このページのまとめ
- 近年通年採用を実施している企業は増えている
- 通年採用を通過するためには自己分析・企業研究・志望動機の徹底が不可欠
- 通年採用では企業とのマッチに加えて、実績やスキルも重要視される
「新卒就活生が通年採用を受けるメリットは?」「就活をするうえで一括採用と比べて難しいのか」と気になっている学生も多いでしょう。この記事では、通年採用を利用することによって新卒就活生が受ける影響や、企業にとってのメリット・デメリット、内定獲得に向けての対策などを解説しています。通年採用を行っている企業の特徴もご紹介しているので、通年採用に向けて準備を万全にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
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- 就活の通年採用とは?現状を解説
- 通年採用と新卒一括採用の違い
- 通年採用を取り入れている企業は3割程度
- 新卒一括採用が抱える課題
- 通年採用を企業が実施する理由
- 内定辞退に備えるため
- 幅広い人材を受け入れるため
- 就活で通年採用に参加するメリット
- 余裕をもって就活を進められる
- 応募できる企業の選択肢が増える
- 同じ企業に何度も応募できる
- 早めに内定が獲得できる
- 就活で通年採用に参加するデメリット
- 志望者が増えて倍率があがる
- 選考のレベルがあがる
- 就活の情報収集が大変になる
- 長期化でモチベーションを保つのが難しくなる
- 就活の通年採用をしている企業の探し方
- 求人サイトを活用する
- 逆求人サイトを活用する
- 就職エージェントを利用する
- 就活イベントに参加する
- 通年採用を通過するための対策
- 自己分析をブラッシュアップする
- 差別化を図る企業研究
- 説得力のある志望動機を作成する
- 実績を積んでアピール
- 通年採用の面接で心得ておきたい話し方
- 相手の理解を促す話し方を心がける
- 自分のくせを直す
- 話し方を見直す
- 就活生は知っておきたい企業によって異なる通年採用の方法
- 入社時期を決める
- 採用形態を職種によって変える
- 応募条件の幅を広げる
- さまざまな選考プロセスの導入
- 就活生で通年採用の企業を受けるか悩んでいるあなたへ
就活の通年採用とは?現状を解説
就活の通年採用とは、一年中採用を行っている状態のことです。時期を問わず募集しており、求職者が応募が来たら選考を行って採用する形式になります。
企業が通年採用を行うのは、一人ひとりの就活生をじっくりと見極めるためです。一括採用と比べて時間の制限がないため、余裕をもって選考を行うことができます。
また、企業が必要な時期に採用を行いやすいのもポイント。ほかの企業と採用時期をずらすことで、応募者を増やそうとする考えもあります。
通年採用と新卒一括採用の違い
通年採用と新卒一括採用の違いは、採用のタイミングです。新卒一括採用とは、毎年決められたタイミングに新卒者を採用する方式になります。
たとえば、毎年3月にはエントリーが開始され、企業説明会を開催。4月や5月ごろには書類選考や面接が行われ、6月以降に内々定が決まります。
一方で、通年採用はエントリーの時期も選考の時期も決まっていません。応募者が来たら面接を行い、採用していく形式です。なお、新卒に関しては入社予定日は通年採用も一括採用も「卒業後の4月」です。
通年採用を取り入れている企業は3割程度
一般社団法人 日本経済団体連合会の「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果」によると、新卒の通年採用を実施している企業は33%でした。5年後には、55%の企業が実施したいと答えています。
一方で、新卒一括採用を実施している企業は91%もある状況です。しかし、5年後に新卒一括採用を行いたいと答えた企業は79%であり、一括採用よりも通年採用を行いたいと考える企業が増えている状況です。
また、文部科学省の調査では、採用担当者の81.6%が通年採用を取り入れた方がよいと回答しています。現状では新卒採用に通年採用を取り入れる企業はそう多くありませんが、今後は増えていく可能性もあるでしょう。
参照元
一般社団法人 日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果
文部科学省
【プレスリリース】「就職活動と留学に関する意識調査」結果について
新卒一括採用が抱える課題
大学の就職活動といえば、3月から広報活動が始まり、6月から選考がスタートする新卒一括採用が一般的でした。これは日本特有の就職活動に対するルールですが、現在この新卒一括採用に対する課題が浮き彫りになっています。
ひとつ目は、少子高齢化による労働人口の減少です。働く人が少ないため、企業が若手社員を確保するのは簡単ではありません。また、採用したとしても、早期離職者は少なからずいます。そのような現状を打開するため、通年採用を行う企業が増えつつあります。
