自分の特技がわからない人が試すべき方法8選!特技欄の書き方と例文も紹介

このページのまとめ

  • 特技には、必ずしも「誰にも負けない才能」や「圧倒的な実績」が必要なわけではない
  • 自分の特技がわからない場合は、過去の経験や長所・短所などから視野を広げて考える
  • ESの特技欄は「特技(補足説明)」の形で書き、読みやすい文章に仕上げる

自分の特技がわからない人が試すべき方法8選!特技欄の書き方と例文も紹介のイメージ

「ESや面接で伝えられる特技が自分にはない、わからない」と悩む就活生も多いのではないでしょうか。そのような学生は特技を難しく捉えすぎている可能性があります。効率よく特技を見つけるには、広い視野で探すことが重要です。

この記事では、就活でアピールにつながる特技の探し方を解説します。また、ほかの就活生に差をつけるESの特技欄の書き方を例文とともに紹介するので、スムーズな選考突破に向けてご活用ください。

特技の見つけ方と伝え方を相談したい

   
目 次

自分の特技がわからない3つの原因

自分の特技がわからない場合は「難しく考えすぎている」「視野が狭い」「自分を客観的に理解できていない」といった原因が考えられます。3つの原因について詳しく解説するので、自分にあてはまるものがないか考えてみましょう。

1.特技を難しく考えすぎている

自分の特技がみつからない人は、難しく考えすぎている可能性があります。

就活生のなかには「特技=誰にも負けない才能や圧倒的な実績が必要」と重く捉えすぎている人もいますが、そこまで難しく考える必要はありません。

自分のなかで自信を持っている部分や第三者から頼られた経験があれば、特技として十分アピールできます。たとえば、「ポジティブシンキングでその場を明るくすること」や「誰とでもすぐに打ち解けられる」といった性格や何気ない行動も立派な特技の一つです。

実績や成果ばかりを深刻に考えすぎず、自分らしい特技を探しましょう。

2.特技探しの視野が狭い

視野が狭いと、特技がなかなか見つからない可能性もあります。第三者からすると、すごいことでも、自分のなかで「このくらいできて当たり前」「知り合いはもっとすごい」と思い込んでいる場合、特技として自覚できません。

自分のなかの思い込みを外すためにも、誰かに褒められた経験を思い返したり、第三者に意見を聞いたりするなど、客観的な視点を取り入れて判断しましょう。

また、「特技といえばスポーツや趣味」といった固定概念も、特技がわからなくなってしまう原因です。早起きや掃除などでも、自分のなかで自信があることなら特技になるため、固定概念で制限せず、幅広い視野を持って考えましょう。

3.自分のことを客観的に理解できていない

特技がわからない人は、自分のことを客観的に理解できていない傾向があります。自分の長所や性格を正しく自覚できていないのに、自信のあることを探すのは難しいでしょう。

そのため、特技を見つけるための第一歩として、自己分析を通して自分の本質を正しく知る必要があります。自分の過去の経験や頑張ったことを振り返り、そのなかで何を感じ、学んだのかを書き出してください。結果を分析することで、特技探しの指針となるあなたの長所や性格がわかるでしょう。

自己分析の詳しいやり方やコツ、注意するべきポイントを知りたい人は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」もあわせてご確認ください。

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企業が特技について質問する4つの理由

企業が特技について質問する理由として、学生の人間性や経験、スキルを知るためだけでなく、面接のアイスブレイクに活用したいといった思惑もあります。企業がチェックするポイントを押さえた高評価につながる特技をアピールするために、紹介する4つの理由を把握しておきましょう。

1.学生の人間性や価値観を知るため

企業は特技に関する質問を通して「その人がどんな人間で、何に興味を持っているか」といった学生の人柄や価値観を知りたいと考えています。

たとえば、特技が野球なら「体を動かすことが好き」「集団で何かを成し遂げることにやりがいを感じる」という特徴が読み取れるでしょう。「燻製づくり」「パワースポット巡り」などのユニークな特技なら、個性がありこだわりを持った人物といった印象になります。

