OpenESはどう使えばいい?エントリーシートとの違いやメリットを解説

このページのまとめ

  • OpenESは複数企業で使用できるエントリーシート
  • OpenESは就活を効率よく進めるために有効
  • OpenESが使えない企業もあるため確認が必要

OpenESはどう使えばいい?エントリーシートとの違いやメリットを解説のイメージ

「OpenESって何?」「通常のエントリーシートと何が違うの?」と考える就活生も多いでしょう。エントリーシートの代わりに、OpenESの提出を求める企業も増えています。OpenESは複数企業で使用できるエントリーシートであり、就活を効率よく進めるために重要です。

この記事では、OpenESの概要や、通常のエントリーシートとの違いを解説します。利用するメリットも紹介するため、参考にしてください。

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目 次

OpenESは複数企業で使えるエントリーシート

OpenESとは、複数企業の応募に使用できるエントリーシートです。企業ごとに作成する必要がないため、エントリーシート作成の時間を短縮し、効率的に就活を進められます。

また、手書きではなく、インターネットで作成する点もポイントです。書き間違いなどのミスをしても、修正しやすいメリットがあります。

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OpenESと通常のエントリーシートの違い

OpenESは通常のエントリーシートとは違い、リクナビのWebサイトを経由して提出します。ほかにも違いがあるため、活用する前に確認しておきましょう。

通常のエントリーシートについては、「エントリーシート(ES)とは?書類通過率を上げるポイントや例文をご紹介」で解説しています。あわせて参考にしてください。

OpenESはWebサイト経由で提出する

OpenESと通常のエントリーシートの大きな違いは、リクナビのWebサイト経由で提出を行う点です。インターネット上で完結できるため、効率的にエントリーシート提出が行えます。

通常のエントリーシートの場合、手書きで提出したり、印刷して送付しなければなりません。準備にかかる時間が短く、楽にエントリーができます。

OpenESは複数の企業で使いまわしができる

OpenESの場合、複数の企業で使いまわしができる点も通常のエントリーシートとの違いです。一度作成すれば、そのまま別の企業に送付できます。

通常のエントリーシートは手書きの場合が多く、同じ内容でも一から作成しなければなりません。一度作成してしまえば、複数企業で使用できるため、企業研究や面接対策などの時間を増やせます。

OpenESに対応していない企業もある

OpenESの場合、対応していない企業もあるため注意してください。OpenESでエントリーできる企業は数千社です。OpenESに対応していない場合、通常のエントリーシートが必要になります。

総務省の「令和3年経済センサス-活動調査(p1)」によると、2021年6月時点で、日本全国の企業は約367万社です。OpenESに対応していない企業も多く、志望企業で使用できない場合もあると覚えておいてください。

引用元:総務省「令和3年経済センサス-活動調査

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OpenESを就活で活用するメリット

ここでは、OpenESを就活で活用するメリットを解説します。

エントリーシート作成の時間が短縮できる

OpenESの活用により、エントリーシート作成の時間が短縮可能です。どの企業にも共通で使用でき、エントリーするたびに、新しく作成する必要がありません。

ただし、OpenESの質が低ければ、どの企業にも評価されない点には注意してください。複数企業で使えるからこそ、OpenESのクオリティが重要です。

データで提出できるため費用がかからない

OpenESの場合、データで提出するため、費用が掛からないメリットがあります。

通常のエントリーシートの場合、印刷代や証明写真、郵送料などが必要です。多くの企業にエントリーする場合、費用が負担になってしまうでしょう。OpenESはデータで提出できるため、浮いた費用を就活の交通費などに回すこともできます。

証明写真ってどれくらい費用が掛かるの?と思った方は、「証明写真の値段ってどのくらい?スピード写真と写真館でいくら違うのか」を参考にしてください。自分の就活で、どれくらいの証明写真が必要になるかも考えてみましょう。

