 就活イベントに参加する
- 通年採用を通過するための対策
- 自己分析の徹底
- 企業研究の徹底
- 志望動機の徹底
- 実績を積む
- 通年採用の就活通年採用で悩んでいるあなたへ
通年採用を企業が実施する理由
通年採用とは、時期にかかわらず一年通して行っている採用のこと。新卒採用は春や夏に行われる一括採用が主流でしたが、近年、通年採用をスタートする企業は増える傾向にあります。
では、なぜ企業は通年採用を積極的に実施するようになったのか、その理由を解説します。
内定辞退者が出た場合の人材補充
新卒一括採用後に「内定者が内定を辞退した場合」への措置として、通年採用が取り入れられています。
通年採用では、時期に左右されずに採用活動を開始できるので、内定辞退者の補充や、予算や会社の事業改革などによる急な人員不足への対応も可能になります。
幅広い人材を受け入れるため
企業が通年採用を取り入れるようになった背景として、企業の多様化が進んだことが挙げられます。グローバル展開している企業や外資系企業など、帰国子女や留学生を受け入れたいという糸があります。
就活の基本的なスケジュールが知りたい方は「大学4年から就活するのは遅い!基本スケジュールと注意点を解説」の記事も参考にしてみてください。
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通年採用と一括採用の違い
通年採用は、今まで主流だった新卒一括採用と比べてどのような違いがあるのでしょうか。特徴や違いを知ることで、より万全な準備を持って通年採用に挑むことができます。
「新卒一括採用」は、毎年同じ時期にまとめて学生を募集し選考、採用します。多くの就活生が応募するので、企業側には
一気に就活採用を行うので、採用のコストを削減できる
などのメリットです。
一方で、「通年採用」では1年を通して採用活動を行うため、学生の応募のタイミングによって選考スケジュールが異なります。一度に多数の学生と比較することは難しいですが、一人ひとりをじっくり選考できるため、より自社の理想の人物像に近い学生を見つけることが可能と言えます。また、決められた期間でなくても、企業が必要な時期に採用ができるという点も特徴です。
そのほかの採用について知りたい方は、「夏採用で内定を獲得しよう!選考対策のポイントや注意点を解説」「秋採用で内定を獲得する5つのポイントとは?企業の探し方や注意点も解説」「冬採用攻略法!他時期の採用との違いや特徴・対策など解説」の記事も参考にしてみてください。
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通年採用の学生側のメリットとデメリット
通年採用になることで、新卒就活生にはどのような影響があるのかを解説します。メリット・デメリットをしっかり把握してから通年採用に臨みましょう。
メリット①複数の企業に応募できる
通年採用による学生へのメリットの一つ目は、応募できる企業の数が増やせることです。多くの応募者が集中する一括採用は、当然ライバルも多くなり、また時間も限られているため精神的にもプレッシャーが大きくなりがちです。
一方、通年採用はスケジュールにも余裕があるため、一社ごとの選考に対してしっかり準備をして就職活動ができます。
メリット②同じ企業に何度も応募できる
通年採用による学生へのメリットの二つ目は、同じ企業に数回エントリーができるという点です。一般的な新卒採用では、通常、同じ企業の選考を2回受ける事はできません。
一方、通年採用では1年生からでもエントリーできるので、もし選考を通過できなかったとしても、翌年に再度選考を受けられる可能性が高いです。
ただし、これは企業によって方針が異なるので選考を受ける前にしっかりと確認しておきましょう。
メリット③早く内定がもらえる
通年採用は、内定が早くもらえる可能性があるのもメリット。一括採用は大学3年生〜4年生の期間に就活を始めることがほとんどですが、通年採用の場合は、極端に言えば大学1年生のときに内定をもらうことも可能です。早期に内定を獲得できたら、心に余裕を持って残りの就活ができるでしょう。
デメリット①選考のレベルが高くなる
通年採用のデメリットとしては、選考のハードルが高くなるということが挙げられます。ある程度決まった採用枠での大規模な募集の一括採用に比べ、通年採用では、採用枠が絞られています。学生の能力や適正をじっくり見極める時間が企業側にある分、学生に求められるレベルが高くなりやすい傾向があります。
デメリット②倍率が高くなる
通年採用では選考のレベルが高くなるとともに、倍率も高くなる傾向があります。その大きな理由は、一般採用のように一括で大量の学生を募集しないので採用枠が狭くなること。もうひとつに、募集対象の幅が広がるということが挙げられます。一般採用の対象は、「卒業年度が同じ学生」だったのに対して、通年採用では「大学1年生〜4年生」「留学帰国者」「既卒者」なども含まれるようになるからです。
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通年採用の企業側のメリットとデメリット
「通年採用をすることで企業側にもメリット・デメリットはあるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。
ここでは、企業が通年採用を行うメリット・デメリットについて解説していきます。企業側の事情も把握した上で通年採用に臨みましょう。
