【19卒 就活体験談 #9】就活は自分に正直に。納得のいくところまで頑張ってほしい

自分の専攻している分野や理系・文系をもとに業界や職種を決めている人も多いはず。でも、「違う道に進みたい」と他の業界に目を向ける人もいるでしょう。これまで学んできた道が自分に適しているかわからなくなってしまっては就活最大のピンチです。本当に進むべき道がわからなくなったときこそ、先輩やアドバイザーの声を参考にしましょう。

今回お話を伺ったKさんは、大学では化学を専攻していましたが、アルバイトでの経験から営業職を視野に。しかし、現在ではIT系の企業でインフラエンジニアとして活躍しています。そんな先輩の就活経験談を聞いてみました。
 

 

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営業職と技術職、どちらの道も視野に入れていた

――就活を始めたのはいつ頃でしたか?

インターンを入れると7月頃からですが、本格的に就活するぞと動き始めたのは3月頃ですね。参加したのは、夏~秋にかけて参加したのは10社くらい。インターンに行き始めた頃は、どんな仕事が良いか方向性が定まっていなかったので、いろんな会社を見てみようと1dayのものにたくさん行っていましたね。

――大学で化学を専攻していたということは、就職も化学系の企業で考えていたんですか?

そうですね、就活を始めた当時は化学メーカーで考えていました。インターンも化学系の企業で絞っていて、職種は営業も技術職も視野に入れていて。どちらがより自分に合っていて、仕事を楽しめるんだろうと最初は迷っていたんです。
でも、自分のアルバイトの経験などを振り返って、「人と接する営業の仕事のほうが向いているかな?」と、本腰を入れて就活する頃には営業職に絞っていましたね。

――アルバイトは何をされていたんですか? 

予備校のチューターをやっていました。電話対応や来校された保護者の方のご案内、生徒の学習の進捗管理や授業スケジュールの作成といった業務ですね。

学生や保護者の方と接する仕事が自分としてはすごく楽しかったので、就活のときも「やっぱり人と接する方がいいな」と思ったんです。 

――就活で苦労したことはどんなことでしたか?

グループディスカッションがなかなか通過できず、苦戦していました。大勢いると、他の人の発言を尊重し過ぎて自分の意見を主張できなくて……。

あとは、やっぱり自己PRや長所・短所を考えるときは悩みましたね。 ESにどんなことを書けばいいんだろう、と手が止まってしまって。エピソードを考えてみても、それを人に説明するのが難しかったり、自分の言いたいことを相手に分かりやすく伝えるにはどんな風に書いたらいいんだろう、とかなり時間がかかってしまいました。
 

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母に勧められたことが転機となった

――キャリアチケットに登録したきっかけを教えてください。

私が就活で苦戦してるのを心配した母が、「大丈夫? こんなとこあるよ」と勧めてくれたのがきっかけですね。他の就活エージェントにも一応登録はしましたが、一番早い日程でキャリアチケットさんの予約が取れたので利用することにしました。

――最初のカウンセリング、面談でどんな話をされましたか?

自分の過去の経験を聞かれましたね。そこから、自分が楽しい、充実していると感じることを掘り下げていって。掘り下げていくと改めて自分を知ることができましたし、人に話すことで自分の考えがまとまるってこういうことなんだなと感じました。

あとは、職種についても相談させていただきましたね。「営業を志望しているんですけど、理系の学生なのでやっぱり技術職のほうが単純に通りやすいですか?」と。

就活始めたての頃は技術職も見ていましたが、その頃は営業職に絞って受けていて。ただ、営業職で受けて落ち続けてしまっていたので、自分に適性があるかわからなくなっていたんです。相談したところ、理系だから通りやすいかとかではなく、私の適性を見て「技術職も視野に入れてみませんか?」と勧めていただいて。化学系の会社に限らず、今働いているようなIT系の企業も紹介していただきました。

――中でもどんな企業が良いといった希望はあったんでしょうか?

人を大切にしている会社がいいなとは思っていました。そこで働いている人の雰囲気はもちろんですが、技術職ならもちろん手厚いサポートがあり社員を大切にしているような会社がいいなと考えていましたね。

――選考はいかがでしたか?