ふたつ目は、新卒一括採用では帰国子女や留学生の採用のタイミングが合わない可能性があることです。海外の大学卒業後、日本での就活が滞りなくできるように、通年採用を取り入れる動きが見られています。
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通年採用を企業が実施する理由
通年採用とは、時期にかかわらず一年通して行っている採用のこと。新卒採用は春や夏に行われる一括採用が主流でしたが、先述したように近年、通年採用をスタートする企業は増える傾向にあります。
では、なぜ企業は通年採用を積極的に実施するようになったのか、その理由を解説します。
内定辞退に備えるため
内定辞退を防止するために、通年採用を行う企業もあります。新卒一括採用では内定連絡から内定式まで日が空くため、内定式までにほかの企業の選考を受けて辞退を決める就活生も多いようです。
キャリアチケットの「2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)」によると、「現在入社予定の企業を辞退する可能性がある」と答えた25卒の就活生が約2割いました。また、25卒の50%が、「内定がある状態で就職活動を続けている」とも回答しています。
就活生によっては6月など早い段階に内々定を獲得する場合があり、10月の内定式までに4ヶ月ほど期間が空いてしまいます。その間も就活を続ける学生が多く、内定辞退が発生してしまうのです。
企業としては内定辞退が起こると、また採用をしなければなりません。採用活動には時間やコストがかかるため、内定式までの期間があかないように、通年採用を考える企業が多くなっています。
参照元
キャリアチケット
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幅広い人材を受け入れるため
企業が通年採用を取り入れるようになった背景として、事業内容の多様化が進んだことが挙げられます。
グローバル展開している企業や外資系企業など、外国語を必要とする仕事が増加したことなどにより、帰国子女や留学生を受け入れたいと考える企業が増えました。
海外と日本では卒業の時期が異なるため、日本での就職活動が間に合わなかったり、就活の時期と留学が被ってしまったりするケースが大半。
通年採用を導入すれば、時期を問わずに採用活動を行えるため、意欲のある人材を採用する機会をより増やすことができるのです。
就活の基本的なスケジュールが知りたい方は「大学4年から就活するのは遅い!基本スケジュールと注意点を解説」の記事も参考にしてみてください。
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就活で通年採用に参加するメリット
通年採用に参加するメリットには、就活スケジュールに余裕を持てる点や、選択肢が増える点が挙げられます。参加するメリットを詳しく解説するので参考にしてください。
余裕をもって就活を進められる
通年採用を意識することで、早めに動くことができ、余裕をもって就活を進められるようになります。一般的な新卒採用の場合、経団連に加盟している企業のエントリーは大学3年生の3月に決まっています。大学3年生の3月を基準として、就活スケジュールを立てる就活生も多いでしょう。
通年採用の企業であれば、3月に限らずエントリーができます。早めの段階からエントリーや選考を受けようと準備することで、大学3年生の3月には万全の状態で就活に臨めるでしょう。また、志望する企業が見つかった時点で、選考に応募できる点もメリットです。
応募できる企業の選択肢が増える
通年採用でエントリーのタイミングがずれることで、応募できる企業の選択肢が増えます。一括採用にエントリーする場合、選考を受けるだけではなく、説明会への参加やエントリーシートの提出なども並行して進める必要があるため大変に思うこともあるでしょう。
しかし、通年採用の企業を受ける場合には、就活が本格化するタイミングとは別に選考を受けられます。興味のある企業の選考を受けやすくなるほか、説明会や選考のスケジュールかぶりも避けられるでしょう。
同じ企業に何度も応募できる
通年採用を行う企業のなかには、再応募ができる企業もあります。たとえば、大学2年生のときに通年採用にチャレンジして不採用でも、3年生のタイミングで再応募が可能なケースも。
一般的な新卒採用の場合、一度落ちると基本的に再応募はできません。もちろん、通年採用でも再応募ができない企業もありますが、何度もチャレンジできる企業もあるので確認しておくとよいでしょう。
早めに内定が獲得できる
通年採用は、内定が早くもらえる可能性があるのもメリット。一括採用は大学3年生〜4年生の期間に就活を始めることがほとんどですが、通年採用の場合は、極端にいえば大学1年生のときに内定をもらうことも可能です。早期に内定を獲得できたら、心に余裕を持って残りの就活ができるでしょう。