つまり、特技そのものではなく、その先にある人柄や性格を重視しているのです。そのため、誰でもイメージできるわかりやすい特技を伝えたほうが、評価につながりやすい傾向があります。あまりにも知られていないものだと面接官も話題にしづらい可能性があるので、世間一般的にある程度知られている特技を選ぶのがおすすめです。

2.学生の経験を知るため

これまでの経験も、特技を通して企業がチェックするポイントの一つです。なぜなら、企業は学生の成長性や継続力などを知りたいと考えているからです。

経験の優劣を評価しているわけではないため、ただ特技を伝えるだけではなく、「特技を身につけるまでどのような姿勢で取り組んだのか」「課題をどのように乗り越えたのか」といったポイントをわかりやすく伝えましょう。

たとえば、特技が「SNSの活用」の場合、特技欄に「SNSの活用(写真の撮り方やタグの付け方を研究し、3カ月でフォロワーを1,000人増やしました)」と記入すれば、取り組み方とあわせて実績を出したことを、明確に伝えられます。

また、大会出場経験や受賞歴といった具体的な経歴や実績がある場合は、記載すると大きなアピールになるでしょう。

3.学生のスキルや能力を知るため

企業は、学生の特技から読み取れるスキルや能力も評価対象としています。

たとえば、「デジタルイラスト」という特技からは、画像編集ソフトのスキルがあると評価できるでしょう。また、「情報の裏付けを取ること」という特技であれば、書籍やインターネットでの情報収集能力があるとわかり、評価対象になる可能性があります。

なお、自分がアピールしたいスキルや能力を伝えるのもよいですが、高評価を目指すなら志望する企業や職種に関連する特技を選ぶことが大切です。「エンジニア職→プログラミング」のように、直接的に関連している必要はありませんが、企業が求める人物像から評価が期待できそうな特技も考えてみましょう。

4.面接時のアイスブレイクに活用するため

企業は面接時のアイスブレイクに活用するために特技を質問する場合もあります。アイスブレイクとは、面接の冒頭で学生が積極的に答えられる質問をすることで、緊張をほぐし、コミュニケーションを円滑にするための手法です。

面接で緊張してしまう学生は少なくありません。また、企業は学生のことを正しく理解し、自社にマッチする人材を1人でも多く採用したいと考えているため、就活生が緊張してしまい、本来の魅力や人柄を伝えられないまま面接が終わってしまう事態はできれば避けたいと考えています。

だからこそ、冒頭で採用担当者から、学生が自信を持って話せる特技の話題を振り、緊張が和らいだ明るい雰囲気で面接を進められるように工夫しているのです。

なお、面接のアイスブレイクで使われる質問には、特技のほかに以下のようなものもあります。

・天気や気候
・趣味
・休日の過ごし方
・時事ネタ など

アイスブレイクの目的は面接の雰囲気を和ませることなので、回答の内容が選考結果に影響する可能性は低いといえます。ただし、面接における最初の質問として第一印象を左右する可能性はあるため、軽視しすぎないように注意しましょう。

面接やESで特技を質問される理由について、さらに詳しく知りたい人は「趣味・特技なんで聞かれるの?採用担当者の印象に残るESの書き方を解説!」もあわせてご確認ください。

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自分の特技がわからない時に試したい8つの方法

自分の特技がわからない場合は、これまでの経験を振り返ったり、企業が求める人物像をヒントにしたりするのがおすすめです。また、アピールしたいスキルから考えたり、身近な人に聞いてみたりするのもよいでしょう。具体的な特技の見つけ方を8つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.過去の経験を洗い出す

自分の特技がわからないときは、過去の経験を洗い出してみる方法がおすすめです。

まずは、これまでの経験を思いつくままに書き出していきましょう。「カフェでアルバイトをしていた」といった特に珍しい経験でなくても構いません。

経験をいくつか書き出したら、以下のような自分にとって印象的な出来事をピックアップしていきましょう。

・コーヒーに詳しくなった
・お客様から接客を褒めていただいた
・新メニューを提案して売上があがった など

印象的なエピソードが見つかったら、以下のように特技に変換できないか考えてみてください。

・コーヒー豆の種類を当てること
・誰とでもすぐに打ち解けられる
・創作料理を作ること など

上記のように、実際の経験や印象深いエピソードから順を追って考えていくことで、スムーズに特技を見つけられるようになるでしょう。

2.企業が求める人物像をヒントにする

企業が求めるスキルや人物像をヒントに特技を考えるのもおすすめです。

たとえば、発想力を求める企業であれば、「サークル活動で演劇をしていた→脚本を担当したことがある」というように、発想力に関連する過去の自分の経験を掘り起こしていきます。

