このページのまとめ
- 8月末時点で27卒の66.1%が就活を終了している
- 内々定を得た方の44.0%が今も内定ブルーを感じている
- 就活を継続中の方の42.8%が28卒枠を検討している内容3
「内定をもらったのに気持ちが晴れない」「まだ就活が終わっていないのは自分だけ?」と感じている27卒の方もいるでしょう。キャリアチケット就職では、2027年3月卒業予定の大学生・大学院生351名に、8月末時点の就職活動を調査しました。この記事では、27卒の就活終了率や内定ブルーの実態を解説します。不安との向き合い方もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
- 調査概要
- 27卒の就活終了率は66.1%【8月末時点】
- 3人に2人が夏までに就活を終えている
- 内々定を持つ方の約6割が2社以上を確保
- 内々定がありながら就活を続けている割合は11.1%
- 早期スタート組ほど長期化する27卒の就活
- 約4割が大学3年の夏までに動き出している
- 就活を終えた時期は4月〜8月に集中
- 早期スタート組の就活期間は平均9.3ヶ月
- 早く始めれば早く終わるとは限らない
- 内定ブルーを感じている27卒は44.0%
- 61.6%が一度は内定ブルーを経験
- 内定ブルーとは内定後に不安や迷いが強まる状態
- 内定ブルーは時間とともに解消することもある
- 内定ブルーになる4つのきっかけ
- 1.周囲との比較で焦りを感じる(32.1%)
- 2.入社が現実味を帯びてくる(29.8%)
- 3.口コミで悪い評判を目にする(28.6%)
- 4.企業からの連絡が減る(22.0%)
- 就活継続中の42.8%が28卒枠を検討
- 内定式を前に不安を感じている方へ
調査概要
今回の調査では、2027年卒の就活の実態について次のような方法で調査を行いました。
調査期間:2026年8月28日〜8月31日
調査方法:インターネット調査
調査主体:レバレジーズ株式会社
有効回答数:351人
調査対象:2027年卒業予定の大学生・大学院生
実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社
27卒の就活終了率は66.1%【8月末時点】
まずは、27卒全体の就活がどこまで進んでいるのかを見ていきます。ここでは、8月末時点の就活終了率と内々定の獲得状況をご紹介します。
3人に2人が夏までに就活を終えている
8月末の時点で「内定を獲得し、すでに就職活動を終了した」と答えた方は66.1%でした。3人に2人が、大学4年の夏が終わるまでに就活に区切りをつけていることになります。

内々定を持つ方の約6割が2社以上を確保
内々定を1社以上持っている方は77.8%でした。2社以上から内々定を得ている方は全体の48.5%で、内々定を持つ方に限ると約6割が複数の選択肢を手にしていた計算です。

内々定がありながら就活を続けている割合は11.1%
8月末時点で「内定を獲得しているが、納得がいくまで就職活動を継続している」と答えた方は11.1%でした。内々定が出たからといって、全員がそこで就活を終えるわけではありません。
数字だけを見ると「もうこんなに終わっているのか」と焦る方もいるでしょう。ただ、66.1%という数字は、裏を返せば3人に1人はまだ何らかの形で就活を続けているということです。
内々定を持ったまま次を探している方もいれば、まだ1社も決まっていない方もいます。同じ「終わっていない」でも中身はさまざまなので、数字をそのまま自分に当てはめる必要はありません。
27卒全体の内定率の推移は「27卒の内定率を解説!就活の実態や見直すべき選考対策をご紹介」の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご参照ください。
早期スタート組ほど長期化する27卒の就活
今回の調査では、27卒の就活生が就活をいつ始めて、いつ終えたのかについても調査を実施しました。今回の調査では、27卒の就活生が「いつ就活を開始し、いつ終えたのか」についても詳しく調べています。
約4割が大学3年の夏までに動き出している
本格的に就活を始めた時期として最も多かったのは「大学3年の4月〜6月」で20.5%でした。「大学2年3月以前」の7.1%と「大学3年の7月〜9月」の11.7%を足すと、およそ4割が大学3年の夏までに動き出していたことになります。
背景にあるのは、インターンシップと選考のつながりが強くなっていることです。夏のインターンシップに参加するには春から準備が必要で、そこで接点を持った企業から早期選考の案内が届きます。この流れが一般的になったことで、就活のスタートラインは年々前に動いています。

就活を終えた時期は4月〜8月に集中
就活を終えた時期は2026年の4月から8月に集中していて、この5ヶ月で就活を終えた方の78.0%を占めました。最も多かったのは8月の18.5%で、就活を始める時期は人によってばらついているのに対し、終わる時期は特定の期間にまとまっていることが分かります。