説明会の日に1次面接があったのですが、社員の方がとても話しやすくて。2次、最終と堅苦しい面接ではなく会話をするような雰囲気でしたね。面接前にはアドバイザーの方と話す内容を整理していたので、面接も詰まることなく終えることができました。

――アドバイザーからはどんなアドバイスがありましたか?

「自分の経験と入社後にやりたいことの話の繋がりを意識して伝えると良いよ」とアドバイスいただいたのを覚えています。話の中間部分を膨らませて話しすぎてしまっていたので、どこを省略し逆にどこを膨らませるかを教えていただいて。おかげで、きちんと筋道立てて自分の考えを話せるようになりました。私は話し方が上手いほうではなかったのですごく参考になりましたね。

――現在はIT系企業でエンジニアとして働いていますが、この会社に行こうと思った決め手は何だったんでしょうか。

やはり社員の方の人柄や雰囲気が良かったのが大きいですね。面接官の方と1対1でお話したときに、私の人柄をすごく見てくださっているのを感じたのと、会社説明を受けた際に魅力的だなと思えて。内定をいただいたときはホッとしました(笑)。

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自分の仕事を評価してもらえるとやりがいを感じる

――今はどんなお仕事をされているんですか?

インフラエンジニアとして、サーバーにおける仮想化基盤を構築の補助作業をクライアントの企業で行っています。

初年度は配属が開発を行うシステムエンジニアかインフラエンジニアに分かれており、研修後にどちらかの配属が決められるんです。研修期間を通して開発とインフラだったらインフラのほうが自分に向いていそうだなと考えていたので、インフラエンジニアとして配属が決まったときは嬉しかったですね。

――お仕事のやりがいや大変だなと思うことは何ですか? 

自分が考えた通りにシステムが動いたときや、ネットワークが開通したときはやりがいを感じます。 あと、チームリーダーの方に「これよく頑張ったね」「こういうところが力になっている」と、自分の仕事について評価をしていただけるときは嬉しいですね。

逆に苦労していることは、やはり知識の浅さですね。配属先で仕事を始めたら、研修で学んだはずなのにわからない、ということがよくありました。仕事をしようにも基礎が分かっていないとできない部分が多いので……。なので、今も行き帰りの電車でその日分からなかったことを深掘りして、分かりやすく書いてあるサイトをたくさん読み漁っています(笑)。

――入社後に感じたギャップはありますか? 

意外と自社の方と触れ合う機会が多いなというのは感じました。エンジニアは客先常駐という形になるので、入社前は「会社の人と接する機会が少なかったら不安だな」「客先でなじめなかったらどうしようかな」と思っていて。同期もいろんな場所で働くので、離れてしまうことに不安があったんです。

でも、定期的に先輩が飲み会の場を企画したり、勉強会を開いたりしてくださって。そこでたくさんの社員の方や同期と交流できるので寂しさを感じることはありませんでした。実は今日もこのインタビューのあとにみんなが集まる会が開かれるんです(笑)。
 

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いろいろな経験を積んで一人前になりたい

――仕事に対する夢や目標はありますか? 

最終的にはエンジニアとして働くというよりも、その経験を活かしてエンジニアのサポート側に回る、というのが目標です。私にもサポート担当の方がついているんですが、職場が変わるときや社内規定が変わるときはその方と面談をするんです。
エンジニアとしていろんな経験を積んだうえで、今度は自分が頑張っているエンジニアを支えるような仕事ができたらいいなと思います。

そのためにもまずは技術者として一人前になるところからですね。そこに到達するまでに7年……できれば5年でかなえたいと思っています。

――後輩の就活生に向けて、就活のアドバイスがあればお願いします。 

自分に正直になることですね。やりたいことや自分に向いていると思うこと、自分が心から楽しいと思うことに対して正直に、その思いを大事に持って就活に臨んでほしいなと思います。そして、理系だから、文系だから、◯◯を専攻していたから……といった考えにとらわれすぎると、私のようにつまづいてしまうかもかもしれません。

「自分が思っていた仕事と違った」と、周りの友人や先輩の中には転職している人も多いんですよ。なので、焦って答えを出してしまわずに、自分の納得いくところまで頑張ってほしいと思います。
 

 

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