そこから、「脚本を書くこと」「物語を創作すること」といった特技を逆算して考えてみましょう。この方法で見つけた特技であれば、企業が求めるスキルや能力も併せてアピールできるため、高評価につながりやすくなります。

なお、企業の求める人物像を正しく把握するには企業研究が欠かせません。企業研究のやり方やコツが知りたい人は「企業研究のやり方と就活に活かすコツを解説!効率的な進め方とは?」もあわせてご確認ください。

3.アピールしたいスキルから考える

アピールしたいスキルや能力から特技を考えるのもよい方法でしょう。コミュニケーションが得意なら「人の話を聞くこと」「人見知りしないこと」などを特技にすると、特技とスキルの両方をアピールできます。

また、アピールしたいスキルに結びつく特技がどうしても見つからない場合は、新しいことに取り組み、特技を作るのも一つの方法です。たとえば、手先が器用な人であれば「ハンドメイド」「ジオラマの作成」などが取り組みやすく上達も速いでしょう。

4.好きなことや趣味から考える

特技がわからないなら、好きなことや趣味を思い浮かべてみるのもおすすめです。あなたにとっては、ただの趣味や好きでやっているだけのことでも、客観的にみれば特技として捉えられる可能性があります。

自分が情熱を持って取り組んでいることであれば、活動の過程やエピソードも具体的に伝えられるため、採用担当者に興味を持ってもらいやすいでしょう。

なお、就活における趣味・特技の書き方のポイントや伝え方のコツを知りたい人は「趣味・特技を履歴書に書くポイントは?伝え方のコツや例文も紹介!」もあわせてご確認ください。

5.短所から考える

短所や弱みから特技を考える方法もあります。短所と長所はつながっている場合も多く、苦手なことの捉え方を変えるだけで、特技が見つかるかもしれません。

以下のように短所から長所を思い浮かべ、特技に変換できないか考えてみましょう。

・集団行動が苦手→1人で集中して作業に没頭できる
・心配性→あらゆるリスクを考慮して慎重に判断できる
・寂しがり屋→コミュニケーション能力が高い
・柔軟な思考に欠ける→ルールを厳守できる
・面倒くさがり→効率を重視して作業を進められる
・物事を継続できない→好奇心が強く何事にもチャレンジできる

なお、自己PRでの短所の考え方や書き方のコツを知りたい人は「自己PRでの短所の書き方は?好印象になる伝え方も!」もあわせてご確認ください。

6.日常生活から考える

自分の特技がわからない人は、日常生活を思い浮かべてみましょう。

普段の何気ないルーティーンが特技になる場合もあります。たとえば、「毎日3km以上ジョギングしている」「毎朝、6時に起床している」なども、継続力や真面目さをアピールできる特技です。

朝起きてから寝るまでの1日の行動を振り返り、毎日継続している習慣や行動をリストアップしてみてください。

7.身近な人に聞く

友人や家族など、自分をよく知る身近な人に聞いてみるのもおすすめです。身近な人に聞くことで、自分では気づけなかった強みを発見できる場合があります。

「整理整頓が得意」「人を楽しませる旅行計画を立てる」など、自分では特別と思っていないことでも、他人から見れば特技として十分アピールできるものが見つかるはずです。

また、過去に周りの人から褒められた経験を思い浮かべるのもよいでしょう。その経験から「どんな行動で、なぜ褒められたのか」を分析することで、スムーズに特技を見つけられる可能性があります。

なお、他人の視点からみた自分について知る方法として、他己分析を実施してみるのもおすすめです。他己分析のやり方のポイントやコツを知りたい人は「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」もあわせてご確認ください。

