丁目、番地、号の正しい書き方は?正しい住所の確認方法も解説

このページのまとめ

  • 「丁目、番地、号」はハイフンを使わずに記載する
  • 正しい「丁目、番地、号」はマイナンバーカードや役所の郵送物で確認できる
  • 正しく「丁目、番地、号」を書くことで、履歴書の印象が良くなる

丁目、番地、号の正しい書き方は?正しい住所の確認方法も解説のイメージ

「履歴書やエントリーシートに丁目、番地、号を書くときの書き方が分からない」と悩んでいる人も多いことでしょう。
「丁目、番地、号」を書くときは、ハイフンを使わず漢字で書くことが正しい表記です。正確な住所も合わせて確認しておきましょう。
この記事では、履歴書などに「丁目、番地、号」を書くときの書き方や、正しい住所の確認方法を解説します。

目 次
 

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正しい丁目、番地、号を確認する方法

就職活動の場面では、自分の住所を書く場面がたびたび現れます。履歴書やエントリーシートなどの書類を正しく書くために自分の住所を把握しておくことは欠かせません。

特に、「丁目、番地、号」は正確に把握していない人も多いため、確認できる方法を知っておきましょう。

マイナンバーカード

マイナンバーカードには、自身の正しい住所が記載されています。「丁目、番地、号」の確認に使用するといいでしょう。

もし、マイナンバーカードを所持していなくても、マイナンバーカードの通知書でも確認できます。まだ発行していない人は、通知書を確認してみてください。

役所からの郵便物や書類

役所から送られてくる郵便物や書類でも、正しい「丁目、番地、号」が確認できます。具体的には、次のような書類で確認できるため、覚えておきましょう。

・市民税・県民税のの申告書
・国民健康保険の所得申告書
・国民健康保険の納付書
・市民税・県民税の税額決定または納税通知書

法務局への電話

正しい住所を確認できる書類がない場合、法務局に電話を行うことで確認できます。具体的には、次のような手順で行いましょう。

1.管轄の法務局に電話を掛ける
2.地番照会を依頼する
3.自分の住所を伝える

管轄の法務局は、法務局のサイトで調べることができます。

参照元
法務局
管轄のご案内

法務局に確認する際は、営業時間に注意しましょう。平日の夕方以降や、土日祝などは休みになっています。

・平日:午前8時30分~午後5時15分
・休日:土曜日・日曜日・国民の祝日などの休日・年末年始期間(12月29日~1月3日)

参照元
法務局
業務のご案内

正しい住所が載っていないものに注意

正しい住所が載っていない書類があるため注意しましょう。略称を使用している場合もあるため確認が必要です。たとえば、次のような書類は、正式な「丁目、番地、号」ではないことが多いため、避けるようにしてください。

・運転免許証
・宅配便や郵便物
・地図サービス

一部サービスでは文字数制限などから、住所が省略されている場合もあります。公的書類のように、正しい住所が記載されたものを参考にしましょう。

履歴書の住所の正しい書き方については「【新卒向け】履歴書の住所欄の正しい書き方は?個人情報の記入例付き」も参考にしてください。

 

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正しい住所の書き方

履歴書などで住所を書く場合に備えて、正しい書き方を覚えておきましょう。就職活動だけではなく、社会人になったあとでも必要になるため、確認してください。

番地は丁目、番地、号で表記する

番地を書く際は、「丁目、番地、号」で表記しましょう。また、中央区によると、「「〇丁目」は漢数字、「〇番〇号」は算用数字(アラビア数字)が正しい表記です。」と定められています。

たとえば、「中央区築地1-1-1」に住んでいる場合は、「中央区築地一丁目1番1号」と書くのが正解です。

参照元
中央区
住所の表記と住居表示実施証明書

地域の番地表記を確認する

地域ごとの番地表記を確認しておきましょう。たとえば、「〇番地の△」のように、間に「の」が含まれる地域もあります。自分の住んでいる地域の番地表記を知るためには、「住民票を確認する」または「市役所への問い合わせ」で確認できます。

都道府県から書く

住所を書く際は、都道府県から書くようにしましょう。自分が住んでいる地域と同じ地域に書類を送る場合、都道府県を省略するケースもあります。しかし、正しい住所を書く際には、都道府県を省略せずに書くようにしましょう。

アパート名も省かず正式名称を書く

アパート名やマンション名に関しても、省かずに正式名称を書きましょう。部屋番号も忘れずに書くように注意してください。

ふりがなは市町村まで書く

履歴書やエントリーシートにふりがなの記入欄がある場合、市町村まではふりがなを記入しましょう。その際、「ふりがな」がひらがな表記であればひらがなで、カタカナ表記であればカタカナで記入します。

マンションやアパートに関しては、ふりがながなくても問題ありません。ただし、マンション名などが難しい場合は、ふりがなをふっておくと親切でしょう。

履歴書の基本情報欄の書き方については「履歴書に書く名前や住所…基本情報欄の正しい書き方をご紹介!」も参考にしてください。

 

