どうするのが効果的?自己PRで部活経験をアピールする方法

このページのまとめ

  • 部活に関する自己PRを考えるときは、企業の視点を理解することが大切
  • 部活経験から、継続力や体力、ストイックさなどがアピールできる
  • 役割や実績、貢献したことは具体的に伝え、その過程も伝える
  • 部活の経験が仕事でどのように役立つかを伝えることも重要
  • アピールポイントは1つに絞る、企業が求める人物像を知るなどのコツを押さえよう

自己PRで部活の経験を効果的にアピールする方法を知っていますか?
部活の経験を自己PRにしたいと考える人は多いようですが、アピールのポイントが見つからず苦戦してしまうケースがあるようです。
このページでは、部活に特化した自己PRのコツをご紹介。企業側の視点やアピールできる内容などについてもまとめたので、参考にしてください。

 

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部活の経験を自己PRするのはあり?

結論からお伝えすると、部活の経験を自己PRにするのは特に問題ありません。ただし、アピール方法を間違えると評価に繋がらないことがあるので注意が必要です。どのようにすれば効果的な自己PRにできるのか知りたい方は、まず企業の視点について理解することから始めましょう。

部活の種類や役割に興味がある訳ではない

企業は、応募者が何の部活に所属してどんな役割を担っていたかということ自体にはそれほど興味はないと言えます。例えば「テニス部に4年間所属していた」と伝えても、テニスをしていたことが直接仕事に活かせる訳ではありません。また、「部長をしていた」「守備のポジションで活躍した」などは、一見すると効果的なアピールになると考えがちですが、役割を伝えるだけで不十分と言えます。企業が知りたいポイントは、「部活や役割を通して何を学んだのか」「学んだことが仕事でどのように活かせるのか」ということ。部活の種類や役割は、あくまで自己PRのきっかけにすぎないということを覚えておきましょう。

実績より努力した過程を重視

部活の経験をアピールするには、「〇〇大会で優勝」「全国〇位」というような特別な実績をアピールすれば良い…と考える人がいますが、必ずしもそうではありません。先にも述べましたが、採用の場で大事にされるのは、「部活の経験から何を学んだか」という点。たとえすばらしい実績があっても、努力をせず得たものなら評価に繋がらない恐れも。具体的な実績がある場合は、「結果を残すためにどのような努力をしたのか」「目標達成のために工夫した点はどんなことか」などの過程に重点をおいて考えてみると良いでしょう。

 

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部活の経験でアピールできること

自己PRを考えるときに大切なのは、何をアピールポイントにするかという点です。
部活の経験によってどのようなことがアピールできるのか、ケース別にまとめたので参考にしてください。

長期間同じ部活に所属していた場合

・継続力
・忍耐力
・粘り強さ

企業側は応募者に対して「長期的に働いてほしい」という視点で見ています。長期間同じ部活に所属していた場合は、1つの物事に対して継続的に取り組んできたことや粘り強く努力する姿勢などをアピールするのも1つの手。「〇年間何をどれだけ努力してきたか」というように、定量的に伝えるのがコツです。

スポーツ系の部活の場合

・体力
・チームワークを大切にする姿勢
・役割がある場合は工夫点

運動系の部活をしていた場合、体力があることをアピールする方法もあります。一見仕事と関係のないように見えますが、建設現場での仕事や営業などでは、体力が求められることも多いでしょう。また、チームワークで協調性を磨いてきた場合は、自分がどんな役割でどのように工夫してきたかを述べるとともに、仕事でも役立てられることを伝えると効果的です。

個人主体の部活の場合

・ストイックさ
・積極性
・目標達成のために努力する姿勢

個人で頑張ってきた活動がある人は、目標達成のために努力を惜しまない姿勢やストイックさなどをアピールするのがおすすめ。言われたまま行動するのではなく、自分から積極的に挑戦するよう努力していたエピソードなどがあれば、具体的に伝えてみましょう。

 

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部活に関する自己PRのポイント

部活に関する自己PRをするときのポイントを3つご紹介します。

役割や実績、貢献したことは具体的に伝える

役割や実績、貢献したことがある場合は、「具体的に」伝えることがポイントです。例えば「私は部長をしていました」というのは印象に残りますが、それだけでは応募者の人間性や価値観などは分かりません。「部長として部員の相談役になり、チーム全体のモチベーションを上げることに貢献しました」など、自分の行いがイメージできるような伝え方を心がけると良いでしょう。

努力した過程を伝える

アピールポイントを裏付けるエピソードとして、目標達成のために努力した過程や問題が起こったときに工夫した点を伝えると効果的です。「思うような結果が出せなかったとき、練習メニューを見直した」「士気を高めるために、率先して声出しをしてチームを引っ張った」など、具体的な取り組みを盛り込みましょう。

部活の経験が仕事でどのように役立つかを述べる

自分の経験のどんな点がビジネスの場でも役立つのかを考えましょう。必ずしも成功体験である必要はありません。「大きな目標を前に挫折することが多かった。段階的に目標を設定することで、小さな達成感を得られるよう工夫した。入社後は小さな目標を立て、着実にスキルを身についけていきたい」など、失敗経験から仕事に活かせそうなことを考えるのもおすすめです。部活の経験=仕事の業務に置き換えてみるとイメージしやすいでしょう。

 

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より良い自己PRするなら

自己PRをするときに気をつけたいことはいくつかあります。よりよい自己PRにするためにはどうしたらよいか、チェックしましょう。

アピールポイントは1つに絞る

アピールしたいことが多い場合でも、内容は1つに絞るようにしましょう。アピールポイントが複数あると、採用担当者が困惑する恐れがあります。どうしても絞れないというときは2つ位にとどめ、簡潔に分かりやすく伝えるようにしましょう。

企業が求める人物像を知る

企業研究を徹底し、どのような人物を求めているのかを把握しておきましょう。業界によってある程度求める人物像が近い場合もありますが、企業独自の考えを持っている場合もあります。企業研究をするときは、その企業ならではの取り組みやニーズまで調べるようにすると良いでしょう。

仕事で役立つ経験、学び、スキルをアピールする

どんなに良い自己PRをしても、企業の求める能力や価値観と合っていない場合、ミスマッチと判断される可能性もあります。自分の経験をただ伝えるのではなく、仕事に役立てられるかどうかを考えた上でアピールポイントにしましょう。

誰にでも分かる内容にする

ビジネスの場では、円滑なコミュニケーションが大切です。相手に合わせた言葉選びができていないと、話が難しくて理解できない…と悪印象になることも。部活や地域であたりまえのように使っていた言葉でも、人によっては理解しにくいと感じることがあるので注意が必要です。専門用語や方言などはできるだけ避け、誰にでも分かりやすい言葉を選びましょう。


これまで、部活に関する自己PRについてご紹介しましたが、就活中はそれ以外にも対策すべき点はたくさんあります。
就活に関する疑問や不安を解消したいという人は、就職エージェントの活用がおすすめです。
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自己PRに自信のない方、就活相談がしたい方は、お気軽にキャリアチケットまでご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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