8.適性検査を受ける

自分の特技がわからない場合、適性検査を受けるのもおすすめです。

適性検査によって自分の性格や潜在能力を正しく自覚することで、今まで気づかなかった長所や仕事への適性を発見できます。その結果を基に、新しい切り口から特技を見つけられる可能性もあるでしょう。

なお、近年では無料で受けられるWeb診断も増えていますが、結果の精度や項目にばらつきがあります。正確な結果を知るためにも複数の検査を受け、重なる部分を参考に自分らしい特技を探しましょう。

適性検査の詳細や受ける際のポイントを詳しく知りたい人は「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」もあわせてご確認ください。

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企業からの高評価につながる3つの特技

特技は仕事で活かせるものやエピソードを語れるもの、印象に残りやすいユニークなものがおすすめです。好印象を与えられるきっかけになるものを意識して選ぶとよいでしょう。

ここでは、企業からの高評価につながるおすすめの特技を3つ紹介します。

1.仕事の内容に関係するもの

特技は応募先企業の仕事に絡めたものを選ぶのがおすすめです。仕事内容に関係する能力やスキルをアピールできる特技であれば評価につながりやすいため、採用担当者の目も引きやすくなるでしょう。

たとえば、IT企業には即戦力を示せる「プログラミング」や「動画作成」、営業職にはガッツをアピールできる「ラグビー」などスポーツ系がおすすめです。

なお、自信を持って特技だといえるものがあっても、企業の方針や仕事内容とマッチしないなら避けたほうがよい場合もあります。企業理念や社風と照らし合わせて、適したものをピックアップしましょう。

2.エピソードを語れるもの

エピソードを多く語れる特技も企業からの高評価につながりやすい傾向があります。

面接では特技について質問をされるケースも多いですが、エピソードを多く語れるものであれば、面接官から深掘りされた場合でも、対応しやすいです。また、一つひとつの質問に説得力のある回答ができるため、採用担当者の記憶にも残りやすいでしょう。

選考をスムーズに突破するためにも、面接時の流れや質問を具体的に想定したうえで、アピールに困らない特技を選んでみてください。

なお、面接で特技や趣味を聞かれた場合の答え方のコツを知りたい人は「面接で特技や趣味を聞かれたら?答え方のコツを例文付きで解説!」もあわせてご確認ください。

3.印象に残りやすいユニークなもの

印象に残りやすいユニークな特技もおすすめです。採用担当者は数多くのESに目を通すため、ありきたりな特技ではさらっと読み流されてしまいます。見慣れないユニークな特技であれば、ほかの応募者と差別化を図れるだけでなく、興味を持ってもらえる可能性も高まるでしょう。

また、面接でも会話がはずみ、場の空気が和やかになるメリットもあります。さらに、一般的に知られていない特技について、わかりやすく魅力的に話せれば、コミュニケーションスキルのアピールにもつながるでしょう。

面白い特技の具体例や探し方のポイントを知りたい人は「面白い特技の一覧を紹介!個性をアピールして内定につなげよう!」もあわせてご確認ください。

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就活では避けるべき5つの特技

就活で企業に伝える特技として、犯罪を連想させるものや仕事に影響がある内容は避けるべきです。

通常の会話であれば何を特技として伝えても問題はありませんが、就活では企業側に自分をアピールする必要があるため、相手の目線で考えることが大切です。就活では避けるべき5つの特技を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.犯罪を連想させるもの

犯罪につながる恐れがある特技は避けたほうがよいでしょう。具体的には、以下のような特技を伝えるのは不適切です。

・転売
・動物の解剖
・ナイフの収集
・ハッキング
・客引き、スカウト
・バイクの改造 など

企業は社員のトラブルによるリスクを回避したいと考えるのが普通です。そのため、少しでも犯罪の可能性があると判断されれば、その時点で採用を見送られる可能性があります。

たとえ自分では健全な特技と思うものであっても、就活の場では他人から見て犯罪を連想させる特技は伝えないほうがよいでしょう。

2.仕事に支障をきたすもの

就活では、仕事に支障をきたす可能性がある特技も避けたほうが無難です。特に、以下のような特技は、採用担当者から「仕事に影響があるかもしれない」「早期退職の恐れがある」と判断されかねません。