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履歴書などに住所を書くときの注意点

履歴書などに住所を書くときの注意点も確認しておきましょう。「丁目、番地、号」だけではなく、正しい書き方を覚えることが大切です。

住所が長いときは2行で記載

住所が長くなる際は、2行で書くようにしましょう。

東京都渋谷区神宮前1丁目2番地3号
グッドルッキングビューティースカイコーポ302号室

上記のように書くと、読みやすくなります。アパート名やマンション名が長い場合でも省略せずに、すべて書くようにしましょう。

住所の表札と異なる場合

住所の表札と住所が異なる場合もあります。その場合、住所の最後に「〇〇方」と書いておきましょう。たとえば、表札が「田中」の場合、「田中方」と記載します。

履歴書には、最初から「方」の記入欄がある場合もあります。該当する場合には、忘れずに記載しましょう。

住民票の住所と現住所が異なる場合

住民票の住所と現住所が異なる場合は、現住所で問題ありません。

たとえば、「一人暮らしをしているが、住民票は実家のまま変わっていない」場合もあるでしょう。この場合、「一人暮らし先の住所」を書くようにしてください。

もし、実家でも過ごすことが多い場合、住所欄には一人暮らしの住所、緊急連絡先に自宅の住所を書いておくといいでしょう。

緊急連絡先の記載方法

緊急連絡先に関しては、実家暮らしの場合は「同上」と書いておきましょう。実家以外の住所がないためです。

一人暮らしの場合は、実家を書いておくといいでしょう。ただし、自分以外への連絡を望まない場合には、「同上」で一人暮らしの住所を記入する扱いにしても問題ありません。

縦書きと横書きでの数字表記

住所は縦書きと横書きで表記が変わるため注意しましょう。

縦書きの場合は、「1、2、3」などの算用数字を使います。履歴書やエントリーシートでは、基本縦書きになるでしょう。

横書きの場合、「一、二、三」などの漢数字で記載します。ポイントは、漢数字は十や百の表記を省略できる点です。たとえば、「1丁目23番456号」は、「1丁目二三番地四五六号」になります。「二十三」や「四百五十六」のように書く必要がないため、覚えておきましょう。

また、「102」のようにゼロが入る場合もあります。この場合は、「一◯二」のように、ゼロを「〇」で表記するようにしましょう。

封筒の書き方については「横書きでも平気?就活での正しい封筒の書き方を解説」も参考にしてください。

 

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選考中に住所変更の可能性がある場合の対応

選考中に住所変更の可能性がある場合、応募時に住んでいる住所を記載するようにしましょう。もし、応募時に引越し先の住所が決まっているのであれば、備考欄に引越し先の住所を書いておくと親切です。

また、引越し時には、郵便局の転送サービスを使うこともおすすめです。申請から1年間は、前の住所に届いた郵送物を新しい住所に転送してもらえます。企業からの書類や郵送物が、前の住所に届いた場合でも安心です。

もし、応募時に次の住所が決まっていない場合は、次の住所が決まった時点で採用担当者に連絡をしておきましょう。連絡を怠ることで、企業からの書類や郵送物が届かない場合もあります。採用担当者に連絡を入れる場合は、次のような文面を送るといいでしょう。

<文例>

------------
[件名]
住所変更のご連絡【〇〇大学 □□(フルネーム)】

[本文]

株式会社○○
採用担当 □□様

お世話になっております。〇〇大学△△部の□□(フルネーム)と申します。
現在、貴社の新卒採用試験を3次選考まで進めさせていただいております。

このたびは転居のご連絡となります。
履歴書に記入いたしました住所から、以下のとおりに変更いたしました。

<旧住所>
〒123-0001
〇〇県△△市□□町1丁目2番3号

<新住所>
〒123-0002
〇〇県〇〇市△△町3丁目1番2号 シューカツコーポ302号室

〇月〇日に入居予定となっております。
大変恐れ入りますが、以降のご連絡に関しましては、新住所までお願いいたします。

お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

※以下に署名を入れる
------------

件名に関しては、「住所変更のご連絡」「住所変更のお願い」のように簡潔にまとめましょう。大学名やフルネームを入れることも忘れてはなりません。採用担当者は毎日多くのメールを受け取っており、記名がないことで見落としが起こる場合もあります。件名だけで内容が確認できるように、件名を工夫しましょう。

また、本文の書き出しは、自分の大学名と名前、今選考のどの段階にいるかのかなどの詳細を伝えます。「〇〇大学の鈴木です」だけでは、もし同じ大学で同じ名字の人が選考に残っていた場合、間違われてしまう可能性もあります。大学名は学部名まで記載し、名前もフルネームで書くようにしましょう。

用件は例文のようにシンプルにまとめ、 旧住所と新住所のどちらも記載しておくと丁寧です。住所には誤字脱字がないように、入念にチェックしてください。また、メールの最後には「以降の連絡を新居にお願いします」とひと言添えておくといいでしょう。

就職メールの件名については「就活メールの件名の書き方を解説!【例文付き】」も参考にしてください。

 

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履歴書には正しく丁目、番地、号を記入しよう

履歴書で間違いやすいポイントが、「丁目、番地、号」の書き方です。省略してしまう就活生も多いため、正しい書き方を覚えておきましょう。正しい書き方ができることで、ほかの就活生よりも一歩リードできます。

就活では、住所の書き方以外にも、多くのビジネスマナーがあります。ビジネスマナーに不安を感じる場合は、就職エージェントに相談しましょう。ビジネスマナー以外のポイントも合わせて、内定獲得に向けてのアドバイスがもらえます。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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