早期スタート組の就活期間は平均9.3ヶ月
一人ひとりの開始時期と終了時期を突き合わせてみると、意外な結果となりました。就活を終えた方の就活期間は中央値で6ヶ月(平均7.6ヶ月)でしたが、いつ始めたかによって、その期間には大きな差がみられました。
大学3年の4月から12月に始めた方は平均9.3ヶ月、大学3年の1月から3月に始めた方は3.0ヶ月、大学4年の4月以降に始めた方は1.5ヶ月でした。早く始めた方ほど、就活にかけた期間が長くなっています。
選考が本格化しても内々定が出る時期そのものは大きく動いていないため、早く始めた分だけ活動期間が伸びる構造になっていることがその要因だと考えられます。
9ヶ月を超える就活の長期化は、学生生活に大きな影響を与えていることが推察されます。早く就活を始めたことで準備に使える時間が増えるのは確かですが、その分だけ学生への負担になっていると考えられるでしょう。
早く始めれば早く終わるとは限らない
今回の調査結果から、早く動き出したのに思ったより長引いたという学生は決して少なくないことが浮き彫りとなりました。早く始めること自体が悪いわけではありませんが、早く始めれば早く終わるとは限らないため、開始時期を前倒しするかどうかより、動き出してからの時間をどう使うかが重要になってくると考えられます。
就活を始める時期の目安は「就活はいつから始める?月別スケジュールと開始時期の目安を解説」の記事も参考にしてください。
内定ブルーを感じている27卒は44.0%
内々定が出れば、不安からは解放される。そう思っている方ほど、実際には戸惑うことになるのかもしれません。ここでは、内定ブルーの実態を解説します。
61.6%が一度は内定ブルーを経験
内々定を得た方に内定ブルーを感じたことがあるかを聞いたところ、「現在、内定ブルーを感じている」が44.0%、「過去に感じたが、現在は解消した」が17.6%でした。あわせて61.6%が、一度は内定ブルーを経験していることになります。
注目したいのは、44.0%が「現在」と答えている点です。内定式を目前に控えたこの時期に、内々定を持つ方の4割以上が、まだ気持ちの整理をつけられずにいます。

内定ブルーとは内定後に不安や迷いが強まる状態
内定ブルーとは、内定や内々定を得たあとに、その企業で働くことへの不安や迷いが強くなる状態のことを指します。就活が終わったあとの悩みは、周囲には相談しづらく、一人で抱え込みやすいという特徴があります。
「内定を取ること」が目標になっている場合、それが達成された途端に今度は「この選択で良かったのか」という迷いが出てしまうことは少なくないです。内定ブルーの原因と解消法は「内定ブルーとは?9つの原因と今からできる解消法を解説」の記事で詳しく解説しています。
内定ブルーは時間とともに解消することもある
17.6%は「過去に感じたが、現在は解消した」と答えています。この結果から、内定ブルーは一度なったら抜け出せないものではなく、時間の経過や情報が増えることで落ち着いていくものでもあることもあるということが分かります。
内定ブルーになる4つのきっかけ
内定ブルーのきっかけとなる要因についても調査し、グラフのような結果を得ることが出来ました。特に回答の多かった4つのきっかけをご紹介します。

1.周囲との比較で焦りを感じる(32.1%)
最も多かったのは「周囲(友人やSNS上、等)の内定先や進捗と比較して焦りや引け目を感じた」で32.1%でした。就活が終わると、周りの内定先の話が自然と耳に入ってくるため、名前を知っている企業に決まった友人の話を聞いて、自分の選択が急に色あせて見えているようです。
2.入社が現実味を帯びてくる(29.8%)
2番目は「『内定承諾書』の提出や『課題・内定者課題』の提示など、入社がリアルに迫ってきた」で29.8%でした。承諾書に名前を書く、入社前の課題が届く。こうした出来事は、「この会社で働く」ことを漠然とした予定から目の前の現実に変えます。決めたときには納得していたはずなのに、形になったとたんに迷いが出てくるのは自然な反応です。
企業そのものの評価が落ちたというよりは、環境の変化に対する不安や緊張感が主な要因だと考えられます。
3.口コミで悪い評判を目にする(28.6%)
3番目は「SNSや口コミサイト等で、内定先企業のネガティブな評判・噂を目にした」で28.6%でした。内定後に改めて企業情報を調べる中で悪評が目につき、自身の選択に確信が持てなくなるケースが見られます。クチコミサイトだけでなくSNSなど、近年では様々なプラットフォームで、企業の生の情報や裏事情を得やすくなっているため、内定ブルーの大きな要因になっていると考えられます。
4.企業からの連絡が減る(22.0%)
4番目は「内定獲得後、企業からの連絡やフォローが途絶えた・少なくなった」で22.0%でした。選考中は頻繁にやりとりがあったのに、内々定が出たとたんに連絡が減ってしまい、漠然とした不安を感じている可能性があります。
連絡頻度の低下は、企業側による入社までの負担をかけないための配慮や、次年度の採用に動き始めていて手が回っていないことが考えられますが、就活生にとっては不安を感じるポイントとなっていることが今回明らかになりました。
就活継続中の42.8%が28卒枠を検討
就職活動を継続または休止している方のうち42.8%が、28卒枠(就活浪人)へのシフトを検討していると答えました。内訳は「準備を進めている」が19.3%、「検討している」が23.5%です。4割以上が、大学4年の夏の時点で翌年卒での就活を選択肢に入れ始めていることになります。
背景には、就活が早く始まるようになったぶん、出遅れたと感じたときの焦りも大きくなっていることが考えられます。

就活浪人のメリットとデメリットは「就活浪人とは?メリット・デメリットや逆転内定を目指す方法を解説」の記事で詳しく解説しています。
内定式を前に不安を感じている方へ
内定式が近づくにつれて「本当にこの会社で良いのか」と迷いが強くなる方もいるでしょう。今回の調査では、内々定を得た方の44.0%が今も内定ブルーを感じていると答えています。不安を抱えているのは、あなただけではありません。
まだ就活を続けている方にとっても、周りが決まっていくなかで焦りが募る時期です。継続中の方の42.8%が28卒枠を検討していますが、秋採用の選択肢がなくなったわけではありません。
そんな方には、キャリアチケット就職エージェントを活用するのがおすすめ。キャリアチケット就職エージェントは、就活にお悩みを抱えている学生に特化した就活支援サービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、内定後の迷いの整理から、秋採用に向けた企業選びや選考対策まで一緒に進めます。
すべてのサポートを無料で受けられるので、まずはお気軽にキャリアチケット就職エージェントへご相談ください。一人で抱え込まず、納得できる進路を一緒に見つけていきましょう。