・音楽活動で定期的にLIVEをしている
・配信者やインフルエンサーとして活動している
・副業でお小遣いを稼いでいる
・創作活動の一環として長期の取材旅行に出かける など

なお、上記のような特技は内容自体が不適切なわけではないため、アピールに使用しても構いません。ただし、その場合は「仕事に差し支えがありそう」といった採用担当者の不安を解消するための補足説明が必要です。

あくまで趣味であることをアピールしたり、「学生時代だからこそできた」といった表現を用いたりして、仕事に支障をきたすことなく両立できる旨を伝えましょう。

3.政治・宗教に関わるもの

政治や宗教に関わる特技は、就活で伝える内容として相応しくありません。

たとえば「デモ活動」や「宗教の勧誘」といった特技を書いた場合、「ほかの社員とのトラブルに発展しかねない」という不安から採用を見送られてしまう可能性があります。

政治や宗教に関しては人によって考え方が異なります。採用担当者からしても評価しづらい項目なので、就活ではあえて表に出さないほうがよいでしょう。

4.ギャンブル

「パチンコ」や「競馬」などのギャンブルを特技欄に書くのは控えてください。ギャンブル関連の特技を記載すると「金銭面や私生活がだらしない」「入社後、トラブルを起こしそう」と判断される可能性があります。

応募先の企業がギャンブル関連の事業を行っていれば問題ないケースもありますが、基本的には記載しないほうが無難です。世間一般の基準を踏まえ、採用担当者にどのような印象を与えるか客観的に判断しましょう。

5.アニメやゲーム

アニメやゲームに関する特技も、応募する業界や企業によって評価が変わるため注意が必要です。基本的に、堅実さを重視する企業では避けるのが無難でしょう。

また、単純に「アニメ鑑賞」「ゲームプレイ」を特技として伝えても「発展性がない」と思われてしまい、よい印象を与えない可能性もあります。特技として伝えるのであれば、アニメやゲームを通して新たな発見をした学びや、突き詰めていくうちにアニメやゲームそのもの以外にも興味が湧いたことなどを補足してアピールしましょう。

なお、エントリーシートや履歴書の特技欄を書く場合、内容だけでなく文章表現にも注意しなければなりません。応募書類におけるNGワード・表現について詳しく知りたい人は「エントリーシートや履歴書のNGワードは?就活で気を付けたい言葉を解説」もあわせてご確認ください。

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わからないなら作ればよい!新しい特技の作り方3選

どうしても自分の特技が見つからない場合は、新しい趣味を見つけたり、資格を取得したりして作ってしまうのもよい方法です。新しい特技の作り方を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.新しい趣味を始める

特技を作るために、積極的に新しい物事を始めてみるのがおすすめです。趣味が多ければ多いほど、特技としてアピールできる内容や選択肢が幅広くなります。

趣味は自分の好きなこと、興味のあることで構いません。スポーツが好きなら未経験の種目に、読書が好きなら今まで読んでこなかったジャンルに挑戦するなど、今の趣味から横展開するのもよいでしょう。

なお、思いつかない場合は、友人や家族の趣味に参加させてもらう方法がおすすめです。経験者にその趣味の魅力や上達のコツを教えてもらえれば、新しく始めるハードルが一気に下がります。先入観を捨て、幅広い趣味を経験してみることで、新たな特技が見つかるきっかけになるでしょう。

2.資格取得に挑戦する

特技で能力やスキルを重点的にアピールしたいなら、資格取得にチャレンジしてみるのがおすすめです。資格からアピールにつながる特技を見つけられるだけでなく、学習のプロセスや苦労した点などのエピソードも展開しやすいため、非常に効率的な方法といえるでしょう。

なお、取得を目指すなら、志望企業の仕事に関連するものや将来的に役立つ可能性が高い資格がおすすめです。英語を使う仕事をしたい場合や将来的に海外で活動したいなら「TOEIC」、IT系業界を目指すなら「ITパスポート」や「基本情報技術者」など、自分のビジョンから必要な資格を考えてみましょう。