メリット①優秀な人材と出会える
通年採用をすることによって、優秀な人材と出会える可能性が高いです。志望意欲が高く準備万全の体制で臨んでくる就活生が多いので、適性をしっかり見極めた上で採用ができ、お互いのミスマッチも軽減することができます。
メリット②選考に時間をかけられる
通年採用では、応募期間や選考期間が決められていないので、企業はじっくりと時間をかけて選考をを実施することができます。たとえば、面接回数を増やしたりグループワークを行ったり、選考内容を細かく設定することで、志望者を見極める精度も高くなります。
デメリット①コストが増える
通年採用では、一括採用と違い、年間を通して募集と選考を行っており、採用広告の掲載期間も伸びるのでその分コストがかかる場合が多いです。また、選考の進み具合や採用時期にばらつきが出てくるので、採用担当者の負担が大きくなり、年間を通してのスケジュール管理が課題になるでしょう。
デメリット②滑り止めとしての応募が多くなる
通年採用を行う企業のデメリットなのが、「滑り止め」としての応募対象となってしまう点です。第一志望企業の選考が通らなかったためエントリーする学生は、企業に対しての志望熱意が低い可能性があり、逆に、とりあえず内定をひとつ獲得し、本命の企業に受かったらそちらに移行すると考えている学生の2通りのパターンが考えられます。どちらのパターンの学生にしても、内定を辞退してしまう可能性が高くなることが、企業側にとって大きなデメリットとなります。
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新卒の通年採用をしている企業の探し方
通年採用は、企業によって採用スケジュールが異なるため、自分で積極的に情報収集を行う必要があります。通年採用を実施している企業の探し方をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。
求人サイト・逆求人サイトの利用
まずは、通年採用を行っている企業の求人が載っている求人サイトの利用です。新卒一括採用に向けての求人公開しかしていない大手求人サイトもありますので確認してから登録しましょう。
また、逆求人サイトに登録しておくことも大切です。就活生が登録したプロフィールを見た企業からオファーが届くので、効率的に企業とつながることができます。
就活エージェントの利用
新卒の通年採用を行っている企業探しでおすすめなのが、就活エージェントの利用です。面談後に自分にマッチした企業を紹介してくれ、求人サイトに掲載されていない非公開求人も紹介してもらうことができるのが最大のメリットです。就活の専門家からのサービスが無料で受けられるので、利用しない手はないでしょう。
就活イベントに参加する
新卒の通年採用を行っている企業を見つける方法として、就活イベントや合同選考イベントに参加するのもおすすめ。一度にたくさんの企業と直接会えるため、時間の節約になるだけでなく、今まで考えていなかった業界や職種に出会える可能性も。また、オンラインで開催される就活イベントも忙しい就活生は積極的に参加するといいでしょう。
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通年採用を通過するための対策
通年採用を行っている企業はグローバルな視野を持っていたり柔軟性があるので人気度も高く、就職難易度は決して低くはないのが現状。
しかし、対策を万全にすることで内定獲得は多いに可能です。倍率の高い通年採用を突破するための対策法として、ポイントを4つに絞って深掘りしていきます。
自己分析の徹底
通年採用を行っている企業は、その人の価値観や人柄をじっくり見て選考を進める可能性が高いです。そのため、学生時代に頑張ったことを通して得た能力や強みなどを深掘りし、自己分析を徹底的に行いましょう。自己PRや面接対策など、自己分析は就活の基本となる活動です。
企業研究の徹底
通年採用では、自己分析と平行して企業研究の徹底も重要な対策です。業務内容はもちろん、企業理念や社風など、志望企業の特徴をしっかり頭に入れておく必要があります。企業に関する情報収集は、企業のホームページや就活サイトを利用するなどして積極的に行いましょう。
志望動機の徹底
通年採用の選考においても、志望動機が重要視されます。「なぜその企業なのか」「その企業で将来何がしたいのか」を明確にし、志望意欲の高さをアピールしましょう。採用担当者や面接官をいかに納得させる志望動機を作成できるかが、通年採用選考突破へのカギとなります。
実績を積む
通年採用では、新卒の学生に対しても専門スキルや実績を求められる傾向にあります。就職経験のない新卒学生にとって実績となりえるのが、企業インターンシップへの参加や大学の研究、課外活動です。企業での長期・短期インターンに参加すると実践的な業務経験が積めるため、ガクチカや面接などでも「実績」としてアピールでき、企業からの評価も高くなります。
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通年採用の就活通年採用で悩んでいるあなたへ
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困ったことがあったら一人で悩まず、まずは一度ご相談ください。
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