「PR写真」を使って文字以外でアピールできる

OpenESは、「PR写真」を使って文字以外でアピールできる点もメリットです。文章だけでは伝えにくい魅力も、写真なら一目でアピールできます。

たとえば、OpenESには、「学生時代にうち込んだこと」の項目があります。部活動やサークルの写真を貼れば、文章に加えてさらにアピールが可能です。「正直、文章で伝えるのが苦手」と考えている学生も、効果的にアピールできるでしょう。

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OpenESで記入する項目

OpenESには、「氏名」や「学歴」などの基本項目のほかに、「学生時代にうちこんだこと」など自分をアピールする項目があります。ここでは、OpenESで基本記入する項目とポイントを解説するため、作成時の参考にしてください。

氏名

通常のエントリーシート同様、氏名が必要です。「澁」を「渋」、「邊」を「辺」などのように、略字は使用せず、正式な漢字で記入してください。

現住所

実家ではなく、現在住んでいる住所を記入します。郵便番号や都道府県、マンション名などは省略せずに記入しましょう。番地などについては、「1-1-1」のようにハイフンではなく、「1丁目1番地1号」のように正式に記載します。

番地などの記載方法は、「丁目、番地、号の正しい書き方は?正しい住所の確認方法も解説」で正しい書き方を解説しているので、参考にしてください。

また、長期休暇など、現住所を長期間あける場合は、緊急連絡先を記載しましょう。現住所と緊急連絡先が同じ場合には、「同上」と書いて問題ありません。

学歴・職歴

学校や学部、学科なども略さずに記載しましょう。職歴の欄もありますが、アルバイトは該当しないため注意してください。

また、留学経験がある場合、1年未満の短期留学は「語学留学」と記載します。1年以上かつ、海外の正規学校で学んでいる場合のみ、学歴で記載できるため注意しましょう。

留年や休学、中途退学などの場合も、正確に記載が必要です。嘘の記載をしてしまうと経歴詐称に該当し、採用取り消しや解雇などになる場合があるため、気を付けてください。

趣味・特技

趣味や特技についても、手を抜かずにしっかりと記載しましょう。面接で会話のきっかけになったり、自分の特徴をアピールする材料になったりするからです。企業側も、趣味や特技から性格をイメージし、採用するか考える場合があります。

また、趣味や特技を書く際には、「サッカー(週に2回)」「音楽鑑賞(コンサートにも参加」などのように、具体的に書くようにしましょう。

保有資格

資格については、「普通自動車運転免許(2020年3月)」のように、資格の正式名称と、取得年月を忘れずに書いてください。

TOEICのようにスコアで示される場合は、スコアも忘れずに記載しましょう。

自己PR

自己PRはエピソードを交えて、より強みが伝わるように工夫しましょう。たとえば、「コミュニケーション能力があります」とアピールしただけでは、その根拠がわかりません。

たとえば、「学生時代のアルバイトではお客様対応に力を入れ、満足度でナンバーワンを獲得しました。お客様に適切な対応ができるコミュニケーション能力が強みです」とアピールした方が、より強みが伝わるでしょう。実績や数字を使い、より具体的にアピールできるように工夫してください。

学生時代にうち込んだこと

学生時代にうち込んだことは、部活でもサークルでも趣味でも問題ありません。ただし、うち込んだことから、「何を学んだか」「経験をどのように業務に活かすか」などを説明しましょう。

また、採用担当者は、就活生の考え方や人柄、困難の乗り越え方などを見ています。結果だけではなく、プロセスも含めてアピールしてください。

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OpenESで評価される書き方のポイント

ここでは、OpenESで評価されるために必要な、書き方のポイントを解説します。

自己PRの場合

自己PRの場合、結論から示すのを意識しましょう。結論から示せば、どのような内容について話があるのか、読み手が理解しやすいからです。

また、自分の強みをどのように活かせるかも伝えましょう。強みをアピールしても、業務と関係ない強みでは評価されません。

たとえば、営業職の場合、「強みは課題解決力であり、お客様の抱えている悩みに対して必要なサービスを提供できる」のようにアピールできます。自分の強みをアピールするだけで終わらないように注意してください。