また、早く内定をもらえることで、その後の大学生活にも余裕ができ、留学や長期インターンシップ、ボランティアや資格取得など、自分のやりたいことに力を入れることもできます。
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就活で通年採用に参加するデメリット
通年採用には、選考が大変になるなどデメリットもあるので確認しておきましょう。通年採用で考えられるデメリットを解説するので参考にしてください。
志望者が増えて倍率があがる
通年採用の場合、大学3年生、4年生に関係なく応募できるため志望者が増え、倍率が上がる可能性もあります。
一般的な新卒採用の場合、「25卒」「26卒」のように、卒業年度が同じ大学生が応募の対象になります。しかし、通年採用の場合は、「大学1年生〜4年生」が対象になる場合も考えられるでしょう。
加えて、「留学帰国者」「既卒者」「転職希望者」など、大学生以外もまとめて採用しようと考える企業も出てきます。応募できる対象が増えることで、志望者が増えて倍率が高くなるのはデメリットです。
選考のレベルがあがる
通年採用は採用枠が少なくなりやすく、選考のレベルが上がりやすいデメリットもあります。企業はそのときに必要な人数だけを絞って募集する場合が多いからです。
新卒一括採用の場合、ある程度の人数をまとめて採用しようとするため、採用枠も多くなる傾向があります。内定辞退を考え、多めに採用する企業も多いでしょう。
一方で、通年採用は1年中採用しているため、今必要な人材や人数を考えて採用できます。選考の基準が高くなりやすいため、より入念な就活準備が求められるでしょう。
就活の情報収集が大変になる
通年採用の場合、企業ごとの情報を追うのが大変になります。一般的な新卒採用の場合、3月の解禁時に就活サイトを見れば企業情報を集められます。説明会や選考も、ある程度時期が固まっているでしょう。
一方で、通年採用の企業はいつ説明会をするのか、いつ選考をするのか決まっていません。1社ごとの応募状況や採用スケジュールを自分で確認する必要があるため、手間に思うこともあるでしょう。
長期化でモチベーションを保つのが難しくなる
就活が長期化することで、モチベ-ションの維持も難しくなります。意欲の高い学生は、大学1年生から就活を始めるからです。ただし、大学生は就活だけではなく、学業やサークル、アルバイトなどもあります。就活と並行して進めるのが大変になり、モチベ-ションを下げることもあるでしょう。
通年採用になると就活の期間は自分次第になるため、モチベ-ションの管理が大変です。モチベーション維持のコツについては、「就活でくじけそうになったら?内定のために気持ちを切り替える4つの思考法」の記事で解説しているので参考にしてください。
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就活の通年採用をしている企業の探し方
先述したように、通年採用は企業によって採用スケジュールが異なるため、自分で積極的に情報収集を行う必要があります。通年採用を実施している企業の探し方をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。
求人サイトを活用する
通年採用を行う企業を探すために、求人サイトを活用しましょう。求人サイトには、今募集を行っている企業が基本的に掲載されているからです。
現時点で募集をしていない企業は、そもそも求人を出していません。一般的な求人サイトをチェックしておくと、どのような企業が募集しているかがわかります。
逆求人サイトを活用する
逆求人サイトに登録し、オファーを待つのもおすすめです。逆求人サイトとは、就活生が登録したプロフィールを企業がチェックし、面接したいとオファーを出すサイトのこと。
逆求人サイトでオファーを出す企業は、採用意欲の高い企業です。今人材を募集している企業なので、内定獲得も目指しやすいでしょう。
就職エージェントを利用する
通年採用を行っている企業探しでために、就職エージェントに相談するのもおすすめです。就職エージェントでは選考対策だけではなく、企業の紹介を行っている場合もあります。
アドバイザーに相談することで、自分にマッチする企業だけを紹介してもらえたり、求人サイトにはない非公開求人を紹介してもらえたりすることも。プロ目線で合う企業を紹介してもらえるので、ミスマッチも起きにくくなります。
就職エージェントのなかでもおすすめなのは、キャリアチケットです。あなたにマッチする企業を厳選してご紹介します。
企業の紹介はもちろん、内定獲得に向けてエントリーシート対策や面接対策なども充実。通年採用を行う企業への入社を目指すなら、ぜひキャリアチケットにご相談ください。
就活イベントに参加する