どのような資格を取得するべきか迷っている学生は「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」もあわせてご確認ください。

3.興味のあるコミュニティに参加する

新しい特技を見つけるために、環境を変えてみるのもおすすめです。

大学のサークルや部活など、限られたコミュニティだけに所属していると、視野が狭くなる可能性があります。新しい特技を見つけるためにも、アルバイトを始めたり、趣味を通じてグループを作ったりするなど、新しい環境に身を置いて、多角的な視点を養いましょう。

参加したコミュニティから新たな価値観に触れ、視野が広がれば、あっさりと自分の特技が見つかる可能性もあります。

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ほかの就活生に差をつけるESの特技欄の書き方5選

特技欄を書く際には、「読みやすくまとめる」「企業・職種を意識した内容にする」「具体的なエピソードや数字を入れる」といった書き方のポイントを意識することが大切です。ESの特技欄を書く際のポイントやコツを5つ紹介するので、ほかの応募者に差をつけるためにご活用ください。

1.「特技(補足)」で読みやすくまとめる

ESの特技欄は、「特技+補足説明」の形でまとめるのがおすすめです。

採用担当者は日々、多くのESに目を通します。「特技+補足説明」の形で書けば、素早く内容を把握してもらえ、「読む側のことまで考えられる人」という評価も得られるでしょう。

また、補足説明は要点をまとめて簡潔な内容にすることも、読みやすくするために欠かせないポイントです。3行程度にまとめ、あまり長くなりすぎないように注意しましょう。

なお、どうしても文章が長くなってしまう場合は、無理に「特技+補足説明」を使う必要はありません。文量や内容によって表現方法を変え、採用担当者に伝わりやすい文章を目指しましょう。

採用担当者に好印象を与えるESの書き方のポイントを知りたい人は「エントリーシート(ES)添削のプロが教えます!好印象を与える書き方のコツ」もあわせてご確認ください。

2.企業や職種にあわせて内容を変える

特技欄に記入する内容は、応募する企業や職種によって変えたほうが評価につながりやすいです。企業の社風や仕事内容にマッチした特技をアピールできれば「自社の特徴を理解している」「入社後の活躍が期待できる」といった好印象を与えられる可能性があります。

企業ごとに内容を変えるのは面倒と感じる人もいるかもしれませんが、採用担当者に興味を持ってもらうには必要な工夫です。ひと手間加えることで、強力なアピールにつながるだけでなく、ほかの応募者と差を付けられる場合もあるでしょう。

3.具体的なエピソードを加える

補足説明には、具体的なエピソードを用いるのがおすすめです。エピソードを掲載することで説得力がアップし、特技とする根拠も伝えられます。

たとえば、特技が「ギター」なら、演奏活動の記録や好きなギタリストなど、「アクロバット」であれば、得意技や体操の経歴などを書き足すのがおすすめです。

なお、就活で使えるエピソードの見つけ方のポイントや、伝え方のコツを詳しく知りたい人は「就活で自分のエピソードはどう伝える?伝え方のコツや注意点を解説」もあわせてご確認ください。

4.数字や固有名詞を入れる

特技の補足説明では、できるだけ具体例を挙げて説明しましょう。たとえば、単に「スペイン語」と書くだけでは「レベルがどれくらいなのか」「得意になったきっかけが何なのか」といったことが伝わりません。

「スペイン語(幼少のころ3年間スペインに暮らした経験があります。スペイン語技能検定2級を取得しており、日常会話には困らないレベルです)」というように、具体的な数字や固有名詞を使って書けば、特技の内容や自分自身についてを採用担当者にイメージしてもらい、印象にも残りやすくなります。

5.OpenESでは内容と文字数に注意する

OpenESを活用する場合、内容と文字数に注意しましょう。

OpenESとは、複数の企業に同じESを提出できるサービスです。企業ごとにESを作成する必要がなく便利ですが、エントリーするすべての企業に同じ内容を送るため、どの企業でも通用する内容にする必要があります。