自己PRを伝えるコツは、「受かる自己PRとは?書き方のコツや効果的なアピール方法をご紹介!」でも解説しています。

趣味や特技の場合

趣味や特技の場合には、その経験から何を得たのかを伝えましょう。趣味と関連して、自分の長所をアピールする方法もあります。

たとえば、「趣味はサッカーです。楽しいから続けています」では、アピールができません。「趣味はサッカーです。試合で勝つために話し合い、チームプレーを学びました」であれば、協調性のある人物とアピールできるでしょう。

趣味や特技の内容は、どのようなものでも問題ありません。ただし、何を得たかについて書くようにしましょう。

学生時代にうち込んだことの場合

学生時代にうち込んだことの場合は、「努力した内容と結果」が大切です。「なぜ頑張ろうと考えたのか」「頑張った結果が何を得たか」など、理由を深掘りして説明しましょう。

たとえば、「サッカー部に所属して全国大会で優勝しました」だけでは、具体的に頑張った内容が伝わりません。「体力が足りなかったため、入部から3年間、毎日苦手な走り込みを続けました。その結果、3年生でレギュラーを獲得し、全国大会優勝に貢献しました」であれば、具体的な努力が伝わります。

加えて、「苦手な練習に向き合う忍耐力が成長した」「練習を毎日続ける継続力に自信がある」のように、強みもアピールできます。結果だけではなく、過程も意識して伝えるようにしてください。

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OpenESを作成する際の注意点

ここでは、OpenESを作成する際の注意点を解説します。

指定された文字数を埋めるように書く

OpenESは、指定された文字数を埋めるように書いてください。9割以上は埋めるのがおすすめです。

文字数が少ない場合、空白が多くて志望度が低いと思われるリスクがあります。また、文字数が少ないため、ほかの就活生よりも内容が薄くなるかもしれません。

OpenESは項目により、250文字や400文字など指定があります。少なくても9割、できるだけ文字数ギリギリまで書くようにしましょう。

写真を使って効果的にアピールする

OpenESは写真が添付できるため、アピールに活用しましょう。質問項目に沿った、自分らしさが伝わる写真を選ぶのが大切です。写真がないと、ほかの就活生よりも印象に残らなくなってしまうため、空白で提出しないように気を付けましょう。

エントリーシートに添付する写真のポイントは、「どんな写真が最適?ESで個性をアピールするためのポイント」で詳しく解説しています。

自己PRは特に力を入れる

OpenESでは、自己PRに力を入れてください。採用担当者が特に注目する項目です。

自己PRには、価値観や考え方、人間性などがあらわれます。自己PRの内容で、自社にあうか判断する採用担当者も多いため、時間をかけて作成しましょう。

また、ESの質が高くないまま使い回すと、どこの選考も突破できない可能性があります。提出する前に自己PRをはじめ信頼できる第三者添削をしておきましょう。

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OpenESに関するよくある質問

ここでは、OpenESに関するよくある質問に回答します。

Q.OpenESでは何を書くの?

A.OpenESでは、次のような項目への記入が必要です。

・氏名
・現住所
・学歴・職歴
・趣味・特技
・保有資格
・自己PR
・学生時代にうち込んだこと

OpenESは1度作成すると、複数の企業で使います。一つひとつの項目に力を入れ、アピールするようにしてください。

アピールする際のコツは、「自己アピールの効果的な書き方とは?コツや注意点を例文付きで紹介」で解説しているので、あわせて読んでみましょう。

Q.OpenESで写真は使った方がいい?

A.OpenESでは写真を使うようにしましょう。

写真は自己PRや、学生時代にうち込んだことの項目で使用できます。

Q.OpenESを使うメリットは?

A.OpenESを使うメリットは、効率よく就活を進められる点です。一度作成すれば、複数の企業で使用でき、エントリーごとに書き直す必要がありません。データで提出でき、印刷代や証明写真などの費用がかからない点もメリットです。

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