新卒の通年採用を行っている企業を見つける方法として、就活イベントや合同選考イベントに参加するのもおすすめ。一度にたくさんの企業と直接会えるため、時間の節約になるだけでなく、今まで考えていなかった業界や職種に出会える可能性も。また、オンラインで開催される就活イベントも忙しい就活生は積極的に参加するといいでしょう。
就活に役立つサイトを紹介している「スムーズな就職活動のために!就活におすすめのサイト情報」の記事も参考にしてください。
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通年採用を通過するための対策
通年採用を行っている企業はグローバルな視野を持っていたり柔軟性があるので人気度も高く、就職難易度は決して低くはないのが現状。
しかし、対策を万全にすることで内定獲得は大いに可能です。倍率の高い通年採用を突破するための対策法として、ポイントを4つに絞って深掘りしていきます。
自己分析をブラッシュアップする
通年採用を行っている企業は、その人の価値観や人柄をじっくり見て選考を進める可能性が高いです。そのため、学生時代に頑張ったことを通して得た能力や強みなどを再度深掘りし、自己分析をブラッシュアップしましょう。自己PRや面接対策など、自己分析は就活の基本となる活動です。
「自己分析のやり方がわからない」という人は、まず自分史を作成するのがおすすめです。自分史とは、今までの自分の半生を振り返ったもの。これまで経験したことや学んだことを年代順に考えてみることで、今まで忘れていたできごとも思い起こすことができるでしょう。
一般的には、小学校、中学校、高校、大学と学校で分けると書きやすいです。それぞれの学年で、「経験したこと」「経験から考えたこと・感じたこと」「経験から学んだこと」のそれぞれの項目を作り、振り返ってみましょう。項目は追加してもかまいません。たとえば「悲しかったことできごと」「嬉しかったことできごと」など細かく分けるのも一つの方法です。
このように、自分史を作成することで、自分の考え方や学んだことが視覚化でき、何に対してモチベーションが上下するのか、どんな強みがあるのかなどわかりやすくまとめることが可能です。自己分析をすでに行った人も、自分史を作成することで自己分析に磨きをかけることができるでしょう。
差別化を図る企業研究
通年採用では、自己分析と平行して企業研究の徹底も重要な対策です。業務内容はもちろん、企業理念や社風など、志望企業の特徴をしっかり頭に入れておく必要があります。企業に関する情報収集は、企業のホームページや就活サイトを利用するなどして積極的に行いましょう。
また、時間に余裕がある人は、OB・OG訪問を行い、その企業で働いている人の意見を聞いてみましょう。社内環境や、上司との関係、教育制度などホームページからではわからない社内事情を収集しておくと、同業他社との差別化を図ることができます。
説得力のある志望動機を作成する
通年採用の選考においても、志望動機が重要視されます。「なぜその企業なのか」「その企業で将来何がしたいのか」を明確にし、志望意欲の高さをアピールしましょう。採用担当者や面接官をいかに納得させる志望動機を作成できるかが、通年採用選考突破へのカギとなります。
説得力のある志望動機を作成するには、先にお伝えしたように、自己分析と企業研究が欠かせません。また、志望動機を話す流れも確認しておくことが重要です。他の就活生に差をつける志望動機を作成させましょう。
実績を積んでアピール
通年採用では、新卒の学生に対しても専門スキルや実績を求められる傾向にあります。就職経験のない新卒学生にとって実績となりえるのが、企業インターンシップへの参加や大学の研究、課外活動です。企業での長期・短期インターンに参加すると実践的な業務経験が積めるため、ガクチカや面接などでも「実績」としてアピールでき、企業からの評価も高くなります。
自己分析のやり方については「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」を参考にしてください。
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通年採用の面接で心得ておきたい話し方
通年採用を導入している企業では、ゆとりをもって志望者の選考ができるメリットがあることをお伝えしました。そのため、志望者のスキルや強み以外にも、動作や話し方、表情など細かい点も評価対象として見ているでしょう。
ここでは、面接で好印象を与えられる話し方のポイントについて解説します。まず、自分の話し方はどうか振り返ってみてください。
相手の理解を促す話し方を心がける
面接は、自分の経験してきたことや能力を発表する場ではありません。面接官との対話の場であり、あなたと面接官とのコミュニケーションによって成り立ちます。そのため、一方通行の会話では相手が理解しているのかどうかもわからず、ひとりよがりなものになってしまいかねません。