記入する特技も、企業に合わせて変えることはできません。どのような企業・職種でも好印象を与えるものを考えることが大切なポイントです。

また、OpenESの「趣味・特技欄」の文字数は120字と指定されています。読みやすく端的にまとめることを重視する通常のESとは異なり、より詳しいエピソードを加えて文章量を調整する必要があるでしょう。

OpenESを活用するメリットや書き方のポイントを詳しく知りたい人は「OpenESとは?一般的なエントリーシートとの違いや記載内容を解説」もあわせてご確認ください。

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ESの特技欄に書くアピール例文15選

この項目では、ESの特技欄の具体例をジャンル別に紹介します。紹介する15の例文を参考にして、企業へ好印象を与えられるESを仕上げましょう。

スポーツや文化系の特技例文5選

・水泳(小学生のころから続けており、高校のときクロールでインターハイ全国ベスト8入りした経験があります。)

・スラックライン(7年間続けており、全日本選手権大会で3位になりました。企業CMに出演した経験もあります。)

・茶道(中学から続け、裏千家中級を取得しています。多くの人に茶道や日本文化に興味を持ち、楽しんでもらうため、SNSで参加者を募り、毎月1回お茶会を開いています。)

・バイオリン(幼少のころから続けており、学生オーケストラでも演奏した経験があります。大学時代に出場した全国コンクールでは最優秀賞を受賞しました。)

・筋トレ(中学から週3日間、継続的にスポーツジムに通っており、身体づくりに励んでいます。5年間、体脂肪率10%以下をキープし続けています。)

スキル関連の特技例文5選

・プログラミング(作成したアプリを実際にストアで出品し50万ダウンロードを達成しました。)

・映像制作(中学生のときに独学で映像の撮影・編集を学び、制作を続けています。大学時代に制作した短編映画はショートフィルムコンテストで観客賞を受賞しました。)

・フランス語(1年間の留学経験があります。フランス語検定は2級を取得しており日常会話レベルなら問題なく話せます。)

・暗算(小学生のころからそろばん教室に通っていたこともあり、8桁までの暗算ができます。)

・スピーチ(中学、高校と生徒会長を務め、応援演説や生徒代表のスピーチを人前で話してきました。大人数の前でも全く臆することなく話せるため、生徒や先生方からも好評を得ていました。)

性格・能力関連の特技例文5選

・人を楽しませること(人を楽しませるイベントの企画や旅行のスケジュール作成を任されることが多く、自分でも得意としています。参加した友人や知人には毎回喜ばれています。)

・記憶すること(一度会った人の名前や特徴をすぐに記憶できます。アルバイト先の居酒屋でもお客様との信頼関係構築に役立ち、私目当ての常連も増え店舗売上3割アップに貢献しました。)

・創作料理(外食して美味しかった料理を再現したり、独自に工夫を加えた創作料理を作ったりすることが得意です。アルバイト先の新メニューにも採用され好評を得ています。)

・整理整頓(独自の収納術を考案しており、SNSでも紹介しています。月に2~3回程度フォロワーから依頼を受けて、部屋の整頓や低予算での改装を行い喜ばれています。)

・早起き(朝の時間を語学学習に活用するため、毎日5時に起床しています。余裕を持って準備できるため、中学・高校・大学と無遅刻であり、忘れ物や課題の未提出もありません。)

ほかにも趣味・特技欄の書き方のポイントやコツがわかる例文をチェックしたい人は「趣味・特技欄は自己PRのチャンス!書き方のポイントを例文つきで解説」もあわせてご確認ください。

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自分の特技がわからないと悩んでいるあなたへ

自分の特技がわからないと悩んでいる就活生は少なくありません。実際、企業にアピールできる特技が見つからず、自己否定に陥ったり、ESの項目が埋まらず強い焦りを感じている就活生も多いでしょう。

そのような学生は1人で悩まず、就活のプロに相談してみるのがおすすめです。

「量より質」の新卒就活エージェント「キャリアチケット」では、自己分析や業界・企業研究のお手伝いはもちろん、エントリーシートの添削や模擬面接などの選考対策まで、あなたの就活を総合的にサポートします。

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