面接で特に重要なのは、「相手の立場になって考えること」です。まず、ゆっくり話すことを意識しましょう。面接では緊張して自然と早口になってしまうことが多々あります。意識してゆっくり、はっきり話すようにします。
そして、内容を話す順番にも注意が必要です。はじめに、結論を述べるようにしましょう。結論を話しておくことで、面接官は話の内容を理解しやすくなります。
さらに、表情をつけて話すことも大切です。なぜなら、無表情で話し続けると、言葉に感情が表れず、あなたの入社したいという意欲が十分に伝わらない可能性があるからです。話すときは棒読みにならないように気をつけ、話す内容によって表情を変えるようにしましょう。
自分のくせを直す
あなたは、話をするときの自分のくせを知っているでしょうか。たとえば、「えっと、そうですね、私の強みは…」など話し始める前に必ず「えっと、そうですね」をつけてしまったり、「え〜」「あの〜」など話の途中に何度もいってしまっている場合は、内容が聞き取りにくいことがあります。自分に口ぐせがあるかどうか振り返ってみましょう。
話し方だけではなく、動作にも気をつけてください。足を小刻みに動かす、頭をかく、前髪を触るなど、無意識にしてしまっている動作があるかもしれません。そのような言動は、面接官に不快感を与える可能性があります。
話し方を見直す
自分の話し方を見直す方法としては、第三者に見てもらうのがおすすめです。家族や友人、または就活エージェントのアドバイザーと一緒に、本番を想定して面接対策を実施しましょう。第三者に見てもらうことで自分では気付けなかった話し方の改善点が出てくるかもしれません。
また、自分の話し方を録音・録画して見直すのも一つの方法です。見返すことで、「棒読みだな」「無表情だな」「早口だな」などさまざまな点に気づけるでしょう。
面接では、話し方に加えてマナーを守ることも重要です。「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」を参考にして、面接での基本マナーを頭に入れておきましょう。
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就活生は知っておきたい企業によって異なる通年採用の方法
近年、通年採用を導入している、または導入する予定の企業が増えつつありますが、通年採用には先にお伝えしたようなデメリットも存在します。そこで、できるだけ通年採用におけるデメリットを少なくするような工夫が各企業でなされています。
入社時期を決める
通年採用を導入している企業の中には、選考時期は通年としているものの、入社時期を4月・10月、3月・9月などに限定している場合があります。採用工数はかかりますが、その都度採用者の研修を行う必要がなく、ある程度まとめて実施することができるからです。このようにすることで、通年採用と新卒一括採用のよい点を活かすことができます。
採用形態を職種によって変える
企業によっては、特定の職種だけ通年採用を導入していることもあります。通年採用にすることで、より多彩な経験や価値観を持つ人材を見つけやすくなるからです。
応募条件の幅を広げる
新卒一括採用は、その名の通り新卒が対象であることが一般的です。しかし、通年採用では新卒、第二新卒、既卒や転職希望者など幅広い層に対して、オープンに採用を行っている企業もあります。
中には、「30歳未満の人」というように、年齢制限だけ設けている企業も。通年採用を通して、企業はさまざまな経験を経た若手に期待を寄せていることがわかります。
さまざまな選考プロセスの導入
通年採用を取り入れている企業は、選考プロセスも多種多様です。たとえば、エントリーシートの提出は不要で、制作物などの実績を重視する、「実績採用」を行っている企業があります。
また、海外からでも選考に参加できるようにWeb完結型採用を行っていたり、大学1年から選考に参加できる企業もあります。このように、通年採用を導入している企業は、選考プロセスも一風変わっているところが多いようです。
通年採用を導入している企業は、さまざまな経験をしてたくさんのことを学んできた学生と出会うことを期待しています。「大学生のうちにやるべきこと30選!将来や就活にもつながる内容を解説」を参考に、多くのことにチャレンジしてください。
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就活生で通年採用の企業を受けるか悩んでいるあなたへ
「通年採用の就職活動で行き詰っている」「プロからの専門的なアドバイスが欲しい」と思っている方もいるのではないでしょうか。そんなあなたには、キャリアチケットがおすすめです。
キャリアチケットでは、専任アドバイザーによる自己PR添削、面接対策など、ひとりひとりの悩みに合わせた丁寧なサポートを提供しているので、新卒や就活を始めたばかりの方でも安心です。
困ったことがあったら一人で悩まず、まずは一度ご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。